JP2001201181A - 貯湯式加熱装置 - Google Patents

貯湯式加熱装置

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JP2001201181A
JP2001201181A JP2000005030A JP2000005030A JP2001201181A JP 2001201181 A JP2001201181 A JP 2001201181A JP 2000005030 A JP2000005030 A JP 2000005030A JP 2000005030 A JP2000005030 A JP 2000005030A JP 2001201181 A JP2001201181 A JP 2001201181A
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Japan
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hot water
water storage
type heating
heating device
storage tank
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English (en)
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Toru Tsuruta
透 鶴田
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Toto Ltd
Nihon Yupro Corp
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Toto Ltd
Nihon Yupro Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯湯式加熱装置設置後の貯湯タンクの満水作
業を、自動でしかも短時間で、さらには、最小限の水を
使用するだけで実施することのできる貯湯式加熱装置を
提供する。 【解決手段】 試運転が指示されると(ステップS1)
湯はり電磁弁が開弁されて(ステップS2)給水源から
の水が貯湯タンクに供給され、貯湯タンクの満水が検知
されると(ステップS5)湯はり電磁弁が閉弁されて
(ステップS6)、試運転が完了したことを報知する
(ステップS7)ようにしたので、貯湯タンクを満水に
するための試運転を自動で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を加熱し貯湯す
るための貯湯タンクを備えた貯湯式加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水を加熱し貯湯するための貯
湯タンクと、貯湯タンク内の高温水を供給するための高
温給湯管と、貯湯タンクをバイパスさせ水を供給するた
めのバイパス管と、高温給湯管とバイパス管の合流部に
設けられ高温水と水の混合比を調整する混合比調整弁
と、混合比調整弁により混合された混合水の供給/停止
を行うための遮断弁とを備えた貯湯式加熱装置があり、
遮断弁を開弁することで混合比調整弁で混合された混合
水を浴槽等へ供給していた。このものでは、貯湯式加熱
装置の設置後には加熱を開始する前に貯湯タンクを満水
にする必要があり、次の手順で貯湯タンクを満水にして
いた。まず、施工者が貯湯式加熱装置の入り口に備えら
れている止水栓を開栓する。この時点では貯湯式加熱装
置内にはほとんど水は流入せず、高温給湯管から分岐し
た経路の末端に具備される給湯栓を開栓することで、貯
湯式加熱装置内に継続的に水が流入するようになる。そ
の後、給湯栓から水が吐出されることをもって満水にな
ったことを判断し給湯栓を閉栓していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の貯湯式加熱装置では、次のような問題点があっ
た。 (1)貯湯式加熱装置の設置後に貯湯タンクを満水にす
るためには、施工者が給湯栓の開弁/閉弁操作をし、満
水完了まで給湯栓を監視しておく必要があり、施工者は
満水完了までその場を離れることができなかった。 (2)貯湯タンクを満水にするまでの間、バイパス管か
ら供給される水の通過量を減じるように混合比調整弁の
開度を制御していないため、給水源から供給される水の
一部が貯湯タンクを通過せずに、バイパス管を通じて給
湯栓へ直接供給され、貯湯タンクが満水になるまでの時
間が長くなったり、また、その分、余分な水を捨てなけ
ればならなかった。さらに貯湯タンクが満水になってい
ないにもかかわらず、バイパス管を経由した水が給湯栓
から吐出され、貯湯タンクが満水になったことが判りに
くかった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、本発明の目的は、貯湯式加熱装置設置後の貯
湯タンクの満水作業を、自動でしかも短時間で、さらに
は、最小限の水を使用するだけで実施することのできる
貯湯式加熱装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために請求項1では、水を加熱し貯湯す
るための貯湯タンクと、前記貯湯タンクから供給される
高温水を供給するための高温給湯管と、前記貯湯タンク
をバイパスさせ水を供給するためのバイパス管と、高温
水と水の混合比を調整する混合比調整弁と、前記混合比
調整弁により混合された混合水の供給/停止を行うため
の遮断弁と、前記混合比調整弁の開度および前記遮断弁
の開閉を制御する制御部とを備えた貯湯式加熱装置にお
いて、前記貯湯タンクを自動で満水にするための試運転
モード実施手段を前記制御部に備えた。よって、試運転
が指示されると試運転モード実施手段により、貯湯タン
クが満水になるように試運転を行うため、自動で貯湯タ
ンクを満水にすることができる。
【0006】請求項2では、請求項1に記載の貯湯式加
熱装置において、前記試運転モード実施手段は、試運転
が指示されると前記遮断弁を開弁するように前記制御部
で制御する制御手段であることとした。よって、試運転
が指示されると遮断弁が開弁され、貯湯タンク内に給水
源からの水が流れ込み貯湯タンクを満水にすることがで
きる。
【0007】請求項3では、請求項1に記載の貯湯式加
熱装置において、前記貯湯タンクの満水を検出するため
の満水検出手段を備え、前記試運転モード実施手段は、
試運転が指示されると前記遮断弁を開弁し、前記満水検
出手段が前記貯湯タンクの満水を検出した後に前記遮断
弁を閉弁するように前記制御部で制御する制御手段であ
ることとした。よって、試運転が指示されると遮断弁が
開弁され、貯湯タンク内に給水源からの水が流れ込む。
その後、貯湯タンクが満水になると遮断弁が閉弁され、
試運転を自動で終了することができる。
【0008】請求項4では、水を加熱し貯湯するための
貯湯タンクと、前記貯湯タンクから供給される高温水を
供給するための高温給湯管と、前記貯湯タンクをバイパ
スさせ水を供給するためのバイパス管と、前記高温給湯
管に備えられ前記高温水の供給/停止を行うための第一
の遮断弁と、前記バイパス管に備えられ前記バイパス管
からの水の供給/停止を行うための第二の遮断弁と、高
温水と水の混合比を調整する混合比調整弁と、前記混合
比調整弁の開度および前記第一、第二の遮断弁の開閉を
制御する制御部とを備えた貯湯式加熱装置において、前
記貯湯タンクを自動で満水にするための試運転モード実
施手段を前記制御部に備えた。よって、試運転が指示さ
れると試運転モード実施手段により、貯湯タンクが満水
になるように試運転を行うため、自動で貯湯タンクを満
水にすることができる。
【0009】請求項5では、請求項4に記載の貯湯式加
熱装置において、前記試運転モード実施手段は、試運転
が指示されると前記第一の遮断弁を開弁するように前記
制御部で制御する制御手段であることとした。よって、
試運転が指示されると第一の遮断弁が開弁され、貯湯タ
ンク内に給水源からの水が流れ込み貯湯タンクを満水に
することができる。
【0010】請求項6では、請求項4に記載の貯湯式加
熱装置において、前記貯湯タンクの満水を検出するため
の満水検出手段を備え、前記試運転モード実施手段は、
試運転が指示されると前記第一の遮断弁を開弁し、前記
満水検出手段が前記貯湯タンクの満水を検出した後に前
記第一の遮断弁を閉弁するように前記制御部で制御する
制御手段であることとした。よって、試運転が指示され
ると第一の遮断弁が開弁され、貯湯タンク内に給水源か
らの水が流れ込む。その後、貯湯タンクが満水になると
第一の遮断弁が閉弁され、試運転を自動で終了すること
ができる。
【0011】請求項7では、請求項2、3、5、6のい
ずれかに記載の貯湯式加熱装置において、前記試運転モ
ード実施手段は、試運転が指示されると前記バイパス管
から供給される水の通過量を減じるように前記混合比調
整弁の開度を前記制御部で制御する制御手段であること
とした。よって、試運転時は、給水源からバイパス管を
通じて浴槽へ直接供給されてしまう余分な水を減らすこ
とができる。このため、貯湯タンクが満水になるまでの
時間を短くすることができ、さらには貯湯タンクを満水
にするのに要する水量を少なくすることができる。
【0012】請求項8では、請求項2、3、5、6のい
ずれかに記載の貯湯式加熱装置において、前記試運転モ
ード実施手段は、試運転が指示されると前記バイパス管
から供給される水の通過量が最小になるように前記混合
比調整弁の開度を前記制御部で制御する制御手段である
こととした。よって、試運転時は、給水源からバイパス
管を通じて浴槽へ直接供給されてしまう余分な水を最小
にすることができる。このため、貯湯タンクが満水にな
るまでの時間を最短にすることができ、さらには貯湯タ
ンクを満水にするのに要する水量を最小限にすることが
できる。
【0013】請求項9では、請求項3、6、7、8のい
ずれかに記載の貯湯式加熱装置において、前記混合比調
整弁により混合された混合水の水量を検出するための流
量センサーを備え、前記満水検出手段は、前記流量セン
サーの検出する積算水量があらかじめ記憶されている水
量になると満水と判断する判断手段であることとした。
よって、事前に実験により確認し定められた値などをあ
らかじめ記憶しておき、積算水量がこの水量を超えた場
合に満水と判断することにより、貯湯タンクの満水を確
実に検出することができる。
【0014】請求項10では、請求項9に記載の貯湯式
加熱装置において、前記あらかじめ記憶されている水量
は、前記貯湯タンクのタンク容量とした。給水源からの
水が全て貯湯タンクへ流入するように混合比調整弁の開
度を制御できる場合には、バイパス管からの水の流出を
なくすことができるため、貯湯タンクのタンク容量を、
あらかじめ記憶されている水量として用いることができ
る。この場合、事前の確認実験の手間を省くことができ
る。
【0015】請求項11では、請求項3、6、7、8の
いずれかに記載の貯湯式加熱装置において、前記混合比
調整弁により混合された混合水の水量を検出するための
流量センサーを備え、前記満水検出手段は、前記流量セ
ンサーの単位時間あたりの検出値が増加する側に変化し
た時に満水と判断する判断手段であることとした。試運
転を開始してから貯湯タンクが満水になるまでは、貯湯
タンク内に残っている空気が流量センサーに流れるた
め、流量センサーの単位時間当たりの検出値は少なめに
なっている。その後、貯湯タンクが満水になると単位時
間当たりの検出値は多めに変化し、この変化を検出する
ことで貯湯タンクの満水を確実に検出することができ
る。
【0016】請求項12では、請求項10に記載の貯湯
式加熱装置において、前記貯湯式加熱装置の運転を指示
するためのリモコンを備え、前記タンク容量を設定する
ための容量設定部を前記制御部または前記リモコンに設
けた。よって、容量設定部により貯湯タンクの容量を簡
単に切り替えることができ、貯湯タンクの容量が異なる
複数の種類の貯湯式加熱装置に対して、同一の制御部を
使用して試運転を実施することができる。
【0017】請求項13では、請求項9ないし請求項1
1に記載の貯湯式加熱装置において、試運転時の前記流
量センサーの流量検出特性と、前記貯湯タンクが満水に
なった後の通常運転モードでの流量検出特性とを異なら
しめるように前記制御部で制御することとした。試運転
を開始してから貯湯タンクが満水になるまでは、貯湯タ
ンク内に残っている空気が流量センサーに流れるため、
流量センサーの単位時間当たりの検出値は少なめであ
り、その後、貯湯タンクが満水になると、水が流量セン
サーに流れるため、単位時間当たりの検出値は多めにな
る。そこで、貯湯タンクが満水になる前後でそれぞれ異
なる流量検出特性によって水量を求めるように制御する
ことで、試運転時およびその後の通常運転時における水
量検出をそれぞれ正確に行なうことができる。
【0018】請求項14では、請求項1ないし請求項1
3に記載の貯湯式加熱装置において、前記貯湯式加熱装
置の運転を指示するためのリモコンを備え、前記試運転
モード実施手段による試運転の開始は前記リモコンによ
り指示されることとした。よって、リモコンのスイッチ
操作を行えば簡単に試運転を開始することができる。
【0019】請求項15では、請求項1ないし請求項1
4に記載の貯湯式加熱装置において、前記貯湯式加熱装
置の運転を指示するためのリモコンを備え、試運転が実
施中であることを前記リモコンにより報知することとし
た。よって、試運転モード中はリモコンにより試運転中
であることが報知されるため、施工者はリモコンを確認
するだけで試運転が実施されていることを認識できる。
【0020】請求項16では、請求項1ないし請求項1
5に記載の貯湯式加熱装置において、前記貯湯式加熱装
置の運転を指示するためのリモコンを備え、試運転が完
了したことを前記リモコンにより報知することとした。
よって、試運転が完了するとリモコンにより試運転が完
了したことが報知されるため、施工者はリモコンを確認
するだけで試運転が完了したことを認識することができ
る。
【0021】請求項17では、請求項1ないし請求項1
6に記載の貯湯式加熱装置において、前記貯湯式加熱装
置の運転を指示するためのリモコンを備え、試運転完了
後に前記リモコンの操作が行われた場合に通常運転モー
ドに復帰するように前記制御部で制御することとした。
よって、試運転完了後にリモコンのスイッチが操作され
ると試運転完了報知を終了し通常運転モードに自動で復
帰するため、試運転モードから通常運転モードへの切替
の必要がなく、試運転完了後に通常運転を確実に実施す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態に係わる加熱
装置100を電気温水器に適用した構成図である。
【0024】給水源からの水は加熱装置100の上流に
ある止水栓101を経由した後、減圧弁1で減圧され、
減圧弁1の下流で給水管2とバイパス管3とに分岐され
る。バイパス管3は下流の給湯混合比調整弁46Aに通
じており、給水温度を検出する給水温度センサー41、
断水時など配管内に負圧が生じた際に負圧をキャンセル
するためのバキュームブレーカー51を備えている。給
水管2は加熱部31に通じており、加熱部31は貯湯タ
ンク32、下部ヒーター33、上部ヒーター34から構
成されている。貯湯タンク32内の水は、下部ヒーター
33、上部ヒーター34によりタンク下部温度センサー
37、タンク上部温度センサー38の検出温度が高温
(例えば85℃)になるように加熱される。さらに、貯
湯タンク32の下部には排水バルブ36を備える。ま
た、貯湯タンク32の上部には貯湯タンク32内の水の
加熱時に発生する膨張水を逃すための安全弁35を備え
る。
【0025】ステッピングモーターにより駆動される給
湯混合比調整弁46Aでは、バイパス管3からの水と高
温給湯管4の下流の高温給湯管4Aからの高温水を混合
し、適温の湯が給湯管8Aへ供給される。給湯管8Aは
図示しない水栓等につながっている。また、給湯管8A
には給湯温度を検出するための給湯温度センサー43
A、給湯管8Aへ供給される湯の水量を検出するための
給湯流量センサー44を備えている。さらに高温給湯管
4には加熱部31から供給される高温の湯の温度を検出
するための高温水温度センサー42を備えている。
【0026】高温給湯管4はさらに下流の高温給湯管5
を介して、湯はり混合比調整弁46Bに通じている。一
方、バイパス管3はバキュームブレーカー51の下流で
分岐し、バイパス管7を介して、湯はり混合比調整弁4
6Bに通じている。
【0027】ステッピングモーターにより駆動される湯
はり混合比調整弁46Bでは、バイパス管7からの水と
高温給湯管5からの高温水を混合し、高温水、水、適温
の湯のいずれかが湯はり給湯管9へ供給される。湯はり
給湯管9には、浴槽62への湯はりの開始/停止を行う
ための湯はり電磁弁21(本実施例では遮断弁を電磁弁
として説明する)、湯はり温度を検出するための湯はり
温度センサー43B、湯はり給湯管9へ供給される湯の
水量を検出するための湯はり流量センサー45および逆
止弁52,53を備えている。湯はり給湯管9はさらに
浴槽62の壁面に取り付けられたアダプター61に通じ
ている。
【0028】さらに、加熱装置100は、タンク下部温
度センサー37、タンク上部温度センサー38、給水温
度センサー41、高温水温度センサー42、給湯温度セ
ンサー43A、給湯流量センサー44、湯はり温度セン
サー43B、湯はり流量センサー45等の検出信号およ
びリモコン71からの指示に基づき、下部ヒーター3
3、上部ヒーター34、給湯混合比調整弁46A、湯は
り混合比調整弁46B、湯はり電磁弁21等を制御する
ための本体制御部70を備えている。
【0029】リモコン71には、給湯管8Aから供給さ
れる湯の設定温度Tsを設定する給湯温度設定スイッチ
85、浴槽62へ湯張りする湯の設定温度Tfsを設定す
る湯はり温度設定スイッチ86、浴槽62へ湯はりする
湯量を設定する湯はり量設定スイッチ87、浴槽62へ
湯張りする際にオン操作する湯はりスイッチ82、浴槽
62内に高温水を供給する際にオン操作する高温差し湯
スイッチ83、浴槽62内に水を供給する際にオン操作
する差し水スイッチ84、給湯設定温度Ts、湯はり設
定温度Tfs等や加熱装置の運転情報などを文字表示する
表示部81、音声により加熱装置の運転情報を報知する
スピーカー88を備える。また、リモコン71と本体制
御部70は通信線72で結ばれており、運転指示情報や
運転情報を相互通信している。
【0030】図3は、本発明に係わる給湯混合比調整弁
46A(または湯はり混合比調整弁46B)の構造図で
ある。給湯混合比調整弁46A(または湯はり混合比調
整弁46B)は、ステッピングモータ201、ボディ2
02、弁体203、シール部205、軸受け204から
構成されている。弁体203はステッピングモーター2
01により回転駆動し、湯水の混合比を調整している。
時計回り(湯側閉方向)に回転すると給水量が増加、高
温水量が減少し、逆に反時計回り(水側閉方向)に回転
すると給水量が減少、高温水量が増加する。
【0031】図4は、本発明に係わる給湯混合比調整弁
46A(または湯はり混合比調整弁46B)の湯水の混
合比Rと弁体203の回転角度θとの関係を示す図であ
る。ここで、混合比Rは混合比調整弁に流入する高温水
量(Qh)と高温水量と水の総量(Q)との比(Qh /
Q)を示している。弁体203がステッピングモーター
201により回転駆動し、水側全閉位置(θ=0de
g)では混合比Rは1.0、湯側全閉位置(θ=150
deg)では混合比Rは0.0となっている。
【0032】給湯混合比調整弁46Aは、貯湯タンク3
2が満水になった後、給湯流量センサー44が水流を検
出している時に次のように給湯設定温度Tsと給湯温度
Tm(給湯温度センサー43Aの検出温度)とが一致す
るように温度制御を行う。まず、目標回転角度θtは式
(1)により算出される。 θt=f{Rt}…式(1) 式(1)においてRtは目標混合比、f{Rt}は、目標混
合比Rtから、図4に示す混合比Rに対する弁体203
の回転角度θとの関係により目標回転角度θtを算出す
る関数を示している。混合比Rに対する弁体203の回
転角度θの関係は、変換テーブルとして予めROM等メ
モリに記憶させておき、目標混合比Rtが決定されると
目標回転角度θtが設定され、目標回転角度θtに基づい
てステッピングモータが駆動されて混合比調整弁の弁体
203を駆動させる。
【0033】また、目標混合比Rtは式(2)により算
出される。 Rt=Rff+Rfb…式(2) ここで、Rffはフィードフォワード量であり、式(3)
により算出される。 Rff=Qh/Q=(Ts−Tc)/(Th−Tc)…式(3) ここで、Tsは給湯設定温度、Tcは給水温度(=給水温
度センサー41の検出温度)、Thは高温水温度(高温
水温度センサー42の検出温度)である。また、Rfbは
フィードバック量であり、式(4)により、給湯設定温
度Tsと給湯温度Tm(給湯温度センサー43Aの検出温
度)の偏差から算出される。 Rfb=fpid{K×(Ts−Tm)}…式(4) ここでfpid関数は、フィードバック演算を行う関数で
あり、比例、積分、微分演算により給湯温度Tmを給湯
設定温度Tsに一致させるるためのフィードバック量を
算出する。また、定数Kはフィードバックゲインであ
る。
【0034】湯はり混合比調整弁46Bは、湯はり流量
センサー45が水流を検出している時に湯はり設定温度
Tfsと湯はり温度Tf(湯はり温度センサー43Bの検
出温度)とが一致するように温度制御を行い、フィード
フォワード量Rffは、式(5)により算出される。 Rff=Qh/Q=(Tfs−Tc)/(Th−Tc)…式(5) フィードバック量Rfbは、式(6)により、湯はり設定
温度Tfsと湯はり温度Tf(湯はり温度センサー43B
の検出温度)の偏差から算出される。 Rfb=fpid{K×(Tfs−Tf)}…式(6)
【0035】図5は、試運転モード実施手段を図1に示
す電気温水器に適用した場合の作動フローである。ま
ず、湯はりスイッチ82が連続で5秒間押されたかどう
かを確認する(ステップS1)。ここでは、使用者が容
易に操作できないように連続で5秒押すことで試運転モ
ードとなり、試運転がスタートするようにしている。連
続で5秒間押された場合は湯はり電磁弁21を開弁し
(ステップS2)、リモコン71の表示部81に試運転
中であることを表示する(ステップS3)。この時、同
時にリモコン71のスピーカー88により試運転が開始
されたことを音声により報知してもよい。湯はり電磁弁
21を開弁することにより、給水源からの水は、給水管
2やバイパス管3へ流入を始める。
【0036】次に、湯はり混合比調整弁46Bを湯側開
方向に駆動する(ステップS4)。これにより、バイパ
ス管3及びバイパス管7を通して湯はり給湯管9へ供給
される水は減り、給水源からの水は、給水管2から貯湯
タンク32へ流入するようになる。このようにバイパス
管からの水の流出を抑えることにより、貯湯タンク32
を満水にするために要する時間を短縮することができ
る。さらには湯はり混合比調整弁46Bを湯側全開位置
(=水側全閉位置(θ=0deg))に駆動すれば、給
水源からの水は全て貯湯タンク32へ流入するようにな
るため、貯湯タンク32を満水にするために要する時間
を最短にすることができる。
【0037】本実施例では、湯はり電磁弁21を開弁し
た(ステップS2)後に湯はり混合比調整弁46Bを湯
側開方向に駆動した(ステップS4)が、ステップS2
とステップS4を入れ替えて、湯はり混合比調整弁46
Bを湯側開方向に駆動した(ステップS4)後に、湯は
り電磁弁21を開弁(ステップS2)してもよい。この
場合、あらかじめバイパス管からの水の流出を抑えるよ
うに湯はり混合比調整弁46Bを駆動した後に給水が始
まるので、無駄な水の流出をさらに抑えることができ
る。
【0038】次に、満水検出手段により貯湯タンク32
の満水が検出されたかどうかを確認する(ステップS
5)。満水検出手段については、図9の説明以降に詳述
する。満水検出手段により貯湯タンク32の満水が検出
されると、湯はり電磁弁21を閉弁し(ステップS
6)、リモコン71の表示部81に貯湯タンク32が満
水になったことを試運転完了表示として表示する(ステ
ップS7)。この時、同時にリモコン71のスピーカー
88により貯湯タンク32が満水になり試運転が完了し
たことをメロディや音声により報知してもよい。
【0039】次に、リモコン71のスイッチが操作され
たかどうかを確認し(ステップS8)、操作された場合
は試運転完了表示を終了し(ステップS9)、通常運転
モードに復帰する。このように、使用者がリモコン71
の任意のスイッチを操作すれば、試運転モードから通常
の運転モードに簡単に復帰することができ、試運転モー
ドを切り忘れて通常運転ができなくなるという問題点を
なくすことができる。また、ステップS7では、ステッ
プS8でリモコン71のスイッチが操作されるまでは試
運転完了表示を続けるため、施工者は試運転が完了した
ことを確実に認知することができる。
【0040】本実施例では、リモコン71の任意のスイ
ッチを操作すれば、試運転モードから通常の運転モード
に復帰するようにしたが、給湯栓が開栓され給湯流量セ
ンサー44が水流を検出したことをもって試運転モード
から通常の運転モードに復帰するようにしても同様の効
果を得ることができる。
【0041】また、前述のステップS5、S6では貯湯
タンク32の満水が検出されると湯はり電磁弁21を閉
弁したが、さらに湯はり量設定スイッチ87で設定され
ている湯はり量を浴槽62に供給した後で湯はり電磁弁
21を閉弁するようにしてもよい。
【0042】図2は、本発明の一実施形態に係わる加熱
装置100を電気温水器に適用した別の実施例における
構成図である。図1との違いは、湯はり電磁弁21の代
わりに、高温給湯管5に高温水の供給を開始/停止する
ための第一電磁弁22(本実施例では遮断弁を電磁弁と
して説明する)を備え、一方、バイパス管7には水の供
給を開始/停止するための第二電磁弁23を備えている
点と、さらに、本体制御部70Aが、図1の本体制御部
70に対して湯はり電磁弁21の代わりに、第一電磁弁
22、第二電磁弁23等を制御するようになっている点
のみで、それ以外は同じ構成である。
【0043】図6は、試運転モード実施手段を図2に示
す電気温水器に適用した場合の作動フローである。図5
との違いはステップS2がステップS2Aに、ステップ
S6がステップS6Aに置き換わっている点のみでそれ
以外は同じである。つまり、ステップS2Aでは、湯は
りスイッチ82が5秒連続で操作されると試運転が開始
され、第一電磁弁22が開弁される。ステップS6Aで
は、満水検出手段により貯湯タンク32の満水が検出さ
れると第一電磁弁22を閉弁するようにしている。これ
により、給水源からの水は全て貯湯タンク32へ流入す
るようになるため、貯湯タンク32を満水にするために
要する時間を最短にすることができる。
【0044】また、ステップS5、S6Aでは貯湯タン
ク32の満水が検出されると第一電磁弁22を閉弁した
が、さらに湯はり量設定スイッチ87で設定されている
湯はり量を浴槽62に供給した後で第一電磁弁21を閉
弁するようにしてもよい。
【0045】図7は、湯はり流量センサー45の断面図
である。湯はり流量センサー45はホールIC306を
外周の一部に備えたケース301、静翼である渦流羽根
302、マグネット305を備えた羽根車303、羽根
車303のシャフト304から構成される。湯はり混合
比調整弁46Bで混合された湯は、湯はり流量センサー
45のIN側から流入し、渦流羽根302により旋回流
となり、羽根車303を回転させる。これにより、羽根
車303に備えられたマグネットがケース301の外周
部に備えられたホールIC306に近づくごとにホール
IC306が導通状態となる。ホールIC306には本
体制御部70または本体制御部70Aから直流電圧が印
加されておりホールIC306の導通回数を検出するこ
とで湯はり流量センサー45を通過する湯の水量を検出
することができる。なお、給湯流量センサー44も同様
の構造となっている。
【0046】図8は、湯はり流量センサー45の流量検
出特性を示す図である。縦軸には加熱装置100内に流
入してくる水量を示し、横軸にはその時の湯はり流量セ
ンサー45のホールIC306の単位時間当たりの導通
回数を示している。直線Aは貯湯タンク32が満水にな
っている状態で湯はり流量センサー45に湯水が流れた
場合の流量検出特性を示している。一方、直線Bは貯湯
タンク32が満水になる前の状態で、給水源から貯湯タ
ンク32内に流入する水により押し出された貯湯タンク
32内に残っている空気が湯はり流量センサー45に流
れた場合の特性を示している。直線B、すなわち空気が
流入する場合の特性について説明すると、加熱装置10
0内に流入してくる水量が少ない場合、つまり、湯はり
流量センサー45を通過する空気量が少ない場合は、湯
はり流量センサー45の羽根車303が回転できないた
め、湯はり流量センサー45のホールIC306の単位
時間当たりの導通回数はゼロである。そして、加熱装置
100内に流入してくる水量が一定量を超えると湯はり
流量センサー45を通過する空気量が増えて導通が認め
られるようになり、その後は水量に比例して単位時間当
たりの導通回数が増加する。
【0047】試運転開始後、満水検出手段により貯湯タ
ンク32の満水が検出されるまで(つまり、貯湯タンク
32内に残っている空気が湯はり流量センサー45に流
れた場合)は、測定された前記導通回数を元に、直線B
に従って貯湯タンク32内に流入する水量を求めるよう
に制御する。そして、満水検出手段により貯湯タンク3
2の満水が検出された後(つまり、湯はり流量センサー
45に湯水が流れた場合)は、測定された前記導通回数
を元に、直線Aに従って貯湯タンク32内に流入する水
量を求めるように制御する。これにより、試運転時およ
びその後の通常運転時における水量検出をそれぞれ正確
に行なうことができる。
【0048】図9は、貯湯タンク32が空の状態で試運
転を開始し、満水になるまでの湯はり流量センサー45
のホールIC306の単位時間当たりの導通回数の変化
を示した図である。試運転を開始してからは、貯湯タン
ク32内に残っている空気が湯はり流量センサー45に
流れているため、単位時間当たりの導通回数は図8の直
線Bに基づき少なめになっている。その後、貯湯タンク
32が満水になると湯はり流量センサー45に水が流れ
るため、単位時間当たりの導通回数は図8の直線Aに基
づき多めになっている。満水直前は空気と水が混合され
た状態で流れるため変動が大きくなっている。
【0049】加熱装置100内に流入してくる水量が少
ない場合、つまり、湯はり流量センサー45を通過する
空気量が少ない場合は、湯はり流量センサー45の羽根
車303が回転できないため、貯湯タンク32が満水に
なるまでは湯はり流量センサー45のホールIC306
の単位時間当たりの導通回数がゼロであるケースもあ
る。その後、貯湯タンク32が満水になると湯はり流量
センサー45に水が流れるため、導通が認められるよう
になる。
【0050】上記いずれの場合においても、貯湯タンク
32が満水になると湯はり流量センサー45のホールI
C306の単位時間当たりの導通回数が増加する側に変
化する。これらの変化を検出し、単位時間当たりの導通
回数が増加したことをもって貯湯タンク32が満水にな
ったと判断することができる。本実施例においては、こ
れを満水検出手段としている。
【0051】満水検出手段の別の実施例として、満水検
出手段を、湯はり流量センサー45の検出する積算水量
があらかじめ記憶されている水量を超えた場合に満水と
判断する判断手段としてもよい。この場合、事前に実験
により確認し定められた値などをあらかじめ本体制御部
70(または本体制御部70A)に記憶しておき、積算
水量がこの水量を超えた場合に満水と判断することによ
り、貯湯タンク32の満水を確実に検出することができ
る。ここで、湯はり混合比調整弁46Bを湯側全開位置
に駆動できる場合には、バイパス管からの水の流出をな
くすことができ、給水源からの水は全て貯湯タンク32
へ流入するため、貯湯タンク32のタンク容量を、あら
かじめ記憶されている水量として用いてもよい。この場
合、事前の確認実験の手間を省くことができる。
【0052】さらに、満水検出手段の別の実施例とし
て、貯湯タンク32の上部にフロートスイッチを設け、
フロートスイッチがONすることで満水になったことを
検出してもよいし、貯湯タンク32の上部に電極を設
け、電極とアース間に貯湯タンク32内の水を介して電
流が流れることを検出して満水になったことを検出して
もよい。
【0053】
【表1】 図10は、貯湯タンク32の容量を設定するために本体
制御部70(または本体制御部70A)に設けられた容
量設定部を示した図である。容量設定部にはディップス
イッチを採用しており、SW1、2のON/OFFを切
り替えることで表1のように貯湯タンク32の容量を切
替えることができる。例えば、SW1がON、SW2が
OFFの時は貯湯タンク32の容量は200リットルと
なる。このようにすることで貯湯タンク32の容量が異
なっても同じ本体制御部70(または本体制御部70
A)を使用することができる。また、ここで設定された
容量を、満水検出手段に使用するタンク容量としてもよ
い。
【0054】容量設定の別の実施例として、リモコン7
1のスイッチ操作により貯湯タンク32の容量を設定で
きるようにしてもよい。例えば、リモコン71の2つの
湯はり量設定スイッチ87を同時に5秒間押し続けると
容量設定モードとなり、湯はり量設定スイッチ87によ
り、容量の設定値を変更できるようにする。このように
すれば、本体制御部70(または本体制御部70A)に
ディップスイッチを設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる加熱装置100
を電気温水器に適用した構成図
【図2】 本発明の一実施形態に係わる加熱装置100
を電気温水器に適用した別の実施例における構成図
【図3】 本発明に係わる給湯混合比調整弁46A(ま
たは湯はり混合比調整弁46B)の構造図
【図4】 本発明に係わる給湯混合比調整弁46A(ま
たは湯はり混合比調整弁46B)の湯水の混合比Rと弁
体203の回転角度θとの関係を示す図
【図5】 試運転モード実施手段を図1に示す電気温水
器に適用した場合の作動フロー
【図6】 試運転モード実施手段を図2に示す電気温水
器に適用した場合の作動フロー
【図7】 湯はり流量センサー45の断面図
【図8】 湯はり流量センサー45の流量検出特性を示
す図
【図9】 試運転モード時における湯はり流量センサー
45のホールIC306の単位時間当たりの導通回数の
変化を示した図
【図10】本体制御部70(または本体制御部70A)
に設けられた容量設定部を示した図
【符号の説明】
1…減圧弁 2…給水管 3…バイパス管 4…高温給湯管 4A…高温給湯管 5…高温給湯管 7…バイパス管 8A…給湯管 9…湯はり給湯管 21…湯はり電磁弁 22…第一電磁弁 23…第二電磁弁 31…加熱部 32…貯湯タンク 33…下部ヒーター 34…上部ヒーター 35…安全弁 36…排水バルブ 37…タンク下部温度センサー 38…タンク上部温度センサー 41…給水温度センサー 42…高温水温度センサー 43A…給湯温度センサー 43B…湯はり温度センサー 44…給湯流量センサー 45…湯はり流量センサー 46A…給湯混合比調整弁 46B…湯はり混合比調整弁 51…バキュームブレーカー 52…逆止弁 53…逆止弁 61…アダプター 62…浴槽 70…本体制御部 70A…本体制御部 71…リモコン 72…通信線 81…表示部 82…湯はりスイッチ 83…高温差し湯スイッチ 84…差し水スイッチ 85…給湯温度設定スイッチ 86…湯はり温度設定スイッチ 87…湯はり量設定スイッチ 88…スピーカー 100…加熱装置 101…止水栓 201…ステッピングモータ 202…ボディ 203…弁体 204…軸受け 205…シール部 301…ケース 302…渦流羽根 303…羽根車 304…シャフト 305…マグネット 306…ホールIC

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を加熱し貯湯するための貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクから供給される高温水を供給するための
    高温給湯管と、前記貯湯タンクをバイパスさせ水を供給
    するためのバイパス管と、高温水と水の混合比を調整す
    る混合比調整弁と、前記混合比調整弁により混合された
    混合水の供給/停止を行うための遮断弁と、前記混合比
    調整弁の開度および前記遮断弁の開閉を制御する制御部
    とを備えた貯湯式加熱装置において、前記貯湯タンクを
    自動で満水にするための試運転モード実施手段を前記制
    御部に備えたことを特徴とした貯湯式加熱装置。
  2. 【請求項2】前記試運転モード実施手段は、試運転が指
    示されると前記遮断弁を開弁するように前記制御部で制
    御する制御手段であることを特徴とした請求項1に記載
    の貯湯式加熱装置。
  3. 【請求項3】前記貯湯タンクの満水を検出するための満
    水検出手段を備え、前記試運転モード実施手段は、試運
    転が指示されると前記遮断弁を開弁し、前記満水検出手
    段が前記貯湯タンクの満水を検出した後に前記遮断弁を
    閉弁するように前記制御部で制御する制御手段であるこ
    とを特徴とした請求項1に記載の貯湯式加熱装置。
  4. 【請求項4】水を加熱し貯湯するための貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクから供給される高温水を供給するための
    高温給湯管と、前記貯湯タンクをバイパスさせ水を供給
    するためのバイパス管と、前記高温給湯管に備えられ前
    記高温水の供給/停止を行うための第一の遮断弁と、前
    記バイパス管に備えられ前記バイパス管からの水の供給
    /停止を行うための第二の遮断弁と、高温水と水の混合
    比を調整する混合比調整弁と、前記混合比調整弁の開度
    および前記第一、第二の遮断弁の開閉を制御する制御部
    とを備えた貯湯式加熱装置において、前記貯湯タンクを
    自動で満水にするための試運転モード実施手段を前記制
    御部に備えたことを特徴とした貯湯式加熱装置。
  5. 【請求項5】前記試運転モード実施手段は、試運転が指
    示されると前記第一の遮断弁を開弁するように前記制御
    部で制御する制御手段であることを特徴とした請求項4
    に記載の貯湯式加熱装置。
  6. 【請求項6】前記貯湯タンクの満水を検出するための満
    水検出手段を備え、前記試運転モード実施手段は、試運
    転が指示されると前記第一の遮断弁を開弁し、前記満水
    検出手段が前記貯湯タンクの満水を検出した後に前記第
    一の遮断弁を閉弁するように前記制御部で制御する制御
    手段であることを特徴とした請求項4に記載の貯湯式加
    熱装置。
  7. 【請求項7】前記試運転モード実施手段は、試運転が指
    示されると前記バイパス管から供給される水の通過量を
    減じるように前記混合比調整弁の開度を前記制御部で制
    御する制御手段であることを特徴とした請求項2、3、
    5、6のいずれかに記載の貯湯式加熱装置。
  8. 【請求項8】前記試運転モード実施手段は、試運転が指
    示されると前記バイパス管から供給される水の通過量が
    最小になるように前記混合比調整弁の開度を前記制御部
    で制御する制御手段であることを特徴とした請求項2、
    3、5、6のいずれかに記載の貯湯式加熱装置。
  9. 【請求項9】前記混合比調整弁により混合された混合水
    の水量を検出するための流量センサーを備え、前記満水
    検出手段は、前記流量センサーの検出する積算水量があ
    らかじめ記憶されている水量になると満水と判断する判
    断手段であることを特徴とした請求項3、6、7、8の
    いずれかに記載の貯湯式加熱装置。
  10. 【請求項10】前記あらかじめ記憶されている水量は、
    前記貯湯タンクのタンク容量としたことを特徴とした請
    求項9に記載の貯湯式加熱装置。
  11. 【請求項11】前記混合比調整弁により混合された混合
    水の水量を検出するための流量センサーを備え、前記満
    水検出手段は、前記流量センサーの単位時間あたりの検
    出値が増加する側に変化した時に満水と判断する判断手
    段であることを特徴とした請求項3、6、7、8のいず
    れかに記載の貯湯式加熱装置。
  12. 【請求項12】前記貯湯式加熱装置の運転を指示するた
    めのリモコンを備え、前記タンク容量を設定するための
    容量設定部を前記制御部または前記リモコンに設けたこ
    とを特徴とした請求項10に記載の貯湯式加熱装置。
  13. 【請求項13】試運転時の前記流量センサーの流量検出
    特性と、前記貯湯タンクが満水になった後の通常運転モ
    ードでの流量検出特性とを異ならしめるように前記制御
    部で制御することを特徴とした請求項9ないし請求項1
    1に記載の貯湯式加熱装置。
  14. 【請求項14】前記貯湯式加熱装置の運転を指示するた
    めのリモコンを備え、前記試運転モード実施手段による
    試運転の開始は前記リモコンにより指示されることを特
    徴とした請求項1ないし請求項13に記載の貯湯式加熱
    装置。
  15. 【請求項15】前記貯湯式加熱装置の運転を指示するた
    めのリモコンを備え、試運転が実施中であることを前記
    リモコンにより報知することを特徴とした請求項1ない
    し請求項14に記載の貯湯式加熱装置。
  16. 【請求項16】前記貯湯式加熱装置の運転を指示するた
    めのリモコンを備え、試運転が完了したことを前記リモ
    コンにより報知することを特徴とした請求項1ないし請
    求項15に記載の貯湯式加熱装置。
  17. 【請求項17】前記貯湯式加熱装置の運転を指示するた
    めのリモコンを備え、試運転完了後に前記リモコンの操
    作が行われた場合に通常運転モードに復帰するように前
    記制御部で制御することを特徴とした請求項1ないし請
    求項16に記載の貯湯式加熱装置。
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