JP2001199660A - エレベータの乗場の戸 - Google Patents

エレベータの乗場の戸

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JP2001199660A JP2000003968A JP2000003968A JP2001199660A JP 2001199660 A JP2001199660 A JP 2001199660A JP 2000003968 A JP2000003968 A JP 2000003968A JP 2000003968 A JP2000003968 A JP 2000003968A JP 2001199660 A JP2001199660 A JP 2001199660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、火災による加熱時に乗場の戸に反
りが発生するのを抑制し、耐火性能を向上させることを
目的とするものである。 【解決手段】 表板1の裏側に接合されている裏板2
を、表板1の材料の線膨張係数よりも高い線膨張係数を
有する材料により構成し、加熱時にける表板1と裏板2
との伸び量の差を小さくするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの乗
場出入口を開閉する乗場の戸に係り、特に耐火性能を向
上させることのできるエレベータの乗場の戸に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの乗場の戸は、火災
によりフロア側から加熱された場合、フロア側が凸とな
るような反り(熱変形)を生じることが知られている。
また、このような反りが生じると、乗場三方枠と乗場の
戸との間の隙間が拡大され、耐火性能が低下してしま
う。
【0003】これに対し、例えば特公平7−42066
号公報には、火災による乗場の戸の反りを抑える方法の
一例が示されている。この例では、表板、裏板及び補強
部材により乗場の戸が構成されており、表板及び補強部
材と裏板との連結部に上下方向へ延びる長穴が設けられ
ている。これにより、表板及び補強部材が裏板に対して
相対的に摺動可能となり、熱による表板及び補強部材の
伸びと裏板の伸びとの差が上記の相対的な摺動により吸
収され、乗場の戸の反りが抑制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のエレベータの乗場の戸では、火災による反りの発
生をある程度遅らせることはできるものの、表板及び補
強部材の伸びと裏板の伸びとの差が長穴のスパンを超え
ると、反りを防止することができなかった。また、表板
と補強部材との間の伸び量の差については、特に対策が
施されていなかった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、加熱による反
りの発生をより効果的に抑制することができ、耐火性能
を向上させることができるエレベータの乗場の戸を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベータの乗場の戸は、表板と、この表板の裏側に接合
され、表板の材料の線膨張係数以上の線膨張係数を有す
る材料により構成されている裏板とを備えたものであ
る。
【0007】請求項2の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、表板と、この表板の裏側に接合され、表板の材料
の線膨張係数以上の線膨張係数を有する材料により構成
されている補強部材とを備えたものである。
【0008】請求項3の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、補強部材の材料の線膨張係数を、表板の材料の線
膨張係数よりも2割以上高くしたものである。
【0009】請求項4の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、表板及び補強部材の裏側に、表板の材料の線膨張
係数よりも高い線膨張係数を有する材料により構成され
ている裏板を接合したものである。
【0010】請求項5の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、乗場出入口を開閉する戸本体、及びこの戸本体の
戸開側端部に取り付けられている取付板と、この取付板
に接合され、取付板とは線膨張係数が異なる材料からな
る接合板とを有し、乗場三方枠との間に隙間を介して対
向している外れ防止体を備え、外れ防止体は、加熱され
ることにより乗場三方枠に接合する方向へ変形されるも
のである。
【0011】請求項6の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、戸本体の高さ方向へ延びるスリットを取付板に設
けたものである。
【0012】請求項7の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、乗場出入口を開閉する戸本体、及びこの戸本体の
戸開側端部に設けられ、乗場三方枠との間に隙間を介し
て対向している板状の外れ防止体を備え、外れ防止体に
は、板厚方向へ変形された窪みが設けられており、外れ
防止体は、加熱されることにより乗場三方枠に接合する
方向へ変形されるものである。
【0013】請求項8の発明に係るエレベータの乗場の
戸は、戸本体の高さ方向へ延びるスリットを外れ防止体
に設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるエ
レベータの乗場の戸の断面図である。図において、乗場
の戸は、表板1と、この表板1の裏側に接合されている
裏板2とを有している。裏板2は、表板1に対してボル
ト・ナット等の締結具(図示せず)及び接着剤を用いて
固定されている。
【0015】表板1は、幅方向(開閉方向)の一端部が
断面L字形に、他端部が断面コ字形にそれぞれ折り曲げ
られている。裏板2は、幅方向両端部が断面コ字形に折
り曲げられている。表板1の裏面は、裏板2の乗場側正
面及び幅方向両端面にそれぞれ接合されている。即ち、
実施の形態1の乗場の戸は、表板1が裏板2を覆う二重
張り構造となっている。
【0016】裏板2は、表板1の材料の線膨張係数より
高い線膨張係数を有する材料により構成されている。即
ち、表板1の材料としては、例えばSUS430鋼板
(線膨張係数:10.4×10-6)が、裏板2の材料と
しては、例えば鋼板(線膨張係数:11.7×10-6
がそれぞれ使用されている。
【0017】このような乗場の戸では、火災時にフロア
側から加熱された場合、表板1よりも裏板2の方が加熱
されにくく、温度が低くなるが、線膨張係数は裏板2の
方が高いため、表板1及び裏板2にほぼ同様の伸びが生
じる。これにより、表板1と裏板2との伸び量の差が小
さくなり、乗場の戸に反りが発生するのが抑制される。
従って、耐火性能を向上させることができる。また、反
りの抑制効果は、表板1及び裏板2が加熱により膨張し
ている間中持続する。
【0018】例えば、上記の材料で乗場の戸を構成し、
表板1の側から設定温度に加熱した実験では、高さ方向
の中央付近での反り量が50mmであった。これに対
し、実施の形態1とは逆に、裏板2よりも表板1の線膨
張係数を高くした場合、同じ設定温度での反り量は60
mmであった。また、表板1のみで構成した場合(単板
構造)、同じ設定温度での反り量は同様の50mmであ
った。
【0019】ここで、従来の乗場の戸では、線膨張係数
による構成材料の組み合わせの選択は行われておらず、
表板1の線膨張係数の方が裏板2のそれよりも高くなっ
ていたため、加熱による反りが助長されていた。上記の
実験でも、表板1の線膨張係数の方が高いものでは、裏
板2の線膨張係数を高くしたもの及び単板構造のものに
比べて、反り量が20%程度大きくなっていることがわ
かる。言い換えれば、実施の形態1の構造では、反り量
が単板構造と同程度まで小さくなっており、これにより
耐火性能が向上する。
【0020】なお、実施の形態1では、裏板2の線膨張
係数を表板1のそれよりも高くしたが、表板1及び裏板
2の線膨張係数を同等にしてもよく、従来のように表板
1の方が高い場合よりは反り量を小さくすることができ
る。
【0021】実施の形態2.次に、図2はこの発明の実
施の形態2によるエレベータの乗場の戸の断面図であ
る。図において、乗場の戸は、表板3と、この表板3の
裏面の幅方向中央に接合され、高さ方向に沿って延びて
いる補強部材2とを有している。補強部材4は、表板3
に対してスポット溶接、又は接着剤とリベットとの組み
合わせ等により固定されている。
【0022】補強部材4は、表板3の材料の線膨張係数
より高い線膨張係数を有する材料により構成されてい
る。即ち、表板3の材料としては、例えば鋼板(線膨張
係数:11.7×10-6)が、補強部材4の材料として
は、例えばSUS304鋼板(線膨張係数:17.3×
10-6)がそれぞれ使用されている。
【0023】このような乗場の戸では、火災時にフロア
側から加熱された場合、表板3よりも補強部材4の方が
加熱されにくく、温度が低くなるが、線膨張係数は補強
部材4の方が高いため、表板3及び補強部材4にほぼ同
様の伸びが生じる。これにより、表板3と補強部材4と
の伸び量の差が小さくなり、乗場の戸に反りが発生する
のが抑制される。従って、耐火性能を向上させることが
できる。また、反りの抑制効果は、表板3及び補強部材
4が加熱により膨張している間中持続する。
【0024】ここで、実験では、火災による加熱時に
は、裏側に位置する補強部材4に比べて表板3の方が2
割程度温度が高くなることがわかっている。従って、補
強部材4の線膨張係数を表板3のそれよりも2割以上高
くすることにより、反りの発生を効果的に抑制すること
ができる。
【0025】なお、実施の形態2では、補強部材4の線
膨張係数を表板3のそれよりも高くしたが、表板3及び
補強部材4の線膨張係数を同等にしてもよく、従来のよ
うに表板3の線膨張係数が補強部材4のそれよりも高い
場合よりは反り量を小さくすることができる。
【0026】実施の形態3.次に、図3はこの発明の実
施の形態3によるエレベータの乗場の戸の断面図であ
る。この例では、実施の形態2と同様の表板3及び裏板
4の裏側に平板状の裏板5が接合されている。裏板5
は、リベット、ねじ又は溶接等により表板3及び補強部
材4にそれぞれ固定されている。また、裏板5は、表板
3の材料よりも線膨張係数が高い材料により構成されて
いる。
【0027】例えば、表板3の材料としては、鋼板(線
膨張係数:11.7×10-6)が、補強部材4及び裏板
5の材料としては、SUS304鋼板(線膨張係数:1
7.3×10-6)がそれぞれ使用されている。
【0028】このような乗場の戸では、火災時にフロア
側から加熱された場合、表板3よりも補強部材4及び裏
板5の方が加熱されにくく、温度が低くなるが、線膨張
係数は補強部材4及び裏板5の方が高いため、表板3と
補強部材4及び裏板5とにほぼ同様の伸びが生じる。こ
れにより、表板3と補強部材4及び裏板5との伸び量の
差が小さくなり、乗場の戸に反りが発生するのが抑制さ
れる。従って、耐火性能を向上させることができる。
【0029】実施の形態4.次に、図4はこの発明の実
施の形態4によるエレベータの乗場の戸の断面図であ
る。図において、乗場の戸は、乗場出入口を開閉する一
対の戸本体11と、これらの戸本体11の戸開側端部に
それぞれ取り付けられ、乗場三方枠10との間に隙間を
介して対向している外れ防止体12とを有している。
【0030】図5は図4の外れ防止体12を示す斜視図
である。外れ防止体12は、戸本体11に取り付けられ
ている断面L字形の取付板13と、この取付板13に接
合され、取付板13とは線膨張係数が異なる材料からな
る帯状の接合板14とを有している。取付板13は、ね
じ、リベット又は溶接等により戸本体11に固定されて
いる。
【0031】また、接合板14の材料は、取付板13と
の線膨張係数の違いにより、加熱時に外れ防止体12が
乗場三方枠10に接合する方向へ変形されるように選択
されている。例えば、取付板13の材料としては、鋼板
(線膨張係数:11.7×10-6)が、接合板14の材
料としては、SUS304鋼板(線膨張係数:17.3
×10-6)がそれぞれ使用されている。
【0032】このような乗場の戸では、火災時に外れ防
止体12がバイメタルと同様に作用し、図6に示すよう
に、乗場三方枠10に接する方向へ変形する。即ち、戸
本体11の高さ方向への伸び量が取付板13と接合板1
4とで異なるため、特に高さ方向の中央付近で、外れ防
止体12が乗場三方枠10側へ変位する。これにより、
戸本体11の変形により乗場三方枠10との間の隙間が
大きくなるのが防止され、また戸本体11が乗場三方枠
10から外れるのがより確実に防止され、耐火性能が向
上する。
【0033】実施の形態5.次に、図7はこの発明の実
施の形態5による外れ防止体を示す斜視図である。図に
おいて、取付板13の角部には、戸本体11の高さ方向
へ延びる複数のスリット13aが設けられている。他の
構成は、実施の形態4と同様である。
【0034】このように、取付板13にスリット13a
を設けることにより、接合板14が接合されている部分
が曲げ変形され易くなり、火災時の加熱による外れ防止
体12の変形量を大きくすることができ、耐火性をさら
に向上させることができる。
【0035】実施の形態6.次に、図8はこの発明の実
施の形態6によるエレベータの乗場の戸の断面図であ
る。図において、乗場の戸は、乗場出入口を開閉する一
対の戸本体11と、これらの戸本体11の戸開側端部に
それぞれ取り付けられ、乗場三方枠10との間に隙間を
介して対向している断面L字形の外れ防止体15とを有
している。また、外れ防止体15は、ねじ、リベット又
は溶接等により戸本体11に固定されている。
【0036】図9は図8の外れ防止体15を示す斜視図
である。外れ防止体15の乗場三方枠10に対向する
面、即ち戸本体11の開閉方向と平行に延びる面には、
板厚方向へ変形された複数の窪み15aが設けられてい
る。また、取付板15の角部には、戸本体11の高さ方
向へ延びる複数のスリット15bが設けられている。
【0037】このような乗場の戸では、火災によりフロ
ア側から加熱されると、図10に示すように、窪み15
aが設けられていることにより外れ防止体15が乗場三
方枠10に接する方向へ変形する。特に、戸本体11の
高さ方向の中央付近では、外れ防止体15が乗場三方枠
10側へ大きく変位する。
【0038】これは、窪み15aを有する板状の外れ防
止体15が、600℃近くの温度熱により、窪み15a
の部分を起点として窪んだ(窪み)方向へ向かって変形
していく性質を有しているためである。即ち、窪みを設
けない平板では、加熱によって幅方向に膨張するのみ
で、厚さ方向への変形は少ないが、窪み15aを設けた
外れ防止体15では、板厚方向へ変形する。
【0039】解析によれば、例えば高さ400mm、幅
20mm、板厚1mmで、高さ方向の中央部に窪みがあ
る鋼板では、600℃で2.38mm、800℃で3.
06mm、1000℃で3.85mmだけ板厚方向への
変形が生じる。従って、外れ防止体15の変形量に応じ
て、乗場三方枠10と外れ防止体15との間の隙間寸法
を設定しておくことにより、加熱時に外れ防止体15が
乗場三方枠10に接触する。
【0040】これにより、戸本体11の変形により乗場
三方枠10との間の隙間が大きくなるのが防止され、ま
た戸本体11が乗場三方枠10から外れるのがより確実
に防止され、耐火性能が向上する。また、外れ防止体1
5に窪み15aを設けるだけであるため、外れ防止体1
5を単一の材料で構成することができ、コストを低減で
きる。
【0041】さらに、外れ防止体15にはスリット15
bが設けられているため、火災時の加熱による外れ防止
体15の変形量を大きくすることができ、耐火性をさら
に向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベータの乗場の戸は、表板の裏側に接合されている
裏板を、表板の材料の線膨張係数以上の線膨張係数を有
する材料により構成したので、火災による加熱時におけ
る表板と裏板との伸び量の差を小さくすることができ、
乗場の戸に反りが発生するのを抑制し、耐火性能を向上
させることができる。
【0043】請求項2の発明のエレベータの乗場の戸
は、表板の裏側に接合されている補強部材を、表板の材
料の線膨張係数以上の線膨張係数を有する材料により構
成したので、火災による加熱時における表板と補強部材
との伸び量の差を小さくすることができ、乗場の戸に反
りが発生するのを抑制し、耐火性能を向上させることが
できる。
【0044】請求項3の発明のエレベータの乗場の戸
は、補強部材の材料の線膨張係数を、表板の材料の線膨
張係数よりも2割以上高くしたので、反りの発生を効果
的に抑制することができる。
【0045】請求項4の発明のエレベータの乗場の戸
は、表板及び補強部材の裏側に接合される裏板を、表板
の材料の線膨張係数よりも高い線膨張係数を有する材料
により構成したので、火災による加熱時における表板と
補強部材及び裏板との伸び量の差を小さくすることがで
き、乗場の戸に反りが発生するのを抑制し、耐火性能を
向上させることができる。
【0046】請求項5の発明のエレベータの乗場の戸
は、乗場三方枠との間に隙間を介して対向する外れ防止
体を戸本体の戸開側端部に設け、火災による加熱時に外
れ防止体がバイメタルの作用により乗場三方枠に接合す
る方向へ変形されるようにしたので、戸本体の変形によ
り乗場三方枠との間の隙間が大きくなるのを防止するこ
とができ、また戸本体が乗場三方枠から外れるのをより
確実に防止でき、耐火性能を向上させることができる。
【0047】請求項6の発明のエレベータの乗場の戸
は、戸本体の高さ方向へ延びるスリットを取付板に設け
たので、火災時の加熱による外れ防止体の変形量を大き
くすることができ、耐火性をさらに向上させることがで
きる。
【0048】請求項7の発明のエレベータの乗場の戸
は、乗場三方枠との間に隙間を介して対向する外れ防止
体を戸本体の戸開側端部に設け、火災による加熱時に外
れ防止体が窪みの作用により乗場三方枠に接合する方向
へ変形されるようにしたので、戸本体の変形により乗場
三方枠との間の隙間が大きくなるのを防止することがで
き、また戸本体が乗場三方枠から外れるのをより確実に
防止でき、耐火性能を向上させることができる。
【0049】請求項8の発明のエレベータの乗場の戸
は、戸本体の高さ方向へ延びるスリットを外れ防止体に
設けたので、火災時の加熱による外れ防止体の変形量を
大きくすることができ、耐火性をさらに向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータの
乗場の戸の断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるエレベータの
乗場の戸の断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるエレベータの
乗場の戸の断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるエレベータの
乗場の戸の断面図である。
【図5】 図4の外れ防止体を示す斜視図である。
【図6】 図4の乗場の戸が加熱された状態を示す断面
図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による外れ防止体を
示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるエレベータの
乗場の戸の断面図である。
【図9】 図8の外れ防止体を示す斜視図である。
【図10】 図8の乗場の戸が加熱された状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,3 表板、2,5 裏板、4 補強部材、11 戸
本体、12,15 外れ防止体、13 取付板、13
a,15b スリット、14 接合板、15a窪み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花島 真人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F307 AA02 BA07 CA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表板と、この表板の裏側に接合され、上
    記表板の材料の線膨張係数以上の線膨張係数を有する材
    料により構成されている裏板とを備えていることを特徴
    とするエレベータの乗場の戸。
  2. 【請求項2】 表板と、この表板の裏側に接合され、上
    記表板の材料の線膨張係数以上の線膨張係数を有する材
    料により構成されている補強部材とを備えていることを
    特徴とするエレベータの乗場の戸。
  3. 【請求項3】 補強部材の材料の線膨張係数は、表板の
    材料の線膨張係数よりも2割以上高くなっていることを
    特徴とする請求項2記載のエレベータの乗場の戸。
  4. 【請求項4】 表板及び補強部材の裏側には、上記表板
    の材料の線膨張係数よりも高い線膨張係数を有する材料
    により構成されている裏板が接合されていることを特徴
    とする請求項2又は請求項3記載のエレベータの乗場の
    戸。
  5. 【請求項5】 乗場出入口を開閉する戸本体、及びこの
    戸本体の戸開側端部に取り付けられている取付板と、こ
    の取付板に接合され、上記取付板とは線膨張係数が異な
    る材料からなる接合板とを有し、乗場三方枠との間に隙
    間を介して対向している外れ防止体を備え、上記外れ防
    止体は、加熱されることにより上記乗場三方枠に接合す
    る方向へ変形されることを特徴とするエレベータの乗場
    の戸。
  6. 【請求項6】 取付板には、戸本体の高さ方向へ延びる
    スリットが設けられていることを特徴とする請求項5記
    載のエレベータの乗場の戸。
  7. 【請求項7】 乗場出入口を開閉する戸本体、及びこの
    戸本体の戸開側端部に設けられ、乗場三方枠との間に隙
    間を介して対向している板状の外れ防止体を備え、上記
    外れ防止体には、板厚方向へ変形された窪みが設けられ
    ており、上記外れ防止体は、加熱されることにより上記
    乗場三方枠に接合する方向へ変形されることを特徴とす
    るエレベータの乗場の戸。
  8. 【請求項8】 外れ防止体には、戸本体の高さ方向へ延
    びるスリットが設けられていることを特徴とする請求項
    7記載のエレベータの乗場の戸。
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Cited By (8)

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