JP2001203206A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2001203206A
JP2001203206A JP2000012991A JP2000012991A JP2001203206A JP 2001203206 A JP2001203206 A JP 2001203206A JP 2000012991 A JP2000012991 A JP 2000012991A JP 2000012991 A JP2000012991 A JP 2000012991A JP 2001203206 A JP2001203206 A JP 2001203206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
wiring
insulating film
cavity
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000012991A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Fujio
正之 藤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000012991A priority Critical patent/JP2001203206A/ja
Publication of JP2001203206A publication Critical patent/JP2001203206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 局所的な微細化及び工程の簡略化を実現する
ための多層配線構造を備えた半導体装置の製造方法を提
供することを課題とする。 【解決手段】 基板又は配線上に第1の絶縁膜を形成
し、第1の絶縁膜の配線の形成を望む箇所に溝を形成
し、第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成されるように第2
の絶縁膜を形成し、基板又は配線及び空洞に接する接続
孔を第1及び第2の絶縁膜に形成し、接続孔及び空洞へ
配線材料を埋め込むと共に第2の絶縁膜上に配線材料層
を形成し、第2の絶縁膜上の配線材料層を所望の形状に
加工することで、接続孔内、空洞内と第2の絶縁膜上に
それぞれ配線を形成することを特徴とする半導体装置の
製造方法により上記の課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関する。更に詳しくは、本発明は、局所的な微細
化及び工程の簡略化を実現するための多層配線構造を備
えた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高速化及び高集積化に伴
い、半導体装置中の配線中の内部配線の微細化及び配線
の多層構造化等が図られてきた。従来の配線形成技術を
図6(a)及び(b)を用いて簡単に説明する。まず、
半導体基板1上に絶縁膜2を形成し、素子領域への接続
孔3を開口する。なお、図6(a)及び(b)では半導
体基板に形成されている素子を省略している。次いで、
絶縁膜2上及び接続孔3内にバリアメタル材料層4a及
び配線材料層5aをこの順で全面に堆積させる(図6
(a)参照)。
【0003】次に、フォトリソグラフィ技術及びドライ
エッチング技術を用いて、バリアメタル材料層4a及び
配線材料層5aを加工することで、所望の配線パターン
のバリアメタル層4及び配線5が得られる(図6(b)
参照)。また、最近注目されている配線形成技術とし
て、特開平8−148560号公報、特開平10−26
1707号公報等に記載されているダマシンプロセス
(溝配線プロセス)を利用した技術が挙げられる。この
配線形成技術を図7(a)及び(b)を用いて簡単に説
明する。
【0004】まず、半導体基板11上に、第1の絶縁膜
12、エッチングストッパ膜13及び第2の絶縁膜14
を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術及びドライ
エッチング技術、すなわち、フォトレジストからなるマ
スクを用いて、所望の配線パターンに対応する溝15を
形成する。次いで、フォトレジストを除去した後、再度
フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術、す
なわち、フォトレジストからなるマスクを用いて、基板
11まで達する接続孔16を形成する。次に、バリアメ
タル材料層17a及び配線材料層18aをこの順で、第
2の絶縁膜14上に堆積させると共に、溝15及び接続
孔16内に配線材料を埋め込む(図7(a)参照)。
【0005】この後、溝15及び接続孔16の内部以外
の不要なバリアメタル材料層17a及び配線材料層18
aを化学的機械研磨(CMP)技術により除去すること
で、バリアメタル層17及び配線18を形成することが
できる。後者の技術の一番のメリットは、配線そのもの
をフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に
より加工する前者の技術と比べて、高アスペクト比を有
し、かつ微細なパターンの配線をはるかに容易に形成で
きることである。また、後者の技術を用いれば、接続孔
と溝の加工を自己整合的に行うことができ、高集積化さ
れるにつれて懸念される、アライメントずれの影響によ
る配線と接続孔との接触不良も軽減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者及び後者の従来の配線構造及びその製造方法におい
て、配線数を増やすには、工程数を単純に増やすしかな
いので、配線の多層化が要求される場合には、工程数及
びTAT(Turn Around Time)が増加
するという問題があった。また、前者の配線材料層その
ものを加工する技術の場合、フォトリソグラフィ技術及
びドライエッチング技術により加工できる限界寸法以下
に配線を微細化することは困難である。
【0007】更に、後者のダマシンプロセスは、前者の
配線材料層そのものを加工する技術に比べて、はるかに
微細な配線を形成することができるが、このプロセスで
もフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に
より加工できる限界寸法以下に配線を微細化することは
困難である。但し、後者の技術で、絶縁膜に溝を形成し
た後、CVD法により全面に絶縁膜を堆積させ、エッチ
バックすることで溝の寸法を小さくすることができるの
で、この方法を用いればフォトリソグラフィ技術及びド
ライエッチング技術により加工できる限界寸法以下に配
線を微細化することは可能である。しかし、この場合、
工程数が増加することとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、多層配線を形
成する際に、局所的な微細化と共に工程を簡略すること
ができる半導体装置の製造方法を提供することを目的と
している。かくして本発明によれば、基板又は配線上に
第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の配線の形成を望
む箇所に溝を形成し、第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成
されるように第2の絶縁膜を形成し、基板又は配線及び
空洞に接する接続孔を第1及び第2の絶縁膜に形成し、
接続孔及び空洞へ配線材料を埋め込むと共に第2の絶縁
膜上に配線材料層を形成し、第2の絶縁膜上の配線材料
層を所望の形状に加工することで、接続孔内、空洞内と
第2の絶縁膜上にそれぞれ配線を形成することを特徴と
する第1の半導体装置の製造方法が提供される。
【0009】更に、本発明によれば、基板又は配線上に
第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の配線の形成を望
む箇所に溝を形成し、第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成
されるように第2の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜上に
エッチングストッパ膜を介して第3の絶縁膜を形成し、
次に、第1、第2並びに第3の絶縁膜及びエッチングス
トッパ膜に基板又は配線及び空洞に接する接続孔を、第
3の絶縁膜に第2の溝をこの順又は逆順で形成し、接続
孔、空洞及び第2の溝へ配線材料を埋め込み、接続孔、
空洞及び第2の溝以外の配線材料を除去することで、接
続孔内、空洞内と第2の溝内にそれぞれ配線を形成する
ことを特徴とする第2の半導体装置の製造方法が提供さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の半導体装置
の製造方法を工程順に説明する。最初に、基板又は配線
上に第1の絶縁膜を形成する。基板には当該分野で公知
の基板をいずれも使用することができる。具体的には、
シリコン基板のような元素基板、GaAsのような化合
物半導体基板等が挙げられる。また、この基板には、予
め公知の方法により、トランジスタ、キャパシタ等の任
意の半導体装置中に通常存在するモジュールを備えてい
てもよい。配線は、特に限定されず、アルミニウム、銅
等の金属や、これら金属の合金又はシリサイドからなる
配線や、ポリシリコンからなる配線が挙げられる。
【0011】第1の絶縁膜は、基板上のモジュール及び
配線間や、後に形成される配線間を電気的に絶縁するも
のからなる膜であれば、当該分野で公知の絶縁膜をいず
れも使用することができる。具体的には、シリコン酸化
膜、シリコン窒化膜、これらの積層膜等が挙げられる。
第1の絶縁膜の厚さは、0.5〜2.0μm程度である
ことが好ましい。
【0012】次に、第1の絶縁膜の配線の形成を望む箇
所に溝を形成する。溝は、フォトリソグラフィー技術と
ドライエッチング技術を組み合わせた公知の方法により
形成することができる。溝の幅及び深さは、それぞれ
1.0μm以下(好ましくは0.2〜0.5μm)及び
0.2〜1.5μmであることが好ましい。溝の幅が
1.0μmより大きい場合、以下で形成される空洞の上
部の第2の絶縁膜がつながらず空洞が形成されなくなる
恐れがあるため好ましくない。
【0013】第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成されるよ
うに第2の絶縁膜を形成する。第2の絶縁膜としては、
シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化
膜、CVD酸化膜、LTO膜、NSG膜、BSG膜、P
SG膜、BPSG膜又はこれら膜の積層膜等が挙げられ
る。なお、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコ
ン酸化窒化膜はプラズマCVD法により形成することが
好ましい。また、BPSG膜のようなBとPからなる不
純物がドープされた膜では、Bの濃度が3.5重量%以
下、Pの濃度が3.5重量%であることが好ましい。第
2の絶縁膜の厚さは、0.5〜1.0μm程度であるこ
とが好ましい。
【0014】また、第2の絶縁膜の形成方法としては、
例えばCVD法が挙げられる。CVD法を利用して第2
の絶縁膜内に空洞を残す条件としては、例えば、基板温
度400〜500℃、チャンバ内圧力20〜80KPa
である。なお、制御は困難であるが、フォトリソグラフ
ィー法での限界以下の微細パターンを形成することも可
能である。例えば空洞の幅及び高さをそれぞれ0.1〜
0.2μm及び0.1〜0.2μmにするには、溝の幅
及び深さ、基板温度、チャンバ内圧力、第2の絶縁膜中
の不純物濃度等を調整することにより実現することがで
きる。
【0015】次に、基板又は配線及び空洞に接する接続
孔を第1及び第2の絶縁膜に形成する。この接続孔の直
径は、後に配線材料の充填を考慮すると0.2〜0.5
μm程度であることが好ましい。接続孔は、フォトリソ
グラフィー技術とドライエッチング技術を組み合わせた
公知の方法により形成することができる。次に、接続孔
及び空洞へ配線材料を埋め込むと共に第2の絶縁膜上に
配線材料層を形成する。配線材料としては、アルミニウ
ム、銅等の金属や、これら金属の合金やシリサイド、ポ
リシリコン等が挙げられる。配線材料は、第2絶縁膜上
に少なくとも0.05〜0.5μm程度の厚さの配線材
料層が形成されるように堆積させることが好ましい。配
線材料の堆積方法としては、例えば、配線材料を分散さ
せた溶液をスピンコートする方法等が挙げられる。
【0016】なお、例えば第2の絶縁膜にBPSG膜の
ような高濃度に不純物を含む膜を用いた場合、空洞を形
成してから、空洞を配線材料で埋め込むまでの工程で加
えられる熱処理は、700℃以下で行うことが好まし
い。700℃より高い温度で行うと、第2の絶縁膜自体
が流動的になりやすく、その結果空洞が塞がる恐れがあ
るからである。最後に、第2の絶縁膜上の配線材料層を
所望の形状に加工することで、接続孔内、空洞内と第2
の絶縁膜上にそれぞれ配線を形成することができる。こ
のように本発明では、1つの配線材料から2つの配線を
形成できるので、工程数を削減することができる。
【0017】次に、本発明の第2の半導体装置の製造方
法を工程順に説明する。まず、基板又は配線上に第1の
絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜の配線の形成を望む箇所
に溝を形成し、第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成される
ように第2の絶縁膜を形成する。これら工程は、上記第
1の半導体装置の製造方法と同様である。次に、第2の
絶縁膜上にエッチングストッパ膜を介して第3の絶縁膜
を形成する。
【0018】エッチングストッパ膜としては、第3の絶
縁膜のエッチング時にエッチングされにくい材料からな
る膜(例えば、シリコン窒化膜)を通常使用する。この
エッチングストッパ膜は、0.05〜0.2μm程度の
厚さであることが好ましい。エッチングストッパ膜の形
成方法としては、例えばCVD法、スパッタ法等が挙げ
られる。
【0019】第3の絶縁膜としては、シリコン酸化膜の
ような絶縁膜が挙げられる。この第3の絶縁膜は、0.
2〜0.5μm程度の厚さであることが好ましい。第3
の絶縁膜の形成方法としては、例えばCVD法、スパッ
タ法等が挙げられる。次に、第1の製造方法と同様の手
順で、基板又は配線及び空洞に接する接続孔を第1、第
2並びに第3の絶縁膜及びエッチングストッパ膜に形成
する。次に、第3の絶縁膜の配線の形成を望む箇所に第
2の溝を形成する。第2の溝は、フォトリソグラフィー
技術とドライエッチング技術を組み合わせた公知の方法
によりエッチングストッパ膜を利用して形成することが
できる。第2の溝の幅及び深さは、それぞれ0.2〜
0.5μm及び0.2〜0.5μmであることが好まし
い。
【0020】なお、第2の溝を接続孔の形成前に形成し
てもよい。次に、第1の製造方法と同様の手順で、接続
孔、空洞及び第2の溝へ配線材料を埋め込む。最後に、
接続孔、空洞及び第2の溝以外の配線材料を除去するこ
とで、接続孔内、空洞内と第2の溝内にそれぞれ配線を
形成することができる。配線材料の除去は、例えば化学
機械研磨法(CMP法)を用いれば、上面を平坦化する
ことができるのでより好ましい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、以下では、配線形成工程のみを説明し、トランジ
スタやキャパシタ等の任意の半導体装置中に存在する他
のモジュールについての説明は省略している。
【0022】実施例1 実施例1を図面を用いて説明する。図1(a)〜(d)
は、本発明の半導体装置の製造方法の概略工程平面図で
ある。図2(a)〜(d)は、図1(a)〜(d)のa
−a′方向の概略工程断面図である。更に、図3(a)
〜(d)は、図1(a)〜(d)のb−b′方向の概略
工程断面図である。まず、素子分離領域を有する半導体
基板21上の全面に、シリコン酸化膜(第1の絶縁膜)
22をCVD法により、膜厚1.0μm程度形成した。
次に、配線の形成を所望する箇所に、公知のフォトリソ
グラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、幅及
び深さが0.5μm程度の溝23を形成した(図1
(a)、図2(a)及び図3(a)参照)。
【0023】次に、第1絶縁膜22の全面に、シリコン
酸化膜(第2の絶縁膜)24をCVD法により、膜厚
0.7〜1.0μm程度形成した。この際、以下の条件
でCVD法を行うことで、第2の絶縁膜内に空洞25を
残した。空洞を残すCVD法の条件としては、400〜
500℃の基板温度、20〜80KPaのCVDチャン
バ内の圧力とした。ここで、得られた空洞25の高さ及
び幅は、それぞれ0.2μm及び0.3μm程度であっ
た(図1(b)、図2(b)及び図3(b)参照)。
【0024】次に、公知のフォトリソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術を用いて、空洞25に接触し、基
板21表面に達する接続孔26を形成した。次いで、接
続孔26の形成に使用したフォトレジストを除去した
後、溶剤に分散させることで流動性を持たせたポリシリ
コンを低回転のスピンコート法により全面に積層した。
この積層で、ポリシリコンが空洞25に流し込まれ、第
2の絶縁膜24の表面にも0.05〜0.3μm程度堆
積した(図1(c)、図2(c)及び図3(c)参
照)。なお、図中27aはポリシリコンからなる配線材
料層を意味する。
【0025】次に、公知のフォトリソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術を用いて、第2の絶縁膜24の表
面の配線材料層27aをパターニングすることで、幅
0.5μm程度の配線27を形成した(図1(d)、図
2(d)及び図3(d)参照)。以上のような製造方法
において、溝23と接続孔26のレイアウトを工夫すれ
ば、空洞25を配線に利用することができた。つまり、
1つの配線材料層を2つの配線に増やすことができた。
また、空洞そのものを配線にするため、フォトリソグラ
フィ技術での限界以下の幅の微細な配線を形成すること
ができた。
【0026】実施例2 実施例2を図面を用いて説明する。図4(a)〜(d)
は、空洞25の長軸方向の概略工程断面図である。更
に、図4(a)〜(d)は、空洞25の短軸方向の概略
工程断面図である。まず、素子分離領域を有する半導体
基板21上の全面に、シリコン酸化膜(第1の絶縁膜)
22をCVD法により、膜厚1.0μm程度形成した。
次に、配線の形成を所望する箇所に、公知のフォトリソ
グラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、幅及
び深さが0.5μm程度の溝23を形成した。
【0027】次に、溝23の形成に用いたフォトレジス
トを除去した後、第1絶縁膜22の全面に、シリコン酸
化膜(第2の絶縁膜)24をCVD法により、膜厚0.
7〜1.0μm程度形成した。この際、以下の条件でC
VD法を行うことで、第2の絶縁膜内に空洞25を残し
た。空洞を残すCVD法の条件としては、例えば、40
0〜500℃の基板温度、20〜80KPaのCVDチ
ャンバ内の圧力の条件が挙げられる。ここで、得られた
空洞25の高さ及び幅は、それぞれ0.2μm及び0.
3μm程度であった。ここまでは上記実施例1と同じで
ある。
【0028】次いで、CVD法により、第2の絶縁膜2
4上に、シリコン窒化膜からなるエッチングストッパ膜
28を0.03μm程度堆積させた。更に、CVD法に
より、エッチングストッパ膜28上に、シリコン酸化膜
(第3の絶縁膜)29を形成した(図4(a)及び図5
(a)参照)。
【0029】次に、公知のフォトリソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術を用いて、空洞25に接触し、基
板21表面に達する直径約0.4μmの接続孔26を形
成した。次いで、接続孔26の形成に使用したフォトレ
ジストを除去した後、再度フォトリソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術を用いて、空洞25上の第3の絶
縁膜29に幅が0.5μm程度の第2の溝30を形成し
た。この第2の溝30の形成に用いたフォトレジストを
除去した後、溶剤に分散させることで流動性を持たせた
銅を低回転のスピンコート法により全面に積層した。こ
の積層で、銅が空洞25に流し込まれ、第2の絶縁膜2
4の表面にも0.05〜0.3μm程度堆積した(図4
(b)及び図5(b)参照)。なお、図中27aは銅か
らなる配線材料層を意味する。
【0030】次に、空洞25、接続孔26及び第2の溝
30内の配線材料以外の不要な配線材料をCMP法によ
り除去することで、配線27を形成することができた
(図4(c)及び図5(c)参照)。以上のような製造
方法において、配線材料層自体に微細加工を施すことな
く、所定パターンの配線を形成することができた。ま
た、1回の配線材料の埋め込みにより空洞25及び第2
の溝30の内部を配線にするため、工程をより簡略化で
きた。
【0031】実施例3 上記実施例1と2の大まかなプロセスフローをそれぞれ
図8及び9に示す。また、比較のために従来の配線材料
層そのものを配線に加工することで2層の配線構造を得
るための大まかなプロセスフローを図10に、従来のダ
マシンプロセスで2層の配線構造を得るための大まかな
プロセスフローを図11にそれぞれ示す。
【0032】これら図から分かるように、実施例1と2
の方法は、図10の従来の方法と比べて、1層目と2層
目の配線を同時に形成することができるため、工程を簡
略化することができた。更に、実施例1と2の方法は、
図11の従来のダマシンプロセスと比べて、工程を簡略
化することができた。
【0033】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、CVD法に
より形成される微細な空洞そのものを配線にすることが
できるため、局所的な微細配線を形成することができ
る。また、1つの配線材料層を2層の配線(1層目と2
層目の配線)に利用することができるので、工程が簡略
化できる。そのため、短TAT及び低コストで半導体装
置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の概略工程平面
図である。
【図2】図1のa−a′方向の概略工程断面図である。
【図3】図1のb−b′方向の概略工程断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の概略工程断面
図である。
【図5】図4の断面に垂直な方向の概略工程断面図であ
る。
【図6】従来の半導体装置の製造方法の概略工程断面図
である。
【図7】従来の半導体装置の製造方法の概略工程断面図
である。
【図8】実施例1の大まかなプロセスフローを示す図で
ある。
【図9】実施例2の大まかなプロセスフローを示す図で
ある。
【図10】従来の半導体装置の製造方法の大まかなプロ
セスフローを示す図である。
【図11】従来の半導体装置の製造方法の大まかなプロ
セスフローを示す図である。
【符号の説明】
1、11、21 半導体基板 2 絶縁膜 3、16、26 接続孔 4、17 バリアメタル層 4a、17a バリアメタル材料層 5、18、27 配線 5a、18a、27a 配線材料層 12、22 第1の絶縁膜 13、28 エッチングストッパ膜 14、24 第2の絶縁膜 15、23 溝 25 空洞 29 第3の絶縁膜 30 第2の溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板又は配線上に第1の絶縁膜を形成
    し、第1の絶縁膜の配線の形成を望む箇所に溝を形成
    し、第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成されるように第2
    の絶縁膜を形成し、基板又は配線及び空洞に接する接続
    孔を第1及び第2の絶縁膜に形成し、接続孔及び空洞へ
    配線材料を埋め込むと共に第2の絶縁膜上に配線材料層
    を形成し、第2の絶縁膜上の配線材料層を所望の形状に
    加工することで、接続孔内、空洞内と第2の絶縁膜上に
    それぞれ配線を形成することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 基板又は配線上に第1の絶縁膜を形成
    し、第1の絶縁膜の配線の形成を望む箇所に溝を形成
    し、第1の絶縁膜の溝内で空洞が形成されるように第2
    の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜上にエッチングストッ
    パ膜を介して第3の絶縁膜を形成し、次に、第1、第2
    並びに第3の絶縁膜及びエッチングストッパ膜に基板又
    は配線及び空洞に接する接続孔を、第3の絶縁膜に第2
    の溝をこの順又は逆順で形成し、接続孔、空洞及び第2
    の溝へ配線材料を埋め込み、接続孔、空洞及び第2の溝
    以外の配線材料を除去することで、接続孔内、空洞内と
    第2の溝内にそれぞれ配線を形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2の絶縁膜が、BPSG膜、BSG
    膜、PSG膜、CVD酸化膜、シリコン窒化膜、シリコ
    ン酸化窒化膜及びこれらの積層膜から選択される請求項
    1又は2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 配線材料層が、ポリシリコン膜、及びA
    l膜、Cu膜並びにこれら金属の合金膜とシリサイド膜
    から選択される請求項1〜3のいずれか1つに記載の製
    造方法。
JP2000012991A 2000-01-21 2000-01-21 半導体装置の製造方法 Pending JP2001203206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000012991A JP2001203206A (ja) 2000-01-21 2000-01-21 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000012991A JP2001203206A (ja) 2000-01-21 2000-01-21 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001203206A true JP2001203206A (ja) 2001-07-27

Family

ID=18540646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000012991A Pending JP2001203206A (ja) 2000-01-21 2000-01-21 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001203206A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4334589B2 (ja) 半導体装置、およびその製造方法
JP2809200B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002246467A (ja) 半導体装置及びその形成方法
KR100243936B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JPH10106968A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20050087838A1 (en) Method of forming metal-insulator-metal (MIM) capacitors at copper process
EP1977447A2 (en) Systems and methods for forming additional metal routing in semiconductor devices
US6300667B1 (en) Semiconductor structure with air gaps formed between metal leads
KR100386059B1 (ko) 반도체 장치 및 반도체 장치 제조방법
JP3102382B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6204096B1 (en) Method for reducing critical dimension of dual damascene process using spin-on-glass process
US6229195B1 (en) Semiconductor device with air gaps between interconnections
JP2001203206A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS58213449A (ja) 半導体集積回路装置
US20040018754A1 (en) Conductive contact structure and process
JP4949547B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
US6599825B2 (en) Method for forming wiring in semiconductor device
KR100853800B1 (ko) 반도체 소자의 듀얼 다마신 패턴 형성방법
JP2738358B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04369853A (ja) 半導体装置
JP4201156B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH1074837A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100511092B1 (ko) 반도체소자의 금속배선 형성방법_
JPH10173051A (ja) 配線形成方法
KR100866684B1 (ko) Mim 커패시터를 갖는 반도체 소자 제조 방법