JP4606108B2 - 捺印具 - Google Patents
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Description
また、連続気孔を有するNBR、熱可塑性樹脂等から成る印字体を有しているインキ自給式の印判は先願においても、商品においても数多く存在する。
これら印判には、実公昭50−24814号(以下、(イ)とする。)の図面及び明細書に記載されているように、鞘体(又はスライド部材)といわれる部材が必要になる。
鞘体(又はスライド部材)は弾性部材で弾発保持されており、押印時上からの押圧力に抗する設け方をされている。
しかし印面の大きい印判は押圧力を均一に印面に伝達し鮮明な印影を得ることは難しいものである。例えば実公昭55−21817号(以下、(ロ)とする。)があり、公報第1頁第2段第10行目〜第18行目にあるような印面の大型のものを想定しており、図10、図11に見られるように大型の印面で鮮明で綺麗な印影をえる為には複雑な構成を取っている。
従って、次に印判側ではなく印判とセットになる捺印台について先願等を見てみると、捺印台又は捺印台として使用している先願には、実公平2−28061号(以下、(ハ)とする。)、実公平7−26132号(以下、(二)とする。)があり、捺印台自体に弾発部材が設けられている構成である。
そして、捺印物の綴込部bを空隙13に差込み、捺印物の見開きの左右の紙厚さが異なる場合捺印しやすくするための構成を有している。
しかし、(ハ)の図1より、印判6にスライド部材のような部品が設けられており、(イ)に見られるような印判である。また捺印台は直接捺印力を高さ調節板に伝える構成である。従ってスライド部材のない印判の場合は過剰に印判を押圧して、印面を捺印物に押し当て、印影のにじみを生じることとなる。
捺印台の中央を弾発部材によって弾発支持しており、捺印台のせり上がりを行ない、捺印物である切符等に捺印できる。そして、常時は揮発性のインキを使用しているためにパッキンで印面を機密保持しインキの蒸発を防止し、捺印時はこのパッキンが邪魔になり前記した印台のせり上がりを行なうものである。
しかし、(二)は携帯用の印判であり、比較的印面も小さいことから印台を単体の弾性部材で弾発支持している。こうしたことより本願発明は構成をことにしている。
特に、凸面(印影としてインキ塗布される部分)の多い印面はインキにより横滑りで不安定な状態となる。
特に、印面サイズが大きい印判や印面の凸面(印影としてインキ塗布される部分)が多いと捺印時、横滑りの現象が生じる。
また逆に細い線を使用した印面の場合は、スライド部材がないと印面が必要以上に押圧され、印影が潰れる結果となる。
特に、こうした細い線を使用して、多色刷りを行う捺印具については、捺印位置のズレとともに、一つ一つの印影を綺麗で鮮明に得ることが必要である。
以上が解決しようとする課題である。
こうして押圧力に対応して弾発部材8の効力でスライドを設けたような捺印感覚が得られ、更に押圧力を加えることにより、弾性部材11により印面と捺印物の最適な当接(圧着力)を得るものである。
1は、印判であり、下方に印面を有した印字体2を保持しており、前記印字体2は連続気泡を有するインキ自給式の印字体である。素材は、従来からのNBR、熱可塑性樹脂、金属多孔質体等が選択可能である。また、印面の周りには当接部3を設けており、本発明の前記当接部3は金属部材、熱可塑性樹脂等が使用可能である。
当接部3は、印面の位置より上方に位置し、印判を捺印する際に障害になることはない。
本発明で使用される捺印物のサイズは、図1の破線にあるようなサイズである。これで捺印物の四辺を押え枠13により押えられる。
また、前記捺印台4は、大きく分けて捺印台本体5、押え枠13の2つの部分からなる。
前記支柱片9と前記浮かせピン7の数は同一である。
7は、浮かせピンであり、柱状で小径部と大径部を有した中空部材である。
大径部の上端面で摺動底板10を弾発部材8で支持して、前記摺動底板10は小径部を上下に摺動可能としている。本実施例の浮かせピン7は円柱状であるが四角柱状でも良い。
また本実施例の浮かせピン7の数は4個であるがその数は3箇所以上であればよく、印判が浮かせピン7により浮いた状態となっていればよい。
3個で有れば図には示さないが略正三角形の配置にすることで最適な圧着力を得られる。
前記捺印台本体5の開口端には鍔部12を設けており、摺動底板10の上方への抜けと、上方への動きを規制している。
前記捺印台本体5の一辺に蝶番部6を設けており、押え枠13の蝶番部6と開口自在に蝶番嵌合している。また、前記浮かせピン7の頂部は印判の当接部3と当接される。
前記摺動底板10は、捺印台本体5の内壁面に摺動誘導されており、前記捺印台本体5の開口端に設けられた鍔部12により、摺動底板10の飛び出しを防止している。
また、摺動底板10の表面に規定の紙をはめ込みできる凹部15を設けても良い。
捺印物は、主に紙であるが押え枠13で押えられることが出来るのであれば紙に問わない。
前記捺印物の内、相対する2辺を同様に押え枠13の相対する2辺で抑えることが出来て、捺印物の上方への抜け出しを防止できる。
捺印物と浮かせピン7との関係は、捺印物から浮かせピン7全てが露呈していることが必要である。
印判1の四辺は、この押え枠13の四辺の内壁面に当接摺動して誘導され上下動する。
次に作用の説明を詳細に行う。
距離Sは、印面と摺動底板10の上面との距離である。また、距離Hは、浮かせピン7の下端面と捺印台本体の底表面との距離である。
先ず、捺印台の押え枠13を上方に開き、規定サイズの捺印物(紙、プラスチック等)を凹部15にはめ込みセットする。そして押え枠13を下ろし閉じる。すると、押え枠13の相対する一対の辺で捺印物の相対する一対の辺を上方へ抜け出ないように押さえ、棚部14により残りの捺印物の相対する一対の辺を押えることが出来る。
この状態では、印判の当接部3と浮かせピン7の頂部が当接しており、印判1を浮いた状態にしている。従って、印面を捺印物から距離Sだけ離している状態である。その後、印判の上方より下方に押圧力を加える。すると、浮かせピン7は弾発部材8の上方への弾発力に抗して下方に移動する。距離Hだけ印判1が下方に移動すると浮かせピン7の下端面は、捺印台本体の底表面と当接し、移動不可のとなる。前記摺動底板10は、弾発部材11より上方へ弾発されて、印面は摺動底板10にセットされた捺印物に当接することになる。
これは距離H>距離Sであるので、捺印物に当接しながら摺動底板10も下方に押しやり移動させる。このとき摺動底板10は弾発部材11により弾発支持されているので、前記弾発部材11の弾発力に抗して下方に摺動底板10を移動させて、前記摺動底板10を浮かせピン7の大径部上端面より離れて浮いた状態とする。(第6図)
このとき、捺印に適切な圧力(最適捺印位置)で、摺動底板10は弾発部材11から弾発力を受けており、印字体1の印面と捺印物を当接させ鮮明な印影を捺印物に得られるものです。
こうして摺動底板10は弾発部材11と捺印台本体5の内部に摺動して捺印台本体5の開口端に鍔部12により上方への摺動底板10の飛び出しを防止している。
また、浮かせピン7には、捺印台本体5の底から支持片9が上方へ4本立設しており、この周りに弾発部材8を設けて前記浮かせピン7を安定させて上下させることが出来る。
最後に、印判から押圧力を解除すると上記とは逆の動きで摺動底板10、浮かせピン7は元に戻る。
2 :印字体
3 :当接部
4 :捺印台
5 :捺印台本体
6 :蝶番部
7 :浮かせピン
8 :弾発部材
9 :支柱片
10 :摺動底板
11 :弾発部材
12 :鍔部
13 :押え枠
14 :棚部
15 :凹部
16 :小径部
17 :大径部
Claims (1)
- 印判本体の下面に印面を露呈する印判と、
捺印物を保持し前記印判と組合わせて使用する捺印台からなる捺印具において、
前記捺印台は、捺印物を押圧保持可能とする押え枠と蝶番部により連結された有底箱状の捺印台本体からなり、
前記捺印台本体の底より3個以上の弾発部材により摺動底板を弾発保持し、
更に常時、前記摺動底板をも弾発保持し、頂部を前記摺動底板の上面より露呈させた浮かせピンを設け、前記浮かせピンの内部には前記捺印台本体の底より支持片を立設させて周りに弾発部材を設けて弾発保持し、前記捺印台本体の底面から前記浮かせピンの下方端面までの距離を距離Hとした前記浮かせピンを3箇所以上設けて、
前記印判に設けた当接部と、前記浮かせピンの頂部とが当接したとき、前記印面を前記捺印物から距離Sだけ浮かせた状態とし、
前記距離Hと前記距離Sとの関係は、距離H>距離Sとし、
捺印時には前記当接部で前記浮かせピンを弾発力に抗して下方に押し下げるととともに前記摺動底板をも弾発力に抗して下方に押し下げ、前記浮かせピンの下端面を前記捺印台本体の底面まで押し下げた時に前記印面と前記捺印物とが最適当接することを特徴とする捺印具。
Priority Applications (1)
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JP2004281996A JP4606108B2 (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 捺印具 |
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