JP3239376U - 印面取り換え式スタンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】印面を着脱可能にすることで、簡単に交換することができる印面取り換え式スタンプを提供する。【解決手段】ガイド部材2、スライド部材3、ガイド部材の上部に収容され、インクが含有されたスタンプ台4、ホルダー5、印面部6、及び、ガイド部材とスライド部材とを互いに離間させるように作用する弾性体を有する印面取り換え式スタンプ1であって、スライド部材は、弾性体によってガイド部材に対して上方に移動した状態で保持されており、ホルダーはガイド部材内において最上部に位置して、印面部は上方を向いてスタンプ台と当接しており、ガイド部材の下端を対象物に当接させてスライド部材を下方へと押圧して、スライド部材を下方へと移動させるとホルダーが回転して前記印面部が下方を向いて前記スライド部材の下端に移動し、印面部はホルダーに着脱可能に取り付けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、印面を簡単に交換することができる印面取り換え式スタンプに関する。
印鑑、スタンプは使用する際に印面にインクを付着させる必要があることから、インクを付着させる手間を省略するために、印面にインクを自動的に供給するタイプの印鑑、スタンプが多数存在している。例えば、インクカートリッジを備えた直液式印判(特許文献1)は、インク吸蔵体に吸蔵されているインクが多孔質材料からなる印字体に自然に流下(浸透)して、印字面に補給する構造となっている。その他に、印面を回転させることでスタンプ台に当接させてインクを付着させる構造のスタンプ(特許文献2)も存在している。
しかしながら、このような従来の印鑑、スタンプ等は印面だけを交換することができないことから、印面を変更する場合、一部の文字の追加、修正であっても、新たな印面の印鑑、スタンプを購入する必要があった。
本考案は、簡単に印面だけを交換することが可能であり、新たなスタンプを購入することなく、印面だけを交換して繰り返し使用することができる印面取り換え式スタンプを提供することを目的とする。
本考案の印面取り換え式スタンプは、ガイド部材、スライド部材、前記ガイド部材の上部に収容され、インクが含有されたスタンプ台、ホルダー、印面部、及び、前記ガイド部材と前記スライド部材とを互いに離間させるように作用する弾性体を有し、前記スライド部材は、前記ガイド部材の一部を覆って、前記ガイド部材に対して上下にスライド可能に取り付けられており、前記ホルダーは、2つの回動軸によって前記スライド部材に回動可能に保持され、かつ、前記ガイド部材内で前記スライド部材の上下動に合わせて移動可能に配置されており、前記スライド部材は、前記弾性体によって前記ガイド部材に対して上方に移動した状態で保持されており、前記ホルダーは前記ガイド部材内において最上部に位置して、前記印面部は上方を向いて前記スタンプ台と当接しており、前記ガイド部材の下端を対象物に当接させて前記スライド部材を下方へと押圧して、前記スライド部材を下方へと移動させると前記ホルダーが回転して前記印面部が下方を向いて前記スライド部材の下端に移動する印面取り換え式スタンプであって、前記印面部は前記ホルダーに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
前記印面部は、インクが付着される印面、及び、前記ホルダーに付着されるプレート部を有し、前記ホルダーに磁石が内蔵されており、前記ホルダーの磁石によって前記印面部のプレート部が着脱可能に保持される。
前記プレート部の両縁を同一方向に折り曲げて少なくとも2つの折り曲げ部が設けられており、2つの前記折り曲げ部の間に、前記ホルダーの一部分が挿入されている。
前記印面部は、一面がインクが付着される印面であり、他面に面ファスナーが取り付けられており、前記ホルダーの前記印面部に面ファスナーが備えられており、前記印面部の面ファスナーが前記ホルダーの面ファスナーに着脱可能に係合される。
前記印面部は、一面がインクが付着される印面であり、他面に、粘着シート又は繰り返し使える両面テープが取り付けられており、前記粘着シート又は前記両面テープによって前記印面部は前記ホルダーに着脱可能に取り付けられている。
前記印面部の両縁を同一方向に折り曲げて少なくとも2つの折り曲げ部が設けられており、2つの前記折り曲げ部の間に、前記ホルダーの一部分が挿入されている。
本考案の印面取り換え式スタンプは、ガイド部材、スライド部材、前記ガイド部材の上部に収容され、インクが含有されたスタンプ台、ホルダー、印面部、及び、前記ガイド部材と前記スライド部材とを互いに離間させるように作用する弾性体を有する印面取り換え式スタンプであって、前記スライド部材は、前記ガイド部材の一部を覆って、前記ガイド部材に対して上下にスライド可能に取り付けられており、前記ホルダーは、2つの回動軸によって前記スライド部材に回動可能に保持され、かつ、前記ガイド部材内で前記スライド部材の上下動に合わせて移動可能に配置されており、前記スライド部材は、前記弾性体によって前記ガイド部材に対して上方に移動した状態で保持されており、前記ホルダーは前記ガイド部材内において最上部に位置して、前記印面部は上方を向いて前記スタンプ台と当接しており、前記ガイド部材の下端を対象物に当接させて前記スライド部材を下方へと押圧して、前記スライド部材を下方へと移動させると前記ホルダーが回転して前記印面部が下方を向いて前記スライド部材の下端に移動し、前記印面部は前記ホルダーに着脱可能に取り付けられていることにより、新しい印面に簡単に交換することができ、また、複数の印面を予め用意しておき、1つの印面取り換え式スタンプで、複数の印面を用いることも可能となる。
本考案の印面取り換え式スタンプ1について、図1~3用いて以下に詳細に説明する。本考案の印面取り換え式スタンプ1は、図1~3に示すように、ガイド部材2、ガイド部材2に対してスライド可能に取り付けられているスライド部材3、ガイド部材2の上部に収容され、インクが含有されたスタンプ台4、ガイド部材2内に回動可能に保持されたホルダー5、ホルダー5に取り付けられており、文字、絵柄等が形成された印面部6、及び、ガイド部材2とスライド部材3とを互いに離間させるように作用する弾性体7を有しており、印面部6は着脱可能にホルダー5に取り付けられている。印面取り換え式スタンプ1は、ガイド部材2の下端を、紙等の対象物10に当接させてスライド部材3を下方へと押圧してと移動させるとホルダー5が回転して印面部6が下方を向いてガイド部材2の下端に移動し、図2に示すように対象物10に当接すると、印面部6に形成された文字、絵柄等が対象物10にスタンプされる。
印面部6が取り付けられたホルダー5は、スライド部材3をガイド部材2に対して上下にスライドさせると、印面部6の印面の上下の向きが変わるように、2つの回動軸51によってスライド部材3に回動可能に保持されており、さらに、ホルダー5はガイド部材2内に、スライド部材3の上下動に合わせて移動可能に配置されている。スライド部材3は、ばねである弾性体7によってガイド部材2内で上方に移動し、かつ、ガイド部材2から抜けないように保持されており、この時、ホルダー5はガイド部材2内において最上部に位置しており、印面部6は印面が上方を向いてスタンプ台4と当接して、インクが付着された状態となっている。
ガイド部材2の下端を紙等の対象物10に当接させてスライド部材3を弾性体7の弾性力に逆らって下方へと押圧してスライド部材3を下方へと移動させると、ホルダー5はスライド部材3と共に下方へと移動しながら回転し、印面部6の印面が下方を向いてスライド部材3の下端へと移動し、印面部6の印面が対象物10と当接する。この時、印面部6はガイド部材2の開口から少し下方に突出した状態となっている。
図3に示すように、ガイド部材2は2つの側面部21、正面部22、背面部23、及び、頂面部24を有し、下方が開口となった形状である。頂面部24については、ガイド部材2の上方全体を覆う必要は無く、弾性体7の下端を保持する領域が存在すればよい。図5に示すように、ガイド部材2の側面部21には、内側に突出した凸部211が上から下まで延伸するように形成されており、ガイド溝214が、凸部211の突出した面に設けられている。ガイド溝214は縦長の溝であり、その長さはスライド部材3のスライド量に対応している。ガイド部材2の側面部21の外面は、凸部211に対応する凹部212が形成されている。
図3に示すように、スライド部材3は2つの側面部31、正面部32、背面部、及び、頂面部を有し、下方が開口となった形状である。スライド部材3の2つの側面部31は、正面部32及び背面部よりも下方へと突出する高さを有しており、側面部31の内面には、図4に示すように、上下に延伸し、内側に突出した係合部311が形成されており、係合部311がガイド部材2の凹部212に挿入されていることから、スライド部材3はガイド部材2に対して上下にスライド可能に係合されている。さらに、スライド部材3の係合部311には、側面部31の外面に設けられたボタン312を押すことにより、内側に突出する係合突起313が設けられている。ボタン312を押すと係合突起313がガイド部材2の凹部212に形成された係合切り欠き213に係合することによって、スライド部材3はガイド部材2に固定された状態で保持される。
係合突起313は上面が水平で平坦な面を有し、下面がスライド部材3の側面部31から上方に向かって傾斜した傾斜面を有している。ガイド部材2の係合切り欠き213も同様に、上面が水平で平坦な面を有し、下面がガイド部材2の側面部21から外側に向かって下方に傾斜した傾斜面を有している。スライド部材3を下方へと押圧し、最下部に移動させた状態で、ボタン312を押すと、係合突起313が内側へと突出し、ガイド部材2の凹部212に形成された係合切り欠き213に係合される。これにより、スライド部材3はガイド部材2に固定された状態となる。この時、スライド部材3の下端からガイド部材2の下端が下方に少し突出した状態となっている。このような状態から、スライド部材3を下方へと押圧すると、係合突起313の傾斜面と、係合切り欠き213の傾斜面とが当接して、係合突起313は引っ込む方向に力が作用し、スライド部材3とガイド部材2の係合が解除される。
ホルダー5がスライド部材3のスライドによって上下に移動し、回転する動作を行うために、図7~9に示すように、ホルダー5の2つの対向する側面部からそれぞれ突出するように回動軸51が形成されており、回動軸51は、スライド部材3の対向する2つの側面部31の内面の下部に設けられた保持穴314に挿入されており、これにより、ホルダー5はスライド部材3に回動可能に保持されている。
ホルダー5はスライド部材3に保持されて、かつ、ガイド部材2内に配置されている。そのため、ガイド部材2の対向する2つの側面部21には、ホルダー5の回動軸51が上下に移動するためのガイド溝214が形成されており、ガイド部材2内に配置されたホルダー5の回動軸51がガイド溝214に挿入され、回動軸51はガイド溝214から横方向に突出した先端部分が保持穴314に挿入されて保持されている。これにより、ホルダー5はスライド部材3の上下のスライドによって、ガイド部材2内で上下に移動し、かつ、回転することができる。
ホルダー5はスライド部材3によって上下に移動することができるが、図5に示すように、ホルダー5を回転させるための機構として回転用凸部215が、ガイド部材2の側面部21の内面に設けられている。回転用凸部215は、側面部21の内面において、ガイド溝214の一方の縁に隣接し、ガイド溝214の上下方向の中央付近に1つ設けられており、凸部211よりも内側に突出している。図7~9に示すように、ホルダー5の側面には回動軸51を挟んで左右対称に2つのストッパー52が形成されている。ストッパー52は、ホルダー5の側面の端面部6の方の面が横方向に突出するように形成されている。ホルダー5がスライド部材3によって上下に移動する際、回動軸51がガイド溝214内を上下に移動するが、この時、ホルダー5の一方のストッパー52が回転用凸部215と当接すると、ホルダー5が回転する。
ホルダー5及びガイド部材2には、ホルダー5をスムーズに回転させるためのさらなる機構が設けられている。ホルダー5の側面に、図7~9に示すように、回動軸51と上下に隣接した補助軸53が形成されている。補助軸53の突出量(高さ)は、ホルダー5の回動軸51をガイド溝214内に挿入した時、補助軸53がガイド溝214の深さ方向の途中まで挿入される突出量(高さ)とする。そして、ガイド部材2には、回転用凸部215にガイド溝214と接続された窪み216が形成されており、窪み216はホルダー5が回転するときに、補助軸53が挿入される大きさ及び深さを有する。
ホルダー5の回転について、図6を用いて詳細に説明する。印面部6が上方を向いてガイド部材2内においてスタンプ台4と当接している状態から、スライド部材3を下方に押圧すると、ホルダー5はガイド部材2内で下方へと移動する。この時、ホルダー5の回動軸51はガイド部材2のガイド溝214内を下方へと移動しており、この時、補助軸53の先端もガイド溝214内に挿入されていることから、ホルダー5は回転することなく下方へと移動する。そして、図6(a)に示すように、ホルダー5のストッパー52の一方がガイド溝214の回転用凸部215と当接すると、ホルダー5は当接したストッパー52が形成された方は下方への移動が停止されるが、反対側のストッパー52が形成された方は回転用凸部215が存在していないことから、そのまま下方へと移動しようとするが、この時、ホルダー5は回動軸51がスライド溝21に挿入されていることから、回動軸51を中心軸としてホルダー5が回転しようとする。この時、補助軸53は窪み216の近くに位置しており、ガイド溝214と窪み216が接続されていることから、回動軸51の下方に位置していた補助軸53が、図6(b)に示すように、窪み216内へと移動されることになり、窪み216内で補助軸53が回転することで、ホルダー5が回転することになる。
図6(c)に示すように、ホルダー5が90°回転した時に、補助軸53は窪み216内に完全に収容され、その後、ホルダー5がさらに回転しながら下方へと移動すると、図6(d)に示すように、補助軸53は窪み216から離れてガイド溝214内へと移動される。図6(e)に示すように、補助軸53が窪み216から離れてホルダー5が180°回転した時、補助軸53はガイド溝214内へと移動しており、ホルダー5の他方のストッパー52が回転用凸部215と当接する状態となり、ホルダー5の回転は停止され、印面部6が下方を向いた状態でホルダー5は下方へと移動される。ホルダー5が上方へと移動する際には、これとは逆の動きが行われてホルダー5が上方へ移動しながら回転される。回動軸51及び補助軸53がガイド溝214内に挿入されている時はホルダー5は回転することができない状態となっている。ホルダー5を回転させるための機構は、特に限定するものではなく、他の機構を用いることも可能である。
スタンプ台4は、ガイド部材2内の上部に着脱可能に保持されており、図1に示すように、ホルダー5がガイド部材2内で最上部に位置する時に、印面部6の印面が上方を向いてスタンプ台4に当接しており、スタンプ台4のインクが印面部6付着される。スタンプ台4は上面及び下面の両面を使用可能に構成されており、片面のインクが無くなったらスタンプ台4の上下を入れ替えることで、引き続き使用することができる。ガイド部材2の正面部22及び背面部23にはスタンプ台4を水平方向に挿入するための開口25が設けられており、さらに、対向する2つの側面部21の内面には開口から挿入されたスタンプ台4を保持する保持部材26が、内側に突出するように形成されている。
印面部6は、ホルダー5に着脱可能に取り付けられているが、着脱可能な構造については、様々な形態が可能であり、以下に図7~9を用いて説明する。
印面部6及びホルダー5の第1の形態について、図7を用いて説明する。図7に示すように、第1の形態の印面部6は、文字、絵柄等が形成され、インクが付着される印面61、及び、前記ホルダー5に付着される磁性体で形成されたプレート部62を有する。ホルダー5には磁石54が内蔵されており、磁石54の磁力によって印面部6のプレート部62が付着されていることにより、印面部6は前記ホルダー5に着脱可能に保持される。プレート部62は磁力によってホルダー5に保持されていることから、ユーザーは簡単に印面部6を着脱することができる。磁性体としては、鉄等加工しやすい金属を用いることができる。印面61は従来のゴム印等を用いることができる。
前記プレート部62は、図7(b)に示すように、両縁に上方に折り曲げられた2つの折り曲げ部が形成されて、略コの字状の断面を有している。2つの折り曲げ部は、プレート部62をホルダー5に取り付けるときにガイドの役割をしており、2つの折り曲げ部によってホルダー5が挟まれた状態となっている。ホルダー5の正面及び背面に窪みを設けて、プレート部62の折り曲げ部を挿入する構造とすることにより、より正確にプレート部62をホルダー5に取り付けることもできる。折り曲げ部の数について2つに限定するものではなく、各辺に幅の短い折り曲げ部を複数設けることも可能である。本考案の印面取り換え式スタンプ1は、プレート部62に折り曲げ部を設けることにより、ユーザーは印面部6をホルダー5に取り付ける際の位置決めが簡単になり、また、ユーザーは印面61に触れることなく印面部6を持つことができるが、その他の材質で形成することも可能である。
印面部6及びホルダー5の第2の形態について、図8を用いて説明する。第2の形態の印面部6は、一面が、文字、絵柄等が形成され、インクが付着される印面であり、図8(b)に示すように、他面に面ファスナー63が取り付けられている。そして、図8(b)に示すように、印面部6が取り付けられるホルダー5の面にも面ファスナー55が備えられており、印面部6の面ファスナー63がホルダー5の面ファスナー55に着脱可能に係合され、これにより、印面部6はホルダー5に簡単に着脱することができる。面ファスナーは、フック状に起毛された側とループ状に密集して起毛された側とが係合する構造であるが、印面部6の面ファスナー63及びホルダー5の面ファスナー55の一方をフック状とし、他方をループ状とすればよい。
印面部6は、両縁を同一方向に折り曲げて少なくとも2つの折り曲げ部が設けられており、略コの字状の断面を有している。2つの折り曲げ部は、プレート部62をホルダー5に取り付けるときにガイドの役割をしており、2つの折り曲げ部によってホルダー5が挟まれた状態となっている。折り曲げ部の数について2つに限定するものではなく、各辺に幅の短い折り曲げ部を複数設けることも可能である。印面部6の材質については、ゴム等を用いることができるが、その他の材質を用いることも可能である。
また、第2の形態において、印面部6を印面及びプレート部で構成することも可能であり、この場合、プレート部の一面に面ファスナーを取り付け、他面に印面を固定すればよい。そして、プレート部については2つの折り曲げ部を設ける構造とすることも可能である。
印面部6及びホルダー5の第3の形態について、図9を用いて説明する。図9に示すように、第3の形態の印面部6は、一面がインクが付着される印面であり、図9(b)に示すように、他面に粘着シート又は繰り返し使える両面テープ64が取り付けられている。粘着シート又は両面テープ64によって印面部6はホルダー5に簡単に着脱することができる。
印面部6は、両縁を同一方向に折り曲げて少なくとも2つの折り曲げ部が設けられており、略コの字状の断面を有している。2つの折り曲げ部は、プレート部62をホルダー5に取り付けるときにガイドの役割をしており、2つの折り曲げ部によってホルダー5が挟まれた状態となっている。折り曲げ部の数について2つに限定するものではなく、各辺に幅の短い折り曲げ部を複数設けることも可能である。印面部6の材質については、ゴム等を用いることができるが、その他の材質を用いることも可能である。
また、第3の実施形態についても、これまでの実施形態と同様に、印面部6を印面及びプレート部で構成することも可能であり、この場合、プレート部の一面に粘着シート又は繰り返し使える両面テープを取り付け、他面に印面を固定すればよい。そして、プレート部については2つの折り曲げ部を設ける構造とすることも可能である。
本考案の印面取り換え式スタンプ1は、様々な形態の印面部6を用いることが可能であり、いずれの印面部6も簡単にホルダー5に着脱することができることから、ユーザーは印面の文字、絵柄等を変更する際に、印面取り換え式スタンプ1を新たに購入する必要はなく、新しい印面部6だけを作成してもらい、印面部6だけを交換することでそれまで使用していた印面取り換え式スタンプ1を使用することができる。このように、本考案の印面取り換え式スタンプ1は、印面の交換が必要になったとしても、同じ印面取り換え式スタンプ1を繰り返し使用することができるという優れた効果を奏する。さらに、本考案の印面取り換え式スタンプ1は、予め文字、絵柄等が異なる複数の印面部6を用意しておけば、必要に応じて印面部6を交換することで1つの印面取り換え式スタンプ1で複数のスタンプとして使用することも可能であるという優れた効果を奏する。
印面部6及びホルダー5について、平面形状が矩形の場合を用いて説明したが、その他の平面形状、円形、楕円形、多角形等の様々な平面形状とすることができる。印面部6及びホルダー5の形状に合わせて、その他の部材の形状についても変更可能である。
1 印面取り換え式スタンプ
2 ガイド部材
21 側面部
211 凸部
212 凹部
213 係合切り欠き
214 ガイド溝
215 回転用凸部
216 窪み
22 正面部
23 背面部
24 頂面部
25 開口
26 保持部材
3 スライド部材
31 側面部
311 係合部
312 ボタン
313 係合突起
314 保持穴
32 正面部
4 スタンプ台
5 ホルダー
51 回動軸
52 ストッパー
53 補助軸
54 磁石
55 面ファスナー
6 印面部
61 印面
62 プレート部
63 面ファスナー
64 粘着シート又は両面テープ
7 弾性体
10 対象物
2 ガイド部材
21 側面部
211 凸部
212 凹部
213 係合切り欠き
214 ガイド溝
215 回転用凸部
216 窪み
22 正面部
23 背面部
24 頂面部
25 開口
26 保持部材
3 スライド部材
31 側面部
311 係合部
312 ボタン
313 係合突起
314 保持穴
32 正面部
4 スタンプ台
5 ホルダー
51 回動軸
52 ストッパー
53 補助軸
54 磁石
55 面ファスナー
6 印面部
61 印面
62 プレート部
63 面ファスナー
64 粘着シート又は両面テープ
7 弾性体
10 対象物
Claims (6)
- ガイド部材、スライド部材、前記ガイド部材の上部に収容され、インクが含有されたスタンプ台、ホルダー、印面部、及び、前記ガイド部材と前記スライド部材とを互いに離間させるように作用する弾性体を有し、
前記スライド部材は、前記ガイド部材の一部を覆って、前記ガイド部材に対して上下にスライド可能に取り付けられており、
前記ホルダーは、2つの回動軸によって前記スライド部材に回動可能に保持され、かつ、前記ガイド部材内で前記スライド部材の上下動に合わせて移動可能に配置されており、
前記スライド部材は、前記弾性体によって前記ガイド部材に対して上方に移動した状態で保持されており、前記ホルダーは前記ガイド部材内において最上部に位置して、前記印面部は上方を向いて前記スタンプ台と当接しており、
前記ガイド部材の下端を対象物に当接させて前記スライド部材を下方へと押圧して、前記スライド部材を下方へと移動させると前記ホルダーが回転して前記印面部が下方を向いて前記スライド部材の下端に移動する印面取り換え式スタンプであって、
前記印面部は前記ホルダーに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする印面取り換え式スタンプ。 - 前記印面部は、インクが付着される印面、及び、前記ホルダーに付着される磁性体で形成されたプレート部を有し、前記ホルダーに磁石が内蔵されており、前記ホルダーの磁石によって前記印面部のプレート部が着脱可能に保持されることを特徴とする、請求項1に記載の印面取り換え式スタンプ。
- 前記プレート部の両縁を同一方向に折り曲げて少なくとも2つの折り曲げ部が設けられており、2つの前記折り曲げ部の間に、前記ホルダーの一部分が挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の印面切り替え式スタンプ。
- 前記印面部は、一面がインクが付着される印面であり、他面に面ファスナーが取り付けられており、前記ホルダーの前記印面部が取り付けられる面に面ファスナーが備えられており、前記印面部の面ファスナーが前記ホルダーの面ファスナーに着脱可能に係合されることを特徴とする、請求項1に記載の印面取り換え式スタンプ。
- 前記印面部は、一面がインクが付着される印面であり、他面に、粘着シート又は繰り返し使える両面テープが取り付けられており、前記粘着シート又は前記両面テープによって前記印面部は前記ホルダーに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の印面取り換え式スタンプ。
- 前記印面部の両縁を同一方向に折り曲げて少なくとも2つの折り曲げ部が設けられており、2つの前記折り曲げ部の間に、前記ホルダーの一部分が挿入されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の印面切り替え式スタンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002626U JP3239376U (ja) | 2022-08-09 | 2022-08-09 | 印面取り換え式スタンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002626U JP3239376U (ja) | 2022-08-09 | 2022-08-09 | 印面取り換え式スタンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239376U true JP3239376U (ja) | 2022-10-06 |
Family
ID=83460229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002626U Active JP3239376U (ja) | 2022-08-09 | 2022-08-09 | 印面取り換え式スタンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3239376U (ja) |
-
2022
- 2022-08-09 JP JP2022002626U patent/JP3239376U/ja active Active
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