JP2956737B2 - 弁体の取付構造 - Google Patents

弁体の取付構造

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JP2956737B2 JP11351193A JP11351193A JP2956737B2 JP 2956737 B2 JP2956737 B2 JP 2956737B2 JP 11351193 A JP11351193 A JP 11351193A JP 11351193 A JP11351193 A JP 11351193A JP 2956737 B2 JP2956737 B2 JP 2956737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物処理プラントな
どの流路中に設けられる弁体の取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物処理プラントなどの流路中
に弁体を設ける場合、駆動軸からの駆動力が伝えられる
2つ割りのスリーブの間に弁体を挟み、4本のボルトで
スリーブと弁体を固定しているのが一般的な構成であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、4本のボルトのみでスリーブと弁体を固
定しているため、長期間使用しているとスリーブおよび
弁体のボルト孔が長孔状に変形し、ボルトの締め付け力
が緩み、ガタが生じるとともに弁体の開位置がずれると
いう問題があり、さらにはボルトがせん断するという問
題があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するもの
で、駆動軸に対する弁体の取り付けにボルトを使用せ
ず、長期間の使用においても安定した取り付け状態を保
持できる弁体の取付構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の弁体の取付構造は、上流側流路に繋がる流
路が形成された筒状の弁箱と下流側流路に繋がる流路が
形成された筒状の弁箱とを同一軸芯上に配して、前記両
弁箱間に、両弁箱の流路間を連通・遮断する弁体を配
し、この弁体を回動させる駆動軸を弁箱外側に配すると
ともに、前記弁体を両側から挟んで固定プレートを設
け、弁体および両固定プレートに駆動軸を挿通する孔部
を設け、駆動軸の外周面とそれに対応する各孔部の内周
面とに軸心廻りにおいて相互に当接する複数の係合面を
設け、前記固定プレートおよび弁箱の外周に、弁体によ
る流路の全閉時と全開時にそれぞれ当接するストッパ面
を形成したものである
【0006】
【作用】この構成により、弁体の開閉動作時に複数の係
合面において駆動軸からの駆動力を全周から弁体に伝え
られるとともに、その駆動力を弁体と固定プレートとに
分散させることができ、弁体の孔部の摩耗を防止して、
長期間の使用においても安定した弁体の取り付け状態を
保持できる。また流路の全閉時と全開時とに弁箱のスト
ッパ面と固定プレートのストッパ面との当接によって弁
体の姿勢を保持できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1〜図3において、上流側流路に繋
がる流路1が形成された筒状の弁箱2と下流側流路に繋
がる流路3が形成された筒状の弁箱4とを同一軸芯上に
配して、前記弁箱2,4間に、前記流路1,3間を連通
・遮断するように回動自在に板状の弁体5が設けられて
いる。前記弁箱2,4の対向端面にはそれぞれ同径の環
状の溝部6,7が形成され、この溝部6,7内に合成樹
脂製の環状のスクレーパ8,9が前記弁体5の表面に当
接するように設けられている。10,11は前記スクレーパ
8,9を弁体5の表面側に付勢すべく前記溝部6,7内
におけるスクレーパ8,9の内側に設けた合成ゴムから
なるアダプタで、底面に凹部10a,11aを有して弾力性
が付与されている。
【0008】前記下流側流路に繋がる流路3を有する弁
箱4の端面には前記溝部7と同一軸芯上で溝部7より大
径の位置に別の環状の溝部12が形成され、この環状の溝
部12内には前記流路1,3内を流れる流体の外部への漏
れを防止すべく弁体5の一方の表面に圧接するパッキン
13が設けられている。14は前記パッキン13に対向して弁
体5の他方の表面に圧接して前記流体の外部への漏れを
防止するために、前記上流側流路に繋がる流路1を有す
る弁箱2に当接した状態で摺動する環状のシート15の先
端の環状の溝部16内に設けられたパッキンである。17は
前記弁箱2に対する前記シート15の当接面に形成された
環状の溝部18内に設けられたOリングである。19は前記
シート16を弁体5の他方の表面に対して遠近移動させる
シリンダー装置である。なお、前記パッキン13,14が設
けられた溝部12,16内にはグリスが注入されてシール性
能が保持されている。
【0009】ところで、前記弁体5を回動させるため
に、前記弁箱2,4の外側に軸受20を介して取り付けた
支軸21に、トルクアーム22と一体的な筒状の駆動軸23が
外嵌して設けられており、この駆動軸23の軸芯方向の一
部の外周に形成されたスプライン状係合部24に弁体5の
スプライン状孔部25を係合させている。さらに詳しく
は、駆動軸23のスプライン状係合部24に対する弁体5の
係合部分は固定プレート26,26により両側から挟まれ
て、弁体5と固定プレート26,26はボルト27およびナッ
ト28により互いに固定されており、かつ各固定プレート
26にも前記駆動軸23のスプライン状係合部24に係合する
スプライン状孔部29が形成されている。従って、駆動軸
23のスプライン状係合部24に対する係合部(スプライン
状孔部25、スプライン状孔部29)の厚みは弁体5の厚み
と固定プレート26,26の厚みの合計となり、弁体5はス
プライン状係合部24に確実に係合する。30は前記軸受20
と駆動軸23との間に設けられたベアリング、31は駆動軸
23の軸芯方向の一端側のベアリング30と軸受20との間に
設けられたスペーサーである。
【0010】図3に前記固定プレート26,26と前記弁箱
2,4との関係を示し、各固定プレート26の外周には互
いに直交する方向に直線状のストッパー面26a,26bを
有し、両固定プレート26,26の一方のストッパー面26
a,26aが前記シート15,弁箱4の外周のフラット面15
a,4aに当接したときに弁体5が開いた状態を保持
し、両固定プレート26,26の他方のストッパー面26b,
26bが前記シート15,弁箱4の外周のフラット面15a,
4aに当接したときに弁体5が閉じた状態を保持するよ
うに構成されている。
【0011】上記構成において、弁体5の開閉は前記ト
ルクアーム22の回転が駆動軸23に伝わり、駆動軸23のス
プライン状係合部24から弁体5のスプライン状孔部25に
伝わって行なわれる。この弁体5の開閉動作時にスプラ
イン状係合部24から弁体5に伝わる力は固定プレート26
に分散され、弁体5のスプライン状孔部25の摩耗を少な
くすることができ、またスプライン係合により駆動軸23
からの駆動力を全周から伝えることができる。さらに、
スプライン係合としてあることにより、弁体5の厚み方
向の移動に追従させることができる。なお、スプライン
係合の代わりにセレーションもしくは多角形による係合
を選択することも可能である。
【0012】さらに、図面に示す実施例において、前記
パッキン13,14と弁体5とのシール部よりも内径部にお
いてアダプタ10,11によってスクレーパ8,9を弁体5
の表面側に付勢しており、弁体5の開閉動作時に弁体5
の表面の付着物をスクレーパ8,9によって掻き落と
し、付着物がパッキン13,14に付着するのを防止するこ
とができ、パッキン13,14の寿命を延ばすことができ
る。また、スクレーパ8,9が前記弁体5の表面および
付着物と擦れ合って摩耗するが、スクレーパ8,9は前
記アダプタ10,11によって弁体5の表面側に付勢されて
いるので、スクレーパ8,9を短期間で取り替える必要
なく、長期に亘って使用できる。さらに、前記シート15
は弁体5に対してシリンダー装置19により遠近移動され
るようになっており、弁体5の開閉動作時はシート15の
先端のパッキン14が弁体5から離れるようにシート15を
弁体5から遠ざかる方向に移動させておけば、パッキン
14の摩耗を防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁体を両
側から挟んで固定プレートを設け、弁体および両固定プ
レートに駆動軸を挿通する孔部を設け、駆動軸の外周面
とそれに対応する各孔部の内周面とに軸心廻りにおいて
相互に当接する複数の係合面を設けたことで、弁体の開
閉動作時に複数の係合面において駆動軸からの駆動力を
全周から弁体に伝えられるとともに、その駆動力を弁体
と固定プレートとに分散させることができ、弁体の孔部
の摩耗を防止して、長期間の使用においても安定した弁
体の取り付け状態を保持できる。また、固定プレートお
よび弁箱の外周にストッパ面を形成するという簡単な構
成で、弁体による流路の全閉時と全開時における弁体の
姿勢を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における弁体の取付構造を示
す断面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同要部拡大図である。
【符号の説明】
1 流路 2 弁箱 3 流路 4 弁箱 4a フラット面 5 弁体 15 シート 15a フラット面 20 軸受 21 支軸 22 トルクアーム 23 駆動軸 24 スプライン状係合部 25 スプライン状孔部 26 固定プレート 26a ストッパー面 26b ストッパー面 27 ボルト 28 ナット 29 スプライン状孔部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側流路に繋がる流路が形成された筒
    状の弁箱と下流側流路に繋がる流路が形成された筒状の
    弁箱とを同一軸芯上に配して、前記両弁箱間に、両弁箱
    の流路間を連通・遮断する弁体を配し、この弁体を回動
    させる駆動軸を弁箱外側に配するとともに、前記弁体を
    両側から挟んで固定プレートを設け、弁体および両固定
    プレートに駆動軸を挿通する孔部を設け、駆動軸の外周
    面とそれに対応する各孔部の内周面とに軸心廻りにおい
    て相互に当接する複数の係合面を設け、前記固定プレー
    トおよび弁箱の外周に、弁体による流路の全閉時と全開
    時にそれぞれ当接するストッパ面を形成したことを特徴
    とする弁体の取付構造。
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