JP4777781B2 - レーザ加工装置に用いるパレット搬送装置 - Google Patents
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Description
最初に、図6に基づいてレーザ加工装置の概要について説明する。このレーザ加工装置11は、門形に構築された左右一対の支持フレーム12と、両支持フレーム12の上面に敷設された左右一対の案内レール13と、両案内レール13によりX軸(水平)方向の往復動可能に装着されたX軸移動体14とを備えている。又、レーザ加工装置11の前記X軸移動体14にはY軸(水平)案内レール15が敷設され、該Y軸案内レール15にはY軸移動体16がY軸方向の往復動可能に装着されている。前記Y軸移動体16にはZ軸案内レール17がZ軸(上下)方向に敷設され、該Z軸案内レール17にはZ軸移動体18が上下方向に往復動可能に装着され、該Z軸移動体18にはレーザ加工ヘッド19が装着されている。
図6においては前記パレット20を構成する部材のうち角パイプよりなる平面長四角枠状のパレット本体24のみが示されている。図7に示すように、前記パレット本体24には図8に示すワークWに形成された第1位置決め孔h1に挿入されて、ワークWをパレット本体24上の所定位置に位置決めするための位置決め部材としての第1位置決めピン31が装着されている。この第1位置決めピン31は第1Y・Z位置調節機構32によって、Y軸方向に位置調節されるとともに、Z軸(上下)方向に位置調節されるようになっている。一方、図7に示すように前記パレット本体24には、図8に示すワークWに形成された第2位置決め孔h2に挿入されて、ワークWをパレット本体24上の所定位置に位置決めするための位置決め部材としての第2位置決めピン33が装着されている。この第2位置決めピン33は、第2Y・Z位置調節機構34によってY軸方向に位置調節されるとともに、Z軸(上下)方向に位置調節されるようになっている。さらに、前記パレット本体24には前記ワークWの下面を支持する複数(この実施形態では例えば8箇所であるが図7において4箇所のみ図示)の支持部材としての支持ピン35が装着されている。各支持ピン35は、第3Y・Z位置調節機構36によってY軸方向に位置調節されるとともに、Z軸(上下)方向に位置調節されるようになっている。
図9に示すように、前記第1パレット搬送装置21の両サイドフレーム54,55(図5,6参照)の上面には前記パレット20のパレット本体24の下面を支持してパレット20を搬送する駆動ローラ85が多数箇所に、かつY軸方向に等ピッチで装着されている。前記各駆動ローラ85は、スプロケットホイール86、無端状のチェーン87及びサーボモータ88よりなる回転駆動機構によって回転されるようになっている。前記第2パレット搬送装置22及び第3パレット搬送装置23も前記第1パレット搬送装置21と同様に構成されている。しかし、前記パレット20のパレット本体24の下方に前記ロック付エアシリンダ49が吊下されているので、このロック付エアシリンダ49と前記駆動ローラ85及びチェーン87等が干渉しないような工夫が前記脱着位置P2及び待機位置P3に装着された駆動ローラ85及びチェーン87に施されている。即ち、図9に示すように、脱着位置P2においてパレット20のパレット本体24を支持する駆動ローラ85A,85Bは切換機構としての昇降用シリンダ89(図5参照)によって上下方向の位置切り換え可能に支持されるとともに、チェーン87が蛇行するように装着されている。同様に、図示しないが待機位置P3においてパレット20のパレット本体24を支持する駆動ローラ85も昇降用シリンダ89によって上下方向の位置切り換え可能に支持されるとともに、チェーン87が蛇行するように装着されている。
制御装置91は、各種の演算を行う中央演算処理回路92と、各種の処理プログラムを予め記憶するための読み出し専用の記録媒体としてのリード・オンリー・メモリ(ROM)93と、各種のデータを記憶するための読み出し書き込み可能なランダム・アクセス・メモリ(RAM)94とを備えている。前記制御装置91には、キーボード等の入力装置95と表示装置96がインターフェース97を介して接続されている。前記制御装置91にはインターフェース97及び駆動回路98を介して前記シリンダ67,76、Y軸用サーボモータ63、Z軸用サーボモータ74、ロック付エアシリンダ45,49、第1〜第3パレット搬送装置21〜23のサーボモータ88及び昇降用シリンダ89が接続されている。
最初に、前記パレット20を段取位置P1に移動して位置規制片81により位置規制するとともに、非接合状態の一対のコネクタ82を接合状態とする。この状態では、第1位置決めピン31の第1Y・Z位置調節機構32の前記Y軸サドル44が図1に示すようにY軸方向の原点位置に保持されるとともに、前記Z軸サドル48が最下限の原点位置に保持されている。又、前記第1駆動機構51のシリンダ67のピストンロッド67aがY軸サドル44の係止孔44dと対向する原点位置にあり、第2駆動機構52のシリンダ76のピストンロッド76aもZ軸サドル48の係止孔48cと対向する原点位置にある。
種類の異なるワークWを加工する場合には、パレット20が段取位置P1に搬送されて図8に示す第1位置決めピン31、第2位置決めピン33及び全ての支持ピン35が前述した調節動作と同様にしてY軸方向及びZ軸方向にそれぞれ位置調節される。そして、第1パレット搬送装置21によりパレット20が脱着位置P2に移動されて異なるワークがパレット20の適正位置に支持される。
(1)上記実施形態では、パレット20のパレット本体24に対し、第1Y・Z位置調節機構32によって第1位置決めピン31のY軸座標位置とZ軸座標位置を調節可能にするとともに、第2Y・Z位置調節機構34によって第2位置決めピン33のY軸座標位置とZ軸座標位置を調節可能にした。このため、ワークWの種類に応じて異なる第1及び第2位置決め孔h1,h2に第1位置決めピン31及び第2位置決めピン33を位置調節して係止することができ、位置決めピンの段取り作業を容易に行うことができる。又、ワークの種類に応じて、複数種の位置決めピンの固定治具を用意しなくても済むので、その保管用スペースが不要となる。
・図11に示すように、前記Z軸サドル48の上面に対し例えば前記第1位置決めピン31、第2位置決めピン33又は支持ピン35をX軸方向に変位するための調節板100を取り外し可能にボルト101により取り付けるようにするとともに、前記ピンの変位量の異なる調節板100を複数種用意して交換可能にしてもよい。この実施形態では、各ピン31(33,35)のX軸方向への位置調節の自由度を高めることができる。
・前記パレット20側に第1駆動機構51及び第2駆動機構52の少なくともいずれか一方を装着してもよい。
・前記第1及び第2駆動機構51,52を省略してもよい。この場合には前記Y軸サドル44及びZ軸サドル48を手動操作によりぞれぞれ個別に位置調節するように構成する。
・前記第1〜第3パレット搬送装置21〜23を一つにしてY軸方向のみにパレット20が往復搬送されるようにしてもよい。
・シリンダ67,76を電磁ソレノイドにしてもよい。
Claims (4)
- ワークを支持するパレットを、ワークの種類に応じて段取りするための段取位置と、ワークの加工位置との間で往復搬送するレーザ加工装置に用いるパレット搬送装置であって、
前記パレットのパレット本体に対しワークを位置決めするため、水平方向のY軸方向に位置調節する水平位置調節手段及び上下方向のZ軸方向に位置調節する上下位置調節手段が前記パレット本体に設けられるとともに、該パレット搬送装置の機枠の段取位置側には、前記水平位置調節手段を駆動する第1駆動機構及び前記上下位置調節手段を駆動する第2駆動機構が装着され、
前記第1駆動機構は、水平移動機構によりY軸方向に往復移動される水平移動体と、この水平移動体に取り付けられ、かつパレット側に装着された水平移動サドルの係止孔に係止可能な係止ピンを有する第1アクチュエータとにより構成され、前記第2駆動機構は、前記水平移動体に対し昇降機構により往復昇降移動される昇降移動体と、この昇降移動体に取り付けられ、かつパレット側に装着された昇降サドルの係止孔に係止可能な係止ピンを有する第2アクチュエータとにより構成されていることを特徴とするレーザ加工装置に用いるパレット搬送装置。 - 請求項1において、前記パレット搬送装置側には、前記パレットが段取位置に移動された状態で、コネクタを介してY軸方向に案内移動される水平移動サドルを所定位置にロックする第1ロック手段及びZ軸方向に往復移動される昇降サドルを所定位置にロックする第2ロック手段にエアを供給するエア供給源が装設されていることを特徴とするレーザ加工装置に用いるパレット搬送装置。
- 請求項1又は2において、前記水平移動機構及び第1アクチュエータ、昇降機構及び第2アクチュエータは制御装置の記録媒体にワークの種類に応じて予め設定された動作プログラムに基づいて数値制御動作されて、ワークの位置決めを行う位置決め部材の水平位置座標及び上下方向の高さ位置座標が調節されるように構成されていることを特徴とするレーザ加工装置に用いるパレット搬送装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、前記パレット搬送装置は、パレットの段取位置と加工位置との間に配設された機枠と、該機枠の上部に装着され、かつ前記パレット本体の両側下面を支持するように装着された複数の駆動ローラと、各駆動ローラを回転する回転駆動機構とにより構成され、前記パレット搬送装置は、パレットの搬送方向を直角方向に変向するように構成され、前記駆動ローラは、パレットの搬送方向の切換位置への搬入出動作において、前記パレット本体が干渉しないように上下位置の切換機構により支持され、前記回転駆動機構を構成するチェーン又はベルトは、パレット側の前記水平位置調節手段及び前記上下位置調節手段が干渉しないように上下方向に蛇行状に配設されていることを特徴とするレーザ加工装置に用いるパレット搬送装置。
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