JP2004516967A - 旋回可能な活字ユニットを備える自動着色ハンドスタンプ、およびこのような自動着色スタンプを備えるセット - Google Patents
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Abstract
定置のスタンプ活字(3)と交換可能なスタンプ活字(4)とを相並んで支持する、反転機構(7)によって旋回可能な活字ユニット(2)を備える自動着色ハンドスタンプ(1)。活字ユニット(2)には、定置のスタンプ活字(3)を支持する少なくとも1つのスタンププレート(17)が配置されている。さらに活字ユニット(2)は、交換が意図されるスタンプ活字(4)の差込突起(19)を挿入可能な少なくとも1つの切欠き(18)を有している。このようなハンドスタンプ(1)を備えるセット(26)は容器(27)を含んでおり、この容器には、ハンドスタンプ(1)に加えて、スタンプ活字(4)と、スタンプ活字のための挿入工具(30)とが配置されている。
Description
【0001】
本発明は、旋回可能な活字ユニットを備える自動着色ハンドスタンプに関するものであり、この活字ユニットは、定置のスタンプ活字と交換可能なスタンプ活字とを相並んで配置された状態で支持し、下側が開いた中空のハウジングの中で上下動可能に配置されるとともに、反転機構と接続されており、この反転機構によって、ハウジングの中に配置されたインキパッドと、ハウジングがその開いている下面で上に当接する押印面とに対してスタンプ活字が交互に押圧され、反転機構を操作するために、ハウジングに対して変位可能なようにハウジングに取り付けられた操作部が設けられており、この操作部を押し下げることによって、スタンプのハウジングの下面が押印面に当接したときに、活字ユニットがその上にあるスタンプ活字とともにインキパッドから押印面に向かって動き、スタンプ活字が押印面に圧着される。さらに本発明は、このような自動着色ハンドスタンプを備えるセットも対象としている。
【0002】
交換可能なスタンプ活字が活字ベルトの上に配置されており、この活字ベルトは調整輪を介して案内されており、この調整輪によって、その都度希望するスタンプ活字が、エンドレスに構成されたベルトにあるスタンプ活字の中から選択されて、定置のスタンプ活字の隣に位置する位置へと動かすことができる、前述した種類の自動着色ハンドスタンプが公知である。このようなスタンプは、たとえばAT383993から公知である。このような公知のスタンプでは、活字ユニットは、定置のスタンプ活字のための支持体に加えて、交換可能なスタンプ活字のための案内部と調節装置とを含んでおり、交換可能なスタンプ活字を支持する活字ベルトと、この活字ベルトのために設けられた調節装置とが存在しているために比較的大型であるこの活字ユニットは、全体として180°旋回しながら、インキパッドと押印面とに交互に圧着される。そのため、一方ではこのような種類のハンドスタンプの設計形態は比較的大きくなり、また他方では、活字ベルトの上には比較的少ない数の異なるスタンプ活字しか収容することができないので、可能な活字交換に関して制約が生じる。
【0003】
本発明の目的は、はるかに小さい寸法をもつ簡単な構造で構成することができ、必要な場合には、交換可能なスタンプ活字に関して、多様性のいっそう広いスタンプ活字を利用することができる、冒頭に述べた種類の自動着色ハンドスタンプを提供することである。
【0004】
本発明による自動着色ハンドスタンプは、活字ユニットがスタンププレート支持体を有しており、このスタンププレート支持体には、定置のスタンプ活字を支持する少なくとも1つのスタンププレートが配置されており、さらにスタンププレート支持体は少なくとも1つの切欠きを有しており、この切欠きに対応するように成形された、交換が意図されるスタンプ活字の裏面にある差込突起を、この切欠きに滑り嵌めで挿入可能であることを特徴としている。このような構成により、上に掲げた目標設定をうまく満たすことができ、簡単な構造で、すべてのスタンプ活字の確実かつ均等な着色と、清潔かつ均等な押印とを実現可能である。この場合、交換が意図されるスタンプ活字を交換するときの取扱のために、および、スタンプのもっとも単純な設計的構成で、前述したような均等な着色と均等な押印とを実現するために、定置のスタンプ活字を支持するスタンププレートと、交換が意図されるスタンプ活字とが、それ自体公知のやり方で、軟質のゴム材料またはプラスチック材料でできていることを意図するのが好ましい。この場合にはさらに、交換が意図されるスタンプ活字を位置決めするために、定置のスタンプ活字を支持するスタンププレートが、スタンププレート支持体に設けられた切欠きを包囲する開口部を有しており、この開口部の縁部の互いに対向する2つの側は、切欠きに挿入可能な、交換が意図されるスタンプ活字の寸法に呼応する相互間隔を有していることが意図されていると好ましい。交換が意図されるスタンプ活字を交換するときの操作のためには、ハウジングの開いている下面のところの位置で活字ユニットを係止するのが有益であり、そのために、本発明によるスタンプの設計的に非常に簡単な構成では、スタンプのハウジングと操作部に、細いピンを挿通するように寸法決めされた開口部がそれぞれ設けられており、活字ユニットがハウジングの開いた下面に位置する、操作部が押し下げられた位置にあるときに、この両方の開口部が互いに一直線に並ぶことが意図される。
【0005】
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプでは、交換が意図されるスタンプ活字が固定されずに準備状態に保たれるので、ベルトの上に配置された交換可能なスタンプ活字を備える通常の自動着色ハンドスタンプの場合のようにスタンプ活字の多様性に制約が課せられず、このことは、個々の利用者に与えられる可能性という観点ばかりでなく、スタンプの製造や在庫保管という観点からも利点を提供する。
【0006】
前述した種類の自動着色ハンドスタンプを備える本発明のセットは、当該セットが自動着色ハンドスタンプと容器とを含んでおり、この容器の中には、ハンドスタンプのための収容空間に加えて、交換が意図される複数のスタンプ活字のための支持体が配置されており、この支持体はこのようなスタンプ活字を備えており、さらに前記容器の中には、これらのスタンプ活字のための挿入工具が配置されていることを特徴としている。このようなセットは、スタンプの保護された収納を提供するだけでなく、その都度希望するスタンプ活字の交換のために必要なものも提供する。挿入工具は、たとえば適当に成形されたピンセットの形態で構成されていてよい。
【0007】
次に、図面に示されている実施例を参照しながら、本発明について詳しく説明する。
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプ1の、図1と図2に示す実施形態は、定置のスタンプ活字3と交換可能なスタンプ活字4とを相並んで配置された状態で支持する旋回可能な活字ユニット2を有しており、この活字ユニット2は、下側が開いている中空のハウジング5の中で上下動可能に配置されている。活字ユニット2は反転機構7と接続されており、この反転機構によって、ハウジング5の中に配置されたインキパッド11と、ハウジングがその開いた下面で当接する押印面12とへ、スタンプ活字3,4が交互に押し付けられる。反転機構7は、ハウジング5に配置されたカム軌道8および横方向スリット9と、ピン10とを備えるように構成されており、このピンは、操作部13のハウジング5と活字ユニット2との可動な連結を成立させるとともに、ハウジング5に設けられた操作部13が操作されたときに、スタンプ活字の前述したような運動を引き起こす。このような種類の反転機構は、たとえば米国特許明細書3359897に記載されている。スタンプが休止位置にあるとき、操作部13はばね31によって上方に向かって押圧されており、その結果として、活字ユニット2にあるスタンプ活字3,4は、ハウジング5の中に配置されたインキパッド11に押し付けられる。操作部13は、ハウジング5に対して、二重矢印14で図示しているように変位可能にハウジングに取り付けられており、操作部13を矢印15の方向へ押し下げることによって、スタンプのハウジング5の下面6が押印面12に当接したときに、活字ユニット2をその上にあるスタンプ活字3,4とともに、インキパッド11から押印面12に向かって動かして、スタンプ活字3,4を押印面12に圧着することができる。このように操作部13が押し下げられる過程で、活字ユニット2はインキパッド11から押印面12への運動中、前述した反転機構7によって180°の旋回をする。
【0008】
活字ユニット2のスタンププレート支持体16には、定置のスタンプ活字3を支持するスタンププレート17が配置されており、さらにスタンププレート支持体16は切欠き18を有しており、この切欠きには、交換が意図されるスタンプ活字4の裏面にある、この切欠き18に対応するように成形された差込突起19が、滑り嵌めで挿入されている。交換が意図されるスタンプ活字4は、活字ユニット2がハウジング5の下面6に位置する位置にあり、それによってスタンプ活字の押印面が、ハウジング5の下面6にある開口部を通って外方を向いているときに、切欠き18から容易に外に引き出して、希望する他のスタンプ活字と交換することができる。切欠き18にスタンプ活字4が滑り嵌めされることで、横方向の確実な位置決めも簡単に行われる。上下方向では、交換が意図されるスタンプ活字を切欠き18へ挿入するときに生じる可能性がある公差は、定置のスタンプ活字3と交換可能なスタンプ活字4がインキパッドに一緒に圧着されることによって補正され、および、場合によっては押印面12に圧着されるときにも補正される。この場合、定置のスタンプ活字3を支持するスタンププレート17と、交換が意図されるスタンプ活字4とが、いずれも軟質のゴム材料またはプラスチック材料でできていると、前述のような補正にとってだけでなく、スタンプ活字4の挿入時の取扱にとっても好ましい。この場合、図3から明らかなように、定置のスタンプ活字3を支持するスタンププレート17が開口部21を有しており、この開口部が、スタンププレート支持体16に設けられた切欠き(図2参照)を包囲しており、この開口部21の縁部の互いに対向する2つの側22,23が、切欠き18に挿入可能なスタンプ活字4の寸法に呼応する相互間隔を有していると、交換が意図されるスタンプ活字4の横方向の位置決めにとって好ましい。
【0009】
活字ユニット2を、ハウジング5の開いた下面のところの位置で簡単に係止できるようにするために、スタンプ1のハウジング5には開口部24が設けられるとともに、スタンプの操作部13にも開口部25が設けられており、これらの開口部24,25は、たとえば広げたクリップのような細いピンを挿通するように寸法決めされており、この両方の開口部24,25は、活字ユニット2がハウジング5の開いた下面のところに位置する、操作部13が押し下げられた位置にあるときに、互いに一直線上に並ぶように配置されている。
操作部13の上面にはのぞき窓32が設けられており、その下にスタンプの印影を配置することができる。
【0010】
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプを備えるセット26の、図4から図6に示す実施形態では、開閉箱として構成された容器27が設けられており、その中には、ハンドスタンプ1のための収容空間に加えて、交換が意図される複数のスタンプ活字4を収容する支持体29が収納されている。
【0011】
図4では閉じた状態、また図5と図6では開いた状態で図示されている容器27には、さらに、ピンセットの形態の挿入工具30が取出し可能に配置されており、このピンセットはスタンプ活字4を取り扱えるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプの実施形態を示す外観図である。
【図2】
このスタンプを拡大した縮尺で示す断面図である。
【図3】
図1と図2に示すスタンプのスタンププレート支持体の、スタンプ活字を支持している側を示す外観図である。
【図4】
このようなハンドスタンプを備えるセットを示す外観図である。
【図5】
このようなハンドスタンプを備えるセットを示す外観図である。
【図6】
このようなハンドスタンプを備えるセットを示す外観図である。
本発明は、旋回可能な活字ユニットを備える自動着色ハンドスタンプに関するものであり、この活字ユニットは、定置のスタンプ活字と交換可能なスタンプ活字とを相並んで配置された状態で支持し、下側が開いた中空のハウジングの中で上下動可能に配置されるとともに、反転機構と接続されており、この反転機構によって、ハウジングの中に配置されたインキパッドと、ハウジングがその開いている下面で上に当接する押印面とに対してスタンプ活字が交互に押圧され、反転機構を操作するために、ハウジングに対して変位可能なようにハウジングに取り付けられた操作部が設けられており、この操作部を押し下げることによって、スタンプのハウジングの下面が押印面に当接したときに、活字ユニットがその上にあるスタンプ活字とともにインキパッドから押印面に向かって動き、スタンプ活字が押印面に圧着される。さらに本発明は、このような自動着色ハンドスタンプを備えるセットも対象としている。
【0002】
交換可能なスタンプ活字が活字ベルトの上に配置されており、この活字ベルトは調整輪を介して案内されており、この調整輪によって、その都度希望するスタンプ活字が、エンドレスに構成されたベルトにあるスタンプ活字の中から選択されて、定置のスタンプ活字の隣に位置する位置へと動かすことができる、前述した種類の自動着色ハンドスタンプが公知である。このようなスタンプは、たとえばAT383993から公知である。このような公知のスタンプでは、活字ユニットは、定置のスタンプ活字のための支持体に加えて、交換可能なスタンプ活字のための案内部と調節装置とを含んでおり、交換可能なスタンプ活字を支持する活字ベルトと、この活字ベルトのために設けられた調節装置とが存在しているために比較的大型であるこの活字ユニットは、全体として180°旋回しながら、インキパッドと押印面とに交互に圧着される。そのため、一方ではこのような種類のハンドスタンプの設計形態は比較的大きくなり、また他方では、活字ベルトの上には比較的少ない数の異なるスタンプ活字しか収容することができないので、可能な活字交換に関して制約が生じる。
【0003】
本発明の目的は、はるかに小さい寸法をもつ簡単な構造で構成することができ、必要な場合には、交換可能なスタンプ活字に関して、多様性のいっそう広いスタンプ活字を利用することができる、冒頭に述べた種類の自動着色ハンドスタンプを提供することである。
【0004】
本発明による自動着色ハンドスタンプは、活字ユニットがスタンププレート支持体を有しており、このスタンププレート支持体には、定置のスタンプ活字を支持する少なくとも1つのスタンププレートが配置されており、さらにスタンププレート支持体は少なくとも1つの切欠きを有しており、この切欠きに対応するように成形された、交換が意図されるスタンプ活字の裏面にある差込突起を、この切欠きに滑り嵌めで挿入可能であることを特徴としている。このような構成により、上に掲げた目標設定をうまく満たすことができ、簡単な構造で、すべてのスタンプ活字の確実かつ均等な着色と、清潔かつ均等な押印とを実現可能である。この場合、交換が意図されるスタンプ活字を交換するときの取扱のために、および、スタンプのもっとも単純な設計的構成で、前述したような均等な着色と均等な押印とを実現するために、定置のスタンプ活字を支持するスタンププレートと、交換が意図されるスタンプ活字とが、それ自体公知のやり方で、軟質のゴム材料またはプラスチック材料でできていることを意図するのが好ましい。この場合にはさらに、交換が意図されるスタンプ活字を位置決めするために、定置のスタンプ活字を支持するスタンププレートが、スタンププレート支持体に設けられた切欠きを包囲する開口部を有しており、この開口部の縁部の互いに対向する2つの側は、切欠きに挿入可能な、交換が意図されるスタンプ活字の寸法に呼応する相互間隔を有していることが意図されていると好ましい。交換が意図されるスタンプ活字を交換するときの操作のためには、ハウジングの開いている下面のところの位置で活字ユニットを係止するのが有益であり、そのために、本発明によるスタンプの設計的に非常に簡単な構成では、スタンプのハウジングと操作部に、細いピンを挿通するように寸法決めされた開口部がそれぞれ設けられており、活字ユニットがハウジングの開いた下面に位置する、操作部が押し下げられた位置にあるときに、この両方の開口部が互いに一直線に並ぶことが意図される。
【0005】
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプでは、交換が意図されるスタンプ活字が固定されずに準備状態に保たれるので、ベルトの上に配置された交換可能なスタンプ活字を備える通常の自動着色ハンドスタンプの場合のようにスタンプ活字の多様性に制約が課せられず、このことは、個々の利用者に与えられる可能性という観点ばかりでなく、スタンプの製造や在庫保管という観点からも利点を提供する。
【0006】
前述した種類の自動着色ハンドスタンプを備える本発明のセットは、当該セットが自動着色ハンドスタンプと容器とを含んでおり、この容器の中には、ハンドスタンプのための収容空間に加えて、交換が意図される複数のスタンプ活字のための支持体が配置されており、この支持体はこのようなスタンプ活字を備えており、さらに前記容器の中には、これらのスタンプ活字のための挿入工具が配置されていることを特徴としている。このようなセットは、スタンプの保護された収納を提供するだけでなく、その都度希望するスタンプ活字の交換のために必要なものも提供する。挿入工具は、たとえば適当に成形されたピンセットの形態で構成されていてよい。
【0007】
次に、図面に示されている実施例を参照しながら、本発明について詳しく説明する。
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプ1の、図1と図2に示す実施形態は、定置のスタンプ活字3と交換可能なスタンプ活字4とを相並んで配置された状態で支持する旋回可能な活字ユニット2を有しており、この活字ユニット2は、下側が開いている中空のハウジング5の中で上下動可能に配置されている。活字ユニット2は反転機構7と接続されており、この反転機構によって、ハウジング5の中に配置されたインキパッド11と、ハウジングがその開いた下面で当接する押印面12とへ、スタンプ活字3,4が交互に押し付けられる。反転機構7は、ハウジング5に配置されたカム軌道8および横方向スリット9と、ピン10とを備えるように構成されており、このピンは、操作部13のハウジング5と活字ユニット2との可動な連結を成立させるとともに、ハウジング5に設けられた操作部13が操作されたときに、スタンプ活字の前述したような運動を引き起こす。このような種類の反転機構は、たとえば米国特許明細書3359897に記載されている。スタンプが休止位置にあるとき、操作部13はばね31によって上方に向かって押圧されており、その結果として、活字ユニット2にあるスタンプ活字3,4は、ハウジング5の中に配置されたインキパッド11に押し付けられる。操作部13は、ハウジング5に対して、二重矢印14で図示しているように変位可能にハウジングに取り付けられており、操作部13を矢印15の方向へ押し下げることによって、スタンプのハウジング5の下面6が押印面12に当接したときに、活字ユニット2をその上にあるスタンプ活字3,4とともに、インキパッド11から押印面12に向かって動かして、スタンプ活字3,4を押印面12に圧着することができる。このように操作部13が押し下げられる過程で、活字ユニット2はインキパッド11から押印面12への運動中、前述した反転機構7によって180°の旋回をする。
【0008】
活字ユニット2のスタンププレート支持体16には、定置のスタンプ活字3を支持するスタンププレート17が配置されており、さらにスタンププレート支持体16は切欠き18を有しており、この切欠きには、交換が意図されるスタンプ活字4の裏面にある、この切欠き18に対応するように成形された差込突起19が、滑り嵌めで挿入されている。交換が意図されるスタンプ活字4は、活字ユニット2がハウジング5の下面6に位置する位置にあり、それによってスタンプ活字の押印面が、ハウジング5の下面6にある開口部を通って外方を向いているときに、切欠き18から容易に外に引き出して、希望する他のスタンプ活字と交換することができる。切欠き18にスタンプ活字4が滑り嵌めされることで、横方向の確実な位置決めも簡単に行われる。上下方向では、交換が意図されるスタンプ活字を切欠き18へ挿入するときに生じる可能性がある公差は、定置のスタンプ活字3と交換可能なスタンプ活字4がインキパッドに一緒に圧着されることによって補正され、および、場合によっては押印面12に圧着されるときにも補正される。この場合、定置のスタンプ活字3を支持するスタンププレート17と、交換が意図されるスタンプ活字4とが、いずれも軟質のゴム材料またはプラスチック材料でできていると、前述のような補正にとってだけでなく、スタンプ活字4の挿入時の取扱にとっても好ましい。この場合、図3から明らかなように、定置のスタンプ活字3を支持するスタンププレート17が開口部21を有しており、この開口部が、スタンププレート支持体16に設けられた切欠き(図2参照)を包囲しており、この開口部21の縁部の互いに対向する2つの側22,23が、切欠き18に挿入可能なスタンプ活字4の寸法に呼応する相互間隔を有していると、交換が意図されるスタンプ活字4の横方向の位置決めにとって好ましい。
【0009】
活字ユニット2を、ハウジング5の開いた下面のところの位置で簡単に係止できるようにするために、スタンプ1のハウジング5には開口部24が設けられるとともに、スタンプの操作部13にも開口部25が設けられており、これらの開口部24,25は、たとえば広げたクリップのような細いピンを挿通するように寸法決めされており、この両方の開口部24,25は、活字ユニット2がハウジング5の開いた下面のところに位置する、操作部13が押し下げられた位置にあるときに、互いに一直線上に並ぶように配置されている。
操作部13の上面にはのぞき窓32が設けられており、その下にスタンプの印影を配置することができる。
【0010】
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプを備えるセット26の、図4から図6に示す実施形態では、開閉箱として構成された容器27が設けられており、その中には、ハンドスタンプ1のための収容空間に加えて、交換が意図される複数のスタンプ活字4を収容する支持体29が収納されている。
【0011】
図4では閉じた状態、また図5と図6では開いた状態で図示されている容器27には、さらに、ピンセットの形態の挿入工具30が取出し可能に配置されており、このピンセットはスタンプ活字4を取り扱えるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に基づいて構成された自動着色ハンドスタンプの実施形態を示す外観図である。
【図2】
このスタンプを拡大した縮尺で示す断面図である。
【図3】
図1と図2に示すスタンプのスタンププレート支持体の、スタンプ活字を支持している側を示す外観図である。
【図4】
このようなハンドスタンプを備えるセットを示す外観図である。
【図5】
このようなハンドスタンプを備えるセットを示す外観図である。
【図6】
このようなハンドスタンプを備えるセットを示す外観図である。
Claims (5)
- 旋回可能な活字ユニットを備える自動着色ハンドスタンプであって、この活字ユニットは、定置のスタンプ活字と交換可能なスタンプ活字とを相並んで配置された状態で支持し、下側が開いた中空のハウジングの中で上下動可能に配置されるとともに、反転機構と接続されており、この反転機構によって、ハウジングの中に配置されたインキパッドと、ハウジングがその開いている下面で上に当接する押印面とに対してスタンプ活字が交互に押圧され、反転機構を操作するために、ハウジングに対して変位可能なようにハウジングに取り付けられた操作部が設けられており、この操作部を押し下げることによって、スタンプのハウジングの下面が押印面に当接したときに、活字ユニットがその上にあるスタンプ活字とともにインキパッドから押印面に向かって動き、スタンプ活字が押印面に圧着される形式のものにおいて、
活字ユニット(2)がスタンププレート支持体(16)を有しており、このスタンププレート支持体には、定置のスタンプ活字(3)を支持する少なくとも1つのスタンププレート(17)が配置されており、さらにスタンププレート支持体は少なくとも1つの切欠き(18)を有しており、この切欠き(18)に対応するように成形された、交換が意図されるスタンプ活字(4)の裏面にある差込突起(19)が、この切欠きに滑り嵌めで挿入可能となっていることを特徴とする自動着色ハンドスタンプ。 - 定置のスタンプ活字(3)を支持するスタンププレート(17)と、交換が意図されるスタンプ活字(4)とが、それ自体公知のやり方で、軟質のゴム材料またはプラスチック材料でできている、請求項1に記載の自動着色ハンドスタンプ。
- 定置のスタンプ活字(3)を支持するスタンププレート(17)が、スタンププレート支持体(16)に設けられた切欠き(18)を包囲する開口部(21)を有しており、この開口部(21)の縁部の互いに対向する2つの側(22,23)は、切欠き(18)に挿入可能な、交換が意図されるスタンプ活字(4)の寸法に呼応する相互間隔を有している、請求項1または2に記載の自動着色ハンドスタンプ。
- スタンプ(1)のハウジング(5)と操作部(13)に、細いピンを挿通するように寸法決めされた開口部(24,25)がそれぞれ設けられており、活字ユニット(2)がハウジング(5)の開いた下面(6)に位置する、操作部(13)が押し下げられた位置にあるときに、この両方の開口部(24,25)が互いに一直線に並ぶ、請求項1から3までのいずれか1項に記載の自動着色ハンドスタンプ。
- 前記請求項のうちいずれか1項に記載の自動着色ハンドスタンプを備えるセットにおいて、当該セット(26)が自動着色ハンドスタンプ(1)と容器(27)とを含んでおり、この容器の中には、ハンドスタンプ(1)のための収容空間に加えて、交換が意図される複数のスタンプ活字(4)のための支持体(29)が配置されており、この支持体はこのようなスタンプ活字(4)を備えており、さらに前記容器の中には、これらのスタンプ活字(4)のための挿入工具(30)が配置されていることを特徴とする、自動着色ハンドスタンプを備えるセット。
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