JP3129629U - スタンプ装置 - Google Patents

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哲之 遠山
裕安 宮田
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ヤマハチケミカル株式会社
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Abstract

【課題】簡単な構造で高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができるスタンプ装置を提供する。簡単な構成で複数の異なる色のスタンプにより高精度に重ね印刷して高品質の多色の印刷を行う。
【解決手段】スタンプ装置10は、それぞれ印面部11を備えた複数のスタンプ1と、押印対象に対向して位置する孔部21を備え、複数のスタンプ1を孔部21に対して、印面部11に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容するフレーム2と、一つのスタンプ1の印面部11が孔部21に位置した状態でスタンプが押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプの印面部11を孔部21を介して押印対象側に移動させる突出支持部13および切り欠け部23を有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、スタンプ装置に関する。
一般にスタンプとしては、スタンプ台を必要とするもの、スタンプ台が不要な浸透印式スタンプ、等が知られている。浸透印式スタンプには、一般的に1色のインキが含浸されており、その印面を押圧印字すると単色の文字や絵柄が印字されるだけである。
そこで同じ浸透印式スタンプを用いても、様々な色のインキを含浸した複数の印面を同一位置に押圧印字すれば、多色スタンプやフルカラースタンプが可能となる。
しかし、同じ位置に異なる色のスタンプや異なる絵柄のスタンプを捺印して重ね印刷するためには、印字位置の許容誤差を小さくすることを要する。つまり高い印字位置精度を要する。しかし、そのためにスタンプに複雑な構造を設けると製造コストが高くなってしまう。
また、例えば複数の印面が形成された印面ホルダーを備えたスタンプでは、印刷毎に印面ホルダーが回転して同じ位置に重ね印刷するが、印面加工がしにくく特殊な印面加工技術を要する。また、この回転式のスタンプでは印字位置精度が比較的低い。
また、予め用意したそれぞれ種類の異なる複数のスタンプの中から、所望の一つのスタンプを簡単に選択して押印することができるスタンプ装置が望まれている。
本考案は上述した従来技術の問題点を解決するために、簡単な構造で高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができるスタンプ装置を提供すること、簡単な構成で複数の異なる色のスタンプにより高精度に重ね印刷して高品質の多色の印刷を行うことができるスタンプ装置を提供すること、製造コストを低減すること、予め用意したそれぞれ種類の異なる複数のスタンプの中から、所望の一つのスタンプを簡単に選択して押印すること、等を目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、請求項1の考案のスタンプ装置は、それぞれ印面部を備えた複数のスタンプと、押印対象に対向して位置する孔部を備え、前記複数のスタンプを前記孔部に対して、前記印面部に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容するフレームと、前記スタンプあるいは前記フレームに設けられ、一つの前記スタンプの前記印面部が前記孔部に位置した状態で当該スタンプが前記押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプの前記印面部を前記孔部を介して前記押印対象側に移動させるスタンプ移動規制部とを有する。
このように、請求項1の考案では、スタンプ移動規制部が、一つのスタンプの印面部が孔部に位置した状態で当該スタンプが押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプの印面部を孔部を介して押印対象側に移動させるので、例えば特殊な印面ホルダーを用いずに、簡単な構造で高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができる。
また、請求項2の考案は、請求項1に記載の考案において、前記スタンプあるいは前記フレームは、前記押印対象側に位置する前記印面部を押圧前の位置に復帰させる復帰手段を有することを特徴とする。
このように、請求項2の考案では、押圧されて押印対象側に位置する印面部を、復帰手段が押圧前の位置に復帰させることができる。
また、請求項3の考案は、請求項1に記載の考案において、前記フレームは、前記複数のスタンプを保持する第1のフレームと、前記第1のフレームを規定方向にスライド可能に収容するとともに、前記スタンプが押圧状態で嵌合する孔部を備える第2のフレームとを有することを特徴とする。
このように、請求項3の考案のスタンプ装置では、第1フレームと、第1フレームを収容する第2フレームが形成されているので、複数のスタンプを収容可能であるとともに高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができる。また所望のスタンプを押印することができる。
また、請求項4の考案は、請求項1に記載の考案において、前記フレームは、前記印面部に沿った1次元あるいは2次元の方向に前記スタンプを移動可能に収容することを特徴とする。
本考案によれば、例えば、特殊な印面ホルダーを用いずに、簡単な構造で高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができるスタンプ装置を提供することができる。また、簡単な構成で複数の異なる色のスタンプを高精度に重ね印刷して高品質の多色の印刷を行うことができるスタンプ装置を提供することができる。比較的低い製造コストで高い印字位置精度のスタンプ装置を提供することができる。また、予め用意したそれぞれ種類の異なる複数のスタンプの中から、所望の一つのスタンプを簡単に選択して押印することができる。
以下、本考案の実施形態に係わるスタンプ装置について、図1〜図7を参照しながら説明する。
[本考案の構成との対応関係]
先ず、本実施形態の構成要素と、本考案の構成要素との対応関係を説明する。
図1に示すスタンプ1は、請求項1の考案に係るスタンプの一例である。
また、図2に示すスタンプ装置10は、本考案に係るスタンプ装置の一例である。
また、図2に示す孔部21,切り欠け部23,および突出支持部13は、請求項1の考案に係るスタンプ位置規制部の一例である。
また、図2に示す突出支持部13は、請求項2の考案に係る復帰手段の一例である。
また、図4に示すフレーム(スライダー)2Aは、請求項3の考案に係る第1のフレームの一例である。
また、図4に示す外側フレーム201は、請求項3の考案に係る第2のフレームの一例である。
また、図6,7に示すフレーム2Bは、請求項4の考案に係るフレームの一例である。
また、図8に示す復帰部27は、請求項2の考案に係る復帰手段の一例である。
<第1実施形態>
以下、本考案の第1実施形態を説明する。
図1は、本考案の第1実施形態に係るスタンプ装置のスタンプを説明するための斜視図である。図2は、本考案の第1実施形態に係るスタンプ装置のスタンプとフレームとを示す斜視図である。図3は、図2に示したスタンプ装置の動作を説明するための図である。
本実施形態に係るスタンプ装置10は、図1〜3に示すように、複数のスタンプ1(1A,1B)、およびフレーム2を有する。本実施形態では、スタンプ1Aとスタンプ1Bそれぞれには、異なる色のインキが含浸されている。
スタンプ1(1A,1B)は、それぞれ印面部11を備える。フレーム2は、押印対象に対向して位置する孔部21を備える。また、フレーム2は、複数のスタンプを孔部21に対して、印面部11に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容する。
また、本実施形態に係るスタンプ装置10では、フレーム2に形成された切り欠け部23上にスタンプ1の側面部に形成された突出支持部13が位置し、スタンプ1の印面部11が孔部21に位置した状態でスタンプ1が押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプ1の印面部11を孔部21を介して押印対象側に移動させることで、簡単な構造で高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができる。
また、簡単な構成で複数の異なる色のスタンプにより高精度に重ね印刷して高品質の多色の印刷を行うことができる。また、スタンプ装置10は、簡単な構造であり、製造コストを従来と比べて低減することができる。
以下、各構成要素を詳細に説明する。
[スタンプ1]
先ず、本実施形態に係るスタンプ装置10に用いられる個別に分離されたスタンプ(平面スタンプ)1を説明する。
スタンプ1は、例えば内部にインキが含浸された、いわゆる液浸透型のスタンプである。詳細には、図1に示すように、スタンプ1は、印面部11、印面保持部12および突出支持部13を有する。
印面部11は、例えば表面に予め規定された凹凸パターンが形成されており、印面を押印対象に押圧することで内部のインキを凹凸パターンに応じた印刷や捺印を行う。また、印面部11は、例えば熱可塑性発泡シート等の規定の色のインキを含浸する部材により形成されている。
印面保持部12は、図1に示すように、印面部11を保持する。詳細には、印面保持部12は、図1に示すように箱型に形成され、その一面に印面部11が位置するように形成されている。つまり、印面保持部12は、印面部11を保持している。
突出支持部13は、例えばスタンプ1が押圧されて押印対象側に位置する印面部11を押圧前の位置に復帰させる機能を有する。後述するように、復帰手段としては、この形態に限られるものではなく、例えばスタンプまたはフレームの少なくとも一方に設けてもよい。もちろんスタンプおよびフレームの両方に復帰手段を設けてもよい。
本実施形態に係る突出支持部13は、印面保持部12の側面部から突出するとともに撓曲可能に形成されている。突出支持部13は、例えば図1に示すように、T字形状に形成されており、T字形状の中央部に位置するとともに印面保持部12の側面に結合する結合部131と、結合部131から印面部に沿ってかつ側面に沿って延出した形状で、印面保持部12を押圧方向に対して反対方向に付勢可能な可撓部132と、結合部131に隣接して形成されるとともに印面保持部12に結合した補強部133を有する。
また、可撓部132は印面保持部12の側面部に対して非結合状態に設けられている。
また、本実施形態に係る突出支持部13は、図1〜3に示すように、結合部131および可撓部132がスライド面134を形成している。
この突出支持部13の結合部131、可撓部132、および補強部133は、例えば樹脂等の規定材料により一体形成されている。また、本実施形態に係るスタンプ1では、突出支持部13と印面保持部12とが規定材料により一体形成されている。
[フレーム(枠)]
次に、フレーム2について説明する。
図2に示すように、フレーム2は、上側に開口した箱形状に形成されており、上述したように、複数のスタンプ1を孔部21に対して、印面部11に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容する。また、本実施形態に係るフレーム2は、内部に例えば3つのスタンプが収容可能な空間部が形成されており、2つのスタンプ1A,1Bを並列に並べた状態で移動可能な状態で収容する。
フレーム2は、詳細には図2に示すように、孔部21、スライド面22、および切り欠け部23を有する。
孔部21は、例えばフレーム2の平板形状の底部に形成されている。この孔部21は、例えば押印対象に対向して位置する。また、本実施形態に係る孔部21は、内周形状が、スタンプ1(1A,1B)の印面部11の外形状に応じた形状に形成されている。また、本実施形態に係る孔部21は、フレーム2の底面の中央部に形成されている。
印刷時には、孔部21にスタンプ1(1A,1B)の印面部11が嵌合した状態で印刷されるので、高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができる。
スライド面22は、フレーム2が複数のスタンプ1を収容した状態で、印面保持部12の突出支持部13を摺動可能な状態で支持する。詳細には、図2に示すように、スライド面22は、フレーム2の両側壁部上に形成されている。このスライド面22では、スタンプ1の突出支持部13が摺動する。
切り欠け部(凹部)23は、スタンプ1を押圧可能に支持する機能を有する。詳細には、切り欠け部23は、図2に示すように、フレーム2の側壁部に上側に向かって凹形状に形成されている。凹形状の幅は突出支持部13の幅よりも狭く形成されている。切り欠け部23は、図2に示すように、スライド面22のうち孔部21に対応した位置に形成されている。本実施形態に係る切り欠け部23は、フレーム2の側壁部の略中央部に形成されている。また切り欠け部23上では、突出支持部13の可撓部132が撓曲可能である。
上記構成のスタンプ装置10では、突出支持部13が切り欠け部23上に位置した状態でスタンプ1が押印対象に向けて押圧されると、突出支持部13が撓曲して印面部11が孔部21を介して押印対象側に移動する。
[動作]
次に、図1〜3を参照しながら、スタンプ装置10の動作を説明する。
先ず、図3(A)に示すように、例えばフレーム2の左側の空間部にスタンプ1A,1Bそれぞれを、印面部11を下側に向けて並列に配置する。この際、スタンプ1の突出支持部13のスライド面134とフレーム2のスライド面22が接するようにフレーム2上にスタンプ1(1A,1B)を配置する。
この状態では、スタンプ1Aが位置するスライド面22には切り欠け部23が形成されていないので、スタンプ1Aを押圧したとしても印面部11が押印対象やフレームの底面に接触しない。スタンプ1Bが位置するスライド面22には切り欠け部23が形成されている。
次に図3(B)に示すように、例えば指F1等でスタンプ1Bの印面部11に対向する面(被押圧部)120を押圧すると、スタンプ1Bが位置するスライド面22には切り欠け部23が形成されているので、スタンプ1Bの突出支持部13の可撓部132が撓み、スタンプ1Bの印面部11が孔部21に位置した状態で、スタンプ1Bが押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプ1Bの印面部11が孔部21を介して押印対象70側に移動する。この状態で、例えば紙などの押印対象70に、スタンプ1Bの印面部11により印刷が行われる。
次に、例えば指F1をスタンプ1Bから離す動作などによりスタンプ1Bへの押圧力がゼロとなると、突出支持部13による押圧方向に対して逆方向への付勢力により、図3(A)に示すように、スタンプ1Bがフレーム2の底面より高い位置に位置するように押圧前の元の位置に復帰する。
次に、図3(C),(D)に示すように、例えば指F1などによりスタンプ1(1A,1B)を横方向に移動させる。詳細には、スタンプ1Aとスタンプ1Bを並列に並べた状態で、印面部11に沿った方向に、フレーム2の底面や押印対象に非接触状態で孔部21に相対的に移動させる。また、スタンプ1A,1Bがフレーム2に対して相対移動中には、フレーム2のスライド面22上を、スタンプ1の突出支持部13のスライド面134が摺動する。この相対移動中ではスタンプ1(1A,1B)を押圧したとしても、フレーム2の底面や押印対象70に接触しない。
次に、図3(E)に示すように、スタンプ1Bの右側面がフレーム2の右側壁の内側に接するまで、スタンプ1A,1Bを移動させる。この状態では、スタンプ1Aの印面部11が孔部21の上部に位置するとともに、切り欠け部23上にスタンプ1Aの突出支持部13が位置する。この図3(E)に示した状態は、スタンプ1Aが押圧可能な状態である。
次に、図3(F)に示すように、例えば指F1等でスタンプ1Aの印面部11に対向する面(被押圧部)120を押圧すると、スタンプ1Aが位置するスライド面22には切り欠け部23が形成されているので、スタンプ1の突出支持部13の可撓部132が撓み、スタンプ1Aの印面部11が孔部21に位置した状態で、スタンプ1Aが押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプ1Aの印面部11が孔部21を介して押印対象70側に移動する。この状態で、例えば紙などの押印対象70に、スタンプ1Aの印面部11により印刷が行われる。
次に、例えば指F1をスタンプ1Aから離す動作などによりスタンプ1Bへの押圧力がゼロとなると、突出支持部13による押圧方向に対して逆方向への付勢力により、図3(E)に示すように、スタンプ1Aがフレーム2の底面より高い位置に位置するように押圧前の位置に復帰する。
上述したように、フレーム2の孔部21によりスタンプ1の印面部11の位置を規制することにより、高い印字位置精度で、重ね印刷を行うことができる。
また、上述した実施形態では、2個のスタンプ1A,1Bを有するスタンプ装置10を説明したが、この形態に限られるものではない。例えば3個以上のスタンプ1と、より大きなフレーム2とを備えたスタンプ装置に、本考案に係るスタンプ装置を適用してもよい。例えば、複数個のスタンプ1のなかから1個のスタンプ1を選択して押印することもできるし、異なる色のインキを含浸した複数個のスタンプ1を同じ位置に重ね捺印することで、多色印刷やフルカラー印刷を行うことができる。
また、簡単な構成で高精度な重ね印刷を行うスタンプ装置を比較的低い製造コストで提供することができる。
<第2実施形態>
図4は、本考案の第2実施形態に係るスタンプ装置10Aを説明するための図である。図5は、本考案の第2実施形態に係るスタンプ装置10Aの動作を説明するための図である。
図4に示すように、本実施形態に係るスタンプ装置10Aは、複数個、例えば3個のスタンプ1(1A,1B,1C)、およびフレーム200を有する。第1実施形態と同様な構成については説明を省略する。
フレーム200は、外側フレーム201、および内側フレーム(スライダー)2Aを有する。
外側フレーム201は、箱型スライダー2Aをスライド可能に収容する。また、スタンプ1が押圧状態で嵌合する孔部203を備える。
詳細には、外側フレーム201の底部の開口部側には、図4に示すように、孔部202が形成されている。この孔部202は、第1実施形態に係るフレーム2の孔部21に相当する。また、外側フレーム201の上部には、孔部202に対向する位置に、例えば指F1等でスタンプ1を押圧するための孔部203が形成されている。
スライダー2Aは、複数のスタンプ1(1A,1B,1C)を孔部202に対して、印面部11に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容する。
また、スライダー2Aには、切り欠け部23(23A,23B,23C)が、スタンプ1(1A,1B,1C)の突出支持部13に対応した位置に形成されている。
次に、図4,5を参照しながら、本実施形態に係るスタンプ装置10Bの動作を説明する。
先ず、図5(A)に示すように、例えば孔部203を介して、指F1等でスタンプ1Cを押圧すると、スタンプ1Cの突出支持部13の可撓部132が撓み、スタンプ1Bの印面部11が孔部21に位置した状態で、スタンプ1Cが押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプ1Cの印面部11が孔部202を介して押印対象70側に移動する。この状態で、例えば紙などの押印対象70に、スタンプ1Cの印面部11により印刷が行われる。
次に、例えば指F1をスタンプ1Cから離す動作などによりスタンプ1Cへの押圧力がゼロとなると、突出支持部13による押圧方向に対して逆方向への付勢力により、図4に示すように、スタンプ1Cがフレーム201の底面より高い位置に位置するように押圧前の位置に復帰する。
次に、例えば指F1などにより、スライダー2Aを外側フレーム201に対して相対移動させる。この動作によりスタンプ1A,1B,1Cが、外側フレーム201の底面や押印対象70に非接触状態で孔部202に相対的に横方向に移動する。
次に、図5(B)に示すように、スタンプ1Bの印面部11が孔部202に位置した状態で、例えば孔部203を介して指F1等でスタンプ1Bを押印対象に向けて押圧すると、スタンプ1Bの突出支持部13の可撓部132が撓み、スタンプ1Bの印面部11が孔部202を介して押印対象70側に移動する。この状態で、例えば紙などの押印対象70に、スタンプ1Bの印面部11により印刷が行われる。
次に、例えば指F1をスタンプ1Bから離す動作などによりスタンプ1Bへの押圧力がゼロとなると、突出支持部13による押圧方向に対して逆方向への付勢力により、スタンプ1Bがフレーム201の底面より高い位置に位置するように押圧前の位置に復帰する。
次に、例えば指F1などにより、スライダー2Aを外側フレーム201に対して相対移動させる。
次に、図5(C)に示すように、スタンプ1Aの印面部11が孔部202に位置した状態で、例えば孔部203を介して指F1等でスタンプ1Aを押印対象に向けて押圧すると、スタンプ1Aの突出支持部13の可撓部132が撓み、スタンプ1Aの印面部11が孔部202を介して押印対象70側に移動する。この状態で、例えば紙などの押印対象70に、スタンプ1Bの印面部11により印刷が行われる。
次に、例えば指F1をスタンプ1Aから離す動作などによりスタンプ1Aへの押圧力がゼロとなると、突出支持部13による押圧方向に対して逆方向への付勢力により、スタンプ1Aがフレーム201の底面より高い位置に位置するように押圧前の位置に復帰する。
以上説明したように、本実施形態に係るスタンプ装置10Aでは、スライダー2Aの収容時には、3個のスタンプ1(1A,1B,1C)を収容することができ、この3個のスタンプ1(1A,1B,1C)により高精度に重ね印刷を行うことができる。
なお、スタンプ装置10Aは、本実施形態に限られるものではない。例えば、スタンプ装置10Aは、2個のスタンプ1を備えてもよいし、4個以上のスタンプ1を備えていてもよい。また、異なる色のインキを含浸した複数個のスタンプ1を同じ位置に重ね捺印することで、多色印刷やフルカラー印刷を行うことができる。また、第2実施形態ではフレーム201に3つのスタンプ1を収容することができる。
<第3実施形態>
図6は、本考案の第3実施形態に係るスタンプ装置10Bを説明するための斜視図である。図7は、図6に示したスタンプ装置10Bのフレーム2Bを説明するための斜視図である。第1および第2実施形態と同様な構成や動作については説明を省略する。
上述した第1実施形態に係るフレーム2では、印面部11に沿った1次元方向にスタンプ1を移動可能に収容したが、第3実施形態に係るフレーム2Bでは、2次元方向にスタンプ1を移動可能に収容する。以下詳細に説明する。
図6,7に示すように、本実施形態に係るスタンプ装置10Bは、3つの正方形のスタンプ1(1A,1B,1C)、および4つの正方形のスタンプ1を収容することが可能なフレーム2Bを有する。本実施形態に係るフレーム2Bでは、3つのスタンプ1を収容する。
また、本実施形態に係るフレーム2Bは、スタンプ1を、少なくとも印面部11を押印対象に対して非接触状態かつ平行状態で、印面部11に沿った第1の方向に移動可能に支持するとともに、第1の方向と異なる第2の方向に印面部11に沿って移動可能に支持する突出部251,252を有する。
詳細には、図6,7に示すように、フレーム2Bには、スタンプ1を位置決めして捺印するための孔部21Bと、スタンプ1の印面部11を非接触にて横方向に移動させるための突起部が形成されている。より詳細には、フレーム2Bの中央部に突起部251が形成され、フレーム2Bの側面部と底面との境界部の辺に沿って突起部252が形成されている。
このフレーム2Bの突起部251と突起部252上に、スタンプ1(1A,1B,1C)が配置される。
上記構成のスタンプ装置10Bでは、4個のスタンプ1を収容できる空間を備えるフレーム2Bに、3個のスタンプ1(1A,1B,1C)を収容して、1個分の空いた場所にスタンプ1を移動することができる。
例えば、3個のスタンプ1(1A,1B,1C)の中から、所望の1個のスタンプ1を選択して、そのスタンプ1を孔部21B上に移動させて押圧捺印することができる。なお図6,7には、スタンプ1を押圧した後、押圧を解除した際に押圧前の位置に復帰させるためのバネ部(復帰手段)については省略している。
図8は、スタンプ装置の復帰手段の一例を説明するための図である。詳細には、図8(A)は復帰手段を備えるフレームの上面図であり、図8(B)は、図8(A)に示したフレームのA−A’線に沿った断面図である。図8(C)は、図8(A)に示したフレームのB−B’線に沿った断面図である。
図8(A)〜(C)に示すようにフレーム2Bは、例えば押印対象側に位置するスタンプ1の印面部を押圧前の位置に復帰させる復帰部(復帰手段)27を有する。例えば復帰部27は、フレーム2Bの孔部21Bの対向する2つの辺に形成されている。詳細には、図8に示すように、復帰部27は、固定部271、および付勢部272を有する。
固定部271は、孔部21Bの対向する2つの辺のうち、辺の中央部付近に設けられている。付勢部272は、一端部が固定部271に固定され、そこから孔部21Bの辺に沿って斜め上方向に向かって突出するとともに撓曲可能に形成されている。この付勢部272は、スタンプ1が押圧されて押印対象側に位置する印面部11を押圧前の位置に復帰させるように、押圧方向に対して反対方向に向かって付勢する。また、付勢部272の他端部は、押圧方向に向ってわずかに屈曲した形状に形成されている。
上記構成のフレーム2Bでは、スタンプ1が印面部11に沿った2次元の方向にスタンプをスムーズに移動させることができ、さらにスタンプ1を孔部21B上に移動させて押圧捺印した後、復帰部27により、押印対象側に位置するスタンプ1の印面部11を押圧前の位置に復帰させることができる。
また、複数のスタンプ1を、フレーム2Bの孔部21Bにより、印刷位置を規制することにより、高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができる。異なる色のインキを含浸した複数個のスタンプ1を同じ位置に重ね捺印することで、多色印刷やフルカラー印刷を行うことができる。
また、スタンプ装置10Bでは、孔部21Bを介して捺印位置を容易に決定することができる。
また、スタンプ装置10Bは、部品数が少ないので、このスタンプ装置10Bを安価に提供することができる。
また、スタンプ装置10Cでは、複数のスタンプ1を、いわゆる移動パズルゲームのように移動させるとい遊び心を満足させることもできる。
以上説明したように、それぞれ印面部11を備えた複数のスタンプ1と、押印対象に対向して位置する孔部21を備え、複数のスタンプ1を孔部21に対して、印面部11に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容するフレーム2と、スタンプ1あるいはフレーム2に設けられ、一つのスタンプ1の印面部11が孔部21に位置した状態で押印対象に向けて当該スタンプが押圧されたことを条件に、当該スタンプの印面部11を孔部21を介して押印対象側に移動させるスタンプ移動規制部(突出支持部13、切り欠け部23、孔部21)を設けたので、簡単な構造で高い印字位置精度で重ね印刷を行うことができる。
また、簡単な構成で複数の異なる色のスタンプにより高精度に重ね印刷して高品質の多色の印刷を行うことができる。製造コストを低減することができる。
また、スタンプ装置10では、複数個の浸透印式のスタンプ1の中から所望のスタンプ1を選択して押印することができる。つまり、予め用意したそれぞれ種類の異なる複数のスタンプの中から、所望の一つのスタンプを簡単に選択して捺印することができる。
また、本発明に係るスタンプ装置では、スタンプ1あるいはフレームに、押印対象側に位置する印面部11を押圧前の位置に復帰させる復帰手段(突出支持部13又は復帰部27等)を設けたので、スタンプ1を押圧後に、押圧前の位置に簡単に復帰させることができる。
また、本考案に係るスタンプ装置10には、一般的な個別に分離された浸透印式のスタンプを用いることができ、一般的な印面加工技術により簡単に高精度に、スタンプの印面部に捺印パターンを形成することができる。このため、部品点数も少なく高精度に重ね印刷を行うことができるスタンプ装置を安価に提供することができる。
また、上述した実施形態に限られるものではない。例えば、スタンプ装置10の複数のスタンプ1(1A,1B)の上部に蓋部を設けてもよい。この蓋部は、例えば蓋部の内側面とスタンプ1の上面部との間に、例えばスタンプ1がスライドする際の傾きを防止するために僅かな隙間が形成されるように配置される。上記蓋部を設けることにより、例えばスタンプ1がスライド時の傾きを防止することができる。この際、蓋部にはスタンプ1を指にてスライドさせるための長孔を設けることが好ましい。
また、スタンプ1の位置合わせ位置をより高めるために、例えば凹形状の切り欠け部23を、逆台形状に形成してもよい。例えばスタンプ1のT字形状の突出支持部13がこの逆台形状の切り欠け部23に僅かに嵌合することにより、位置合わせ精度を向上させることができる。
図1は、本考案の第1実施形態に係るスタンプ装置のスタンプを説明するための斜視図である。 図2は、本考案の第1実施形態に係るスタンプ装置のスタンプとフレームとを示す斜視図である。 図3は、図2に示したスタンプ装置の動作を説明するための図である。 図4は、本考案の第2実施形態に係るスタンプ装置10Aを説明するための図である。 図5は、本考案の第2実施形態に係るスタンプ装置10Aの動作を説明するための図である。 図6は、本考案の第3実施形態に係るスタンプ装置10Bを説明するための斜視図である。 図7は、図6に示したスタンプ装置10Bのフレーム2Bを説明するための斜視図である。 図8は、スタンプ装置の復帰手段の一例を説明するための図であり、図8(A)は復帰手段を備えるフレームの上面図であり、図8(B)は図8(A)に示したフレームのA−A’線に沿った断面図であり、図8(C)は図8(A)に示したフレームのB−B’線に沿った断面図である。
符号の説明
1,1A,1B‥スタンプ,2‥内側フレーム,2A‥フレーム(スライダー),10,10A,10B‥スタンプ装置,11‥印面部,12‥印面保持部,13‥突出支持部(樹脂バネ),21‥孔部、22‥スライド面、23‥切り欠け部、27‥復帰部、131‥結合部,132‥可撓部,133‥補強部,134‥スライド面,200‥フレーム,201‥外側フレーム,251,252‥突起部、271‥固定部、272‥付勢部

Claims (4)

  1. それぞれ印面部を備えた複数のスタンプと、
    押印対象に対向して位置する孔部を備え、前記複数のスタンプを前記孔部に対して、前記印面部に沿った方向に相対的に移動可能な状態で収容するフレームと、
    前記スタンプあるいは前記フレームに設けられ、一つの前記スタンプの前記印面部が前記孔部に位置した状態で当該スタンプが前記押印対象に向けて押圧されたことを条件に、当該スタンプの前記印面部を前記孔部を介して前記押印対象側に移動させるスタンプ移動規制部と
    を有するスタンプ装置。
  2. 前記スタンプあるいは前記フレームは、前記押印対象側に位置する前記印面部を押圧前の位置に復帰させる復帰手段を有する
    請求項1に記載のスタンプ装置。
  3. 前記フレームは、前記複数のスタンプを保持する第1のフレームと、
    前記第1のフレームを規定方向にスライド可能に収容するとともに、前記スタンプが押圧状態で嵌合する孔部を備える第2のフレームと
    を有する請求項1に記載のスタンプ装置。
  4. 前記フレームは、前記印面部に沿った1次元あるいは2次元の方向に前記スタンプを移動可能に収容する
    請求項1に記載のスタンプ装置。
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