JP2000199529A - トルク伝達構造 - Google Patents

トルク伝達構造

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JP2000199529A
JP2000199529A JP11000248A JP24899A JP2000199529A JP 2000199529 A JP2000199529 A JP 2000199529A JP 11000248 A JP11000248 A JP 11000248A JP 24899 A JP24899 A JP 24899A JP 2000199529 A JP2000199529 A JP 2000199529A
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JP
Japan
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output shaft
input shaft
cap
ring
hub
Prior art date
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Pending
Application number
JP11000248A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kitamura
雅明 北村
Hiroo Sensui
博雄 泉水
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大なトルク伝達を防止できるトルク伝達構
造を提供する。 【解決手段】 入力軸をなすキャップ3の孔部4の内部
に、出力軸をなすハブ8を軸心廻り回転自在に遊嵌し、
キャップ3の内周面に軸心廻りに係止される入力軸リン
グ13と、ハブ8の外周面に軸心廻りに係止される出力
軸リング14とをハブ8に外挿して交互に積層する。リ
ング13,14の反力を受け止める押さえ孔部4開口側
に設ける。双方のリング13,14の当接面には、周方
向において係合する傾斜面13b,14bを形成する。
これにより、過大なトルクが負荷された時には傾斜面1
3b,14b間でスリップが生じ、各リング13,14
が撓み、ハブ8に対してキャップ3全体が空転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁の操作機の操作
軸などにトルクを伝達するトルク伝達構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば図7に示すように、弁の
操作機1などにおいては、操作機1の操作軸2に操作キ
ャップ3を取り付け、そのキャップ3を操作棒(図示せ
ず)等により回転駆動することにより、操作棒の駆動力
をキャップ3を介して操作軸2に伝達し、弁を開閉する
ようにしている。キャップ3は、角錐状または角柱状に
形成された操作軸2に嵌合する孔部4を設けることで、
操作軸2の軸心廻りにおける廻り止めを行うとともに、
シアーピン5により操作軸2に対して抜け止めしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような操作軸2とキャップ3との嵌合によって駆動力
の伝達を行う方式では、弁の全開時や全閉時などに回転
限度を越えた過大なトルクがキャップ3に加えられた場
合も、キャップ3は加えられた全てのトルクを操作軸2
に伝達するので、操作機1や弁などの操作対象装置が破
損する問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、過大
なトルク伝達を防止できるトルク伝達構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のトルク伝達構造は、入力軸に形成した孔部
の内部に出力軸を軸心廻りに回転自在に遊嵌し、軸心方
向に弾性変形する複数のトルク伝達リングを出力軸に外
挿して積層し、積層したリングの反力を孔部開口側で受
け止める押さえ板を入力軸に設け、前記トルク伝達リン
グは、入力軸の孔部内周面に軸心廻りにおいて係合する
入力軸リングと、出力軸の外周面に軸心廻りにおいて係
合する出力軸リングとからなり、入力軸リングと出力軸
リングとを交互に配置し、双方のリングの当接面に、周
方向において係合する傾斜面を形成したことを特徴とす
る。
【0006】ここで、入力軸および出力軸は、弁操作機
の操作軸や弁棒自体などを出力軸として入力軸を設けた
もの、同操作軸や弁棒などに別途に装着する操作キャッ
プにおける出力軸と入力軸、の両者を意味し、通常は角
柱状もしくは角錐状をなしており、断面形状において四
角形、六角形、八角形等のものがある。
【0007】上記した構成によれば、入力軸を回転駆動
することにより、入力軸のトルクを入力軸リングと出力
軸リングとを介して出力軸に伝達できる。入力軸に過大
なトルクが負荷された時には、入力軸リングの傾斜面が
出力軸リングの傾斜面に強く押し付けられるため傾斜面
間でスリップが生じ、スリップした入力軸リングと出力
軸リングとが互いに離間する軸心方向に移動してそれぞ
れ撓み、周方向における係合が解除される結果、出力軸
リングと連動する出力軸に対して入力軸が入力軸リング
とともに空転し、過大なトルク伝達は防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0009】図1〜図5において、本発明の一実施形態
におけるトルク伝達構造は先に図7を用いて説明したも
のと同様の操作キャップとして具現しているので、同様
の作用を有する部材に図7と同じ符号を付して説明す
る。
【0010】入力軸をなすキャップ3は弁の操作機1の
操作軸2に装着してトルクを伝達するものであり、キャ
ップ3を操作棒(図示せず)等により回転駆動すること
により操作軸2を回転操作する。操作軸2は角錐状をな
しており、断面形状において四角形である。
【0011】キャップ3には、操作棒に嵌合する角錘状
の入力軸部6と、孔部4を形成したソケット部7とを設
けており、孔部4の内部に、出力軸をなすハブ8を軸心
廻りに回転自在に遊嵌し、軸心方向に弾性変形する複数
のトルク伝達リング9をハブ8に外挿して積層してい
る。孔部4の開口側には、ハブ8との間隙に嵌入してリ
ング9の反力を受け止める凸部10を内周側に形成した
環状押さえ板11を配置し、キャップ3にボルト3a、
ワッシャ3bで固定している。
【0012】キャップ3の孔部4は、図2に示したよう
に、ハブ8の一端部が嵌入する凹部4aを除いて概ね八
角柱状に形成している。
【0013】ハブ8は、図3に示したように、操作軸2
に嵌合する角錐状の嵌合孔12を有し、八角筒状をなし
ている。
【0014】トルク伝達リング9は、キャップ3の孔部
4の内周面に軸心廻りにおいて係止される入力軸リング
13と、ハブ8の外周面に軸心廻りにおいて係止される
出力軸リング14とからなり、各リング13,14を交
互に、互いに対向する面において当接する状態に配置し
ている。
【0015】入力軸リング13は図4に示したように、
平面視における外周形状が孔部4に嵌合する八角形をな
し、内周側においてハブ8との間に間隙を有するもので
あり、各角部13aに対応する位置と周方向におけるそ
の中間位置とで交互に上下に屈曲して、傾斜面13bが
連なった山部13c、谷部13dを形成している。
【0016】出力軸リング14は図5に示したように、
ハブ8に嵌合する八角形の嵌合孔15を有し、外周側に
おいてキャップ3の孔部4の内周面との間に間隙を有す
るものであり、各角部14aに対応する位置と周方向に
おけるその中間位置とで交互に上下に屈曲して、傾斜面
14bが連なった山部14c、谷部14dを形成してい
る。
【0017】上記した構成における作用を説明する。
【0018】キャップ3を操作軸2に装着した状態で
は、操作軸2はハブ8の嵌合孔12に嵌入し、ハブ8は
出力軸リング14の嵌合孔15に嵌入し、出力軸リング
14と入力軸リング13とは互いの山部13c・谷部1
4d、山部14c・谷部13dで係合し、入力軸リング
13はキャップ3の孔部4に嵌入している。
【0019】弁の開閉操作時に、入力軸部6に装着する
操作棒等によりキャップ3を回転駆動すると、そのトル
クが入力軸リング13、出力軸リング14、ハブ8を介
して操作軸2に伝わり、操作軸2が回転して弁が開閉動
作する。
【0020】弁の全開時もしくは全閉時に、弁の回転限
度を越えて過大なトルクをキャップ3に加えると、入力
軸リング13の傾斜面13bが出力軸リング14の傾斜
面14bに強く押し付けられ、傾斜面13b、14b間
でスリップが生じ、スリップした入力軸リング13と出
力軸リング14とが互いに離間する軸心方向に移動して
撓み、それぞれの山部13c、14cが互いに乗り越え
る結果、出力軸リング14に連動するハブ8に対してキ
ャップ3が入力軸リング13とともに空転し、過大なト
ルク伝達は防止される。
【0021】このように入力軸リング13、出力軸リン
グ14の弾性変形で過剰トルクを防止する方式なので、
各リング13、14の材料や数や山部・谷部形状を変え
ること、もしくは各リング13、14の反力を受け止め
る凸部10の嵌入長さを変えることで最大トルクを調整
することができる。
【0022】図6に示したように、入力軸をなすキャッ
プ3を、孔部4を有するソケット部7と、入力軸部6を
有し、キャップ3の天部をなす円板部16とに分割形成
し、孔部4開口側のソケット部7の内周に形成した環状
部17と、天部側の円板部17に形成した孔部嵌入突部
18とによって、リング13、14の反力を受け止める
ようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力軸の
孔部の内部に出力軸を軸心廻り回転自在に遊嵌し、入力
軸に軸心廻りに係止される入力軸リングと出力軸に軸心
廻りに係止される出力軸リングとを出力軸に外挿して交
互に積層し、積層した双方のリングの当接面に、周方向
において係合する傾斜面を形成したことにより、入力軸
にかかる過大なトルクの出力軸への伝達をリング間のス
リップによって防止することができ、積層するリングの
材料や数等を変えることで最大トルクの調整も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるトルク伝達構造
を示した説明図である。
【図2】同トルク伝達構造において入力軸をなすキャッ
プを示した説明図である。
【図3】同トルク伝達構造において出力軸をなすハブを
示した説明図である。
【図4】同キャップ内に配置される入力軸リングを示し
た説明図である。
【図5】同キャップ内に配置される出力軸リングを示し
た説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態におけるトルク伝達構造
を示した説明図である。
【図7】従来の弁の操作機を示した断面図である。
【符号の説明】
3 キャップ(入力軸) 4 孔部 8 ハブ(出力軸) 9 トルク伝達リング 11 押さえ板 12 嵌合孔 13 入力軸リング 13b 傾斜面 13c 山部 14 出力軸リング 14b 傾斜面 14c 山部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に形成した孔部の内部に出力軸を
    軸心廻りに回転自在に遊嵌し、軸心方向に弾性変形する
    複数のトルク伝達リングを出力軸に外挿して積層し、積
    層したリングの反力を孔部開口側で受け止める押さえ板
    を入力軸に設け、前記トルク伝達リングは、入力軸の孔
    部内周面に軸心廻りにおいて係合する入力軸リングと、
    出力軸の外周面に軸心廻りにおいて係合する出力軸リン
    グとからなり、入力軸リングと出力軸リングとを交互に
    配置し、双方のリングの当接面に、周方向において係合
    する傾斜面を形成したことを特徴とするトルク伝達構
    造。
JP11000248A 1999-01-05 1999-01-05 トルク伝達構造 Pending JP2000199529A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076443A (ko) * 2001-03-28 2002-10-11 이금우 밸브 개폐장치
JP2006313021A (ja) * 2006-08-28 2006-11-16 Yanmar Agricult Equip Co Ltd トルクリミッタ
JP2016098866A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 日本電産シンポ株式会社 波動歯車装置

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