JPH10109239A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH10109239A
JPH10109239A JP26335196A JP26335196A JPH10109239A JP H10109239 A JPH10109239 A JP H10109239A JP 26335196 A JP26335196 A JP 26335196A JP 26335196 A JP26335196 A JP 26335196A JP H10109239 A JPH10109239 A JP H10109239A
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JP
Japan
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piston member
rod
rod member
screw groove
groove
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JP26335196A
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English (en)
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Toshiaki Ito
敏明 伊東
Koji Nishizuka
幸治 西塚
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、クランプアーム部材を設けたロ
ッド部材を円筒状ピストン部材に対して円滑に回動させ
ることを可能にする。 【解決手段】ケーシング22内に摺動自在に配設される
ピストン部材38と、ワーク押圧用クランプアーム部材
80を設け、前記ピストン部材38内に配設されるロッ
ド部材40と、前記ロッド部材40を前記ピストン部材
38に対して回動させるためのボールねじ手段42とを
備える。ボールねじ手段42は、ロッド部材40に形成
された雄ねじ溝58およびこの雄ねじ溝58の両端を連
結するリターン溝60と、ピストン部材38に形成され
た雌ねじ溝44およびこの雌ねじ溝44の一部に連通す
る逃げ部46とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに対して進
退および旋回自在なクランプアーム部材で前記ワークを
押圧保持するためのクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トランスファマシンでは、ワー
クの加工に必要とされる種々の異なる加工装置や、この
ワークをその加工部位に対応して姿勢変換させるワーク
変換装置等を所定間隔離間して配設し、移送装置を介し
て前記ワークをそれぞれのステーションに、順次、搬送
して所望の加工を行うように構成されている。
【0003】この場合、それぞれのステーションにおい
て、ワークに正確に所定の加工作業等を施すため、移送
装置で搬送されるワークを、例えば、治具パレット上に
正確かつ強固に位置決め固定する必要がある。
【0004】そこで、治具パレットに対してワークを保
持させるべく、従来から種々のクランプ装置が採用され
ており、例えば、本出願人による特公平4−60772
号公報に開示されたクランプ装置が知られている。この
クランプ装置では、ワークを押圧保持するアーム部材の
ストロークを可及的に短くすることができ、小型化に適
するとともに、特に複雑な形状を有するワークであって
も、効果的にクランプすることが可能になるという効果
が得られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
アーム部材を装着したロッド部材と、このロッド部材が
配設される円筒状ピストン部材との間に、該ロッド部材
を前記ピストン部材に対して回動させるボールねじ手段
が設けられている。そして、このボールねじ手段によっ
てアーム部材を短いストロークでワークから確実に離間
させるように構成されている。ところで、この種のボー
ルねじ手段を用いたクランプ装置において、ロッド部材
の回動動作をさらに円滑に行うことが望まれている。
【0006】本発明は、この種の要請に対応するために
なされたものであり、クランプアーム部材を設けたロッ
ド部材の回動動作をより一層円滑に遂行するとともに、
構成の簡素化が可能なクランプ装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、クランプアーム部材を設けたロッド部
材をピストン部材に対して回動させるボールねじ手段
が、このロッド部材に形成される雄ねじ溝とこのピスト
ン部材に形成される雌ねじ溝とを備えるとともに、前記
雄ねじ溝と前記雌ねじ溝とに一体的に挿入されるボール
を循環させるためのリターン溝が設けられている。この
ため、ロッド部材の回動動作に伴って、ボールが雄ねじ
溝と雌ねじ溝との間に沿って移動しても、このボールが
リターン溝を介して循環される。これにより、例えば、
ボールがピストン部材の一端側に突き当たって係止され
ることがなく、ロッド部材を前記ピストン部材に対し
て、常時、円滑かつ確実に回動させることができる。
【0008】また、リターン溝は、ロッド部材の雄ねじ
溝の両端同士を連結して、あるいはピストン部材の雌ね
じ溝の両端同士を連結して形成されている。これによ
り、ボールねじ手段の構成が簡素化され、クランプ装置
全体の構造が複雑化することを有効に阻止することが可
能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るクランプ装置10が治具パレット12に装着され
た状態の縦断面説明図であり、図2は、前記クランプ装
置10の分解斜視図である。
【0010】治具パレット12の所定の部位には、鉛直
方向に向かって比較的大径な孔部14が所望の深さだけ
形成され、この孔部14の下部側には、前記治具パレッ
ト12の側部から水平方向に形成された通路16の一端
側が連通する。この通路16の他端側が外部に開放され
るとともに、前記通路16には、圧縮流体供給用の管路
(図示せず)が嵌合するシール部材18が装着される。
治具パレット12の上部には、孔部14の中心から等間
隔離間してねじ孔20a〜20cが形成される。
【0011】クランプ装置10は、ケーシング22を備
え、このケーシング22は、円錐状の上面部を有しその
外周一端部を切り欠いた取付部24と、取付部24の端
部から鉛直下方向に延在する円筒部26とを有する。取
付部24の中央部には孔部28が形成され、この孔部2
8は、円筒部26に設けられた比較的大径な孔部30に
連通している。
【0012】取付部24には、孔部28の中心から等間
隔離間して治具パレット12のねじ孔20a〜20cと
同軸的にボルト挿通用孔部32a〜32cが形成され
る。円筒部26の外周一端部には、孔部30に連通する
ねじ孔34が形成され、このねじ孔34にセットビス3
5が螺合する。
【0013】ケーシング22の円筒部26が治具パレッ
ト12の孔部14に嵌合され、ボルト36a〜36cが
取付部24の孔部32a〜32cに挿通されて、それぞ
れの先端部がねじ孔20a〜20cに螺入され、前記ケ
ーシング22が前記治具パレット12に固定される。
【0014】ケーシング22の孔部30は、円筒状ピス
トン部材38が摺動自在に配設されるとともに、このピ
ストン部材38には、ロッド部材40がボールねじ手段
42を介して回動自在に配設される。
【0015】ピストン部材38は、図2〜図4に示すよ
うに、一端側が平板部38aにより閉塞されており、こ
のピストン部材38の内周面部には、断面半円状を有し
て螺旋状に周回する雌ねじ溝44が形成される。この雌
ねじ溝44の一部には、ピストン部材38の内周面部を
切り欠いて形成された逃げ部46が連通する。ピストン
部材38の外周部には、軸線方向に所定の長さを有する
切り欠き部48が形成される。
【0016】ロッド部材40は、図2および図5に示す
ように、ケーシング22の孔部28に嵌合する第1棒体
部50を有し、この第1棒体部50の端部に第1肩部5
1を介してこれより大径な第2棒体部52が形成され
る。この第2棒体部52の端部には、第2肩部54を介
して一層大径な第3棒体部56が形成される。
【0017】第3棒体部56には、断面半円状を有して
螺旋状に周回する雄ねじ溝58が形成される。図5の側
面図および図6の溝展開図に示すように、雄ねじ溝58
の両端は、リターン溝60を介して互いに連結され、エ
ンドレス状のボール通路が構成されている。このロッド
部材40の雄ねじ溝58とピストン部材38の雌ねじ溝
44とに複数のボール62が一体的に嵌合し、ボールね
じ手段42が構成される。
【0018】図1および図2に示すように、ロッド部材
40の第1棒体部50の中央部には、軸線方向にねじ孔
64が所定の深さだけ形成される一方、第3棒体部56
の中央部には、孔部66が形成される(図1および図5
参照)。孔部66には、板状のばね部材68が介装され
てこのばね部材68の端部に係止用リング70が当接す
るとともに、この係止用リング70に球体72が係合す
る。球体72の直径は、係止用リング70の内径より大
きく設定されており、ピストン部材38にロッド部材4
0が装着された状態で、球体72の端部が平板部38a
に当接して前記ロッド部材40の第3棒体部56の端面
と前記平板部38aの内面との間に所定の間隙が画成さ
れる。
【0019】ケーシング22の孔部30には、板状のば
ね部材76が介装され、このばね部材76の弾発力を介
してピストン部材38およびロッド部材40が鉛直下方
向に押圧される。このばね部材76は、ばね部材68よ
り相当に大きな弾発力を有するように設定されている。
ばね部材76と通路16に供給される圧縮流体とによ
り、変位手段が構成される。
【0020】第2棒体部52と第1棒体部50との境界
端部には、耐摩耗性材料で形成されたリング78が配設
される。第1棒体部50は、ケーシング22の孔部28
に嵌合してその先端部を外部に露呈しており、この先端
部にはワーク押圧用クランプアーム部材80が装着され
る。クランプアーム部材80は、その一端部側に台形状
を有する押圧部82を有し、この押圧部82に対応する
他端部側にボルト挿通用孔部84が形成されるととも
に、この孔部84には、より大径な棒体嵌合用孔部86
が連通する(図1参照)。
【0021】クランプアーム部材80の孔部86に、ロ
ッド部材40の第1棒体部50が嵌合し、ボルト88が
前記クランプアーム部材80の孔部84に挿通してその
先端部がねじ孔64に螺合されることにより、該クラン
プアーム部材80が前記ロッド部材40に固定される。
【0022】図1に示すように、クランプ装置10と治
具パレット12との間には、このクランプ装置10内を
液密に保持するためのシール部材90a、90bが配設
されるとともに、第1棒体部50とケーシング22との
間には、これらの間隙から孔部30に塵埃等が進入する
ことを阻止するためのシール部材90cが配設されてい
る。
【0023】このように構成されるクランプ装置10の
動作について、以下に説明する。
【0024】先ず、図1に示すように、ロッド部材40
に固着されているクランプアーム部材80を介してワー
クWの突起Waが押圧保持された状態で、治具パレット
12が移動されてこのワークWに所定の加工作業等が施
される。その際、ピストン部材38の平板部38aと治
具パレット12の孔部14を画成する底面部との間に、
薄肉状の間隙が画成されている。このため、クランプア
ーム部材80にばね部材76の弾発力が効果的に作用す
るとともに、後述するように、通路16に供給される圧
縮流体がこの隙間に導入されてピストン部材38を確実
に摺動変位させることができる。
【0025】次に、加工済のワークWを新たなワークW
と交換するために、治具パレット12が圧縮流体供給用
の所定の位置に移動される。
【0026】そこで、図示しない管路が治具パレット1
2の通路16に嵌合し、この通路16に圧縮流体が供給
されると、この圧縮流体は、孔部14に導入されてピス
トン部材38を鉛直上方向に押圧する。これにより、ピ
ストン部材38は、ケーシング22のねじ孔34に螺合
するセットビス35とこのセットビス35に係合する切
り欠き部48との案内作用下に、ばね部材76の弾発力
に抗して鉛直上方向に直線的に変位する。従って、ピス
トン部材38内に配設されているロッド部材40も同様
に上昇し、このロッド部材40の上端部に係着されてい
るクランプアーム部材80は、上昇してその押圧部82
をワークWの突起Waから離間させ、前記ワークWの保
持作用が解除される。
【0027】図7に示すように、ピストン部材38がさ
らに上昇すると、ロッド部材40の第1棒体部50と第
2棒体部52との境界部位に配置されたリング78がケ
ーシング22の孔部28、30との間の段部に当接す
る。この状態で、圧縮流体の作用下にピストン部材38
が鉛直上方向に押圧されると、このピストン部材38
は、切り欠き部48に嵌合するセットビス35により回
転することがない。
【0028】このため、ボールねじ手段42を介してロ
ッド部材40が所定方向に回動し、このロッド部材40
は、第3棒体部56の端面がピストン部材38の平板部
38aに当接するまで回動する。この結果、ロッド部材
40の先端部に係着されているクランプアーム部材80
は、ワークWの突起Waの上方から所定方向に待機する
ようにして旋回し、このクランプアーム部材80の押圧
部82が前記ワークWから効果的に離間するに至る。
【0029】次いで、治具パレット12からワークWを
取り外し、新たなワークWをこの治具パレット12上に
載置してクランプ装置10により位置決め固定する。す
なわち、通路16への圧縮流体の供給が停止されると、
ピストン部材38に鉛直上方向に作用していた押圧力が
解除され、このピストン部材38には、ばね部材76の
弾発力だけが作用する。
【0030】従って、ピストン部材38が鉛直下方向に
変位し、このピストン部材38の平板部38aに上方に
押圧されていたロッド部材40は、前記ピストン部材3
8が下降することによって、ばね部材68の弾発力を介
し前記とは逆方向に回転する。そして、第2棒体部52
と第3棒体部56との境界段部である第2肩部54がピ
ストン部材38の上面部と一致する際に、前記第2肩部
54にばね部材76が当接してロッド部材40の回転が
停止する。
【0031】さらに、ロッド部材40とピストン部材3
8とが一体的に下降し、前記ピストン部材38の平板部
38aが治具パレット12の孔部14を画成する底面部
に当接する直前で、クランプアーム部材80の押圧部8
2が新たなワークWの突起Waに係合する。従って、前
記新たなワークWは、ピストン部材38とロッド部材4
0とに作用するばね部材76の弾発力の作用下に、クラ
ンプアーム部材80を介して治具パレット12に対し強
固に位置決め保持されることになる。
【0032】この場合、第1の実施形態では、ボールね
じ手段42を構成するロッド部材40に螺旋状の雄ねじ
溝58が形成されるとともに、この雄ねじ溝58の両端
がリターン溝60を介して連結され、エンドレス状のボ
ール通路が形成される。一方、ピストン部材38には、
螺旋状の雌ねじ溝44の一部に前記リターン溝60に対
応して逃げ部46が形成されている。
【0033】このため、ロッド部材40がピストン部材
38に対して回動動作を継続する際、雄ねじ溝58と雌
ねじ溝44とに一体的に嵌合している複数のボール62
が、例えば、ピストン部材38の上方側に移動すると、
このボール62は、前記雄ねじ溝58に沿って上方側に
移動した後、リターン溝60と逃げ部46との間に一体
的に嵌合する。そして、ボール62は、リターン溝60
と逃げ部46とに沿って雄ねじ溝58と雌ねじ溝44の
下端側に戻された後、前記雄ねじ溝58と前記雌ねじ溝
44とに一体的に嵌合して上方側に移動する。
【0034】これにより、複数のボール62は、雄ねじ
溝58と雌ねじ溝44とに一体的に嵌合した状態で、エ
ンドレス状のボール通路に沿って移動することができ、
ロッド部材40の回動動作が一層円滑かつ確実に遂行さ
れるという効果が得られる。
【0035】さらに、第1の実施形態では、雄ねじ溝5
8の両端同士を連結するリターン溝60を形成するとと
もに、雌ねじ溝44の一部に逃げ部46を形成するだけ
でよい。従って、ボールねじ手段42の構成が複雑化す
ることがなく、クランプ装置10全体を経済的に製造す
ることが可能になるという利点がある。
【0036】なお、第1の実施形態では、雄ねじ溝58
および雌ねじ溝44が一方のねじれ方向(右ねじれ方
向)である場合について説明したが、他方のねじれ方向
(左ねじれ方向)であっても同様に構成されるものであ
り、その詳細な説明は省略する。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態に係るクラ
ンプ装置100について説明する。なお、第1の実施形
態に係るクランプ装置10と同一の構成要素には、同一
の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0038】図8に示すように、クランプ装置100
は、円筒状ピストン部材102と、ロッド部材104
と、前記ロッド部材104を前記ピストン部材102に
対して回動させるボールねじ手段106とを備えてい
る。ボールねじ手段106は、ロッド部材104に形成
された螺旋状の雄ねじ溝108と、ピストン部材102
に形成された螺旋状の雌ねじ溝110と、この雌ねじ溝
110の両端同士を連結するリターン溝112とを有す
る。
【0039】図8〜図10に示すように、ピストン部材
102の内周面には、断面半円状を有して螺旋状に周回
する雌ねじ溝110が形成され、この雌ねじ溝110の
両端縁部には、互いに平行して外周側に延在する孔部1
14、116が連通する。ピストン部材102の外周に
は、その周方向に向かって軸方向に傾斜するリターン溝
112が、孔部114、116に両端側を連通して所定
の深さ、すなわち、ボール62が移動可能な深さまで形
成されている。
【0040】このような構成において、ピストン部材1
02がケーシング22の円筒部26内に配設されると、
リターン溝112の外周側がこの円筒部26で閉塞さ
れ、さらにロッド部材104が前記ピストン部材102
内に配設される。その際、雄ねじ溝108と雌ねじ溝1
10とに複数のボール62が一体的に嵌合し、リターン
溝112にも前記ボール62が挿入される。
【0041】従って、第2の実施形態では、ロッド部材
104がピストン部材102に対して回動する際、雄ね
じ溝108と雌ねじ溝110とに一体的に嵌合するボー
ル62は、これらの間を移動して孔部116からリター
ン溝112に移った後、このリターン溝112を通って
孔部114から、再度、前記雄ねじ溝108と雌ねじ溝
110との間に一体的に嵌合する。これにより、ボール
ねじ手段106において、ボール62が循環移動するこ
とになり、第1の実施形態と同様に、極めて簡単な構成
で、ロッド部材104の回動動作が円滑かつ確実に遂行
されるという効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るクランプ装
置では、クランプアーム部材を設けたロッド部材をピス
トン部材に対して回動させるボールねじ手段が、ボール
を循環させるためのリターン溝を設けているため、この
ボールがロッド部材とピストン部材との間で詰まること
がなく、前記ロッド部材を円滑かつ確実に回動させるこ
とができる。しかも、雄ねじ溝または雌ねじ溝にリター
ン溝を設けるだけでよく、ボールねじ手段の構造が有効
に簡素化され、クランプ装置全体を経済的に製造するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るクランプ装置を
治具パレットに装着した状態の縦断面図である。
【図2】前記クランプ装置の分解斜視図である。
【図3】前記クランプ装置を構成するピストン部材の縦
断面図である。
【図4】前記ピストン部材の平面図である。
【図5】前記クランプ装置を構成するロッド部材の側面
図である。
【図6】前記ロッド部材に形成された雄ねじ溝とリター
ン溝の展開図である。
【図7】前記クランプ装置によりワークをアンクランプ
した状態の縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るクランプ装置の
分解斜視図である。
【図9】前記第2の実施形態に係るクランプ装置を構成
するピストン部材の縦断面図である。
【図10】図9中、X−X線断面図である。
【符号の説明】
10、100…クランプ装置 12…治具パレット 14、28、30…孔部 16…通路 22…ケーシング 24…取付部 26…円筒部 38、102…ピスト
ン部材 40、104…ロッド部材 42、106…ボール
ねじ手段 44、110…雌ねじ溝 46…逃げ部 58、108…雄ねじ溝 60、112…リター
ン溝 62…ボール 80…クランプアーム
部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に摺動自在に配設される円筒
    状ピストン部材と、 一端に前記ケーシングの外部に露呈してワーク押圧用ク
    ランプアーム部材を設け、前記ピストン部材内に配設さ
    れるロッド部材と、 前記ピストン部材と前記ロッド部材との間に構成され、
    該ロッド部材を該ピストン部材に対して回動させるため
    のボールねじ手段と、 前記ピストン部材の底部から供給される圧縮流体および
    該ピストン部材の上部から押圧する弾性体を介して前記
    ピストン部材と前記ロッド部材とを直線的に変位させる
    変位手段と、 を備えたクランプ装置であって、 前記ボールねじ手段は、前記ロッド部材に形成される雄
    ねじ溝と、 前記ピストン部材に形成される雌ねじ溝と、 前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝とに一体的に挿入されるボ
    ールを循環させるためのリターン溝と、 を備えることを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクランプ装置において、前
    記ロッド部材には、前記雄ねじ溝の両端同士を連結して
    前記リターン溝が形成されるとともに、 前記ピストン部材には、前記雌ねじ溝の一部に該リター
    ン溝に対応して逃げ部が形成されることを特徴とするク
    ランプ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のクランプ装置において、前
    記ピストン部材には、該ピストン部材の外周側に延在し
    て前記雌ねじ溝の両端同士を連結する前記リターン溝が
    形成されることを特徴とするクランプ装置。
JP26335196A 1996-10-03 1996-10-03 クランプ装置 Pending JPH10109239A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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