JP2002187037A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2002187037A
JP2002187037A JP2000383902A JP2000383902A JP2002187037A JP 2002187037 A JP2002187037 A JP 2002187037A JP 2000383902 A JP2000383902 A JP 2000383902A JP 2000383902 A JP2000383902 A JP 2000383902A JP 2002187037 A JP2002187037 A JP 2002187037A
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clamp
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force
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Tsutomu Shinohara
努 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガススプリングでクランプ力を発生させ、油
圧シリンダでクランプ解除できるようなクランプ装置を
提供する。 【解決手段】 クランプ力を発生させるガススプリング
3とクランプ解除力を発生させる油圧シリンダ4が直列
的に配設され、ワークWのクランプ時にはガススプリン
グ3からのクランプ力によりピストン部材5を介してク
ランプアーム6を時計回りに回動させてワークWを固定
し、クランプ解除時には油圧シリンダ4からのクランプ
解除力によりピストン部材5を介してクランプアーム6
を反時計回りに回動させてワークWの固定を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はクランプ装置に関
し、特にガススプリングでクランプ力を発生させ且つ油
圧シリンダでクランプ解除力を発生させる構成のものに
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、機械加工に供するワークや工具
類を盤面に固定するのに種々の形式の油圧駆動のクラン
プ装置が広く実用に供されている。従来の油圧式クラン
プ装置は、クランプ本体に油圧シリンダを有し、その油
圧シリンダの駆動力でクランプアームやクランプレバー
やクランプロッドなどのクランプ出力部材をクランプ側
へ駆動するようになっている。
【0003】前記油圧シリンダとして複動型のシリンダ
を適用している場合には、クランプ解除する際の解除力
を油圧シリンダで発生させる。尚、前記油圧シリンダと
して単動型のシリンダを適用している場合には、油圧を
抜くことでクランプ力を開放し、油圧シリンダのピスト
ン部材をスプリングにて復帰させる。
【0004】一方、前記のクランプ装置おいて、油圧シ
リンダの代わりにエアシリンダでクランプ力を発生させ
る形式のものも実用に供されている。ここで、従来、高
圧ガスを封入したガススプリングは、あくまでスプリン
グとして種々の用途(例えば、プレス機械のクッション
機構、プレスや成形機のエジェクタ機構、自動車のサス
ペンション機構など)に適用されている。このガススプ
リングは、その出力ロッドを進出側へ強力に付勢する機
能はあるが、従来、ガススプリングを組み込んだクラン
プ装置は全く提案されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ワークパレットに複
数の油圧式クランプ装置を装備しておき、それらのクラ
ンプ装置により複数のワークをパレットに固定し、それ
らワークに機械加工を施すような場合、各油圧式クラン
プの油圧通路の開閉弁や遮断弁を閉じ、クランプ装置を
油圧供給源から分離した状態で、パレットをマシニング
センタのテーブル上にセットし、ワークに対して機械加
工を行う。しかし、前記開閉弁における油圧リークが皆
無でないので、クランプしてから時間が経過すると、ク
ランプ装置の油圧が低下して所期のクランプ力が得られ
なくなるという問題がある。
【0006】ここで本願発明者は、ガススプリングのス
プリング力でクランプ力を発生させるようなクランプ装
置を着想した。そのクランプ装置では、ガススプリング
により強力なクランプ力を発生させることは可能であ
り、油圧式クランプと比較してリークが非常に少ないた
め、外部の圧力供給源と分離した状態で長時間に亙って
クランプ力を維持できる可能性がある。
【0007】しかし、クランプ解除する際に、ガススプ
リングのクランプ力に抗してクランプ解除する強力なク
ランプ解除装置をクランプ装置とは別に設けなければな
らない。しかも、ワーク等をクランプする際には、クラ
ンプ解除装置によりガススプリングのクランプ力を制限
しながら、クランプ状態にセットしなければならず、必
然的にクランプ装置とクランプ解除装置は隣接して配置
する必要があり、配置面で制約を受ける。それ故、クラ
ンプ装置の使用条件が制約され汎用性に欠け、設備経済
面でも不利である。本発明の目的は、クランプ駆動力発
力手段にガススプリングを適用し長時間のクランプ力を
維持すること、ガススプリングとクランプ解除装置を一
体化することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1のクランプ装
置は、クランプ本体と、クランプ本体に装備されクラン
プ対象物をクランプするクランプ出力部材とを備えたク
ランプ装置において、前記クランプ出力部材をクランプ
駆動するガススプリングと、前記ガススプリングと直列
的に配設され前記ガススプリングの出力ロッドをクラン
プ解除側へ押し戻してクランプ解除可能な油圧シリンダ
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】従って、クランプ時はガススプリングでク
ランプ力を発生させ、クランプ出力部材を介してクラン
プ対象物をクランプし、クランプ解除時には油圧シリン
ダでクランプ解除力を発生させ、ガススプリングの出力
ロッドをクランプ解除方向に押し戻してクランプ解除す
る。
【0010】請求項2のクランプ装置は、クランプ本体
と、クランプ本体に回動自在に枢支されクランプ対象物
をクランプするクランプアームとを備えたクランプ装置
において、前記クランプアームをクランプ駆動するガス
スプリングと、前記ガススプリングと直列的に配設され
前記ガススプリングの出力ロッドをクランプ解除側へ押
し戻してクランプ解除可能な油圧シリンダとを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0011】従って、クランプアームがクランプ本体に
回動自在に枢支されクランプ対象物にクランプ力を与え
るクランプ装置において、クランプ時はガススプリング
でクランプ力を発生させ、クランプアームを介してクラ
ンプ対象物をクランプし、クランプ解除時には油圧シリ
ンダでクランプ解除力を発生させ、ガススプリングの出
力ロッドをクランプ解除方向に押し戻してクランプ解除
する。
【0012】請求項3のクランプ装置は、請求項2の発
明において前記ガススプリングとクランプアームの間に
油圧シリンダが設けられたことを特徴とするものであ
る。従って、ガススプリングによりクランプ対象物がク
ランプされている状態で、油圧シリンダによりクランプ
力に抗してクランプ解除方向に力を与えることでクラン
プ状態を解除する。その他、請求項2と同様の作用を有
する。
【0013】請求項4のクランプ装置は、請求項3の発
明において前記油圧シリンダは、クランプアームに連結
又は当接されたピストンロッドと、このピストンロッド
と一体のピストンとを有し、前記ガススプリングは、前
記出力ロッドを介してピストンロッド及びピストンにク
ランプ力を伝達することを特徴とするものである。従っ
て、ガススプリングよるクランプ力は出力ロッドを介し
てピストン及びピストンロッドに伝達され、更にクラン
プアームに伝達されてクランプ対象物をクランプする。
その他、請求項3と同様の作用を有する。
【0014】請求項5のクランプ装置は、請求項4の発
明において前記出力ロッドは前記ピストンに当接してい
ることを特徴とするものである。従って、出力ロッドと
ピストンは別々に形成され、夫々製作が容易な形状とな
る。その他、請求項4と同様の作用を有する。
【0015】請求項6のクランプ装置は、請求項4の発
明において前記出力ロッドとピストンとピストンロッド
とが一体形成されたことを特徴とするものである。従っ
て、部品点数が少なくなり組立の面で容易になる。その
他、請求項4と同様の作用を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、クランプ装置の構
造について説明する。図1、図2に示すように、本実施
形態のクランプ装置1は、機械加工に供するワークを固
定するクランプ装置であり、ワークパレットPにの上面
に複数のクランプ装置1が装備されている。各クランプ
装置1は、クランプ本体2、クランプ力を発生させるガ
ススプリング3、クランプ解除力を発生させる油圧シリ
ンダ4、クランプ力及びクランプ解除力を伝達するピス
トン部材5、クランプ力をワークWに伝達するクランプ
アーム6(クランプ出力部材)、クランプアーム6を支
持するリンク部材7などを備えている。
【0017】クランプ本体2に油圧シリンダ4が形成さ
れ、油圧シリンダ4のピストン部材5はピストン5aと
ピストンロッド5bとを一体形成して構成してある。ク
ランプ本体2の上端部右端部にはクランプアーム6を支
持するリンク部材7の下端部が回動自在にピン結合で枢
支されている。クランプ本体2の左側部には油圧ポート
10が設けられ、油圧ポート10に油圧配管10aが接
続され、また、圧力スイッチを取り付ける取付部11も
設けられている。油圧シリンダ4のシリンダ孔の上半部
とピストン5aの上面とで環状の油室12が形成され、
油室12は油路13により油圧ポート10と接続されて
いる。油圧シリンダ4のシリンダ孔の下半部とピストン
5aの下面とで空気室14が形成され、空気室14は大
気連通孔15を介して大気へ開放されている。
【0018】油圧シリンダ4の上端にロッド挿通孔16
が設けられ、ロッド挿通孔16の上端には切削切粉や粉
塵などが油圧シリンダ4の内部に侵入するのを防止する
為のダストシール17が装着されている。ロッド挿通孔
16の下部には環状のシール部材19が設けられてい
る。ピストン5aの外周部にはシール部材18が装着さ
れ、ピストン5aの上面がシリンダ孔の上端に当接する
とピストン部材5が上限位置となる。ピストン5aの下
面がガススプリング3の上端に当接すると、ピストン部
材5が下限位置となる。
【0019】ガススプリング3は、クランプ本体2の下
部に、油圧シリンダ4と直列的に位置するように配設さ
れ、ガススプリング3とクランプアーム6の間に油圧シ
リンダ4が配設されている。ガススプリング3は、ガス
スプリングケース20と出力ロッド21を有する。ガス
スプリングケース20はケース本体22とケース端板2
3から構成され、その内部の窒素ガス充填室24には高
圧(例えば、7MPa)の窒素ガスが充填されている。
ケース本体22の下端部にはケース端板23が螺合さ
れ、その螺合結合部にはシール部材25が装着されてい
る。
【0020】ケース本体22の上部壁がクランプ本体2
にほぼ同心状に螺合され、その上部壁に形成された貫通
孔26にはシールリング29と円筒ブッシュ28が装着
され、円筒ブッシュ28が前記の上部壁に螺合固定され
ている。円筒ブッシュ28にはメカニカルシール31と
シール部材32とが装着され、シールリング29の奥側
にはシール部材33が装着されている。ケース端板23
には窒素ガスを充填する為の充填バルブ36が装着され
ている。
【0021】ガススプリング3の出力ロッド21は貫通
孔26をガス密に挿通し、その上端がピストン5aの下
面に当接している。出力ロッド21の下半部の内部には
下端から凹設された凹穴34であって窒素ガス充填室2
4に連通した凹穴34が形成されている。出力ロッド2
1はその横断面積に等しい受圧面積で、窒素ガス充填室
24内の高圧窒素ガスのガス圧を受圧するため、出力ロ
ッド21に上向きのクランプ力が働く。出力ロッド21
の下端部には、出力ロッド21の上方への離脱を防止す
る為の鍔部35が形成され、この鍔部35が上部壁の下
面に当接すると、出力ロッド21が上限位置となる。
【0022】図1、図2に示すように、クランプアーム
6はクランプ本体2の上方にほぼ水平姿勢に配設され、
クランプアーム6の左端部の力点部がピストンロッド5
bの上端部に水平の軸部材にて回動自在にピン結合さ
れ、クランプアーム6の長さ方向ほぼ中央の支点部40
がリンク部材7の上端部に水平の軸部材にて回動自在に
ピン結合され、クランプアーム6の作用点部としての右
端部(クランプ本体2と反対側の端部)には、縦向きの
アジャストボルト41が取り付けられている。
【0023】上記のクランプアーム6に関して、ピスト
ン部材5の上下運動が支点40を中心とするクランプア
ーム6の揺動運動に変換され、クランクアーム6は支点
40を中心に回動し、油圧シリンダ4の油圧がドレンさ
れると、クランクアーム6はピストン部材5で時計回り
方向へ駆動され、アジャストボルト41でワークWがク
ランプされる。尚、アジャストボルト41は、ワークの
高さに応じて位置調整される。
【0024】次に、クランプ装置1の作用について説明
する。最初、準備ステーションにおいてワークパレット
Pにおける複数の油圧シリンダ4を油圧供給源に接続し
た状態にする。各クランプ装置1において、油圧シリン
ダ4に油圧が供給されていない状態では、ピストン部材
5が上限位置に位置し、クランプアーム6は、図1に示
すようにほぼ水平姿勢となっている。次に各クランプ装
置1において、ワークWをクランプ位置にセットする際
には、図2のように油圧配管10aから油圧ポート10
と油路13を介して油圧シリンダ4に油圧を導入し、そ
の油圧力によりガススシリンダ3によるクランプ力に抗
してピストン部材5を下限位置に切換え、クランプアー
ム6を略縦向きのクランプ解除位置に切換える。
【0025】この状態でワークWをクランプ位置にセッ
トしてから油圧供給源のバルブを切換えて、油圧シリン
ダ4の油室12油圧を排出する。すると、ピストン部材
5に作用する油圧力がガススプリング3のクランプ力よ
りも小さくなり、出力ロッド21は上方へ移動し、ピス
トン部材5も上方へ作動するため、支点40を中心にク
ランプアーム6が時計回りに回動し、アジャストボルト
41の下端のクランプヘッド42がワークWに当接して
ワークWがクランプされる。こうして、複数のクランプ
装置1により複数のワークWが夫々固定される。
【0026】次に、全部のクランプ装置1における油圧
シリンダ4に接続された油圧配管10aを分離し、ワー
クパレットPをマシニングセンタのテーブル上へ送って
そこに固定した状態で、ワークWに対して機械加工を施
す。機械加工の完了後には、ワークパレットPを準備ス
テーションに移送し、その準備ステーションにおいて、
各クランプ装置1において油圧配管10aを油圧ポート
10に接続し、油圧シリンダ4に油圧を供給してクラン
プ解除力を発生させ、クランプアーム6を支点40を中
心に反時計回りに回動させてクランプ解除状態にし、複
数のワークWをワークパレットPから取り外す。
【0027】以上説明したクランプ装置1によれば、次
の効果が得られる。ガススプリング3には高圧の窒素ガ
スが充填封入されており、ガススプリング3からのガス
のリークも殆ど生じないので、外部の圧力供給源から分
離した状態でも、長時間に亙って安定した強力なクラン
プ力を発生する。つまり、クランプ装置1にクランプ力
発生用のガススプリング3を適用することで、外部の圧
力供給源から分離した状態でも長時間に亙って強力なク
ランプ力を発生させることができる。
【0028】クランプ装置1にガススプリング3の出力
ロッド21をクランプ解除側へ押し戻してクランプ解除
する油圧シリンダ4をガススプリング3と直列的に配設
したため、クランプ装置1の外部の別のクランプ解除装
置が不要であり、使用条件に制約を受けないため汎用性
に優れ、設備経済的にも有利であり、機械加工に供する
ワークWなどを固定するのに好適のクランプ装置1とな
った。
【0029】ガススプリング3の出力ロッド21はその
横断面積と等しい受圧面積を有し、この受圧面積は窒素
ガス充填室24の横断面積より格段に小さく形成されて
いるため、出力ロッドの高さ位置が変動しても、窒素ガ
ス充填室24内の高圧窒素ガスのガス圧の変動幅が比較
的小さくなるから、常に安定したほぼ一定のクランプ力
を発生させることができる。また、出力ロッド21に凹
穴34を設けた分、充填する高圧窒素ガスの体積を増し
て、上記のガス圧の変動幅が小さくなる。
【0030】出力ロッド21の受圧面積を比較的小さく
形成したため、ガススプリング3の小型化を図り、油圧
シリンダ4の小型化を図ることができる。また、出力ロ
ッド21は、ピストン部材5とは別体に形成されるため
に、出力ロッド21、ピストン部材5を夫々比較的容易
に製作でき製作面で有利である。
【0031】次に前記実施形態を部分的に変更した変更
形態について説明する。 1)図4に示すように、前記実施形態における出力ロッ
ド21と、ピストン部材5とを一体形成したピストン部
材50を適用し、出力ロッドの下端部野鍔35を省略し
てもよい。この構造では、出力ロッド21とピストン5
a及びピストンロッド5bが一体化し、一度に組み付け
ることができ、更に部品点数が少なくなるので、組立工
数の削減に有効である。
【0032】2)前記実施形態では、クランプアーム揺
動型のクランプ装置1に本発明を適用した場合を例とし
て説明したが、本発明は、上記のクランプ装置1だけで
なく、油圧シリンダやエアシリンダでクランプ力を発生
する形式の種々のクランプ装置に適用して、ガススプリ
ングでクランプ力を発生させ、油圧シリンダでクランプ
解除するように構成することができる。
【0033】それらクランプ装置の中には、クランプア
ームに油圧シリンダのピストン部材のロッドの先端部を
当接させ、クランプアームをスプリングの弾性力でクラ
ンプ解除側へ駆動するような構造のものも含み、この種
のクランプ装置の場合、ガススプリングのシリンダロッ
ドを介して上記油圧シリンダのピストン部材にクランプ
力を伝達するように構成するものとする。また、本発明
のクランプ装置1は機械加工に供するワークを固定する
クランプ装置に限定されるものではなく、種々の用途の
クランプ装置に本発明を適用できることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、クランプ力
を発生させるガススプリングを設け、クランプ解除の際
クランプ出力部材をクランプ解除側へ押し戻してクラン
プ解除する油圧シリンダを設けたので、外部の圧力供給
源から分離した状態で長時間に亙って所望のクランプ力
を発生させることができる。しかも、クランプ装置に、
前記ガススプリングと油圧シリンダを直列的に配設した
ので、別のクランプ解除装置が不要であり、クランプ装
置の使用条件が制約されず汎用性に優れ、設備経済的に
も有利である。
【0035】請求項2の発明によれば、クランプ出力部
材の代わりにクランプアームを設けた点で請求項1の発
明と異なるため、基本的に請求項1と同様の効果を奏す
る。請求項3の発明によれば、ガススプリングとクラン
プアームとの間に油圧シリンダを設けたので、ガススプ
リングによってクランプ対象物がクランプされている状
態で、油圧シリンダによりガススプリングのクランプ力
に抗してクランプ解除力を発生させることでクランプ状
態を解除できる。その他、請求項2と同様の効果を有す
る。
【0036】請求項4の発明によれば、油圧シリンダは
クランプアームに連結又は当接されたピストンロッド
と、このピストンロッドと一体のピストンとを有し、ガ
ススプリングは、出力ロッドを介してピストンロッド及
びピストンにクランプ力を伝達するように構成したの
で、ガススプリングで発生したクランプ力は出力ロッド
を介してピストンに伝達され、クランプアームに伝達さ
れてクランプ対象物をクランプすることができる。その
他、請求項3と同様の効果を有する。
【0037】請求項5の発明によれば、ガススプリング
の出力ロッドは油圧シリンダのピストンに当接している
ので、出力ロッドとピストンは別々に形成され、製作が
容易な形状になるため製作コストの削減に有利である。
その他、請求項4と同様の効果が得られる。
【0038】請求項6の発明によれば、ガススプリング
の出力ロッドと油圧シリンダのピストン及びピストンロ
ッドが一体形成されているので、部品点数が少なくなる
から製作の面で有利であり、出力ロッドとピストン及び
ピストンロッドを一度に組み付けることができるため組
立の面で有利である。その他、請求項4と同様の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るクランプ装置の縦断側
面図である。
【図2】クランプ装置(クランプ解除状態)の縦断側面
図である。
【図3】クランプ装置(クランプ状態)の縦断側面図で
ある。
【図4】変更形態に係る図3相当図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置 2 クランプ本体 3 ガススプリング 4 油圧シリンダ 5 ピストン部材 5a ピストン 5b ピストンロッド 6 クランプアーム 7 リンク部材 10 油圧ポート 21 出力ロッド 24 窒素ガス充填室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体と、クランプ本体に装備さ
    れクランプ対象物をクランプするクランプ出力部材とを
    備えたクランプ装置において、 前記クランプ出力部材をクランプ駆動するガススプリン
    グと、 前記ガススプリングと直列的に配設され前記ガススプリ
    ングの出力ロッドをクランプ解除側へ押し戻してクラン
    プ解除可能な油圧シリンダと、 を備えたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 クランプ本体と、クランプ本体に回動自
    在に枢支されクランプ対象物をクランプするクランプア
    ームとを備えたクランプ装置において、 前記クランプアームをクランプ駆動するガススプリング
    と、 前記ガススプリングと直列的に配設され前記ガススプリ
    ングの出力ロッドをクランプ解除側へ押し戻してクラン
    プ解除可能な油圧シリンダと、 を備えたことを特徴とするクランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガススプリングとクランプアームの
    間に油圧シリンダが設けられたことを特徴とする請求項
    2に記載のクランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記油圧シリンダは、クランプアームに
    連結又は当接されたピストンロッドと、このピストンロ
    ッドと一体のピストンとを有し、 前記ガススプリングは、前記出力ロッドを介してピスト
    ンロッド及びピストンにクランプ力を伝達することを特
    徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記出力ロッドは前記ピストンに当接し
    ていることを特徴とする請求項4に記載のクランプ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記出力ロッドとピストンとピストンロ
    ッドとが一体形成されたことを特徴とする請求項4に記
    載のクランプ装置。
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