JP2001201028A - 旋回溶融炉における旋回火炎流の制御方法 - Google Patents

旋回溶融炉における旋回火炎流の制御方法

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JP2001201028A
JP2001201028A JP2000017823A JP2000017823A JP2001201028A JP 2001201028 A JP2001201028 A JP 2001201028A JP 2000017823 A JP2000017823 A JP 2000017823A JP 2000017823 A JP2000017823 A JP 2000017823A JP 2001201028 A JP2001201028 A JP 2001201028A
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JP
Japan
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swirling
combustion
flow
flame flow
swirling flame
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JP2000017823A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hattori
賢宏 服部
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼室内の旋回火炎流を正常な状態に維持し
て、粉体を有効に溶融処理することができる。 【解決手段】 燃焼室内に複数本の燃焼バーナー5が円
周方向に配置され、各燃焼バーナー5からの火炎によっ
て前記燃焼室内に旋回火炎流を形成し、前記旋回火炎流
によって、前記燃焼室内に投入された粉体を溶融処理す
るための旋回溶融炉における前記旋回火炎流の制御方法
において、前記旋回火炎流を前記旋回溶融炉の炉頂に設
置したカメラ10によって撮像して、前記旋回火炎流の
画像を得、このようにして得た前記旋回火炎流の画像が
円形状になるように、制御器11によって燃焼バーナー
5燃焼を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、旋回溶融炉にお
ける旋回火炎流の制御方法、特に、燃焼室内の旋回火炎
流を正常な状態に維持して、粉体を有効に溶融処理する
ことができる、旋回溶融炉における旋回火炎流の制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥、都市ごみを焼却した際に発生
する焼却残渣等の粉体を減容化すると共に、その中に含
まれる重金属類を不溶化・無害化するために、それらの
ものを溶融する処理が行なわれている。この溶融処理を
行なうための手段の1つとして、旋回溶融炉がある。旋
回溶融炉の概略を図面を参照しながら説明する。
【0003】図3は、旋回溶融炉を示す概略断面図であ
り、図4は、図3のA−A線断面図である。
【0004】図3および図4に示すように、上記溶融炉
は、炉底に溶融スラグの流出口1が設けられ、炉の上部
に燃焼排ガスの排出口2が設けられた竪型の炉であっ
て、炉下部に設けられた粉体吹込みノズル3から汚泥や
焼却残渣等の粉体を空気と共に吹き込み、燃焼室4の円
周方向に配置された複数本の燃焼バーナー5から火炎6
を燃焼室4内に噴射して、燃焼室4内において旋回火炎
流7を形成し、これによって粉体中の可燃分を燃焼さ
せ、無機成分を溶融させてスラグ8とするものである。
【0005】このようにして、粉体の溶融処理が行なわ
れる炉内においては、旋回火炎流7によって生じた遠心
力によって溶融スラグ8は、炉の内壁に付着し、壁面を
伝わって流下し、流出口1から冷却コンベアのバケット
9内に注入され、バケット搬送過程で冷却固化される。
このようにして、固化したスラグは、コンベア反転時に
おいてバケット9から落下し、回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述した旋回溶
融炉においては、各燃焼バーナー5からの火炎6が均等
に形成されていると仮定して、旋回火炎流7の制御は行
なっていなかった。なお、均等に火炎6が形成されてい
るとき(正常時)の旋回火炎流7の平面形状は、図4に
示すように、円形状である。
【0007】しかしながら、炉の運転状況によっては、
常時、各燃焼バーナー5からの火炎6が均等に形成され
ているとは限らない。このように火炎6が均等に形成さ
れないと、炉内での粉体の捕捉率が低下する。なお、均
等に火炎6が形成されていないとき(異常時)の旋回火
炎流7Aの平面形状は、図5に示すように、円形の一部
が凹んでいる形状である。
【0008】従って、この発明の目的は、燃焼室内の旋
回火炎流を正常に維持して、粉体を有効に溶融処理する
ことができる、旋回溶融炉における旋回火炎流の制御方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
燃焼室内に複数本の燃焼バーナーが円周方向に配置さ
れ、各燃焼バーナーからの火炎によって前記燃焼室内に
旋回火炎流を形成し、前記旋回火炎流によって、前記燃
焼室内に投入された粉体を溶融処理するための旋回溶融
炉における前記旋回火炎流の制御方法において、前記旋
回火炎流を前記旋回溶融炉の炉頂から撮像して、前記旋
回火炎流の画像を得、このようにして得た前記旋回火炎
流の画像が円形状になるように、前記燃焼バーナーの燃
焼を制御し、かくして、前記旋回火炎流を正常な状態に
維持することに特徴を有するものである。
【0010】請求項2記載の発明は、良好な前記旋回火
炎流の径を予め基準径として設定し、前記画像の径が前
記基準径と等しくなるように、前記燃焼バーナーの燃焼
を制御することに特徴を有するものである。
【0011】請求項3記載の発明は、前記燃焼バーナー
の燃焼制御は、前記燃焼バーナーに供給する燃料および
空気の流量を調整することによって行なうことに特徴を
有するものである。
【0012】請求項4記載の発明は、前記燃焼バーナー
の燃焼制御は、前記燃焼バーナーに供給する空気中の酸
素濃度を調整することによって行なうことに特徴を有す
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の、旋回溶融炉に
おける旋回火炎流の制御方法の一実施態様を、図面を参
照しながら説明する。
【0014】図1は、この発明を実施するために、炉頂
にカメラを取り付けた旋回溶融炉の概略部分断面図、図
2は、この発明の方法のブロック図である。
【0015】図1および図2において、10は、旋回溶
融炉の炉頂の燃焼排ガス排出口2に設置されたカメラ1
0、11は、制御器である。制御器11は、カメラ10
によって撮影された炉内の旋回火炎流の平面画像を処理
し、予め設定された旋回火炎流の正常画像とを比較し、
画像が正常画像になるように、各燃焼バーナー5の燃料
流量制御器12および空気流量制御器13を制御するも
のである。
【0016】例えば、図5に示すように、一部が凹んだ
旋回火炎流7Aの画像が得られた場合には、制御器11
は、燃焼バーナー5Aからの火炎6Aが強すぎると判断
し、燃焼バーナー5Aの燃料流量制御器12および空気
流量制御器13に流量減少指令を発して、旋回火炎流の
画像が正常な円形画像になるように、燃焼バーナー5A
からの火炎6Aを弱める。
【0017】なお、旋回火炎流7の全体温度は、設定温
度に維持する必要があるので、燃焼バーナー5Aからの
火炎6Aを弱めたことによって、旋回火炎流7の全体温
度が低下した場合には、他の燃焼バーナー5からの火炎
6の強度を調整する。
【0018】また、燃焼バーナー5の燃焼制御は、上述
したように、燃料流量および空気流量を調整することに
よって行なう以外に、燃焼バーナー5に供給する空気中
の酸素濃度を調整することによって行なっても良い。
【0019】即ち、図5に示すように旋回火炎流7の画
像が変形した場合には、燃焼バーナー5A以外の燃焼バ
ーナー5に供給する空気中の酸素濃度を高める。このよ
うにして酸素富化すると火炎の温度が上昇して、ガス流
速が速くなるので、旋回火炎流の旋回流速が速くなる。
この結果、遠心力が大きくなって、旋回火炎流7の平面
形状を正常な状態、即ち、円形状に維持することができ
る。なお、旋回火炎流7の遠心力が大きくなると、粉体
の捕捉率が向上する。
【0020】更に、旋回火炎流7の半径が小さいと、遠
心力が小さくなって粉体の捕捉率が小さくなる。一方、
旋回火炎流7の半径が大きいと、遠心力が大きくなって
粉体の捕捉率が大きくなる。従って、旋回火炎流7の径
は大きいほど好ましい。このことから、粉体の高い捕捉
率が得られる旋回火炎流7の径を基準径として制御器1
1に予め設定しておき、旋回火炎流7の画像の径が前記
基準径と等しくなるように、燃焼バーナー5の燃焼を制
御すれば、常に、粉体の高い捕捉率が得られることにな
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、旋回火炎流を旋回溶融炉の炉頂から撮像して、旋回
火炎流の画像を得、このようにして得た旋回火炎流の画
像が円形状になるように、燃焼バーナーの火炎を制御す
ることによって、旋回火炎流を良好に維持することがで
き、かくして、粉体の良好な溶融処理が行なえるといっ
た工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するために、炉頂にカメラを取
り付けた旋回溶融炉の概略部分断面図である。
【図2】この発明の方法のブロック図である。
【図3】旋回溶融炉を示す概略断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】異常時の旋回火炎流を示す平面図である。
【符号の説明】
1:溶融スラグの流出口 2:燃焼排ガスの排出口 3:粉体吹込みノズル 4:燃焼室 5:燃焼バーナー 6:火炎 7:旋回火炎流 7A:異常旋回火炎流 8:溶融スラグ 9:バケット 10:カメラ 11:制御器 12:燃料流量制御器 13:空気流量制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/32 ZAB F23G 5/32 ZAB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に複数本の燃焼バーナーが円周
    方向に配置され、各燃焼バーナーからの火炎によって前
    記燃焼室内に旋回火炎流を形成し、前記旋回火炎流によ
    って、前記燃焼室内に投入された粉体を溶融処理するた
    めの旋回溶融炉における前記旋回火炎流の制御方法にお
    いて、 前記旋回火炎流を前記旋回溶融炉の炉頂から撮像して、
    前記旋回火炎流の画像を得、このようにして得た前記旋
    回火炎流の画像が円形状になるように、前記燃焼バーナ
    ーの燃焼を制御し、かくして、前記旋回火炎流を正常な
    状態に維持することを特徴とする、旋回溶融炉における
    旋回火炎流の制御方法。
  2. 【請求項2】 良好な前記旋回火炎流の径を予め基準径
    として設定し、前記画像の径が前記基準径と等しくなる
    ように、前記燃焼バーナーの燃焼を制御することを特徴
    とする請求項1記載の、旋回溶融炉における旋回火炎流
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記燃焼バーナーの燃焼制御は、前記燃
    焼バーナーに供給する燃料および空気の流量を調整する
    ことによって行なうことを特徴とする、請求項1または
    2記載の、旋回溶融炉における旋回火炎流の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記燃焼バーナーの燃焼制御は、前記燃
    焼バーナーに供給する空気中の酸素濃度を調整すること
    によって行なうことを特徴とする、請求項1または2記
    載の、旋回溶融炉における旋回火炎流の制御方法。
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