JP2001198754A - ワーク固定用クランプシステム - Google Patents
ワーク固定用クランプシステムInfo
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- B25B5/122—Arrangements for positively actuating jaws using toggle links with fluid drive
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランプ装置の油圧シリンダのピストンロッ
ドをガイド性を確保しながらベース板に形成される油路
の構成を簡単化し、ベース板の表面におけるワークエリ
アの比率を増大させる得るワーク固定用クランプシステ
ムを提供する。 【解決手段】 油圧式クランプ装置3,4は、ベース板
2に前後方向向きに組み込んで構成されたシリンダ本体
30,50、シリンダ本体30,50からベース板2の
表面側へ延びるピストンロッド32,52を含む出力部
材31,51、ベース板2の表面に固定解除可能に固定
され且つピストンロッド32,52を進退移動可能にガ
イドするガイド部材34,54、ベース板2に固定解除
可能に固定されたシリンダ本体30,50のロッド側シ
リンダエンド壁41,61を備え、油圧供給装置7から
複数のクランプ装置3,4のシリンダ本体30,50に
油圧を供給する第1の油路10,11がベース板2の壁
部内に形成されている。
ドをガイド性を確保しながらベース板に形成される油路
の構成を簡単化し、ベース板の表面におけるワークエリ
アの比率を増大させる得るワーク固定用クランプシステ
ムを提供する。 【解決手段】 油圧式クランプ装置3,4は、ベース板
2に前後方向向きに組み込んで構成されたシリンダ本体
30,50、シリンダ本体30,50からベース板2の
表面側へ延びるピストンロッド32,52を含む出力部
材31,51、ベース板2の表面に固定解除可能に固定
され且つピストンロッド32,52を進退移動可能にガ
イドするガイド部材34,54、ベース板2に固定解除
可能に固定されたシリンダ本体30,50のロッド側シ
リンダエンド壁41,61を備え、油圧供給装置7から
複数のクランプ装置3,4のシリンダ本体30,50に
油圧を供給する第1の油路10,11がベース板2の壁
部内に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、複数の油圧式ク
ランプ装置によりワークをベース板に固定解除可能に固
定するワーク固定用クランプシステムに関し、特に複数
のクランプ装置のシリンダ本体をベース板に組み込み、
これらシリンダ本体にベース板の壁部内に形成した油路
を介して油圧を供給するようにしたワーク固定用クラン
プシステムに関する。
ランプ装置によりワークをベース板に固定解除可能に固
定するワーク固定用クランプシステムに関し、特に複数
のクランプ装置のシリンダ本体をベース板に組み込み、
これらシリンダ本体にベース板の壁部内に形成した油路
を介して油圧を供給するようにしたワーク固定用クラン
プシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、一般的なワーク固定用のクラン
プシステムにおいては、例えば、図12に示すように、
ベース板200 とこのベース板200 に取付けられた複数の
油圧式クランプ装置210 が設けられ、これらクランプ装
置210 によりベース板200 に載置されたワークWaが固
定解除可能に固定され、この状態で、ワークWaに種々
の機械加工等が施される。
プシステムにおいては、例えば、図12に示すように、
ベース板200 とこのベース板200 に取付けられた複数の
油圧式クランプ装置210 が設けられ、これらクランプ装
置210 によりベース板200 に載置されたワークWaが固
定解除可能に固定され、この状態で、ワークWaに種々
の機械加工等が施される。
【0003】クランプ装置210 は、シリンダ本体211
と、シリンダ本体211 から上方へ延びるピストンロッド
213 とこのピストンロッド213 の先端部分に固定された
アーム214 を有する出力部材212 と、シリンダ本体211
のロッド側シリンダエンド壁を構成するとともにピスト
ンロッド213 を昇降移動可能にガイドするガイド部材21
5 を有する。ガイド部材215 に油圧配管216 や油圧ホー
スが接続され、この油圧配管216 を介してシリンダ本体
211 に油圧供給装置(図示略)から油圧が供給される。
すると、ピストンロッド213 が下降駆動され、アーム21
4 がワークWaの被クランプ部をベース板200 の受台20
2 に押圧してクランプする。
と、シリンダ本体211 から上方へ延びるピストンロッド
213 とこのピストンロッド213 の先端部分に固定された
アーム214 を有する出力部材212 と、シリンダ本体211
のロッド側シリンダエンド壁を構成するとともにピスト
ンロッド213 を昇降移動可能にガイドするガイド部材21
5 を有する。ガイド部材215 に油圧配管216 や油圧ホー
スが接続され、この油圧配管216 を介してシリンダ本体
211 に油圧供給装置(図示略)から油圧が供給される。
すると、ピストンロッド213 が下降駆動され、アーム21
4 がワークWaの被クランプ部をベース板200 の受台20
2 に押圧してクランプする。
【0004】左側のクランプ装置210 は、シリンダ本体
211 をベース板200 に形成された取付穴201 に内嵌させ
てボルト217 で固定され、右側のクランプ装置210 は、
シリンダ本体211 とベース板200 との間にベースプレー
ト218 を介在させ、このベースプレート218 とともにボ
ルト219 でベース板200 に固定されている。つまり、種
々の厚さのベースプレートを用いることにより、ワーク
Waのサイズや形状で決まる被クランプ部をクランプす
る高さ位置をある高さ範囲で調節可能である。
211 をベース板200 に形成された取付穴201 に内嵌させ
てボルト217 で固定され、右側のクランプ装置210 は、
シリンダ本体211 とベース板200 との間にベースプレー
ト218 を介在させ、このベースプレート218 とともにボ
ルト219 でベース板200 に固定されている。つまり、種
々の厚さのベースプレートを用いることにより、ワーク
Waのサイズや形状で決まる被クランプ部をクランプす
る高さ位置をある高さ範囲で調節可能である。
【0005】このクランプ装置210 は、ワークWaをベ
ース板200 に移載又はベース板200から移動させる際に
アーム214 が邪魔にならないようにするために、ピスト
ンロッド213 の進退に同期してアーム214 を約90度往
復旋回させる水平旋回型のクランプ装置である。尚、こ
の水平旋回型クランプ装置210 の他に、ピストンロッド
の進退に同期してアームを上下揺動させる上下揺動型の
クランプ装置等、種々のクランプ装置も実用に供されて
おり、これらクランプ装置をクランプシステムのクラン
プ装置として使用可能である。
ース板200 に移載又はベース板200から移動させる際に
アーム214 が邪魔にならないようにするために、ピスト
ンロッド213 の進退に同期してアーム214 を約90度往
復旋回させる水平旋回型のクランプ装置である。尚、こ
の水平旋回型クランプ装置210 の他に、ピストンロッド
の進退に同期してアームを上下揺動させる上下揺動型の
クランプ装置等、種々のクランプ装置も実用に供されて
おり、これらクランプ装置をクランプシステムのクラン
プ装置として使用可能である。
【0006】図13のクランプシステムでは、クランプ
装置220 のシリンダ本体221 がベース板230 に内嵌状に
固定され、ベース板230 の上面に当接するフランジ222
(ガイド部材)の下端部に、油圧ポート223 が形成され
ている。油圧供給装置からシリンダ本体221 に油圧を供
給するために、ベース板230 の内部に、油圧ポート223
に接続する鉛直方向向きの油路231 と、この油路231 に
接続する水平方向向きの油路232 が形成されている。
装置220 のシリンダ本体221 がベース板230 に内嵌状に
固定され、ベース板230 の上面に当接するフランジ222
(ガイド部材)の下端部に、油圧ポート223 が形成され
ている。油圧供給装置からシリンダ本体221 に油圧を供
給するために、ベース板230 の内部に、油圧ポート223
に接続する鉛直方向向きの油路231 と、この油路231 に
接続する水平方向向きの油路232 が形成されている。
【0007】図14のクランプシステムでは、クランプ
装置220 が、シリンダ本体221 のフランジ222 とベース
板235 の間に1つのスペーサ225 を介在させてベース板
135に固定され、そのスペーサ225 には、シリンダ本体2
21 の油圧ポート223 に接続される油路226 が形成され
ている。ベース板235 に油圧供給装置から延びる油圧配
管236 が下側から接続され、油圧配管236 の接続部分か
ら上方に延びるようにベース板235 に形成された油路23
7 に、油路226 の下端部の油圧ポート227 が接続されて
いる。
装置220 が、シリンダ本体221 のフランジ222 とベース
板235 の間に1つのスペーサ225 を介在させてベース板
135に固定され、そのスペーサ225 には、シリンダ本体2
21 の油圧ポート223 に接続される油路226 が形成され
ている。ベース板235 に油圧供給装置から延びる油圧配
管236 が下側から接続され、油圧配管236 の接続部分か
ら上方に延びるようにベース板235 に形成された油路23
7 に、油路226 の下端部の油圧ポート227 が接続されて
いる。
【0008】図15のクランプシステムでは、クランプ
装置220 が、シリンダ本体221 のフランジ222 とベース
板240 の間に2つのスペーサ225 を介在させてベース板
240に固定されている。2つのスペーサ250 の油路226
同士が接続され、ベース板240 の内部に、下側のスペー
サ225 の油路226 の下端部の油圧ポート227 に接続され
る鉛直方向向きの油路241 と、この油路241 に接続する
水平方向向きの油路242 が形成されている。尚、図13
〜図15のクランプシステムでは、スペーサ225 の個数
や、種々の上下長のスペーサを用いることにより、ワー
クのサイズや形状で決まる被クランプ部をクランプする
高さ位置を調節可能である。
装置220 が、シリンダ本体221 のフランジ222 とベース
板240 の間に2つのスペーサ225 を介在させてベース板
240に固定されている。2つのスペーサ250 の油路226
同士が接続され、ベース板240 の内部に、下側のスペー
サ225 の油路226 の下端部の油圧ポート227 に接続され
る鉛直方向向きの油路241 と、この油路241 に接続する
水平方向向きの油路242 が形成されている。尚、図13
〜図15のクランプシステムでは、スペーサ225 の個数
や、種々の上下長のスペーサを用いることにより、ワー
クのサイズや形状で決まる被クランプ部をクランプする
高さ位置を調節可能である。
【0009】図16、図17のクランプシステムでは、
ベース板260 の縁部付近に沿って複数のクランプ装置25
0 が並設されている。各クランプ装置250 のフランジ25
1 の下端部に1対の油圧ポート252,253 が形成され、ベ
ース板260 の内部には、複数のクランプ装置250 をクラ
ンプ動作させる為に、複数のクランプ装置250 の一方の
油圧ポート252 に接続されたクランプ側油路261 と、複
数のクランプ装置250のクランプ状態を解除させる為
に、複数のクランプ装置250 の他方の油圧ポート253 に
接続されたアンクランプ側油路265 が形成されている。
ベース板260 の縁部付近に沿って複数のクランプ装置25
0 が並設されている。各クランプ装置250 のフランジ25
1 の下端部に1対の油圧ポート252,253 が形成され、ベ
ース板260 の内部には、複数のクランプ装置250 をクラ
ンプ動作させる為に、複数のクランプ装置250 の一方の
油圧ポート252 に接続されたクランプ側油路261 と、複
数のクランプ装置250のクランプ状態を解除させる為
に、複数のクランプ装置250 の他方の油圧ポート253 に
接続されたアンクランプ側油路265 が形成されている。
【0010】クランプ側油路261 とアンクランプ側油路
265 は、夫々、複数のクランプ装置250 が並設される水
平方向に直線状に延びる共通油路262,266 と、この共通
油路262,266 から複数のクランプ装置250 側へ水平方向
に延びる複数の油路263,267と、これら油路263,267 と
複数の油圧ポート252,253 を夫々接続する鉛直方向向き
の複数の油路264,268 を有する。つまり、複数のクラン
プ装置250 は共通の油路262,266 に並列接続されてい
る。
265 は、夫々、複数のクランプ装置250 が並設される水
平方向に直線状に延びる共通油路262,266 と、この共通
油路262,266 から複数のクランプ装置250 側へ水平方向
に延びる複数の油路263,267と、これら油路263,267 と
複数の油圧ポート252,253 を夫々接続する鉛直方向向き
の複数の油路264,268 を有する。つまり、複数のクラン
プ装置250 は共通の油路262,266 に並列接続されてい
る。
【0011】ところで、複数のクランプ装置により所定
のサイズと形状のワークを固定する為のベース板を小型
化し、ベース板の上面におけるワークエリアの比率を増
大させることが望まれ、例えば、複数のクランプ装置に
よりワークを固定したベース板を加工ステーションに搬
送し、そのワークに工作機械で機械加工を施す場合等、
ベース板を小型化する分、工作機械(ベース板の載置ゾ
ーン)を小型化できるし、ベース板を搬送する搬送手段
も簡単化できる。
のサイズと形状のワークを固定する為のベース板を小型
化し、ベース板の上面におけるワークエリアの比率を増
大させることが望まれ、例えば、複数のクランプ装置に
よりワークを固定したベース板を加工ステーションに搬
送し、そのワークに工作機械で機械加工を施す場合等、
ベース板を小型化する分、工作機械(ベース板の載置ゾ
ーン)を小型化できるし、ベース板を搬送する搬送手段
も簡単化できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 図12のクランプシ
ステムでは、ベース板上に配設されるシリンダ本体のガ
イド部材が、油圧配管を接続する分ベース板の面方向外
側に大型化するため、ベース板を小型化してワークエリ
アの比率を増大させることが難しい。更に、複数のクラ
ンプ装置のシリンダ本体の各々に油圧を供給する為の油
圧配管を接続しなければならないため、クランプシステ
ムの構造が複雑化し製作コスト的に不利になること、ク
ランプ装置から延びる油圧配管が損傷してシステムダウ
ンする虞があること、ベース板を搬送する際に油圧配管
が邪魔になること、等の問題もある。複動型の油圧式ク
ランプ装置を設けた場合、油圧配管の本数が多くなるた
めこの問題は一層顕著になる。
ステムでは、ベース板上に配設されるシリンダ本体のガ
イド部材が、油圧配管を接続する分ベース板の面方向外
側に大型化するため、ベース板を小型化してワークエリ
アの比率を増大させることが難しい。更に、複数のクラ
ンプ装置のシリンダ本体の各々に油圧を供給する為の油
圧配管を接続しなければならないため、クランプシステ
ムの構造が複雑化し製作コスト的に不利になること、ク
ランプ装置から延びる油圧配管が損傷してシステムダウ
ンする虞があること、ベース板を搬送する際に油圧配管
が邪魔になること、等の問題もある。複動型の油圧式ク
ランプ装置を設けた場合、油圧配管の本数が多くなるた
めこの問題は一層顕著になる。
【0013】図13、図15のクランプシステムでは、
クランプ装置の油圧ポートが、ベース板の上面に当接す
るフランジやスペーサの下端部に設けられるため、ベー
ス板の内部に水平方向向きの油路と鉛直方向向きの油路
を形成しなければならず、そのため、これら油路の構成
が複雑化しその設計及び加工が複雑になる。また、高さ
調節用のスペーサにも油路を形成しなければならない
し、そのスペーサを用いる場合には、スペーサの油路の
接続部分から油漏れが発生する虞もある。尚、図14の
クランプシステムでは、各クランプ装置に油圧を供給す
る為の油圧配管を設けなければならないため、図12の
クランプシステムと類似の問題が生じる。
クランプ装置の油圧ポートが、ベース板の上面に当接す
るフランジやスペーサの下端部に設けられるため、ベー
ス板の内部に水平方向向きの油路と鉛直方向向きの油路
を形成しなければならず、そのため、これら油路の構成
が複雑化しその設計及び加工が複雑になる。また、高さ
調節用のスペーサにも油路を形成しなければならない
し、そのスペーサを用いる場合には、スペーサの油路の
接続部分から油漏れが発生する虞もある。尚、図14の
クランプシステムでは、各クランプ装置に油圧を供給す
る為の油圧配管を設けなければならないため、図12の
クランプシステムと類似の問題が生じる。
【0014】図16、図17のクランプシステムでは、
クランプ側油路とアンクランプ側油路の各々において、
複数のクランプ装置に共通の直線状の油路の他に、その
共通の油路と各クランプ装置を接続する為の水平方向向
きの油路と鉛直方向向きの油路とを設けなければならな
いため、これら油路の構成が非常に複雑化し、しかも、
クランプ側油路とアンクランプ側油路の干渉を考慮して
行う設計及び加工も非常に複雑になる。しかも、ベース
板の縁部付近にクランプ装置を設けた場合、ベース板の
うちクランプ装置に対して縁部側に、油路を形成する為
の比較的大きなスペースが必要になるため、その分、ベ
ース板を小型化することができず、ワークエリアの比率
を増大させることが難しくなる。前記の種々の従来のク
ランプシステムの油圧式クランプ装置においては、あま
り厚くないロッド側シリンダエンド壁でピストンロッド
をガイドする構造であるから、ピストンロッドを長く伸
長させる場合にはガイド性能が十分でなくピストンロッ
ドが弾性変形し易いこと、機械加工の切粉などの外部異
物に対してピストンロッドを十分に保護できないこと、
などの問題もある。
クランプ側油路とアンクランプ側油路の各々において、
複数のクランプ装置に共通の直線状の油路の他に、その
共通の油路と各クランプ装置を接続する為の水平方向向
きの油路と鉛直方向向きの油路とを設けなければならな
いため、これら油路の構成が非常に複雑化し、しかも、
クランプ側油路とアンクランプ側油路の干渉を考慮して
行う設計及び加工も非常に複雑になる。しかも、ベース
板の縁部付近にクランプ装置を設けた場合、ベース板の
うちクランプ装置に対して縁部側に、油路を形成する為
の比較的大きなスペースが必要になるため、その分、ベ
ース板を小型化することができず、ワークエリアの比率
を増大させることが難しくなる。前記の種々の従来のク
ランプシステムの油圧式クランプ装置においては、あま
り厚くないロッド側シリンダエンド壁でピストンロッド
をガイドする構造であるから、ピストンロッドを長く伸
長させる場合にはガイド性能が十分でなくピストンロッ
ドが弾性変形し易いこと、機械加工の切粉などの外部異
物に対してピストンロッドを十分に保護できないこと、
などの問題もある。
【0015】本発明の目的は、ワーク固定用クランプシ
ステムにおいて、ベース板に形成される油路の構成を簡
単化すること、油圧クランプ装置のピストンロッドをガ
イドするガイド性能と保護性能を高めること、ベース板
の表面におけるワークエリアの比率を増大させること、
ワーク固定用クランプシステムの構造を簡単化するこ
と、ワークをその裏面側からベース板に対して簡単且つ
確実に支持して機械加工時のワークの撓みやビビリ振動
等を確実に防止すること、等である。
ステムにおいて、ベース板に形成される油路の構成を簡
単化すること、油圧クランプ装置のピストンロッドをガ
イドするガイド性能と保護性能を高めること、ベース板
の表面におけるワークエリアの比率を増大させること、
ワーク固定用クランプシステムの構造を簡単化するこ
と、ワークをその裏面側からベース板に対して簡単且つ
確実に支持して機械加工時のワークの撓みやビビリ振動
等を確実に防止すること、等である。
【0016】
【課題を解決するための手段】 請求項1のワーク固定
用クランプシステムは、複数の油圧式クランプ装置によ
りワークを固定解除可能に固定するクランプシステムに
おいて、前記複数のクランプ装置を装備する為の且つワ
ークを固定する為のベース板を設け、各油圧式クランプ
装置は、ベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成
されたシリンダ本体と、このシリンダ本体からベース板
の表面側へ延びるピストンロッドを含む出力部材と、ベ
ース板の表面に固定解除可能に固定され且つピストンロ
ッドを進退移動可能にガイドするガイド部材であって出
力部材のクランプ作動を妨げない限度においてピストン
ロッドのベース板表面外への突出部の大部分を覆うガイ
ド部材と、ベース板に固定解除可能に固定されたシリン
ダ本体のロッド側シリンダエンド壁とを備え、油圧供給
手段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に油圧を供
給する為の第1の油路をベース板の壁部内に形成したこ
とを特徴とするものである。
用クランプシステムは、複数の油圧式クランプ装置によ
りワークを固定解除可能に固定するクランプシステムに
おいて、前記複数のクランプ装置を装備する為の且つワ
ークを固定する為のベース板を設け、各油圧式クランプ
装置は、ベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成
されたシリンダ本体と、このシリンダ本体からベース板
の表面側へ延びるピストンロッドを含む出力部材と、ベ
ース板の表面に固定解除可能に固定され且つピストンロ
ッドを進退移動可能にガイドするガイド部材であって出
力部材のクランプ作動を妨げない限度においてピストン
ロッドのベース板表面外への突出部の大部分を覆うガイ
ド部材と、ベース板に固定解除可能に固定されたシリン
ダ本体のロッド側シリンダエンド壁とを備え、油圧供給
手段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に油圧を供
給する為の第1の油路をベース板の壁部内に形成したこ
とを特徴とするものである。
【0017】複数のクランプ装置の出力部材を待機状態
にして、ワークがベース板上に移載される。ワークがベ
ース板上に載置されて位置決めされてから、油圧供給手
段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に、ベース板
の壁部内に形成された第1の油路を介して油圧が供給さ
れて、これらクランプ装置のピストンロッドが駆動さ
れ、ピストンロッドを夫々含む複数の出力部材によりワ
ークがベース板に押圧されて固定される。
にして、ワークがベース板上に移載される。ワークがベ
ース板上に載置されて位置決めされてから、油圧供給手
段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に、ベース板
の壁部内に形成された第1の油路を介して油圧が供給さ
れて、これらクランプ装置のピストンロッドが駆動さ
れ、ピストンロッドを夫々含む複数の出力部材によりワ
ークがベース板に押圧されて固定される。
【0018】出力部材のクランプ作動を妨げない限度に
おいてピストンロッドのベース板表面外への突出部の大
部分を覆うガイド部材により、ピストンロッドを進退移
動可能にガイドして、出力部材でワークをベース板に確
実に押圧してクランプすることができる。ガイド部材で
ピストンロッドの突出部の大部分を覆うため、クランプ
状態におけるピストンロッドの弾性変形を防止してワー
クの変形を防止することができるうえ、機械加工の切粉
などの外部異物からピストンロッドを保護することがで
きる。ガイド部材とシリンダ本体のロッド側シリンダエ
ンド壁とはベース板に固定解除可能に固定され、ガイド
部材とロッド側シリンダエンド壁を固定解除してピスト
ンロッドとともにガイド部材を交換可能であるため、各
クランプ装置において、ワークのサイズや形状で決まる
被クランプ部をクランプする位置に適した適当な長さ
(高さ)のガイド部材とピストンロッドを設けることで
容易に調節することができる。
おいてピストンロッドのベース板表面外への突出部の大
部分を覆うガイド部材により、ピストンロッドを進退移
動可能にガイドして、出力部材でワークをベース板に確
実に押圧してクランプすることができる。ガイド部材で
ピストンロッドの突出部の大部分を覆うため、クランプ
状態におけるピストンロッドの弾性変形を防止してワー
クの変形を防止することができるうえ、機械加工の切粉
などの外部異物からピストンロッドを保護することがで
きる。ガイド部材とシリンダ本体のロッド側シリンダエ
ンド壁とはベース板に固定解除可能に固定され、ガイド
部材とロッド側シリンダエンド壁を固定解除してピスト
ンロッドとともにガイド部材を交換可能であるため、各
クランプ装置において、ワークのサイズや形状で決まる
被クランプ部をクランプする位置に適した適当な長さ
(高さ)のガイド部材とピストンロッドを設けることで
容易に調節することができる。
【0019】特に、油圧式クランプ装置のシリンダ本体
をベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成し、油
圧供給手段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に油
圧を供給する為の第1の油路をベース板の壁部内に形成
した。それ故、ベース板の内部にシリンダ本体の油圧ポ
ートを設けることができるため、第1の油路のうち油圧
式クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)に接続さ
れる油路部分を、ベース板の表面と平行に形成すること
ができ、更に、第1の油路のうち少なくとも同じ種類の
油圧式クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)同士
を接続する油路部分を、ベース板の表面と平行に形成す
ることができる。
をベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成し、油
圧供給手段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に油
圧を供給する為の第1の油路をベース板の壁部内に形成
した。それ故、ベース板の内部にシリンダ本体の油圧ポ
ートを設けることができるため、第1の油路のうち油圧
式クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)に接続さ
れる油路部分を、ベース板の表面と平行に形成すること
ができ、更に、第1の油路のうち少なくとも同じ種類の
油圧式クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)同士
を接続する油路部分を、ベース板の表面と平行に形成す
ることができる。
【0020】このように、第1の油路の前記油路部分に
より同じ種類の油圧式クランプ装置のシリンダ本体同士
を接続でき、その油路部分をベース板の面方向に平行に
形成することができるから、第1の油路の構成を簡単化
できその設計及び加工も簡単になる。第1の油路を介し
て複数の油圧式クランプ装置を直列接続することがで
き、この場合、第1の油路の構成が一層簡単化する。
より同じ種類の油圧式クランプ装置のシリンダ本体同士
を接続でき、その油路部分をベース板の面方向に平行に
形成することができるから、第1の油路の構成を簡単化
できその設計及び加工も簡単になる。第1の油路を介し
て複数の油圧式クランプ装置を直列接続することがで
き、この場合、第1の油路の構成が一層簡単化する。
【0021】しかも、ベース板の縁部付近にクランプ装
置を設ける場合、ベース板のうちクランプ装置に対して
縁部側に、第1の油路を形成しなくてよくなりそのスペ
ースが不必要になる。また、ガイド部材に油圧配管を接
続する必要がないので、ガイド部材をベース板の表面と
平行な方向に小型化できる。その結果、所定のサイズと
形状のワークを固定する為のベース板を極力小型化で
き、ベース板の上面におけるワークエリアの比率を増大
させることができる。
置を設ける場合、ベース板のうちクランプ装置に対して
縁部側に、第1の油路を形成しなくてよくなりそのスペ
ースが不必要になる。また、ガイド部材に油圧配管を接
続する必要がないので、ガイド部材をベース板の表面と
平行な方向に小型化できる。その結果、所定のサイズと
形状のワークを固定する為のベース板を極力小型化で
き、ベース板の上面におけるワークエリアの比率を増大
させることができる。
【0022】しかも、複数のクランプ装置のシリンダ本
体の各々に油圧を供給する為に接続する油圧配管を設け
る必要がないので、ワーク固定用クランプシステムの構
造を簡単化でき製作コスト的に有利になる。また、クラ
ンプ装置に接続する油圧配管を省略できるため、油圧配
管が損傷してシステムダウンすることもないし、その油
圧配管がベース板を搬送する場合に邪魔になる虞もなく
なる。
体の各々に油圧を供給する為に接続する油圧配管を設け
る必要がないので、ワーク固定用クランプシステムの構
造を簡単化でき製作コスト的に有利になる。また、クラ
ンプ装置に接続する油圧配管を省略できるため、油圧配
管が損傷してシステムダウンすることもないし、その油
圧配管がベース板を搬送する場合に邪魔になる虞もなく
なる。
【0023】請求項2のワーク固定用クランプシステム
は、請求項1の発明において、前記複数のクランプ装置
でクランプされたワークをワークの裏面側からベース板
に対して支持する複数のサポート装置を設け、各サポー
ト装置は、ベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構
成されたシリンダ本体と、このシリンダ本体からベース
板の表面側へ延びるピストンロッドを含むサポート部材
とを備え、前記油圧供給手段から複数のサポート装置の
シリンダ本体に油圧を供給する為の第2の油路をベース
板の壁部内に形成したことを特徴とするものである。
は、請求項1の発明において、前記複数のクランプ装置
でクランプされたワークをワークの裏面側からベース板
に対して支持する複数のサポート装置を設け、各サポー
ト装置は、ベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構
成されたシリンダ本体と、このシリンダ本体からベース
板の表面側へ延びるピストンロッドを含むサポート部材
とを備え、前記油圧供給手段から複数のサポート装置の
シリンダ本体に油圧を供給する為の第2の油路をベース
板の壁部内に形成したことを特徴とするものである。
【0024】複数のクランプ装置でワークをベース板に
クランプした後、これらサポート装置のピストンロッド
を進退移動させて、サポート部材の先端部をワークの被
サポート部に当接させ、その後、サポート部材を進退移
動不能にロックしてこの状態を保持することができる。
つまり、複数のサポート装置により複数のクランプ装置
でクランプされたワークをワークの裏面側からベース板
に対して簡単且つ確実に支持して、機械加工時のワーク
の撓みやビビリ振動等を確実に防止して加工精度を高め
ることができる。
クランプした後、これらサポート装置のピストンロッド
を進退移動させて、サポート部材の先端部をワークの被
サポート部に当接させ、その後、サポート部材を進退移
動不能にロックしてこの状態を保持することができる。
つまり、複数のサポート装置により複数のクランプ装置
でクランプされたワークをワークの裏面側からベース板
に対して簡単且つ確実に支持して、機械加工時のワーク
の撓みやビビリ振動等を確実に防止して加工精度を高め
ることができる。
【0025】しかも、サポート装置のシリンダ本体をベ
ース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成したので、
ベース板の一部をシリンダ本体の一部として有効利用で
き、しかも、ベース板の壁部内に、複数のサポート装置
のシリンダ本体に油圧を供給する為の第2の油路を形成
したので、ワーク固定用クランプシステムの構造を簡単
化でき製作コスト的に有利になるし、サポート装置に接
続する油圧配管を省略できるため、油圧配管が損傷して
システムダウンすることもないし、油圧配管がベース板
を搬送する場合に邪魔になる虞もなくなる。
ース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成したので、
ベース板の一部をシリンダ本体の一部として有効利用で
き、しかも、ベース板の壁部内に、複数のサポート装置
のシリンダ本体に油圧を供給する為の第2の油路を形成
したので、ワーク固定用クランプシステムの構造を簡単
化でき製作コスト的に有利になるし、サポート装置に接
続する油圧配管を省略できるため、油圧配管が損傷して
システムダウンすることもないし、油圧配管がベース板
を搬送する場合に邪魔になる虞もなくなる。
【0026】請求項3のワーク固定用クランプシステム
は、請求項1又は2の発明において、前記油圧供給手段
から受ける油圧を増圧して、前記第2の油路を介して複
数のサポート装置に供給する油圧ブースタをベース板に
設けたことを特徴とするものである。つまり、油圧ブー
スタにより増圧された油圧を供給する油圧配管を省略で
きるため、構造が簡単化し製作コスト的に有利になる。
は、請求項1又は2の発明において、前記油圧供給手段
から受ける油圧を増圧して、前記第2の油路を介して複
数のサポート装置に供給する油圧ブースタをベース板に
設けたことを特徴とするものである。つまり、油圧ブー
スタにより増圧された油圧を供給する油圧配管を省略で
きるため、構造が簡単化し製作コスト的に有利になる。
【0027】請求項4のワーク固定用クランプシステム
は、請求項3の発明において、前記油圧ブースタのシリ
ンダ本体がベース板に組み込まれたことを特徴とするも
のである。ベース板の一部を油圧ブースタのシリンダ本
体の一部として有効利用できるため、油圧ブースタの構
造を簡単化するのに有利であるうえ、ベース板を搬送し
易くすることができる。また、油圧ブースタからサポー
ト装置に油圧を供給する第2の油路の構成も簡単化する
ことが可能になる。
は、請求項3の発明において、前記油圧ブースタのシリ
ンダ本体がベース板に組み込まれたことを特徴とするも
のである。ベース板の一部を油圧ブースタのシリンダ本
体の一部として有効利用できるため、油圧ブースタの構
造を簡単化するのに有利であるうえ、ベース板を搬送し
易くすることができる。また、油圧ブースタからサポー
ト装置に油圧を供給する第2の油路の構成も簡単化する
ことが可能になる。
【0028】請求項5のワーク固定用クランプシステム
は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記油
圧式クランプ装置のシリンダ本体に、ピストンロッドの
進退に同期してピストンロッドを約90度往復旋回させ
る旋回機構を設けたことを特徴とするものである。ワー
クをベース板に移載又はベース板から移動させる際に、
ピストンロッドを含む出力部材が邪魔にならないよう
に、出力部材をクランプ位置から約90度旋回させるこ
とができる。
は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記油
圧式クランプ装置のシリンダ本体に、ピストンロッドの
進退に同期してピストンロッドを約90度往復旋回させ
る旋回機構を設けたことを特徴とするものである。ワー
クをベース板に移載又はベース板から移動させる際に、
ピストンロッドを含む出力部材が邪魔にならないよう
に、出力部材をクランプ位置から約90度旋回させるこ
とができる。
【0029】請求項6のワーク固定用クランプシステム
は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記油
圧式クランプ装置の出力部材は、支点部が回動自在に枢
支された揺動アームを有し、この支点部を支持する支点
リンク部材が前記ガイド部材に連結されていることを特
徴とするものである。ワークをベース板に移載又はベー
ス板から移動させる際に、出力部材の揺動アームが邪魔
にならないように、揺動アームをクランプ位置から揺動
させることができる。
は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記油
圧式クランプ装置の出力部材は、支点部が回動自在に枢
支された揺動アームを有し、この支点部を支持する支点
リンク部材が前記ガイド部材に連結されていることを特
徴とするものである。ワークをベース板に移載又はベー
ス板から移動させる際に、出力部材の揺動アームが邪魔
にならないように、揺動アームをクランプ位置から揺動
させることができる。
【0030】請求項7のワーク固定用クランプシステム
は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記第
1の油路のうち油圧式クランプ装置のシリンダ本体に接
続される油路部分が、ベース板の表面と平行に形成され
たことを特徴とするものである。この油路部分を含めて
第1の油路の大部分をベース板の表面と平行に形成する
ことができるため、第1の油路の構成を簡単化できその
設計及び加工も簡単になる。第1の油路を介して複数の
油圧式クランプ装置を直列接続することができ、この場
合、第1の油路の構成が一層簡単化する。
は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記第
1の油路のうち油圧式クランプ装置のシリンダ本体に接
続される油路部分が、ベース板の表面と平行に形成され
たことを特徴とするものである。この油路部分を含めて
第1の油路の大部分をベース板の表面と平行に形成する
ことができるため、第1の油路の構成を簡単化できその
設計及び加工も簡単になる。第1の油路を介して複数の
油圧式クランプ装置を直列接続することができ、この場
合、第1の油路の構成が一層簡単化する。
【0031】請求項8のワーク固定用クランプシステム
は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記第
1の油路のうち少なくとも同じ種類の油圧式クランプ装
置のシリンダ本体同士を接続する油路部分が、ベース板
の表面と平行に形成されたことを特徴とするものであ
る。第1の油路の大部分をベース板の表面と平行に形成
することができるため、第1の油路の構成を簡単化でき
その設計及び加工も簡単になるし、ベース板の縁部付近
に油圧式クランプ装置を設けた場合、ベース板のうちク
ランプ装置に対して縁部側に第1の油路を形成するスペ
ースが不要になるため、その分、ベース板を小型化して
ワークエリアの比率を確実に増大させることができる。
第1の油路を介して複数の油圧式クランプ装置を直列接
続することができ、この場合、第1の油路の構成が一層
簡単化する。
は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記第
1の油路のうち少なくとも同じ種類の油圧式クランプ装
置のシリンダ本体同士を接続する油路部分が、ベース板
の表面と平行に形成されたことを特徴とするものであ
る。第1の油路の大部分をベース板の表面と平行に形成
することができるため、第1の油路の構成を簡単化でき
その設計及び加工も簡単になるし、ベース板の縁部付近
に油圧式クランプ装置を設けた場合、ベース板のうちク
ランプ装置に対して縁部側に第1の油路を形成するスペ
ースが不要になるため、その分、ベース板を小型化して
ワークエリアの比率を確実に増大させることができる。
第1の油路を介して複数の油圧式クランプ装置を直列接
続することができ、この場合、第1の油路の構成が一層
簡単化する。
【0032】請求項9のワーク固定用クランプシステム
は、請求項7又は8の発明において、前記第1の油路
は、複数のクランプ装置をクランプ動作させる為のクラ
ンプ側油路と、複数のクランプ装置のクランプ状態を解
除させる為のアンクランプ側油路からなり、これらクラ
ンプ側油路とアンクランプ側油路を、ベース板の表面と
直交する方向に離隔させて並設したことを特徴とするも
のである。ベース板の表面と平行する方向において、ク
ランプ側油路とアンクランプ側油路からなる第1の油路
を形成するスペースを小さくできる。
は、請求項7又は8の発明において、前記第1の油路
は、複数のクランプ装置をクランプ動作させる為のクラ
ンプ側油路と、複数のクランプ装置のクランプ状態を解
除させる為のアンクランプ側油路からなり、これらクラ
ンプ側油路とアンクランプ側油路を、ベース板の表面と
直交する方向に離隔させて並設したことを特徴とするも
のである。ベース板の表面と平行する方向において、ク
ランプ側油路とアンクランプ側油路からなる第1の油路
を形成するスペースを小さくできる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、複数の
油圧式クランプ装置によりワークをベース板に固定解除
可能に固定するワーク固定用クランプシステムに本発明
を適用した場合の一例である。但し、このクランプシス
テムでは、ベース板を水平方向に配置したものであり、
図1の上下左右方向を上下左右方向として説明する。
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、複数の
油圧式クランプ装置によりワークをベース板に固定解除
可能に固定するワーク固定用クランプシステムに本発明
を適用した場合の一例である。但し、このクランプシス
テムでは、ベース板を水平方向に配置したものであり、
図1の上下左右方向を上下左右方向として説明する。
【0034】図1、図2に示すように、ワーク固定用ク
ランプシステム1(以下、クランプシステム1という)
は、ワークWを固定する為のベース板2と、ベース板2
に装備された複数の上下揺動型の油圧式クランプ装置3
と複数の水平旋回型の油圧式クランプ装置4と、同じく
ベース板2に装備された複数のサポート装置5,6と、
複数のクランプ装置3,4と複数のサポート装置5,6
に油圧を供給する油圧供給装置7と、ベース板2に設け
られ油圧供給装置7から受ける油圧(例えば、7MP
a)を増圧(例えば、25MPa)して複数のサポート
装置5,6に供給する油圧ブースタ8等を備えている。
ランプシステム1(以下、クランプシステム1という)
は、ワークWを固定する為のベース板2と、ベース板2
に装備された複数の上下揺動型の油圧式クランプ装置3
と複数の水平旋回型の油圧式クランプ装置4と、同じく
ベース板2に装備された複数のサポート装置5,6と、
複数のクランプ装置3,4と複数のサポート装置5,6
に油圧を供給する油圧供給装置7と、ベース板2に設け
られ油圧供給装置7から受ける油圧(例えば、7MP
a)を増圧(例えば、25MPa)して複数のサポート
装置5,6に供給する油圧ブースタ8等を備えている。
【0035】図1〜図5に示すように、ベース板2に
は、複数のクランプ装置3,4のシリンダ本体30,5
0と複数のサポート装置5,6のシリンダ本体70が上
下方向向き(ベース板2の板厚方向向き)に組み込ま
れ、ベース板2の壁部内には、油圧供給装置7から複数
のクランプ装置3,4のシリンダ本体30,50に油圧
を供給する為の第1の油路10,11と、油圧供給装置
7から複数のサポート装置5,6のシリンダ本体70に
油圧を供給する為の第2の油路12,13が形成されて
いる。
は、複数のクランプ装置3,4のシリンダ本体30,5
0と複数のサポート装置5,6のシリンダ本体70が上
下方向向き(ベース板2の板厚方向向き)に組み込ま
れ、ベース板2の壁部内には、油圧供給装置7から複数
のクランプ装置3,4のシリンダ本体30,50に油圧
を供給する為の第1の油路10,11と、油圧供給装置
7から複数のサポート装置5,6のシリンダ本体70に
油圧を供給する為の第2の油路12,13が形成されて
いる。
【0036】第1の油路10,11は、複数のクランプ
装置3,4をクランプ動作させる為のクランプ側油路1
0と、複数のクランプ装置3,4のクランプ状態を解除
させる為のアンクランプ側油路11からなり、それら第
1の油路10,11のうち、複数の上下揺動型のクラン
プ装置3同士を接続する油路部分と、複数の水平旋回型
のクランプ装置4同士を接続する油路部分は、夫々ベー
ス板2の表面と平行(水平方向)に形成されている。ま
た、クランプ側油路10とアンクランプ側油路11は、
ベース板2の表面と直交する方向(鉛直方向)に並設さ
れ、ベース板2の縁部付近に沿ってに並設されたクラン
プ装置3,4のシリンダ本体30,50の中心を通る直
線上に形成されている。
装置3,4をクランプ動作させる為のクランプ側油路1
0と、複数のクランプ装置3,4のクランプ状態を解除
させる為のアンクランプ側油路11からなり、それら第
1の油路10,11のうち、複数の上下揺動型のクラン
プ装置3同士を接続する油路部分と、複数の水平旋回型
のクランプ装置4同士を接続する油路部分は、夫々ベー
ス板2の表面と平行(水平方向)に形成されている。ま
た、クランプ側油路10とアンクランプ側油路11は、
ベース板2の表面と直交する方向(鉛直方向)に並設さ
れ、ベース板2の縁部付近に沿ってに並設されたクラン
プ装置3,4のシリンダ本体30,50の中心を通る直
線上に形成されている。
【0037】図3に示すように、上下揺動型のクランプ
装置3は、ベース板2に上下方向向きに組み込んで構成
されたシリンダ本体30と、シリンダ本体30から上方
へ延びるピストンロッド32とこのピストンロッド32
の先端部にピン32aを介して枢支された揺動アーム3
3を有する出力部材31と、ベース板2の上面にボルト
(図示略)により固定解除可能に固定され且つピストン
ロッド32を進退移動可能にガイドするガイド部材34
と、ガイド部材34に一体形成されたシリンダ本体30
のロッド側シリンダエンド壁41と、ピストンロッド3
2の進退に同期して揺動アーム33を上下揺動させる揺
動リンク機構45を備えている。
装置3は、ベース板2に上下方向向きに組み込んで構成
されたシリンダ本体30と、シリンダ本体30から上方
へ延びるピストンロッド32とこのピストンロッド32
の先端部にピン32aを介して枢支された揺動アーム3
3を有する出力部材31と、ベース板2の上面にボルト
(図示略)により固定解除可能に固定され且つピストン
ロッド32を進退移動可能にガイドするガイド部材34
と、ガイド部材34に一体形成されたシリンダ本体30
のロッド側シリンダエンド壁41と、ピストンロッド3
2の進退に同期して揺動アーム33を上下揺動させる揺
動リンク機構45を備えている。
【0038】シリンダ本体30のシリンダ孔3aがベー
ス板2に直接形成され、そのシリンダ孔3aの上端部が
ガイド部材34により塞がれ、そのガイド部材34の下
端部のうちシリンダ孔3aに挿入された部分とその周辺
部がロッド側シリンダエンド壁41を形成している。シ
リンダ本体30は、ロッド側シリンダエンド壁41と、
ベース板2のうちシリンダ孔3aを形成する周壁部分で
構成されたシリンダ側壁42と、ベース板2の下端部に
固定されてシリンダ孔3aの下端部を塞ぐヘッド側シリ
ンダエンド壁43を有する。
ス板2に直接形成され、そのシリンダ孔3aの上端部が
ガイド部材34により塞がれ、そのガイド部材34の下
端部のうちシリンダ孔3aに挿入された部分とその周辺
部がロッド側シリンダエンド壁41を形成している。シ
リンダ本体30は、ロッド側シリンダエンド壁41と、
ベース板2のうちシリンダ孔3aを形成する周壁部分で
構成されたシリンダ側壁42と、ベース板2の下端部に
固定されてシリンダ孔3aの下端部を塞ぐヘッド側シリ
ンダエンド壁43を有する。
【0039】シリンダ孔3aのうちの両シリンダエンド
壁41,43の間に、ピストンロッド32の下端部のピ
ストン40が上下摺動自在に内嵌されている。ピストン
40とヘッド側シリンダエンド壁43の間に油室44a
が形成され、ピストン40とロッド側シリンダエンド壁
41の間に油室44bが形成されている。油室44aが
クランプ側油路10に接続され油室44bがアンクラン
プ側油路11に接続されている。尚、38a〜38eは
シール部材である。
壁41,43の間に、ピストンロッド32の下端部のピ
ストン40が上下摺動自在に内嵌されている。ピストン
40とヘッド側シリンダエンド壁43の間に油室44a
が形成され、ピストン40とロッド側シリンダエンド壁
41の間に油室44bが形成されている。油室44aが
クランプ側油路10に接続され油室44bがアンクラン
プ側油路11に接続されている。尚、38a〜38eは
シール部材である。
【0040】揺動リンク機構45は、出力部材31の揺
動アーム33の長さ方向中央部の支点部33aをピン4
6aを介して回動自在に枢支して支持する支点リンク部
材46を有する。ガイド部材34には、ピストンロッド
32の右側において枢支部材47の下部が螺着され、そ
の枢支部材47の上部にピン46bを介して支点リンク
部材46の基端部が回動自在に枢支されている。
動アーム33の長さ方向中央部の支点部33aをピン4
6aを介して回動自在に枢支して支持する支点リンク部
材46を有する。ガイド部材34には、ピストンロッド
32の右側において枢支部材47の下部が螺着され、そ
の枢支部材47の上部にピン46bを介して支点リンク
部材46の基端部が回動自在に枢支されている。
【0041】この揺動リンク機構45では、ピストンロ
ッド32が昇降駆動されると、支点リンク部材46を介
して、揺動アーム33が支点部33aを支点として揺動
される。図3に実線で示すように、ピストンロッド32
が上限位置のとき、揺動アーム33が水平方向に向くク
ランプ位置になり、図3に鎖線で示すように、ピストン
ロッド32が下限位置のとき、揺動アーム33がクラン
プ位置から上方へ約70度傾いた退避位置になる。
ッド32が昇降駆動されると、支点リンク部材46を介
して、揺動アーム33が支点部33aを支点として揺動
される。図3に実線で示すように、ピストンロッド32
が上限位置のとき、揺動アーム33が水平方向に向くク
ランプ位置になり、図3に鎖線で示すように、ピストン
ロッド32が下限位置のとき、揺動アーム33がクラン
プ位置から上方へ約70度傾いた退避位置になる。
【0042】揺動アーム33の先端部には調節ネジ48
が貫通状に螺合され、ナット49で固定解除可能に固定
され、揺動アーム33がクランプ位置に駆動されると、
調節ネジ48の下端部がワークWをベース板2に固着さ
れた受台2aに押圧する。揺動アーム33がクランプ位
置でワークWを受台2aに確実に押圧するために、ナッ
ト49を弛めて調節ネジ48の螺合位置を調節すること
ができる。
が貫通状に螺合され、ナット49で固定解除可能に固定
され、揺動アーム33がクランプ位置に駆動されると、
調節ネジ48の下端部がワークWをベース板2に固着さ
れた受台2aに押圧する。揺動アーム33がクランプ位
置でワークWを受台2aに確実に押圧するために、ナッ
ト49を弛めて調節ネジ48の螺合位置を調節すること
ができる。
【0043】ガイド部材34は、ピストンロッド32が
昇降しても揺動アーム33等と干渉しないように、つま
り、出力部材31のクランプ作動を妨げない限度におい
てベース板2の表面外へ突出するピストンロッド32の
突出部の大部分を覆うように形成され、このガイド部材
34によりピストンロッド32を昇降移動可能にガイド
するように構成されている。このように、ガイド部材3
4を、出力部材31のクランプ作動を妨げない限度にお
いて前記突出部の大部分を覆うように極力高く形成した
ので、ガイド性を高めてクランプ状態のときピストンロ
ッド32が弾性変形するのを防止し、ピストンロッド3
2の変形によりワークが変形するのを防止でき、ワーク
の機械加工の切粉などの外部の異物からピストンロッド
32を保護することができる。
昇降しても揺動アーム33等と干渉しないように、つま
り、出力部材31のクランプ作動を妨げない限度におい
てベース板2の表面外へ突出するピストンロッド32の
突出部の大部分を覆うように形成され、このガイド部材
34によりピストンロッド32を昇降移動可能にガイド
するように構成されている。このように、ガイド部材3
4を、出力部材31のクランプ作動を妨げない限度にお
いて前記突出部の大部分を覆うように極力高く形成した
ので、ガイド性を高めてクランプ状態のときピストンロ
ッド32が弾性変形するのを防止し、ピストンロッド3
2の変形によりワークが変形するのを防止でき、ワーク
の機械加工の切粉などの外部の異物からピストンロッド
32を保護することができる。
【0044】ピストンロッド32とガイド部材34とし
てワークに応じて種々の上下長のものを選択的に使用可
能であり、ワークWのサイズや形状で決まる被クランプ
部をクランプする高さ位置に適した適当な長さのガイド
部材34とピストンロッド32を用いるものとする。
尚、ガイド部材34を複数段に積み重ねた複数の部材で
構成してもよく、また、ロッド側シリンダエンド壁をガ
イド部材34と別部材で構成してもよく、また、ベース
2にシリンダ孔3aを直接形成する代わりにシリンダ孔
を形成した部材をベース板2に嵌め込んだ構成としても
よい。
てワークに応じて種々の上下長のものを選択的に使用可
能であり、ワークWのサイズや形状で決まる被クランプ
部をクランプする高さ位置に適した適当な長さのガイド
部材34とピストンロッド32を用いるものとする。
尚、ガイド部材34を複数段に積み重ねた複数の部材で
構成してもよく、また、ロッド側シリンダエンド壁をガ
イド部材34と別部材で構成してもよく、また、ベース
2にシリンダ孔3aを直接形成する代わりにシリンダ孔
を形成した部材をベース板2に嵌め込んだ構成としても
よい。
【0045】図4に示すように、水平旋回型の油圧式ク
ランプ装置4は、ベース板2に上下方向向き(ベース板
2の板厚方向向き)に組み込んで構成されたシリンダ本
体50と、シリンダ本体50から上方へ延びるピストン
ロッド52とこのピストンロッド52の先端部に固定的
に連結された旋回アーム53を有する出力部材51と、
ベース板2の表面にボルト(図示略)により固定解除可
能に固定され且つピストンロッド52を進退移動可能に
ガイドするガイド部材54と、ガイド部材54に一体形
成されたシリンダ本体50のロッド側シリンダエンド壁
61と、シリンダ本体50に設けられピストンロッド5
2の進退に同期してピストンロッド52を約90度水平
に往復旋回させる旋回機構65を備えている。
ランプ装置4は、ベース板2に上下方向向き(ベース板
2の板厚方向向き)に組み込んで構成されたシリンダ本
体50と、シリンダ本体50から上方へ延びるピストン
ロッド52とこのピストンロッド52の先端部に固定的
に連結された旋回アーム53を有する出力部材51と、
ベース板2の表面にボルト(図示略)により固定解除可
能に固定され且つピストンロッド52を進退移動可能に
ガイドするガイド部材54と、ガイド部材54に一体形
成されたシリンダ本体50のロッド側シリンダエンド壁
61と、シリンダ本体50に設けられピストンロッド5
2の進退に同期してピストンロッド52を約90度水平
に往復旋回させる旋回機構65を備えている。
【0046】シリンダ本体50のシリンダ孔4aはベー
ス板2に直接形成され、このシリンダ孔4aの上端部が
ガイド部材54により塞がれ、そのガイド部材54の下
端部のうちシリンダ孔4aに挿入された部分とその周辺
部がロッド側シリンダエンド壁61を形成している。シ
リンダ本体50は、ロッド側シリンダエンド壁61と、
ベース板2のうちのシリンダ孔4aを形成する周壁部分
で構成されたシリンダ側壁62と、ベース板2の下端部
に固定されてシリンダ孔4aの下端部を塞ぐヘッド側シ
リンダエンド壁63を有する。
ス板2に直接形成され、このシリンダ孔4aの上端部が
ガイド部材54により塞がれ、そのガイド部材54の下
端部のうちシリンダ孔4aに挿入された部分とその周辺
部がロッド側シリンダエンド壁61を形成している。シ
リンダ本体50は、ロッド側シリンダエンド壁61と、
ベース板2のうちのシリンダ孔4aを形成する周壁部分
で構成されたシリンダ側壁62と、ベース板2の下端部
に固定されてシリンダ孔4aの下端部を塞ぐヘッド側シ
リンダエンド壁63を有する。
【0047】シリンダ孔4aのうちの両シリンダエンド
壁61,63の間に、ピストンロッドロッド52の下端
部のピストン60が上下摺動自在に内嵌されている。ピ
ストン60とロッド側シリンダエンド壁61の間に油室
64aが形成され、ピストン60とヘッド側シリンダエ
ンド壁63の間に油室64bが形成されている。油室6
4aにクランプ側油路10が接続され、油室64bにア
ンクランプ側油路11が接続されている。尚、58a〜
58fはシール部材である。
壁61,63の間に、ピストンロッドロッド52の下端
部のピストン60が上下摺動自在に内嵌されている。ピ
ストン60とロッド側シリンダエンド壁61の間に油室
64aが形成され、ピストン60とヘッド側シリンダエ
ンド壁63の間に油室64bが形成されている。油室6
4aにクランプ側油路10が接続され、油室64bにア
ンクランプ側油路11が接続されている。尚、58a〜
58fはシール部材である。
【0048】旋回機構65は、ピストンロッド52の下
部に回動不能に内嵌固着されてピストン60から下方へ
延びるロッド部材66と、このロッド部材66に90度
捩じれるように上下方向に形成された複数(例えば、2
つ)の螺旋溝67と、ヘッド側シリンダエンド壁63の
上端部に固着された保持部材68と、この保持部材68
に回動可能に保持されて複数の螺旋溝67に夫々係合す
る複数(例えば、2つ)のボール69を有する。
部に回動不能に内嵌固着されてピストン60から下方へ
延びるロッド部材66と、このロッド部材66に90度
捩じれるように上下方向に形成された複数(例えば、2
つ)の螺旋溝67と、ヘッド側シリンダエンド壁63の
上端部に固着された保持部材68と、この保持部材68
に回動可能に保持されて複数の螺旋溝67に夫々係合す
る複数(例えば、2つ)のボール69を有する。
【0049】この旋回機構65では、ピストンロッド5
2が昇降駆動されると、それと一体的に昇降するロッド
部材66の螺旋溝67がボール68によりガイドされ
て、ロッド部材66とともにピストンロッド52と旋回
アーム53(出力部材51)が水平に往復旋回される。
図4に鎖線で示すように、ピストンロッド52と旋回ア
ーム53が下限位置のとき、旋回アーム53がワークW
側へ向いてクランプ位置になり、図3に実線で示すよう
に、ピストンロッド52と旋回アーム53が上限位置の
とき、旋回アーム53がクランプ位置から上昇し且つ9
0度旋回した退避位置になる。
2が昇降駆動されると、それと一体的に昇降するロッド
部材66の螺旋溝67がボール68によりガイドされ
て、ロッド部材66とともにピストンロッド52と旋回
アーム53(出力部材51)が水平に往復旋回される。
図4に鎖線で示すように、ピストンロッド52と旋回ア
ーム53が下限位置のとき、旋回アーム53がワークW
側へ向いてクランプ位置になり、図3に実線で示すよう
に、ピストンロッド52と旋回アーム53が上限位置の
とき、旋回アーム53がクランプ位置から上昇し且つ9
0度旋回した退避位置になる。
【0050】クランプ装置3と同様に、ガイド部材54
は、ピストンロッド52が昇降しても旋回アーム53等
が干渉しないように、つまり出力部材51のクランプ作
動を妨げない限度においてベース板2の表面外へ突出し
たピストンロッド52の突出部の大部分を覆うように形
成され、このガイド部材54よりピストンロッド52を
昇降移動可能にガイドするように構成されている。この
ように、ガイド部材54を、出力部材51のクランプ作
動を妨げない限度において前記突出部の大部分を覆うよ
うに極力高く形成したので、ガイド性を高めてクランプ
状態のときピストンロッド52が弾性変形するのを防止
し、ピストンロッド52の変形によりワークが変形する
のを防止でき、ワークの機械加工の切粉などの外部の異
物からピストンロッド52を保護することができる。
は、ピストンロッド52が昇降しても旋回アーム53等
が干渉しないように、つまり出力部材51のクランプ作
動を妨げない限度においてベース板2の表面外へ突出し
たピストンロッド52の突出部の大部分を覆うように形
成され、このガイド部材54よりピストンロッド52を
昇降移動可能にガイドするように構成されている。この
ように、ガイド部材54を、出力部材51のクランプ作
動を妨げない限度において前記突出部の大部分を覆うよ
うに極力高く形成したので、ガイド性を高めてクランプ
状態のときピストンロッド52が弾性変形するのを防止
し、ピストンロッド52の変形によりワークが変形する
のを防止でき、ワークの機械加工の切粉などの外部の異
物からピストンロッド52を保護することができる。
【0051】また、ピストンロッド52とガイド部材5
4としてワークに応じて種々の上下長のものを選択的に
使用可能であり、ワークWのサイズや形状で決まる被ク
ランプ部をクランプする高さ位置に適した適当な長さの
ガイド部材54とピストンロッド52を用いるものとす
る。尚、ガイド部材54を複数段に積み重ねた複数の部
材で構成してもよく、また、ロッド側シリンダエンド壁
をガイド部材54と別部材で構成してもよく、また、ベ
ース2にシリンダ孔4aを直接形成する代わりにシリン
ダ孔を形成した部材をベース板2に嵌め込んだ構成とし
てもよい。
4としてワークに応じて種々の上下長のものを選択的に
使用可能であり、ワークWのサイズや形状で決まる被ク
ランプ部をクランプする高さ位置に適した適当な長さの
ガイド部材54とピストンロッド52を用いるものとす
る。尚、ガイド部材54を複数段に積み重ねた複数の部
材で構成してもよく、また、ロッド側シリンダエンド壁
をガイド部材54と別部材で構成してもよく、また、ベ
ース2にシリンダ孔4aを直接形成する代わりにシリン
ダ孔を形成した部材をベース板2に嵌め込んだ構成とし
てもよい。
【0052】図5に示すように、サポート装置5,6
は、複数のクランプ装置3,4でクランプされたワーク
WをワークWの下側からベース板2に対して支持する為
のものである。サポート装置5は、ベース板2にその厚
さ方向向きに組み込んで構成されたシリンダ本体70
と、このシリンダ本体70からベース板2の上側へ延び
るピストンロッド72とピストンロッド72の先端部に
連結された支持ロッド73を有するサポート部材71
と、シリンダ本体70の上端部にボルト74aにより連
結解除可能に連結されてサポート部材71を昇降移動可
能にガイドするガイド部材74を備えている。
は、複数のクランプ装置3,4でクランプされたワーク
WをワークWの下側からベース板2に対して支持する為
のものである。サポート装置5は、ベース板2にその厚
さ方向向きに組み込んで構成されたシリンダ本体70
と、このシリンダ本体70からベース板2の上側へ延び
るピストンロッド72とピストンロッド72の先端部に
連結された支持ロッド73を有するサポート部材71
と、シリンダ本体70の上端部にボルト74aにより連
結解除可能に連結されてサポート部材71を昇降移動可
能にガイドするガイド部材74を備えている。
【0053】シリンダ本体70は、シリンダキャップ7
5と、このシリンダキャップ75の下端部に固着された
ヘッド側シリンダエンド壁76を有する。シリンダキャ
ップ75がボルト74aによりベース板2の上面に固定
されて、シリンダキャップ75とヘッド側シリンダエン
ド壁76の大部分が、ベース板2に形成されたシリンダ
孔5aに挿入されている。
5と、このシリンダキャップ75の下端部に固着された
ヘッド側シリンダエンド壁76を有する。シリンダキャ
ップ75がボルト74aによりベース板2の上面に固定
されて、シリンダキャップ75とヘッド側シリンダエン
ド壁76の大部分が、ベース板2に形成されたシリンダ
孔5aに挿入されている。
【0054】シリンダ本体70の内部には、ピストンロ
ッド72に摺動自在に外嵌され且つ上下両端部の外面が
シリンダキャップ75の内面に当接する弾性スリーブ7
7が設けられている。この弾性スリーブ77はガイド部
材74によりシリンダキャップ75に固定されている。
弾性スリーブ77の上下両端部以外の大部分は薄肉筒部
77aに形成され、その薄肉筒部77aを含む弾性スリ
ーブ77とシリンダキャップ75の間に油室78が形成
されている。シリンダキャップ75には、その外周部に
第2の油路13に連通する環状油路79aと、この環状
油路79aと油室78とを接続する油路79bが形成さ
れている。
ッド72に摺動自在に外嵌され且つ上下両端部の外面が
シリンダキャップ75の内面に当接する弾性スリーブ7
7が設けられている。この弾性スリーブ77はガイド部
材74によりシリンダキャップ75に固定されている。
弾性スリーブ77の上下両端部以外の大部分は薄肉筒部
77aに形成され、その薄肉筒部77aを含む弾性スリ
ーブ77とシリンダキャップ75の間に油室78が形成
されている。シリンダキャップ75には、その外周部に
第2の油路13に連通する環状油路79aと、この環状
油路79aと油室78とを接続する油路79bが形成さ
れている。
【0055】ピストンロッド72の上部には上方からネ
ジ孔72aが形成され、そのネジ孔72aに支持ロッド
73のネジ部73aが螺合されている。ピストンロッド
72の下部は下側が開放した筒部72bに形成されてい
る。ネジ孔72aの下側の筒部72aを仕切る仕切壁7
2cを上側から挿通するボルト80が設けられている。
このボルト80は筒部72bの中心部を挿通してその下
側まで延び、その下端のネジ部がピストン部材81に螺
合されている。ヘッド側シリンダエンド壁76に、ピス
トンロッド72の筒部72bに摺動自在に内嵌する筒状
部材82がシリンダキャップ75により固定され、その
筒状部材82にピストン部材81が摺動自在に内嵌され
ている。ヘッド側シリンダエンド壁76とピストン部材
81と筒状部材82とで囲まれ部分に、油路79cを介
して第2の油路12に接続された油室83が形成されて
いる。
ジ孔72aが形成され、そのネジ孔72aに支持ロッド
73のネジ部73aが螺合されている。ピストンロッド
72の下部は下側が開放した筒部72bに形成されてい
る。ネジ孔72aの下側の筒部72aを仕切る仕切壁7
2cを上側から挿通するボルト80が設けられている。
このボルト80は筒部72bの中心部を挿通してその下
側まで延び、その下端のネジ部がピストン部材81に螺
合されている。ヘッド側シリンダエンド壁76に、ピス
トンロッド72の筒部72bに摺動自在に内嵌する筒状
部材82がシリンダキャップ75により固定され、その
筒状部材82にピストン部材81が摺動自在に内嵌され
ている。ヘッド側シリンダエンド壁76とピストン部材
81と筒状部材82とで囲まれ部分に、油路79cを介
して第2の油路12に接続された油室83が形成されて
いる。
【0056】ボルト80には、筒状部材82の上端環状
壁部とピストン部材81の間において第1圧縮コイルバ
ネ84aが外装され、仕切壁72cとピストン部材81
の間において第2圧縮コイルバネ84bが外装されてい
る。第1圧縮コイルバネ84aにより筒状部材82に対
してピストン部材81が下方へ弾性付勢され、第2圧縮
コイルバネ84bにより、ピストン部材81及びボルト
80に対してサポート部材71が上方へ弾性付勢されて
いる。
壁部とピストン部材81の間において第1圧縮コイルバ
ネ84aが外装され、仕切壁72cとピストン部材81
の間において第2圧縮コイルバネ84bが外装されてい
る。第1圧縮コイルバネ84aにより筒状部材82に対
してピストン部材81が下方へ弾性付勢され、第2圧縮
コイルバネ84bにより、ピストン部材81及びボルト
80に対してサポート部材71が上方へ弾性付勢されて
いる。
【0057】このサポート装置5では、第2の油路12
を介して油室83に油圧が供給されると、ピストン部材
81が第1圧縮コイルバネ84aの付勢力に抗して上昇
駆動され、先ず、ピストン部材81とボルト80ととも
にサポート部材71が一体的に上昇し、サポート部材7
1の先端部がワークWの下面に当接した後には、サポー
ト部材71が静止し、ボルト80とともにピストン部材
81が第2圧縮コイルバネ84bを圧縮させながら上昇
する。
を介して油室83に油圧が供給されると、ピストン部材
81が第1圧縮コイルバネ84aの付勢力に抗して上昇
駆動され、先ず、ピストン部材81とボルト80ととも
にサポート部材71が一体的に上昇し、サポート部材7
1の先端部がワークWの下面に当接した後には、サポー
ト部材71が静止し、ボルト80とともにピストン部材
81が第2圧縮コイルバネ84bを圧縮させながら上昇
する。
【0058】次に、油圧ブースタ8により増圧された油
圧が、第2の油路13を介して油室78に供給される
と、弾性スリーブ77の縮径方向への弾性変形を介して
サポート部材71がロックされ、ワークWをその裏面側
からベース板2に対して支持した状態に保持する。ワー
クWのサイズや形状で決まる被サポート部をサポートす
る高さ位置については、適当な長さの支持ロッド73と
ガイド部材74を用いることにより調節することができ
る。尚、85a〜85hはシール部材である。
圧が、第2の油路13を介して油室78に供給される
と、弾性スリーブ77の縮径方向への弾性変形を介して
サポート部材71がロックされ、ワークWをその裏面側
からベース板2に対して支持した状態に保持する。ワー
クWのサイズや形状で決まる被サポート部をサポートす
る高さ位置については、適当な長さの支持ロッド73と
ガイド部材74を用いることにより調節することができ
る。尚、85a〜85hはシール部材である。
【0059】図5に示すように、サポート装置6は、サ
ポート装置5よりも低い位置においてワークWをサポー
トするため、サポート装置5において、サポート部材7
1とガイド部材74の代わりに、ピストンロッド72と
ピストンロッド72の先端部に連結された短尺の支持ロ
ッド87を含むサポート部材86と、短尺の支持ロッド
87に対応するガイド部材88を設けたものである。そ
の他はサポート装置5と同じ構造であるので同一符号を
付して説明を省略する。
ポート装置5よりも低い位置においてワークWをサポー
トするため、サポート装置5において、サポート部材7
1とガイド部材74の代わりに、ピストンロッド72と
ピストンロッド72の先端部に連結された短尺の支持ロ
ッド87を含むサポート部材86と、短尺の支持ロッド
87に対応するガイド部材88を設けたものである。そ
の他はサポート装置5と同じ構造であるので同一符号を
付して説明を省略する。
【0060】図1に示すように、油圧ブースタ8はベー
ス板2の下部に固定的に取付けられ、その油圧吐出ポー
ト13aがベース板2に形成された第2の油路13に液
密に接続されている。油圧ブースタ8のベース板2への
取付け位置については、ベース板2の下部に限定される
ものでなく、例えば、ベース板2の側部に取付けてもよ
いし、油室ブースタ8をベース板2の外部に設けてもよ
い。
ス板2の下部に固定的に取付けられ、その油圧吐出ポー
ト13aがベース板2に形成された第2の油路13に液
密に接続されている。油圧ブースタ8のベース板2への
取付け位置については、ベース板2の下部に限定される
ものでなく、例えば、ベース板2の側部に取付けてもよ
いし、油室ブースタ8をベース板2の外部に設けてもよ
い。
【0061】図6に示すように、油圧供給装置7は、モ
ータ91で駆動され油圧(例えば、7MPa)を発生さ
せる油圧ポンプ92と、油圧ポンプ92に油路90aを
介して接続された電磁方向切換弁93と、方向切換弁9
3から油路90bを介して延びる油路90cに接続され
第1設定圧(例えば、7MPa)で作動する第1シーケ
ンス弁94と、第1シーケンス弁94のバイパス油路9
0fに設けられた逆止弁95と、第1シーケンス弁94
に油路90dを介して接続され第2設定圧(例えば、7
MPa)で作動する第2シーケンス弁96と、第2シー
ケンス弁96のバイパス油路90gに設けられた逆止弁
97を備えている。
ータ91で駆動され油圧(例えば、7MPa)を発生さ
せる油圧ポンプ92と、油圧ポンプ92に油路90aを
介して接続された電磁方向切換弁93と、方向切換弁9
3から油路90bを介して延びる油路90cに接続され
第1設定圧(例えば、7MPa)で作動する第1シーケ
ンス弁94と、第1シーケンス弁94のバイパス油路9
0fに設けられた逆止弁95と、第1シーケンス弁94
に油路90dを介して接続され第2設定圧(例えば、7
MPa)で作動する第2シーケンス弁96と、第2シー
ケンス弁96のバイパス油路90gに設けられた逆止弁
97を備えている。
【0062】方向切換弁93から延びる油路90hとベ
ース板2の第1の油路10が油圧配管98aで接続さ
れ、方向切換弁93から延びる油路90bとベース板2
の第1の油路11が油圧配管98bで接続されている。
油路90dに接続された油路90iとベース板2の第2
の油路12が油圧配管98cで接続され、油路90eと
油圧ブースタ8が油圧配管98dで接続されている。
尚、油圧供給装置7には、モータ91や電磁方向切換弁
93等を制御する制御ユニット(図示略)も設けられて
いる。
ース板2の第1の油路10が油圧配管98aで接続さ
れ、方向切換弁93から延びる油路90bとベース板2
の第1の油路11が油圧配管98bで接続されている。
油路90dに接続された油路90iとベース板2の第2
の油路12が油圧配管98cで接続され、油路90eと
油圧ブースタ8が油圧配管98dで接続されている。
尚、油圧供給装置7には、モータ91や電磁方向切換弁
93等を制御する制御ユニット(図示略)も設けられて
いる。
【0063】上記クランプシステム1の作用・効果につ
いて説明する。油圧供給装置7の方向切換弁93が制御
され、油圧供給装置7から第1のアンクランプ側油路1
1を介して複数のクランプ装置3,4に油圧が供給され
ると、これらクランプ装置3,4が非クランプ状態にな
る。つまり、前述のように、上下揺動型のクランプ装置
3において、揺動アーム33がクランプ位置から上方へ
約70度傾いた退避位置になるとともに、水平旋回型の
クランプ装置4において、旋回アーム53がクランプ位
置から上昇し且つ90度旋回した退避位置になり、この
状態で、ワークWがベース板2に移載される。
いて説明する。油圧供給装置7の方向切換弁93が制御
され、油圧供給装置7から第1のアンクランプ側油路1
1を介して複数のクランプ装置3,4に油圧が供給され
ると、これらクランプ装置3,4が非クランプ状態にな
る。つまり、前述のように、上下揺動型のクランプ装置
3において、揺動アーム33がクランプ位置から上方へ
約70度傾いた退避位置になるとともに、水平旋回型の
クランプ装置4において、旋回アーム53がクランプ位
置から上昇し且つ90度旋回した退避位置になり、この
状態で、ワークWがベース板2に移載される。
【0064】ワークWがベース板2に載置され所定位置
に位置決めされた後、油圧供給装置7の方向切換弁93
が切換えられ、油圧供給装置7からベース板2の第1の
クランプ側油路10を介して複数のクランプ装置3,4
に油圧が供給されると、これらクランプ装置3,4がク
ランプ状態になる。つまり、上下揺動型のクランプ装置
3において、揺動アーム33が水平方向に向いてクラン
プ位置になりワークWをベース板2に押圧し、水平旋回
型のクランプ装置4において、旋回アーム53がワーク
W側へ向いて下降してクランプ位置になりワークWをベ
ース板2に押圧する。
に位置決めされた後、油圧供給装置7の方向切換弁93
が切換えられ、油圧供給装置7からベース板2の第1の
クランプ側油路10を介して複数のクランプ装置3,4
に油圧が供給されると、これらクランプ装置3,4がク
ランプ状態になる。つまり、上下揺動型のクランプ装置
3において、揺動アーム33が水平方向に向いてクラン
プ位置になりワークWをベース板2に押圧し、水平旋回
型のクランプ装置4において、旋回アーム53がワーク
W側へ向いて下降してクランプ位置になりワークWをベ
ース板2に押圧する。
【0065】このようにして、複数のクランプ装置3,
4によりワークWがベース板2にクランプされるが、そ
れまでの間、油圧供給装置7において、第1シーケンス
弁94に作用する油圧は第1設定圧(例えば、7MP
a)まで上昇しないため、第1シーケンス弁94は閉弁
状態にあり油路90d側に油圧は供給されない。複数の
クランプ装置3,4によりワークWがベース板2にクラ
ンプされた後、第1シーケンス弁94に第1設定圧が作
用し、第1シーケンス弁94が開放して油路90d側に
油圧が供給される。
4によりワークWがベース板2にクランプされるが、そ
れまでの間、油圧供給装置7において、第1シーケンス
弁94に作用する油圧は第1設定圧(例えば、7MP
a)まで上昇しないため、第1シーケンス弁94は閉弁
状態にあり油路90d側に油圧は供給されない。複数の
クランプ装置3,4によりワークWがベース板2にクラ
ンプされた後、第1シーケンス弁94に第1設定圧が作
用し、第1シーケンス弁94が開放して油路90d側に
油圧が供給される。
【0066】第1シーケンス弁94を介して油路90d
側に油圧が供給されると、続いて、ベース板2の第2の
油路12を介して複数のサポート装置5,6に油圧が供
給され、これらのサポート部材71,86が上昇しワー
クWの下面に当接する。サポート部材71,86がワー
クWの下面に当接するまでの間、油圧供給装置7におい
て、第2シーケンス弁96に作用する油圧は第2設定圧
(例えば、7MPa)まで上昇しないため、第2シーケ
ンス弁96は閉弁状態にあり油路90e側に油圧は供給
されない。
側に油圧が供給されると、続いて、ベース板2の第2の
油路12を介して複数のサポート装置5,6に油圧が供
給され、これらのサポート部材71,86が上昇しワー
クWの下面に当接する。サポート部材71,86がワー
クWの下面に当接するまでの間、油圧供給装置7におい
て、第2シーケンス弁96に作用する油圧は第2設定圧
(例えば、7MPa)まで上昇しないため、第2シーケ
ンス弁96は閉弁状態にあり油路90e側に油圧は供給
されない。
【0067】複数のクランプ装置3,4によりワークW
がベース板2にクランプされているため、サポート部材
71,86がワークWに当接した後、第2シーケンス弁
96に第2設定圧が作用し、第2シーケンス弁96が開
放して油路90e側に油圧が供給される。油圧ブースタ
8に油圧が供給されると、油圧ブースタ8により増圧さ
れた油圧がベース板2の第2の油路13を介して複数の
サポート装置5,6に供給される。すると、これらサポ
ート装置5,6ののサポート部材71,86が強力にロ
ックされ、複数のクランプ装置3,4でクランプされた
ワークWがワークWの裏面側からベース板2に対して支
持される。この状態で、ワークWに種々の機械加工等が
施される。
がベース板2にクランプされているため、サポート部材
71,86がワークWに当接した後、第2シーケンス弁
96に第2設定圧が作用し、第2シーケンス弁96が開
放して油路90e側に油圧が供給される。油圧ブースタ
8に油圧が供給されると、油圧ブースタ8により増圧さ
れた油圧がベース板2の第2の油路13を介して複数の
サポート装置5,6に供給される。すると、これらサポ
ート装置5,6ののサポート部材71,86が強力にロ
ックされ、複数のクランプ装置3,4でクランプされた
ワークWがワークWの裏面側からベース板2に対して支
持される。この状態で、ワークWに種々の機械加工等が
施される。
【0068】このサポートシステム1によれば、クラン
プ装置3,4において、シリンダ本体30,50のロッ
ド側シリンダエンド壁41,61を一体形成したガイド
部材34,54により、ピストンロッド32,52を進
退移動可能に確実にガイドして、出力部材31,51で
ワークWをベース板2に確実に押圧してクランプでき
る。ガイド部材34,54はベース板2の表面に固定解
除可能固定され、ガイド部材34,54を固定解除して
ピストンロッド32,52とともに交換可能であるた
め、各クランプ装置3,4において、ワークWのサイズ
や形状で決まる被クランプ部をクランプする位置に対応
するように、適当な長さのガイド部材とピストンロッド
を設けることで容易に調節することができる。
プ装置3,4において、シリンダ本体30,50のロッ
ド側シリンダエンド壁41,61を一体形成したガイド
部材34,54により、ピストンロッド32,52を進
退移動可能に確実にガイドして、出力部材31,51で
ワークWをベース板2に確実に押圧してクランプでき
る。ガイド部材34,54はベース板2の表面に固定解
除可能固定され、ガイド部材34,54を固定解除して
ピストンロッド32,52とともに交換可能であるた
め、各クランプ装置3,4において、ワークWのサイズ
や形状で決まる被クランプ部をクランプする位置に対応
するように、適当な長さのガイド部材とピストンロッド
を設けることで容易に調節することができる。
【0069】特に、クランプ装置3,4のシリンダ本体
30,50をベース板2にその厚さ方向向きに組み込ん
で構成し、油圧供給装置7から複数のクランプ装置3,
4のシリンダ本体30,50に油圧を供給する為の第1
の油路10,11をベース板2の壁部内に形成した。そ
して、クランプ装置3,4のシリンダ本体30,50を
ベース板2にその厚さ方向向きに組み込んで構成したこ
とにより、シリンダ本体30,50の油圧ポートをベー
ス板2の内部に設けることができるため、第1の油路1
0,11のうち複数の上下揺動型のクランプ装置3のシ
リンダ本体30同士を接続する油路部分と、第1の油路
10,11のうち複数の水平旋回型のクランプ装置4の
シリンダ本体50同士を接続する油路部分を、夫々ベー
ス板2の表面と平行(水平方向)に形成することができ
る。
30,50をベース板2にその厚さ方向向きに組み込ん
で構成し、油圧供給装置7から複数のクランプ装置3,
4のシリンダ本体30,50に油圧を供給する為の第1
の油路10,11をベース板2の壁部内に形成した。そ
して、クランプ装置3,4のシリンダ本体30,50を
ベース板2にその厚さ方向向きに組み込んで構成したこ
とにより、シリンダ本体30,50の油圧ポートをベー
ス板2の内部に設けることができるため、第1の油路1
0,11のうち複数の上下揺動型のクランプ装置3のシ
リンダ本体30同士を接続する油路部分と、第1の油路
10,11のうち複数の水平旋回型のクランプ装置4の
シリンダ本体50同士を接続する油路部分を、夫々ベー
ス板2の表面と平行(水平方向)に形成することができ
る。
【0070】しかも、ベース板2の縁部付近に沿って複
数のクランプ装置3,4を並設し、これらクランプ装置
3,4のシリンダ本体30,50を接続する第1の油路
10,11を、複数のシリンダ本体30,50の中心を
通る直線上に設け、これらシリンダ本体30,50を第
1の油路10,11を介して直列接続でき、更に、クラ
ンプ側油路10とアンクランプ側油路11を、ベース板
2の表面と直交する方向(鉛直方向)に並設したので、
第1の油路10,11の構成を非常に簡単化でき、その
設計及び加工も簡単にすることができる。
数のクランプ装置3,4を並設し、これらクランプ装置
3,4のシリンダ本体30,50を接続する第1の油路
10,11を、複数のシリンダ本体30,50の中心を
通る直線上に設け、これらシリンダ本体30,50を第
1の油路10,11を介して直列接続でき、更に、クラ
ンプ側油路10とアンクランプ側油路11を、ベース板
2の表面と直交する方向(鉛直方向)に並設したので、
第1の油路10,11の構成を非常に簡単化でき、その
設計及び加工も簡単にすることができる。
【0071】それ故、ベース板2のうちクランプ装置
3,4に対して縁部側に、第1の油路10,11を形成
しなくてよくなりそのスペースが不必要になる。また、
ガイド部材34,54に油圧配管を接続する必要がない
ので、ガイド部材34,54をベース板2の表面と平行
する方向に小型化できる。その結果、所定のサイズと形
状のワークを固定する為のベース板2を極力小型化で
き、ベース板2の上面におけるワークエリアの比率を確
実に増大させることができる。
3,4に対して縁部側に、第1の油路10,11を形成
しなくてよくなりそのスペースが不必要になる。また、
ガイド部材34,54に油圧配管を接続する必要がない
ので、ガイド部材34,54をベース板2の表面と平行
する方向に小型化できる。その結果、所定のサイズと形
状のワークを固定する為のベース板2を極力小型化で
き、ベース板2の上面におけるワークエリアの比率を確
実に増大させることができる。
【0072】複数のクランプ装置3,4のシリンダ本体
30,50の各々に接続して油圧を供給する為の油圧配
管を設ける必要がないため、クランプシステム1の構造
を簡単化でき製作コスト的に有利になる。クランプ装置
3,4に接続する油圧配管を省略できるため、油圧配管
が損傷してシステムダウンしたり、油圧配管がベース板
2を搬送する際に邪魔になる虞もなくなる。
30,50の各々に接続して油圧を供給する為の油圧配
管を設ける必要がないため、クランプシステム1の構造
を簡単化でき製作コスト的に有利になる。クランプ装置
3,4に接続する油圧配管を省略できるため、油圧配管
が損傷してシステムダウンしたり、油圧配管がベース板
2を搬送する際に邪魔になる虞もなくなる。
【0073】複数のサポート装置5,6において、複数
のクランプ装置3,4でワークWをベース板2にクラン
プした後、これらクランプ装置3,4のピストンロッド
72を進退移動させて、サポート部材71,86の先端
部をワークWの被サポート部に当接させ、サポート部材
71,86を進退移動不能にロックしてこの状態を保持
することができる。
のクランプ装置3,4でワークWをベース板2にクラン
プした後、これらクランプ装置3,4のピストンロッド
72を進退移動させて、サポート部材71,86の先端
部をワークWの被サポート部に当接させ、サポート部材
71,86を進退移動不能にロックしてこの状態を保持
することができる。
【0074】油圧により直接上昇駆動されるピストン部
材81に対して、サポート部材71,86は圧縮コイル
バネ84bを介して相対移動可能であるため、サポート
部材71,86の先端部をワークWの被サポート部に確
実に当接させることができる。それ故、複数のサポート
装置5,6により複数のクランプ装置3,4でクランプ
されたワークWをワークWの裏面側からベース板2に対
して簡単且つ確実に支持して、機械加工時のワークWの
撓みやビビリ振動等を確実に防止して加工精度を高める
ことができる。
材81に対して、サポート部材71,86は圧縮コイル
バネ84bを介して相対移動可能であるため、サポート
部材71,86の先端部をワークWの被サポート部に確
実に当接させることができる。それ故、複数のサポート
装置5,6により複数のクランプ装置3,4でクランプ
されたワークWをワークWの裏面側からベース板2に対
して簡単且つ確実に支持して、機械加工時のワークWの
撓みやビビリ振動等を確実に防止して加工精度を高める
ことができる。
【0075】サポート装置5,6のシリンダ本体70を
ベース板2にその厚さ方向向きに組み込んで構成したの
で、ベース板2の一部をシリンダ本体70の一部として
有効利用でき、しかも、ベース板2の壁部内に、複数の
サポート装置5,6のシリンダ本体70に油圧を供給す
る為の第2の油路12,13を形成したので、クランプ
システム1の構造を極力簡単化でき製作コスト的に有利
になる。サポート装置5,6に接続する油圧配管を省略
できるため、油圧配管が損傷してシステムダウンした
り、油圧配管がベース板2を搬送する際に邪魔になる虞
もない。
ベース板2にその厚さ方向向きに組み込んで構成したの
で、ベース板2の一部をシリンダ本体70の一部として
有効利用でき、しかも、ベース板2の壁部内に、複数の
サポート装置5,6のシリンダ本体70に油圧を供給す
る為の第2の油路12,13を形成したので、クランプ
システム1の構造を極力簡単化でき製作コスト的に有利
になる。サポート装置5,6に接続する油圧配管を省略
できるため、油圧配管が損傷してシステムダウンした
り、油圧配管がベース板2を搬送する際に邪魔になる虞
もない。
【0076】油圧供給装置7から受ける油圧を増圧し、
第2の油路13を介して複数のサポート装置5,6に供
給する油圧ブースタ8をベース板2に設けたので、複数
のサポート装置5,6に高圧の油圧を供給することがで
きる。クランプ装置3の出力部材31は、支点部33a
が回動自在に枢支された揺動アーム33を有し、この支
点部33aを支持する支点リンク部材46がガイド部材
34に連結され、また、クランプ装置4のシリンダ本体
50に、ピストンロッド52の進退に同期してピストン
ロッド52を約90度往復旋回させる旋回機構を設けた
ので、ワークWをベース板2に移載又はベース板2から
移動させる際に、出力部材31,51が邪魔になるのを
防止することができる。
第2の油路13を介して複数のサポート装置5,6に供
給する油圧ブースタ8をベース板2に設けたので、複数
のサポート装置5,6に高圧の油圧を供給することがで
きる。クランプ装置3の出力部材31は、支点部33a
が回動自在に枢支された揺動アーム33を有し、この支
点部33aを支持する支点リンク部材46がガイド部材
34に連結され、また、クランプ装置4のシリンダ本体
50に、ピストンロッド52の進退に同期してピストン
ロッド52を約90度往復旋回させる旋回機構を設けた
ので、ワークWをベース板2に移載又はベース板2から
移動させる際に、出力部材31,51が邪魔になるのを
防止することができる。
【0077】次に、クランプシステムの変更形態につい
て説明する。但し、前記実施形態と基本的に同じものに
は同一符号を付して説明する。 1〕変更形態1・・・・・図7参照 水平旋回型のクランプ装置4Aは、ベース板2にその厚
さ方向向きに組み込んで構成されたシリンダ本体100
と、シリンダ本体100 からベース板2の表面側へ延びる
ピストンロッド52とピストンロッド52の先端部に固
定的に連結された旋回アーム53を有する出力部材51
と、ベース板2の表面に固定解除可能に固定され且つピ
ストンロッド52を進退移動可能にガイドするガイド部
材105 を備えている。前記ガイド部材34,54と同様
に、このガイド部材105 は、ピストンロッド52の突出
部の大部分を覆うように高く形成されている。
て説明する。但し、前記実施形態と基本的に同じものに
は同一符号を付して説明する。 1〕変更形態1・・・・・図7参照 水平旋回型のクランプ装置4Aは、ベース板2にその厚
さ方向向きに組み込んで構成されたシリンダ本体100
と、シリンダ本体100 からベース板2の表面側へ延びる
ピストンロッド52とピストンロッド52の先端部に固
定的に連結された旋回アーム53を有する出力部材51
と、ベース板2の表面に固定解除可能に固定され且つピ
ストンロッド52を進退移動可能にガイドするガイド部
材105 を備えている。前記ガイド部材34,54と同様
に、このガイド部材105 は、ピストンロッド52の突出
部の大部分を覆うように高く形成されている。
【0078】シリンダ本体100 は、シリンダ本体の大部
分を構成しているシリンダキャップ101 と、このシリン
ダキャップ101 の下端部に固着されたヘッド側シリンダ
エンド壁102 を有し、これらシリンダキャップ101 とヘ
ッド側シリンダエンド壁102の大部分が、ベース板2に
形成されたシリンダ孔4b に挿入されている。シリンダ
キャップ101 の上壁部101aがロッド側シリンダエンド壁
を構成している。ガイド部材105 がボルトでベース板2
の上面に固定され、シリンダキャップ101 がガイド部材
105 を介してベース板2に固定解除可能に固定されてい
る。ガイド部材105 の下端部分106 でもってロッド側シ
リンダエンド壁の全部または一部を構成してもよい。
尚、符号107a〜107hはシール部材である。尚、シリンダ
キャップ101 とガイド部材105 を一体的に形成してもよ
い。その他の構造、作用・効果については、前記実施形
態と基本的に同じであるので説明を省略する。
分を構成しているシリンダキャップ101 と、このシリン
ダキャップ101 の下端部に固着されたヘッド側シリンダ
エンド壁102 を有し、これらシリンダキャップ101 とヘ
ッド側シリンダエンド壁102の大部分が、ベース板2に
形成されたシリンダ孔4b に挿入されている。シリンダ
キャップ101 の上壁部101aがロッド側シリンダエンド壁
を構成している。ガイド部材105 がボルトでベース板2
の上面に固定され、シリンダキャップ101 がガイド部材
105 を介してベース板2に固定解除可能に固定されてい
る。ガイド部材105 の下端部分106 でもってロッド側シ
リンダエンド壁の全部または一部を構成してもよい。
尚、符号107a〜107hはシール部材である。尚、シリンダ
キャップ101 とガイド部材105 を一体的に形成してもよ
い。その他の構造、作用・効果については、前記実施形
態と基本的に同じであるので説明を省略する。
【0079】2〕変更形態2・・・・・図8参照 このクランプ装置4Bは、クランプ装置4Aのシリンダ
キャップ101 とヘッド側シリンダエンド壁102 とガイド
部材105 の代わりに、下部がヘッド側シリンダエンド壁
を構成するシリンダキャップ108 と、シリンダキャップ
108 及びシリンダ孔4bの上部を塞いで、ロッド側シリ
ンダエンド壁109aを構成するとともにピストンロッド5
2を進退移動可能にガイドするガイド部材109 を備えた
ものである。前記ガイド部材34,54と同様に、この
ガイド部材109 は、ピストンロッド52の突出部の大部
分を覆うように高く形成されている。
キャップ101 とヘッド側シリンダエンド壁102 とガイド
部材105 の代わりに、下部がヘッド側シリンダエンド壁
を構成するシリンダキャップ108 と、シリンダキャップ
108 及びシリンダ孔4bの上部を塞いで、ロッド側シリ
ンダエンド壁109aを構成するとともにピストンロッド5
2を進退移動可能にガイドするガイド部材109 を備えた
ものである。前記ガイド部材34,54と同様に、この
ガイド部材109 は、ピストンロッド52の突出部の大部
分を覆うように高く形成されている。
【0080】3〕変更形態3・・・・・図9参照 前記油圧ブースタ8の代わりの油圧ブースタ8Cは、シ
リンダ本体110 をベース板2に組み込んで構成したもの
である。シリンダ本体110 は、シリンダ本体の大部分を
構成しているシリンダキャップ111 と、シリンダキャッ
プ111 の下端部に固着されたヘッド側シリンダエンド壁
112 を有し、これらシリンダキャップ111 とヘッド側シ
リンダエンド壁112 の内部に、ピストン部材113 の大径
ピストン部113aが摺動自在に内嵌されている。シリンダ
キャップ111 とヘッド側シリンダエンド壁112 と大径ピ
ストン部材113aの間に油室114 が形成されている。
リンダ本体110 をベース板2に組み込んで構成したもの
である。シリンダ本体110 は、シリンダ本体の大部分を
構成しているシリンダキャップ111 と、シリンダキャッ
プ111 の下端部に固着されたヘッド側シリンダエンド壁
112 を有し、これらシリンダキャップ111 とヘッド側シ
リンダエンド壁112 の内部に、ピストン部材113 の大径
ピストン部113aが摺動自在に内嵌されている。シリンダ
キャップ111 とヘッド側シリンダエンド壁112 と大径ピ
ストン部材113aの間に油室114 が形成されている。
【0081】シリンダキャップ111 全体とヘッド側シリ
ンダエンド壁112 の上部が、ベース板2にその下側から
形成された穴8aに挿入されてボルト(図示略)により
固定されている。穴8aのうちシリンダキャップ111 の
上側が増圧室115 に形成され、この増圧室115 にピスト
ン部材113 の小径ピストン部113 b が突出している。そ
して、この増圧室115 に第2の油路13Cが接続されて
いる。油圧供給装置7Bにおいては、油圧ポンプ(図示
略)側からの油路117aが設けられ、この油路117aとベー
ス板2の油路13Cを接続する油路117bにパイロット油
圧式の切換弁120 が設けられている。油路117aと油圧ブ
ースタ8Cの油室114 に連通する油圧供給ポート114aを
接続する油路117cにシーケンス弁121 が設けられ、シー
ケンス弁121 のバイパス油路117dに逆止弁122 が設けら
れている。
ンダエンド壁112 の上部が、ベース板2にその下側から
形成された穴8aに挿入されてボルト(図示略)により
固定されている。穴8aのうちシリンダキャップ111 の
上側が増圧室115 に形成され、この増圧室115 にピスト
ン部材113 の小径ピストン部113 b が突出している。そ
して、この増圧室115 に第2の油路13Cが接続されて
いる。油圧供給装置7Bにおいては、油圧ポンプ(図示
略)側からの油路117aが設けられ、この油路117aとベー
ス板2の油路13Cを接続する油路117bにパイロット油
圧式の切換弁120 が設けられている。油路117aと油圧ブ
ースタ8Cの油室114 に連通する油圧供給ポート114aを
接続する油路117cにシーケンス弁121 が設けられ、シー
ケンス弁121 のバイパス油路117dに逆止弁122 が設けら
れている。
【0082】複数のクランプ装置3,4によりワークW
がベース板2にクランプされた後、油圧ポンプからの油
圧は、油路117bとベース板2の第2の油路13Cを介し
てサポート装置5に供給されて、サポート部材71に適
度な負荷を与えつつ、ベース板2の第2の油路12に油
圧を供給してサポート部材71を上昇させる。サポート
部材71がワークWに当接した後油圧が上昇し、第1設
定圧になると閉弁状態にあったシーケンス弁121 が開放
して、油圧ブースタ8Cに油圧が供給される。すると、
ピストン部材113 が駆動されて、増圧室115 において油
圧が増圧されて、第2の油路13Cを介してサポート装
置5に供給され、サポート部材71がワークWを支持し
た状態で強力にロックされる。
がベース板2にクランプされた後、油圧ポンプからの油
圧は、油路117bとベース板2の第2の油路13Cを介し
てサポート装置5に供給されて、サポート部材71に適
度な負荷を与えつつ、ベース板2の第2の油路12に油
圧を供給してサポート部材71を上昇させる。サポート
部材71がワークWに当接した後油圧が上昇し、第1設
定圧になると閉弁状態にあったシーケンス弁121 が開放
して、油圧ブースタ8Cに油圧が供給される。すると、
ピストン部材113 が駆動されて、増圧室115 において油
圧が増圧されて、第2の油路13Cを介してサポート装
置5に供給され、サポート部材71がワークWを支持し
た状態で強力にロックされる。
【0083】4〕変更形態4・・・・・図10参照 この油圧ブースタ8Dは、前記油圧ブースタ8Cのシリ
ンダキャップ111 を省略するとともに、シリンダ本体11
0Dのヘッド側シリンダ壁とシリンダ側壁とをベース板2
に孔を形成することで、シリンダ本体110Dをベース板2
に組み込んで構成したものである。ヘッド側シリンダ壁
の上側の増圧室115Dに小径ピストン部113 b が突出し、
その増圧室115Dが第2油路13Dに接続されている。
ンダキャップ111 を省略するとともに、シリンダ本体11
0Dのヘッド側シリンダ壁とシリンダ側壁とをベース板2
に孔を形成することで、シリンダ本体110Dをベース板2
に組み込んで構成したものである。ヘッド側シリンダ壁
の上側の増圧室115Dに小径ピストン部113 b が突出し、
その増圧室115Dが第2油路13Dに接続されている。
【0084】5〕変更形態5・・・・・図11参照 油圧供給装置7Cは、モータ131 で駆動され油圧(例え
ば、7MPa)を発生させる油圧ポンプ132 と、油圧ポ
ンプ132 に油路130aを介して接続された電磁方向切換弁
133 と、油圧ポンプ132 に油路130bを介して接続された
電磁方向切換弁134 と、方向切換弁134 から油路130cを
介して延びる油路130dに接続され第1設定圧(例えば、
7MPa)で作動するシーケンス弁135 と、シーケンス
弁135 のバイパス油路130fに設けられた逆止弁136 を有
する。方向切換弁133 から延びる油路130g,130h がベー
ス板2の第1の油路10,11に夫々接続され、油路13
0c,130d から延びる油路130iがベース板2の第2の油路
12に接続され、シーケンス弁135 から延びる油路130e
が油圧ブースタ8に接続されている。
ば、7MPa)を発生させる油圧ポンプ132 と、油圧ポ
ンプ132 に油路130aを介して接続された電磁方向切換弁
133 と、油圧ポンプ132 に油路130bを介して接続された
電磁方向切換弁134 と、方向切換弁134 から油路130cを
介して延びる油路130dに接続され第1設定圧(例えば、
7MPa)で作動するシーケンス弁135 と、シーケンス
弁135 のバイパス油路130fに設けられた逆止弁136 を有
する。方向切換弁133 から延びる油路130g,130h がベー
ス板2の第1の油路10,11に夫々接続され、油路13
0c,130d から延びる油路130iがベース板2の第2の油路
12に接続され、シーケンス弁135 から延びる油路130e
が油圧ブースタ8に接続されている。
【0085】この油圧供給装置7Eでは、方向切換弁13
4 が油圧開放側に切り換えられた状態で、方向切換弁13
3 が制御され、油圧供給装置7Eから第1の油路10を
介して複数のクランプ装置3に油圧が供給されると、こ
れらクランプ装置3がクランプ状態になる。複数のクラ
ンプ装置3によりワークWがベース板2にクランプされ
た後、方向切換弁134 が制御され油路130c側に油圧が供
給されると、ベース板2の第2の油路12を介して複数
のサポート装置5,6に油圧が供給され、これらのサポ
ート部材71,86が上昇しワークWの下面に当接す
る。その後、シーケンス弁135 に第1設定圧が作用し、
シーケンス弁135 が開放して油圧ブースタ8に油圧が供
給され、油圧ブースタ8により増圧された油圧がベース
板2の第2の油路13を介して複数のサポート装置5,
6に供給される。
4 が油圧開放側に切り換えられた状態で、方向切換弁13
3 が制御され、油圧供給装置7Eから第1の油路10を
介して複数のクランプ装置3に油圧が供給されると、こ
れらクランプ装置3がクランプ状態になる。複数のクラ
ンプ装置3によりワークWがベース板2にクランプされ
た後、方向切換弁134 が制御され油路130c側に油圧が供
給されると、ベース板2の第2の油路12を介して複数
のサポート装置5,6に油圧が供給され、これらのサポ
ート部材71,86が上昇しワークWの下面に当接す
る。その後、シーケンス弁135 に第1設定圧が作用し、
シーケンス弁135 が開放して油圧ブースタ8に油圧が供
給され、油圧ブースタ8により増圧された油圧がベース
板2の第2の油路13を介して複数のサポート装置5,
6に供給される。
【0086】6〕ベース板に装備される複数のクランプ
装置の全部を、上下揺動型のクランプ装置、又は、水平
旋回型のクランプ装置にしてもよい。 7〕上下揺動型のクランプ装置においては、図8の水平
旋回型のクランプ装置4Aと同じように、シリンダキャ
ップとヘッド側シリンダエンド壁を設け、これらシリン
ダキャップとヘッド側シリンダエンド壁をベース板2に
形成されたシリンダ孔に挿入することにより、シリンダ
本体をベース板に組み込んで構成してもよい。
装置の全部を、上下揺動型のクランプ装置、又は、水平
旋回型のクランプ装置にしてもよい。 7〕上下揺動型のクランプ装置においては、図8の水平
旋回型のクランプ装置4Aと同じように、シリンダキャ
ップとヘッド側シリンダエンド壁を設け、これらシリン
ダキャップとヘッド側シリンダエンド壁をベース板2に
形成されたシリンダ孔に挿入することにより、シリンダ
本体をベース板に組み込んで構成してもよい。
【0087】8〕油圧式クランプ装置として、前記クラ
ンプ装置3,4,4A,4B以外の種々のクランプ装置
を適用し、それらクランプ装置のシリンダ本体をベース
板にその厚さ方向向きに組み込んで構成することが可能
である。 9〕ベース板を水平方向に配置したクランプ装置として
適用する場合に限らず、鉛直方向等にベース板を配置す
るものにも勿論適用可能である。 10〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記
実施形態や変形例に種々の変更を付加した形態で実施す
ることも可能であるし、実施形態以外の種々のクランプ
システムに本発明を適用可能である。
ンプ装置3,4,4A,4B以外の種々のクランプ装置
を適用し、それらクランプ装置のシリンダ本体をベース
板にその厚さ方向向きに組み込んで構成することが可能
である。 9〕ベース板を水平方向に配置したクランプ装置として
適用する場合に限らず、鉛直方向等にベース板を配置す
るものにも勿論適用可能である。 10〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記
実施形態や変形例に種々の変更を付加した形態で実施す
ることも可能であるし、実施形態以外の種々のクランプ
システムに本発明を適用可能である。
【0088】
【発明の効果】 請求項1のワーク固定用クランプシス
テムによれば、複数の油圧式クランプ装置の各々におい
て、ピストンロッドのベース板表面外への突出部の大部
分を覆うガイド部材によりピストンロッドを進退移動可
能にガイドして、出力部材でワークをベース板に確実に
押圧してクランプすることができる。ガイド部材が、出
力部材のクランプ作動を妨げない限度においてピストン
ロッドの突出部の大部分を覆うので、クランプ状態にお
いてピストンロッドの弾性変形を防止してワークの変形
を防止することができるうえ、機械加工の切粉などの外
部異物からピストンロッドを保護することができる。
テムによれば、複数の油圧式クランプ装置の各々におい
て、ピストンロッドのベース板表面外への突出部の大部
分を覆うガイド部材によりピストンロッドを進退移動可
能にガイドして、出力部材でワークをベース板に確実に
押圧してクランプすることができる。ガイド部材が、出
力部材のクランプ作動を妨げない限度においてピストン
ロッドの突出部の大部分を覆うので、クランプ状態にお
いてピストンロッドの弾性変形を防止してワークの変形
を防止することができるうえ、機械加工の切粉などの外
部異物からピストンロッドを保護することができる。
【0089】ベース板の内部にシリンダ本体の油圧ポー
トを設けることができるため、第1の油路のうち油圧式
クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)に接続され
る油路部分を、ベース板の表面と平行に形成することが
でき、更に、第1の油路のうち少なくとも同じ種類の油
圧式クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)同士を
接続する油路部分を、ベース板の表面と平行に形成する
ことができる。つまり、第1の油路の構成を簡単化する
ことができその設計及び加工も簡単になる。しかも、ベ
ース板の縁部付近にクランプ装置を設ける場合、ベース
板のうちクランプ装置に対して縁部側に、第1の油路を
形成しなくてよくなりそのスペースが不必要になる。ま
た、ガイド部材に油圧配管を接続する必要がないので、
ガイド部材をベース板の表面と平行な方向に小型化でき
る。その結果、所定のサイズと形状のワークを固定する
為のベース板を極力小型化でき、ベース板の表面におけ
るワークエリアの比率を増大させることができる。
トを設けることができるため、第1の油路のうち油圧式
クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)に接続され
る油路部分を、ベース板の表面と平行に形成することが
でき、更に、第1の油路のうち少なくとも同じ種類の油
圧式クランプ装置のシリンダ本体(油圧ポート)同士を
接続する油路部分を、ベース板の表面と平行に形成する
ことができる。つまり、第1の油路の構成を簡単化する
ことができその設計及び加工も簡単になる。しかも、ベ
ース板の縁部付近にクランプ装置を設ける場合、ベース
板のうちクランプ装置に対して縁部側に、第1の油路を
形成しなくてよくなりそのスペースが不必要になる。ま
た、ガイド部材に油圧配管を接続する必要がないので、
ガイド部材をベース板の表面と平行な方向に小型化でき
る。その結果、所定のサイズと形状のワークを固定する
為のベース板を極力小型化でき、ベース板の表面におけ
るワークエリアの比率を増大させることができる。
【0090】請求項2のワーク固定用クランプシステム
によれば、複数のクランプ装置でワークをベース板にク
ランプした後、これらクランプ装置のピストンロッドを
進退移動させて、サポート部材の先端部をワークの被サ
ポート部に当接させ、その後、サポート部材を進退移動
不能にロックしてこの状態を保持することができる。つ
まり、複数のサポート装置により複数のクランプ装置で
クランプされたワークをワークの裏面側からベース板に
対して簡単且つ確実に支持して、機械加工時のワークの
撓みやビビリ振動等を確実に防止して加工精度を高める
ことができる。
によれば、複数のクランプ装置でワークをベース板にク
ランプした後、これらクランプ装置のピストンロッドを
進退移動させて、サポート部材の先端部をワークの被サ
ポート部に当接させ、その後、サポート部材を進退移動
不能にロックしてこの状態を保持することができる。つ
まり、複数のサポート装置により複数のクランプ装置で
クランプされたワークをワークの裏面側からベース板に
対して簡単且つ確実に支持して、機械加工時のワークの
撓みやビビリ振動等を確実に防止して加工精度を高める
ことができる。
【0091】しかも、サポート装置のシリンダ本体をベ
ース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成したので、
ベース板の一部をシリンダ本体の一部として有効利用で
き、しかも、ベース板の壁部内に、複数のサポート装置
のシリンダ本体に油圧を供給する為の第2の油路を形成
したので、ワーク固定用クランプシステムの構造を簡単
化でき製作コスト的に有利になるし、サポート装置に接
続する油圧配管を省略できるため、油圧配管が損傷して
システムダウンしたり、油圧配管がベース板を搬送する
場合に邪魔になる虞もなくなる。
ース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成したので、
ベース板の一部をシリンダ本体の一部として有効利用で
き、しかも、ベース板の壁部内に、複数のサポート装置
のシリンダ本体に油圧を供給する為の第2の油路を形成
したので、ワーク固定用クランプシステムの構造を簡単
化でき製作コスト的に有利になるし、サポート装置に接
続する油圧配管を省略できるため、油圧配管が損傷して
システムダウンしたり、油圧配管がベース板を搬送する
場合に邪魔になる虞もなくなる。
【0092】請求項3のワーク固定用クランプシステム
によれば、油圧供給手段から受ける油圧を増圧して、前
記第2の油路を介して複数のサポート装置に供給する油
圧ブースタをベース板に設けたので、油圧ブースタによ
り増圧された油圧を供給する油圧配管を省略できるた
め、構造が簡単化し製作コスト的に有利になる。
によれば、油圧供給手段から受ける油圧を増圧して、前
記第2の油路を介して複数のサポート装置に供給する油
圧ブースタをベース板に設けたので、油圧ブースタによ
り増圧された油圧を供給する油圧配管を省略できるた
め、構造が簡単化し製作コスト的に有利になる。
【0093】請求項4のワーク固定用クランプシステム
によれば、油圧ブースタのシリンダ本体をベース板に組
み込んだので、ベース板の一部を油圧ブースタのシリン
ダ本体の一部として有効利用できるため、油圧ブースタ
の構造を簡単化するのに有利なうえ、ベース板を搬送し
易くすることができる。また、油圧ブースタからサポー
ト装置に油圧を供給する第2の油路の構成も簡単化する
ことが可能になる。
によれば、油圧ブースタのシリンダ本体をベース板に組
み込んだので、ベース板の一部を油圧ブースタのシリン
ダ本体の一部として有効利用できるため、油圧ブースタ
の構造を簡単化するのに有利なうえ、ベース板を搬送し
易くすることができる。また、油圧ブースタからサポー
ト装置に油圧を供給する第2の油路の構成も簡単化する
ことが可能になる。
【0094】請求項5のワーク固定用クランプシステム
によれば、油圧式クランプ装置のシリンダ本体に、ピス
トンロッドの進退に同期してピストンロッドを約90度
往復旋回させる旋回機構を設けたので、ワークをベース
板に移載又はベース板から移動させる際に、ピストンロ
ッドを含む出力部材が邪魔にならないように、出力部材
をクランプ位置から約90度旋回させることができる。
によれば、油圧式クランプ装置のシリンダ本体に、ピス
トンロッドの進退に同期してピストンロッドを約90度
往復旋回させる旋回機構を設けたので、ワークをベース
板に移載又はベース板から移動させる際に、ピストンロ
ッドを含む出力部材が邪魔にならないように、出力部材
をクランプ位置から約90度旋回させることができる。
【0095】請求項6のワーク固定用クランプシステム
によれば、油圧式クランプ装置の出力部材は、支点部が
回動自在に枢支された揺動アームを有し、この支点部を
支持する支点リンク部材が前記ガイド部材に連結されて
いるので、ワークをベース板に移載又はベース板から移
動させる際に、出力部材の揺動アームが邪魔にならない
ように、揺動アームをクランプ位置から揺動させること
ができる。
によれば、油圧式クランプ装置の出力部材は、支点部が
回動自在に枢支された揺動アームを有し、この支点部を
支持する支点リンク部材が前記ガイド部材に連結されて
いるので、ワークをベース板に移載又はベース板から移
動させる際に、出力部材の揺動アームが邪魔にならない
ように、揺動アームをクランプ位置から揺動させること
ができる。
【0096】請求項7のワーク固定用クランプシステム
によれば、第1の油路のうち油圧式クランプ装置のシリ
ンダ本体に接続される油路部分を、ベース板の表面と平
行に形成したので、この油路部分を含めて第1の油路の
大部分をベース板の表面と平行に形成することができる
ため、第1の油路の構成を簡単化できその設計及び加工
も簡単になる。
によれば、第1の油路のうち油圧式クランプ装置のシリ
ンダ本体に接続される油路部分を、ベース板の表面と平
行に形成したので、この油路部分を含めて第1の油路の
大部分をベース板の表面と平行に形成することができる
ため、第1の油路の構成を簡単化できその設計及び加工
も簡単になる。
【0097】請求項8のワーク固定用クランプシステム
によれば、第1の油路のうち少なくとも同じ種類の油圧
式クランプ装置のシリンダ本体同士を接続する油路部分
を、ベース板の表面と平行に形成したので、第1の油路
の大部分をベース板の表面と平行に形成することができ
るため、第1の油路の構成を簡単化することができ、そ
の設計及び加工も簡単になるし、ベース板の縁部付近に
油圧式クランプ装置を設けた場合、ベース板のうちクラ
ンプ装置に対して縁部側に第1の油路を形成するスペー
スが不要になるため、その分、ベース板を小型化してワ
ークエリアの比率を確実に増大させることができる。
によれば、第1の油路のうち少なくとも同じ種類の油圧
式クランプ装置のシリンダ本体同士を接続する油路部分
を、ベース板の表面と平行に形成したので、第1の油路
の大部分をベース板の表面と平行に形成することができ
るため、第1の油路の構成を簡単化することができ、そ
の設計及び加工も簡単になるし、ベース板の縁部付近に
油圧式クランプ装置を設けた場合、ベース板のうちクラ
ンプ装置に対して縁部側に第1の油路を形成するスペー
スが不要になるため、その分、ベース板を小型化してワ
ークエリアの比率を確実に増大させることができる。
【0098】請求項9のワーク固定用クランプシステム
によれば、第1の油路は、複数のクランプ装置をクラン
プ動作させる為のクランプ側油路と、複数のクランプ装
置のクランプ状態を解除させる為のアンクランプ側油路
からなり、これらクランプ側油路とアンクランプ側油路
を、ベース板の表面面と直交する方向に離隔させて並設
したので、ベース板の表面と平行する方向において、ク
ランプ側油路とアンクランプ側油路からなる第1の油路
を形成するスペースを小さくできるため、ワークエリア
の比率を増大させるのに有利になる。
によれば、第1の油路は、複数のクランプ装置をクラン
プ動作させる為のクランプ側油路と、複数のクランプ装
置のクランプ状態を解除させる為のアンクランプ側油路
からなり、これらクランプ側油路とアンクランプ側油路
を、ベース板の表面面と直交する方向に離隔させて並設
したので、ベース板の表面と平行する方向において、ク
ランプ側油路とアンクランプ側油路からなる第1の油路
を形成するスペースを小さくできるため、ワークエリア
の比率を増大させるのに有利になる。
【図1】本発明の実施形態に係るクランプシステムの一
部切欠き縦断正面図である。
部切欠き縦断正面図である。
【図2】図1のクランプシステムの主要部の平面図であ
る。
る。
【図3】上下揺動リンク型クランプ装置とベース板等の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】水平旋回スイング型クランプ装置とベース板等
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図5】サポート装置とベース板等の縦断面図である。
【図6】油圧供給装置の油圧回路図である。
【図7】変更形態1のクランプ装置とベース板等の縦断
面図である。
面図である。
【図8】変更形態2のクランプ装置のベース板等の縦断
面図である。
面図である。
【図9】変更形態3のサポート装置とブースタとベース
板等の縦断面図である。
板等の縦断面図である。
【図10】変更形態4のブースタとベース板等の縦断面
図である。
図である。
【図11】変更形態5の油圧供給装置の油圧回路図であ
る。
る。
【図12】従来技術に係るクランプシステムの正面図で
ある。
ある。
【図13】従来技術に係るクランプシステムの部分正面
図である。
図である。
【図14】従来技術に係るクランプシステムの部分正面
図である。
図である。
【図15】従来技術に係るクランプシステムの部分正面
図である。
図である。
【図16】従来技術に係るクランプシステムの要部平面
図である。
図である。
【図17】従来技術に係るクランプシステムの要部縦断
面図である。
面図である。
W ワーク 1 ワーク固定用クランプシステム 2 ベース板 3,4,4A,4B 油圧式クランプ装置 5,6 サポート装置 7,7B,7E 油圧供給装置 8,8C,8D 油圧ブースタ 10,11 第1の油路 12,13,13C 第2の油路 30,50,70,100 シリンダ本体 31,51 出力部材 32,52,72 ピストンロッド 33 揺動アーム 33a 支点部 34,54,105 ガイド部材 41,61 ロッド側シリンダエンド壁 46 支点リンク部材 65 旋回機構 71,86 サポート部材
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の油圧式クランプ装置によりワーク
を固定解除可能に固定するクランプシステムにおいて、 前記複数のクランプ装置を装備する為の且つワークを固
定する為のベース板を設け、各油圧式クランプ装置は、
ベース板にその厚さ方向向きに組み込んで構成されたシ
リンダ本体と、このシリンダ本体からベース板の表面側
へ延びるピストンロッドを含む出力部材と、ベース板の
表面に固定解除可能に固定され且つピストンロッドを進
退移動可能にガイドするガイド部材であって出力部材の
クランプ作動を妨げない限度においてピストンロッドの
ベース板表面外への突出部の大部分を覆うガイド部材
と、ベース板に固定解除可能に固定されたシリンダ本体
のロッド側シリンダエンド壁とを備え、 油圧供給手段から複数のクランプ装置のシリンダ本体に
油圧を供給する為の第1の油路をベース板の壁部内に形
成したことを特徴とするワーク固定用クランプシステ
ム。 - 【請求項2】 前記複数のクランプ装置でクランプされ
たワークをワークの裏面側からベース板に対して支持す
る複数のサポート装置を設け、 各サポート装置は、ベース板にその厚さ方向向きに組み
込んで構成されたシリンダ本体と、このシリンダ本体か
らベース板の表面側へ延びるピストンロッドを含むサポ
ート部材とを備え、 前記油圧供給手段から複数のサポート装置のシリンダ本
体に油圧を供給する為の第2の油路をベース板の壁部内
に形成したことを特徴とする請求項1に記載のワーク固
定用クランプシステム。 - 【請求項3】 前記油圧供給手段から受ける油圧を増圧
して、前記第2の油路を介して複数のサポート装置に供
給する油圧ブースタをベース板に設けたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のワーク固定用クランプシステ
ム。 - 【請求項4】 前記油圧ブースタのシリンダ本体がベー
ス板に組み込まれたことを特徴とする請求項3に記載の
ワーク固定用クランプシステム。 - 【請求項5】 前記油圧式クランプ装置のシリンダ本体
に、ピストンロッドの進退に同期してピストンロッドを
約90度往復旋回させる旋回機構を設けたことを特徴と
する請求項1〜4の何れか1項に記載のワーク固定用ク
ランプシステム。 - 【請求項6】 前記油圧式クランプ装置の出力部材は、
支点部が回動自在に枢支された揺動アームを有し、この
支点部を支持する支点リンク部材が前記ガイド部材に連
結されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1
項に記載のワーク固定用クランプシステム。 - 【請求項7】 前記第1の油路のうち油圧式クランプ装
置のシリンダ本体に接続される油路部分が、ベース板の
表面と平行に形成されたことを特徴とする請求項1〜6
の何れか1項に記載のワーク固定用クランプシステム。 - 【請求項8】 前記第1の油路のうち少なくとも同じ種
類の油圧式クランプ装置のシリンダ本体同士を接続する
油路部分が、ベース板の表面と平行に形成されたことを
特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のワーク固
定用クランプシステム。 - 【請求項9】 前記第1の油路は、複数のクランプ装置
をクランプ動作させる為のクランプ側油路と、複数のク
ランプ装置のクランプ状態を解除させる為のアンクラン
プ側油路からなり、これらクランプ側油路とアンクラン
プ側油路を、ベース板の表面と直交する方向に離隔させ
て並設したことを特徴とする請求項7又は8に記載のワ
ーク固定用クランプシステム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000010319A JP2001198754A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ワーク固定用クランプシステム |
PCT/JP2001/000206 WO2001053035A1 (fr) | 2000-01-17 | 2001-01-15 | Système de fixation de pièce |
US09/936,501 US6758467B2 (en) | 2000-01-17 | 2001-01-15 | Work fixing clamp system |
EP01900771A EP1177853A1 (en) | 2000-01-17 | 2001-01-15 | Work fixing clamp system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000010319A JP2001198754A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ワーク固定用クランプシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001198754A true JP2001198754A (ja) | 2001-07-24 |
Family
ID=18538353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000010319A Pending JP2001198754A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ワーク固定用クランプシステム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6758467B2 (ja) |
EP (1) | EP1177853A1 (ja) |
JP (1) | JP2001198754A (ja) |
WO (1) | WO2001053035A1 (ja) |
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