JP2001200518A - 擁護壁造成方法 - Google Patents

擁護壁造成方法

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JP2001200518A
JP2001200518A JP2000009425A JP2000009425A JP2001200518A JP 2001200518 A JP2001200518 A JP 2001200518A JP 2000009425 A JP2000009425 A JP 2000009425A JP 2000009425 A JP2000009425 A JP 2000009425A JP 2001200518 A JP2001200518 A JP 2001200518A
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JP
Japan
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concrete
concrete forms
support lever
forms
erected
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JP2000009425A
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Susumu Kamei
進 亀井
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RAIN FOREST KK
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RAIN FOREST KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンクリート施工時に使用したコンクリート
型枠をそのまま擁護壁の表面材として残存使用するよう
にして、コンクリート型枠を支える外部バタ材の組み付
けや解体、並びにコンクリート型枠の除去作業を排除
し、作業の簡略化とコストの低減化を図る。 【解決手段】 コンクリート型枠立設時に隣接するコン
クリート型枠同士をジョイント板3で連結し、このコン
クリート型枠1…を所定の角度で立設させ、ネジ孔1a
…を利用してその背面から支持レバー2で保持させ、コ
ンクリート型枠1…によって囲撓されたコンクリート施
工空間Aにコンクリートを流し込んで硬化させた後、先
に立設させたコンクリート型枠1…の上段に次段のコン
クリート型枠1…を継ぎ足して支持レバー2で保持さ
せ、前記同様にコンクリート施工空間Aにコンクリート
を流し込むことによりコンクリート型枠1…と一体的に
コンクリートを順次施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は河川の堤防や仕切
堰、ダム等をコンクリートで構築する際の擁護壁造成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、河川の堤防や仕切堰はコンクリ
ートを流し込んで形成されている。このような構造物を
構築する際、構造物の表面となる部分に適当な高さにわ
たってコンクリート型枠(一般には金属で作られたメタ
ルフォーム又は木製の型枠が広く使用されている)を組
み付けて背部から金属型材等で作られた支持レバーで保
持させると共に表面側では縦横の外部バタ材を組み付け
て保持させ、コンクリートを流し込んで硬化した後、外
部バタ材を解体してコンクリート型枠をコンクリート面
から取り外している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来手段で
は、コンクリート施工後に外部バタ材を解体してコンク
リート型枠をコンクリート面から取り外す作業が大変煩
雑で面倒である。またコンクリート型枠を剥離したあ
と、コンクリート型枠の剥離跡や継ぎ目跡等の模様が残
存して見苦しいため、場合によってはこれを除去するた
めの表面仕上げ作業を必要とすると共に、コンクリート
型枠を背面から支持させた金属製の支持レバーの先端部
分がコンクリート表面に露出しているため、露出部分を
切断除去してその先端をキャップやモルタルで覆い隠す
等の煩雑な後処理を必要とした。
【0004】そこで本発明は、コンクリート施工時に使
用したコンクリート型枠をそのまま擁護壁の表面材とし
て残存使用するようにして、コンクリート型枠を支える
外部バタ材の組み付けや解体、並びにコンクリート型枠
の除去作業を排除し、作業の簡略化とコストの低減化を
図ることを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち本
発明に係る擁護壁造成方法にあっては、内部に補強芯材
等を埋め込むことにより適当な強度を持たせた状態でコ
ンクリート又はモルタルにより形成したコンクリート型
枠1の背面に隣接するコンクリート型枠同士をジョイン
ト板3で連結するためのネジ孔1a…を設けて、コンク
リート型枠立設時に隣接するコンクリート型枠同士をジ
ョイント板3で連結するようにし、このコンクリート型
枠1…を所定の角度で立設させ、前記ネジ孔1a…を利
用してその背面から支持レバー2で保持させ、コンクリ
ート型枠1…によって囲撓されたコンクリート施工空間
Aにコンクリートを流し込んで硬化させた後、先に立設
させたコンクリート型枠1…の上段に次段のコンクリー
ト型枠1…を継ぎ足して支持レバー2で保持させ、前記
同様にコンクリート施工空間Aにコンクリートを流し込
むことによりコンクリート型枠1…と一体的にコンクリ
ートを順次施工することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】また、前記ジョイント板3にネジ
孔3aを設け、前記支持レバー2の先端部に前記ネジ孔
3aに螺合するボルト2dを設けてこれらを螺合するこ
とにより支持レバー2をコンクリート型枠1に連結する
ように形成するのがよい。これにより支持レバー2の取
付を容易に行うことができる。また支持レバー2の基端
部には固定用のフック2eを設けておくのがよい。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1乃至図6において、符号1は本発明に使用され
るコンクリート型枠であって、図2に示すように、内部
に鉄筋やメッシュ鋼等の補強芯材1bを埋め込むことに
より適当な強度を持たせた状態でコンクリート又はモル
タルにより形成されている。背面には組立時に隣接する
コンクリート型枠同士をジョイント板3で連結するため
のネジ孔1a…が設けられている。本実施例ではこのネ
ジ孔1aはコンクリート型枠1の背面上部並びに下部の
両端部並びに中間部の6ヶ所に設けられている。尚、ネ
ジ孔1a…は例えば金属製のナットを埋め込むことによ
って形成することができる。また前記ジョイント板3に
はコンクリート型枠1に固定するためのネジ挿通孔3b
と、後述する支持レバー2のボルト2dを螺合するため
のネジ孔3aが設けられている。
【0008】上記の如く形成したコンクリート型枠1…
を図1並びに図5に示すように所定の傾斜角で立設させ
て上下2段に積み重ね、隣接するコンクリート型枠1,
1同士をジョイント板3…で連結する。この場合必要あ
れば図1に示すように下段のコンクリート型枠同士をそ
の下方部で長方形をなす別のジョイント部材4で連結し
てもよい。次いでコンクリート型枠1をその背面から支
持レバー2…で保持させる。
【0009】支持レバー2はアングル状又はチャンネル
状やU字形の型材或いは四角筒状の金属材によって形成
された長尺の主支柱2aと短尺の上下補助支柱2b,2
cとが伸縮自在に直線状に組み合わされて構成されてお
り、上部補助支柱2bの先端に連結用のボルト2dが、
下部支柱2cの下端に固定用のアンカーフック2eが設
けられている。従って、ボルト2dをコンクリート型枠
1に固定したジョイント板3のネジ孔3aに螺入するこ
とにより簡単に支持レバー2をコンクリート型枠1に連
結することができる。また、下端のアンカーフック2e
を固定基盤B内に予め埋め込んで固定するこれによりコ
ンクリート型枠1を所定の傾斜角度で安定保持させるこ
とができる。尚、必要があれば図4に示すように所定の
傾斜角で立設させた下段のコンクリート型枠1の前面下
端部をストッパーDを当て付けて固定金具Cで押さえて
おくのがよい。尚、図3のように、前記主支柱2aと補
助支柱2b,2cには一定の間隔を隔ててピン挿入孔2
fが設けられていて所望のピン挿入孔2fにピン2gを
差し込むことによって支持レバー2の全長が伸縮調整で
きるようになっている。
【0010】このようにしてコンクリート型枠1を上下
2段に立設組付けたあと、図4に示すようにコンクリー
ト型枠1…によって囲撓されたコンクリート施工空間A
にコンクリートを流し込んで図5に示すように先ず第1
段階のコンクリートを硬化造成する。次いで、先に立設
させたコンクリート型枠1…の上部に次段のコンクリー
ト型枠1…を継ぎ足して前記と同様な手段で支持レバー
2により継ぎ足した上部コンクリート型枠1を保持させ
る。この場合図5のように、上部支持レバー2のアンカ
ーフック2eは、先に流し込んだコンクリートが未硬化
状態の時に埋め込んでおく。このようにして形成された
コンクリート施工空間Aにコンクリートを流し込むこと
によりコンクリートを第1段階から第2段階へと施工す
るものである。勿論、必要に応じて第2段階のコンクリ
ートを施工後、同様な手段で第3段階或いは第4段階へ
と先に施工したコンクリートの上部に積み重ねるように
上方に向かって順次積層的にコンクリートを施工するこ
とができる。尚、本実施例では第2段階のコンクリート
型枠1も第1段階と同様に、2段積みとして示してある
が、第1段階とは別に1段に組成してもよい。
【0011】また第1段階のコンクリート型枠1にあっ
ても、図8に示すように1段で形成してもよいことは勿
論である。このコンクリート型枠1の積層段数は必ずし
も2段積である必要はなく、例えば図7に示したよう
に、一度のコンクリート打設の量に対応させて3段積み
として形成してもよく、それ以上の多段に形成してもよ
いことは言うまでもない。また、支持レバー2にあって
も、図7において仮想線2Aで示したように、1本のア
ンカーフック2eに対して、2本の時には3本の支持レ
バー2を連結させて支持させることもできることは、現
場において現に実施されている通りである。
【0012】このようにして造成されたコンクリート擁
護壁では、コンクリート型枠1は取り外すことなくその
まま擁護壁の傾斜表面材として残される。従って擁護壁
表面にはコンクリート型枠の剥離跡や支持レバーの先端
部が残留することがなく後処理を必要としない。また、
擁護壁の傾斜表面材となるコンクリート型枠は、その背
面部でジョイント板3により相互に連結され且つ支持レ
バー2で硬化したコンクリート内部に固く結合されてい
るため剥離することはない。
【0013】以上本発明の代表的な実施例について説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例構造のみに限定さ
れるものでなく、本発明の構成要件を備え、且つ効果を
有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論であ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明の擁護壁造成方法は上記のごとく
コンクリート施工時に使用したコンクリート型枠をその
まま擁護壁の表面材として残存使用するものであるか
ら、擁護壁表面にはコンクリート型枠の剥離跡や支持レ
バーの先端部が残留することがなく、また、バタ材やコ
ンクリート型枠の取外し作業や型枠取外し後の煩雑な後
処理を必要としない。また、擁護壁の表面材となるコン
クリート型枠はその背面部でジョイント板により相互に
連結され且つ支持レバーで硬化したコンクリート内部に
固く結合されているため剥離することはない。加えて従
来のようにコンクリート型枠を支える外部バタ材の組み
付けや解体、並びにコンクリート型枠の除去作業を必要
としないから、作業が簡略化されて工期の短縮化が可能
なばかりではなく、バタ材やメタルフォーム等の消耗が
ないので、大幅なコストの低減化を図ることができると
いった種々顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る擁護壁造成方法の第一段階を示す
一部の斜視図。
【図2】本発明に使用されるコンクリート型枠の一実施
例を示す一部切欠斜視図。
【図3】本発明に使用される支持レバーの一実施例を示
す分解斜視図。
【図4】本発明に係る擁護壁造成方法の第一段階を示す
側面からみた説明図。
【図5】本発明に係る擁護壁造成方法の第二段階を示す
側面からみた説明図。
【図6】本発明に係る擁護壁造成方法によって造成され
た擁護壁の第2段階修了状態を側面からみた説明図。
【図7】本発明に係る擁護壁造成方法の他の実施例を示
す図4同様の説明図。
【図8】本発明に係る擁護壁造成方法の更に他の実施例
を示す図4同様の説明図。
【符号の説明】 1 コンクリート型枠 1a ネジ孔 2 支持レバー 2a 主支柱 2b 補助支柱 2c 補助支柱 2d ボルト 2e アンカーフック 3 ジョイント板 3a ネジ孔 3b ネジ挿通孔 A コンクリート施工空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に補強芯材等を埋め込むことにより
    適当な強度を持たせた状態でコンクリート又はモルタル
    により形成したコンクリート型枠(1)の背面に隣接する
    コンクリート型枠同士をジョイント板(3)で連結するた
    めのネジ孔(1a)…を設けて、コンクリート型枠立設時に
    隣接するコンクリート型枠同士をジョイント板(3)で連
    結するようにし、このコンクリート型枠(1)…を所定の
    角度で立設させ、前記ネジ孔(1a)…を利用してその背面
    から支持レバー(2)で保持させ、コンクリート型枠(1)…
    によって囲撓されたコンクリート施工空間(A)にコンク
    リートを流し込んで硬化させた後、先に立設させたコン
    クリート型枠(1)…の上段に次段のコンクリート型枠(1)
    …を継ぎ足して支持レバー(2)で保持させ、前記同様に
    コンクリート施工空間(A)にコンクリートを流し込むこ
    とによりコンクリート型枠(1)…と一体的にコンクリー
    トを順次上段に向かって積層的に施工することを特徴と
    する擁護壁造成方法。
  2. 【請求項2】 前記ジョイント板(3)に支持レバー(2)の
    先端を連結するためのネジ孔(3a)が設けられ、前記支持
    レバー(2)の先端部に前記ネジ孔(3a)に螺合するボルト
    (2d)が設けられている請求項1に記載の擁護壁造成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記支持レバー(2)がその長さを調整で
    きるように形成され、基端部に固定用のアンカーフック
    (2e)が設けられている請求項1または2の何れかに記載
    の擁護壁造成方法。
JP2000009425A 2000-01-18 2000-01-18 擁護壁造成方法 Pending JP2001200518A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092583A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Jfe Metal Products & Engineering Inc 堰堤および堰堤の施工方法
CN106592612A (zh) * 2017-02-10 2017-04-26 陈启品 一种护坡结构及其施工方法
CN106638455A (zh) * 2016-12-15 2017-05-10 长春工程学院 一种组合z型预制钢筋混凝土岸堤防护墙

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