JPH11207887A - 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム - Google Patents

金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム

Info

Publication number
JPH11207887A
JPH11207887A JP936098A JP936098A JPH11207887A JP H11207887 A JPH11207887 A JP H11207887A JP 936098 A JP936098 A JP 936098A JP 936098 A JP936098 A JP 936098A JP H11207887 A JPH11207887 A JP H11207887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinylidene fluoride
weight
parts
resin
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP936098A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Araki
一郎 荒木
Kazuhiko Ono
和彦 小野
Morio Sano
守生 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP936098A priority Critical patent/JPH11207887A/ja
Publication of JPH11207887A publication Critical patent/JPH11207887A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属調の色合いを有し、かつその金属調の色合
いのバリエーションを多く有するフッ素系樹脂フィルム
を提供する 【解決手段】 少なくとも表面層に金属調の色合いを有
する、フッ化ビニリデン系樹脂又はフッ化ビニリデン系
樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂と真珠顔料を含有し
た層を有し、中間層、裏面層が表面層とは異なる色合い
を有する層とすることにより、課題の金属調の色合いを
有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムを得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチック、ゴ
ム、金属板、ガラス、木板、スレート、その他の基材
に、基材保護、装飾、意匠性の向上等の目的で永久もし
くは半永久的に貼り合わせる表面保護フィルムに関する
ものであり、耐候性、耐汚染性、耐薬品性等の堅牢度及
び各種基材との接着性に優れ、特に金属調の色合いを有
するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムおよび該フィルム
を基材に積層してなる積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来建築物の内外装用部材に使用される
プラスチック板や金属板、その他の各種基材は耐久性の
向上や装飾を目的として、その表面を塗装したり、耐久
性フィルム特にフッ素系樹脂の表面保護フィルムをラミ
ネートしたりして使用されている。その用途として、例
えば壁紙やエレベーター、車輌等の内外装材用のほか、
屋根材、壁材、雨どい、ガレージ、アーケード、サンル
ーム、農業用資材、テント地、看板、標識、ラベル、マ
ーキングフィルム、家具、家電製品、トレー、屋根瓦、
窓ガラス用等多岐にわたって使用されている。
【0003】このような用途においてフッ素系樹脂フィ
ルムは単独で使用される場合もあるが、主としては各種
基材に積層し、下地材料の保護、及び意匠性の向上等を
目的に使用される場合が多い。これら貼合せの対象基材
としては、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメ
タクリル酸メチル、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、FRP
等のプラスチック基材の他、CR、EPDM、CSMそ
の他のゴム材料、アルミニウム箔、ステンレス、亜鉛鍍
金鋼鈑等の金属、及び合板、木板、ガラス、印刷紙、ス
レート等と幅広い材料があげられる。
【0004】近年このような表面保護フィルムの用途に
おいて、高級感や意匠性を高めるため金属調の色合いを
有するフッ素系樹脂フィルムの要求が高くなってきてい
る。従来このような要求に対応する技術としては、フッ
素系樹脂フィルム成形後フィルム裏面にアルミ箔を接着
剤を介して貼り付ける方法、フッ素系樹脂フィルム成形
後フィルム裏面にクロムやアルミを蒸着若しくはスッパ
ッタリング処理を行い金属薄膜を形成させる方法、基材
に金属調の色合いを有する塗料をコーティングする方法
が一般的に行われている。
【0005】しかしこれらの方法には以下の問題があ
る。フッ素系樹脂フィルム裏面にアルミ等の金属箔を接
着剤を介して貼り付ける方法は、フィルムの成形工程と
は別にラミネート工程が必要でありコスト高になるとと
もに、長期耐久性を考慮した場合フッ素系樹脂フィルム
と金属箔間の接着界面における問題、例えば剥がれ、浮
き、膨れ等の問題がある。フッ素系樹脂フィルム裏面に
スパッタリング又は蒸着処理により金属薄膜を形成させ
る方法は、フィルムの成形工程とは別にラミネート工程
が必要でありコスト高になるとともに、スパッタリング
処理面と基材間の接着界面における問題、例えば剥が
れ、浮き、膨れ等の問題がある。またフッ素系樹脂フィ
ルム裏面に金属箔を接着剤を介して貼り付ける方法、お
よびフッ素系樹脂フィルム裏面へスパッタリング及び蒸
着処理により金属薄膜を形成させる方法では両者とも、
貼り合わせる金属箔およびスパッタリング処理又は蒸着
処理を行う金属が限定されるため、自ずと決まった金属
調の色合いしか得られず、色調のバリエーションが乏し
いといった欠点がある。金属調の色合いを有する塗料の
コーティング法では長期耐久性を考慮した場合塗料表面
のピンホールからの腐食による塗装面の剥がれ、浮き、
膨れの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な従
来の問題点を解決すべく鋭意検討されてなされたもので
あり、フッ素系樹脂フィルムの特徴である耐候性、耐汚
染性、耐溶剤性を保持し、フッ素系樹脂フィルムの欠点
である他の基材との接着性を保持した上、量産性に優れ
2次加工を施すことなく、優れた金属調の色合いを有
し、かつその金属調の色合いのバリエーションを多く持
ち、任意に選択する事が出来ることを特徴とする金属調
の色合いを有するフッ素樹脂系フィルム、中でも特にフ
ッ化ビニリデン系樹脂フィルムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、2次加工
の必要がない金属調の色合いを有する意匠性に優れたフ
ッ化ビニリデン系樹脂フィルムの開発に鋭意努力した結
果、真珠顔料を適宜配合する事により上記問題点を解決
できる事を見い出し本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明の第一は、金属調の色合い
を有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムであって、少
なくとも表面層が (1)真珠顔料及び (2)フッ化ビニリデン系樹脂、又は、フッ化ビニリデ
ン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂を含有する、金
属調の色合い有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムで
ある。
【0009】第二は金属調の色合いを有する二層構造の
フッ化ビニリデン系樹脂フィルムであって、表面層が (1)真珠顔料及び (2)フッ化ビニリデン系樹脂、又は、フッ化ビニリデ
ン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂を含有し、裏面
層がフッ化ビニリデン系樹脂又はフッ化ビニリデン系樹
脂とメタクリル酸エステル系樹脂を含有した表面層とは
異なる色合いを有する、金属調の色合いを有するフッ化
ビニリデン系樹脂フィルムである。
【0010】第三は金属調の色合いを有する二層構造の
フッ化ビニリデン系樹脂フィルムであって、表面層がフ
ッ化ビニリデン系樹脂100〜50重量部とメタクリル
酸エステル系樹脂0〜50重量部、及びフッ化ビニリデ
ン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂の合計量100
重量部に対して真珠顔料を0.5〜30重量部を含有
し、裏面層がフッ化ビニリデン系樹脂0〜65重量部、
メタクリル酸エステル系樹脂100〜35重量部、及び
フッ化ビニリデン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂
の合計量100重量部に対して複合酸化物系無機顔料及
び/又は無機系顔料を0〜50重量部を含有した表面層
とは異なる色合いを有する、金属調の色合いを有するフ
ッ化ビニリデン系樹脂フィルムである。
【0011】第四は金属調の色合いを有する三層構造の
フッ化ビニリデン系樹脂フィルムであって、表面層がフ
ッ化ビニリデン系樹脂100〜50重量部とメタクリル
酸エステル系樹脂0〜50重量部、及びフッ化ビニリデ
ン系樹脂又はフッ化ビニリデン系樹脂とメタクリル酸エ
ステル系樹脂の合計量100重量部に対して真珠顔料を
0.5〜30重量部を含有し、中間層がフッ化ビニリデ
ン系樹脂100〜50重量部とメタクリル酸エステル系
樹脂0〜50重量部、及びフッ化ビニリデン系樹脂とメ
タクリル酸エステル系樹脂の合計量100重量部に対し
て複合酸化物系無機顔料及び/又は無機系顔料を0〜5
0重量部を含有した表面層と異なる色合いを有し、裏面
層がフッ化ビニリデン系樹脂0〜65重量部とメタクリ
ル酸エステル系樹脂100〜35重量部、及びフッ化ビ
ニリデン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂の合計量
100重量部に対して複合酸化物系無機顔料及び/又は
無機系顔料を0〜50重量部を含有する、金属調の色合
いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムである。
【0012】第五は第一から第四の発明のうちいずれか
一つのフッ化ビニリデン系樹脂フィルムの表面に印刷を
施してなるフッ化ビニリデン系樹脂フィルムである。
【0013】また、第六は基材表面に第一から第四の発
明のうちいずれか一つのフッ化ビニリデン系樹脂フィル
ムを積層してなる金属調の色合いを有する積層体であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明で使用するフッ化ビニリデン系樹脂(以下
PVDFという)とは、フッ化ビニリデンのホモポリマ
ー、又はフッ化ビニリデンと共重合可能な単量体との共
重合体をいう。共重合可能な単量体としては、例えばフ
ッ化ビニル、四フッ化エチレン、三フッ化塩化エチレ
ン、6フッ化プロピレンなどがあり、これらの一種又は
二種以上を用いることができる。
【0015】次にメタクリル酸エステル系樹脂(以下P
MMAという)とは、メタクリル酸メチルのホモポリマ
ー又はメタクリル酸メチルと共重合可能な単量体との共
重合体、及びポリメタクリル酸メチルのホモポリマーま
たは共重合体とアクリル系ゴムの混合物をいう。共重合
可能な単量体としては、炭素数2〜4のメタクリル酸エ
ステル、アクリル酸ブチルをはじめとする炭素数1〜8
のアクリル酸エステル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、アクリロニトリル、アクリル酸、ほかのエチレン性
不飽和モノマー等がある。
【0016】本発明で使用される真珠顔料としては、天
然パールエッセンス、塩基性炭酸鉛、酸塩化ビスマス及
び酸塩化ビスマス被覆マイカ、二酸化チタン被覆マイ
カ、二酸化チタン及び/又は各種金属酸化物被覆マイ
カ、二酸化チタン被覆塩基性炭酸鉛、二酸化チタン及び
/又は各種金属酸化物被覆塩基性炭酸鉛、二酸化チタン
被覆硫酸バリウム、二酸化チタン及び/又は各種金属酸
化物被覆硫酸バリウム等がある。ここで述べた各種金属
酸化物とは、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸
化コバルト、酸化スズ、酸化銅、酸化クロム等を指す。
【0017】なかでも好ましくは二酸化チタン被覆マイ
カ、二酸化チタン及び/又は各種金属酸化物被覆マイカ
である。二酸化チタン被覆マイカ、二酸化チタン及び/
又は金属酸化物被覆マイカは平均粒径や厚さのみらな
ず、被覆される金属酸化物の被覆率や膜厚により任意に
金属調の色調を調整する事ができる。さらに好ましく
は、耐候性に優れるルチル型二酸化チタン被覆マイカの
使用である。またコストアップにはなるが通常使用され
る天然マイカよりも更に純度の高い合成マイカを用いた
真珠顔料を使用できる。
【0018】真珠顔料の添加量は、PVDFとPMMA
の合計量100重量部に対し真珠顔料0.5〜30重量
部が好ましく、更に好ましくは1〜20重量部、最も好
ましくは1〜5重量部である。添加量が少ないと金属調
の色調が得にくくなり、また逆に多くなりすぎると、P
VDF及びPVDFとPMMAの混合物への分散性が著
しく低下する。
【0019】表面層においてPVDFは100〜50重
量部、PMMAは0〜50重量部が好ましく、更に好ま
しくはPVDF95〜60重量部とPMMA5〜40重
量部である。PVDFの含有量が多いと表面層と次の層
の層間における接着性が低下し、また少ないと、PVD
Fの優れた耐候性が低下してしまい、保護膜層としての
効果が減少する。
【0020】基材に積層する際に基材に対して最下層と
なる裏面層においてPMMAは100〜35重量部とP
VDFは0〜65重量部が好ましく、更に好ましくはP
MMA95〜60重量部とPVDF5〜40重量部であ
る。PMMAの含有量が少ないと基材との接着力が得ら
れなくなる。また紫外線吸収剤を添加する場合PMMA
の含有量が少ないと紫外線吸収剤の揮散が起こり好まし
くない。また、PMMAが多くなると耐候性は低下する
傾向となる。
【0021】三層構造の場合、表面層の次の層で、表面
層と裏面層に挟まれる中間層のPVDFは100〜50
重量部とPMMAは0〜50重量部が好ましく、更に好
ましくはPVDF95〜60重量部とPMMA5〜40
重量部である。PVDFの含有量が少ないとフィルムの
耐候性が低下し好ましくない。多いと表面層及び中間層
との層間における接着性が低下する傾向となる。表面層
との接着力を考慮した場合、表面層と中間層のPVDF
とPMMAの含有比率を近くすることが最も好ましい。
【0022】表面層、裏面層及び中間層には、それぞれ
の性能を損なわない範囲において、酸化防止剤、分散
剤、カップリング剤、帯電防止剤、艶消し剤、紫外線吸
収剤等を使用することができる。
【0023】用いる紫外線吸収剤としては、各層に使用
する樹脂と相溶性のあるものであれば良く、揮散を防ぐ
ためには、高分子量の紫外線吸収剤が好ましい。前記吸
収剤の例としては、ベンゾトリアゾール系、オキザリッ
クアシッド系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系
及びその他多くの種類のものが使用できる。更に具体的
には、2−[3,5−ジ−(アロフア−ジメチルベンジル
−2−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシ
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,
5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,
3−テトラメチルブチル)−6−[(2H−ベンゾトリ
アゾール−2−イル)フェノール]]、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−メタクリルオキシエチルフェニル)−
2H−ベンゾトリアゾール、2−(4,6−ジフェニル−
1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(ヘキシル)オ
キシフェノール、2−エトキシ−2'−エチルオキザッ
クアシッドビスアニリド、2−エトキシ−5−t−ブチ
ル−2'−エチルオキザックアシッドビスアニリド、2
−ヒドロキシ−4−n−オクトオキシベンゾフェノン、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)
セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジニル)セバケート、ビス−(1−オクチルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケー
ト、ジメチル−2−(4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テト
ラメチル−1−ピペリジニル)エタノール、1−[2−
3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ]−2,2,6,6−T−テトラメチ
ルピペリジン等がある。紫外線吸収剤を中間層に添加し
た場合、表面層と裏面層により紫外線吸収剤の揮散を押
さえることができるので、効果的である。
【0024】本発明に置いて使用される着色剤として
は、耐候性の点から無機系顔料が好ましく、例えば2種
類以上の金属酸化物が焼成により新しい結晶構造を形成
し、結晶場分裂により発色すると言われている複合酸化
物系無機顔料を主な有色顔料として使用できる。現在使
用されている主な複合酸化物系無機顔料には、TiO2・Sb
2O3・BaO・NiOCr2O3・を主成分とするルチル型やブリデ
ライト型結晶のチタンイエロー系、ZnO・Fe2O3・Cr2O3
を主成分とするスピネル型結晶の亜鉛−鉄系ブラウン、
CoO・Al2O3・Cr2O3を主成分とするスピネル型結晶のコ
バルトブルー系、TiO2・CoO・NiO・ZnOを主成分とする
グリーン系、CuO・Cr2O3やCuO・Fe2O3・Mn2O3を成分と
するスピネル型のブラック系、CoOやMn2O3からなるバイ
オレット系等がある。そしてこれらの有色顔料とともに
ルチル型酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、カーボンブラックその他の無機顔料が使用でき
る。
【0025】複合酸化物系無機顔料及び/又は無機系顔
料の添加量は、各層においてPVDFとPMMAの合計
量100重量部に対し1〜50重量部が好ましい。添加
量が1重量部未満の場合、添加量が少ないため複合フィ
ルムとしての隠蔽力が損なわれ、基材となる各種高分子
材料や金属基材とのラミネートに使用する接着剤の劣化
を引き起こす原因となる。また50重量部を超えて添加
した場合、PVDF及びPMMA及びPVDFとPMM
Aの混合物への分散性が著しく低下し外観不良を引き起
こす。
【0026】本発明の金属調の色合いを有するフッ化ビ
ニリデン系樹脂フィルムは表面層に金属調の色合いを有
する層を配することにより金属調の色合いを出すもので
あるが、更なる特徴として、優れた金属調の色合いを有
し、かつその金属調の色合いのバリエーションを多く持
ち、任意に選択する事が出来ることにある。すなわち表
面層には優れた金属調の色合いを発現させるため真珠顔
料を添加したPVDF又はPVDFとPMMAの混合物
を配し、表面層の次の層となる裏面層(フィルムが二層
構造の場合)、あるいは中間層(フィルムが三層構造の
場合)には複合酸化物系無機顔料及び/又は無機系顔料
を添加したPVDF又はPMMA又はPVDFとPMM
Aの混合物を配することにより、成形後のフィルム表面
の色調が表面層の金属光沢感と裏面層及び/又は中間層
の複合酸化物系無機顔料及び/又は無機系顔料の色合い
とが相まって発現するため、表面層に添加する真珠顔料
の種類及び裏面層又は中間層に添加する複合酸化物系無
機顔料及び/又は無機系顔料の種類を変える事により、
金属調の色合いを簡便にかつ任意に選択する事ができる
とともに、数多くの金属調の色合いのバリエーションを
持つ事ができる。
【0027】例えばフィルムが二層構造のとき表面層に
二酸化チタン被覆マイカを添加し、裏面層に白色の無機
系顔料を添加した場合はシルバーメタリック調の仕上が
りとなるが、表面層はそのままで裏面層に黒色の無機系
顔料を添加した場合はブラックメタリック調の仕上がり
となる。またその逆に裏面層の無機系顔料を固定し、表
面層の真珠顔料の種類を変更することで、異なる様々な
金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィル
ムを得ることができる。
【0028】また、三層構造の場合表面層に二酸化チタ
ン被覆マイカを添加し、中間層に白色の無機系顔料を添
加した場合はシルバーメタリック調の仕上がりとなる
が、表面層はそのままで中間層に黒色の無機系顔料を添
加した場合はブラックメタリック調の仕上がりとなる。
またその逆に裏面層の無機系顔料を固定し、表面層の真
珠顔料の種類を変更することで、異なる様々な金属調の
色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムを得る
ことができることは二層構造の場合と同様であるが、三
層構造の場合更に裏面層を着色することにより、表面
層、中間層および裏面層の微妙な色合いの変化により多
種多様の色合いとすることができる。但し、三層構造の
場合、裏面層を着色しなくともよい。
【0029】本発明の金属調の色合いを有するフッ化ビ
ニリデン系樹脂フィルムの膜厚は、種々の用途に合わせ
て決定されるが、全体として150μm以下、好ましく
は、10〜100μmの範囲である。さらに各層の肉厚
の割合は、基材の保護層としての性能を発揮させる上か
ら、複合酸化物系無機顔料及び/又は無機系顔料を含有
している裏面層及び中間層から作られたフィルムの厚さ
がフィルム全体の厚さの20〜95%である事が望まし
い。95%を越えると金属調の色合いが低下し、20%
より小さいと表面層に中間層、裏面層の色合いの変化の
影響が低下する。
【0030】さらに本発明の金属調の色合いを有するフ
ッ化ビニリデン系樹脂フィルムは、表面層に印刷処理等
をほどこして各種用途に使用することができる。また、
表面層だけの単層、表面層と裏面層の二層、表面層と中
間層と裏面層からなる三層の各構造以外に、中間層を増
やして、表面層と中間層が二層と裏面層の四層や、更に
中間層が三層となる五層といった構造とする事もでき
る。四層以上の多層構造の場合も中間層の組成は三層構
造の中間層と同様の組成とすることが好ましい。
【0031】本発明の金属調の色合いを有するフッ化ビ
ニリデン系樹脂フィルムは各種基材に積層して積層体と
することもできる。基材としては例えばプラスチック、
ゴム、金属、ガラス、木、スレート等があげられるが特
にこれらに限定されるものではない。積層体とするには
フィルムを基材に接着剤を用いて接着する方法や、ある
いは基材の種類によっては熱加工のみによっても接着す
る事ができる。使用される接着剤としてはエポキシ樹脂
系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系等の一般的接着剤
を使用できるし、天然ゴム、アクリル樹脂系等を使用し
た感圧性接着剤をあらかじめフッ化ビリニデン系樹脂フ
ィルムの接着面に塗布しておいて使用できる。更に、感
圧接着剤に離型紙をつけて、使用時に離型紙を剥がして
基材に張り合わせる事もできる。
【0032】本発明のフッ化ビニリデン系樹脂フィルム
は溶融押出成形にて製造することができ、複数の層構造
の場合は共押出成形法を使用することができる。複数の
押出成形機を利用して樹脂を溶融状態で接着せしめて多
層とするT−ダイ使用の共押出成形法にはマルチマニホ
−ルドダイと称し、複数の樹脂層をシ−ト状態にしたの
ち、接触させて接着する方法と、フィードブロックと称
する合流装置を用い複数の樹脂を合流接着後、シ−ト状
に拡げる方法がある。またインフレ−ション成形法と称
し、丸型ダイを使用する方法でも多層フィルムが成形で
きる。
【0033】PVDF、PMMA、真珠顔料、無機系顔
料、紫外線吸収剤等を混入する方法としては、樹脂と添
加剤をあらかじめ混合しておき一般に使用される単軸押
出機を使用して溶融混練する方法でもよいが、一般には
添加剤の樹脂中への分散が十分でなく、高混練タイプの
2軸押出機を使用する方法や高速回転型ミキサ−を用い
高温下であらかじめプレミキシング後単軸押出機にて溶
融混練する方法により表面状態の優れた原料を提供する
ことができる。もちろん真珠顔料及び無機系顔料を主体
とする添加剤の樹脂成分への分散性を向上する方法とし
て、PVDF及び/又はPMMAの一部もしくは全量を
粉末状の原料で使用できる。
【0034】
【実施例】以下実施例および比較例にて本説明をさらに
詳細に説明する。
【0035】実施例1 [表面層フィルム原料の調整]エルフアトケム社ポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂商品名「カイナー720」70重
量部、三菱レイヨン社メタクリル酸エステル系樹脂商品
名「アクリペットMD」30重量部及び日本光研工業社
真珠顔料商品名「パールグレーズME−100」5重量
部をブレンドした後、2軸混練押出機で混練し、コンパ
ウンドとした。 [裏面層フィルム原料の調整]エルフアトケム社ポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂商品名「カイナー720」30重
量部、三菱レイヨン社メタクリル酸エステル系樹脂商品
名「ハイペットHBS」35重量部、同社メタクリル酸
エステル系樹脂商品名「アクリペットMD」35重量
部、紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−n−オク
トキシデンゾフェノン2重量部及び顔料混合物として調
色しておいた無機系白色顔料25重量部をブレンドした
後、2軸混練押出機で混練し、コンパウンドとした。 「フィルムの作成」前記の方法で得た2種類のコンパウ
ンドを原料とし、40mmφ押出機2台、フィ−ドブロ
ツクダイ、スリット0.4mm、幅450mmのコ−ト
ハンガ−ダイを備えた装置を用いて押出形成フィルムを
得た。
【0036】「基材との接着」表に示す基材に「フィル
ムの作成」で得たフィルムを接着した。
【0037】(評価)「フィルムの作成」で得たフィル
ム、「基材との接着」で得たフィルムを接着した基材に
ついて以下の様な項目について物性評価した。結果を表
に示す。なお、実施例及び比較例において「基材との接
着」は基材がプラスチック板の場合は熱接着を温度140
〜170℃で行い、基材が金属板の場合は、下記ウレタン
系接着剤を使用して行った。 接着剤:電気化学工業ハードロックLC-090 乾燥:120℃×3分 活性化:150℃×2分 接着温度:150℃ いずれもロールラミネーターを使用し接着した。
【0038】1)フィルム厚さ 1/1000mm目盛りのピーコック厚さ計を使用して測定。な
お、2層及び3層構成の場合の表面層/裏面層及び表面
層/中間層/裏面層の厚さは各押出機の押出量比より計
算した。 2)表面色調 成形されたフィルム及びその他の成形物を肉眼により観
察し、各々の表面の色合いを確認した。 3)耐汚染性 JIS K-6902に準じて汚染の度合いを肉眼で判定した。但
しアセトンは除く。 全く変化しないもの:○ 軽微な変化:△ 極度な変
化:× 4)初期接着性 各種基材との接着後、基材と接着したフィルム側に碁盤
目を入れテープ剥離試験を実施した。 剥離が全くないもの:100/100 全部剥離したもの : 0/100 5)耐候性 大日本プラスチック/岩崎電気社製「アイスーパーUV
テスター」超促進耐候試験機による促進耐候性試験を実
施した。 ブラックパネル温度:63℃ 照射/結露サイクル=6
時間/2時間 測定は、700時間経過時の色差(△Ea*b*)、及び
光沢保持率(GR)を色差計(スガ試験機SMカラーコ
ンピューターSM−5−IS−2B)及び光沢度計(日
本電色工業グロスメーターVGS−1D)を用い測定し
た。但し比較例3の金属調ポリスチレン板については、
変退色が激しかったため300時間にて試験を中止し
た。 6)接着耐久性 基材と接着したフィルム側に碁盤目を入れアイスーパー
UVテスターを用いた促進耐候性試験を行い、700時
間経過後、碁盤目をセロテープ剥離試験した。 剥離が全くないもの:100/100 全部剥離したもの : 0/100
【0039】実施例2 実施例1の裏面層フィルム原料の顔料混合物を無機系黒
色顔料20重量部に変えた以外は実施例1と同様に行っ
た。物性の測定結果を表に示す。
【0040】実施例3 実施例1の裏面層フィルム原料の顔料混合物を無機系黄
色顔料20重量部に変えた以外は実施例1と同様に行っ
た。物性の測定結果を表に示す。
【0041】実施例4 [表面層フィルム原料の調整]エルフアトケム社ポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂商品名「カイナー720」75重
量部、三菱レイヨン社メタクリル酸エステル系樹脂商品
名「アクリペットMD」25重量部及びメルク・ジャパ
ン社真珠顔料商品名「IRIODIN201」3重量部
をブレンドした後、2軸混練押出機で混練し、コンパウ
ンドとした。 [中間層フィルム原料の調整]エルフアトケム社ポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂商品名「カイナー720」75重
量部、三菱レイヨン社メタクリル酸エステル系樹脂商品
名「ハイペットHBS」25重量部及び、同社メタクリ
ル酸エステル系樹脂商品名「アクリペットMD」35重
量部、紫外線吸収剤として2−(3,5−ジ−t−ブチル
−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール3重量
部及び顔料混合物として調色しておいた無機系白色顔料
25重量部をブレンドした後、2軸混練押出機で混練
し、コンパウンドとした。 [裏面層フィルム原料の調整]エルフアトケム社ポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂商品名「カイナー720」30重
量部、三菱レイヨン社メタクリル酸エステル系樹脂商品
名「ハイペットHBS」35重量部、同社メタクリル酸
エステル系樹脂商品名「アクリペットMD」35重量
部、紫外線吸収剤として2−(3,5−ジ−t−ブチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール3重量部
及び顔料混合物として調色しておいた無機系白色顔料2
5重量部をブレンドした後、2軸混練押出機で混練し、
コンパウンドとした。 「フィルムの作成」前記の方法で得た3種類のコンパウ
ンドを原料とし、40mmφ押出機3台、フィ−ドブロ
ツクダイ、スリット0.5mm、幅450mmのコ−ト
ハンガ−ダイを備えた装置を用いて押出形成し、表に示
す3層構成フィルムを得た。物性の測定結果を表に示
す。
【0042】実施例5 実施例4の中間層及び裏面層フィルム原料の顔料混合物
を無機系黒色顔料20重量部に変えた以外は実施例4と
同様に行った。物性の測定結果を表に示す。
【0043】比較例1 実施例1の表面層及び裏面層フィルム原料において、真
珠顔料、無機系顔料、紫外線吸収剤を用いない以外は実
施例1と同様な操作を行った。物性の結果を表に示す。
【0044】比較例2 実施例1の表面層及び裏面層フィルム原料において、裏
面層の樹脂構成がエルフアトケム社ポリフッ化ビニリデ
ン系樹脂商品名「カイナー720」70重量部、三菱レ
イヨン社メタクリル酸エステル系樹脂商品名「ハイペッ
トHBS」30重量部、紫外線吸収剤として2−ヒドロ
キシ−4−n−オクトキシデンゾフェノン2重量部と変
更する以外は、全て実施例1と同様な操作を行った。
【0045】比較例3 電気化学工業社ポリスチレン樹脂商品名「デンカスチロ
ールMW−1」100重量部に対し、日本光研工業社真
珠顔料商品名「パールグレーズME−100」5重量部
をブレンドした後、2軸混練押出機で混練し、コンパウ
ンドとした。本コンパウンドをインジェクション成形機
を用い、厚さ2mmの金属調の色調を持つポリスチレン
板を得た。物性の結果を表に示す。
【0046】比較例4 市販の色調がブラックメタリックのマイカ/シリカ含有
ウレタンポリエステル系塗料鋼鈑を比較として加えた。
物性の結果を表に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明によって得られる金属調の色合い
を有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルムは、フッ化ビ
ニリデン系樹脂の有する優れた長期耐候性、耐汚染性を
そなえ、フッ素系樹脂フィルムの欠点である他の基材と
の接着性を保持した上、量産性に優れ2次加工を施すこ
となく、優れた金属調の色合いを有し、かつその金属調
の色合いのバリエーションを多く持ち、任意に選択する
事が出来ることを特徴とするものである。したがって建
築物の内外装、自動車部材等の多岐にわたる用途、特に
直射日光の影響が厳しい外装用途に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 33:10)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデ
    ン系樹脂フィルムであって、少なくとも表面層が (1)真珠顔料及び (2)フッ化ビニリデン系樹脂、又は、フッ化ビニリデ
    ン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂を含有する、金
    属調の色合い有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 金属調の色合いを有する二層構造のフッ
    化ビニリデン系樹脂フィルムであって、表面層が (1)真珠顔料及び (2)フッ化ビニリデン系樹脂、又は、フッ化ビニリデ
    ン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂を含有し、裏面
    層がフッ化ビニリデン系樹脂又はフッ化ビニリデン系樹
    脂とメタクリル酸エステル系樹脂を含有した表面層とは
    異なる色合いを有する、金属調の色合いを有するフッ化
    ビニリデン系樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】 金属調の色合いを有する二層構造のフッ
    化ビニリデン系樹脂フィルムであって、表面層がフッ化
    ビニリデン系樹脂100〜50重量部とメタクリル酸エ
    ステル系樹脂0〜50重量部、及びフッ化ビニリデン系
    樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂の合計量100重量
    部に対して真珠顔料を0.5〜30重量部を含有し、裏
    面層がフッ化ビニリデン系樹脂0〜65重量部、メタク
    リル酸エステル系樹脂100〜35重量部、及びフッ化
    ビニリデン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂の合計
    量100重量部に対して複合酸化物系無機顔料及び/又
    は無機系顔料を0〜50重量部を含有した表面層とは異
    なる色合いを有する、金属調の色合いを有するフッ化ビ
    ニリデン系樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 金属調の色合いを有する三層構造のフッ
    化ビニリデン系樹脂フィルムであって、表面層がフッ化
    ビニリデン系樹脂100〜50重量部とメタクリル酸エ
    ステル系樹脂0〜50重量部、及びフッ化ビニリデン系
    樹脂又はフッ化ビニリデン系樹脂とメタクリル酸エステ
    ル系樹脂の合計量100重量部に対して真珠顔料を0.
    5〜30重量部を含有し、中間層がフッ化ビニリデン系
    樹脂100〜50重量部とメタクリル酸エステル系樹脂
    0〜50重量部、及びフッ化ビニリデン系樹脂とメタク
    リル酸エステル系樹脂の合計量100重量部に対して複
    合酸化物系無機顔料及び/又は無機系顔料を0〜50重
    量部を含有した表面層と異なる色合いを有し、裏面層が
    フッ化ビニリデン系樹脂0〜65重量部とメタクリル酸
    エステル系樹脂100〜35重量部、及びフッ化ビニリ
    デン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂の合計量10
    0重量部に対して複合酸化物系無機顔料及び/又は無機
    系顔料を0〜50重量部を含有する、金属調の色合いを
    有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    フッ化ビニリデン系樹脂フィルムの表面に印刷を施して
    なるフッ化ビニリデン系樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項記載のフ
    ッ化ビニリデン系樹脂フィルムを基材表面に積層してな
    る金属調の色合いを有する積層体。
JP936098A 1998-01-21 1998-01-21 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム Pending JPH11207887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936098A JPH11207887A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936098A JPH11207887A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11207887A true JPH11207887A (ja) 1999-08-03

Family

ID=11718318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP936098A Pending JPH11207887A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11207887A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338706A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Denki Kagaku Kogyo Kk フッ化ビニリデン系樹脂フィルム
WO2010122936A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 株式会社クレハ ポリフッ化ビニリデン樹脂組成物、白色樹脂フィルム、及び太陽電池モジュール用バックシート
WO2011065234A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 電気化学工業株式会社 ポリフッ化ビニリデン系樹脂組成物、フィルム、バックシート及び太陽電池モジュール
CN114716809A (zh) * 2022-05-23 2022-07-08 中国科学院长春应用化学研究所 一种高阻隔热控膜及其制备方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338706A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Denki Kagaku Kogyo Kk フッ化ビニリデン系樹脂フィルム
WO2010122936A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 株式会社クレハ ポリフッ化ビニリデン樹脂組成物、白色樹脂フィルム、及び太陽電池モジュール用バックシート
CN102395624A (zh) * 2009-04-20 2012-03-28 株式会社吴羽 聚1,1-二氟乙烯树脂组合物、白色树脂膜和太阳能电池模块用背板
KR101334571B1 (ko) * 2009-04-20 2013-11-28 가부시끼가이샤 구레하 폴리불화비닐리덴 수지 조성물, 백색 수지 필름, 및 태양 전지 모듈용 백시트
JP5593309B2 (ja) * 2009-04-20 2014-09-17 株式会社クレハ ポリフッ化ビニリデン樹脂組成物、白色樹脂フィルム、及び太陽電池モジュール用バックシート
US9029453B2 (en) 2009-04-20 2015-05-12 Kureha Corporation Polyvinylidene fluoride resin composition, white resin film, and backsheet for solar cell module
WO2011065234A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 電気化学工業株式会社 ポリフッ化ビニリデン系樹脂組成物、フィルム、バックシート及び太陽電池モジュール
CN102666715A (zh) * 2009-11-30 2012-09-12 电气化学工业株式会社 聚偏氟乙烯系树脂组合物、薄膜、背板及太阳能电池组件
US8722791B2 (en) 2009-11-30 2014-05-13 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Polyvinylidene fluoride resin composition, film, back sheet, and solar cell module
CN114716809A (zh) * 2022-05-23 2022-07-08 中国科学院长春应用化学研究所 一种高阻隔热控膜及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5132164A (en) Fluorine resin type weather-resistant film
US5256472A (en) Fluorine resin type weather-resistant film
JPH08156215A (ja) 化粧シートおよびその製造方法
JPH0611536B2 (ja) フッ化ビニリデン樹脂系複合フィルム
KR102174324B1 (ko) 라미네이트 강판, 이의 제조 방법 및 이에 사용되는 시트
JP2009078561A (ja) 積層樹脂シート、エンボス付与シート及び被覆基材
JP4976762B2 (ja) フッ化ビニリデン系樹脂積層フィルム及びその製造方法
JP4996831B2 (ja) 金属板被覆用積層シートおよび積層シート被覆金属板
JP4480834B2 (ja) フッ化ビニリデン系樹脂フィルム
JP2618431B2 (ja) フツ素樹脂系耐候フイルム
JP2788756B2 (ja) フッ素樹脂系着色フイルムとその製造方法
JP2656804B2 (ja) フツ素樹脂系多層フイルム
JPH11207887A (ja) 金属調の色合いを有するフッ化ビニリデン系樹脂フィルム
JPH0550566A (ja) フツ化ビニリデン樹脂系複合フイルムの製造方法
JP2669675B2 (ja) フツ素樹脂系着色フイルム積層体
CA2830597C (en) Plastic protective and decorative panels having improved resistance to heat build
JP2000343649A (ja) 化粧シート
EP1000978B1 (en) Acrylic resin film and laminated film containing the same
JP4888855B2 (ja) 樹脂積層体
JP2618434B2 (ja) 耐候性フツ素樹脂系着色フイルム
JP2574017B2 (ja) フツ素樹脂系フイルム被覆発泡積層体
JPH07115416B2 (ja) フッ素樹脂系着色フイルム
JPH07195633A (ja) フッ化ビニリデン樹脂系複合フィルム
JPH0380424B2 (ja)
JP2651374B2 (ja) フッ化ビニリデン樹脂系複合フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040507

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060307

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070501

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080819