JP2001205755A - フッ化ビニリデン系樹脂フィルム - Google Patents

フッ化ビニリデン系樹脂フィルム

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JP2001205755A JP2000015449A JP2000015449A JP2001205755A JP 2001205755 A JP2001205755 A JP 2001205755A JP 2000015449 A JP2000015449 A JP 2000015449A JP 2000015449 A JP2000015449 A JP 2000015449A JP 2001205755 A JP2001205755 A JP 2001205755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面に艶消し調の低光沢を有し、かつ機械的強
度および熱加工性に優れるフッ化ビニリデン系樹脂フィ
ルムおよび該フィルムを基材に積層してなる積層体を提
供する。 【解決手段】少なくとも表面層に、カルボキシル基を含
有するモノマーと多官能性モノマーを重合してなる、球
状で、平均粒子径が1〜20μmの架橋アクリル樹脂を
添加し、製膜時に表面粗さが架橋アクリル樹脂の平均粒
子径より大なるエンボスロールに圧着、成形することに
より、課題とするフィルムを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフッ化ビニリデン系
樹脂フィルムおよび該フィルムを基材に積層してなる積
層体に関する。該フィルムは耐候性、耐汚染性、耐薬品
性等の堅牢度及び各種基材との接着性に優れ、特に表面
に艶消し調の低光沢を有し、かつ機械的強度および熱加
工性に優れているので、例えばプラスチック、ゴム、金
属板、ガラス、木板、スレート、その他の基材表面に貼
り合わせる表面保護フィルムに好適であり、基材の保
護、装飾、意匠性を向上させることができる。
【0002】
【従来の技術】建築物の内外装用部材に使用されるプラ
スチック板や金属板、その他の各種基材は耐久性の向上
や装飾を目的として、その表面を塗装したり、耐久性フ
ィルム特にフッ素系樹脂の表面保護フィルムをラミネー
トしたりして使用されている。その用途は、例えば壁紙
や車輌、エレベーター等の内外装材用のほか、屋根材、
壁材、雨どい、ガレージ、アーケード、サンルーム、農
業用資材、テント地、看板、標識、ラベル、マーキング
フィルム、家具、家電製品、トレー、屋根瓦、窓ガラス
用等多岐にわたる。
【0003】このような用途にフッ素系フィルム、フッ
化ビニリデン系樹脂フィルムはフィルム単独で使用され
る場合もあるが、主としては各種材料の表面に接着し、
下地材料の保護、及び意匠性の向上等のために多く使用
される。これら貼合せの対象基材としては、ポリ塩化ビ
ニル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ
エチレンテレフタレート、FRP、フッ素塗料鋼板等の
プラスチック基材の他、CR、EPDM、CSMその他
のゴム材料、アルミニウム箔、ステンレス、亜鉛鍍金鋼
鈑等の金属、及び合板、木板、ガラス、印刷紙、スレー
ト等と幅広い材料がある。
【0004】このような表面保護フィルムで、高級感や
意匠性を高めるため特に艶消し調の低光沢表面を有する
フィルムが使われる。表面を艶消し調とするには、
(1)フッ素系樹脂フィルム成型後フィルム表面にサン
ドブラストや研磨等の物理的な処理を施す方法、(2)
フッ素系樹脂フィルム成型後フィルム表面に艶消し剤を
コーティングする方法、(3)フッ素系樹脂フィルムを
押出成形する際に押出直後にエンボスロールを通過させ
表面に凹凸を形成する方法(特開平2−28239号公
報参照)、(4)艶消し剤として無機物や有機物をフッ
素系樹脂自身に添加する方法等がある。
【0005】中でもエンボスロールを使用する方法
(3)と艶消し剤を添加する方法(4)は、他の方法に
比べ簡便であり、かつ低コストである。しかし、それら
の方法を含む従来の方法では熱ラミネートした際に表面
に艶が戻る問題、艶消し剤の添加による分散性の悪化に
よる外観不良、機械強度低下の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な問
題点を解決するものであり、フツ素系樹脂フィルムの特
徴である耐候性、耐汚染性、耐溶剤性を保持し、フッ素
系樹脂フィルムの欠点である他の基材との接着性を保持
した上、量産性に優れ二次加工を施すことなく、艶消し
調の低光沢表面を有し、かつ熱ラミネート時の艶戻りや
艶斑を抑制するとともに、機械的強度が低下しにくいこ
とを特徴とする艶消し調の表面を有するフッ化ビニリデ
ン系樹脂フィルムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は表面層
が架橋アクリル樹脂及びフッ化ビニリデン系樹脂を含有
するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムであり該フッ化ビ
ニリデン系樹脂フィルムを基材に積層してなる積層体で
ある。なかでも表面光沢度で60以下の艶消し調の表面
を有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムは表面保護フ
ィルムに装飾、意匠性を向上させ、高級感を出すために
好適に用いられる。
【発明の実施の形態】
【0008】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明のフッ化ビニリデン系樹脂フィルムは架橋アクリル
樹脂及びフッ化ビニリデン系樹脂を含有する表面層を有
し、その表面が艶消し調である。該フィルムは表面層だ
けからなる単層のもの、表面層と基材に積層する裏面層
を有する二層のものとすることができ好ましい構成であ
るが、表面層と裏面層の二層の各構造以外に、中間層を
増やして、表面層と中間層と裏面層の三層や、表面層と
中間層が二層と裏面層の四層や、更に中間層が三層とな
る五層といった構造とする事もできる。三層以上の多層
構造の場合の中間層の組成は二層構造の表面層組成と裏
面層組成の中間組成であることが好ましい。
【0009】表面層は架橋アクリル樹脂とフッ化ビニリ
デン系樹脂(以下PVDFという)を含有していなければ
ならない。表面層には更にメタクリル酸エステル系樹脂
(以下PMMAという)を添加することができる。裏面層
はPMMAまたはPMMAとPVDFからなる。
【0010】本発明で使用するPVDFとは、フッ化ビ
ニリデンのホモポリマー、又はフッ化ビニリデンと共重
合可能な単量体との共重合体をいう。共重合可能な単量
体としては、例えばフッ化ビニル、四フッ化エチレン、
三フッ化塩化エチレン、6フッ化プロピレンなどがあ
り、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
【0011】PMMAとは、メタクリル酸メチルのホモ
ポリマー又はメタクリル酸メチルと共重合可能な単量体
との共重合体、及びポリメタクリル酸メチルのホモポリ
マーまたは共重合体とアクリル系ゴムの混合物をいう。
共重合可能な単量体としては、炭素数2〜4のメタクリ
ル酸エステル、アクリル酸ブチルをはじめとする炭素数
1〜8のアクリル酸エステル、スチレン、α−メチルス
チレン、アクリロニトリル、アクリル酸、ほかのエチレ
ン性不飽和モノマー等がある。
【0012】本発明を構成するために必須成分として配
合される架橋アクリル樹脂とはカルボキシル基を含有す
るモノマーと多官能性モノマーを重合したものである。
それには、例えばカルボキシル基を含有するモノマーと
してメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル等のメタクリル酸エステルと、多官能性モ
ノマーとしてエチレングリコールジメタクリレート、エ
チレングリコールビスメタクリレート、プロピレングリ
コールジアクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレ
ート等との共重合体がある。上記のカルボキシル基を含
有するモノマーと多官能性モノマーは一種同士の共重合
としても使用可能であるが、片方若しくは両方ともに二
種以上の混合による共重合体としても用いることが出来
る。
【0013】架橋アクリル樹脂の形状は球状であること
が好ましい。ここで球状とは真球を含む略球状およびそ
れらの混合物をも含む。球状でないと、分散性に問題が
生じてくるとともに、架橋アクリル樹脂の鋭角な部分に
よりフィルムが裂け易くなる等の機械的な強度低下の原
因になる。平均粒子径は1〜20μmであることが好ま
しく、更に好ましくは3〜15μmであり、最も好まし
くは5〜10μmである。平均粒子径が小さいと表面光
沢度が増して、艶消し表面が得られず、また逆に大きく
なりすぎると分散性が悪くなり均一な艶消し表面が得ら
れなくなるとともに、機械的強度が著しく低下する。架
橋アクリル樹脂はPVDF及びPMMAと混合しても相
溶しないで分散するものが望ましい。
【0014】架橋アクリル樹脂の添加量は、PVDFと
PMMAの合計量100重量部に対し0.5〜30が好
ましく、更に好ましくは1〜20重量部、最も好ましく
は1〜10重量部である。添加量が少ないと艶消し表面
が得られず、また逆に多くなりすぎると分散性が悪くな
り均一な艶消し表面が得られなくなるとともに、機械的
強度が著しく低下する。
【0015】表面層はPVDF単独、あるいはPVDF
が100重量部未満50重量部以上とPMMAが0重量
部を越えて50重量部以下が好ましく、更に好ましくは
PVDF95〜60重量部とPMMA5〜40重量部で
ある。PVDFの含有量が多いと表面層と裏面層の層間
における接着性が低下し、また少ないと、PVDFの優
れた耐候性が低下してしまい、保護膜層としての効果が
減少する。
【0016】裏面層はPMMA単独あるいはPVDFと
PMMAを併用することができる。フッ素系基材以外の
基材に積層する際に、基材に対して最下層となる裏面層
においてPMMAは100〜35重量部とPVDFは0
〜65重量部が好ましく、更に好ましくはPMMA95
〜60重量部とPVDF5〜40重量部である。PMM
Aの含有量が少ないと基材との接着力が得られなくな
る。また下面層に紫外線吸収剤を添加する場合PMMA
の含有量が少ないと紫外線吸収剤の揮散が起こり好まし
くない。またPMMAが多くなると耐候性は低下する傾
向となる。
【0017】フッ素系基材に積層する際に、基材に対し
て最下層となる裏面層においてPMMAは0〜50重量
部とPVDFは100〜50重量部が好ましく、更に好
ましくはPMMA5〜40重量部とPVDF95〜40
重量部である。PVDFの含有量が少ないと表面層やフ
ッ素系基材との接着力が得られなくなる。但し下面層に
紫外線吸収剤を添加する場合はPMMAの含有量が少な
いと紫外線吸収剤の揮散が起こり好ましくないため、P
MMAの含有量は多い方が望ましい。
【0018】表面層及び裏面層には、それぞれの性能を
損なわない範囲において、酸化防止剤、分散剤、カップ
リング剤、熱安定剤、界面活性剤、帯電防止剤、防曇
剤、紫外線吸収剤、及び着色剤として複合酸化物系無機
顔料や無機系顔料、カーボンブラック、真珠顔料を使用
することができる。
【0019】紫外線吸収剤としては、各層に使用する樹
脂と相溶性があり、揮散を防ぐためには、高分子量のも
のが好ましい。例えば、ベンゾトリアゾール系、オキザ
リックアシッド系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミ
ン系及びその他多くの種類のものが使用できる。更に具
体的には、2−[3,5−ジ−(アロフア−ジメチルベン
ジル−2−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール、
2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−
メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒド
ロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−[(2H−ベ
ンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]]、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メタクリルオキシエチルフ
ェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(4,6−ジ
フェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(ヘ
キシル)オキシフェノール、2−エトキシ−2'−エチ
ルオキザックアシッドビスアニリド、2−エトキシ−5
−t−ブチル−2'−エチルオキザックアシッドビスア
ニリド、2−ヒドロキシ−4−n−オクトオキシベンゾ
フェノン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジニル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジニル)セバケート、ビス−(1−オクチ
ルオキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)セバケート、ジメチル−2−(4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニル)エタノー
ル、1−[2−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)ポロピオニルオキシ]−2,2,6,6−T
−テトラメチルピペリジン等がある。
【0020】本発明のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム
の表面層には、架橋アクリル樹脂が添加されるが、表面
を良好な艶消し調とするためには押出成形時に表面をエ
ンボスロールで艶消し処理することが望ましく、その場
合エンボスロールとして架橋アクリル樹脂の平均粒子径
とエンボスロールの表面粗さRzの間に下式(A)が成
立するものを用いるとよい。 (A)架橋アクリル樹脂の平均粒子径≦エンボスロール
の表面粗さRz フィルムを熱ロール圧着や熱プレス圧着等で熱ラミネー
ト加工を行う際、エンボスロールの表面粗さに対し架橋
アクリル樹脂の平均粒子径が同等若しくはそれ以下であ
る事が重要となる。つまり、本発明フィルムの様に、エ
ンボスロールの表面粗さに対し架橋アクリル樹脂の平均
粒子径が同等若しくはそれ以下であれば、熱ラミネート
等の加工によっても艶戻りや艶斑が抑制される。その理
由として、エンボスロールにより形成された表面凹凸の
凸部分が主に熱ロールや熱プレス表面と優先的に接する
ため、その影響を受け凹凸が緩和されるものの、表面の
凹部分には球状の架橋アクリル樹脂による凹凸が存在し
ているために、凸部分のクッション効果と相まって大き
な影響を受けず、その凹凸が保持されるためと考えられ
る。
【0021】本発明の艶消し調の表面を有するフッ化ビ
ニリデン系樹脂フィルムのエンボスロールの表面粗さR
zに対する架橋アクリル樹脂の平均粒子径は好ましくは
同等若しくはそれ以下であるが、更に好ましくは、エン
ボスロールの表面粗さRzに対し架橋アクリル樹脂の平
均粒子径80%以下であり、最も好ましくはエンボスロ
ールの表面粗さRzに対し架橋アクリル樹脂の平均粒子
径70%〜20%の範囲にある場合である。エンボスロ
ールの表面粗さRzに対し平均粒子径が極端に小さい場
合は、架橋アクリル樹脂自身による艶消し効果が小さく
なり、良好な艶消し表面が得られないと共に、熱加工時
の艶戻りの原因となる恐れがある。またエンボスロール
の表面粗さRzに対し平均粒子径が大きい場合は、熱ラ
ミネート時にエンボスロールによる表面凹凸よりも架橋
アクリル樹脂自身による凹凸部分が優先的にピンチ圧着
等の影響を受け易くなり、艶戻りや艶斑の原因になる可
能性が大きい。
【0022】本発明のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム
は、表面層、中間層や裏面層に印刷処理等をほどこして
各種用途に使用することができる。
【0023】フッ化ビニリデン系樹脂フィルムの膜厚
は、種々の用途に合わせて決定されるが、全体として1
50μm以下、好ましくは、10〜100μmの範囲で
ある。さらに各層の肉厚の割合は、フィルムの機械的強
度を確保する観点より、裏面層から作られたフィルムの
厚さが全体の厚さの50%〜95%である事が望まし
い。95%を越えると優れた艶消し表面を得る事が困難
となり、50%より小さいと機械的強度が損なわれる。
【0024】本発明のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム
は各種基材に積層して積層体とすることもできる。基材
としては例えばプラスチック、ゴム、塗料面、金属、ガ
ラス、木、スレート等があげられるが特にこれらに限定
されるものではない。積層体とするにはフィルムを基材
に接着剤を用いて接着する方法や、あるいは基材の種類
によっては優れた熱加工性を生かし熱加工のみによって
も接着する事ができる。使用される接着剤としては、エ
ポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系等の一
般的接着剤を使用できるし、天然ゴム、アクリル樹脂系
等を使用した感圧性接着剤をあらかじめフッ化ビリニデ
ン系樹脂フィルムの接着面に塗布しておいて使用でき
る。更に、感圧接着剤に離型紙をつけて、使用時に離型
紙を剥がして基材に貼り合わせる事もできる。
【0025】本発明のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム
は溶融押出成形にて製造することができ、複数の層構造
の場合は共押出成形法を使用することができる。複数の
押出成形機を利用して樹脂を溶融状態で接着せしめて多
層とするT−ダイ使用の共押出成形法にはマルチマニホ
−ルドダイと称し、複数の樹脂層をシ−ト状態にしたの
ち、接触させて接着する方法と、フィードブロックと称
する合流装置を用い複数の樹脂を合流接着後、シ−ト状
に拡げる方法がある。またインフレ−ション成形法と称
し、丸型ダイを使用する方法でも多層フィルムが成形で
きる。なお溶融押出された樹脂は、押出直後に艶消し表
面がエンボスロール側に接触しながらエンボスロールと
金属ロールに圧着され成形される。
【0026】PVDF、PMMA、架橋アクリル樹脂、
紫外線吸収剤、その他の添加剤を混入する方法として
は、樹脂と添加剤をあらかじめ混合しておき一般に使用
される単軸押出機を使用して溶融混練する方法が採用で
きる。PVDF、PMMAに球状形状の架橋アクリル樹
脂を添加する場合においても、その球状形状およびPV
DF、PMMAとの優れた相溶性により各々をプレブレ
ンド後単軸押出機にて溶融混練する方法により表面状態
が優れ分散性の良好な原料を提供することができる。な
お架橋アクリル樹脂等の添加剤の樹脂成分への分散性を
更に向上する方法として、PVDF及び/又はPMMA
の一部もしくは全量を粉末状の原料で使用する方法や、
高混練タイプの2軸押出機を使用する方法や高速回転型
ミキサ−を用い高温下であらかじめプレミキシング後単
軸押出機にて溶融混練する方法を用いることができる事
はいうまでもない。
【0027】
【実施例】以下実施例および比較例にて本説明をさらに
詳細に説明する。 (実施例1)表1に示す配合割合にて表面層用樹脂及び
裏面層用樹脂をタンブラーにてブレンドし、φ45mm
2軸押出機によって混練しコンパウンドを得た。次に2
台のφ50mm単軸押出機を用いたフィードブロック法
により表1に示す膜厚比率の薄膜フィルムを製膜した。
この際、表1に示す表面粗さのエンボスロールを使用し
た。次に表1に示す基材を使用し、加熱ラミネートを行
った。加熱ラミネートはロールラミネーターを用い、加
熱温度140℃の条件で熱接着し積層シートを得た。
【0028】(実施例2)表1に示す配合割合に従って
実施例1と同様にして表面層用樹脂及び裏面層用樹脂の
コンパウンドを得た。次に2台のφ50mm単軸押出機
とマルチマニホールドダイを用いた共押出法により表1
に示す膜厚比率の薄膜フィルムを得た。この際、表1に
示す表面粗さのエンボスロールを使用した。次に表1に
示す基材を使用し、実施例1と同様にして加熱ラミネー
トを行い積層シートを得た。
【0029】(実施例3)表1に示す配合割合、膜厚比
率に従って実施例1と同様にして薄膜フィルムを製膜し
た。この際、表1に示す表面粗さのエンボスロールを使
用した。次に表1に示す基材を使用し、実施例1と同様
にして加熱ラミネートを行い積層シートを得た。
【0030】(実施例4)表1に示す配合割合にて表面
層用樹脂及び裏面層用樹脂をヘンシェルミキサーにてブ
レンドし、φ45mm2軸押出機によって混練しコンパ
ウンドを得た。以下実施例1と同様にして表1に示す膜
厚比率の薄膜フィルムを製膜した。この際、表1に示す
表面粗さのエンボスロールを使用した。次に表1に示す
基材を使用し、加熱ラミネートを行った。加熱ラミネー
トはロールラミネーターを用い、加熱温度140℃の条
件で熱接着し積層シートを得た。
【0031】(比較例1)表2に示す配合割合とした他
は実施例1と同様にして薄膜フィルムを得た。次に表2
に示す基材を使用し、実施例1と同様にして加熱ラミネ
ートを行い積層シートを得た。
【0032】(実施例5)表2に示す配合割合とし、表
2に示す表面粗さのエンボスロールを使用した他は実施
例2と同様にして薄膜フィルムを得た。次に表2に示す
基材を使用し、実施例1と同様にして加熱ラミネートを
行い積層シートを得た。
【0033】(比較例2)表2に示す配合割合とした他
は実施例3と同様にして薄膜フィルムを得た。
【0034】(評価)実施例、比較例にて得られた薄膜
フィルム及び熱接着した積層シートについて以下の様な
項目について評価を行った。結果を表1、2に示す。 1)外観性 得られた薄膜フィルムの外観性を目視にて評価した。実
施例1〜5及び比較例1の薄膜フィルムは艶消剤の分散
不良もなく良好な低光沢表面を有すフィルムであった。
比較例2の薄膜フィルムは分散不良により外観が著しく
悪化した。
【0035】2)表面光沢度 得られた薄膜フィルムの表面光沢度を光沢度計(日本電
色工業製グロスメーターVGS−1D)を用い測定し
た。実施例1〜5及び比較例1については低光沢表面で
あることが確認された。比較例2については外観が悪か
ったため評価を中止した。
【0036】3)機械的強度:引張伸び 得られた薄膜フィルムの機械的強度評価として引張伸び
をJIS K6732に準拠し、引張試験機(島津製作
所製引張試験機AGS−100A)を用い測定した。実
施例1〜5及び比較例1については良好な伸びを示した
が、比較例2については伸びの低下を確認した。
【0037】4)熱加工性 得られた積層シートの表面光沢度を光沢度計(日本電色
工業製グロスメーターVGS−1D)を用い測定し、加
熱ラミネート前との光沢度を比較した。実施例1〜4に
ついては、加熱ラミネート後の光沢度変化は少なく熱加
工性に優れることを確認した。比較例1については、艶
戻りが生じ光沢度が著しく上昇した。実施例5は実施例
1〜4より光沢度変化が大きかったが、比較例1よりは
良好であった。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも明らかな様に、本発明
によって得られる艶消し調の表面を有するフッ化ビニリ
デン系樹脂フィルムは、フッ化ビニリデン系樹脂の有す
る優れた長期耐候性、耐汚染性をそなえ、フッ素系フィ
ルムの欠点である他の基材との接着性を保持した上、特
に表面が優れた艶消し調の低光沢表面を有しかつ機械的
強度および熱加工性に優れることを特徴とする。特に、
フィルム成形時にエンボスロールを用い表面に凹凸を形
成し艶消し表面を得るフッ素系樹脂フィルムでは、PV
C、ABS等の基材と熱ラミネート法により接着する場
合、ロールやプレスで熱がかけられる際少なくとも接着
面は融点若しくは軟化点以上の環境にさらされるため、
表面の凹凸形状も接着される前よりも緩やかになり、艶
戻りが起こり艶消し表面が維持できなかったり艶斑が発
生すると言った問題を生じるが本発明のフッ化ビニリデ
ン系樹脂フィルムは表面層に球状形状の架橋アクリル樹
脂が添加されたものであり、かつ本フィルム製膜時の押
出直後にその表面側がエンボスロールに接触しながら該
エンボスロールと金属ロールもしくはゴムロールにより
圧着され成形されたフィルムで有るが故に優れた熱加工
性を付与される。したがって建築物の内外装、自動車部
材等の多岐にわたる用途、特に高い耐候性能の必要とさ
れる用途の装飾や意匠性向上として好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA26 AA32 AA33 AD02 AE05 AF02 AF32Y AF55 AF57 AF58 AH03 AH07 BA01 BB06 BC01 BC08 BC16 4F100 AK19A AK19B AK25A AK25B AL05A AL05B BA02 CA09B DD01 DE01A EJ192 EJ402 EJ422 HB21 HB31 JD09B JL06 JN26 YY00A 4J002 BD14W BG00Y BG01Y BG05X FA08Y FD056 GL00 GN00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層が架橋アクリル樹脂及びフッ化ビニ
    リデン系樹脂を含有する、フッ化ビニリデン系樹脂フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】表面層が架橋アクリル樹脂、フッ化ビニリ
    デン系樹脂及びメタクリル酸エステル系樹脂を含有する
    フッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】フッ化ビニリデン系樹脂100重量部に対
    して架橋アクリル樹脂を0.5〜30重量部を含有する
    請求項1又は請求項2に記載のフッ化ビニリデン系樹脂
    フィルム。
  4. 【請求項4】表面層がフッ化ビニリデン系樹脂が100
    重量部未満で50重量部以上とメタクリル酸エステル系
    樹脂が50重量部以下、及びフッ化ビニリデン系樹脂と
    メタクリル酸エステル系樹脂の合計量100重量部に対
    して架橋アクリル樹脂を0.5〜30重量部を含有する
    フッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】裏面層を有し、裏面層がメタクリル酸エス
    テル系樹脂100重量部、又は、メタクリル酸エステル
    系樹脂とフッ化ビニリデン系樹脂の合計100重量部に
    対して紫外線吸収剤0.1〜10重量部を含有する請求
    項1から請求項4のいずれか一項に記載のフッ化ビニリ
    デン系樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】架橋アクリル樹脂が球状で、平均粒子径が
    1〜20μmである請求項1から請求項5のいずれか一
    項に記載のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  7. 【請求項7】架橋アクリル樹脂がカルボキシル基を含有
    するモノマーと多官能性モノマーを重合してなる請求項
    6に記載のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  8. 【請求項8】表面層の表面が、製膜時にエンボスロール
    に圧着、成形されてなる請求項1から請求項7のいずれ
    か一項に記載のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  9. 【請求項9】架橋アクリル樹脂の平均粒子径がエンボス
    ロールの表面粗さRz以下である請求項8に記載のフッ
    化ビニリデン系樹脂フィルム。
  10. 【請求項10】印刷されてなる請求項1から請求項9の
    いずれか一項に記載のフッ化ビニリデン系樹脂フィル
    ム。
  11. 【請求項11】表面層の表面光沢度が60以下である請
    求項1から請求項10のいずれか一項に記載のフッ化ビ
    ニリデン系樹脂フィルム。
  12. 【請求項12】請求項1から請求項11のいずれか一項
    に記載のフッ化ビニリデン系樹脂フィルムを基材に積層
    してなる積層体。
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