JP2002332185A - 乗客コンベヤーの側面外装板装置 - Google Patents
乗客コンベヤーの側面外装板装置Info
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- JP2002332185A JP2002332185A JP2001138483A JP2001138483A JP2002332185A JP 2002332185 A JP2002332185 A JP 2002332185A JP 2001138483 A JP2001138483 A JP 2001138483A JP 2001138483 A JP2001138483 A JP 2001138483A JP 2002332185 A JP2002332185 A JP 2002332185A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置現場において簡易な作業によって主枠外
側面に側面外装板を装着することができる乗客コンベヤ
ーの側面外装板装置を得る。 【解決手段】 外デッキ9に嵌着した弾性装着片19の
押圧部24が弾性変形し、外デッキ9の掛止部10に側
面外装板16の上縁部を押圧して外デッキ9に側面外装
板16を装着する。したがって、弾性装着片19を容易
に装着することができ、弾性装着片19がガイドの役目
を果たすと共に、上側補強材11や縦補強材18の厚さ
も含めた側面外装板16の厚さ製作誤差も吸収できる構
造となるので、容易に外デッキ9に側面外装板16を装
着することができる。これにより、側面外装板16の装
着作業を容易化し費用を低減する。
側面に側面外装板を装着することができる乗客コンベヤ
ーの側面外装板装置を得る。 【解決手段】 外デッキ9に嵌着した弾性装着片19の
押圧部24が弾性変形し、外デッキ9の掛止部10に側
面外装板16の上縁部を押圧して外デッキ9に側面外装
板16を装着する。したがって、弾性装着片19を容易
に装着することができ、弾性装着片19がガイドの役目
を果たすと共に、上側補強材11や縦補強材18の厚さ
も含めた側面外装板16の厚さ製作誤差も吸収できる構
造となるので、容易に外デッキ9に側面外装板16を装
着することができる。これにより、側面外装板16の装
着作業を容易化し費用を低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗客コンベヤー
の主枠の間口方向における外側面を覆って配置される乗
客コンベヤーの側面外装板装置に関する。
の主枠の間口方向における外側面を覆って配置される乗
客コンベヤーの側面外装板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特許2909896号公
報に示された構成に類似した従来の乗客コンベヤーの側
面外装板装置を示す図で、エスカレーターからなる乗客
コンベヤーの斜視図である。図において、1は乗客コン
ベヤーの主枠、2は欄干で、主枠1の間口方向の縁部に
立設されて主枠1の長手に沿って配置され、外周にガー
ドレール3に案内されて循環移動する移動手摺4が設け
られている。
報に示された構成に類似した従来の乗客コンベヤーの側
面外装板装置を示す図で、エスカレーターからなる乗客
コンベヤーの斜視図である。図において、1は乗客コン
ベヤーの主枠、2は欄干で、主枠1の間口方向の縁部に
立設されて主枠1の長手に沿って配置され、外周にガー
ドレール3に案内されて循環移動する移動手摺4が設け
られている。
【0003】5は外デッキで、欄干2の主枠1の間口方
向における外側に配置されて主枠1に固定されている。
6は側面外装板で、主枠1の間口方向の外側面を覆って
設けられている。7は多数のステップが連結されてなる
搬送帯で、主枠1に装備され両側の欄干2の間に配置さ
れて主枠1を循環移動する。
向における外側に配置されて主枠1に固定されている。
6は側面外装板で、主枠1の間口方向の外側面を覆って
設けられている。7は多数のステップが連結されてなる
搬送帯で、主枠1に装備され両側の欄干2の間に配置さ
れて主枠1を循環移動する。
【0004】前述の特許2909896号公報に示され
た乗客コンベヤーの側面外装板装置では、主枠1の上下
梁と外装板裏面との溶接作業を極力少なくする外装板取
付構造が示されている。しかし、この外装板取付構造は
側面外装板6の上縁部の固定が面倒であり、また固定信
頼性に欠ける構造である。すなわち、外デッキ5の裏面
補強にL字片を回転可能に取付け、そのL字片より側面
外装板6裏面に固定用ボルトを押し当てる構造である。
た乗客コンベヤーの側面外装板装置では、主枠1の上下
梁と外装板裏面との溶接作業を極力少なくする外装板取
付構造が示されている。しかし、この外装板取付構造は
側面外装板6の上縁部の固定が面倒であり、また固定信
頼性に欠ける構造である。すなわち、外デッキ5の裏面
補強にL字片を回転可能に取付け、そのL字片より側面
外装板6裏面に固定用ボルトを押し当てる構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の乗
客コンベヤーの側面外装板装置では、側面外装板6挿入
時に固定用ボルト部分を待避させるためにL字片を90
°回動させなければならない。このことと、L字片が裏
面補強に強固に締結されておらず固定用ボルト(蝶ボル
ト)も側面外装板6裏面に軽く押し当てる程度に締める
だけであるため、固定部分が緩み易いという問題点があ
った。また、欄干2にガラスパネルが設けられたエスカ
レーターでは、外デッキ5と主枠1上梁間の隙間が狭
く、L字片の取り扱い等を含む側面外装板6の固定作業
が非常にやりにくいという問題点があった。
客コンベヤーの側面外装板装置では、側面外装板6挿入
時に固定用ボルト部分を待避させるためにL字片を90
°回動させなければならない。このことと、L字片が裏
面補強に強固に締結されておらず固定用ボルト(蝶ボル
ト)も側面外装板6裏面に軽く押し当てる程度に締める
だけであるため、固定部分が緩み易いという問題点があ
った。また、欄干2にガラスパネルが設けられたエスカ
レーターでは、外デッキ5と主枠1上梁間の隙間が狭
く、L字片の取り扱い等を含む側面外装板6の固定作業
が非常にやりにくいという問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、設置現場において簡易な作業に
よって側面外装板を装着することができる乗客コンベヤ
ーの側面外装板装置を得ることを目的とする。
になされたものであり、設置現場において簡易な作業に
よって側面外装板を装着することができる乗客コンベヤ
ーの側面外装板装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客コン
ベヤーの側面外装板装置においては、主枠の間口方向の
縁部に立設されて主枠の長手に沿って配置された欄干、
この欄干の主枠の間口方向における外側に配置されて主
枠に固定され、横断面の一側が欄干基部に装着されて他
側には先端が下方に屈折されて掛止部が形成された外デ
ッキと、横断面コ字状をなし外デッキの下面に固定され
て掛止部との間に空所を形成して装着され、コ字の開口
部が欄干基部側に配置された掛止部材と、主枠の間口方
向の外側面に対向して配置されて上縁部が外デッキの掛
止部の内面に対面して配置された側面外装板と、V字状
をなし掛止部材におけるコ字の下画先端にV字凹所が掛
合する掛合部、この掛合部のV字の下辺先端部が上方へ
屈折されて掛止部材のコ字の垂画背面に重合して掛合部
のV字の上辺端部とによって掛止部材のコ字の垂画を挟
圧する挟圧部及びこの挟圧部の上部が下方に屈折され弾
性変形して側面外装板の裏面側を押圧する押圧部によっ
て構成されて、外デッキの掛止部に側面外装板の上縁部
を押圧して装着する弾性装着片とが設けられる。
ベヤーの側面外装板装置においては、主枠の間口方向の
縁部に立設されて主枠の長手に沿って配置された欄干、
この欄干の主枠の間口方向における外側に配置されて主
枠に固定され、横断面の一側が欄干基部に装着されて他
側には先端が下方に屈折されて掛止部が形成された外デ
ッキと、横断面コ字状をなし外デッキの下面に固定され
て掛止部との間に空所を形成して装着され、コ字の開口
部が欄干基部側に配置された掛止部材と、主枠の間口方
向の外側面に対向して配置されて上縁部が外デッキの掛
止部の内面に対面して配置された側面外装板と、V字状
をなし掛止部材におけるコ字の下画先端にV字凹所が掛
合する掛合部、この掛合部のV字の下辺先端部が上方へ
屈折されて掛止部材のコ字の垂画背面に重合して掛合部
のV字の上辺端部とによって掛止部材のコ字の垂画を挟
圧する挟圧部及びこの挟圧部の上部が下方に屈折され弾
性変形して側面外装板の裏面側を押圧する押圧部によっ
て構成されて、外デッキの掛止部に側面外装板の上縁部
を押圧して装着する弾性装着片とが設けられる。
【0008】また、この発明に係る乗客コンベヤーの側
面外装板装置においては、外デッキの裏面に装着され外
デッキの欄干側の屈折部と、外デッキの裏面に装着され
て要部に掛止部材を形成した補強材の欄干側の屈折部と
の間に、密着状態に配置された嵌合部材が設けられる。
面外装板装置においては、外デッキの裏面に装着され外
デッキの欄干側の屈折部と、外デッキの裏面に装着され
て要部に掛止部材を形成した補強材の欄干側の屈折部と
の間に、密着状態に配置された嵌合部材が設けられる。
【0009】また、この発明に係る乗客コンベヤーの側
面外装板装置においては、外デッキの掛止部の下端より
も下方位置で側面外装板の裏面側を押圧する押圧部を有
する弾性装着片が設けられる。
面外装板装置においては、外デッキの掛止部の下端より
も下方位置で側面外装板の裏面側を押圧する押圧部を有
する弾性装着片が設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は前述の図
6におけるA−A線断面図に相当する拡大図、図2は図
1における弾性装着片の斜視図、図3は図1において側
面外装板を装着する作業の第一状況を示す図、図4は図
1において側面外装板を装着する作業の第二状況を示す
図である。なお、図1〜図4の他は前述の図6と同様に
乗客コンベヤーが構成されている。図において、2は欄
干で、主枠1の間口方向の縁部に立設されて主枠1の長
手に沿って配置されている。
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は前述の図
6におけるA−A線断面図に相当する拡大図、図2は図
1における弾性装着片の斜視図、図3は図1において側
面外装板を装着する作業の第一状況を示す図、図4は図
1において側面外装板を装着する作業の第二状況を示す
図である。なお、図1〜図4の他は前述の図6と同様に
乗客コンベヤーが構成されている。図において、2は欄
干で、主枠1の間口方向の縁部に立設されて主枠1の長
手に沿って配置されている。
【0011】8は欄干2の基部で、横断面溝形をなし溝
形の開口部が主枠1の間口方向における外側に向かって
開口した部材によって構成されている。9は外デッキ
で、欄干2の主枠1の間口方向における外側に配置され
て主枠1に固定されて、横断面の一側が欄干2の基部8
に装着され他側には先端が下方に屈折されて掛止部10
が形成されている。11は補強材で、横断面がリップ付
溝形鋼状をなし外デッキ9の下面に接着剤12によって
接着されて外デッキ9の長手に沿って配置されている。
形の開口部が主枠1の間口方向における外側に向かって
開口した部材によって構成されている。9は外デッキ
で、欄干2の主枠1の間口方向における外側に配置され
て主枠1に固定されて、横断面の一側が欄干2の基部8
に装着され他側には先端が下方に屈折されて掛止部10
が形成されている。11は補強材で、横断面がリップ付
溝形鋼状をなし外デッキ9の下面に接着剤12によって
接着されて外デッキ9の長手に沿って配置されている。
【0012】13は掛止部材で、補強材11の掛止部1
0寄りの縁部によって形成され、横断面コ字状をなしコ
字の下画14及び掛止部10との間に空所を形成して配
置されたコ字の垂画15が構成されている。16は側面
外装板で、主枠1の間口方向の外側面に対向して配置さ
れて上縁部が外デッキ9の掛止部10の内面に対面して
配置され、裏面には上側補強材17及び長手方向に複数
個に分割された側面外装板16どうしの接続部に設けら
れた縦補強材18がプロジェクション溶接されている。
0寄りの縁部によって形成され、横断面コ字状をなしコ
字の下画14及び掛止部10との間に空所を形成して配
置されたコ字の垂画15が構成されている。16は側面
外装板で、主枠1の間口方向の外側面に対向して配置さ
れて上縁部が外デッキ9の掛止部10の内面に対面して
配置され、裏面には上側補強材17及び長手方向に複数
個に分割された側面外装板16どうしの接続部に設けら
れた縦補強材18がプロジェクション溶接されている。
【0013】19は弾性装着片で、V字状をなし掛止部
材13おけるコ字の下画14の先端にV字凹所が掛合す
る掛合部20、掛合部20のV字の下辺21先端部が上
方へ屈折されて掛止部材13のコ字の垂画15背面に重
合して掛合部のV字の上辺22端部とによって掛止部材
13のコ字の垂画15を挟圧する挟圧部23及び挟圧部
23の上部が下方に屈折され弾性変形して側面外装板1
6の上側補強材17の対向面を押圧、すなわち側面外装
板16の裏面側を外デッキ9の掛止部10よりも下方位
置で押圧する押圧部24によって構成されている。
材13おけるコ字の下画14の先端にV字凹所が掛合す
る掛合部20、掛合部20のV字の下辺21先端部が上
方へ屈折されて掛止部材13のコ字の垂画15背面に重
合して掛合部のV字の上辺22端部とによって掛止部材
13のコ字の垂画15を挟圧する挟圧部23及び挟圧部
23の上部が下方に屈折され弾性変形して側面外装板1
6の上側補強材17の対向面を押圧、すなわち側面外装
板16の裏面側を外デッキ9の掛止部10よりも下方位
置で押圧する押圧部24によって構成されている。
【0014】上記のように構成された乗客コンベヤーの
側面外装板装置において、次に述べるようにして側面外
装板16が主枠1の外側面を覆って装着される。すなわ
ち、掛止部材13の長手に適宜な間隔で配置された弾性
装着片19のV字の上辺22と挟圧部23の間の開口部
が、掛止部材13におけるコ字の下画14の先端に嵌合
されて図3に示す状態となる。そして、図3の状態から
弾性装着片19の掛合部20及び押圧部24の先端を図
3に示す矢印B方向へ押し込むことによって、弾性装着
片19の掛合部20が弾性変形して掛止部材13のコ字
状部に嵌着される。
側面外装板装置において、次に述べるようにして側面外
装板16が主枠1の外側面を覆って装着される。すなわ
ち、掛止部材13の長手に適宜な間隔で配置された弾性
装着片19のV字の上辺22と挟圧部23の間の開口部
が、掛止部材13におけるコ字の下画14の先端に嵌合
されて図3に示す状態となる。そして、図3の状態から
弾性装着片19の掛合部20及び押圧部24の先端を図
3に示す矢印B方向へ押し込むことによって、弾性装着
片19の掛合部20が弾性変形して掛止部材13のコ字
状部に嵌着される。
【0015】なお、この状態では、掛合部20のV字の
下辺21が掛止部材13のコ字の下画14の下面に接
し、V字の上辺22端部と挟圧部23とによって、掛止
部材13のコ字の垂画15が挟圧されて、図4に示すよ
うに弾性装着片19が掛止部材13のコ字状部に装着さ
れる。次いで、側面外装板16の裏面側によって弾性装
着片19の押圧部24を押し込みながら、側面外装板1
6を上方へ摺動して側面外装板16の上縁部を外デッキ
9の掛止部10の裏面に挿入する。
下辺21が掛止部材13のコ字の下画14の下面に接
し、V字の上辺22端部と挟圧部23とによって、掛止
部材13のコ字の垂画15が挟圧されて、図4に示すよ
うに弾性装着片19が掛止部材13のコ字状部に装着さ
れる。次いで、側面外装板16の裏面側によって弾性装
着片19の押圧部24を押し込みながら、側面外装板1
6を上方へ摺動して側面外装板16の上縁部を外デッキ
9の掛止部10の裏面に挿入する。
【0016】これによって、弾性装着片19の押圧部2
4が弾性変形して外デッキ9の掛止部10に側面外装板
16の上縁部を押圧し、側面外装板16の装着位置を調
整して図1に示すように外デッキ9に側面外装板16が
所定位置に装着される。なお、側面外装板16の下縁部
(図示しない)は上縁部を外デッキ9に装着した後に、
対向した主枠1の下側構造体(図示しない)に溶接され
て装着される。
4が弾性変形して外デッキ9の掛止部10に側面外装板
16の上縁部を押圧し、側面外装板16の装着位置を調
整して図1に示すように外デッキ9に側面外装板16が
所定位置に装着される。なお、側面外装板16の下縁部
(図示しない)は上縁部を外デッキ9に装着した後に、
対向した主枠1の下側構造体(図示しない)に溶接され
て装着される。
【0017】したがって、弾性装着片19を容易に掛止
部材13に装着することができ、上側補強材17や縦補
強材18の厚さも含めた側面外装板16の厚さ製作誤差
も吸収できる構造となるので、容易に外デッキ9に側面
外装板16を装着することができる。これにより、外デ
ッキ9に側面外装板16を装着する作業時間を短縮で
き、乗客コンベヤーの据付費を低減することができる。
部材13に装着することができ、上側補強材17や縦補
強材18の厚さも含めた側面外装板16の厚さ製作誤差
も吸収できる構造となるので、容易に外デッキ9に側面
外装板16を装着することができる。これにより、外デ
ッキ9に側面外装板16を装着する作業時間を短縮で
き、乗客コンベヤーの据付費を低減することができる。
【0018】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態の他の一例を示す図で、前述の図1相当図である。
なお、図5の他は前述の図6と同様に乗客コンベヤーが
構成されている。図において、図1〜図4と同符号は相
当部分を示し、25は嵌合部材で、外デッキ9の裏面に
設けられ、外デッキ9の欄干2側の屈折部と補強材11
の欄干2側の屈折部との間に密着状態に配置されてい
る。なお、嵌合部材25は外デッキ9に接着剤によって
接着されるか、又は補強材11に溶接されて装着され
る。
形態の他の一例を示す図で、前述の図1相当図である。
なお、図5の他は前述の図6と同様に乗客コンベヤーが
構成されている。図において、図1〜図4と同符号は相
当部分を示し、25は嵌合部材で、外デッキ9の裏面に
設けられ、外デッキ9の欄干2側の屈折部と補強材11
の欄干2側の屈折部との間に密着状態に配置されてい
る。なお、嵌合部材25は外デッキ9に接着剤によって
接着されるか、又は補強材11に溶接されて装着され
る。
【0019】上記のように構成された乗客コンベヤーの
側面外装板装置においても、外デッキ9の掛止部材13
に嵌着された弾性装着片19を介して、側面外装板16
の上縁部が外デッキ9の掛止部10に押圧されて側面外
装板16が外デッキ9に装着される。したがって、詳細
な説明を省略するが図5の実施の形態においても図1〜
図4の実施の形態と同様な作用が得られる。
側面外装板装置においても、外デッキ9の掛止部材13
に嵌着された弾性装着片19を介して、側面外装板16
の上縁部が外デッキ9の掛止部10に押圧されて側面外
装板16が外デッキ9に装着される。したがって、詳細
な説明を省略するが図5の実施の形態においても図1〜
図4の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0020】また、図5の実施の形態において外デッキ
9の欄干2側の屈折部と補強材11の欄干2側の屈折部
との間に嵌合部材25が装着される。このため、弾性装
着片19による側面外装板16の押圧反力が補強材11
を介して嵌合部材25によっても支持される。したがっ
て、外デッキ9に補強材11を接着した接着剤における
クリープ荷重、すなわち持続的な荷重に弱い接着剤特有
の弱点を補うことができ、弾性装着片19による側面外
装板16の装着作用を安定化することができる。
9の欄干2側の屈折部と補強材11の欄干2側の屈折部
との間に嵌合部材25が装着される。このため、弾性装
着片19による側面外装板16の押圧反力が補強材11
を介して嵌合部材25によっても支持される。したがっ
て、外デッキ9に補強材11を接着した接着剤における
クリープ荷重、すなわち持続的な荷重に弱い接着剤特有
の弱点を補うことができ、弾性装着片19による側面外
装板16の装着作用を安定化することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、主枠の
間口方向の縁部に立設されて主枠の長手に沿って配置さ
れた欄干、この欄干の主枠の間口方向における外側に配
置されて主枠に固定され、横断面の一側が欄干基部に装
着されて他側には先端が下方に屈折されて掛止部が形成
された外デッキと、横断面コ字状をなし外デッキの下面
に固定されて掛止部との間に空所を形成して装着され、
コ字の開口部が欄干基部側に配置された掛止部材と、主
枠の間口方向の外側面に対向して配置されて上縁部が外
デッキの掛止部の内面に対面して配置された側面外装板
と、V字状をなし掛止部材におけるコ字の下画先端にV
字凹所が掛合する掛合部、この掛合部のV字の下辺先端
部が上方へ屈折されて掛止部材のコ字の垂画背面に重合
して掛合部のV字の上辺端部とによって掛止部材のコ字
の垂画を挟圧する挟圧部及びこの挟圧部の上部が下方に
屈折され弾性変形して側面外装板の裏面側を押圧する押
圧部によって構成されて、外デッキの掛止部に側面外装
板の上縁部を押圧して装着する弾性装着片とを設けたも
のである。
間口方向の縁部に立設されて主枠の長手に沿って配置さ
れた欄干、この欄干の主枠の間口方向における外側に配
置されて主枠に固定され、横断面の一側が欄干基部に装
着されて他側には先端が下方に屈折されて掛止部が形成
された外デッキと、横断面コ字状をなし外デッキの下面
に固定されて掛止部との間に空所を形成して装着され、
コ字の開口部が欄干基部側に配置された掛止部材と、主
枠の間口方向の外側面に対向して配置されて上縁部が外
デッキの掛止部の内面に対面して配置された側面外装板
と、V字状をなし掛止部材におけるコ字の下画先端にV
字凹所が掛合する掛合部、この掛合部のV字の下辺先端
部が上方へ屈折されて掛止部材のコ字の垂画背面に重合
して掛合部のV字の上辺端部とによって掛止部材のコ字
の垂画を挟圧する挟圧部及びこの挟圧部の上部が下方に
屈折され弾性変形して側面外装板の裏面側を押圧する押
圧部によって構成されて、外デッキの掛止部に側面外装
板の上縁部を押圧して装着する弾性装着片とを設けたも
のである。
【0022】これによって、外デッキに嵌着された弾性
装着片の押圧部が弾性変形し、外デッキの掛止部に側面
外装板の上縁部を押圧して外デッキに側面外装板が装着
される。したがって、弾性装着片を容易に掛止部材に装
着することができ、上側補強材や縦補強材の厚さも含め
た側面外装板の厚さ製作誤差も吸収できる構造となるの
で、容易に外デッキに側面外装板を装着することができ
る。これにより、外デッキに側面外装板を装着する作業
時間を短縮できて、乗客コンベヤーの据付費を低減する
効果がある。
装着片の押圧部が弾性変形し、外デッキの掛止部に側面
外装板の上縁部を押圧して外デッキに側面外装板が装着
される。したがって、弾性装着片を容易に掛止部材に装
着することができ、上側補強材や縦補強材の厚さも含め
た側面外装板の厚さ製作誤差も吸収できる構造となるの
で、容易に外デッキに側面外装板を装着することができ
る。これにより、外デッキに側面外装板を装着する作業
時間を短縮できて、乗客コンベヤーの据付費を低減する
効果がある。
【0023】また、この発明に係る乗客コンベヤーの側
面外装板装置においては、外デッキの裏面に装着され外
デッキの欄干側の屈折部と、外デッキの裏面に装着され
て要部に掛止部材を形成した補強材の欄干側の屈折部と
の間に、密着状態に配置された嵌合部材を設けたもので
ある。
面外装板装置においては、外デッキの裏面に装着され外
デッキの欄干側の屈折部と、外デッキの裏面に装着され
て要部に掛止部材を形成した補強材の欄干側の屈折部と
の間に、密着状態に配置された嵌合部材を設けたもので
ある。
【0024】これによって、外デッキに嵌着された弾性
装着片の押圧部が弾性変形し、外デッキの掛止部に側面
外装板の上縁部を押圧して外デッキに側面外装板が装着
される。したがって、弾性装着片を容易に掛止部材に装
着することができ、上側補強材や縦補強材の厚さも含め
た側面外装板の厚さ製作誤差も吸収できる構造となるの
で、容易に外デッキに側面外装板を装着することができ
る。これにより、外デッキに側面外装板を装着する作業
時間を短縮できて、乗客コンベヤーの据付費を低減する
効果がある。また、外デッキの欄干側の屈折部と補強材
の欄干側の屈折部との間に嵌合部材が装着されるので、
弾性装着片による側面外装板の押圧反力が補強材を介し
て嵌合部材によっても支持される。したがって、外デッ
キに補強材を接着した接着剤におけるクリープ荷重、す
なわち持続的な荷重に弱い接着剤特有の弱点を補うこと
ができ、弾性装着片による側面外装板の装着作用を安定
化する効果がある。
装着片の押圧部が弾性変形し、外デッキの掛止部に側面
外装板の上縁部を押圧して外デッキに側面外装板が装着
される。したがって、弾性装着片を容易に掛止部材に装
着することができ、上側補強材や縦補強材の厚さも含め
た側面外装板の厚さ製作誤差も吸収できる構造となるの
で、容易に外デッキに側面外装板を装着することができ
る。これにより、外デッキに側面外装板を装着する作業
時間を短縮できて、乗客コンベヤーの据付費を低減する
効果がある。また、外デッキの欄干側の屈折部と補強材
の欄干側の屈折部との間に嵌合部材が装着されるので、
弾性装着片による側面外装板の押圧反力が補強材を介し
て嵌合部材によっても支持される。したがって、外デッ
キに補強材を接着した接着剤におけるクリープ荷重、す
なわち持続的な荷重に弱い接着剤特有の弱点を補うこと
ができ、弾性装着片による側面外装板の装着作用を安定
化する効果がある。
【0025】また、この発明は以上説明したように、外
デッキの掛止部の下端よりも下方位置で側面外装板の裏
面側を押圧する押圧部を有する弾性装着片を設けたもの
である。
デッキの掛止部の下端よりも下方位置で側面外装板の裏
面側を押圧する押圧部を有する弾性装着片を設けたもの
である。
【0026】これによって、外デッキに嵌着された弾性
装着片の押圧部が弾性変形し、外デッキの掛止部に側面
外装板の上縁部を押圧して外デッキに側面外装板が装着
される。したがって、弾性装着片を容易に掛止部材に装
着することができ、上側補強材や縦補強材の厚さも含め
た側面外装板の厚さ製作誤差も吸収できる構造となるの
で、容易に外デッキに側面外装板を装着することができ
る。これにより、外デッキに側面外装板を装着する作業
時間を短縮できて、乗客コンベヤーの据付費を低減する
効果がある。また、外デッキの掛止部の下端よりも下方
位置で弾性装着片の押圧部によって側面外装板の裏面側
が押圧されるので、側面外装板を主枠外側面方向に押し
込みながら摺動することができる。このため、弾性装着
片が側面外装板挿入時のガイドの役目を果たし、容易に
側面外装板の上縁部を外デッキの掛止部内に挿入するこ
とができるので、側面外装板の装着作業を容易化する効
果がある。
装着片の押圧部が弾性変形し、外デッキの掛止部に側面
外装板の上縁部を押圧して外デッキに側面外装板が装着
される。したがって、弾性装着片を容易に掛止部材に装
着することができ、上側補強材や縦補強材の厚さも含め
た側面外装板の厚さ製作誤差も吸収できる構造となるの
で、容易に外デッキに側面外装板を装着することができ
る。これにより、外デッキに側面外装板を装着する作業
時間を短縮できて、乗客コンベヤーの据付費を低減する
効果がある。また、外デッキの掛止部の下端よりも下方
位置で弾性装着片の押圧部によって側面外装板の裏面側
が押圧されるので、側面外装板を主枠外側面方向に押し
込みながら摺動することができる。このため、弾性装着
片が側面外装板挿入時のガイドの役目を果たし、容易に
側面外装板の上縁部を外デッキの掛止部内に挿入するこ
とができるので、側面外装板の装着作業を容易化する効
果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、後述す
る図6におけるA−A線断面図に相当する拡大図。
る図6におけるA−A線断面図に相当する拡大図。
【図2】 図1における弾性装着片の斜視図。
【図3】 図1において側面外装板を装着する作業の第
一状況を示す図。
一状況を示す図。
【図4】 図1において側面外装板を装着する作業の第
二状況を示す図。
二状況を示す図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す図で、図1相
当図。
当図。
【図6】 従来の乗客コンベヤーの側面外装板装置を示
す図で、エスカレーターからなる乗客コンベヤーの斜視
図。
す図で、エスカレーターからなる乗客コンベヤーの斜視
図。
1 主枠、 2 欄干、 8 基部、 9 外デッキ、
10 掛止部、 13 掛止部材、 14 コ字の下
画、 15 コ字の垂画、 16 側面外装板、 19
弾性装着片、 20 掛合部、 21 V字の下辺、
22 V字の上辺、 23 挟圧部、 24 押圧
部、 25 嵌合部材。
10 掛止部、 13 掛止部材、 14 コ字の下
画、 15 コ字の垂画、 16 側面外装板、 19
弾性装着片、 20 掛合部、 21 V字の下辺、
22 V字の上辺、 23 挟圧部、 24 押圧
部、 25 嵌合部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 主枠の間口方向の縁部に立設されて上記
主枠の長手に沿って配置された欄干、この欄干の上記間
口方向における外側に配置されて上記主枠に固定され
て、横断面の一側が上記欄干基部に装着されて他側には
先端が下方に屈折されて掛止部が形成された外デッキ
と、この外デッキ裏面に装着された補強材と、この補強
材の横断面開口部の端部に自身のバネ力によって装着さ
れた複数個の弾性装着片と、上記主枠の間口方向の外側
面に対向して配置されて上縁部が上記外デッキ掛止部の
内面に対面して配置された側面外装板とを備え、上記弾
性装着片によって上記側面外装板の裏面側を押圧するこ
とにより上記外デッキ掛止部に上記側面外装板の上縁部
を押圧して装着したことを特徴とする乗客コンベヤーの
側面外装板装置。 - 【請求項2】 外デッキの裏面に装着されて上記外デッ
キの欄干側の屈折部と、上記外デッキの裏面に装着され
た補強材の上記欄干側の屈折部との間に、密着状態に配
置された嵌合部材を備えたことを特徴とする請求項1記
載の乗客コンベヤーの側面外装板装置。 - 【請求項3】 弾性装着片を、外デッキの掛止部の下端
よりも下方位置で側面外装板の裏面側を押圧する押圧部
を有するものとしたことを特徴とする請求項1及び請求
項2のいずれか一つに記載の乗客コンベヤーの側面外装
板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138483A JP2002332185A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 乗客コンベヤーの側面外装板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138483A JP2002332185A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 乗客コンベヤーの側面外装板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002332185A true JP2002332185A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18985413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001138483A Pending JP2002332185A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 乗客コンベヤーの側面外装板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002332185A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008022551A1 (en) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Otis Elevator Company | Easily dismantled escalator outer decking |
WO2010122364A1 (en) * | 2009-04-20 | 2010-10-28 | Otis Elevator Company | Balustrade and deck mounting assembly for a passenger conveyor |
WO2010122363A1 (en) * | 2009-04-20 | 2010-10-28 | Otis Elevator Company | Balustrade and deck mounting assembly for a passenger conveyor |
CN105540396A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-05-04 | 三菱电机株式会社 | 乘客输送机的栏杆装置 |
CN108046102A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-05-18 | 通力电梯有限公司 | 用于自动扶梯的侧覆板安装装置 |
-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001138483A patent/JP2002332185A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008022551A1 (en) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Otis Elevator Company | Easily dismantled escalator outer decking |
US8123020B2 (en) | 2006-08-18 | 2012-02-28 | Otis Elevator Company | Easily dismantled escalator outer decking |
WO2010122364A1 (en) * | 2009-04-20 | 2010-10-28 | Otis Elevator Company | Balustrade and deck mounting assembly for a passenger conveyor |
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JP2012524007A (ja) * | 2009-04-20 | 2012-10-11 | オーチス エレベータ カンパニー | 乗用コンベヤ用の欄干アセンブリ |
US8596445B2 (en) | 2009-04-20 | 2013-12-03 | Otis Elevator Company | Balustrade and deck mounting assembly for a passenger conveyor |
CN105540396A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-05-04 | 三菱电机株式会社 | 乘客输送机的栏杆装置 |
CN108046102A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-05-18 | 通力电梯有限公司 | 用于自动扶梯的侧覆板安装装置 |
CN108046102B (zh) * | 2018-01-15 | 2024-08-09 | 通力电梯有限公司 | 用于自动扶梯的侧覆板安装装置 |
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