JP2001200906A - トルク伝達装置 - Google Patents

トルク伝達装置

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JP2001200906A
JP2001200906A JP2000011077A JP2000011077A JP2001200906A JP 2001200906 A JP2001200906 A JP 2001200906A JP 2000011077 A JP2000011077 A JP 2000011077A JP 2000011077 A JP2000011077 A JP 2000011077A JP 2001200906 A JP2001200906 A JP 2001200906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大なトルク伝達を防止できるトルク伝達装
置を小型化する。 【解決手段】 キャップ13に入力されたトルクをハブ
14へ伝達するトルク伝達装置11であって、キャップ
13の孔部15内に、環状鍔部14bを有するハブ14
と、環状鍔部14bに当接するトルク伝達リング20
と、トルク伝達リング20を環状鍔部14bに押圧する
皿バネ21とが設けられ、環状鍔部14bとトルク伝達
リング20の双方に周方向において係合する傾斜面が形
成され、キャップ13の孔部15の開口側に、皿バネ2
1の押圧力を受け止める環状のふた部材26が設けら
れ、おねじ部28をめねじ部27に螺合することによっ
て、ふた部材26がキャップ13に締め込まれ、ハブ1
4とトルク伝達リング20と皿バネ21との孔部15か
らの脱落が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁の操作機の操作
軸等にトルクを伝達するトルク伝達装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば図11に示すように、弁
の操作機1においては、その操作軸2に操作キャップ3
を取り付け、キャップ3を操作棒(図示せず)等により
回転駆動することにより、操作棒の駆動力(トルク)を
キャップ3を介して操作軸2に伝達し、弁を開閉するよ
うにしている。キャップ3は、角錐状または角柱状に形
成された操作軸2に嵌合する嵌合孔4を形成すること
で、操作軸2の軸心廻りにおける廻り止めを行うととも
に、シアーピン5により操作軸2に対して抜け止めして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような操作軸2とキャップ3との嵌合によって駆動力
の伝達を行う方式では、弁の全開時や全閉時などに回転
限度を越えた過大なトルクがキャップ3に加えられた場
合も全てのトルクが操作軸2に伝達されるので、操作機
1や弁などの操作対象装置に過大な力が作用して悪影響
を及ぼすといった問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、過大
なトルク伝達を防止できるトルク伝達装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本第1発明は、入力手段によって入力側部材に入力
されたトルクを出力側部材へ伝達するトルク伝達装置で
あって、入力側部材に形成した孔部の内部に、環状鍔部
を形成した出力側部材が軸心廻りに回転自在に遊嵌さ
れ、環状鍔部に当接するトルク伝達リングが出力側部材
に外挿されて前記孔部内に配置され、トルク伝達リング
を環状鍔部に向けて押圧する弾性体が出力側部材の端面
と孔部の奥端面との間に配置され、入力側部材の孔部内
周面とトルク伝達リングの外周面とは軸心廻りにおいて
互いに係止するように構成され、前記環状鍔部とトルク
伝達リングの双方の当接面に、周方向において係合する
傾斜面が形成され、入力側部材の孔部開口側に弾性体の
押圧力を受け止める環状のふた部材が設けられ、前記ふ
た部材の外周面に、入力側部材の孔部開口部の内周面に
形成されためねじ部に螺合されるおねじ部が形成され、
前記おねじ部をめねじ部に螺合することによって、前記
ふた部材が入力側部材の孔部開口部に締め込まれて取付
けられ、前記出力側部材とトルク伝達リングと弾性体と
の孔部開口部からの脱落が防止されるものである。
【0006】これによると、入力手段によって入力側部
材を回転駆動することにより、入力側部材のトルクをト
ルク伝達リングを介して出力側部材に伝達することがで
きる。入力手段によって入力側部材に過大なトルクが負
荷された時には、トルク伝達リングの傾斜面が環状鍔部
の傾斜面に強く押し付けられるため傾斜面間でスリップ
が生じ、トルク伝達リングが軸心方向に移動するととも
に弾性体が収縮し、その結果、出力側部材に対して入力
側部材がトルク伝達リングとともに空転し、過大なトル
ク伝達は防止される。
【0007】この際、ふた部材は、出力側部材とトルク
伝達リングと弾性体とが孔部開口部から脱落するのを防
止するとともに、弾性体の押圧力を受け止めている。こ
のようなふた部材はおねじ部とめねじ部とを介して入力
側部材の孔部開口部に締め込まれて取付けられるため、
簡単な操作でかつ短時間のうちにふた部材を強固に入力
側部材に取付けることができ、さらに、トルク伝達装置
を小型化することができる。
【0008】本第2発明は、入力側部材は、孔部を有す
る本体部と、軸心方向に突出しかつ入力手段に係合可能
な係合突起部とで構成され、出力側部材に嵌合孔が形成
され、前記嵌合孔に嵌合された外部の軸に螺合して、入
力側部材を軸心方向において外部の軸に係止する脱落防
止用のねじ部材が設けられ、前記ねじ部材は、前記係合
突起部内に形成されかつ係合突起部の頂部に開口する取
付孔の内部に挿入され、前記係合突起部の頂部に、前記
取付孔を覆うカバー体が嵌め込まれているものである。
【0009】これによると、外部の軸を嵌合孔に嵌合
し、ねじ部材を取付孔の内部に挿入して外部の軸に螺合
させることにより、入力側部材が軸心方向において外部
の軸に係止するため、トルク伝達装置が、前記外部の軸
に、脱落することなく取付けられる。そして、係合突起
部の頂部にカバー体を嵌め込んで、取付孔をカバー体で
覆うことにより、外部の水や異物が取付孔から入力側部
材の孔部内へ侵入することを防止し得る。
【0010】本第3発明は、カバー体の表面に表示部が
形成されているものである。これによると、弁の操作機
等の軸を出力側部材の嵌合孔に嵌合する場合、表示部
に、例えば前記弁の種類もしくは操作機のサイズや型式
等を表示することによって、作業者が、カバー体を目視
して、容易に弁の種類もしくは操作機のサイズや型式等
を認識することができる。このように、カバー体は、水
や異物の侵入を防止する役割に加えて、銘板としての役
割をも兼用している。また、多種類のサイズや型式等を
表示したカバー体を用意し、該当するサイズや型式が表
示されたカバー体を入力側部材に嵌め込むことによっ
て、入力側部材の種類を共通化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における実施の形
態を図1〜図10に基づいて説明する。尚、先に述べた
従来のものと同一の部材に対しては、同じ符号を付記し
て、その説明を省略する。
【0012】図1,図2に示すように、11はトルク伝
達装置であり、弁の操作機1の操作軸2(外部の軸の一
例)に取付けられるものである。前記トルク伝達装置1
1の構成を以下に説明する。
【0013】前記トルク伝達装置11は、入力手段の一
例である操作棒(図示せず)によってキャップ13(入
力側部材の一例)に入力されたトルクをハブ14(出力
側部材の一例)へ伝達するものである。前記キャップ1
3は、孔部15を有する本体部16と、軸心A方向に沿
って突出しかつ前記操作棒に係合可能な角錘状の係合突
起部17とで構成されている。上記本体部16は、円筒
部16aと、この円筒部16aの一端を閉塞する円板部
16bとで構成されており、前記係合突起部17は円板
部16bに設けられている。また、図7に示すように、
前記孔部15は断面が八角形状に形成されている。
【0014】前記ハブ14は、孔部15の内部に、軸心
A廻りに回転自在に遊嵌されている。図2,図8に示す
ように、ハブ14は、前記操作軸2に嵌合する角錐状の
嵌合孔19を有する円筒状部材14aと、この円筒状部
材14aの外周面に形成された円環形の環状鍔部14b
とで構成されている。
【0015】前記環状鍔部14bの両側には、環状鍔部
14bに当接する一対のトルク伝達リング20が円筒状
部材14aに外挿されて孔部15内に配置されている。
図9に示すように、前記両トルク伝達リング20は内周
面が円形でかつ外周面が八角形状に形成されおり、トル
ク伝達リング20の八角形状をした外周面が孔部15の
八角形状をした内周面(図7参照)に嵌入されるため、
トルク伝達リング20の外周面と孔部15の内周面とが
軸心A廻りにおいて互いに係止する。
【0016】また、前記トルク伝達リング20の一端面
は環状鍔部14bに当接する当接面となり、この当接面
には、径方向に沿う歯部23が周方向に沿って間隔をお
いて多数形成されている。図10に示すように、これら
各歯部23はそれぞれ一対の傾斜面23aにより山形状
に形成され、その頂部に平坦面23bを形成している。
【0017】また、前記環状鍔部14bの両当接面には
それぞれ、トルク伝達リング20に形成したのと同等
に、歯部24が多数形成されている。これら各歯部24
はそれぞれ一対の傾斜面24aにより山形状に形成さ
れ、その頂部に平坦面24bを形成している。
【0018】また、図1に示すように、前記ハブ14の
端面と孔部15の奥端面との間には、トルク伝達リング
20を環状鍔部14bに向けて押圧する複数の皿バネ2
1(弾性体の一例)が配置されている。
【0019】図2〜図4に示すように、前記孔部15の
開口部側には、皿バネ21の押圧力を受け止める円環状
のふた部材26が設けられている。すなわち、前記円筒
部16aの内周面における孔部15の開口部側にはめね
じ部27が形成されており、ふた部材26の外周面に
は、前記めねじ部27に螺合可能なおねじ部28が形成
されている。前記おねじ部28をめねじ部27に螺合す
ることによって、ふた部材26が孔部15の開口側端部
に締め込まれて取付けられ、この際、トルク伝達リング
20がふた部材26に受け止められるため、両トルク伝
達リング20と皿バネ21とハブ14との孔部15から
の脱落が防止される。
【0020】尚、前記めねじ部27の奥端部には、締め
込まれたふた部材26が当接することにより締め込み深
さを規制するための当り面31が円筒部16aの内周に
わたって形成されている。また、ふた部材26の外端面
の2箇所には、このふた部材26を回転させて着脱させ
るための工具を差し込む操作用孔29が形成されてい
る。また、前記ハブ14の円筒状部材14aの外周面に
は、この円筒状部材14aの外周面とふた部材26の内
周面との間をシールするOリング30が装着されてい
る。
【0021】図10に簡略に示したように、両トルク伝
達リング20の歯部23とハブ14の歯部24とは周方
向Bにおいて互いに交互に位置していて、通常のトルク
負荷では、皿バネ21の押圧力により、傾斜面23a,
傾斜面24aが互いに圧接する状態で周方向Bにおいて
係合している。
【0022】また、図1,図2に示すように、前記キャ
ップ13の円板部16bの中央部にはボルト貫通孔34
が形成され、さらに、嵌合孔19に嵌合した操作軸2の
端部にはねじ孔35が形成されている。皿ばね座金37
を介して脱落防止用のボルト36(ねじ部材の一例)を
ボルト貫通孔34に挿通してねじ孔35に螺合すること
により、キャップ13が軸心A方向において操作軸2に
係止される。これにより、ボルト36は操作軸2に固定
され、キャップ13は、ボルト36に対して、軸心A廻
りに回転可能となる。
【0023】前記ボルト36は、係合突起部17の内部
に形成されかつ係合突起部17の頂部に開口する取付孔
38の内部に挿入されている。係合突起部17の頂部に
は、取付孔38を覆う四角平板状のカバー体39が取付
けられている。すなわち、図3,図6に示すように、取
付孔38の頂部開口部には印ろう部40が形成されてお
り、前記カバー体39は印ろう部40に嵌め込まれてい
る。尚、カバー体39の外周部にはシール材が塗られて
おり、カバー体39の外周面と印ろう部40の内周面と
の間はシール材によってシールされている。
【0024】また、カバー体39の表面には表示部41
が形成され、表示部41には、操作機1で操作される弁
の種類を示すアルファベット42(図6において、Bは
バタフライ弁を示し、Sは仕切弁を示す)が記載されて
いる。
【0025】尚、図5はトルク伝達装置11の底面図で
あり、図1は、図5のトルク伝達装置11をX−X断面
で見た断面図に相当している。以下、上記構成における
作用を説明する。
【0026】操作機1の操作軸2を嵌合孔19に嵌合
し、ボルト36と皿ばね座金37とを取付孔38の内部
に挿入し、ボルト36をボルト貫通孔34に挿通してね
じ孔35に螺合する。これにより、キャップ13が軸心
A方向において操作軸2に係止されるため、トルク伝達
装置11が、操作軸2に、脱落することなく取付けられ
る。そして、印ろう部40にカバー体39を嵌め込んで
取付孔38を覆う。これにより、外部の水や異物が取付
孔38からボルト貫通孔34を通ってキャップ13の孔
部15内へ侵入することを防止し得る。
【0027】また、作業者が、カバー体39の表示部4
1を目視することによって、容易に弁の種類(Bの表示
があればバタフライ弁、Sの表示があれば仕切弁)を認
識することができる。このように、カバー体39は、水
や異物の侵入を防止する役割に加えて、銘板の役割をも
兼用している。尚、図6に示すように、表示部41に
は、バタフライ弁を示すアルファベット「B」や仕切弁
を示すアルファベット「S」の他に、さらに多種類の型
式やサイズ(弁の口径)等を表示してもよい。そして、
該当する型式やサイズが表示されたカバー体39を印ろ
う部40に嵌め込むことによって、キャップ13の種類
を共通化して減らすことができる。
【0028】上記のようにしてトルク伝達装置11を操
作軸2に装着した状態では、図1に示すように、操作軸
2はハブ14の嵌合孔19に嵌合し、ハブ14は環状鍔
部14bにおいて両トルク伝達リング20と係合し、ト
ルク伝達リング20は外周面においてキャップ13に係
合している。
【0029】弁の開閉操作時に、キャップ13の係合突
起部17に操作棒(図示せず)等を係合させ、この操作
棒を回転操作してキャップ13を回転駆動すると、その
トルクがトルク伝達リング20,ハブ14を介して操作
軸2に伝わり、操作軸2が回転して弁が開閉動作する。
【0030】弁の全開時もしくは全閉時に、弁の回転限
度を越えた過大なトルクがキャップ13に加わると、図
10より理解されるように、トルク伝達リング20の歯
部23の傾斜面23aがハブ14の歯部24の傾斜面2
4aに強く押し付けられ、傾斜面23a,24a間でス
リップが生じる。その結果、図2に示したようにトルク
伝達リング20が軸心A方向に移動するとともに皿バネ
21が弾性変形して、トルク伝達リング20の歯部23
がハブ14の歯部24を乗り越え、つまりハブ14に対
してキャップ13がトルク伝達リング20とともに空転
し、過大なトルク伝達は防止される。
【0031】このように皿バネ21の弾性変形によって
過剰トルクを防止する方式なので、図1に示す当り面3
1の位置を軸心Aの方向に沿って変更し、皿バネ21の
数を調節することによって、最大トルクを調整できる。
【0032】また、図1,図2に示すように、ふた部材
26は、ハブ14とトルク伝達リング20と皿バネ21
とが孔部15の開口部から脱落するのを防止するととも
に、皿バネ21の押圧力を受け止めている。このような
ふた部材26はおねじ部28とめねじ部27とを介して
キャップ13の孔部15の開口部に締め込まれて取付け
られるため、複数本のボルト等を用いてふた部材26を
取付ける場合に比べて、簡単な操作でかつ短時間のうち
にふた部材26を強固にキャップ13に取付けることが
できる。
【0033】さらに、キャップ13の軸心A方向に向き
かつ軸心Aを中心とした円周上に複数本配設されたボル
ト45(図1の仮想線参照)等を用いてふた部材26を
キャップ13の本体部16に連結する場合に比べて、ふ
た部材26の外径Cとキャップ13の円筒部16aの外
径Dとを小さくすることができ、これにより、トルク伝
達装置11を小型軽量化することができる。
【0034】また、複数のピン46(図1の仮想線参
照)をキャップ13の円筒部16aの外周方からキャッ
プ13の軸心Aに向けて径方向へ挿通することによっ
て、これらピン46を用いてふた部材26をキャップ1
3の本体部16に連結した場合、せん断力によってピン
46が変形するといった懸念があるが、これに対して、
ふた部材26はおねじ部28とめねじ部27とを介して
キャップ13に締め込まれて取付けられているため、せ
ん断力による変形等の発生を防止することができる。
【0035】上記実施の形態では、弾性体の一例として
皿バネ21を用いているが、皿バネ21に代えてスプリ
ングなどの他の弾性体を配置することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、入力
側部材に過大なトルクが負荷された場合、出力側部材に
対して入力側部材がトルク伝達リングとともに空転し、
過大なトルク伝達は防止される。
【0037】また、ふた部材は、出力側部材とトルク伝
達リングと弾性体とが孔部開口部から脱落するのを防止
するとともに、弾性体の押圧力を受け止めている。この
ようなふた部材はおねじ部とめねじ部とを介して入力側
部材の孔部開口部に締め込まれて取付けられるため、簡
単な操作でかつ短時間のうちにふた部材を強固に入力側
部材に取付けることができ、さらに、トルク伝達装置を
小型化することができる。
【0038】また、本第2発明によれば、取付孔をカバ
ー体で覆うことにより、外部の水や異物が取付孔から入
力側部材の孔部内へ侵入することを防止し得る。また、
本第3発明によれば、カバー体は、水や異物の侵入を防
止する役割に加えて、銘板としての役割をも兼用してい
る。また、多種類のサイズや型式等を表示したカバー体
を用意し、該当するサイズや型式が表示されたカバー体
を入力側部材に嵌め込むことによって、入力側部材の種
類を共通化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるトルク伝達装置の
縦断面図であり、図5をX−X断面で見たものである。
【図2】同、トルク伝達装置の縦断面図であり、過大な
トルクが負荷されて皿バネが変形した状態を示す。
【図3】同、トルク伝達装置の正面図であり、ふた部材
とカバー体とボルトと座金とを取り外した状態を示す。
【図4】同、トルク伝達装置のふた部材の図である。
【図5】同、トルク伝達装置の底面図である。
【図6】同、トルク伝達装置の平面図である。
【図7】同、トルク伝達装置のキャップの円筒部の横断
面図である。
【図8】同、トルク伝達装置のハブの図であり、(a)
はハブの一部切欠き正面図であり、(b)はハブの平面
図である。
【図9】同、トルク伝達装置のトルク伝達リングの平面
図である。
【図10】同、トルク伝達装置のハブとトルク伝達リン
グとの歯部の拡大図である。
【図11】従来の弁の操作機を示した断面図である。
【符号の説明】
2 操作軸(外部の軸) 11 トルク伝達装置 13 キャップ(入力側部材) 14 ハブ(出力側部材) 14b 環状鍔部 15 孔部 16 本体部 17 係合突起部 19 嵌合孔 20 トルク伝達リング 21 皿バネ(弾性体) 23a,24a 傾斜面 26 ふた部材 27 めねじ 28 おねじ 36 ボルト(ねじ部材) 38 取付孔 39 カバー体 41 表示部 A 軸心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段によって入力側部材に入力され
    たトルクを出力側部材へ伝達するトルク伝達装置であっ
    て、入力側部材に形成した孔部の内部に、環状鍔部を形
    成した出力側部材が軸心廻りに回転自在に遊嵌され、環
    状鍔部に当接するトルク伝達リングが出力側部材に外挿
    されて前記孔部内に配置され、トルク伝達リングを環状
    鍔部に向けて押圧する弾性体が出力側部材の端面と孔部
    の奥端面との間に配置され、入力側部材の孔部内周面と
    トルク伝達リングの外周面とは軸心廻りにおいて互いに
    係止するように構成され、前記環状鍔部とトルク伝達リ
    ングの双方の当接面に、周方向において係合する傾斜面
    が形成され、入力側部材の孔部開口側に弾性体の押圧力
    を受け止める環状のふた部材が設けられ、前記ふた部材
    の外周面に、入力側部材の孔部開口部の内周面に形成さ
    れためねじ部に螺合されるおねじ部が形成され、前記お
    ねじ部をめねじ部に螺合することによって、前記ふた部
    材が入力側部材の孔部開口部に締め込まれて取付けら
    れ、前記出力側部材とトルク伝達リングと弾性体との孔
    部開口部からの脱落が防止されることを特徴とするトル
    ク伝達装置。
  2. 【請求項2】 入力側部材は、孔部を有する本体部と、
    軸心方向に突出しかつ入力手段に係合可能な係合突起部
    とで構成され、出力側部材に嵌合孔が形成され、前記嵌
    合孔に嵌合された外部の軸に螺合して、入力側部材を軸
    心方向において外部の軸に係止する脱落防止用のねじ部
    材が設けられ、前記ねじ部材は、前記係合突起部内に形
    成されかつ係合突起部の頂部に開口する取付孔の内部に
    挿入され、前記係合突起部の頂部に、前記取付孔を覆う
    カバー体が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1
    記載のトルク伝達装置。
  3. 【請求項3】 カバー体の表面に表示部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のトルク伝達装置。
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