JP5468917B2 - 名刺入れ - Google Patents

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Description

本発明は、収容した名刺に文字や画像を印刷する名刺入れに関する。
従来の名刺入れは、印字ハンマ手段の押さえゴムと押さえブロックを設けたアッパケースと、そのアッパケースを開閉自在に接続したロアケースと、ケースの内部に形成した名刺収容部と、活字ケースに、上面に活字を形成した複数の活字ブロックの間を上下移動が可能なように連結した複数の日付印字用の活字ユニットを装着した活字装置と、日付を印字するための印字リボンとを備え、印字ハンマ手段を押圧することにより印字リボンを介して名刺を活字に押し付けて日付を印字するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開2006/080391号(段落「0012」〜段落「0033」、図1、図2)
しかしながら、上述した従来の技術においては、インクを浸み込ませた印字リボンは消耗品であり、名刺に印字された文字が薄くなった場合、使用していた印字リボンを新たな印字リボンに交換する必要があるが、その印字リボンは円形で平面的に形成されているため、交換作業に多大な時間を要するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、インクが消耗した場合のインクの補充作業を容易にし、使用者の利便性を向上させることを目的とする。
そのため、本発明は、名刺を収容する名刺収容部が形成されたロアケースと、前記ロアケースに開閉自在に接続され、文字印刷ハンマが設けられたアッパケースと、環状のリング板に取り付けられインクを保持するインク保持部と、前記リング板との間に前記インク保持部を挟み、該インク保持部のインクを通過させる貫通孔で印刷文字が形成された文字形成面とからなり、そのリング板が前記文字印刷ハンマにより押圧される文字判と、前記文字判の両端部を回動自在に支持するとともに、前記ロアケースに回動自在に支持された文字判支持部材と、前記文字判の文字形成面と前記名刺収容部に収容された名刺との間に配置され、前記文字判の底面を支持するとともに開口が形成されたプロテクタと、前記プロテクタの開口を開閉するシャッタとを備え、前記文字印刷ハンマで前記文字判を押圧することにより、前記文字判の文字形成面を、前記シャッタで開放された前記プロテクタの開口から突出させて前記名刺収容部に収容された名刺に当接させ、該名刺に文字を印刷することを特徴とする。
このようにした本発明は、文字形成面にインクを塗布することでインクの補充ができるため、インクが消耗した場合のインクの補充作業が容易になり、使用者の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
実施例における名刺入れの外観斜視図 実施例における名刺入れの外観の平面図および側面図 実施例における名刺入れの断面図 実施例における文字印刷部の説明図 実施例における文字印刷部の断面図 実施例における文字判支持部材の平面図および側面図 実施例における文字判の説明図 実施例における文字判ケースの平面図および側面図 実施例におけるプロテクタの平面図および側面図 実施例におけるシャッタの平面図および側面図 実施例におけるシャッタの開閉動作を示す説明図 実施例における画像判部の平面図および断面図 実施例における画像判の説明図 実施例における文字判の変形例の説明図 実施例における文字判の変形例の説明図
以下、図面を参照して本発明による名刺入れの実施例を説明する。
図1は実施例における名刺入れの外観斜視図、図2は実施例における名刺入れの外観の平面図および側面図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は短手方向の側面図、図2(c)は長手方向の側面図である。
図1および図2において、1は名刺入れであり、内部に名刺を収容するとともに収容した名刺に文字や画像を印刷するものである。
2は合成樹脂等で形成されたアッパケース、3は合成樹脂等で形成されたロアケースであり、ロアケース3の内部には名刺10を収容する領域である名刺収容部が形成され、またアッパケース2はロアケース3に蝶番等により開閉自在に接続され、図1に示すようにアッパケース2を開放することによりロアケース3の名刺収容部に名刺を出し入れできるようになっている。
4は文字印刷部であり、アッパケース2を閉塞した状態でアッパケース2に設けられた文字印刷ハンマを押圧することで名刺収容部に収容された最上位の名刺に文字判を押圧し、日付等の文字を印刷する部位である。
5は画像印刷部であり、アッパケース2を開放した状態で画像印刷ハンマを押圧することで名刺収容部に収容された最上位の名刺に画像判を押圧し、顔画像等の画像を印刷する部位である。
なお、本実施例では、名刺入れ1に文字印刷部4および画像印刷部5を備えた構成として説明するが、どちらか一方を備えた構成としてもよい。
図3は実施例における名刺入れの断面図である。
図3において、6は文字印刷部4の押圧ブロックであり、アッパケース2に形成された貫通孔に上下動可能に設けられた略直方体状の文字印刷ハンマである。
7は文字判であり、合成樹脂等で形成された環状のリング板、インクが浸潤したスポンジ状のインク保持部、インク保持部のインクを通過させるための貫通孔が印刷する文字の形状で形成された文字形成面からなり、押圧ブロック6でリング板を押圧し、文字形成面をロアケース3に収容された名刺10に押圧することにより、文字を名刺10に印刷するものである。
この文字判7は、回転可能に同心円を形成する複数のリング板からなり、それぞれのリング板にインク保持部および文字形成面が取り付けられている。したがって、それぞれの文字判7のリング板を回転させて文字形成面を移動させることにより所望の文字をロアケース3に収容された名刺10に印刷することができるようになっている。本実施例では、年月日等の日付を印刷するための複数のリング板が設けられている。
8はプロテクタであり、文字判7に対応して合成樹脂等で円板状に形成され、その一部に開口が形成されているものである。このプロテクタ8は、文字判7の文字形成面とロアケース3に収容された名刺10との間に設けられ、文字形成面と名刺10とを遮断して文字形成面表面のインクが名刺10に付着することを防止するとともに開口から文字形成面を突出させて所望の文字を名刺10に印刷させるためのものである。
また、プロテクタ8は文字判7の底面を支持し、その文字判7はプロテクタ8上を自在に回転することができるようになっている。
9はシャッタであり、プロテクタ8に形成された開口を開閉するためのものである。このシャッタ9は、文字の印刷が不要なときはプロテクタ8の開口を閉塞して文字判7の文字形成面の全部とロアケース3に収容された名刺10とを遮断し、一方文字の印刷が必要なときはプロテクタ8の開口を開放して所望の文字を名刺10に印刷できるようにするものである。
11は画像印刷部5の押圧ブロックであり、略円柱状の画像印刷ハンマである。
12は板バネであり、画像判支持部材131に設けられ、押圧ブロック11を支持するとともにロアケース3に収容された名刺10から離れる方向へ付勢するものである。
13は画像判であり、押圧ブロック11に取り付けられ、合成樹脂等で形成された円形板、インクが浸潤したスポンジ状のインク保持部、インク保持部のインクを通過させるための貫通孔が印刷する画像の形状で形成された画像形成面からなり、押圧ブロック11を押圧することにより、画像形成面をロアケース3に収容された名刺10に押圧させて顔画像等の画像を名刺10に印刷するものである。この画像判13は、板バネ12により付勢されているため、押圧ブロック11の押圧を解除することにより名刺10から離れ、画像形成面表面のインクが名刺10に付着することを防止することができるようになっている。
図4は実施例における文字印刷部の説明図であり、図4(a)はアッパケースを開放した状態の文字印刷部の平面図、図4(b)は文字印刷部のBB断面図、図4(c)は文字印刷部のAA断面図である。
図4において、71は文字判支持部材であり、名刺10を収容するロアケース3の側端部に蝶番等で回転自在に取り付けられたものである。また文字判支持部材71の自由端は、文字判7の中心を挟むように文字判7が収容されている後述する文字判ケースの両端部を回転自在に支持し、その文字判ケースの底面をロアケース3に収容されている名刺10に押し付けることができるようになっている。
ここで文字判支持部材の構成を図6の実施例における文字判支持部材の平面図および側面図に基づいて説明する。なお、図6(a)は文字判支持部材の平面図、図6(b)は文字判支持部材の側面図である。
図6において、文字判支持部材71は、回転支点711でロアケース3のシャフトに回転自在に接続され、また自由端に設けられた回転支点(軸受け)712で図示しない文字判ケースの中心を挟んだ両側部の突起(回転軸)を嵌入してその文字判ケースを回転自在に支持する。
図4の説明に戻り、72は合成樹脂等で形成された文字判ケースであり、文字判7の上面および側面を覆うものである。この文字判ケース72の上面には、押圧ブロック6に対応し、文字判7の中心から外周方向に向けて押圧ブロック6を通過させるための貫通孔としての略長方形状の窓72aが形成され、その窓72aを通過する押圧ブロック6で文字判7のリング板の一部を押圧することにより、その文字判7に形成された文字形成面をロアケース3に収容された名刺に押圧することができるようになっている。
また、文字判ケース72の上面には、窓72bが文字判7のそれぞれのリング板に対応して形成され、操作者は窓72bを介して文字判7のリング板を回転させて印刷する文字を窓72aの位置へ移動させることにより、所望の文字を印刷することができるようになっている。
なお、本実施例では、既に名刺に印刷されている文字と文字判7で印刷する文字とが重ならないようにするため、窓72aは名刺入れの長手方向に対して約25度傾くように形成するものとするが、この傾斜角は25度に限られることなく任意に設定してもよい。
73はシャッタ支持部であり、文字判ケース72に形成された窓72aの近傍に取り付けられ、シャッタ9を摺動可能に支持するものである。シャッタ9は、図中矢印Cまたは矢印C´が示す方向にシャッタ支持部73内を摺動することにより図示しないプロテクタの開口を開閉する。
図5は実施例における文字印刷部の断面図であり、文字印刷部の拡大断面図ある。
図5において、74は上述した文字判7のリング板であり、合成樹脂等で環状に形成されたものである。このリング板74の上面には、文字形成面に貫通孔で形成された文字に対応した文字が印刷され、操作者は文字判ケース72に形成された窓から文字形成面に形成された文字の位置を視認できるようになっている。なお、本実施例では、リング板74は上述したように同心円状に複数設けられているものとして説明するが、それに限られることなく、ひとつのリング板74としてもよい。
75は繊維体で構成されたスポンジ状のインク保持部であり、それぞれのリング板74のロアケース3側に取り付けられ、内部に顔料系のインクを浸潤させて保持するものである。なお、それぞれのインク保持部75の側部は合成樹脂等で覆われインクの漏れを防止するようになっている。
76は文字形成面であり、それぞれのインク保持部75のロアケース側に取り付けられ、リング板74との間にインク保持部75を挟むようにして取り付けられた文字形成シートである。この文字形成面76には、インク保持部75に保持されたインクを通過(透過)させるための微小な貫通孔が印刷する文字の形状で形成されている。
このようにリング板74、インク保持部75、および文字形成面76で構成された文字判7は、その上面および外周面は文字判ケース72で覆われ、また底面はプロテクタ8およびシャッタ9で覆われている。
したがって、文字形成面76と、ロアケース3に収容された名刺10との間には、プロテクタ8およびそのプロテクタ8に形成された開口を遮蔽するシャッタ9が配置され、印刷を行わない状態ではプロテクタ8およびシャッタ9で文字形成面76と名刺10とを遮断している。
一方、シャッタ9を摺動させてプロテクタ8の開口を開放した状態でアッパケース2に上下動可能に設けられた押圧ブロック6を収容された名刺10側に押圧することにより、文字判支持部材71により回動自在に支持された文字判ケース72を回動させ、文字判7の文字形成面76をプロテクタ8の開口から突出させてロアケース3に収容された名刺10に押し付け、その文字形成面76の貫通孔を通過したインクで所望の文字を名刺10に印刷することができるようになっている。
このように文字印刷部4は、押圧ブロック6、文字判支持部材71、文字判ケース72、文字判7(リング板74、インク保持部75、文字形成面76)、プロテクタ8、およびシャッタ9からなり、押圧ブロック6を押圧することにより、所望の文字を名刺収容部に収容された最上位の名刺10に印刷することができるようになっている。
また、インク保持部75へのインクの補充は、文字形成面76の印刷面にインクを塗布することにより容易に行うことができるようになっている。
なお、本実施例では、文字判7は、その中心から外周に向けて「年」、「月」、「日」(十の位、一の位)を表す文字が配置されているものとする。
図7は実施例における文字判の説明図であり、図7(a)は文字判の印刷面の平面図、図7(b)は文字判のDD断面図である。
図7において、環状のリング板74に対応するように環状のインク保持部75および文字形成面76が形成されてリング板74に取り付けられている。
また、図7(b)に示すように文字形成面76には、インク保持部75に保持されたインクを通過させるための貫通孔761が印刷文字を形成するように設けられている。例えば、貫通孔761は「0」、「1」、「2」等の印刷文字を形成している。
このように文字判7は、リング板74、インク保持部75および文字形成面76が積層されて形成されている。
なお、本実施例では、インク保持部75をリング板74に対応するように環状に形成するようにしたが、図7(c)に示すようにインク保持部75を印刷文字に対応させて印刷文字毎に分離してリング板74に取り付けるようにしても良い。
図8は実施例における文字判ケースの平面図および側面図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は側面図である。
図8において、文字判ケース72の外周には、その中心を挟んで2つの回転軸としての突起721が設けられている。この突起721が図6に示す文字判支持部材71の回転支点711に嵌入されることにより、文字判ケース72は文字判支持部材71により回転自在に支持される。
731はシャッタ操作部ガイドであり、文字判ケース72に形成された窓72aの近傍に取り付けられたシャッタ支持部73に形成され、図示しないシャッタに形成された操作部を摺動可能に案内するとともにシャッタを支持するものである。
732はスプリングであり、一端がシャッタ支持部73に取り付けられ、また他端がシャッタ操作部ガイド731で支持される図示しないシャッタに取り付けられ、そのシャッタを図中矢印Eが示す方向へ付勢し、プロテクタの開口を閉塞するようにしている。
図9は実施例におけるプロテクタの平面図および側面図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は側面図である。
図9において、81はプロテクタ8に形成された開口であり、図8における文字判ケース72に形成された窓72aに対応して形成された略長方形状の貫通孔である。
82は係止部であり、プロテクタ8の外周に設けられ、図8における文字判ケース72に形成された突起723を嵌合することにより、プロテクタ8で文字判ケース72の底面を形成する。このとき、開口81は、図8に示す文字判ケース72の窓72aに対応して配置される。
図10は実施例におけるシャッタの平面図および側面図であり、図10(a)は平面図、図10(b)は側面図である。
図10において、シャッタ9は板状に形成され、その一部には上述したプロテクタの開口81に対応して開口91aが形成されている。
92はシャッタ操作部であり、シャッタ9の端部に設けられ、操作者の操作によりシャッタ9を摺動させるためのものである。このシャッタ操作部92は、図8に示す文字判ケース72に設けられたシャッタ操作部ガイド731に案内されて図10における矢印Fおよび矢印Gが示す方向に摺動可能に構成されている。
矢印Fが示す方向へ移動したシャッタ9は、その遮蔽部91bでプロテクタの開口を閉塞し、一方矢印Gが示す方向へ移動したシャッタ9は、その開口91aによりプロテクタの開口を開放する。
矢印Gが示す方向へ移動したシャッタ9は、シャッタ操作部92に形成された係止部としての凹部921にアッパケースに設けられた突起が嵌合して係止され、プロテクタの開口を開放した状態が保持されるようになっている。
なお、シャッタ9は、凹部921にアッパケースに設けられた突起が嵌合していないとき、図8に示すスプリング732により矢印Fが示す方向に付勢されているため、プロテクタの開口を閉塞する。
ここで、シャッタ9の動作を図11の実施例におけるシャッタの開閉動作を示す説明図に基づいて説明する。なお、図11は摺動するシャッタのシャッタ操作部の側面を示した図である。
図11において、シャッタ9は図示しないスプリングにより図中矢印Jが示す方向へ付勢され、シャッタ操作部92は実線で示される位置に配置される。このとき、シャッタ9はプロテクタ8の開口を閉塞している。したがって、文字判は、プロテクタ8の開口を閉塞したシャッタ9によりロアケース3に収容された名刺10と接触することができなくなっている。
シャッタ9のシャッタ操作部92を図中矢印Hが示す方向へ摺動させるとそのシャッタ操作部92に形成された凹部921にアッパケース2に設けられた突起201が嵌入してシャッタ9は係止され、シャッタ操作部92は破線で示される位置に配置される。このとき、シャッタ9に形成された開口はプロテクタ8に形成された開口を開放する。したがって、文字判はプロテクタ8およびシャッタ9の開口を通過してロアケース3に収容された名刺10に接触することができるようになり、名刺10への文字印刷が可能になる。
名刺10への印刷が終了し、印刷した名刺10を取り出すためにアッパケース2を回動させて開放すると突起201は図中上方向へ移動し、シャッタ操作部92の凹部921から離れてシャッタ9の係止を解除する。係止が解除されたシャッタ9は図示しないスプリングにより付勢されているため矢印Jが示す方向へ移動し、プロテクタ8の開口を閉塞する。
図12は実施例における画像判部の平面図および断面図であり、図12(a)はアッパケースを開放した状態の平面図、図12(b)はLL断面図である。
図12において、131は合成樹脂等で形成された画像判支持部材であり、名刺10を収容するロアケース3の側端部に蝶番等で回転自在に取り付けられ、画像判13を支持する板状のものである。この画像判支持部材131には画像判13を突出させるための貫通孔132が形成され、画像判13はこの貫通孔132を通過してロアケース3に収容された名刺10に接触することができるようになっている。なお、画像判支持部材131は、その自由端がロアケース3の側端部に形成された係止部に当接し、ロアケース3に収容された名刺10との間に空間を形成している。
また、貫通孔132の中心を挟んでその貫通孔132の両側に板バネ12がそれぞれ配設されており、その板バネ12の自由端により画像判13は支持されるとともにロアケース3から離れる方向(図12(b)における上方向)に付勢されてロアケース3に収容された名刺10との間隔が保持されている。
画像判13の上部には押圧ブロック11が設けられ、その押圧ブロック11を押圧することにより、画像判13をロアケース3に収容されている名刺10に押し付け、画像を印刷することができるようになっている。
図13は実施例における画像判の説明図であり、図13(a)は断面図、図13(b)は画像形成面の平面図である。
図13において、133は繊維体で構成されたスポンジ状のインク保持部であり、内部に顔料系のインクを浸潤させて保持するものである。このインク保持部133のアッパケース側の面(図13(a)における上面)は、図示しない押圧ブロック11により押圧される。
134は画像形成面であり、インク保持部133のロアケース側に取り付けられ、そのインク保持部133に保持されたインクを通過させるための微小な貫通孔がレーザ等により印刷する画像の形状で形成されている画像形成シートである。なお、本実施例では、画像形成面134に形成される画像はカメラ等で撮影された顔画像とするが、顔画像に限られるものでなくイラスト等の画像を形成するようにしてもよい。
このように画像判13は、インク保持部133および画像形成面134が積層されて構成され、押圧ブロック11を介して画像形成面134をロアケースに収容された名刺に押し付けることにより、その名刺に画像を印刷することができる。
また、インク保持部133へのインクの補充は、画像形成面134の印刷面にインクを塗布することにより容易に行うことができるようになっている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、図1に示すように、アッパケース2を回動させて名刺入れ1を開き、続いて文字印刷部4を支持する文字判支持部材および画像印刷部5を支持する画像判支持部材をアッパケース2側に回動させてロアケース3の名刺収容部を露出させ、その名刺収容部に複数枚(例えば、10枚程度)の名刺10を収容する。
次に、図4に示すように文字判支持部材71をロアケース3側に回動させ、文字判ケース72の窓72aおよび窓72bを視認できるようにする。なお、この状態では、プロテクタ8およびシャッタ9で文字判7と収容された名刺10とを遮断しているため文字判7のインクが名刺10に付着することはない。
文字判支持部材71を回動させた後、印刷すべき文字が窓72aに位置するように指等でそれぞれの窓72bを介して文字判7のそれぞれのリング板を回転させる。本実施例では、日付を印刷するものとし、例えば「’09 AUG 25」を配置するものとする。
印刷すべき文字を窓72aに配置した後、アッパケース2をロアケース3側に回動させて名刺入れを閉じる。名刺入れを閉じた後、図11に示すようにシャッタ操作部92を図中矢印Hが示す方向(図4(a)における矢印C´が示す方向)に摺動させてシャッタ9の開口でプロテクタ8の開口を開放させると文字印刷の準備が完了する。
なお、画像判13は、予め顔写真等の画像形成面が形成されているため、アッパケース2を閉塞すると文字印刷とともに画像印刷の準備も完了する。
文字印刷および画像印刷の準備が完了した状態で図4に示すように押圧ブロック6を指等でロアケース3側に押圧するとその押圧ブロック6は文字判ケース72の窓72aを介して文字判7のそれぞれのリング板を押圧し、文字判7の文字形成面がシャッタ9により開放されたプロテクタ8の開口から突出し、ロアケース3に収容された最上位の名刺10に接触して窓72aに配置された文字が名刺10に印刷される。
指等を押圧ブロック6から放して押圧を止めるとその押圧ブロック6は文字判7のリング板の復元力によりアッパケース2側に付勢されて文字判7の文字形成面は名刺10から離れ、元の位置に戻る。
次に、アッパケース2を回動させて開放した後、図12に示すように画像判支持部材131をロアケース3側に回動させ、押圧ブロック11を指等でロアケース3側(図中矢印が示す方向)へ押圧するとその押圧ブロック11は画像判13を押圧し、画像判13の画像形成面が移動し、ロアケース3に収容された最上位の名刺10に接触して画像が名刺10に印刷される。
指等を押圧ブロック11から放して押圧を止めるとその押圧ブロック11は板バネ12の復元力により付勢されて画像判13の画像形成面は名刺10から離れ、元の位置に戻る。
文字および画像の印刷が終了した後、アッパケース2および画像判支持部材を図1のように開くと、文字および画像が印字された名刺10が最上位に現れるので、ロアケース3の名刺収容部からその名刺10を取り出し、直ちに名刺交換をすることができる。
2枚以上印字する場合は上記の文字および画像の印刷動作を繰り返せば良い。また、日付等の文字を変更する場合も、アッパケース2を開き、上記と同様に印刷すべき文字を窓72aに配置すれば良い。
また、文字判7のインク保持部へのインクの補充は、文字形成面の印刷面にインクを塗布して行い、画像判13のインク保持部へのインクの補充は、画像形成面の印刷面にインクを塗布して行う。このように本実施例では、印字リボンの交換作業を不要なものとし、インクの補充を文字形成面または画像形成面の印刷面にインクを塗布することで行うようにしたことにより、インクの補充作業が容易になり、使用者の利便性を向上させることができる。
また、微小な貫通孔が形成された文字形成面または画像形成面で文字または画像を印刷するようにしたことにより、名刺に鮮明な文字または画像を印刷することができる。
さらに、印字リボンを採用した場合と比較して弱い押圧力で文字または画像を印刷することができる。
なお、本実施例では、文字判の文字形成面を、インクを通過させる微小な貫通孔が形成された文字形成シートとして説明したが、インク保持部と一体として形成するようにしてもよい。この場合、図14((a)は断面図、(b)は平面図)に示すようにインク保持部75を微小な粒子を含む発泡性のゴム等で形成し、印刷する文字の形状に合わせてインク保持部75の表面から粒子を除去してインクを通過させる文字形成面76を形成するようにしてもよい。
このようにインク保持部75および文字形成面76を発泡性のゴム等で形成することにより、名刺と接触する印刷面に加え、インク保持部75が露出している部位、例えば図14(b)に示すインク保持部の底面75a、75bや側面からもインクを補充することができるようになる。
また、図15((a)は断面図、(b)は平面図)に示すように、インク保持部75を、インクを透過させることができる発泡性のゴム等で形成し、印刷する文字の形状以外の部分を熱等で溶解してインク不透過部分75cを形成して文字形成面76を形成するようにしてもよい。
画像判の画像形成面も上記と同様に形成することができる。
以上説明したように、本実施例では、押圧ブロックを押圧し、文字判の文字形成面をプロテクタの開口から突出させてロアケースに収容された名刺に押し付け、インクを浸潤させたインク保持部から文字形成面の貫通孔を通過したインクで所望の文字を名刺に印刷するようにしたことにより、インクが消耗した場合のインクの補充作業が容易になり、使用者の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、微小な貫通孔が形成された文字形成面または画像形成面で文字または画像を印刷するようにしたことにより、名刺に鮮明な文字または画像を印刷することができるという効果が得られる。
さらに、弱い押圧力で文字または画像を印刷することができるという効果が得られる。
1 名刺入れ
2 アッパケース
3 ロアケース
4 文字印刷部
5 画像印刷部
6、11 押圧ブロック
7 文字判
8 プロテクタ
9 シャッタ
10 名刺
12 板バネ
13 画像判
71 文字判支持部材
72 文字判ケース
73 シャッタ支持部
74 リング板
75、133 インク保持部
76 文字形成面
92 シャッタ操作部
131 画像判支持部材
134 画像形成面

Claims (4)

  1. 名刺を収容する名刺収容部が形成されたロアケースと、
    前記ロアケースに開閉自在に接続され、文字印刷ハンマが設けられたアッパケースと、
    環状のリング板に取り付けられインクを保持するインク保持部と、前記リング板との間に前記インク保持部を挟み、該インク保持部のインクを通過させる貫通孔で印刷文字が形成された文字形成面とからなり、そのリング板が前記文字印刷ハンマにより押圧される文字判と、
    前記文字判の両端部を回動自在に支持するとともに、前記ロアケースに回動自在に支持された文字判支持部材と、
    前記文字判の文字形成面と前記名刺収容部に収容された名刺との間に配置され、前記文字判の底面を支持するとともに開口が形成されたプロテクタと、
    前記プロテクタの開口を開閉するシャッタとを備え、
    前記文字印刷ハンマで前記文字判を押圧することにより、前記文字判の文字形成面を、前記シャッタで開放された前記プロテクタの開口から突出させて前記名刺収容部に収容された名刺に当接させ、該名刺に文字を印刷することを特徴とする名刺入れ。
  2. 請求項1の名刺入れにおいて、
    前記文字判の上面および側面を覆うとともに前記文字印刷ハンマを通過させる貫通孔が形成された文字判ケースを設け、
    前記プロテクタは、前記文字判ケースに取り付けられて該文字判ケースの底面を形成し、
    前記シャッタは、前記文字判ケースに取り付けられたシャッタ支持部に摺動可能に支持されていることを特徴とする名刺入れ。
  3. 請求項2の名刺入れにおいて、
    前記シャッタは、前記アッパケースに形成された突起と嵌合する係止部を有し、
    前記プロテクタの開口を開放した状態を前記係止部で保持するとともに前記アッパケースが開放されると前記係止部により保持された状態を解除することを特徴とする名刺入れ。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3の名刺入れにおいて、
    インクを保持するインク保持部と、該インク保持部のインクを通過させるための貫通孔で印刷画像が形成された画像形成面とからなり、前記画像形成面との間に前記インク保持部を挟む押圧ブロックにより押圧される画像判と、
    前記画像判の両端部を支持するとともに、前記ロアケースに支持された画像判支持部材とを備え、
    前記押圧ブロックを押圧することにより、前記画像判の画像形成面を、前記名刺収容部に収容された名刺に当接させて該名刺に画像を印刷することを特徴とする名刺入れ。
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