JP2001204323A - 両軸リール - Google Patents

両軸リール

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JP2001204323A
JP2001204323A JP2000018343A JP2000018343A JP2001204323A JP 2001204323 A JP2001204323 A JP 2001204323A JP 2000018343 A JP2000018343 A JP 2000018343A JP 2000018343 A JP2000018343 A JP 2000018343A JP 2001204323 A JP2001204323 A JP 2001204323A
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driving roller
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Satoshi Nagawatari
諭 長渡
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NAGATO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】初心者でもバックラッシュを生じさせずに簡便
に操作でき、同時にコストの低減もできる両軸リールの
提供。 【解決手段】クラッチ機構を備えてケーシング12に回
転自在に軸支されたスプール15と、その前方位置にて
スプール15の回転に連動して軸方向での往復動を自在
に配設されたラインガイド部22付きのレベルワインダ
ー20とを少なくとも備え、ラインガイド部22のガイ
ド孔23内もしくはその前方での上下位置には、スプー
ル15とこのスプール15に巻かれているラインが出る
方向での回転方向で同一もしくはそれ以上の回転数によ
る回転運動の伝達を自在に配設された運動伝達機構25
を介して駆動回転される駆動側ローラー32と、これに
従動して回転する従動側ローラー37とを相互の接離を
自在に配設してなるライン支持機構31を、これら駆動
側ローラー32と従動側ローラー37との軸方向をスプ
ール15の軸方向に一致させて配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、初心者であっても
ラインにバックラッシュを発生させることなくルアーを
より遠くまで飛ばすことができる操作性に優れた両軸リ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】ルアーフィッシング等の魚釣りに用いら
れるリールは、通常、スピニングリールと両軸リールと
に大別できる。
【0003】このうち、両軸リールは、スプールで直接
にラインを受けているために、ラインによけいな負担が
かからず、スピニングリールに比べて太いラインと、重
いルアーや重りを使用できるという利点がある。
【0004】また、両軸リール、特にベイトリールと称
されるルアーフィッシング用の両軸リールは、通常、ス
プール自体が回転するためにキャスト時のスプールの回
転を制御できるようにメカニカルブレーキと、マグネッ
トブレーキもしくは遠心力ブレーキとを備えている。こ
の場合、メカニカルブレーキは、スプールの回転を直接
に制御できる機構を備えているので、その調節操作に習
熟している限りサミング操作と併用することによりバッ
クラッシュの発生を抑えることができることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベイトリール
を含む上記両軸リールは、サミング操作の難しさのみな
らず、上記ブレーキ操作の難しさからバックラッシュを
起こしやすいこともあって、初心者には使いこなせない
という不都合があった。また、上記両軸リールは、ブレ
ーキ機構を備える必要があることなどもあって、構造的
に複雑化し製品コストが高くなるという問題もあった。
【0006】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、ベイトリールを含む両軸リールを初心者であっても
ラインにバックラッシュを生じさせることなく簡便に操
作でき、同時にコスト低減にも有効に寄与させることが
できる両軸リールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべくなされたものであり、その構成上の特徴は、ライ
ンの巻取り操作時に接続され、クラッチレバーの押圧操
作時に接続が解除されるクラッチ機構を備えて左右の両
軸端がケーシングに回転自在に軸支されたスプールと、
その前方位置にて該スプールの回転に連動して軸方向で
の往復動を自在に配設されたラインガイド部付きのレベ
ルワインダーとを少なくとも備えてなる両軸受けリール
において、前記ラインガイド部が有するガイド孔内もし
くはその前方での上下位置には、前記スプールとこのス
プールに巻かれているラインが出る方向での回転方向で
同一もしくはそれ以上の回転数による回転運動の伝達を
自在に配設された運動伝達機構を介して駆動回転される
駆動側ローラーと、該駆動側ローラーに従動して回転す
る従動側ローラーとを相互の接離を自在に配設してなる
ライン支持機構を、これら駆動側ローラーと従動側ロー
ラーとの軸方向をスプールの軸方向に一致させて配設し
たことにある。
【0008】この場合、前記駆動側ローラーと前記従動
側ローラーとは、前記クラッチ機構の接続解除操作時に
相互に接し、接続操作時に相互が離れるように作動する
作動杆を前記クラッチレバーとの間に介在配置させるこ
とにより、いずれか一方の側を他方の側に対し接離自在
となるようにして配設するのが好ましい。また、前記駆
動側ローラーと前記従動側ローラーとのいずれか一方の
側には、他方の側に対する圧接力の加減を自在とした加
圧調整機構を付設しておくのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明をベイトリールに適
用した場合を例とする一部を省略した全体斜視図を、図
2は一部を切り欠いた同正面図を、図3は一部を省略し
た同右側面図をそれぞれ示す。
【0010】これらの図によれば、ベイトリールとして
の両軸リール11は、ハンドル13を用いたラインの巻
取り操作時に接続されて強制回転され、クラッチレバー
17の押圧操作時に接続が解除されて自由回転できるよ
うにしたクラッチ機構(図示せず)を備えて左右の両軸
端がケーシング12に回転自在に軸支されたスプール1
5と、その前方位置にて該スプール15の回転に連動し
て軸方向での往復動を自在に配設されたレベルワインダ
ー20とを少なくとも備えて形成されている。なお、図
中の符号14はスタードラグを、18はケーシング12
の下底面中央部にスプール15の軸方向とは直交する配
置関係で付設されているリールフットをそれぞれ示す。
【0011】この場合、ラインが巻かれる適宜外径のス
プール15は、ケーシング12に回転自在に軸支される
支軸16に固定されており、該支軸16の左右方向での
図示しない一方の軸端に固設されている歯車と、ハンド
ル13側に固設されている図示しない歯車とを直接的も
しくは間接的に噛合させることにより、適宜の回転比の
もとで強制的に回転させることができるようになってい
る。
【0012】また、レベルワインダー20は、ハンドル
13側に固着されている前記歯車(図示せず)と噛合す
る図示しない歯車を有してケーシング12に回転自在に
軸支されている円筒ミゾカム部21と、該円筒ミゾカム
部21のミゾ内に嵌め入れた係合突起を介して従節とし
て往復動するラインガイド部22とを有して形成されて
いる。
【0013】しかも、レベルワインダー20におけるラ
インガイド部22の前方での上下位置には、スプール1
5の回転運動の伝達を自在に配設された運動伝達機構2
5を介して駆動回転される駆動側ローラー32と、該駆
動側ローラー32に従動して回転する従動側ローラー3
7とを有してなるライン支持機構31を、これら駆動側
ローラー32と従動側ローラー37との軸方向をスプー
ル15の軸方向に一致させた配置関係のもとでケーシン
グ12の側に配設されている。
【0014】このうち、運動伝達機構25は、スプール
15とこのスプール15に巻かれているラインが出る方
向での回転方向で同一もしくはそれ以上の回転数による
回転運動を駆動側ローラー32に伝達できるものであれ
ばよく、例えば図示のように支軸16の右の軸端に固着
させた大歯車26と、駆動側ローラー32の支軸33の
右の軸端に固着させた小歯車28と、これらの大歯車2
6と小歯車28との間に介在配置させた中歯車27とで
構成したり、支軸16と支軸33との間に図示しないベ
ルトやロープを掛け渡して構成するものであってもよ
い。この場合、ラインを送り出す際におけるスプール1
5とライン支持機構31との間に位置するライン部分に
は、常にテンションをかけておく必要がある。このた
め、駆動側ローラー32は、その周速がスプール15に
巻かれているラインの最大径の周速と同速もしくはそれ
以上となり、かつ、スプール15に巻かれているライン
が出る方向と一致する回転が得られる配置関係にした運
動伝達機構25を介在させておく必要がある。なお、運
動伝達機構25は、上記条件を満たす配置関係であれ
ば、円筒ミゾカム部21の歯車と、駆動側ローラー32
の歯車とを直接的もしくは間接的に噛合させるなど、円
筒ミゾカム部21と駆動側ローラー32との間に配設す
ることもできる。
【0015】ライン支持機構31を構成している駆動側
ローラー32と、該駆動側ローラー32に従動して回転
する従動側ローラー37とは、回転自在に軸支されてい
る支軸33,38と、これらの支軸33,38に各別に
固着されている例えばゴム材など、ある程度の弾力性を
有する素材からなるローラー部34,39とで形成され
ている。また、駆動側ローラー32と従動側ローラー3
7との位置関係は、図示例のように駆動側ローラー32
が下で、従動側ローラー37が上となるように上下方向
に配置しても、相互の上下関係を逆にして配置するもの
であってもよい。
【0016】また、駆動側ローラー32と従動側ローラ
ー37とは、相互の接離が自在となって配設されてい
る。これを従動側ローラー37の側を接離自在とする具
体例にしたがって説明すれば、従動側ローラー37を軸
支する支片部40がケーシング12の側に支軸40aを
介して揺動自在に軸支されている。
【0017】さらに、前記支片部40は、駆動側ローラ
ー32の側から自然に浮き上がるのを阻止するととも
に、これを強制的に上方へと揺動させた際にはその姿勢
を保持し得る位置関係のもとでケーシング12の側に配
設された板バネ等のバネ材41により支持されている。
これにより、ラインを巻き取る際には、支片部40を手
指を用いて跳ね上げることで従動側ローラー37を駆動
側ローラー32から引き離すことができ、ラインを送り
出す際には、支片部40を手指を用いて強制的に元の位
置に押し戻すことで従動側ローラー37を駆動側ローラ
ー32に接触させて従動回転させることができる。
【0018】この場合における従動側ローラー37の駆
動側ローラー32に対する接離は、支片部40を上述し
たように直接に手動で操作して行わせるものあってもよ
い。しかし、駆動側ローラー32と従動側ローラー37
との間の接離操作をより円滑、かつ、確実に行う観点か
らは、クラッチレバー17を手指で押し下げてクラッチ
機構の接続を解除したときに接し、ラインを巻き取るた
めのハンドル13の操作開始と同時に自動的にクラッチ
機構が接続されたときに離れるように作動させることが
できる構造を付与して形成するのが好ましい。
【0019】図4(イ),(ロ)は、その場合の具体的
な構造例を示すものであり、クラッチレバー17と支片
部40との間にテコ(梃)の原理を応用して支点19a
を介して揺動する作動杆19を介在させ、クラッチ機構
の接続を解除したとき、つまりキャストをするためにク
ラッチレバー17を人為的に押し下げたときに、(イ)
に示すように支片部40をバネ材41の弾発力に抗しな
がら押圧して従動側ローラー37を下降させて駆動側ロ
ーラー32に強制的に接触させる。
【0020】また、クラッチ機構が接続されたとき、つ
まりラインを巻き戻すべくハンドル13を操作する際に
クラッチレバー17が自動的に浮き上がったときに、
(ロ)に示すようにバネ材41の押圧力に対する抗力が
解除されて支片部40を押し下げて従動側ローラー37
を跳ね上げることにより駆動側ローラー32から引き離
す。これにより従動側ローラー37は、駆動側ローラー
32に対し接離自在となって配置されることになる。な
お、必要によっては、従動側ローラー37に対し駆動側
ローラー32を接離自在に配置することもできる。ま
た、クラッチレバー17と支片部40との間に介在させ
る作動杆19とバネ材41との配置関係は、図示例に限
られるものではなく、要はクラッチレバー17の動きに
連動して駆動側ローラー32と従動側ローラー37とを
自動的に接離できるものであればよい。
【0021】さらに、ライン支持機構31を構成してい
る従動ローラー37には、駆動ローラー32に対する圧
接力の加減が自在な加圧調整機構42を付設しておくの
が好ましい。図3によれば、該加圧調整機構42は、従
動側ローラー37を保持する支片部40に付設された支
持片43の上下方向に螺孔44を設け、該螺孔44を介
してねじ材45を螺合させ、ケーシング12の側に対し
てねじ材45を進退自在に配設することにより形成され
ている。上記加圧調整機構42は、バネ材41に付与さ
れている標準押圧力に対し、図示例のように該バネ材4
1の押圧力を標準押圧力よりも弱める方向で調整できる
構造のほか、バネ材41に付与されている標準押圧力に
対し、該バネ材41の押圧力を標準押圧力よりも強める
方向で調整できる適宜の構造を採用することもできる。
【0022】なお、ライン支持機構31は、図示は省略
してあるが、ラインガイド部22が有するガイド孔23
内に駆動側ローラーと従動側ローラーとを位置させ、か
つ、ラインガイド部22自体の軸方向での往復動を阻害
することなく配設することもできる。この場合、駆動側
ローラーと従動側ローラーとは、ガイド孔23の口径と
の関係でその大きさが規定されるが、ガイド孔23の開
口面を軸方向に横切るようにして配置され、それぞれの
支軸はケーシング12の側に回転自在に軸支されること
になる。
【0023】本発明が適用される両軸リール11がベイ
トリールである場合には、図示は省略してあるが、フリ
ッピングレバーなど、ベイトリールとしての機能を付与
する上で必要な部材がケーシング12の所定位置に配設
されることになる。また、本発明が適用される両軸リー
ル11は、ベイトリールに限定されるものではなく、両
軸受け構造を備えているリールのすべてを含むものであ
る。
【0024】次に、上記構成からなる本発明の作用・効
果について説明すれば、使用に先立ち、まず、スプール
15に巻き付けてあるラインの先端部をラインガイド部
22のガイド孔23から引き出した上で、ライン支持機
構31が備える駆動側ローラー32と従動側ローラー3
7とを引き離す。これを図4に即して具体的に説明すれ
ば、ハンドル13を操作してクラッチ機構を接続させる
と同時にクラッチレバー17が図4(ロ)に示すように
自動的に浮き上がり、作動杆19を介してバネ材41の
押圧力に対する抗力が解除され、支片部40を押し下げ
て従動側ローラー37を跳ね上げて駆動側ローラー32
から引き離すことができる。このように従動側ローラー
37を駆動側ローラー32から引き離して空隙を確保し
た後は、該空隙を介してラインの先端部をさらに引き出
す。
【0025】かくしてスプール15→ガイド孔26→空
隙を経ることにより外方へとラインの先端部を引き出し
た後は、図4(イ)に示すようにクラッチレバー17を
人為的に押し下げてクラッチ機構の接続を解除すると同
時に、支片部40をバネ材41の弾発力に抗しながら押
圧して従動側ローラー37を下降させて駆動側ローラー
32に強制的に接触させる。このため、相互が接触状態
にある従動側ローラー37と駆動側ローラー32との間
にその間のライン部分を挟み込むようにして保持させる
ことができる。これにより、ラインは、スプール15と
ライン支持機構31との間に位置するライン部分にテン
ションがかかった状態で外部へと引き出されることにな
る。
【0026】しかも、従動側ローラー37が加圧調整機
構42を備えている場合には、駆動側ローラー32に対
する従動側ローラー37の圧接力を微調整することがで
きるので、その時々により使い分けられるラインの太さ
に適合したより好適な接触圧のもとでラインを支持させ
ることができる。
【0027】このようにしてスプール15とライン支持
機構31との間に位置するライン部分にテンションをか
けた状態のもとでラインを引き出した後は、必要な諸準
備を整えた上で、キャストが開始されることになる。キ
ャストを行う際は、クラッチレバー17が押し込まれて
いるので、従動側ローラー37と駆動側ローラー32と
の間のライン部分をテンションをかけて支持させた状態
のもとで、スプール15と駆動側ローラー32とが同期
するようにして自由回転させることができ、ルアーをポ
イントに向けて円滑に投げ込むことができる。このと
き、スプール15の回転を抑制するブレーキ操作の必要
がないので、ラインの出もよくなりルアーの飛距離を伸
ばすことができる。
【0028】ルアーが着水して失速したとき、スプール
15は、依然として慣性で回り続けることから、ライン
は送り出され続けることになる。このとき、駆動側ロー
ラー32は、スプール15の回転が伝達されて同期回転
しているので、スプール15とライン支持機構31との
間に位置するライン部分には相変わらずピンと引っ張ら
れてテンションがかかった状態で支持させながら外方に
送り出し続けることができる。したがって、ラインにバ
ックラッシュが生ずるようなことは完全になくすること
ができる。つまり、従来は必要であったキャスト時に指
でラインを押えるという熟練技としてのサミング操作
や、遠心力ブレーキやメカニカルブレーキなどのブレー
キ機構を必要とすることなく、初心者であってもバック
ラッシュの発生をなくしてキャストを楽しむことができ
る。
【0029】一方、ラインをスプール15に巻き戻す場
合は、ハンドル13を操作してクラッチ機構を接続させ
ると同時に、クラッチレバー17が図4(ロ)に示すよ
うに自動的に浮き上がり、作動杆19を介してバネ材4
1の押圧力に対する抗力が解除され、支片部40を押し
下げて従動側ローラー37を跳ね上げて駆動側ローラー
32から引き離すことができるので、従動側ローラー3
7を駆動側ローラー32から引き離した状態のもとでハ
ンドル13を操作しながらラインを円滑に巻き取ること
により、簡単に行うことができる。
【0030】以上の操作を繰り返すことにより、たとえ
初心者であっても、バックラッシュを引き起こすことな
くキャストを楽しむことができる。
【0031】しかも、遠心力ブレーキやメカニカルブレ
ーキなどのブレーキ機構を不要としたことにより、両軸
リール自体の構造を簡素化することができるので、故障
を少なくして保守作業を容易化できるばかりでなく、製
品コストの低減にも有効に寄与させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、キャ
スト時においてスプールから引き出されるラインは、ラ
イン支持機構が備える駆動側ローラーと従動側ローラー
との間に位置するライン部分をテンションがかかった状
態で保持させることができる。このため、ルアーがポイ
ントに投入されて失速し、スプールのみが慣性で回り続
けてラインが送り出されても、スプールとライン支持機
構との間に位置するライン部分には常に好適な接触圧の
もとでテンションをかけ続けることができるので、バッ
クラッシュの発生を確実に防止することができる。
【0033】このため、たとえ初心者であっても、スプ
ールの回転を抑制する例えば遠心力ブレーキのような制
動作用の必要をなくしながら、簡便な操作のもとでバッ
クラッシュを引き起こすことなくルアーの飛距離を伸ば
してキャストを楽しむことができる。
【0034】また、従来の両軸リールには必要であった
遠心力ブレーキやメカニカルブレーキなどのブレーキ機
構を一掃してその構造を簡素化できるので、故障を少な
くできるばかりでなく、製品コストの低減にも有効に寄
与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をベイトリールに適用した場合を例とす
る一部を省略して示す全体斜視図。
【図2】一部を切り欠いて示す同正面図。
【図3】一部を省略して示す同右側面図。
【図4】駆動側ローラーと従動側ローラーとの接離機構
の一例を示す説明図であり、(イ)は接触時の動きを、
(ロ)は離間時の動きをそれぞれ示す
【符号の説明】
11 両軸リール 12 ケーシング 13 ハンドル 14 スタードラグ 15 スプール 16 支軸 17 クラッチレバー 18 リールフット 19 作動杆 19a 支点 20 レベルワインダー 21 円筒ミゾカム 22 ラインガイド部 23 ガイド孔 25 運動伝達機構 26,27,28 歯車 31 ライン支持機構 32 駆動側ローラー 33 支軸 34 ローラー部 37 従動側ローラー 38 支軸 39 ローラー部 40 支片部 40a 支軸 41 バネ材 42 加圧調整機構 43 支持片 44 螺孔 45 ねじ材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインの巻取り操作時に接続され、クラ
    ッチレバーの押圧操作時に接続が解除されるクラッチ機
    構を備えて左右の両軸端がケーシングに回転自在に軸支
    されたスプールと、その前方位置にて該スプールの回転
    に連動して軸方向での往復動を自在に配設されたライン
    ガイド部付きのレベルワインダーとを少なくとも備えて
    なる両軸リールにおいて、 前記ラインガイド部が有するガイド孔内もしくはその前
    方での上下位置には、前記スプールとこのスプールに巻
    かれているラインが出る方向での回転方向で同一もしく
    はそれ以上の回転数による回転運動の伝達を自在に配設
    された運動伝達機構を介して駆動回転される駆動側ロー
    ラーと、該駆動側ローラーに従動して回転する従動側ロ
    ーラーとを相互の接離を自在に配設してなるライン支持
    機構を、これら駆動側ローラーと従動側ローラーとの軸
    方向をスプールの軸方向に一致させて配設したことを特
    徴とする両軸リール。
  2. 【請求項2】 前記駆動側ローラーと前記従動側ローラ
    ーとは、前記クラッチ機構の接続解除操作時に相互に接
    し、接続操作時に相互が離れるように作動する作動杆を
    前記クラッチレバーとの間に介在配置させることによ
    り、いずれか一方の側を他方の側に対し接離自在となる
    ようにして配設したことを特徴とする請求項1記載の両
    軸リール。
  3. 【請求項3】 前記駆動側ローラーと前記従動側ローラ
    ーとのいずれか一方の側には、他方の側に対する圧接力
    の加減を自在とした加圧調整機構を付設したことを特徴
    とする請求項1または2記載の両軸リール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014217313A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 龍識 金澤 釣り用両軸受けリール
WO2016155079A1 (zh) * 2015-03-31 2016-10-06 兰永柱 横轴式鱼线轮

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JP2014217313A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 龍識 金澤 釣り用両軸受けリール
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