JP2001205910A - 日付印 - Google Patents

日付印

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JP2001205910A
JP2001205910A JP2000021028A JP2000021028A JP2001205910A JP 2001205910 A JP2001205910 A JP 2001205910A JP 2000021028 A JP2000021028 A JP 2000021028A JP 2000021028 A JP2000021028 A JP 2000021028A JP 2001205910 A JP2001205910 A JP 2001205910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無理抜き等の異常成形に伴う係合部の形状や
寸法のばらつきを解消し、調整ダイヤルの操作力を一定
化して高さ調整作業が容易にしかも確実に行える日付印
を提供する。 【解決手段】 外ケース1Bの上端に、ガイドボス20
と受壁21とを設ける。調整ダイヤル22に弾性係合片
26を設け、これを受壁21に外嵌状に係合して、調整
ダイヤル22をガイドボス20に対して、回転自在に、
しかし抜け外れは不能に係合する。これにより、無理抜
きする必要もなく、受壁21および弾性係合片26を成
形できる。受壁21の周面に節動リング部37を形成
し、この節動リング部37と弾性係合片26とで節動機
構を構成して、調整ダイヤル22の微量調整を可能とす
る。調整ダイヤル22に調整ねじ体23をねじ込み、そ
の周面の一部を外ケース1Bの通口35で受け止めて回
り止めを図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、日付印字用の印
字ユニットと、これを収容するケースと、印字ユニット
の印字面の高さを調整するための調整機構とを備えてい
る日付印に係り、なかでもケース上端に設けた調整ダイ
ヤルを回転操作するだけで印字面の高さ調整が行える日
付印に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の日付印は実公平2−28059
号公報に公知である。そこでは、図8に示すように外ケ
ース50の上面壁にガイドボス51を設け、ガイドボス
51で上下スライド自在に、しかし回転は不能に支持し
たねじ筒52と、このねじ筒52にねじ込まれる調整ダ
イヤル53とで調整機構を構成している。調整ダイヤル
53の下面には、ガイドボス51に内嵌する軸部54
と、先のねじ筒52にねじ込まれるねじ軸55とが設け
てある。軸部54に設けた係合リブ56を、ガイドボス
51の内面に設けた周回溝57に圧嵌係合することによ
り、調整ダイヤル53をガイドボス51で回転自在に抜
け止め保持している。ねじ筒52の下端は、印字ユニッ
ト58のフレーム59の上端壁に接当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の調整機構によれ
ば、調整ダイヤル53を回転操作するだけで、印字ユニ
ット58の印字面高さを簡単に変更調整できる。問題
は、調整ダイヤル53の抜け止めを軸部54に設けた係
合リブ56と、ガイドボス51の内面に凹み形成した周
回溝57とで行うので、周回溝57を形成する際に成形
用金型を無理抜きしなければならず、無理抜きに伴う形
状や寸法のばらつきによって、調整ダイヤル53をガイ
ドボス51に圧嵌係合したときの、係合隙間や嵌合隙間
が広い範囲にわたってばらついてしまう点にある。先の
隙間が大きいと、調整ダイヤル53は僅かな外力を受け
ただけで回動し、印字面の高さが狂いやすい。逆に先の
隙間が小さいと、調整ダイヤル53を回動するときの操
作抵抗が増し、操作し難くなる。周回溝57の溝深さを
小さくすると、係合隙間等のばらつきをある程度まで抑
止できるが、皆無にできる訳ではないうえ、落下衝撃等
の強い外力を受けた場合に、調整ダイヤル53がガイド
ボス51から抜け外れるおそれがある。
【0004】調整ダイヤル53はガイドボス51および
外ケース50に対して回転自在に組み付けてある。その
ため、ごく僅かに印字面の高さを変更したい場合に、調
整ダイヤル53を回し過ぎる傾向にあり、試行錯誤を繰
り返した後でないと、適正な高さ調整を行えない点、あ
るいは高さ調整に手間が掛かる点に問題があった。さら
に、印字内容を表わす表示カードが前印表示を兼ねる場
合に、表示カードを調整機構側に付設することができな
い点にも改良の余地があった。
【0005】この発明の目的は、調整ダイヤルの外ケー
スに対する組み付け構造を改良して、部品点数を増加す
ることもなく、また組み立てのしやすさも従前通りであ
りながら、調整ダイヤルの操作力をほぼ一定にでき、従
って印字面の高さ調整作業が容易にしかも確実に行える
日付印を提供することにある。この発明の目的は、調整
ダイヤルと外ケースとの間に、一定量の調整を行う毎に
クリック感を生じる節動機構が設け、このクリック感を
目安にして高さ調整を行うことにより、印字面の高さ調
整が簡単かつ的確に行える日付印を提供することにあ
る。
【0006】この発明の目的は、無理抜き等の異常成形
を行う必要もなく、調整機構の構成部品を成形でき、従
って調整機構を単に組み立てるだけで摺り合わせや組み
換え等の調整作業を行う必要もなく、所定の操作力を発
揮できる生産性に優れた日付印を提供することにある。
この発明の目的は、調整機構に前印表示を兼ねる表示カ
ードを配置して、印字内容の表示と、印字すべき方向と
を同時に表示でき、従って印字すべき日付印の選定ミス
や印字方向のミスを一掃できる日付印を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の日付印は、図
2に示すごとく内ケース1Aの内部に、複数個の印字ベ
ルト6を備えた印字ユニット2が上下動自在に収容さ
れ、ばね7で上方の印面変更位置へ向かって移動付勢し
てある。内ケース1Aに外嵌する外ケース1Bに、印字
ユニット2をばね7の付勢力に抗して受け止めて、印字
ユニット2の印字面の高さ調整を行う調整機構を設け
る。この調整機構は、図1および図3に示すごとく外ケ
ース1Bの上部に設けたガイドボス20と、このガイド
ボス20に対して回転自在に、しかし抜け外れ不能に外
嵌係合した調整ダイヤル22と、調整ダイヤル22に設
けたねじ孔27にねじ込まれて、調整ダイヤル22で上
下操作される調整ねじ体23とを含む。調整ねじ体23
の一部が、外ケース1Bないし内ケース1Aの少なくと
もいずれか一方で、上下動は許すが、回転は不能に回り
止め保持されていて、その下端の押圧片33で印字ユニ
ット2の上部を受け止める。
【0008】ガイドボス20の上端と調整ダイヤル22
との間には、図1および図3に示すごとく互いに係合し
て調整ダイヤル22の抜け外れを阻止する、弾性係合片
26と、弾性係合片26を受け止める係合部29とを設
ける。
【0009】外ケース1Bと調整ダイヤル22との間に
は、図4に示すごとく周回状の連続凹凸面からなる節動
リング部37と、節動リング部37に接当して、一定間
隔おきに節動リング37の凹面に落ち込み係合する節動
体38とを含む節動機構を設ける。
【0010】調整ねじ体23の上端には、図1および図
3に示すごとくフランジ状のカード装填部31を設け
る。このカード装填部31は、調整ダイヤル22の上部
に設けた収容凹部24に収容されていて、その上面に印
字内容を表わすための表示カード40を配置することが
できる。
【0011】ガイドボス20の上端には、図3に示すご
とく係合部29を兼ねる受壁21を周回状に張り出し形
成し、該受壁21の周面に図4に示すごとく節動リング
部37を形成する。その際に、先の弾性係合片26が節
動体38を兼ねるようにすることができる。
【0012】調整ねじ体23は、図3に示すごとく円盤
状のカード装填部31と、カード装填部31の下面に設
けたねじ軸32と、ねじ軸32の下端に突設した押圧片
33とからなり、図5に示すごとく押圧片33をガイド
ボス20の内底壁に設けた通口35で回り止め状に保持
する。
【0013】
【作用および発明の効果】調整ダイヤル22は外ケース
1Bの上部に設けたガイドボス20で回転自在に、かつ
抜け外れ不能に外嵌係合する組み付け構造を採用したの
で、調整ダイヤル22および外ケース1Bを成形する際
に、無理抜き等の異常成形を行う必要がない。例えば、
図3に示すように、調整ダイヤル22に弾性係合片26
を設け、ガイドボス20にフランジ状の受壁21を設
け、該受壁21の下面の張り出し部となる係合部29
に、弾性係合片26を係合することにより、調整ダイヤ
ル22を回転自在にかつ抜け外れ不能に係合保持する
と、通常の成形用金型で調整ダイヤル22のための係合
保持構造を支障なく成形できる。さらに、調整ダイヤル
22とガイドボス20との嵌合隙間や係合隙間は、成形
用金型の離型の影響を受けることなく、設計値通りに維
持でき、寸法のばらつき幅を狭い範囲に抑えることがで
きる。
【0014】従って、この発明の日付印によれば、従来
の日付印と同等の部品数を維持しながら、調整ダイヤル
22の操作力のばらつき幅を無視できる程度にまで抑止
でき、これにより印字ユニット2の印字面の高さ調整作
業を容易にしかも確実に行える。しかも、組み付けの手
間が増えることもない。
【0015】弾性係合片26とその係合相手である係合
部29とは、それぞれ調整ダイヤル22とガイドボス2
0とのいずれの側にでも設けることができるが、弾性係
合片26が調整ダイヤル22側に設けてあると、ガイド
ボス20の突出寸法を利用して弾性係合片26を下向き
に突設できる。つまり、調整ダイヤル22のガイドボス
20との係合位置がいたずらに上方へ移るのを避けて、
その分だけ調整機構をコンパクトにまとめることができ
る。
【0016】外ケース1Bと調整ダイヤル22との間に
節動機構を設けてあると、調整ダイヤル22を少量ずつ
調整操作できるうえ、節動機構によって生じるクリック
感を目安にして、調整ダイヤル22の操作量を正確に加
減できるので、印字面の高さ調整が簡単に、しかも的確
に行え、個人の好みや捺印対象の紙質の違い等に応じて
印字面の高さを微量調整できる点で有利である。
【0017】調整ねじ体23は、調整ダイヤル22で操
作されて上下動はするが、常に回動不能に回り止め保持
されている。そこで、調整ねじ体23の上端にカード装
填部31を設け、そこに表示カード40を配置すると、
印字ユニット2の印字内容を表示するのと同時に、印字
すべき方向をも表示し特定できるので、印字すべき日付
印を誤って使用し、あるいは印字方向を間違えて捺印し
てしまうことも防止できる。
【0018】ガイドボス20に設けた受壁21が係合部
29を兼ね、弾性係合片26が節動体38を兼ねるよう
にすれば、各部材を個別に設ける場合に比べて、調整機
構の全体構造を簡素化して、その分だけ調整ダイヤル2
2および外ケース1Bを成形するための金型の構造を簡
素化し、日付印の製造コストを削減できる。
【0019】調整ねじ体23の下面下部に押圧片33を
設けておき、これをガイドボス20の内底壁に設けた通
口35に回り止め保持すると、押圧片33を受け止め接
当するための受面を型抜き孔として形成できるので、例
えば外ケース1Bの内外面に先の受面を突起として形成
する場合に比べて、ケース構造を簡素化できるうえ、成
形不良を生じる余地がない分だけ有利である。
【0020】
【実施例】図1ないし図6は、この発明に係る日付印の
実施例を示す。図2において日付印は、ケース1と、ケ
ース1の内部に収容される印字ユニット2と、ケース1
の上端に設けられて印字ユニット2の印字面の高さ調整
を行う調整機構と、ケース1の下端に着脱自在に装着し
たキャップ3などで構成されている。
【0021】ケース1は印字ユニット2を収容する内ケ
ース1Aと、内ケース1に対して上下スライド可能に組
まれた外ケース1Bと、外ケース1Bを下方の使用位置
において上方スライド不能にロック保持するロック機構
などで構成する。内ケース1Aの下端面には、固定印字
体14とこれを固定支持するホルダー15とが設けてあ
り、これら両者には印字ベルト6用の通口を設けてあ
る。
【0022】印字ユニット2は、門形のフレーム4と、
フレーム4の左右の側壁間に設けた回転ダイヤル5で手
送り操作される複数個の印字ベルト6などを有し、各印
字ベルト6の印字ブロックの位置を送り操作することに
より、年月日などの日付表示を自由に変更できる。印字
ユニット2は、内ケース1Aに上方から装填されて、上
下スライドのみ可能に案内支持され、内ケース1Aの内
底とフレーム4との間に配置したばね7で上方の印面変
更位置へ向かって押し上げ付勢してある。印字ユニット
2が印面変更位置を越えてケース外へ押し出されるのを
防ぐ必要上、内ケース1Aの上部内面にはストッパ8を
装着してあり、これでフレーム4の上端壁が受け止めら
れる。
【0023】内ケース1Aの上端寄りの筒壁には、回転
ダイヤル5を回動操作するために、前後一対の操作窓1
0を開口してあり、この窓10と直交する筒壁に沿って
一対のガイド枠11が一体に設けられている。外ケース
1Bは、このガイド枠11で上下方向にスライド案内さ
れて、操作窓10の外面を塞ぐ図2の使用位置と、外ケ
ース1Bが上方スライド操作されて操作窓10の外面を
開放する図6の開放位置とに上下変位でき、使用位置に
おいては、外ケース1Bの筒壁の下対に設けたロック爪
12をロックリング13で係合保持することにより、外
ケース1Bを上方スライド不能に固定できる。
【0024】図2においてキャップ3の内底には、印字
ベルト6および固定印字体14と接触してインクを供給
するインク吸蔵マット16が敷設されている。キャップ
3を内ケース1Aから取り外し、さらにキャップ3の下
端の蓋17を取り外すことにより補給口3aを開放し、
そこからインク吸蔵マット16にインクを外部から補給
できる。
【0025】固定印字体14の印字面を基準にして、印
字ユニット2の印字面の高さを調整するために、外ケー
ス1Bとフレーム4との間に調整機構を設けている。調
整機構は、図3に示すごとく外ケース1Bの上端壁と一
体に設けたガイドボス20と、ガイドボス20の上端開
口縁に張り出し形成したフランジ状の受壁21と、この
受壁21で回転自在に、しかし抜け外れ不能に係合保持
される調整ダイヤル22と、調整ダイヤル22にねじ込
まれて、フレーム4の上端壁を受け止める調整ねじ体2
3とからなる。
【0026】図3において調整ダイヤル22は、上向き
に開口する円形の収容凹部24を有し、その凹部底壁の
中央下面に円筒状のボス25を突設し、凹部底壁にはボ
ス25の外周囲4個所に先の受壁21に対して外嵌状に
係合する弾性係合片26を下向きに突設してなる。ボス
25には、調整ねじ体23用のねじ孔27が上下貫通状
に形成されている。4個の弾性係合片26は、調整ダイ
ヤル22の成形時に成形用金型を上下方向に型抜きする
ことによって他の部分と同時に一体成形され、とくに弾
性係合片26の下端の爪部28を同時形成するために、
収容凹部24の内底壁に型抜き孔が形成される。弾性係
合片26はガイドボス20に対して上方から圧嵌係合さ
れ、その爪部28が受壁21の周面を乗り越えて、図1
に示すごとく受壁21の下面の係合部29に係合するこ
とにより、調整ダイヤル22を抜け外れ不能に係合保持
する。この係合状態において、ボス25はガイドボス2
0で回転自在に軸支されている。
【0027】図3において調整ねじ体23は、円盤状の
カード装填部31の下面中央にねじ軸32を突設し、さ
らにねじ軸32の下端からフレーム4を受け止める押圧
片33を突設してなる。押圧片33は二又状の角軸体か
らなり、その下端に抜け止め爪34が一体に形成されて
いる。調整ダイヤル22のねじ孔27にねじ軸32をね
じ込んで仮り組みした後、押圧片33をガイドボス20
の内底壁に設けた四角形の通口35に圧嵌挿通すること
により、調整ねじ体23の全体は図5に示すごとく外ケ
ース1Bに対して回転不能に、しかし上下動は許す状態
で案内保持できる。
【0028】上記のように調整ダイヤル22、および調
整ねじ体23をガイドボス20に組み付けた状態におい
ては、図1に示すように押圧片33がストッパ8より下
方に突出していて、ばね7の押上げ力に抗してフレーム
4の上端壁を受け止めており、調整ダイヤル22を回転
操作することにより、調整ねじ体23を上下動させて印
字ユニット2の印字面の高さを調整変更できる。このと
きの調整操作を容易にしかも迅速に行うために、外ケー
ス1Bと調整ダイヤル22との間に節動機構が設けられ
ている。
【0029】具体的には、図4に示すように前記受壁2
1を利用してその周面に連続波形の節動リング部37を
形成する。さらに、4個の弾性係合片26のうち、幅狭
の弾性腕を備えた1対の係合片26を節動体38として
利用し、これら両者37・38で節動機構を構成する。
節動体38となる弾性腕には、節動リング部37の凹部
に落ち込み係合する突弧面39が形成してある。この実
施例では、節動リング部37を構成する凹凸を20組形
成したので、ねじ軸32のねじピッチの18分の1mmず
つ、調整ねじ体23を上下調整できる。
【0030】調整ねじ体23は、外ケース1Bに対して
相対回動不能に組み付ける。そこで、カード装填部31
の浅い凹面31aには、図3に示すごとく前印表示を兼
ねて印字内容を表示するための表示カード40を配置し
て固定すると、印字方向の間違いや印字すべき日付印の
選択間違いを解消できる。表示カード40を保護するた
めに、図1の想像線で示すように、収容凹部24の開口
縁には透明の保護板41を固定することができる。
【0031】上記の実施例における調整機構は、その一
部を次のように変更して実施することができる。図7に
示すように、弾性係合片26をガイドボス20側に設
け、その係合相手となる係合部29を調整ダイヤル22
側に設ける。ガイドボス20の下半部外面に節動リング
部37を設け、これと係合する専用の節動体38を調整
ダイヤル22に設ける。カード装填部31の周面を利用
してねじ軸32を形成し、ねじ孔27を収容凹部24の
内周面に形成する。これらの変更は個別に採用すること
ができ、全ての変更要素を同時に備えている必要はな
い。
【0032】上記以外に、節動リング部37は調整ダイ
ヤル22側に設けてもよい。外ケース1Bは内ケース1
Aに対して着脱可能に圧嵌装着してあってもよい。押圧
片33と接当して、調整ねじ体23を回り止め保持する
突片を、外ケース1Bあるいは内ケース1Aに設けるこ
とができる。節動体38を弾性係合片26とは別に独立
して形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】調整機構を示す日付印上部の縦断正面図であ
る。
【図2】日付印の縦断正面図である。
【図3】調整機構部の分解斜視図である。
【図4】節動機構の横断平面図である。
【図5】調整ねじ体の回り止め構造を示す横断平面図で
ある。
【図6】外ケースを開放スライドした状態の一部破断正
面図である。
【図7】調整機構の別の実施例を示す日付印上部の断面
図である。
【図8】従来の日付印における調整機構を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース 1A 内ケース 1B 外ケース 2 印字ユニット 6 印字ベルト 7 ばね 20 ガイドボス 21 受壁 22 調整ダイヤル 23 調整ねじ体 26 弾性係合片 27 ねじ孔 29 係合部 32 ねじ軸 33 押圧片 37 節動リング部 38 節動体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内ケース1Aの内部に、複数個の印字ベ
    ルト6を備えた印字ユニット2が上下動自在に収容さ
    れ、ばね7で上方の印面変更位置へ向かって移動付勢さ
    れており、 内ケース1Aに外嵌する外ケース1Bに、印字ユニット
    2をばね7の付勢力に抗して受け止めて、印字ユニット
    2の印字面の高さ調整を行う調整機構が設けられてお
    り、 調整機構は、外ケース1Bの上部に設けたガイドボス2
    0と、このガイドボス20に対して回転自在に、しかし
    抜け外れ不能に外嵌係合した調整ダイヤル22と、調整
    ダイヤル22に設けたねじ孔27にねじ込まれて、調整
    ダイヤル22で上下操作される調整ねじ体23とを含
    み、 調整ねじ体23の一部が、外ケース1Bと内ケース1A
    との少なくともいずれか一方で、上下動は許すが、回転
    は不能に回り止め保持されて、その下端の押圧片33で
    印字ユニット2の上部を受け止めている日付印。
  2. 【請求項2】 ガイドボス20の上端と調整ダイヤル2
    2との間に、互いに係合して調整ダイヤル22の抜け外
    れを阻止する、弾性係合片26と、弾性係合片26を受
    け止める係合部29とが設けてある請求項1記載の日付
    印。
  3. 【請求項3】 外ケース1Bと調整ダイヤル22との間
    に、周回状の連続凹凸面からなる節動リング部37と、
    節動リング部37に接当して、一定間隔おきに節動リン
    グ37の凹面に落ち込み係合する節動体38とを含む節
    動機構が設けてある請求項1記載の日付印。
  4. 【請求項4】 調整ねじ体23の上端にフランジ状のカ
    ード装填部31が設けられており、 カード装填部31は、調整ダイヤル22の上部に設けた
    収容凹部24に収容されていて、その上面に印字内容を
    表わす表示カード40が配置してある請求項1記載の日
    付印。
  5. 【請求項5】 ガイドボス20の上端に係合部29を兼
    ねる受壁21が周回状に張り出し形成されており、 受壁21の周面に節動リング部37が形成されており、 弾性係合片26が節動体38を兼ねている請求項3記載
    の日付印。
  6. 【請求項6】 調整ねじ体23が、円盤状のカード装填
    部31と、カード装填部31の下面に設けたねじ軸32
    と、ねじ軸32の下端に突設した押圧片33とからな
    り、 押圧片33が、ガイドボス20の内底壁に設けた通口3
    5で回り止め状に保持されている請求項5記載の日付
    印。
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