JP2001205745A - 燃料ホース用積層体及び燃料ホース - Google Patents

燃料ホース用積層体及び燃料ホース

Info

Publication number
JP2001205745A
JP2001205745A JP2000021764A JP2000021764A JP2001205745A JP 2001205745 A JP2001205745 A JP 2001205745A JP 2000021764 A JP2000021764 A JP 2000021764A JP 2000021764 A JP2000021764 A JP 2000021764A JP 2001205745 A JP2001205745 A JP 2001205745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
layer
fuel hose
nbr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000021764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3804386B2 (ja
Inventor
Hideto Ikeda
英仁 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2000021764A priority Critical patent/JP3804386B2/ja
Publication of JP2001205745A publication Critical patent/JP2001205745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3804386B2 publication Critical patent/JP3804386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FKMを内層とする燃料ホースであって、低
ガソリン透過性に加えて、安価で耐熱性や動的オゾン性
に優れ、FKMの加硫接着性も良好なホースを提供す
る。 【解決手段】 FKMを内層、NBRとEPDMのブレ
ンド材(NBR・EPDM)を外層とし、NBR・EP
DM中には有機過酸化物と、DBU塩,その弱酸塩又は
有機ホスホニウム塩と、反応性液状ポリマーとが適量添
加されている燃料ホース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NBRとEPDM
とのブレンド材(NBR・EPDM)に所定の組成分を
添加したゴム組成物を用いてなるゴム組成物層と、フッ
素ゴム層又はフッ素樹脂層とを加硫接着させた燃料ホー
ス用積層体、及びこの積層体を用いた燃料ホースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の環境規制の強化に伴い、いわゆる
フィラーホース,エバポホース,ブリーザーホース等の
燃料系ホースに対しては、低ガソリン透過性がより強く
求められると共に、耐サワーガソリン性の要求も強くな
っている。そして、NBRを内層とし、CR(クロロプ
レンゴム)もしくはCSM(クロロスルホン化ポリエチ
レンゴム)等を外層とする従来の燃料ホースでは、これ
らの要求に対応できなくなって来ている。
【0003】そこで上記の要求を満たすべく、一般的に
は、FKM/ECOホース(FKMを内層とし、エピ
クロロヒドリンゴムを外層とする)や、FKM/NB
R・PVCホース(FKMを内層とし、NBRとポリ塩
化ビニルとのブレンド材を外層とする)等の総ゴム二重
管仕様のホースが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のFKM/ECOホースは、耐ガソリン性,低ガソリン
透過性,耐オゾン性等の面で優れた性能を示すものの、
内層に高価なFKMを使用すると共に外層にもかなり高
価な材料であるECOを使用するため、過剰品質であ
り、非実用的な程に高価であった。
【0005】一方、上記のFKM/NBR・PVCホ
ースについても、例えば本件出願人の出願に係る特願平
11−182476号の明細書に開示した発明のように
NBRや添加可塑剤等を特徴的に構成した場合は別とし
て、一般的には耐熱性や耐オゾン性(特に動的オゾン
性)に問題があるため、その使用部位に制約を伴うのが
実情であった。
【0006】そこで本発明は、内層にFKMを用いる燃
料ホースであって、低ガソリン透過性に加えて、安価
で、耐ガソリン性,耐熱性,動的オゾン性に優れ、内/
外層間の加硫接着性も優れた燃料ホースを提供すること
を、解決すべき課題とする。本願発明者は、NBR・E
PDM、即ちNBRとEPDMとのブレンド材を用い、
特定の加硫系のもとにフッ素ゴム層又はフッ素樹脂層と
の接着配合処方を施すことにより上記課題を解決し得る
ことを見出して、本願発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、NBR(アクリロニトリル−ブタジエ
ンゴム)とEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン3
元共重合体ゴム)とのブレンド材100重量部に対して
以下(1)〜(3)の組成分が添加されているゴム組成
物を用いたゴム組成物層と、FKM(フッ素ゴム)層又
はフッ素樹脂層とが加硫接着されている、燃料ホース用
積層体である。 (1)有機過酸化物:0.5〜10重量部。 (2)1,8−ジアザビシクロ−(5,4,0)−ウン
デセン−7塩、その弱酸塩、及び有機ホスホニウム塩か
ら選ばれる接着性付与剤:0.3〜5重量部。 (3)反応性液状ポリマー:2〜15重量部。
【0008】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係るゴム組成物に対し、更に以下(4)
及び(5)の組成分の少なくとも一種が前記ブレンド材
100重量部に対する以下の比率で添加されている、燃
料ホース用積層体である。 (4)シリカ:5〜30重量部。 (5)硫黄又は加硫促進剤:0.1〜5重量部。
【0009】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係るブレンド材におけるE
PDMのブレンド比が30〜60重量%である、燃料ホ
ース用積層体である。
【0010】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明に係るNBRにおけるAN量
(結合アクリロニトリル含有量)が31〜50重量%で
ある、燃料ホース用積層体である。
【0011】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
FKM層又はフッ素樹脂層を内周側、ゴム組成物層を外
周側とする構成で前記第1発明〜第4発明に係る燃料ホ
ース用積層体を用いた、燃料ホースである。
【0012】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)燃料ホ
ース用積層体のゴム組成物層に関し、一般的に、NBR
は耐ガソリン性,耐油性に優れるが耐オゾン性が劣り、
EPDMは耐ガソリン性,耐油性が劣るが耐オゾン性が
良好である、と言う相補的な特徴を有している。従っ
て、NBRとEPDMとを適量にブレンドすることによ
り、耐ガソリン性,耐油性と、耐オゾン性とをバランス
良く両立させることが可能になる。
【0013】そして、周知のようにEPDMは耐熱性で
あり、かつ、例えば従来のFKM/NBR・PVCホー
スのように熱的に厳しい条件下での柔軟性低下を来た
す、と言うことがないので、EPDMをブレンドしたN
BR・EPDMの使用はホースの耐熱性及び動的オゾン
性向上にも有効である。
【0014】一方、燃料バリア層であるFKM層又はフ
ッ素樹脂層によって、低ガソリン透過性が十分に確保さ
れる。
【0015】反面、EPDMは他種ゴムとの反応性に乏
しいと言う特性があるため、これをブレンドしたNBR
・EPDMは、元々加硫接着が容易ではないFKM層や
フッ素樹脂層に対して、そのままでは有効な加硫接着を
期待し難いと考えられる。
【0016】しかし第1発明のように、上記ブレンド材
に対し、(1)FKMやフッ素樹脂との加硫接着に有効
な有機過酸化物と、(2)DBU塩,その弱酸塩,又は
有機ホスホニウム塩と、(3)所定の反応性液状ポリマ
ーとを同時に適量添加することにより、ゴム組成物層の
上記種々の利点を損なうことなく、FKM層やフッ素樹
脂層に対する優れた加硫接着強度を実現することができ
る。
【0017】但しゴム組成物層において、ブレンド材1
00重量部に対して有機過酸化物の添加量が0.5重量
部未満である場合はゴムの加硫が不十分となり、ブレン
ド材100重量部に対して上記(2)のDBU塩等の添
加量が0.3重量部未満である場合や、反応性液状ポリ
マーの添加量が2重量部未満である場合には、FKMや
フッ素樹脂に対する十分な加硫接着性が得られない。一
方、ブレンド材100重量部に対して、有機過酸化物の
添加量が10重量部を超える場合、DBU塩等の添加量
が5重量部を超える場合、及び反応性液状ポリマーの添
加量が15重量部を超える場合には、特に未加硫ゴムの
貯蔵安定性の悪化を招く恐れがある。
【0018】(第2発明の作用・効果)第2発明におい
て、ゴム組成物層に用いたゴム組成物にシリカを適量添
加し、又は硫黄あるいは加硫促進剤を適量添加するの
で、FKM層又はフッ素樹脂層に対するゴム組成物層の
加硫接着性が更に向上すると言う効果が得られる。
【0019】但し、シリカの添加量が上記ブレンド材1
00重量部に対して5重量部未満である場合には上記の
加硫接着性の向上効果が不足する恐れがあり、30重量
部を超える場合にはNBR・EPDMの低温脆化性の悪
化を招く恐れがある。又、硫黄あるいは加硫促進剤の添
加量が上記ブレンド材100重量部に対して0.1重量
部未満である場合には上記の加硫接着性の向上効果が不
足する恐れがあり、5重量部を超える場合にはNBR・
EPDMの未加硫ゴムの貯蔵安定性を低下させる恐れが
ある。
【0020】(第3発明の作用・効果)第3発明のよう
に、ゴム組成物層のブレンド材におけるEPDMのブレ
ンド比が30〜60重量%である場合、NBRに基づく
耐ガソリン性,耐油性と、EPDMに基づく耐オゾン
性,耐熱性とを、ブレンド材において特に良好なバラン
スで併せ発現させることができる。EPDMのブレンド
比が30重量%未満であると、耐オゾン性,耐熱性等の
点で若干の不満があり、EPDMのブレンド比が60重
量%を超えると、耐ガソリン性,耐油性等の点で若干の
不満がある。
【0021】(第4発明の作用・効果)第4発明のよう
に、ゴム組成物層のブレンド材を構成するNBRにおけ
るAN量が31〜50重量%であることにより、ゴム組
成物における耐ガソリン性,耐油性と、FKMやフッ素
樹脂との加硫接着性とが最も良好に両立する。NBRに
おけるAN量が31重量%未満である場合には耐ガソリ
ン性,耐油性の低下を招く恐れがあり、このAN量が5
0重量%を超える場合にはNBR・EPDMの低温脆化
性の悪化を招く恐れがある。
【0022】(第5発明の作用・効果)第5発明の燃料
ホースは、FKM層又はフッ素樹脂層を内側にして、第
1発明〜第4発明に係る燃料ホース用積層体を用いてい
るので、耐サワーガソリン性,低ガソリン透過性,耐ガ
ソリン性,耐油性等の面や、層間の加硫接着性の面でも
満足でき、耐熱性及び動的オゾン性が優れ、かつ、前記
従来のFKM層/ECO層の総ゴム二重管ホースに対し
て材料上のコストメリットがある。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、第1発明〜第5発明の実施
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは、第1発明〜第5発明を一括して指してい
る。
【0024】〔ゴム組成物〕本発明の燃料ホース用積層
体におけるゴム組成物層に用いるゴム組成物は、基本的
には、NBRとEPDMとのブレンド材であるNBR・
EPDM100重量部に対し、有機過酸化物0.5〜1
0重量部と、DBU塩,その弱酸塩,有機ホスホニウム
塩から選ばれる接着性付与剤0.3〜5重量部と、反応
性液状ポリマー2〜15重量部とを配合したものであ
る。
【0025】〔ブレンド材〕ブレンド材NBR・EPD
Mに用いるNBRやEPDMの種類、及びNBR・EP
DMにおけるNBRとEPDMとのブレンド比率は限定
されない。しかし好ましくは、AN量(結合アクリロニ
トリル含有量)が31〜50重量%であるNBRを用
い、及び/又は、NBR・EPDMにおけるEPDMの
ブレンド比を30〜60重量%とすることができる。
【0026】上記の条件に合致したNBR・EPDMと
して、例えば、いずれもJSR(株)製の、商品名「N
E41」(NBRが40重量部,EPDMが60重量
部,HAFカーボンが5重量部,Zn0が5重量部)、
「NE61」(NBRが60重量部,EPDMが40重
量部,HAFカーボンが5重量部,Zn0が5重量部)、
「NE71」(NBRが70重量部,EPDMが30重
量部,HAFカーボンが5重量部,Zn0が5重量部)等
を挙げることができる。
【0027】〔配合剤〕上記の有機過酸化物としては、
いわゆる過酸化物加硫に用いられるものを限定なく使用
することができる。例えば、ジクミルパーオキシド(D
CP)や1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン等を例示でき、商品
名としては日本油脂(株)製の「パーヘキサ25B」等
を例示することができる。
【0028】接着性付与剤として用いる上記のDBU
塩,その弱酸塩又は有機ホスホニウム塩は、その1種を
単独に、又は2種以上併用して使用できる。DBU塩の
弱酸塩としては任意の種類の弱酸塩を使用すれば良い
が、例えばカルボン酸DBU塩,ナフトエ酸DBU塩,
フェノールDBU塩等を例示できる。又、これらの接着
性付与剤の商品名としては、ダイソー(株)製のナフト
エ酸DBU塩である「DA−500」,フェノールDB
U塩である「P−152」、日本ゼオン(株)製の有機
ホスホニウム塩である「ゼオネットPB」等を例示する
ことができる。
【0029】上記の反応性液状ポリマーとは、以下の
「化1」に一般式を示すような、主鎖がゴム状であり、
主鎖の両末端に官能基Rを持つ反応性の低分子量液状ポ
リマーを言う。なお、官能基Rとしてはカルボキシル
基,アミノ基又はビニル基が挙げられ、又、「化1」式
では、他材料との相溶性のために主鎖にアクリロニトリ
ルが導入されたものが示されているが、これが導入され
ていないものでも使用することができる。
【0030】
【化1】 上記ゴム組成物に対しては更に、FKM層又はフッ素樹
脂層に対する加硫接着性の向上のために、シリカを5〜
30重量部、又は硫黄あるいは加硫促進剤を0.1〜5
重量部添加すること、あるいはこれらの2種以上を添加
することが、より好ましい。
【0031】シリカとは、塩の形態を取らないケイ酸
(SiO2)充填剤であり、ケイ酸充填剤としては酸性シリ
カ,中性シリカ又は塩基性シリカを任意に使用すること
ができ、商品名としては日本シリカ(株)製の中性シリ
カである「ニプシールER」や酸性シリカである「ニプ
シールVN−3」、塩野義製薬(株)製の塩基性シリカ
である「カープレックス1120」等を例示することが
できる。
【0032】硫黄又は加硫促進剤に関しては、その両者
を添加しても構わないし、いずれか一方だけを添加して
も構わない。加硫促進剤としては、硫黄加硫系又は過酸
化物加硫系に使用されるものを中心として任意に使用で
きるが、それらの商品名としては、いずれも大内新興化
学工業(株)製の「サンセラーCZ」,「ノクセラーC
Z」,「ノクセラーTET」,「ノクセラーD」や、日
本油脂(株)製の「バルノックR」、三菱モンサント化
成(株)製の「サントガードPVI」等を例示すること
ができる。
【0033】〔その他の添加物〕本発明の燃料ホース用
積層体におけるゴム組成物層に用いるゴム組成物は、上
記各種の添加物以外にも、本発明の作用・効果を損なわ
ない限りにおいて、ゴム組成物に添加されることがある
他種の添加物、例えばカーボンブラック,可塑剤,プロ
セスオイル,加工助剤,老化防止剤等を任意に添加する
ことができる。
【0034】〔燃料ホース用積層体及び燃料ホース〕本
発明において燃料ホース用積層体とは、FKM層又はフ
ッ素樹脂層と、上記のゴム組成物を用いたNBR・EP
DM層とが加硫接着されているものであり、ホース以外
の形態の積層体も含まれる。本発明において燃料ホース
とは、FKM層又はフッ素樹脂層を内周側、NBR・E
PDM層(ゴム組成物層)を外周側とする燃料ホース用
積層体により管壁部が構成された燃料用のホースであ
る。燃料ホースの用途は限定されないが、自動車用のフ
ィラーホース,エバポホース,ブリーザーホース等に特
に好ましく用いられる。
【0035】燃料ホース用積層体及び燃料ホースにおけ
るFKM層又はフッ素樹脂層の構成、及びFKMやフッ
素樹脂の種類は限定されない。フッ素樹脂としては、例
えば柔軟性のあるテトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロエチレン−ビニリデンフルオライド3元共重合体
(THV)等が、より好ましい。FKM又はフッ素樹脂
には、必要に応じて任意の各種添加剤を含むことができ
る。
【0036】
【実施例】(ゴム組成物の配合)末尾の表1,表3,表
5に示す実施例1〜実施例18の配合組成、末尾の表7
に示す比較例1〜比較例10の配合処方(表中の数値
は、いずれも重量部表記)に従って、まず加硫剤(表中
の「パーヘキサ25B」,「バルノックR」,「サンセ
ラーCZ」)以外の全組成分をバンバリーミキサーで混
練りし、次いで上記加硫剤を加えてオープンロールによ
って混練りした。
【0037】上記の各表において、「NE41」,「N
E61」,「NE71」とは、前記の通りの内容のブレ
ンド材であり、「EP22」とは、JSR(株)製のE
PDMである。又、「ステアリン酸」及び「エマスター
510P」は加工助剤であって、このうち「エマスター
510P」は理研ビタミン(株)製の脂肪酸エステルで
ある。「ノンフレックスRD」は精工化学(株)製の、
「ノクラックMB」は大内新興化学工業(株)製の、そ
れぞれ老化防止剤である。「シーストSO」は東海カー
ボン(株)製のカーボン充填剤(FEFカーボン)であ
る。次に、「カープレックス1120」,「ニプシール
ER」,「ニプシールVN−3」については、それぞれ
前記した通りの内容のシリカである。「DOP」は公知
の可塑剤である。「DA−500」,「P−152」,
「ゼオネットPB」の内容は、前記の通りである。
【0038】上記の各表において、「ATBN1300
×16」〜「VTBN」は、いずれも、 B. F. Goodric
h 社製の反応性液状ポリマー(低分子量反応性NBR)
であって、「ATBN1300×16」及び「ATBN
1300×42」は前記「化1」式における主鎖の両末
端がアミン変性されたもの、「CTBN」は主鎖の両末
端がカルボキシル変性されたもの、「VTBN」は主鎖
の両末端がビニル変性されたものである。「パーヘキサ
25B」は前記した有機過酸化物であり、「バルノック
R」は前記したイオウ系加硫剤、「サンセラーCZ」は
前記した加硫促進剤である。
【0039】(ゴム組成物の材料性能)実施例1〜実施
例18、比較例1〜比較例10に係るゴム組成物の材料
性能を評価するため、以下の各試験を行った。
【0040】イ)各例に係る未加硫ゴム組成物につき、
常態時及び湿熱処理(50°C×95%RH×48時
間)後のムーニー粘度〔ML121°C 1+3( poi
nt)〕とスコーチタイム〔 St.5p(分)〕を測定し
た。その結果を末尾の表2,表4,表6,表8における
実施例1〜実施例18、比較例1〜比較例10の項に示
す。表中の該当欄において、上側の数値がムーニー粘度
を、下側の数値がスコーチタイムを示す。
【0041】なお、ムーニー粘度の数値としては25〜
45程度が、スコーチタイムとしては15分以上が好ま
しいと考えられる。
【0042】ロ)各例に係る未加硫ゴム組成物につき、
160°C/45分のプレス加硫を行って試験片を作製
した。そしてこれらの試験片について、JIS K 6
251に準じて、常態物性試験〔TB(MPa),EB
(%),Hs( point)〕を行った。次に、試験片の耐
熱性を評価するため、135°C/72時間の熱老化
後、及び135°C/168時間の熱老化後に同上の物
性試験を行った。これらの結果を上記各表の該当欄に示
すが、該当欄においてそれぞれ、上側の数値がTB,中
央の数値がEB,下側の数値がHsを示し、かつ、耐熱
性の評価において、TBは△TB(%)として、EBは
△EB(%)として、Hsは△Hs( point)として表
記している。
【0043】なお、常態時物性としてはTBが7.8以
上,EBが250以上,Hsが55〜75であることが
好ましく、耐熱性としては135°C/72時間の熱老
化後において△TBが−25%以内,△EBが−45%
以内,△Hsが+20 point以内であることが好まし
く、135°C/168時間の熱老化後において△TB
が−30%以内,△EBが−60%以内,△Hsが+2
5 point以内であることが好ましいと考えられる。
【0044】ハ)各例に係る未加硫ゴム組成物を用いて
規定形状の加硫された試験ピースを作成し、100°C
×72時間耐熱後及び120°C×72時間耐熱後の圧
縮永久歪み(%)を評価した。これらの結果を上記各表
の該当欄において示す。
【0045】なお、100°C×72時間耐熱後の圧縮
永久歪みとしては30%以下が、又、120°C×72
時間耐熱後の圧縮永久歪みとしては50%以下が、それ
ぞれ好ましいと考えられる。
【0046】ニ)各例に係る試験片につき、耐ガソリン
性及び耐油性を評価するため、評価用ガソリン[トルエ
ン:イソオクタン=50:50(vol. %)]である「
FuelC」に40°Cで48時間浸漬後、及び、評価用オ
イルである「IRM903」に100°Cで72時間浸
漬後に、同上の物性試験により試験片のTB,EB,H
sの変化を測定し、かつ体積変化を測定した。これらの
結果を上記各表の該当欄に示すが、該当欄においてそれ
ぞれ、一番上側の数値が△TB(%),二番目の数値が
△EB(%),三番目の数値が△Hs( point),一番
下側の数値が体積変化率△V(%)である。なお、上記
の耐ガソリン性及び耐油性に関する各評価項目の数値に
ついては、クロロプレンゴム(CR)と同等であること
が好ましいと考えられる。
【0047】ホ)前記各例に係る試験片につき、JIS
K 6261に準じて、試験片自体は前処理なしで、
脆化温度(°C)を測定し、低温脆化性を評価した。そ
の結果を上記各表の該当欄に示す。なお、脆化温度は−
30°C以下であることが好ましいと考えられる。
【0048】ヘ)前記各例に係る未加硫ゴム組成物を用
いて2mm厚のシートを作成した後、160°C×45
分間のスチーム加硫に付して試験片を作成した。これら
の試験片を、JIS K 6259に準じて、試験片自
体は前処理なしで、80pphm×40°Cの条件で0
〜30%伸長させ、動的オゾン性を評価した。これらの
結果を上記各表の該当欄に示す。なお、動的オゾン性に
ついては、168時間以上O.K.であることが好まし
いと考えられる。
【0049】(燃料ホース用積層体の作製及び剥離試
)上記各例に係るゴム組成物を用いた厚さ2.2mm
の未加硫シートと、FKMの配合物を用いた厚さ1.2
mmの未加硫シートとを、面圧20kgf/cm2で1
60°C×45分間プレス加硫し、FKM積層体を作製
した。
【0050】そして各例に係るFKM積層体について、
初期状態にてJIS K 6256に準じたT型剥離試
験を行い、加硫後の剥離強度(kgf/inch)を測
定した。又、剥離させた界面の状態を目視観察して、剥
離強度の弱いものから順に、界面が損傷なく剥離したも
のを「界面ハクリ」,界面の表層ゴムが一部ハガレてい
るものを「表層ゴムトラレ」,界面に部分的なゴム層の
破壊が認められるものを「部分ゴム破壊」,界面全体に
ゴム層の破壊が認められるものを「ゴム破壊」とそれぞ
れ評価した。
【0051】次に、上記各例に係るFKM積層体を前記
「 Fuel C」に40°Cで48時間浸漬した後にも、同
上のT型剥離試験を行った。
【0052】又、上記各例に係るゴム組成物を用いた厚
さ2.2mmの未加硫シートと、THVからなる厚さ
1.2mmのシートとを、面圧20kgf/cm2で1
60°C×45分間プレス加硫し、フッ素樹脂積層体を
作製した。これらのフッ素樹脂積層体についても、上記
FKM積層体と同様の初期状態及び「 Fuel C」浸漬後
のT型剥離試験を行った。
【0053】上記各種のT型剥離試験の結果を各表の該
当欄に示す。なお、FKM積層体においても、フッ素樹
脂積層体においても、初期状態での剥離強度が4.0k
gf/inch以上、「 Fuel C」浸漬後の剥離強度が
2.0kgf/inch以上であることが好ましいと考
えられる。
【0054】(従来技術の評価)第1の従来技術とし
て、表9に示す配合処方(表中の数値は、いずれも重量
部表記)に従って、まず加硫系添加剤(表中の「ダイソ
ネットXL−21S」,「サントガードPVI」)以外
の全組成分をバンバリーミキサーで混練りし、次いで上
記加硫系添加剤を加えてオープンロールによって混練り
して、GECOポリマーである「エピクロマーCG10
4」を基材とするECO未加硫組成物を調製した。同表
の配合処方中、「ノクラックNBC」とは老化防止剤で
あり、「ダイソネットXL−21S」とは加硫剤であ
る。又本例では、表9には示していないが、更に、協和
化学(株)製のハイドロタルサイト化合物であるDHT
−4Aを5重量部配合している。
【0055】第2の従来技術として、表10に示す配合
処方(表中の数値は、いずれも重量部表記)に従って、
まず加硫系添加剤(表中の「パーヘキサ25B」,「サ
ンセラーTET」,「サンセラーCZ」,硫黄,「サン
トガードPVI」)以外の全組成分をバンバリーミキサ
ーで混練りし、次いで上記加硫系添加剤を加えてオープ
ンロールによって混練りして、NBR・PVCである
「ニポールPB5302」を基材とするNBR・PVC
未加硫組成物を調製した。同表の配合処方中、「オゾノ
ン3C」とは老化防止剤であり、「白艶華CCR」とは
炭酸カルシウムである。
【0056】第3の従来技術として、表11に示す配合
処方(表中の数値は、いずれも重量部表記)に従って、
まず加硫系添加剤(表中の「サンセラー22C」,「サ
ンセラーTT」,「サンセラーCZ」,硫黄,酸化亜
鉛)以外の全組成分をバンバリーミキサーで混練りし、
次いで上記加硫系添加剤を加えてオープンロールによっ
て混練りして、クロロプレンゴム(CR)である「デン
カクロロプレンM−70」と「デンカクロロプレンEM
−40」との50:50のブレンド材を基材とするCR
未加硫組成物を調製した。同表の配合処方中、「ナウガ
ード445」とは老化防止剤である。
【0057】そして上記の第1〜第3の従来技術に係る
未加硫組成物について、前記各実施例及び比較例と同様
の方法で同様の項目を評価した。それらの結果を、表9
〜表11にそれぞれ示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】
【表7】
【0065】
【表8】
【0066】
【表9】
【0067】
【表10】
【0068】
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 9/02 C08L 9/02 23/16 23/16 27/12 27/12 F16L 11/04 F16L 11/04 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA12 BA15 BA31 BA34 DA09 DA11 DA26 DB08 4F100 AA20A AA36A AH02A AK01A AK17B AK27A AK27J AK29A AK29J AK75A AL01A AN02A BA02 GB90 JD05 JJ03 JK06 YY00A 4J002 AC07W BB15X BD141 BL003 DA049 DJ018 EK036 EU207 EW177 FD159 FD347 GF00 GM00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NBR(アクリロニトリル−ブタジエン
    ゴム)とEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン3元
    共重合体ゴム)とのブレンド材100重量部に対して以
    下(1)〜(3)の組成分が添加されているゴム組成物
    を用いたゴム組成物層と、FKM(フッ素ゴム)層又は
    フッ素樹脂層とが加硫接着されていることを特徴とする
    燃料ホース用積層体。 (1)有機過酸化物:0.5〜10重量部。 (2)1,8−ジアザビシクロ−(5,4,0)−ウン
    デセン−7塩、その弱酸塩、及び有機ホスホニウム塩か
    ら選ばれる接着性付与剤:0.3〜5重量部。 (3)反応性液状ポリマー:2〜15重量部。
  2. 【請求項2】 前記ゴム組成物に対し、更に以下(4)
    及び(5)の組成分の少なくとも一種が前記ブレンド材
    100重量部に対する以下の比率で添加されていること
    を特徴とする請求項1に記載の燃料ホース用積層体。 (4)シリカ:5〜30重量部。 (5)硫黄又は加硫促進剤:0.1〜5重量部。
  3. 【請求項3】 前記ブレンド材におけるEPDMのブレ
    ンド比が30〜60重量%であることを特徴とする請求
    項1又は請求項2のいずれかに記載の燃料ホース用積層
    体。
  4. 【請求項4】 前記NBRにおけるAN量(結合アクリ
    ロニトリル含有量)が31〜50重量%であることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃料ホ
    ース用積層体。
  5. 【請求項5】 前記FKM層又はフッ素樹脂層を内周
    側、前記ゴム組成物層を外周側とする構成で請求項4に
    記載の燃料ホース用積層体を用いたことを特徴とする燃
    料ホース。
JP2000021764A 2000-01-26 2000-01-26 燃料ホース用積層体及び燃料ホース Expired - Fee Related JP3804386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000021764A JP3804386B2 (ja) 2000-01-26 2000-01-26 燃料ホース用積層体及び燃料ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000021764A JP3804386B2 (ja) 2000-01-26 2000-01-26 燃料ホース用積層体及び燃料ホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001205745A true JP2001205745A (ja) 2001-07-31
JP3804386B2 JP3804386B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=18548133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000021764A Expired - Fee Related JP3804386B2 (ja) 2000-01-26 2000-01-26 燃料ホース用積層体及び燃料ホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3804386B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1420040A1 (en) 2002-10-15 2004-05-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Fuel system having excellent gasoline barrier property
KR100534822B1 (ko) * 2003-04-16 2005-12-08 현대자동차주식회사 고압용 파워 스티어링 호스
JP2006063280A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Tokai Rubber Ind Ltd ホース用ゴム組成物およびそれを用いたホース
JP2008195906A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Tokai Rubber Ind Ltd オイルホース
JP2010214958A (ja) * 2001-10-03 2010-09-30 Three M Innovative Properties Co フルオロエラストマー層およびバリヤー層を含む多層製品、および当該製品の製造方法
WO2011118569A1 (ja) 2010-03-24 2011-09-29 株式会社ニチリン フッ素ゴムと合成ゴムとの加硫接着積層体
JP2015132384A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 ヴェーヤンス テクノロジーズ、 インコーポレイテッドVeyance Technologies, Inc. 低透過性カーブポンプホース
CN105482185A (zh) * 2015-12-30 2016-04-13 崇夕山 一种耐高温汽车减震器用橡胶垫片

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214958A (ja) * 2001-10-03 2010-09-30 Three M Innovative Properties Co フルオロエラストマー層およびバリヤー層を含む多層製品、および当該製品の製造方法
EP1420040A1 (en) 2002-10-15 2004-05-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Fuel system having excellent gasoline barrier property
KR100534822B1 (ko) * 2003-04-16 2005-12-08 현대자동차주식회사 고압용 파워 스티어링 호스
JP2006063280A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Tokai Rubber Ind Ltd ホース用ゴム組成物およびそれを用いたホース
JP2008195906A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Tokai Rubber Ind Ltd オイルホース
WO2011118569A1 (ja) 2010-03-24 2011-09-29 株式会社ニチリン フッ素ゴムと合成ゴムとの加硫接着積層体
US9539792B2 (en) 2010-03-24 2017-01-10 Nichirin Co., Ltd. Vulcanization-adhered laminate of fluororubber and synthetic rubber
JP2015132384A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 ヴェーヤンス テクノロジーズ、 インコーポレイテッドVeyance Technologies, Inc. 低透過性カーブポンプホース
US10670172B2 (en) 2014-01-10 2020-06-02 Veyance Technologies, Inc. Low permeation curb pump hose
CN105482185A (zh) * 2015-12-30 2016-04-13 崇夕山 一种耐高温汽车减震器用橡胶垫片

Also Published As

Publication number Publication date
JP3804386B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4278697B2 (ja) 低透過性ゴム積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ
US9815960B2 (en) Rubber mixture and hose containing the rubber mixture
US9539792B2 (en) Vulcanization-adhered laminate of fluororubber and synthetic rubber
WO2007100157A1 (ja) エラストマー組成物並びにその製造方法及びそれを用いた空気入りタイヤ
WO2014126015A1 (ja) ホース用ゴム組成物及びホース
WO2012063646A1 (ja) 燃料系ホースおよびその製法
JP2001205745A (ja) 燃料ホース用積層体及び燃料ホース
TWI805713B (zh) 含有乙烯.α-烯烴.非共軛多烯共聚合體組成物之積層體、及乙烯.α-烯烴.非共軛多烯共聚合體組成物
US10221306B2 (en) Rubber composition for hose, and hose
JP2001206987A (ja) ゴム組成物、積層体及びホース
US20010051241A1 (en) Fuel transporting hose
JP2010269481A (ja) 熱可塑性樹脂組成物とゴム組成物の積層体
JPS6351134A (ja) 積層体
JP2008265283A (ja) ガソホール燃料用ホース
JP2008132641A (ja) 筒状可撓膜体
WO2009142241A1 (ja) 燃料ホース
JP5577175B2 (ja) ゴム組成物及びゴム組成物を使用した車輌用ホース
JP2010111794A (ja) ポリアミド樹脂との加硫接着が可能なゴム組成物
JP3008556B2 (ja) ゴム積層体
JP2000273241A (ja) ゴム組成物、ゴム積層体、ホース及びその製造方法
KR100925616B1 (ko) 페놀수지계 접착제에 사용되는 엔비알 고무 조성물
JP2000336210A (ja) 耐油耐候性ゴム組成物および積層体
TWI656023B (zh) Rubber support
KR102264912B1 (ko) 내열성 및 내화학성이 우수한 고무호스 조성물 및 이를 이용한 고무호스
TW201840424A (zh) 積層體

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees