JP2001202911A - ビームの評価 - Google Patents

ビームの評価

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、荷電粒子ビームを評価する方法お
よび荷電粒子ビームを制御する方法に関する。本発明は
更に、荷電粒子のビームを用いて検体を検査する装置に
関する。 【解決手段】 本発明は、第1の形態により、自動的に
荷電粒子装置の性能を評価する方法を提供する。この方
法は、ゴールド・オン・カーボン基準標的から入る信号
を利用する。この信号から粒子ビームのスポットサイズ
が求められる。本発明による方法は、それがオペレータ
の判断に左右されないという利点を持つ。従ってこの方
法は、ビーム特性評価の改善された一貫性、正確性、及
び、信頼性をもたらし、且つ、それによりシステム性能
の特質に対する優れた特性評価法をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビームを
評価する方法および荷電粒子ビームを制御する方法に関
する。本発明は更に、荷電粒子のビームを用いて検体を
検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子のビームは、その高い解像度に
より検体の検査のために使用される。荷電粒子のビーム
の解像度は、光線と較べてマグニチュードで数倍も高
く、より細かな詳細の検査を可能にする。従って荷電粒
子ビーム、特に電子ビームは、非常に高い解像度を要求
される半導体技術で使用されるマスクおよびウェーハの
点検のために使われる。荷電粒子を使用する機器、例え
ば走査電子顕微鏡(SEM)に対し、機器の作動特性を
把握し制御することは重要である。走査電子顕微鏡のよ
うな荷電粒子装置は機械的、音響的、または電磁的ノイ
ズなど、全ての種類のノイズに敏感である。更に、内部
不安定性、及び、オペレータによる調整の違いは、シス
テム性能の深刻な劣化を導く可能性がある。従ってシス
テムの作動は、仕様書通りのシステム性能を保証するた
め、定期的に検査されなければならない。特に、例えば
半導体産業において生産工程の品質を生産ライン上で測
定するために使用されるそれらのシステムに対しては、
全体システムの性能が少なくとも毎日検査されるべきで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムの性能の特質を決めることは非常に難しい。従来その
ようなテストは、経験によってシステム性能を判断でき
る、よく訓練されたオペレータにより手作業で行われて
きた。例えば画像品質は、解像度標的の画像を基準ハー
ドコピー画像と較べることにより決められる。しかしな
がら、得られた画像の品質を視覚のみで判断をするのは
難しく、各オペレータは、画像品質を異なる評価基準で
判断する傾向がある。更にシステムの解像度は、通常、
エッジ間に同じ背景グレーレベルを持つ画像内の2つの
エッジ間の最小距離を測定することにより求められる。
しかしながら、2つのエッジ間の最小距離を探すこと
は、首尾一貫した結果には至らず、それは測定位置が一
定ではなく、適切な測定位置は非常に稀だからである。
従って、システム性能を評価する手作業のやり方は、オ
ペレータの判断と選択された視野とに非常に左右され、
オペレータの不正確さと各オペレータ間の変動とをもた
らす。従って荷電粒子ビームの特性評価、及び/又は、
より正確で、より首尾一貫した、そして自動化された制
御方法が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動的に荷電
粒子装置の性能を評価する方法を提供する。この方法
は、基準解像度標的から来る信号を使用し、この信号か
ら粒子ビームのスポットサイズが求められる。本発明に
よるこの方法は、オペレータの判断に左右されないとい
う利点を持つ。従ってこの方法は、ビーム特性評価の改
善された一貫性、正確性、及び、信頼性、すなわち、シ
ステムの性能特質のより良い特性評価をもたらす。更に
本発明によるこの方法は、固有な走査パターンを検体上
に必要としないので、この方法を既存機器、例えば走査
電子顕微鏡、の範囲内で最小の変更を加えるのみで実行
できる。適切な測定位置は、固有の事象(2つのエッジ
の最短距離)に左右されないので、従って測定結果は、
選定された位置に依存しない。粒子ビームのスポットサ
イズは、システムの解像度、画像のコントラスト、及
び、測定の特質を決めるために重要である。従って、粒
子ビームのスポットサイズを決めることは、荷電粒子ビ
ームの最良かつ非常に有用な特性評価と、システム性能
に対して優れた品質管理とをもたらす。
【0005】基準解像度標的としては、メタル・オン・
カーボン標的または多孔質シリコンが使用されることが
好ましい。メタル・オン・カーボン標的は、基本的に
は、2次電子の高い収率を持つ金属の小さな島が2次電
子の低い収率を持つ炭素の表面上に位置するような対比
標的である。メタル・オン・カーボン標的は、基本的に
は、粒子ビームのスポットサイズの決定に悪い影響を与
えるであろういかなる付加的な表面形態も持たない。更
にメタル・オン・カーボン標的は、非常に鋭いエッジを
持ち、ビームのスポットサイズを高い精度で決めること
を可能にする。メタル・オン・カーボン標的はまた、荷
電粒子ボンバード、特に電子ボンバードに対し反応せ
ず、その2次電子放出作用に長期的安定性を示す。これ
らの特徴は、メタル・オン・カーボン標的をビームスポ
ットのサイズを自動決定するための最高の道具にする。
メタル・オン・カーボン標的に使用する金属は、金、
錫、又はアルミニウムを含むことが好ましい。
【0006】多孔質シリコン基準標的は、基本的には、
積極的なエッチング処理によりシリコンが非常に鋭いエ
ッジを持つ高度に構造化された表面を示すような形態標
的である。これらの非常に鋭いエッジはまた、ビームス
ポットのサイズを高精度で求めることを可能にする。多
孔質シリコン基準標的はまた、荷電粒子ボンバード、特
に電子ボンバードに対し反応せず、その2次電子放出作
用に長期的安定性を示す。本発明の別の形態によって、
荷電粒子装置を制御する方法が提供される。この方法
は、正しいパラメータ設定を見つけるために上記のシス
テム性能の評価を使う。ビーム特性評価の改善された一
貫性、正確性、及び、信頼性に基づき、ビーム制御はま
た、より高いレベルの一貫性、正確性、及び、信頼性を
示し、その結果、外部からのいかなる干渉も受けない良
質な測定が長期間にわたり保証される。
【0007】本発明の更に別の形態において、荷電粒子
装置に使用する標的組立体が準備され、その標的組立体
は、標的を支持する標的サポート、標的サポートを収容
し標的サポートよりも高い熱容量を持つ箱体、及び、標
的を加熱する加熱部材を含む。標的を加熱することによ
り、標的に吸収された不純物は蒸発し、それにより標的
の表面から除去される。これは、正確なビーム特性評価
を生産環境においてさえも長期間にわたり保証するもの
である。標的は機器を開く必要もなく清浄され、従って
機器の休止時間は低減される。更に標的の加熱は、標的
の帯電効果を低減する。不純物が除去された後、実際の
測定を行うために標的は室温まで温度を下げる。
【0008】標的サポートを収容し、標的サポートより
も高い熱容量を持つ箱体を準備することにより、余分な
熱は、標的サポートから隣接する部材や周囲に移動しな
い。従って標的の加熱は、装置の通常作動を妨げず、装
置の休止時間を更に低減する。本発明の上記および更に
詳細な形態のいくつかは、以下の記述において説明さ
れ、部分的に図を参照して解説される。
【0009】
【発明の実施の形態】始めに、当業者は、本発明がどの
ような荷電粒子装置を用いても実施できるということを
理解すべきである。しかし便宜上、本発明は、走査電子
顕微鏡(SEM)への実施に関して説明される。本発明
による最良の実施形態を概略的に図1に示す。図1に示
す装置は、例えば、半導体産業におけるウェーハ処理の
品質を監視するために使用することができる。そのため
装置は、実際に生産環境内に置かれ、従ってウェーハ処
理上の問題はできるだけ早く分かるようになっている。
例えば半導体ウェーハなどの検体を検査するため、電子
ビーム4は電子源2から放射される。電子源は、例え
ば、タングステン−ヘアピン銃、ランタン−六ホウ化物
銃、または電界放射銃である。一旦電子が電子源2から
放射されると、電子は、高電圧電源ユニット21から電
子源2に供給された加速電圧により加速される。電子ビ
ーム4は次に、ビームを縮小し電子ビーム4を検体8の
方へ導く集光レンズ5を通って導かれる。電子ビーム4
は次に、電子ビーム4が検体8上を移動するために使用
される走査コイル12Aと12Bとに入る。電子ビーム
4を検体8上に集束する対物レンズ10は、走査コイル
12Aと12Bとに続いて置かれる。
【0010】電子が検体8の表面に衝突する時、後方散
乱電子に加えて、異なるエネルギーの電子、X線、光
線、及び、熱などの様々な副産物が生み出される。これ
ら多くの副産物、及び/又は、後方散乱荷電粒子は、検
体の画像を作り、検体から追加データを収集するために
使用される。検体検査または検体画像形成のために特に
重要な副産物は、検体8から様々な角度で比較的低エネ
ルギー(3から50eV)で逃げる2次電子である。第
2および後方散乱電子は、検知器16に到達し、そして
測定される。電子ビームを検体上で走査し、検知器16
の出力を表示/記録することにより、検体8の表面の画
像は形成される。検体8は、電子ビーム4が検査される
べき検体上の標的区域に到達できるように全ての方向に
移動可能な載物台11(検体サポート)上に支持され
る。検体は、例えば複数の集積回路を収容する半導体ウ
ェーハである。装置性能を評価するために時々使用され
る標的組立体40は、載物台11内に一体化されてい
る。標的組立体40は、ゴールド・オン・カーボン標的
50を包含することが好ましい(図2参照)。
【0011】図1に示す装置を操作するために、装置の
各部材は、パラメータ調節ユニット31により制御され
る各対応する電源ユニットに接続されるが、それらは、
高電圧電源ユニット21、集光レンズ電源ユニット2
2、走査コイル電源ユニット23、対物レンズ電源ユニ
ット24、載物台電源ユニット25、及び、標的組立体
電源ユニット26である。パラメータ調節ユニット31
は、解析ユニット32に接続され、その結果、解析ユニ
ット32により行われる解析に基づき装置のパラメータ
は、所定の性能レベルを維持するように調節可能であ
る。解析ユニット32はまた、検知器16から画像信号
を受信する決定ユニット33に接続される。決定ユニッ
ト33は、標的組立体40により支持された標的50上
を走査することにより生み出された画像信号に基づい
て、荷電粒子ビーム4のスポットサイズを決める。更に
決定ユニット33は、システム性能を定量化するために
追加画像パラメータを決める。適切な画像パラメータ
は、グレーレベル・ヒストグラムの中央値、画像のコン
トラスト、信号対ノイズ比、画像グレーレベルの百分率
比、及び、空白または飽和ピクセルの百分率比を含む。
【0012】図2は本発明による標的組立体40の概略
的な垂直断面図である。ゴールド・オン・カーボン標的
50は、標的サポート41により支持される。ゴールド
・オン・カーボン標的50を標的サポート41に対して
定められた位置に保つために、ゴールド・オン・カーボ
ン標的50は、標的サポート41に導電性接着剤で貼り
付けられる。導電性接着剤を使用することにより、ゴー
ルド・オン・カーボン標的の意図しない帯電に関連する
問題は、低減または完全に避けることが可能である。標
的サポート41はステンレス鋼で作られて、低い熱容量
を示し、その結果それを少ない量のエネルギーを使って
容易に加熱することができる。加熱は、電流をゴールド
・オン・カーボン標的50のちょうど下に位置する加熱
部材43に与えることにより達成される。電流は、パラ
メータ調節ユニット31によって制御される標的組立体
電源ユニット26により準備される(図1)。
【0013】標的サポート41は、標的サポート41を
収容する箱体44に機械的に接続している。標的サポー
ト41と箱体44との機械的接続は、ブリッジ部材45
により構築されている。箱体44は、標的サポート41
の熱容量よりもかなり高い熱容量を示す。従ってゴール
ド・オン・カーボン標的50の加熱の間、箱体44は、
標的サポート41よりもかなり冷たい状態を保ってお
り、その結果、ほんの少量の熱が標的サポート41から
載物台11に移動する。載物台11と検体8との温度は
基本的には一定で、そのため標的50の加熱は、装置の
通常の作動に対してマイナスの2次的効果を与えない。
従ってゴールド・オン・カーボン標的50は、検体8の
実際の検査期間中に清浄することができる。装置を開く
必要がないので装置内の真空レベルを保つことが可能で
ある。従って、装置の休止時間は減少され、装置の処理
能力は増加する。
【0014】図3は、本発明の別の実施形態による装置
のブロック図を示す。この実施形態は、以下の点除き図
1のそれと類似している。すなわち、この実施形態にお
いては、標的組立体は載物台11内に一体化されておら
ず、別の構成要素として準備される。更に加熱部材は、
標的サポート内に一体化されていない。この実施形態に
おいて加熱部材は、標的サポート38が止まっている点
の上方に位置するランプ・ヒータ37である。標的サポ
ート38に固定されている基準解像度標的50が装置の
性能を評価するために必要な時、ランプヒーター37
は、基準解像度標的の表面にある不純物を蒸発させるた
めに標的を加熱する。不純物を早い方法で取り除くため
に、吸引チューブ(図示しない)が基準解像度標的50
の停止位置近くに取り付けられる。一旦基準解像度標的
が冷めると、基準解像度標的50は、ビーム特性評価が
行えるように電子ビーム4の走査範囲内に運ばれる。こ
れは、標的サポート38を収容する箱体39を、停止位
置から点線で示されている測定位置へと回転することに
より達成される。
【0015】図4Aおよび図4Bは、ゴールド・オン・
カーボン標的を加熱することのプラス効果を示してい
る。図4Aは、写真を撮る前に加熱されていないゴール
ド・オン・カーボン標的のSWM写真を示す。図4A
は、不純物が起因するゴールド・オン・カーボン標的の
黒色化をはっきりと示している。明らかにこの種の黒色
化は、装置性能を評価する目的に対してゴールド・オン
・カーボン標的を役立たずにさせる。それとは対照的
に、図4Bは、写真を撮影る前に約150°Cの温度に
加熱されたゴールド・オン・カーボン標的のSEM写真
を示す。ゴールド・オン・カーボン標的は、約10分間
で約150°Cの温度に加熱される。その後ゴールド・
オン・カーボン標的は、写真が撮られる前に室温まで冷
める。写真は、いかなる黒色化も見せず、加熱が基本的
に全ての不純物を取り除いたことを示している。これ
は、装置を開ける必要のない長期的なビーム特性評価を
保証し、従って装置の休止時間が低減される。
【0016】システムの性能を特性評価するため、電子
ビームのスポットサイズを評価する必要がある。本発明
の1つの最良の実施形態においては、ゴールド・オン・
カーボン標的から来る2次電子が検出される。図5は、
電子ビームがゴールド・オン・カーボン標的の単一パタ
ーン上を走査する時の状況を示す。そこでは電子ビーム
は、位置Iから位置IIIまで中間位置位置IIを経由
して走査する。位置Iにおいて全電子ビームは、ゴール
ド・オン・カーボン標的50の炭素部分51に命中す
る。炭素は2次電子の低い収率を持つので、2次電子の
ほんの数個が標的表面から放出される。位置IIにおい
ては、約半数の電子ビームがゴールド・オン・カーボン
標的50の金の部分52に命中し、一方、他の半分の電
子ビームはゴールド・オン・カーボン標的50の炭素部
分51に命中する。金は2次電子の高い収率を持つの
で、標的の表面から放出される2次電子の数は増加す
る。位置IIIにおいては、全電子ビームは、ゴールド
・オン・カーボン標的50の金の部分52に命中し、従
って、標的の表面から放出される2次電子の数は最大に
なる。
【0017】図6は、位置Iから位置IIIへ走査する
時の2次電子の数を表す電流ISの変化を示すグラフで
ある。図7は、図6中に示される曲線ISの第1微分d
S/dx表すグラフである。図から分かるように第1
微分は、両端においてゼロであり、位置IIにおいて最
大になる。第1微分の幅は、電子ビームの幅および走査
方向のスポット直径を表す。特にゼロとゼロとの間にあ
るピークの下の区間幅は、電子ビーム幅として使うこと
ができる。ビームスポットは、円形ではなく楕円形を持
つことがある。図8は、Y方向の直径がX方向の直径よ
りも小さい楕円スポットの例を示す。システム性能を正
しく評価するためにビームは、ゴールド・オン・カーボ
ン標的50上をX方向(位置I、II、III)に、そ
して同じくY方向(位置I’、II’、III’)にも
走査される。図6および図7に関して説明されたのと同
じ方法を2度使うことにより、直径dx(X方向)と直
径dy(Y方向)とが求められる。これら2つの直径を
知ることにより、例えばシステムの非点収差が求めら
れ、最終的に訂正することが可能である。ビームスポッ
トが楕円形を示すかどうかは予め分からないので、荷電
粒子ビームは、垂直および水平方向に走査されることが
好ましい。
【0018】ゴールド・オン・カーボン標的50を一方
向のみ、例えばX方向、で走査することにより同じ結果
(直径dxと直径dy)が達成される。標的上で複数の平
行走査線に沿って走査することにより、標的の2次元画
像が生成される。標的のこの2次元画像は次に、走査線
に垂直な線(Y方向)に沿って解析される。この線に沿
って画像は、ビームが標的上をこの線に沿って走査され
た場合と同じ情報を基本的に含み、従って、直径dx
直径dyとが求められる。更に標的の2次元画像は、い
かなる方向のビーム直径も求められるように、どのよう
な線に沿っても解析することができる。
【0019】先の実施例においてビームスポットのサイ
ズは、グラフISの第1微分を検証することにより求め
られた。しかしながら、鋭いエッジに対応する高周波の
重みを与えるような、グラフISのフーリエ変換を使っ
てビームスポットを求めることも可能である。システム
の性能を評価するために、生成された画像に直接関係す
る画像パラメータもまた使用できる。画像は通常、各々
があるグレーレベルを示す複数のピクセルを含む。各グ
レーレベルの数は、例えば256である。あるグレーレ
ベルを示すピクセルの数をグレーレベルに対してプロッ
トすると、ヒストグラムができる。画像品質を評価する
ための重要なパラメータは、グレーレベル・ヒストグラ
ムの中央値である。このパラメータは、次の公式により
計算される。 CEN=Σi(Vii)/Σii ここで、Viはグレーレベルiを示すピクセルの数であ
り、iはi番目のグレーレベルを意味する。CENの値
は、ある範囲の外にあるべきではなく、そうでなければ
画像は、あまりに暗いか、又は、あまりに明るいかのど
ちらかである。
【0020】装置の通常作動中にグレーレベル・ヒスト
グラムは、通常2つの支配的な点P 1およびP2をヒスト
グラムの中央値の両側に示す。例えば、もしグレーレベ
ル・ヒストグラムが図9に例示されるように鞍のような
形を持てば、支配的な点は、ヒストグラム中央値の両側
のピークである。従って映像コントラストは、2つの支
配的な点の差に比例する。 明らかに、高い映像コントラストを持つ画像は好まし
い。
【0021】画像中のノイズを見つけるために、グレー
レベル・ヒストグラムの中央値に等しいグレーレベルを
示すピクセルが識別され、これらのピクセルの各々に対
して、周辺ピクセルのグレーレベルとの差が計算され
る。次に、これらの差の最大値が各ピクセル(グレーレ
ベル・ヒストグラムの中央値に等しいグレーレベルを持
っている)について選択される。これらの最大の差の中
から最低値が選択され、画像中のノイズを表す。この手
順は、ノイズが1画像のみを使用することにより計算で
きるという利点を持つが、一方、同様に使用できる通常
のノイズ公式は、映像中のノイズに対する値を見つける
ために、同じ場面の幾つかの画像を必要とする。従って
信号対ノイズ比は、次の公式によって与えられる。 S/N=Vh/noise ここで、Vhは最大のピクセル量(グレーレベル・ヒス
トグラム中で最も高いピーク)を持つグレーレベルであ
る。明らかに、高い信号対ノイズ比を持つ画像は好まし
い。映像の品質を記述する別の重要なパラメータは、画
像中で実際に使用されるグレーレベルの百分率比であ
る。画像グレーレベルの百分率比が高いほど映像の品質
は良くなる。同様な種類のパラメータは、空白または飽
和ピクセルの百分率比である。もしこの百分率比が所定
の限界を超えれば、明るさと画像コントラストとの調節
が必要になる。
【0022】図1に示す装置の作動が以下に説明され
る。ウェーハ処理の分野においては、全生産工程に亘っ
て起こりうるような問題は、できるだけ早く検出される
ことが必要不可欠である。例えばDRAMチップの生産
は、約600の生産段階を必要とする。これら600の
段階を完了させるため、ウェーハは、数週間生産ライン
内にある可能性がある。もしウェーハ処理の初期段階で
起こった問題が全工程最後のDRAM最終検査まで検出
されなかったら、多くの時間と多くのウェーハとが無駄
になる。従って図1に示す装置は、全生産工程を通して
選択されたウェーハを生産ライン上で検査する。
【0023】システム性能のある程度のレベルを保証す
るために、システム性能は、その時々で評価される。評
価は、例えば毎晩所定の時刻などの決まった時間間隔、
検査ウェーハが所定数量に達した後、又は、他のいかな
る保守計画によっても行うことができる。評価を行うた
めに解析ユニット32は、パラメータ調節ユニット31
に対し標的組立体電源ユニット26に供給される標的加
熱信号を発生させる。標的加熱信号に基づいて標的組立
体電源ユニット26は、載物台11内に一体化されてい
る標的組立体40内の加熱部材43に電流を供給する。
【0024】加熱部材43(図2参照)は、ゴールド・
オン・カーボン標的50の表面にある不純物が蒸発する
ように、ゴールド・オン・カーボンを所定の温度、例え
ば150°Cまで加熱する。箱体44が標的サポート4
1よりもかなり冷たい状態を保つので、ほんの少量の熱
は、標的サポート41から載物台11に移動する。従っ
て載物台11と検体8との温度は基本的には一定で、そ
のため標的50の加熱は、装置の通常の作動に対してマ
イナスの2次的効果を与えない。従って、検体8の検査
を中断することなく、ゴールド・オン・カーボン標的5
0を清浄することが可能である。
【0025】所定の時間の後、例えば10分後に、解析
ユニット32は、パラメータ調節ユニット31に対して
標的組立体電源ユニット26に供給される標的冷却信号
を発生させる。標的冷却信号に基づいて標的組立体電源
ユニット26は、加熱部材43への電流供給を止める。
それにより、ゴールド・オン・カーボン標的は室温まで
冷めて、実際のビーム特性評価が行える。これは、標的
のサイズにより15から30分かかる。一旦ゴールド・
オン・カーボン標的が室温まで冷めると、解析ユニット
32は、パラメータ調節ユニット31に対して載物台電
源ユニット25に供給される載物台移動信号を発生させ
る。載物台移動信号に基づいて載物台電源ユニット25
は、標的組立体40が電子ビーム4の走査範囲内に入る
ように載物台11を移動する。
【0026】解析ユニット32は次に、パラメータ調節
ユニット31に対して走査コイル電源ユニット23に供
給される走査信号を発生させる。走査信号に基づいて走
査コイル電源ユニット23は、ゴールド・オン・カーボ
ン標的から入ってくる2次電子が検知器16により検出
されるように、走査コイル12Aおよび12Bに対して
電子ビーム4をゴールド・オン・カーボン標的50上で
移動させる。対応する信号は、図5から図7に関して前
述したように、荷電粒子ビーム4のスポットサイズを決
める決定ユニット33に送られる。決定ユニット33は
更に、システムの性能を定量化するために追加の画像パ
ラメータを決める。適切な画像パラメータは、画像のコ
ントラスト、グレーレベル・ヒストグラムの中央値、信
号対ノイズ比、画像グレーレベルの百分率比、所定の限
界を超える空白ピクセルの百分率比、生産ライン試験毎
のピーク試験結果の数、及び、無非点収差の数を含む。
【0027】次に荷電粒子ビームのスポットサイズおよ
び画像パラメータの値は、装置のオペレータが装置性能
の明確な状態を知ることができるように、印刷出力され
るか、またはコンピュータに記憶される。結果は更に、
装置の長期的運転状態を知るために統計上の目的にも利
用することができる。最良の実施形態においては、結果
はまた、結果を所定の装置仕様と比較する解析ユニット
32に伝えられる。この比較に基づいて解析ユニット3
2は、パラメータ調整ユニット31に対して、荷電粒子
装置が所定の特性を示すように荷電粒子装置の性能に影
響する少なくとも1つのパラメータを調節させる。もし
1つの調節で所定のシステム性能に達しない場合は、全
過程を閉じたループの形で繰り返すことが可能である。
解析ユニット32は、システム性能の統計的評価ができ
るように決定ユニット33の結果もまた記憶することが
できる。
【0028】一旦満足される性能レベルが得られると、
解析ユニット32は、パラメータ調節ユニット31に対
して載物台電源ユニット25に供給される別の載物台移
動信号を発生させる。載物台移動信号に基づいて載物台
電源ユニット25は、標的組立体40が電子ビーム4の
走査範囲外に出てウェーハの検査が続けられるように載
物台11を移動する。ビーム特性評価の改善された一貫
性、正確性、及び、信頼性により、システム性能もま
た、より高いレベルの一貫性、正確性、及び、信頼性を
示し、その結果、最高品質の測定は、外部からのいかな
る干渉も受けず長期間にわたり保証される。
【0029】本発明は、本発明の3つの例示的実施形態
について説明されたが、当業者は、別記請求項により定
める本発明の範囲および精神から逸脱することなく、様
々な実施形態や変形が可能であることを理解するであろ
う。例えば決定ユニットは、ビームスポットのサイズを
求めるために1つまたはそれ以上の複数の異なるアルゴ
リズムを使用することができ、且つ、これらのアルゴリ
ズムは、本発明で開示された例示的実施形態のどれにも
容易に適用できるということがすぐに明確になるはずで
ある。同様に様々な電源ユニットは、実施例の目的での
み準備されたのであり、他の組み合わせ、または他の型
の電源ユニットを使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による荷電粒子装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明による標的組立体の概略的な垂直断面図
である。
【図3】本発明の別の実施形態による荷電粒子装置のブ
ロック図である。
【図4A】ゴールド・オン・カーボン標的を加熱するこ
とのプラス効果を示す図である。
【図4B】ゴールド・オン・カーボン標的を加熱するこ
とのプラス効果を示す図である。
【図5】電子ビームがゴールド・オン・カーボン標的の
単一パターン上を走査する時の状況を示す図である。
【図6】図5の位置Iから位置IIIに走査する間の2次電
子の数を表す電流ISの変動を示すグラフである。
【図7】図6に示す曲線ISの第1微分dIS/dxを表す
グラフである。
【図8】電子ビームがゴールド・オン・カーボン標的の
単一パターン上を水平方向と同様に垂直方向にも走査す
る時の状況を示す図である。
【図9】装置性能を評価するために使用されるグレーレ
ベル・ヒストグラムの例を示す図である。
【符号の説明】
2 粒子源 4 荷電粒子ビーム 5 集光レンズ 8 検体 10 対物レンズ 11 載物台 12A 走査コイル 12B 走査コイル 16 検知器 21 高電圧電源ユニット 22 集光レンズ電源ユニット 23 走査コイル電源ユニット 24 対物レンズ電源ユニット 25 載物台電源ユニット 26 標的組立体電源ユニット 31 パラメータ調節ユニット 32 解析ユニット 33 決定ユニット 40 標的組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/28 H01J 37/28 B (72)発明者 スティーヴン アール ロジャーズ イスラエル 76880 ディーエヌ エメク ソレク モシャヴ ベイト ガムリール 49 (72)発明者 アレクサンダー リビンソン イスラエル 58421 ホーロン エイラト ストリート 56−47

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体検査のための荷電粒子ビームを使用
    する荷電粒子装置の性能を自動的に評価する方法であっ
    て、 a)基準解像度標的を準備する段階と、 b)前記粒子ビームを前記基準解像度標的上で走査する
    段階と、 c)信号を生成するために前記基準解像度標的から来る
    少なくとも1つの副産物、及び/又は、後方散乱粒子を
    測定する段階と、 d)前記荷電粒子装置の性能を評価するために前記粒子
    ビームのスポットサイズを前記信号から求める段階とを
    含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 メタル・オン・カーボン標的、又は、多
    孔質シリコン標的が基準解像度標的として使用されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ゴールド・オン・カーボン、ティン・オ
    ン・カーボン、又は、アルミニウム・オン・カーボン標
    的は、メタル・オン・カーボン標的として使用されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記荷電粒子ビームが前記基準解像度標
    的の少なくとも1つの鋭いエッジ上で走査されることを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記基準解像度標的は、前記基準解像度
    標的の表面から不純物を取り除くために加熱されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つ
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記基準解像度標的は、120°と20
    0°Cとの間、好ましくは約150°Cの温度で加熱さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記基準解像度標的のパターンは、複数
    の鋭いエッジを持ち、且つ、前記荷電粒子ビームは、垂
    直および水平方向に走査されることを特徴とする請求項
    1から請求項6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記走査方向の前記粒子ビームの前記ス
    ポットサイズは、前記画像信号の第1微分または前記画
    像信号のフーリエ変換を用いることにより求められるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記走査方向の前記粒子ビームの前記ス
    ポットサイズは、前記画像信号の前記第1微分のピーク
    の幅として求められることを特徴とする請求項8に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 追加として前記信号から少なくとも1
    つの画像パラメータが求められることを特徴とする請求
    項1から請求項9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記画像パラメータは、グレーレベル
    ・ヒストグラムの中央値、前記画像のコントラスト、信
    号対ノイズ比、画像グレーレベルの百分率比、及び、空
    白ピクセルの百分率比を含む画像パラメータのグループ
    から選択されることを特徴とする請求項10に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記検体検査のために荷電粒子ビーム
    を使用する荷電粒子装置を制御する方法であって、 a)請求項1に記載の荷電粒子装置の性能を自動的に評
    価する前記方法により前記荷電粒子装置の性能を評価す
    る段階と、 b)前記評価を解析する段階と、 c)前記荷電粒子装置が所定の性能を示すように前記荷
    電粒子装置の性能に影響する少なくとも1つのパラメー
    タを調節する段階とを含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 a)標的(50)を支持する標的サポ
    ート(41)と、 b)前記標的サポートを収容し、且つ、前記標的サポー
    トよりも大きい熱容量を持つ箱体(44)と、 c)前記標的を加熱する加熱部材(37,43)とを含
    むことを特徴とする荷電粒子装置に使用するための標的
    組立体(40)。
  14. 【請求項14】 前記標的は基準解像度標的であること
    を特徴とする請求項13に記載の標的組立体。
  15. 【請求項15】 前記基準解像度標的は、メタル・オン
    ・カーボン標的または多孔質シリコン標的であることを
    特徴とする請求項14に記載の標的組立体。
  16. 【請求項16】 前記標的は、標的サポートに接着剤
    で、好ましくは導電性接着剤で固定されていることを特
    徴とする請求項13から請求項15のいずれか1つに記
    載の標的組立体。
  17. 【請求項17】 前記箱体は、前記標的サポートをブリ
    ッジ部材(45)を用いて収容することを特徴とする請
    求項13から請求項16のいずれか1つに記載の標的組
    立体。
  18. 【請求項18】 前記加熱部材は、前記標的サポート内
    に一体化されていることを特徴とする請求項13から請
    求項17のいずれか1つに記載の標的組立体。
  19. 【請求項19】 a)荷電粒子のビームを準備する粒子
    源(2)と、 b)基準解像度標的(50)と、 c)前記荷電粒子ビームを前記検体または前記基準解像
    度標的上に集束するための対物レンズ(10)と、 d)前記検体または前記基準解像度標的から来る少なく
    とも1つの副産物、及び/又は、後方散乱粒子を測定す
    る検知器(16)と、 e)画像信号が生成されるように前記荷電粒子ビームを
    前記検体または前記基準解像度標的上で走査する走査ユ
    ニット(12)と、 f)前記荷電粒子装置の性能を評価するために、前記基
    準解像度標的上を走査して生成された前記画像信号に基
    づいて、少なくとも1つの画像パラメータ、及び/又
    は、前記荷電粒子ビームの前記スポットサイズを求める
    決定ユニット(33)とを含むことを特徴とする前記検
    体検査のための荷電粒子装置。
  20. 【請求項20】 前記基準解像度標的を加熱するための
    加熱部材(37、43)を含むことを特徴とする請求項
    19に記載の荷電粒子装置。
  21. 【請求項21】 a)標的(50)を支持するための標
    的サポート(41)と、 b)前記標的サポートを収容し、且つ、前記標的サポー
    トよりも大きい熱容量を持つ箱体(44)と、 c)前記標的を加熱する加熱部材(37,43)とを含
    む標的組立体(40)上に前記基準解像度標的が置かれ
    ることを特徴とする請求項19から請求項20のいずれ
    か1つに記載の荷電粒子装置。
  22. 【請求項22】 前記検体は検体サポート上に支持さ
    れ、且つ、前記標的組立体は前記検体サポート内に一体
    化されていることを特徴とする請求項21に記載の荷電
    粒子装置。
  23. 【請求項23】 a)荷電粒子のビームを準備する粒子
    源(2)と、 b)基準解像度標的(50)と、 c)前記荷電粒子ビームを前記検体または前記基準解像
    度標的上に集束するための対物レンズ(10)と、 d)前記検体または前記基準解像度標的から来る少なく
    とも1つの副産物、及び/又は、後方散乱粒子を測定す
    る検知器(16)と、 e)画像信号が生成されるように前記荷電粒子ビームを
    前記検体または前記基準解像度標的上で走査する走査ユ
    ニット(12)と、 f)前記基準解像度標的上を走査して生成された前記画
    像信号に基づいて、少なくとも1つの画像パラメータ、
    及び/又は、前記荷電粒子ビームの前記スポットサイズ
    を求める決定ユニット(33)と g)前記画像パラメータまたは前記スポットサイズを解
    析するための解析ユニット(32)と、 h)前記荷電粒子ビームが所定の特性を示すように、前
    記荷電粒子ビームに影響を与える少なくとも1つのパラ
    メータ変更信号を発生するパラメータ調節ユニット(3
    1)とを含むことを特徴とする前記検体検査のための荷
    電粒子装置。
  24. 【請求項24】 前記基準解像度標的を加熱するための
    加熱部材(37、43)を含むことを特徴とする請求項
    23に記載の荷電粒子装置。
  25. 【請求項25】 a)標的(50)を支持するための標
    的サポート(41)と、 b)前記標的サポートを収容し、且つ、前記標的サポー
    トよりも大きい熱容量を持つ箱体(44)と、 c)前記標的を加熱する加熱部材(37,43)とを含
    む標的組立体(40)上に前記基準解像度標的が置かれ
    ることを特徴とする請求項23および請求項24のいず
    れか1つに記載の荷電粒子装置。
  26. 【請求項26】 前記検体は検体サポート上に支持さ
    れ、且つ、前記標的組立体は前記検体サポート内に一体
    化されていることを特徴とする請求項25に記載の荷電
    粒子装置。
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