JP2000336210A - 耐油耐候性ゴム組成物および積層体 - Google Patents

耐油耐候性ゴム組成物および積層体

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JP2000336210A
JP2000336210A JP11147548A JP14754899A JP2000336210A JP 2000336210 A JP2000336210 A JP 2000336210A JP 11147548 A JP11147548 A JP 11147548A JP 14754899 A JP14754899 A JP 14754899A JP 2000336210 A JP2000336210 A JP 2000336210A
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rubber
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copolymer
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rubber composition
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Kazuo Sugiura
和男 杉浦
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JSR Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐油性、耐候性(耐オゾン性)に優れ、引張
特性、圧縮永久歪みに優れた加硫ゴムを与え得るゴム組
成物を、さらには上記特性に優れると共に難燃化された
加硫ゴムを与え得るゴム組成物および加硫ゴム層とポリ
マー材料層とが強力に接着した複合化された素材が得ら
れる積層体を提供すること。 【解決手段】 (A)α,β−不飽和ニトリルと共役ジ
エンが、重量比で(不飽和ニトリル/共役ジエン)、1
0/90〜60/40の割合で共重合しているα,β−
不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体の特定量、
(B)エチレン−α−オレフィン系共重合体の特定量、
および(C)有機過酸化物架橋剤または樹脂加硫剤、さ
らに難燃性付与の目的で(D)無機系難燃剤を含有する
耐油耐候性ゴム組成物、ならびにこのゴム組成物の層と
ポリマー材料の層からなる積層体が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐油耐候性に優
れ、しかも引張特性、圧縮永久歪みに優れた加硫ゴムを
与える耐油耐候性ゴム組成物に関する。更に本発明は、
上記特性に優れると共に難燃性にも優れた加硫ゴムを与
える耐油耐候性ゴム組成物に関する。更に本発明は、こ
のように優れた耐油耐候性ゴム組成物からなる層とポリ
マー材料からなる層との積層体にも関する。
【0002】
【従来の技術】二種以上のエラストマーをブレンドする
ことにより、単一エラストマーでは得られない性能をひ
きだす手法は古くから実施されている。新規な性能を付
与すること以外にも、加工性の向上や原材料費を低減す
る目的にもブレンド手法が用いられている。代表例とし
て、タイヤのトレッド用素材としてのスチレン−ブタジ
エンゴム(以下SBRと略す)とポリブタジエンゴム
(以下BRと略す)とのブレンド組成物やタイヤのサイ
ドウォール用素材としてのSBRとエチレン−α−オレ
フィンゴム(以下EPDMと略す)のブレンド組成物等
が挙げられる。後者の例にみられるごとく、EPDMと
他のジエン系エラストマーとのブレンドは、その加硫ゴ
ムの耐候性,特に耐オゾン性を向上させることを目的と
するものであるが、加硫ゴムの機械的性質は低下する傾
向にあるのが一般的であった。EPDMとブレンドする
相手がα,β−不飽和ニトリル−共役ジエン系ゴム(以
下NBRと略す)のような極性の高いエラストマーであ
る場合は、特にその傾向が著しく、ブレンドゴムはその
加硫ゴムの劣った機械的性質のため、実用に供し得ない
ものであった。
【0003】このようなジエン系ゴムとEPDMとのブ
レンドの欠点を改良するため、R.T.Morriss
eryはEPDMをハロゲン化する方法(Rubber
Chem.Technol.,44,1025(19
71)を、またR.P.Mastromatteoら
は、長鎖のアルキル基を有するジアルキルジチオカーバ
メイト塩やテトラアルキルトウラムジスルフィドを加硫
促進剤として用いる方法(Rubber Chem.T
echnol.,44,1065(1971)を提案し
ている。また、橋本らはEPDMと硫黄や加硫促進剤を
反応させてペンダント硫黄を有するEPDMとしたのち
他ゴムとブレンドする方法(日本ゴム協会誌,49,2
36,246(1976)を提案している。
【0004】しかし、これらの解決方法はEPDMとブ
レンドするジエン系ゴムが極性の低い天然ゴム、SB
R、BRの場合はかなりの効果を発揮しているが、ブレ
ンドの相手が極性の高いエラストマーであるNBRの場
合はその効果が少なく、実用上問題が残されている。ま
たEPDMとNBRとのブレンド物の加硫ゴムの機械的
性質の改良のために、官能基を有するニトリル系ゴムと
ハロゲン化EPDMを組み合わせることが特開昭59−
226,038号公報で提案されているが、この効果が
不十分である。
【0005】本願出願人は、特開昭56−109230
号公報で、NBRとEPDMとのブレンドの加硫ゴムの
劣った機械的性質を改良する目的で、硫黄加硫系におけ
る加硫促進剤として特定構造のベンゾチアゾリルスルフ
ェンアミド類を配合することを提案した。この方法は確
かに機械的性質が改良されたが、なおNBRとEPDM
との共加硫性に劣る結果、圧縮歪み等の性質において不
十分であった。
【0006】また、近年、自動車用途を中心にゴム材料
への高性能化の要求は一段と厳しいものとなっており、
特に耐油、耐候性材料としてのNBRとオレフィン系ゴ
ムからなるブレンドの加硫ゴムに対して、さらに引張特
性に優れた材料への要求がある。
【0007】さらに社会生活の中に占める通常可燃性で
あるゴム材料の割合が増加し、火災による人的、物的被
害が増加することになった。この対策として、ゴム等の
高分子材料の火災に対する安全性の規制が検討され、電
気用品規格、車両用規格、自動車製品規格、その他各種
規格による規制をはじめ、各ユーザー独特の製品仕様の
中にも規制項目が盛り込まれているのが現状である。こ
のような社会情勢の中で、ゴム等の高分子材料の難燃化
の問題の重要性が認識されてきている。
【0008】また、ゴム材料は異質のゴム材料や他のポ
リマー材料と積層して積層体となし、それを加硫、接着
することにより複合された素材を形成することができ
る。しかしながら、加工上の問題として、ゴム材料に使
用される加硫系とそれと積層される異質のポリマー材料
が含有する官能基の不一致、即ち、反応しないことか
ら、同一素材でないと加熱、加硫しても、容易に接着し
ないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐油
性、耐候性(耐オゾン性)に優れ、引張特性、圧縮永久
歪みに優れた加硫ゴムを与え得るゴム組成物を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、上記特性に優れると
共に難燃化された加硫ゴムを与え得るゴム組成物を提供
することにある。本発明の他の目的は、上記諸特性に優
れたゴム組成物と他のポリマー材料とが加硫により強固
に接着する積層体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記ゴ
ム組成物が提供されて、上記本発明の目的が達成され
る。 (1)(A)α,β−不飽和ニトリルと共役ジエンが、
重量比で(不飽和ニトリル/共役ジエン)、10/90
〜60/40の割合で共重合しているα,β−不飽和ニ
トリル−共役ジエン系共重合体、(B)エチレン−α−
オレフィン系共重合体、および(C)有機過酸化物架橋
剤または樹脂加硫剤を含有し、(A)成分と(B)成分
の合計配合量100重量%のうち、(A)成分の配合量
が90〜10重量%、(B)成分の配合量が10〜90
重量%であることを特徴とする耐油耐候性ゴム組成物。 (2)更に、(D)無機系難燃剤を含有することを特徴
とする上記(1)に記載の耐油耐候性ゴム組成物。 (3)(イ)上記(1)または(2)に記載のゴム組成
物からなる層、ならびに(ロ)ゴムおよび樹脂から選択
されるポリマー材料からなる層を有することを特徴とす
る積層体。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のゴム組成物に配合される(A)α,β−
不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体のα,β−不飽
和ニトリルとしては、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等を挙げることができ、アクリロニトリルが好ま
しい。α,β−不飽和ニトリルは、1種単独でまたは2
種以上を組み合わせて使用することができる。共役ジエ
ンとしては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3
−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、クロロプレン等を挙げることができ、なかでも1,
3−ブタジエンおよびイソプレンが好ましい。共役ジエ
ンは、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。好ましいα,β−不飽和ニトリル−共
役ジエン系共重合体としては、アクリロニトリル、1,
3−ブタジエンおよび官能基含有単量体の共重合体、ア
クリロニトリル、1,3−ブタジエン、イソプレン、お
よび官能基含有単量体の共重合体、アクリロニトリル、
イソプレンおよび官能基含有単量体の共重合体等が挙げ
られる。
【0012】(A)成分であるα,β−不飽和ニトリル
−共役ジエン系共重合体は、不飽和ニトリルと共役ジエ
ンが、重量比で(不飽和ニトリル/共役ジエン)、10
/90〜60/40、好ましくは20/80〜50/5
0の割合で共重合している。10/90未満では耐油性
が劣り、60/40を越えるとゴム弾性に乏しくなる。
また、(A)成分である共重合体のムーニー粘度(ML
1+4,100℃)は、20〜120であることが好ま
しく、より好ましくは40〜100である。20未満で
はゴム弾性に乏しく、また120を越えると加工性が劣
る。
【0013】本発明のゴム組成物に含有される(B)成
分であるエチレン−α−オレフィン系共重合体として、
エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−オ
レフィン−非共役ポリエン共重合体等を挙げることがで
きる。また、これらの共重合体は、例えば極性基含有モ
ノマーでグラフト変性されたものであってもよい。ここ
で、α−オレフィンとしては、例えばプロピレン、1−
ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘプテン、5−メチル−1−ヘキセン、1−オクテ
ン、5−エチル−1−ヘキセン、1−ノネン、1−デセ
ン、1−ドデセン等が挙げられる。なかでも、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好まし
く用いられる。これらのα−オレフィンは単独で、また
は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0014】また、上記非共役ポリエンとしては、例え
ば、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペン
タジエン、5−プロピリデン−2−ノルボルネン、5−
ビニル−2−ノルボルネン、2,5−ノルボルナジエ
ン、1,4−シクロヘキサジエン、1,4−シクロオク
タジエン、1,5−シクロオクタジエン等の環状ポリエ
ン;1,4−ヘキサジエン、1,6−オクタジエン、7
−メチル−1,6−オクタジエン、5,7−ジメチル−
1,6−オクタジエン、1,7−ノナジエン等の内部不
飽和結合を有する鎖状ポリエン等が挙げられる。好まし
くは、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペ
ンタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、5,
7−ジメチル−1,6−オクタジエン、4−エチリデン
−8−メチル−1,7−ノナジエンが挙げられる。これ
らの非共役ポリエンは1種単独で、あるいは2種以上を
組み合わせて使用することができる。
【0015】(B)成分であるエチレン−α−オレフィ
ン系共重合体は、エチレンとα−オレフィンが、重量比
で(エチレン/α−オレフィン)、20/80〜90/
10であることが好ましく、より好ましくは30/70
〜85/15である。ヨウ素価は10〜50であること
が好ましく、より好ましくはは20〜40である。ま
た、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は20〜20
0であることが好ましく、より好ましくは50〜150
である。
【0016】本発明のゴム組成物に配合される(A)成
分であるα,β−不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合
体と(B)成分であるエチレン−α−オレフィン系共重
合体の配合量は、(A)成分と(B)成分の合計配合量
を100重量%として、(A)成分の配合量は10〜9
0重量%、(B)成分の配合量は90〜10重量%であ
る。いずれかがこの範囲をはずれると、本発明のゴム組
成物の耐油性、耐候性、機械的特性、および圧縮永久歪
みのいずれかが劣る結果となる。好ましくは(A)成分
の配合量は80〜20重量%、(B)成分の配合量は2
0〜80重量%である。
【0017】本発明のゴム組成物に配合され、加硫系を
構成する(C)成分として、有機過酸化物架橋剤または
樹脂加硫剤が用いられる。このような加硫系を用いるこ
とにより、圧縮永久歪み等の特性に優れた加硫ゴムが得
られる。(C)成分の有機過酸化物架橋剤(以下「(c
1)成分」もいう)としては、例えば、1,1−ジ−t
−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオ
キシド、t−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジ−
メチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、1,3−ビス(ターシャリブチルペルオキシ−イソ
−プロピル)ベンゼン等の有機過酸化物類等が好ましく
挙げられるが、これらに制限されない。(c1)成分
は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。(c1)成分の配合量は、(A)成分と
(B)成分の合計配合量100重量部に対して、通常
0.1〜15重量部、好ましくは0.5〜10重量部で
ある。
【0018】なお、上記有機過酸化物架橋剤とともに、
架橋助剤を併用することもできる。このような架橋助剤
としては、例えば、硫黄化合物、多官能性モノマー類、
オキシム化合物,ポリマー類等が挙げられる。これらの
架橋助剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用
することができる。架橋助剤の配合量は、(A)成分と
(B)成分の合計配合量100重量部に対して、通常
0.5〜20重量部である。
【0019】また、(C)成分の樹脂加硫剤(以下
「(c2)成分」もいう)として、アルキルフェノール
・ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド
縮合物およびトリアジン−ホルムアルデヒド縮合物等の
樹脂加硫剤が挙げられるが、これらに制限されない。
(c2)成分は、単独でまたは2種以上を組み合わせて
使用することができる。(c2)成分の配合量は、
(A)成分と(B)成分の合計配合量100重量部に対
して、通常0.5〜30重量部、好ましくは1〜20重
量部であ
【0020】なお、上記樹脂加硫剤とともに、加硫促進
剤を併用することもできる。このような加硫促進剤とし
ては、例えばパラトルエンスルホン酸・1水和物、アル
キルベンゼンスルホン酸等の有機酸等が挙げられる。こ
れらの加硫促進剤は、単独でまたは2種以上を組み合わ
せて使用することができる。加硫促進剤の配合量は、
(A)成分と(B)成分の合計配合量100重量部に対
して、通常0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜1
0重量部である。
【0021】本発明のゴム組成物に難燃性を付与するた
めに、(D)成分である無機系難燃剤を配合することが
できる。無機系難燃剤の具体例として、三酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン等のアンチモン系難燃剤;ホウ酸
亜鉛、硫酸亜鉛、スズ酸亜鉛等の亜鉛系難燃剤;水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物等
を好ましく挙げることができるが、これらに制限されな
い。なかでも、三酸化アンチモンとホウ酸亜鉛の併用が
より好ましい。無機系難燃剤の配合量は、(A)成分と
(B)成分の合計配合量100重量部に対して、好まし
くは1〜50重量部、より好ましくは5〜30重量部で
ある。
【0022】本発明の耐油耐候性ゴム組成物には、特性
を損なわない範囲において、通常のゴム組成物において
使用されている各種の添加剤を副資材として配合するこ
とができる。このような添加剤としては、例えば充填
材、軟化剤、可塑剤、滑剤、金属酸化物、粘着付与剤、
発泡剤、スコーチ防止剤、顔料等を挙げることができ
る。
【0023】上記充填剤としては、例えば、カーボンブ
ラック、ホワイトカーボン、微粒子状ケイ酸マグネシウ
ム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレー、
タルク等の無機充填剤が挙げられる。これらの充填剤
は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。
【0024】上記軟化剤としては、例えばゴムに通常用
いられるアロマティック油、ナフテニック油、パラフィ
ン油等のプロセスオイルや、やし油等の植物油、アルキ
ルベンゼンオイル等の合成油等が挙げられる。上記軟化
剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
【0025】本発明のゴム組成物は、従来から公知のバ
ンバリーミキサー、ロール、押出機等の混練装置を用い
で各成分を混練することにより調製することができる。
(A)成分、(B)成分、(C)成分、必要に応じて配
合される(D)成分、所望により配合されるその他の添
加剤等の混練方法は、例えばバンバリーミキサー等を用
いて、上記(A)、(B)、(D)各成分、充填剤、軟
化剤等を混合した後、ロール等を用いて(C)成分を加
える方法が挙げられるが、これに限定されるものではな
い。
【0026】次に、調製されたゴム組成物から加硫ゴム
を製造する方法としては、例えばゴム組成物を金型内に
入れて加熱して加硫を行う方法、射出成形により成形と
加熱および加硫を同時に行う方法、あるいは押出成形機
を用いて任意の形状に成形したのち加硫槽内で加熱して
加硫を行う方法等により、加硫ゴムを製造することがで
きる。
【0027】本発明のゴム組成物は、ロール、ホース、
ベルト、O−リング、ライニング、オイルシール等の工
業用品、シール、パッキング、ホース、ホースカバー、
ガスケット、ダストブーツ等の自動車部品等の素材とし
て好適に使用される。
【0028】本発明の積層体は、上記で詳述した本発明
の耐油耐候性ゴム組成物からなる層(以下「ゴム組成物
層」という)と、ゴムおよび樹脂から選択されるポリマ
ー材料からなる層(以下「ポリマー層」という)との積
層体である。上記ゴム組成物層およびポリマー層は、各
々1層であってもよいし、複数層あってもよい。また、
ポリマー層が複層存在する場合、各層は異なったゴム、
樹脂から形成されていてもよい。また、ポリマー層は、
ゴムと樹脂の混合物であってもよい。勿論、ポリマー層
のポリマー組成は、本発明の前述した耐油耐候性ゴム組
成物とは異なったものである。上記ポリマー層を構成す
るゴム、樹脂としては、スチレン−ブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、ニトリルゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、アクリルゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、フッ
素ゴム、ウレタンゴム、ポリアミド樹脂、ビニルアルコ
ール樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂等を好ましく
挙げることができるが、これらに制限されない。なかで
も、ニトリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、アクリ
ルゴム、ブチルゴム、ポリアミド樹脂が好ましい。ま
た、これらは1種単独でまたは2種以上を組み合わせて
使用することができる。
【0029】本発明の積層体を製造する方法としては、
例えば下記の方法を挙げることができる。 (1)押出成形機を用いて、ゴム組成物とポリマー材料
を共押出する方法。 (2)シート状のゴム組成物とシート状のポリマー材料
を重ねる方法。 これら(1)および(2)の方法において、ポリマー材
料がゴム材料である場合、ゴム材料には予め加硫剤、そ
の他任意の添加剤が配合される。 (3)ポリマー材料が熱硬化性樹脂、例えばエポキシ樹
脂の場合、エポキシ樹脂および硬化剤を含有したワニス
を調製し、予め成形されたゴム組成物の表面にワニスを
塗布、乾燥する方法。
【0030】積層体は、その後、任意の形状に成形後、
加硫槽内で加熱、加硫することにより、あるいは金型内
で成形、加熱、加硫することによりゴム組成物層が加硫
し、ポリマー層が、例えばゴム材料あるいは熱硬化性樹
脂の場合はこれらが加熱時に加硫あるいは硬化し、各層
が強固に接着した各種の複合化した素材が得られる。ま
た、ポリマー層が熱可塑性樹脂からなる場合は、加熱時
にポリマー層は溶融しあるいは溶融せずにゴム組成物と
共架橋、その他の反応が生起して各層が強固に接着した
各種の複合化した素材が得られる。
【0031】本発明の積層体は、ロール、ホース、ベル
ト、O−リング、ライニング、オイルシール等の工業用
品、シール、パッキング、ホース、ガスケット、ダスト
ブーツ等の自動車部品等の製造に好適に使用される。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中の数値は、特に断らない限
り、重量基準である。
【0033】実施例1〜11、比較例1〜4(組成物の
評価) 表1〜表3に示される配合成分をバンバリーミキサー、
オープンロールで混練りし、各種のゴム組成物を得た。
得られたそれぞれのゴム組成物を160℃のプレス成形
機を用いて30分間加硫し、厚み2mmのそれぞれのゴ
ムシートを成形した。但し、実施例6は10分間で、実
施例7は8分間で加硫し成形した。圧縮永久歪み試験用
の試験片は、上記加硫時間の1.5倍の加硫時間で加硫
することにより、調製した。
【0034】なお、本発明の組成物の加硫物性の評価は
下記の方法に従い行った。 (1)引張り試験:JIS K 6251 (2)圧縮永久歪み:JIS K 6262に従って、
100℃で、70時間加熱処理後測定した。 (3)耐油性:JIS K 6258に従って、IRM
903油に100℃で、70時間浸漬後、各々の体積変
化率を測定した。 (4)耐候性:JIS K 6259に従って、耐オゾ
ン性を測定した。試料を40%伸張し、オゾン濃度80
ppmの空気雰囲気下に晒し、300時間後、試料の状
況を目視で判定した。 (5)難燃性:ASTM D 2863−70に従っ
て、酸素指数を測定した。結果を表4〜表6に示した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】上記表1〜表3で用いられた各成分は下記
の通りである。 (1)NBR-1:アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(アクリロニトリル含量:41.0重量%) (2)NBR-2:アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(アクリロニトリル含量:46.5重量%) (3)EPDM-1:エチレン−プロピレン−5−エチ
リデン−2−ノルボルネン共重合体(エチレン含量:6
1.6重量%、ヨウ素価:29.0) (4)EPDM-2:エチレン−プロピレン−5−エチ
リデン−2−ノルボルネン共重合体(エチレン含量:5
9.1重量%、ヨウ素価:29.0) (5)PO.14/40:化薬ヌーリー(株)製、商品名
パーカドックス14/40、物質名1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシ−iso−プロピル)ベンゼン (6)タマノル531:荒川化学(株)製、商品名タマ
ノル531、物質名アルキルフェノールフォルムアルデ
ヒド樹脂 (7)タッキロール#250:田岡化学(株)製、商品
名タッキロール250、物質名アルキルフェノールフォ
ルムアルデヒド樹脂 (8)ポリセーフ70ND-T:味の素ファインテクノ
(株)製、商品名ポリセーフ70ND−T、物質名三酸
化アンチモン、ホウ酸亜鉛 (9)ポリセーフ100-T:味の素ファインテクノ
(株)製、商品名ポリセーフ100−T、物質名三酸化
アンチモン (10)AccCz:大内新興化学(株)製、商品名ノ
クセラーCz、物質名N−シクロヘキシル−2−ベンゾ
チアゾイルスルフェンアミド
【0042】(11)AccTT:大内新興化学(株)
製、商品名ノクセラーTT、物質名テトラメチルチウラ
ムジスルフィド (12)ZnO#1:白水化学(株)製、商品名酸化亜
鉛2種、物質名酸化亜鉛 (13)CB N220:昭和キャボット(株)製、商
品名ショウブラックN220 (14)CB シースト3:東海カーボン(株)製、商
品名シースト3 (15)DOP:大八化学(株)製、商品名DOP、物
質名ジオクチルフタレート (16)N−Oil:日本石油(株)製、商品名コウモ
レックス2号プロセスオイル、物質名ナフテン系オイル
【0043】表4〜表6に示された結果から以下のこと
が明らかである。即ち、実施例1〜11の加硫ゴムは、
耐油性、耐候性(耐オゾン性)、引張特性、および圧縮
永久歪みのバランスが良い。また、難燃剤を配合した実
施例6〜11の加硫ゴムの場合は、優れた難燃性を示
す。一方、(B)成分の含量が著しく過量である比較例
1の加硫ゴムは、耐油性に劣る。(A)成分の含量が著
しく過量である比較例2の加硫ゴムは耐候性に劣る。加
硫剤として硫黄を用いた比較例3の場合、圧縮永久歪み
に劣る。加硫剤として硫黄を用い、難燃剤を配合したた
比較例4の場合、難燃性は改善されず、圧縮永久歪みに
も劣る
【0044】実施例12〜15、比較例5、6(積層体
の評価) 積層体の評価は以下のようにして行った。表7に示され
る配合成分からなる未加硫状態の配合ゴムシート(約2
mmの厚さ)と表8に示される配合ゴム成分からなる未
加硫状態の配合ゴムシート(約2mmの厚さ)を互いに
接触して積層体となし、この積層体を160℃のプレス
成形機を用いて30分間加硫し複合シートを作製した。
ポリマー層がポリアミド樹脂の場合は、予め成形した約
2mm厚の樹脂シートと約2mm厚の上記ゴム組成物シ
ートとを互いに接触して積層体となし、この積層体を1
60℃のプレス成形機を用いて30分間、または10分
間加硫し複合シートを作製した。得られた各複合シート
を1インチ幅に打ち抜き、層間の接着強度測定のための
試験片とした。接着強度は、23℃の温度条件下、剥離
速度50mm/分で180度剥離し、接着強度を測定す
ると共に、剥離状態を観察した。結果を表9に示した。
なお、表7で用いられたNBR−3は、アクリロニトリ
ル含量35重量%のアクリロニトリル−ブタジエン共重
合体である。表7の残りの成分は前記表1の場合と同じ
である。
【0045】
【表7】
【0046】
【表8】
【0047】
【表9】 A:材料破壊 B:界面破壊
【0048】表8で用いられた成分のうち、表1には記
載されていない成分について下記する。 (17)230S:JSR(株)製、商品名JSR N
230S、物質名アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体(NBR) (18)EP21:JSR(株)製、商品名JSR E
P21、物質名エチレン−プロピレン−5−エチリデン
−2−ノルボルネン共重合体(EPDM) (19)AREX220:JSR(株)製、商品名JS
R AREX220、物質名エポキシ系アクリルゴム (20)バイトンE60C:Du Pont(株)製、
商品名バイトンE60C、物質名2元系フッ素ゴム (21)CB SRF:東海カーボン(株)製、商品名
シーストS (22)CB HAF:東海カーボン(株)製、商品名
シースト3 (23)CB MAF:東海カーボン(株)製、商品名
シースト116 (24)AccM:大内新興(株)製、商品名ノクセラ
ーM、物質名メルカプトベンゾチアゾール (25)ノクラック CD:大内新興(株)製、商品名
ノクラックCD、物質名4,4’(α,α−ジメチル
ベンゾイル)ジフェニルアミン (26)バルノック AB−S:大内新興(株)製、商
品名バルノックAB−S、物質名アンモニウムベンゾエ
ート (27)サーマックスMT:旭カーボン(株)製、商品
名サーマックスMT (28)キョウワマグ150:協和化学工業(株)製、
商品名キョウワマグ150、物質名酸化マグネシウム (29)カルビット:近江化学工業(株)製、商品名カ
ルビット、物質名水酸化カルシウム (30)ポリアミド樹脂:旭化成工業(株)製、商品名
レオナ、物質名ナイロン6−6
【0049】表9に示された結果から以下のことが明ら
かである。即ち、実施例12〜15の組成物と各種のポ
リマー材料との積層体を加熱、加硫することにより、強
力に接着した複合化した素材が得られる。一方、イオウ
加硫系を用いた比較例5、6の組成物と各種のポリマー
材料との積層体を加熱、加硫しても接着力の弱い複合化
した素材しか得られない。
【0050】
【発明の効果】本発明の耐油耐候性ゴム組成物は、耐油
性、耐候性に優れ、かつ引張特性、圧縮永久歪み特性に
優れる加硫ゴムを与え、さらには難燃性にも優れる加硫
ゴムを与えるので、工業用部品、自動車部品等の素材と
して好適に使用される。また、本発明の耐油耐候性ゴム
組成物と各種ポリマー材料とからなる積層体を加熱、加
硫することにより、各層が強力に接着した複合化した素
材が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA01A AH02A AK01A AK01B AK27A AK27J AK28A AK28J AK62A AK80 AL01A AL05A AN00B BA02 CA02A CA03A CA08A JB07 JJ07 JL09 YY00A 4J002 AC07W BB05X BB15X BG10W BG11W BP02X CC033 CC183 CC203 DE077 DE127 DE147 DE187 DG047 DK007 EK036 FD010 FD020 FD137 FD140 FD143 FD156 GF00 GJ02 GM00 GN00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)α,β−不飽和ニトリルと共役ジ
    エンが、重量比で(不飽和ニトリル/共役ジエン)、1
    0/90〜60/40の割合で共重合しているα,β−
    不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体、(B)エチレ
    ン−α−オレフィン系共重合体、および(C)有機過酸
    化物架橋剤または樹脂加硫剤を含有し、 (A)成分と(B)成分の合計配合量100重量%のう
    ち、(A)成分の配合量が90〜10重量%、(B)成
    分の配合量が10〜90重量%であることを特徴とする
    耐油耐候性ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 更に、(D)無機系難燃剤を含有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の耐油耐候性ゴム組成
    物。
  3. 【請求項3】 (イ)請求項1または2に記載のゴム組
    成物からなる層、ならびに(ロ)ゴムおよび樹脂から選
    択されるポリマー材料からなる層を有することを特徴と
    する積層体。
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