JP3491800B2 - ベビーキャリア - Google Patents

ベビーキャリア

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JP3491800B2
JP3491800B2 JP04965097A JP4965097A JP3491800B2 JP 3491800 B2 JP3491800 B2 JP 3491800B2 JP 04965097 A JP04965097 A JP 04965097A JP 4965097 A JP4965097 A JP 4965097A JP 3491800 B2 JP3491800 B2 JP 3491800B2
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伊知朗 大西
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Aprica Kassai KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
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    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

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  • Portable Outdoor Equipment (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳児を横抱きにし
た状態で保持するためのベビーキャリア(子守帯)に関
する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】未だ首のすわらない月齢
の低い乳児を保持するためのベビーキャリアとして、乳
児を仰臥姿勢にした状態で抱くことのできるいわゆる横
抱きタイプのものが従来より用いられている。従来の横
抱きタイプのベビーキャリアには、大別して、図7およ
び図8に示すようなネット型のものと、図9および図1
0に示すようなキャリア一体型のものとがある。
【0003】ネット型のベビーキャリアは、図7に示す
ように、乳児を収容するための伸縮自在なネット部10
1と、乳児の頭部を支持するための頭当て部102と、
子守者の肩に掛け渡される肩掛けベルト103と、頭当
て部102を後方から支持する支持ベルト104とから
主として構成されている。
【0004】このベビーキャリア100を使用する際に
は、まず、ネット部101を子守者の前に配置した状態
で肩掛けベルト103を子守者の肩に斜め掛けにする。
次に、図8に示すように、ネット部101の内部に乳児
を載せるとともに、ネット部101を拡げて乳児の体全
体を包み込むようにする。
【0005】この場合には、乳児の体全体がネット部1
01により覆われるので、乳児をベビーキャリア100
内に確実に収容することが可能ではあるが、ネット部1
01が伸縮自在な部材で構成されていることにより、乳
児の背部が湾曲した状態で収容されることになるため、
乳児の骨格の健康な発育上好ましくない。
【0006】一方、キャリア一体型のベビーキャリア
は、図9に示すように、乳児の頭部,背部をそれぞれ支
持するための頭当て部152および背当て部153が一
体に形成されたキャリア本体151と、子守者の肩に掛
け渡される肩掛けベルト154,155とから主として
構成されている。
【0007】このベビーキャリア150を使用する際に
は、まず、肩掛けベルト154,155の各バックルを
連結し、肩掛けベルト154,155を子守者の肩に斜
め掛けにする。次に、図10に示すように、キャリア本
体151の上に乳児を載せる。
【0008】この場合には、乳児の背中全体が平坦状の
キャリア本体151で支持されるので、乳児の背部を伸
ばした状態で乳児をベビーキャリア150内に収容する
ことが可能ではあるが、乳児がキャリア本体151上に
単に載せられているだけなので、子守者がかがんだとき
に乳児がキャリア本体151から抜けて下方に脱落する
恐れがある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解消
すべくなされたもので、乳児の背部を伸ばした状態で乳
児を収容することができ、しかも乳児の脱落を防止する
ことができるベビーキャリアを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るベ
ビーキャリアは、乳児を横抱きにした状態で保持するた
めのベビーキャリアにおいて、乳児の腹部,股部および
背部をそれぞれ支持するための前当て部,股当て部およ
び背当て部を一体に形成してなるキャリア本体と、前記
キャリア本体に設けられた肩掛けベルトと、前記背当て
部に設けられた、乳児の後頭部を支持するための頭当て
部とを備え、前記頭当て部には、該頭当て部にオーバラ
ップして配置されかつその下端部のみが前記頭当て部に
取り付けられるとともに、前記頭当て部に対して前記下
端部を中心軸として回動可能に設けられたヘッドサポー
ト本体と、該ヘッドサポート本体の両側方に帯状に延び
かつその先端部が前記背当て部もしくは肩掛けベルトに
着脱自在に取り付けられる帯状部とからなるヘッドサポ
ートが設けられており、ベビーキャリアの使用時には、
前記ヘッドサポート本体、前記頭当て部から離反しつ
上方に立ち上がって乳児の頭頂部を支持するととも
に、前記帯状部が乳児の側頭部を支持し得るようになっ
ていることを特徴としている。
【0011】請求項の発明に係るベビーキャリアは、
請求項1において、前記頭当て部およびヘッドサポート
本体内に、互いにオーバラップする心材が挿入されてい
ることを特徴としている。
【0012】請求項1の発明によれば、乳児をベビーキ
ャリア内に収容したとき、乳児の後頭部は頭当て部によ
り支持され、乳児の背部は平坦状のキャリア本体で支持
される。これにより、乳児の背部を伸ばした状態でベビ
ーキャリア内に収容することができる。
【0013】また、ベビーキャリア内への収容時には、
乳児の股部がキャリア本体の股当て部により支持される
ので、乳児が脚の方から下方に脱落するのが防止され
る。さらに、ヘッドサポート本体がその下端部を中心軸
として回動して頭当て部から離反しつつ上方に立ち上が
ることにより乳児の頭頂部が支持されることになるの
で、乳児が頭の方から下方に脱落するのを防止できる。
【0014】請求項の発明によれば、頭当て部および
ヘッドサポート本体内に、互いにオーバラップする心材
が挿入されるので、乳児の背部をより真っ直ぐにした状
態で支持することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図6は本発明の一実
施態様によるベビーキャリアを説明するための図であっ
て、図1はベビーキャリアの展開状態の表面図(外側正
面図)、図2はその裏面図(内側正面図)、図3はベビ
ーキャリアの組立状態の平面図、図4はその側面図、図
5はベビーキャリアの使用例を示す図、図6はベビーキ
ャリア使用時におけるヘッドサポート本体と頭当て部と
の位置関係を示す側面図である。
【0016】図1および図2に示すように、ベビーキャ
リア1はキャリア本体2を有しており、該キャリア本体
2は、乳児の腹部,股部および背部をそれぞれ支持する
ための前当て部3,幅の狭い股当て部4および背当て部
5を一体に連設して形成されている。
【0017】背当て部5の上部左右端には、上方に延び
る肩掛けベルト6,7の下端が連結されている。肩掛け
ベルト6,7上には、同様に上方に延びるベルト部材1
0,11が縫合されている。ベルト部材10,11は肩
掛けベルト6,7の上端を越えてさらに上方に延びてお
り、その各先端部にはワンタッチバックル12,13が
取り付けられている。
【0018】ベルト部材10,11は、背当て部5の左
右端面に沿って下方に延びるとともに、股当て部4の中
央部で交差してさらに前当て部3の下方まで延びてお
り、ベルト部材10,11のキャリア本体2内の部分
は、キャリア本体2上に縫合されている。
【0019】ベルト部材10,11の各下端部には、カ
バー付ワンタッチバックル20,21が取り付けられて
いる。カバー付ワンタッチバックル20,21は、ワン
タッチバックル12,13とそれぞれ着脱自在に係合し
得るワンタッチバックル22,23と、ワンタッチバッ
クル22,23の各操作部を覆うカバー24,25とか
ら構成されている。
【0020】背当て部5の上部には、乳児の後頭部を支
持するための頭当て部8が設けられている。頭当て部8
の下部は、背当て部5に設けられたポケット15内にホ
ックまたは接着布(面ファスナ)等で取り付けられてい
る。また頭当て部8内には、心材40が挿入されてい
る。
【0021】頭当て部8上には、ヘッドサポート本体9
aと、その左右両側方に帯状に延びる帯状部9bとから
なるヘッドサポート9が設けられている。ヘッドサポー
ト本体9aは、乳児の後頭部が載置される側の頭当て部
8上にその一部がオーバラップして配置されるととも
に、その下端部9cのみが頭当て部8に連結されてい
る。これにより、ヘッドサポート本体9aはその下端部
9cを中心軸として回動可能になっている。
【0022】各帯状部9bの先端部には、ホック16,
17が取り付けられており、これらのホック16,17
は、背当て部5の上部左右端に左右2個所ずつ取り付け
られたホック18,19に係脱自在に係合し得るように
なっている。なお、ホック18,19は肩掛けベルト
6,7の下部に取り付けるようにしてもよい。
【0023】また、肩掛けベルト6,7を子守者の肩に
掛け渡したとき、ヘッドサポート本体9aが回動して頭
当て部8から斜め上方に立ち上がり、その結果、ヘッド
サポート本体9aにより乳児の頭頂部が支持されるよう
に、帯状部9bの長さおよび背当て部5側のホック1
8,19の取付位置が予め設定されている。またヘッド
サポート本体9a内には、頭当て部8内の心材40とオ
ーバラップする心材41が挿入されている。
【0024】ヘッドサポート本体9aの上部および頭当
て部8の下部には、ベルト部材14の上下端が連結され
ている。ベルト部材14は、ヘッドサポート本体9aが
頭当て部8から離れて斜め上方に立ち上がる際の動きを
阻害しないように、十分な長さを有している。
【0025】前当て部3の下部には、左右両側方に延び
るベルト部材30が連結されている。ベルト部材30の
各端部にはフック部材31,32が取り付けられてい
る。これらのフック部材31,32は、背当て部5上に
おいてポケット15の両側方に取り付けられたD字状の
環状部材28,29にそれぞれ係脱自在に係合し得るよ
うになっている。
【0026】次に、本実施態様の作用効果について説明
する。ベビーキャリア1を組み立てる際には、まず、キ
ャリア本体2の外側面を上にした状態で(図2参照)、
キャリア本体2上に乳児を載せる。このとき、乳児の背
部は背当て部5により支持され、後頭部は頭当て部8に
より支持されている。
【0027】この状態から、前当て部3を乳児の腹部側
に折り返して、ベルト部材30先端の各フック部材3
1,32をそれぞれ対応する環状部材28,29に係合
する。これにより、乳児の腹部および股部がそれぞれキ
ャリア本体2の前当て部3および股当て部4により支持
される。
【0028】このとき、股当て部4の幅が狭くなってい
ることにより、図3に示すように、乳児Bの股関節が適
度に開いた状態におかれる。これにより、ベビーキャリ
ア1内への収容時に乳児Bが股関節を傷めるのを防止で
きる。
【0029】また、ヘッドサポート9の各帯状部9b先
端部のホック16,17をそれぞれ対応する背当て部5
側の各ホック18,19に係合する(図3参照)。この
とき、それぞれ左右二個所ずつ設けられたホック18,
19を、収容する乳児Bの頭の大きさや体のサイズに応
じて適宜選択するようにする。
【0030】次に、ベルト部材10,11上端の各ワン
タッチバックル12,13をベルト部材10,11下端
のそれぞれ対応する各カバー付ワンタッチバックル2
0,21に係合する。この場合、カバー付ワンタッチバ
ックル20,21の各カバー24,25を開けた状態で
ワンタッチバックル22,23にワンタッチバックル1
2,13を係合し、その後、カバー24,25を閉じ
る。このようにしてベビーキャリア1が組み立てられ、
該ベビーキャリア1内に乳児Bが収容されることにな
る。
【0031】この状態から、2本の肩掛けベルト6,7
を束ねてベビーキャリア1を上方に持ち上げ(図4参
照)、図5に示すように、乳児Bを子守者Pの前側に配
置した状態で両肩掛けベルト6,7を子守者の肩に斜め
掛けにする。
【0032】このとき、ベビーキャリア1内に収容され
た乳児Bの後頭部は頭当て部8により支持され、背部は
平坦状のキャリア本体2で支持されることになるので、
乳児Bの背部を伸ばした状態でベビーキャリア1内に収
容することができる。
【0033】また、乳児Bの股部がキャリア本体2の股
当て部4により支持されるので(図3参照)、乳児Bが
脚の方から下方に脱落するのを防止できる。
【0034】さらに、肩掛けベルト6,7を子守者Pの
肩に掛け渡したとき、ヘッドサポート本体9aが頭当て
部8から斜め上方に立ち上がり、頭当て部8に対して所
定の角度αをなすので(図5および図6参照)、このヘ
ッドサポート本体9aにより乳児Bの頭頂部を支持する
ことができる。また、帯状部9bにより乳児の側頭部を
支持することができる。これにより、乳児が頭の方から
下方に脱落するのを防止できる。なお、図5に示すよう
に、ベビーキャリア1の使用時には、ヘッドサポート本
体9aの外側から子守者Pが手をそえるようにしてもよ
い。
【0035】また、この場合には、頭当て部8およびヘ
ッドサポート本体9a内にそれぞれ心材40,41が挿
入されているので、乳児Bの背部をより真っ直ぐにした
状態で収容することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明に係るベビーキャリ
アによれば、ベビーキャリア内に収容したとき、乳児の
背部が平坦状のキャリア本体で支持されるので、乳児の
背部を伸ばした状態でベビーキャリア内に収容すること
ができる。しかも、乳児の収容時には、キャリア本体の
股当て部により乳児の股部が支持され、ヘッドサポート
本体がその下端部を中心軸として回動して頭当て部から
上方に立ち上がることにより乳児の頭頂部が支持される
ことになるので、乳児が下方に脱落するのを防止できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるベビーキャリアの展
開状態の表面図(外側正面図)。
【図2】展開状態のベビーキャリアの裏面図(内側正面
図)。
【図3】ベビーキャリアの組立状態の平面図。
【図4】ベビーキャリアの組立状態の側面図。
【図5】ベビーキャリアの使用例を示す図。
【図6】ベビーキャリア使用時におけるヘッドサポート
本体と頭当て部との位置関係を示す側面図。
【図7】従来のネット型ベビーキャリアの正面図。
【図8】従来のネット型ベビーキャリアの使用例を示す
図。
【図9】従来のキャリア一体型ベビーキャリアの正面
図。
【図10】従来のキャリア一体型ベビーキャリアの使用
例を示す図。
【符号の説明】
1 ベビーキャリア 2 キャリア本体 3 前当て部 4 股当て部 5 背当て部 6,7 肩掛けベルト 8 頭当て部 9 ヘッドサポート 9a ヘッドサポート本体 9b 帯状部 9c 下端部 40,41 心材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳児を横抱きにした状態で保持するため
    のベビーキャリアにおいて、 乳児の腹部,股部および背部をそれぞれ支持するための
    前当て部,股当て部および背当て部を一体に形成してな
    るキャリア本体と、 前記キャリア本体に設けられた肩掛けベルトと、 前記背当て部に設けられた、乳児の後頭部を支持するた
    めの頭当て部とを備え、 前記頭当て部には、該頭当て部にオーバラップして配置
    されかつその下端部のみが前記頭当て部に取り付けられ
    とともに、前記頭当て部に対して前記下端部を中心軸
    として回動可能に設けられたヘッドサポート本体と、該
    ヘッドサポート本体の両側方に帯状に延びかつその先端
    部が前記背当て部もしくは肩掛けベルトに着脱自在に取
    り付けられる帯状部とからなるヘッドサポートが設けら
    れており、ベビーキャリアの使用時には、 前記ヘッドサポート本体
    、前記頭当て部から離反しつつ上方に立ち上がって乳
    児の頭頂部を支持するとともに、前記帯状部が乳児の側
    頭部を支持し得るようになっている、 ことを特徴とするベビーキャリア。
  2. 【請求項2】 前記頭当て部およびヘッドサポート本体
    内には、互いにオーバラップする心材が挿入されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のベビーキャリア。
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