JP2001204231A - コンバインの伸縮穀粒移送装置 - Google Patents

コンバインの伸縮穀粒移送装置

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JP2001204231A
JP2001204231A JP2000014796A JP2000014796A JP2001204231A JP 2001204231 A JP2001204231 A JP 2001204231A JP 2000014796 A JP2000014796 A JP 2000014796A JP 2000014796 A JP2000014796 A JP 2000014796A JP 2001204231 A JP2001204231 A JP 2001204231A
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秀範 岡崎
Hiroya Uchida
博也 内田
Yoshinori Doi
義典 土居
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移送用移送筒に内装して各移動用移送螺旋を軸
支する移動用螺旋軸の強度アップを図ろうとするもので
ある。 【解決手段】伸縮装置で移動用螺旋軸38に伸縮自在に
軸支した複数個の各移動用移送螺旋を内装して、固定用
移送筒23の外周部へ挿入した伸縮自在な移動用移送筒
22を設けると共に、該移動用螺旋軸38は多角形状で
中空(イ)軸であり、又、この多角形状を六角形状の中
空(イ)軸とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒を移送する
固定螺旋軸に装着した固定移送螺旋を内装した固定用移
送筒を設けると共に、伸縮装置で移動用螺旋軸に伸縮自
在に軸支した複数の各移動用移送螺旋を内装して該固定
用移送筒の外周部へ挿入して伸縮自在な移動用移送筒を
設け、該移動用螺旋軸は多角形状で中空軸であり、又、
この多角形状を六角形状の中空軸とした技術であり、コ
ンバインの伸縮穀粒移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンバインで立毛穀稈を収穫作
業のときは、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取
り穀稈は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒
は穀粒貯留タンクへ供給されて一時貯留される。この貯
留した穀粒を機外へ排出するときは、縦移送筒から穀粒
の供給を受け、この穀粒は伸縮穀粒移送装置の固定用移
送筒に内装した固定螺旋軸に装着した固定移送螺旋か
ら、この固定用移送筒の外周部へ挿入して、伸縮装置で
伸縮自在な移動用移送筒は該伸縮装置により、所定長さ
位置まで重合状態に伸張移動され、又、所定位置へ回動
移動、及び所定高さ位置へ上昇移動されて、この移動用
移送筒に内装した四角形状等の中空軸でない充実軸であ
る移動用螺旋軸に伸縮自在に軸支した複数の移動用移送
螺旋で引継ぎ移送されて、機外へ排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移動用螺旋軸は四角形
の充実軸であることにより、この移動用螺旋軸自体の重
量が重く、これにより、支持する軸受用のベアリングの
サイズをアップする必要であり、該ベアリングが大きく
なると、穀粒の通過路が狭くなり、穀粒の流れが悪くな
って、脱ぷ粒発生の原因になることがあったが、この発
明により、これらの問題点を解決しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、穀粒の供給を受けて移送する固定螺旋軸34に装着
した固定移送螺旋28を内装した固定用移送筒23と、
伸縮装置33で移動用螺旋軸38に伸縮自在に軸支した
複数個の移動用移送螺旋29、30、31を内装して該
固定用移送筒23の外周部へ挿入して伸縮自在な移動用
移送筒22とを設けたコンバインにおいて、該移動用螺
旋軸38を多角形状で中空(イ)軸とし、この多角形状
を六角形状で中空(イ)軸としたことを特徴とするコン
バインの伸縮穀粒移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】コンバイで立毛穀稈を収穫作業のとき
は、コンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱
穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は穀粒貯留タ
ンクへ供給されて一時貯留される。この貯留した穀粒を
機外へ排出するときは、縦移送筒から穀粒の供給を受
け、この穀粒は伸縮穀粒移送装置の固定用移送筒23に
内装した固定螺旋軸34に装着した固定移送螺旋28か
ら、この固定用移送筒23の外周部へ挿入して伸縮装置
33で伸縮自在な移動用移送筒22は該伸縮装置33に
より、所定長さ位置まで重合状態に伸張移動され、又、
所定位置へ回動移動、及び所定高さ位置へ上昇移動され
て、この移動用移送筒22に内装した多角形状で、この
多角形状は六角形状で中空(イ)軸である移動用螺旋軸
38に伸縮自在に軸支した複数の移動用移送螺旋29、
30、31で引継ぎ移送されて、機外へ排出される。
【0006】
【発明の効果】移動用移送筒22に内装した複数の移動
用移送螺旋29、30、31を伸縮自在に軸支する移動
用螺旋軸38を多角形状で、この多角形状は六角形状で
中空(イ)軸で構成したことにより、この移動用螺旋軸
38自体の重量が軽減でき、このために、軸受用のベア
リングのサイズアップが必要なくなり、穀粒の流通が良
好となって、脱ぷ粒の減少ができる。又、断面係数が大
きくなり、剛性をアップすることができて強度アップし
た。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2上側に載
置した脱穀機3に右横側に装着した穀粒貯留タンク4に
貯留した穀粒を排出する排出装置である伸縮穀粒移送装
置5を図示して説明する。
【0008】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ6aを張
設した走行装置6を配設し、該走行車台2の上側には、
フィ−ドチエン3aと挾持杆3bとにより、刈取機7で
立毛穀稈を刈取りした刈取り穀稈は、この刈取機7から
引継ぎ挾持移送して脱穀し、脱穀された穀粒を選別回収
して、一時貯留する穀粒貯留タンク4を右横側に装着し
た脱穀機3を載置した構成である。
【0009】前記脱穀機3の前部で走行車台2の前側に
は、前端位置から立毛穀稈を分離するナロ−ガイド8
a、及び分草体8bと、この分草された穀稈を引き起す
引起装置9と、引き起された穀稈を刈り取る刈刃装置1
0と、刈り取られた穀稈を移送し、フィ−ドチエン3a
と挾持杆3bとへ受渡しする穀稈掻込搬送装置11等を
設けた刈取機7は、油圧駆動による伸縮シリンダ12に
より、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成であ
る。
【0010】前記脱穀機3側には、コンバイン1の各種
操作、及び各種調節操作等の操作を行う操作装置13
と、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席13a
とを設け、この操縦席13aの下部で走行車台2の上側
には、エンジン15を載置すると共に、後方には、穀粒
貯留タンク4を配設する。これら走行装置6と、脱穀機
3と、刈取機7と、エンジン15等によって、該コンバ
イン1の機体1aを構成している。
【0011】前記刈取機7の穀稈掻込搬送装置11によ
って形成される穀稈移送経路中には、刈り取られて移送
される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈
の供給の有無を検出する穀稈センサ16を設けている。
走行車台2の前端部に装架された走行用ミッションケ−
ス17の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行
車速を検出する車速センサ17aを設けた構成である。
【0012】前記穀粒貯留タンク4内の底部には、貯留
穀粒を後方へ横送りする横移送螺旋4aを前後方向に設
けると共に、横送りされた穀粒を引継ぎして、継手ケ−
ス18を介して方向変換する縦移送螺旋19aを内装し
た縦移送筒19を略垂直姿勢で回動可能に、該継手ケ−
ス18の上側で該穀粒貯留タンク4の後側に設けた構成
である。
【0013】前記縦移送筒19の上端部には、上端部を
支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り伸
縮自在、上下回動自在、旋回自在で穀粒を機外へ排出す
る伸縮穀粒移送装置5を設けた構成である。前記操作装
置13の表面板13bの外側面には、図17で示す如く
伸縮穀粒移送装置5を主として操作する各種スイッチ、
及び各種レバ−等を図示して説明する。該伸縮穀粒移送
装置5を上下回動、及び左右旋回操作するオ−ガレバ−
20a、エンジン15の動力をこの伸縮穀粒移送装置5
へ伝える籾排出レバ−20bとを設け、この籾排出レバ
−20bを排出位置へ操作すると、穀粒貯留タンク4内
の穀粒を排出する構成である。
【0014】又、前記伸縮穀粒移送装置5等を停止させ
るときに操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイ
ッチ21aと、旋回させるときに操作するON−OFF
方式の旋回スイッチ21b、及びランプスイッチ21d
と、後逑する移動用移送筒22を伸張、又は収縮させる
ときに操作するON−OFF方向式で切換方式の伸縮ス
イッチ21cとを設けた構成である。
【0015】前記オ−ガレバ−20aの横側近傍には、
伸縮穀粒移送装置5の移動用移送筒22と、固定用移送
筒23との重合部を受けて保持する保持装置24を設
け、この保持装置24は主柱24aの上側に逆山形状の
受板24bを固着した構成である。
【0016】前記保持装置24には、図18で示す如く
移動用移送筒22の最短収縮位置を検出するON−OF
Fスイッチ方式の収納センサ25を設け、この移動用移
送筒22の最短収縮状態を規制する構成である。前記操
作装置13内の制御装置14には、図13で示す如く各
種レバ−20a,20bと、各種スイッチ21a,21
b,21cとの操作、及び収納センサ25の検出等が入
力回路27aからCPU27bへ入力される構成であ
り、これらの入力に基づいて、該CPU27bから出力
回路27cを経て穀粒貯留タンク4内の横移送螺旋4
a、縦移送筒19内の縦移送螺旋19a、伸縮穀粒移送
装置5の固定移送螺旋28、及び移動用移送螺旋29、
30、31等を回転駆動する。又、移動用モ−タ26の
正・逆回転により、該移動用移送筒22、及び該移動用
移送螺旋29、30、31を伸縮制御する構成であり、
作業灯48を点灯制御する構成である。
【0017】前記伸縮穀粒移送装置5は、図1〜図1
2、及び図14〜図16で示す如く継手メタル32に装
着した固定用移送筒23と、この固定用移送筒23の外
径部23aへ挿入して、伸縮自在な移動用移送筒22
と、この移動用移送筒22を伸縮移動させる伸縮装置3
3と、該移動用移送筒22の最短縮位置を検出する収納
センサ25等よりなる構成である。
【0018】前記固定用移送筒23には、図4で示す如
く固定移送螺旋28を内装して設け、この固定用移送螺
旋28は移送プレ−ト34aを外周部に固着した固定螺
旋軸34よりなる構成である。この固定螺旋軸34の内
径部には、六角形状の挿入孔34cを設け、又、この固
定螺旋軸34の移送終端の内径部には、該挿入孔34c
より小径で六角形状の挿入孔35aを内径部に設けた補
助軸35を固着した構成である。
【0019】前記固定用移送筒23の移送終端部の外径
部は、継手メタル32の外壁の内径部へ挿入して軸支
し、この継手メタル32の内径部に設けたベアリング3
2aの内径部へ補助軸35の外径部を挿入して軸支させ
た構成である。固定螺旋軸34の移送始端部は継手具3
6に内装して設けた受メタル36aで軸支した構成であ
る。
【0020】前記継手メタル32の外壁は、図4で示す
如く円形状に形成し、この円形状の外壁部と、固定用移
送筒23の外径部23aの移送終端部から所定距離基部
側に位置させて設けた外メタル37の外径部とを移動用
移送筒22が摺動移動して伸縮自在な構成である。
【0021】前記移動用移送筒22には、図4〜図6で
示す如く移動用螺旋軸38の両端部に軸支した移動用移
送螺旋29、31と、これら移動用移送螺旋29、31
との間で、該移動用螺旋軸38で軸支した複数個の移動
用移送螺旋30とを内装した構成である。
【0022】前記移動用螺旋軸38は、図1、及び図2
で示す如く多角形状で、この多角形状は六角形状で中空
(イ)軸にした構成であり、この移動用螺旋軸38自体
の重量の軽減を図ると共に、断面係数を大きくして、剛
性のアップを図って強度アップした構成である。
【0023】前記移動用移送筒22の移送終端部は、図
3で示す如くL字形状に形成し、移送終端部には、排穀
口39を設けると共に、この排穀口39の上部には、移
動用螺旋軸38の移送終端部を軸受けする受メタル39
aを設けて軸支させた構成である。又、図4で示す如く
移動用移送螺旋29の螺旋内ボス40aの移送始端部の
内径部は固定螺旋軸34の移送終端部に設けた補助軸3
5の外径部へ挿入して軸支し、ボルト35bで装着した
構成である。
【0024】前記移動用移送筒22の前端部の上部に
は、図3で示す如く作業灯48を設けた構成である。前
記移動用移送筒22の移送始端部で外周部の上部には、
中心部にネジ孔を設けた移動用支持メタル41を設ける
と共に、移送始端部で外周部の3箇所には、図4で示す
如く受ロ−ラ装置42を設け、この受ロ−ラ装置42は
ロ−ラメタル42cに設けた支持板42aには、回転自
在にロ−ラ42bを軸支した構成である。この各ロ−ラ
42bは固定用移送筒23の外周部に接触して回転自在
で前後方向に移動し、この前後移動により、該移動用移
送筒22は該固定用移送筒23に対して伸張、及び収縮
する構成である。
【0025】前記伸縮穀粒移送装置5の移動用移送筒2
2が所定位置、又は最長伸張位置から所定伸張位置の伸
張状態にあるときに、最短縮位置へ操作して保持装置2
4の受板24bで保持状態にするときは、旋回スイッチ
21b、及びオ−ガレバ−20aを操作して所定位置
(元の位置)へ旋回させると共に、伸縮スイッチ21c
を収縮側へ操作することにより、制御装置14により、
移動用モ−タ26が逆回転始動制御されて、伸縮装置3
3が逆回転作動され、該移動用移送筒22が収縮側へ移
動制御される構成である。又、該伸縮スイッチ21cを
伸張側へ操作することにより、制御装置14により、該
移動用モ−タ26が正回転始動制御されて、該伸縮装置
33が正回転作動され、該移動用移送筒22が伸張側へ
移動制御される構成である。
【0026】前記移動用移送筒22が所定位置まで重合
状態で収縮側へ移動制御されると、この移動用移送筒2
2の外径部に突出させて設けた検出具22aにより、保
持装置24の受板24a部に設けた収納センサ25がO
N状態となり、このON状態に基づいて、制御装置14
により、移動用モ−タ26が停止制御されて、伸縮装置
33が停止され、該移動用移送筒22が所定の最短縮位
置で停止制御される構成である。この最短縮位置は該移
動用移送筒22が固定用移送筒23へ完全に重合状態に
ならずに、この固定用移送筒23の基部から所定距離の
間は重合させないように、この制御装置14で移動を停
止制御する構成であり、各部品の破損を防止した構成で
ある。
【0027】前記移動用移送螺旋29は、内径が六角形
状で外径が円形状で所定長さの移送始端部側にボルト挿
入ネジ孔を有する螺旋内ボス40aと、この螺旋内ボス
40aの外径部に固着したパイプ形状の螺旋プレ−ト4
0bの、例えば、1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボス4
0cの外周部に固着した1.5ピッチ分の長さの該螺旋
プレ−ト40bと、この螺旋プレ−ト40bの移送終端
部側に設けた補強ピン40d等よりなる構成である。
【0028】前記螺旋外ボス40cの一方側の非移送側
は、該螺旋外ボス40cに固着した螺旋プレ−ト40b
の非移送側の基部と同じ形状にすると共に、他方側の移
送側は該螺旋プレ−ト40bの移送始端部側の略0.5
ピッチ位置(A)点から移送終端部までは、この螺旋プ
レ−ト40bの基部から所定幅(L)を設け、この螺旋
プレ−ト40bと同じ形状に形成すると共に、該(A)
点から移送終端部までは直線状に形成して、これらによ
って開口40e部を形成して、この開口40e部へ移動
用移送螺旋30の後逑する螺旋外ボス43aの開口43
b部以外の箇所へ挿入する構成である。
【0029】前記移動用移送螺旋29の螺旋内ボス40
aの移送始端部の内径部を固定螺旋軸28の補助軸35
の外径部へ挿入して、該螺旋内ボス40aのネジ孔へボ
ルト35bを挿入して、この移動用移送螺旋29を装着
した構成である。前記移動用移送螺旋30は内径が六角
形状で外径が円形状で所定長さの螺旋内ボス43cと、
この螺旋内ボス43cの外径部に固着したパイプ形状で
螺旋プレ−ト40bの、例えば、1.5ピッチ分の長さ
の螺旋外ボス43aと、この螺旋外ボス43aの外周部
に固着した1.5ピッチの長さの該螺旋プレ−ト40b
と、この螺旋プレ−ト40bの移送始端部側に設けたス
トッパ−板43dと、移送終端部側に設けた補強ピン4
0d等よりなる構成である。
【0030】前記螺旋外ボス43aの一方側の非移送側
は、該螺旋外ボス43aに固着した螺旋プレ−ト40b
の非移送側の基部と同じ形状とすると共に、他方側の移
送側は、該螺旋プレ−ト40bの移送始端部側の略0.
5ピッチ位置(A)点から移送終端部までは、この螺旋
プレ−ト40bの基部から所定幅(L)を設けて、この
螺旋プレ−ト40bと同じ形状に形成すると共に、移送
始端部から略1.0ピッチ位置(B)点までと、該
(A)点から移送終端部までとは、対角上に互に直線状
に形成して、これらによって開口43b,43bを形成
して、この開口43b,43b部へ移動用移送螺旋30
の該螺旋外ボス43aの該開口43b部以外の箇所、及
び移動用移送螺旋31の後逑する螺旋外ボス44aの開
口44b以外の箇所を挿入する構成である。
【0031】前記移動用移送螺旋30が移動して、移動
用移送螺旋29へ重合すると、これら移動用移送螺旋3
0の螺旋プレ−ト40bと移動用移送螺旋29の該螺旋
プレ−ト40bとの間には、隙間(T)を有する構成で
あり、該移動用移送螺旋30が移動して、該移動用移送
螺旋30へ重合すると、これら各移動用移送螺旋30、
30の各螺旋プレ−ト40b,40b間には、隙間
(T)を有する構成である。
【0032】前記移動用移送螺旋31は内径が六角形状
で外径が円形状で所定長さで、移送終端側にボルト挿入
ナジ孔を有する螺旋内ボス44cと、この螺旋内ボス4
4cの外径部に固着したパイプ形状で螺旋プレ−ト40
bの、例えば、1.5ピッチ分の長さの螺旋外ボス44
aと、この螺旋外ボス44aの外周部に固着した1.5
ピッチ分の長さの該螺旋プレ−ト40bと、この螺旋プ
レ−ト40bの移送始端部に設けたストッパ−板43d
等よりなる構成である。
【0033】前記螺旋外ボス44aの一方側の非移送側
は、該螺旋外ボス44aに固着した螺旋プレ−ト40b
の非移送側の基部と同じ形状とすると共に、該螺旋プレ
−ト40bの移送始端部からこの螺旋プレ−ト40bの
略1.0ピッチ位置(A)点までは、直線状に形成とし
て、これらによって開口44bを形成して、この開口4
4b部へ移動用移送螺旋30の螺旋外ボス43aの開口
43b部以外の箇所を挿入する構成である。
【0034】前記移動用螺旋軸38の移送終端の外径部
は、移動用移送筒22内に設けた受メタル39aの内径
部へ挿入して軸支すると共に、移動用移送螺旋31の螺
旋内ボス44cのネジ孔部へボルトを挿入して、該移動
用螺旋軸38へ装着した構成である。
【0035】前記移動用移送螺旋31が移動して、移動
用移送螺旋30へ重合すると、これら移動用移送螺旋3
1の螺旋プレ−ト40bと移動用移送螺旋30の螺旋プ
レ−ト40bとの間には、隙間(T)を有する構成であ
る。これら移動用移送螺旋29、30、31には、各隙
間(T)を設けて、残穀粒が発生しない構成である。
【0036】前記伸縮装置33は断手具36の前端部に
設けた逆L字形状の支持板45の基部側に移動用モ−タ
26を設けると共に、先端部には、受メタル46を設
け、この移動用モ−タ26には、外径部に螺旋ネジ47
aを設けた移送軸47を設け、この移送軸47は移動用
移送筒22の外周部の上側に設けた移動用支持メタル4
1へ螺挿入すると共に、先端部は該受メタル46で軸支
した構成である。33aは円形状の安全カバ−である。
【0037】前記移動用モ−タ26の正逆回転により、
移送軸47が正逆回転駆動され、移動用支持メタル41
を介して、移動用移送筒22が固定用移送筒23の外周
部に沿って、伸縮自在に移動する構成であり、この移動
用移送筒22の伸縮を介して、内装された各移動用移送
螺旋29、30、31等が重合したり、又離間して伸縮
自在な構成である。
【0038】前記各移動用移送螺旋29、30、31
は、図5、及び図6で示す如く該各移動用移送螺旋30
と、該移動用移送螺旋31とは、該移動用移送螺旋29
に対して、装着位置を順次60度ずつずらせて装着した
構成である。前記移動用螺旋軸38は、図4で示す如く
移送始端部には、樹脂材等よりなる振れ止め防止用のブ
ッシュ38aを嵌入して、このブッシュ38aの外径部
を、パイプ形状の固定螺旋軸34bの内径部を摺動移動
する構成として、この移動用螺旋軸38の振れを防止す
る構成である。
【0039】前記作業灯48と操作装置13とを連接す
るハ−ネス49は、図7〜図12で示す如く収納用カバ
−50内に収納した構成である。この収納用カバ−50
の基部は伸縮装置33の一方側の側面部で前後方向略中
央部(F)に位置させて装着した構成であり、これらハ
−ネス49と収納用カバ−50とは、下側の移動用移送
筒22で受けて、たれ下がりを防止した構成である。
【0040】前記収納用カバ−50は、図8〜図10で
示す如く左・右プレ−ト51a,51bと、上・下プレ
−ト52a,52bとにより、箱形状に形成した構成で
あり、この収納用カバ−50は一方側にのみストッパ5
1cによって略180度屈曲する構成である。この箱体
内にハ−ネス49を、図9で示す如く収納した構成であ
る。
【0041】前記収納用カバ−50より前側に位置する
ハ−ネス49は、図11、及び図12で示す如く伸縮装
置33の移送軸47と、移動用移送筒22の外周部との
間に位置させて設けた構成である。前記ハ−ネス49を
収納用カバ−50内に収納して設けたり、該収納用カバ
−50の基部を前後方向中央部に装着して設けたり、
又、移送軸47と移動用移送筒22の外周部との間に設
けたことにより、該移動用移送筒22が伸張状態のとき
であっても、該ハ−ネス49の交換、及び接続等を容易
に行うことができる構成である。又、該移動用移送筒2
2の伸縮位置に関係なく、該ハ−ネス49は保護される
構成である。
【0042】前記操作装置13の制御装置14とは別
に、伸縮穀粒移送装置5を制御するズ−ム制御装置53
を設け、制御装置14へ入力される緊急停止スイッチ5
4の操作と、伸縮スイッチ21cの張出、及び収納の操
作と、旋回位置センサ54a、及び上げ位置センサ54
bの検出とは、図19で示す該ズ−ム制御装置53へ分
岐して入力する構成であり、又、手動による手動収縮操
作、及び手動伸張操作も入力する構成である。これらの
入力に基づいて、伸縮穀粒移送装置5の収縮出力、及び
伸張出力を該ズ−ム制御装置53から出力する構成であ
る。
【0043】又、手動左・右旋回と、手動上・下回動と
は、従来通り、前記制御装置14へ入力する構成であ
り、これら入力により、左・右旋回出力と、上・下回動
出力とは、該制御装置14から出力する構成である。前
記制御装置14に通信用回路56を設けた構成であると
共に、ズ−ム制御装置55に通信用回路57を設けた構
成である。該通信用回路56からこの通信用回路57へ
入力される各種入力に基づいて、収縮穀粒移送装置5の
収縮出力、及び伸張出力を該ズ−ム制御装置55から出
力する構成である。
【0044】前記ズ−ム制御装置53、又は55を設け
たことにより、従来は機械の型式等によって、必要のな
い場合でも通信線を温存しておく必要があったが、これ
により、制御装置14の出力回路27bによって、連携
をとることで新たに通信線を設けることなく制御できる
ことにより、型式等の対応が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図4のD−D断面図
【図2】 移動用螺旋軸の拡大側面
【図3】 伸縮穀粒移送装置部の拡大側面図
【図4】 固定用移送筒部と移動用移送筒部との拡大
側断面図
【図5】 移動用移送螺旋の伸張状態と一部収縮状態
との拡大側面図
【図6】 移動用移送螺旋の収縮状態の拡大側面図
【図7】 収納内カバ−取付部の側面図
【図8】 収納カバ−の拡大側面図
【図9】 図8のE−E拡大断面図
【図10】 左・右プレ−トの拡大側面
【図11】 ハ−ネスの収縮状態時の拡大側面図
【図12】 ハ−ネスの伸張状態時の拡大側面図
【図13】 ブロック図
【図14】 伸縮穀粒移送装置の最収縮時の拡大側面
【図15】 伸縮穀粒移送装置の伸張途中時の拡大側面
【図16】 伸縮穀粒移送装置の最伸張時の拡大側面図
【図17】 操作装置部の拡大背面斜視図
【図18】 コンバインの全体側面図
【図19】 他の実施例を示す図で、ブロック図
【図20】 他の実施例を示す図で、ブロック図
【符号の説明】
22 移動用移送筒 23 固定用移送筒 28 固定移送螺旋 29 移動用移送螺旋 30 移動用移送螺旋 31 移動用移送螺旋 33 伸縮装置 34 固定螺旋軸 38 移動用螺旋軸 イ 中空
フロントページの続き (72)発明者 土居 義典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KC05 LA07 LC07 LE04 LE16 LR02 LR08 LR13 LR19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒の供給を受けて移送する固定螺旋軸
    34に装着した固定移送螺旋28を内装した固定用移送
    筒23と、伸縮装置33で移動用螺旋軸38に伸縮自在
    に軸支した複数個の移動用移送螺旋29、30、31を
    内装して該固定用移送筒23の外周部へ挿入して伸縮自
    在な移動用移送筒22とを設けたコンバインにおいて、
    該移動用螺旋軸38を多角形状で中空(イ)軸としたこ
    とを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成において、該移動用螺旋
    軸38を六角形状で中空(イ)軸としたことを特徴とす
    るコンバインの伸縮穀粒移送装置。
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