JP2001196247A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP2001196247A
JP2001196247A JP2000002647A JP2000002647A JP2001196247A JP 2001196247 A JP2001196247 A JP 2001196247A JP 2000002647 A JP2000002647 A JP 2000002647A JP 2000002647 A JP2000002647 A JP 2000002647A JP 2001196247 A JP2001196247 A JP 2001196247A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て作業の能率化、自動化を容易に促進
でき、低コストで容易に量産化できる内燃機関用点火装
置を提供する。 【解決手段】 2次コイルボビン16におけるケース7 の
開口部6 側の端部に2次コイル10側の各接続部31,32 を
設け、1次コイルボビン15における2次コイルボビン16
よりも前記開口部6 側の端部に1次コイル9 側の各接続
部41,42,45〜50を設け、これらの各接続部31,32,41,42,
45〜50の内、互いに接続すべき接続部32,50 を、両コイ
ルボビン15,16 が嵌合したときに接触又は近接可能に構
成すると共に、外部接続端子11〜13に対応する各接続部
31,45,46を、各コイルボビン15,16をケース7 に挿入し
たときに、外部接続端子11〜13に前記開口部6 側から接
触又は近接可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクルエンジ
ン等の内燃機関に使用される内燃機関用点火装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジン等に使用される内燃
機関用点火装置としては、例えば、エンジン側のロータ
の回転により1次コイルに電圧を誘起し、その電圧を1
次コイルと2次コイルとの間で昇圧して2次端子側に高
電圧を発生させるようにしたものがある。
【0003】この種の点火装置では、従来、特開平6−
325954号公報、実開平7−27132号公報等に
記載のように、1次コイルが巻装され且つ鉄心に外嵌す
る1次コイルボビンと、2次コイルが巻装され且つ1次
コイルボビンに外嵌する2次コイルボビンとを開口部側
からケース内に挿入すると共に、ケース内で1次コイル
を1次端子に、2次コイルを2次端子に夫々接続して、
その後にケース内に充填材を充填して各コイル等を封止
している。
【0004】そして、特開平6−325954号公報の
点火装置では、1次コイルボビンの開口部側に1次端子
及び2次端子を、反対側に1次コイル端接続部を設け、
その1次端子に1次コイルの一端を、1次コイル端接続
部に1次コイルの他端を接続している。2次コイルボビ
ンには、ケースの開口部側と反対側との両端側に2次コ
イル端接続部を設け、この各2次コイル端接続部に2次
コイルの両端を接続し、その開口部側の2次コイル端接
続部を2次端子に、反対側の2次コイル端接続部を1次
コイルボビンの1次コイル端接続部に接続している。
【0005】また実開平7−27132号公報の点火装
置では、ケースの開口部側から反対側に突出するように
1次端子、2次端子を設けると共に、この両端子間に点
火制御基板を配置し、1次コイル、2次コイルの両端か
ら引き出したリード線を各端子、点火制御基板等の所要
箇所に接続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の点火装置では、
1次端子及び2次端子が1次コイルボビンの開口部側端
部にあるため、1次コイルボビンの開口部側端部、及び
ケースの開口部側が大きくなり、装置全体が大型化する
欠点がある。また各コイルボビンの両端側にコイル端接
続部があるため、1次コイルボビンと2次コイルボビン
とを嵌合させて、開口部と反対側のコイル端接続部同士
を半田付けで接続した後に、両コイルボビンをケース内
に挿入して、その対応する接続部同士を開口部側で半田
付けする必要がある。従って、コイルボビンをケースに
挿入する前後で半田付け作業を行わなければならず、半
田付け作業が面倒である。
【0007】これに対し後者の点火装置は、各端子がケ
ース側にあるため、前者の場合に比較して装置全体を容
易に小型化でき、またコイルボビンをケースに挿入した
後に、各コイルのリード線を端子、点火制御基板等に半
田付けできる利点がある。
【0008】しかし、この後者の点火装置では、各コイ
ルの両端のリード線の引出しが困難であり、またそのリ
ード線を引き出した後に各端子等に巻き付けて半田付け
する必要があり、依然として作業性の点で問題があり、
組み立て作業の能率化、自動化等が困難であり、製作コ
ストがアップする欠点がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、組み立て作業の能率化、自動化を容易に促進でき、
低コストで容易に量産化できる内燃機関用点火装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、1次コイル9
が巻装され且つ鉄心8 に外嵌された1次コイルボビン15
と、2次コイル10が巻装され且つ1次コイルボビン15に
外嵌された2次コイルボビン16とを、開口部6 側からケ
ース7 内に挿入し、各コイル9,10をケース7 の外側で前
記開口部6 から反対側に突出する外部接続端子11〜13に
夫々接続した内燃機関用点火装置において、2次コイル
ボビン16における前記開口部6 側の端部に2次コイル10
側の各接続部31,32 を設け、1次コイルボビン15におけ
る2次コイルボビン16よりも前記開口部6 側の端部に1
次コイル9 側の各接続部41,42,45〜50を設け、これらの
各接続部31,32,41,42,45〜50の内、互いに接続すべき接
続部32,50 を、両コイルボビン15,16 が嵌合したときに
接触又は近接可能に構成すると共に、外部接続端子11〜
13に対応する各接続部31,45,46を、各コイルボビン15,1
6 をケース7 に挿入したときに、外部接続端子11〜13に
前記開口部6 側から接触又は近接可能に構成したもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1〜図7は本発明の第1の
実施形態を例示する。図1において、1 はロータで、2
サイクルエンジン等の回転軸2 に固定されたフライホイ
ール等により構成されている。ロータ1 には、磁石3 と
一対の磁極片4 とが取り付けられている。
【0012】5 は点火ユニットで、ロータ1 に近接して
クランクケース等の固定部材に固定されている。この点
火ユニット5 は、ロータ1 側が開口部6 となった有底筒
状のケース7 と、このケース7 の略中心を貫通し且つケ
ース7 に固定された鉄心8 と、ケース7 内に配置され且
つ鉄心8 に略同心状に外嵌された1次コイル9 及び2次
コイル10を備えている。
【0013】ケース7 には、外部接続端子である1次端
子11、アース端子12及び2次端子13が、開口部6 の近傍
側から反対側へとケース7 の軸心方向に突出するように
固定されると共に、点火制御用の点火制御基板14が設け
られている。1次コイル9 は1次コイルボビン15に、2
次コイル10は2次コイルボビン16に夫々巻装され、ケー
ス7 内に挿入されている(図4等参照)。そして、鉄心
8 、各コイル9,10、各端子11〜13及び点火制御基板14
は、ケース7 内で図2に示すように接続されている。
【0014】鉄心8 は、図3〜図5等に示すように、内
脚部17と外脚部18とを継鉄部19を介してU字状に一体に
備え、その各脚部17,18 の先端がロータ1 の外周に近接
するように、外脚部18及び継鉄部19の通孔等を介してク
ランクケース等に固定されている。
【0015】ケース7 は、図3〜図6等に示すように、
合成樹脂製の有底筒体により構成されており、このケー
ス7 には、その底壁部20の外側に継鉄部19が、周壁部21
の外側に外脚部18が夫々沿い、且つ内脚部17が底壁部20
から開口部6 側へとケース7の軸方向に貫通するよう
に、鉄心8 が固定されている。ケース7 の周壁部21の外
側には、鉄心8 の内脚部17に対して外脚部18と反対側に
2次端子13用の端子取り付け部22が、外脚部18の両側に
1次端子11及びアース端子12用の端子取り付け部23,24
が、この端子取り付け部23,24 間に点火制御基板14用の
基板収納部25が夫々一体に形成されている。
【0016】各端子取り付け部22〜24には、図3、図4
及び図6に示すように、ケース7 の軸方向の中央よりも
開口部6 側にあり、この各端子取り付け部22〜24には、
ケース7 の周壁部21に沿って開口部6 と反対側に突出す
るように、1次端子11、アース端子12、2次端子13が夫
々固定されている。各端子11〜13の基部側は、ケース7
から各端子取り付け部22〜24及び基板収納部25の外周に
亘って一体に形成された包囲壁部26内に配置され、端子
取り付け部22〜24から開口部7 側に若干突出している。
基板収納部25は偏平状であって、開口部6 側から点火制
御基板14が挿入されている。
【0017】1次コイルボビン15は、その外周に1次コ
イル9 が巻装され、鉄心8 の内脚部17に外嵌するように
ケース7 内に開口部6 側から挿入されている。また2次
コイルボビン16は、その外周に2次コイル10が巻装さ
れ、1次コイルボビン15に外嵌するようにケース7 内に
開口部6 側から挿入されている。
【0018】2次コイルボビン16には、図7に示すよう
に、そのボビン本体27の外周を軸方向に複数個の捲線区
画28に区画する区画壁29が設けられている。ボビン本体
27の両端の鍔部60,61 の内、開口部6 側の鍔部60には、
その開口部6 側の端部に2個の2次コイル端接続部31,3
2 が略直径方向の反対側に固定され、また一方の2次コ
イル端接続部31の側方近傍に2次コイル端中継部33が設
けられている。反対側の鍔部61には、この2次コイル端
中継部33に対してボビン本体27の軸方向に相対応する2
次コイル端中継部34が設けられている。
【0019】ボビン本体27には、各捲線区画28毎に第1
層から最終層まで捲線を施しながら、開口部6 側の捲線
区画28が巻き始めとなり、反対側の捲線区画28が巻き終
わりとなるように、2次コイル10が各捲線区画28に順次
巻装されており、その2次コイル10から引き出された巻
き始め端が2次コイル端接続部32に巻き付けられ、巻き
終わり端35が2個の2次コイル端中継部33,34 を経て2
次コイル端接続部31に巻き付けられている。
【0020】2次コイル端接続部31は、その基部が鍔部
60に固定され、先端が鍔部60から直径方向の外方に突設
されており、2次コイルボビン16をケース7 内に挿入し
たときに、その先端側が2次端子13の基部側に開口部6
側から接触又は近接可能になっている。なお、ケース7
には、2次端子13に対応するように2次コイル端接続部
31を位置決めする位置決め部36が、端子取り付け部22と
の間の周壁部21に凹入状に設けられている。2次コイル
端接続部32は、中間が鍔部60に固定され、一端が鍔部60
から外方に突出し、他端が鍔部60から起立している。
【0021】1次コイルボビン15には、図3〜図7に示
すように、2次コイルボビン16よりも開口部6 側の端部
において、そのボビン本体37の鍔部38にモールド成型等
により一対の接続金具39,40 が固定され、またこの接続
金具39,40 の一端側の1次コイル端接続部41,42 間に一
対の1次コイル端中継部43,44 が設けられている。各接
続金具39,40 は1次コイルボビン15の鍔部38に沿って設
けられた板状金具等により構成され、包囲壁部26の内側
で鉄心8 の内脚部17側から各端子取り付け部23,24 側に
延びるように内脚部17の両側に配置されている。
【0022】各接続金具39,40 には、鉄心8 の外脚部18
と反対の一端側に1次コイル端接続部41,42 が設けら
れ、他端側に端子接続部45,46 と基板接続部47,48 とが
夫々設けられている。また接続金具40には、鉄心8 の内
脚部17の側面近傍に鉄心接続部49が、2次コイル端接続
部32の近傍に2次コイル接続部50が夫々設けられてい
る。接続金具39,40 及びその各接続部41,42,45〜50は、
接続すべき相手側に開口部6 側から対応するように設け
られている。
【0023】1次コイル端接続部41,42 には、1次コイ
ル9 の巻き始め端及び巻き終わり端の両端が1次コイル
端中継部43,44 を経て巻き付けられている。各端子接続
部45,46 は、1次端子11、アース端子12の基部側が嵌合
する開口状に形成され、2次コイルボビン16をケース7
内に挿入したときに、1次端子11、アース端子12の基部
側に開口部6 側から嵌合して接触又は近接するようにな
っている。基板接続部47,48 は、端子接続部45,46 の内
側に開口状に形成され、点火制御基板14の一対のリード
線51が挿入されて接続されている。
【0024】2次コイル接続部50も開口状に形成され、
図7に示すように両コイルボビン15,16 を嵌合させたと
きに、2次コイル端接続部32の起立部に開口部6 側から
嵌合して接触又は近接するようになっている。鉄心接続
部49には、内脚部17の側面の鉄心接続片52を屈曲させ
て、開口部6 側から接触又は近接するようになってい
る。
【0025】なお、製作に際しては、コイルボビン15,1
6 をケース7 に挿入した状態で、各接続部31,32,41,42,
45〜50をその相手側に半田付けし、その後、接続部31,3
2,41,42,45〜50等が埋入するように包囲壁部26側まで充
填材を充填して封入する。
【0026】組立に際しては、先ず1次コイルボビン15
に1次コイル9 を巻装し、2次コイルボビン16に2次コ
イル10を巻装する。この場合、1次コイル9 の巻き始め
端、巻き終わり端は1次コイル端中継部43,44 を経て各
接続金具39,40 の1次コイル端接続部41,42 に巻き付け
て、半田付けにより固定する。
【0027】2次コイル10の巻き始め端は2次コイル端
接続部32に、巻き終わり端35は2次コイル端中継部34か
ら2次コイル端中継部33を経て2次コイル端接続部31に
夫々巻き付ける。また点火制御基板14の各リード線51を
各接続金具39,40 の基板接続部47,48 に挿入して、接続
金具39,40 に点火制御基板14を取り付ける。なお、2次
コイル10の両端は2次コイル端接続部31,32 に、点火制
御基板14のリード線51を基板接続部47,48 に夫々半田付
けにより固定しても良い。
【0028】次に2次コイル端接続部31がケース7 側の
2次端子13に対応するように、2次コイルボビン16を開
口部6 側からケース7 内に挿入する。これによって位置
決め部36により2次コイル端接続部31が位置決めされ、
この2次コイル端接続部31がケース7 側の2次端子13の
基部に開口部6 側から接触又は近接する。
【0029】続いて接続金具39,40 の端子接続部45,46
がケース7 側の1次端子11、アース端子12に夫々対応
し、点火制御基板14が基板収納部25に対応するように、
1次コイルボビン15を開口部6 側から2次コイルボビン
16内に嵌合させて、1次コイルボビン15をケース7 内に
挿入する。
【0030】この場合、接続金具39,40 が2次コイルボ
ビン16よりも開口部6 側端にあるため、接続金具39,40
が2次コイルボビン16と干渉することもない。そして、
1次コイルボビン15の挿入によって、点火制御基板14が
基板収納部25に嵌合すると共に、各接続金具39,40 の端
子接続部45,46 にケース7 側の1次端子11、アース端子
12の基部側が、接続金具40の2次コイル接続部50に2次
コイルボビン16の2次コイル端接続部32が夫々嵌合す
る。
【0031】次に内脚部17の側面の鉄心接続片52を折り
曲げて、その鉄心接続片52を鉄心接続部49に接触させた
後、半田付け手段をケース7 の開口部6 側から入れて、
接触又は近接状態にある各接続部31,32,41,42,45〜50等
を半田付けにより相手側に夫々接続する。そして、最後
にケース7 内に充填材を充填して、コイル9,10、接続部
31,32,41,42,45〜50等を充填材で封止する。
【0032】この実施形態では、ケース7 内に各コイル
ボビン15,16 を挿入して組み立てるに際し、先ず2次コ
イルボビン16を挿入し、次に1次コイルボビン15を挿入
すれば良く、ケース7 に挿入前に各コイルボビン15,16
を嵌合させて1次コイル9 と2次コイル10との端部を接
続しておく必要がない。
【0033】また各コイルボビン15,16 を順次ケース7
に挿入すれば、2次コイルボビン16側の2次コイル端接
続部31がケース7 側の2次端子13に、1次コイルボビン
15側の各接続金具39,40 の端子接続部45,46 がケース7
側の1次端子11、アース端子12に、接続金具39,40 の2
次コイル接続部50が2次コイルボビン16側の2次コイル
端接続部32に夫々接触又は近接するため、各コイルボビ
ン15,16 からコイル端のリード線を開口部6 側に引き出
す必要もない。
【0034】そして、各コイルボビン15,16 をケース7
に挿入した後に、その接触又は近接状態にある各接続部
31,32,41,42,45〜50を開口部6 側から半田付けできるの
で、各接続部31,32,41,42,45〜50を容易に半田付けでき
る。このため、各コイルボビン15,16 をケース7 への挿
入の前後で夫々半田付け作業を行う必要がなく、半田付
け作業を容易に行うことができる。
【0035】従って、この実施形態では、これらが相俟
って組み立て作業を容易且つ能率的に行うことができ、
組み立て作業の能率化、自動化を容易に促進でき、低コ
ストで容易に量産化を促進できる。
【0036】2次コイル10は、開口部6 側の捲線区画28
を巻き始めとして、反対側の捲線区画28が巻き終わりと
なるように、各捲線区画28毎に第1層から最終層まで捲
線しているため、線径の細い導線を使用しても、巻き崩
れ等を防止できる。また開口部6 と反対側の捲線区画28
から引き出した巻き終わり端35を、両端の鍔部60,61に
相対応して形成された2次コイル端中継部33,34 で中継
して、開口部6 側の鍔部60の2次コイル端接続部31に接
続しているため、2個の2次コイル端接続部31,32 が共
に開口部6 側の鍔部60にあるにも拘わらず、その巻き終
わり端35を2次コイル端接続部31に容易に接続でき、断
線等の問題も生じ難くなる。
【0037】図8及び図9は本発明の第2の実施形態を
例示し、1次コイルボビン15側の各接続金具39,40 に、
端子接続部45,46 に代えて1次端子11、アース端子12を
夫々一体に設け、1次コイルボビン15をケース7 に挿入
したときに、その1次端子11、アース端子12が端子取り
付け部23,24 の端子挿通孔23a,24a から開口部6 と反対
側に軸心方向に突出するようにしたものである。
【0038】このように接続金具39,40 に1次端子11、
アース端子12を一体に設けた場合にも、同様に実施可能
であり、半田付け箇所を少なくできると共に、ケース7
側の構造の簡素化が可能である。
【0039】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
い。例えば、実施形態では、接続金具39,40 に孔を形成
して端子接続部45,46 、基板接続部47,48 としている
が、これらは突起等により構成しても良い。2次コイル
端接続部31は、帯板状の導体により構成しても良い。鉄
心8 は、その鉄心接続片52を介して鉄心接続部49と接続
するように構成されているが、1次コイルボビン15をケ
ース7 内に挿入したときに鉄心8 側と接触するように、
接続金具40に鉄心接続部49を設けても良い。2次コイル
10は、鍔部61側が巻き始めとなるように巻装しても良
い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、2次コイルボビン16に
おける前記開口部6 側の端部に2次コイル10側の各接続
部31,32 を設け、1次コイルボビン15における2次コイ
ルボビン16よりも前記開口部6 側の端部に1次コイル9
側の各接続部41,42,45〜50を設け、これらの各接続部3
1,32,41,42,45〜50の内、互いに接続すべき接続部32,50
を、両コイルボビン15,16 が嵌合したときに接触又は近
接可能に構成すると共に、外部接続端子11〜13に対応す
る各接続部31,45,46を、各コイルボビン15,16 をケース
7 に挿入したときに、外部接続端子11〜13に前記開口部
6 側から接触又は近接可能に構成しているので、組み立
て作業の能率化、自動化を容易に促進でき、低コストで
容易に量産化できる。
【0041】また2次コイルボビン16における前記開口
部6 側の端部に、2次コイル10の一端に接続され且つ2
次コイルボビン16をケース7 に挿入したときに該ケース
7 側の2次端子13に接続又は近接する2次コイル端接続
部31と、2次コイル10の他端に接続された2次コイル端
接続部32とを備え、1次コイルボビン15における2次コ
イルボビン16よりも前記開口部6 側の端部で且つ鉄心8
の両側に、1次コイル9 の各端部と接続された一対の接
続金具39,40 を設け、一方の接続金具39に、1次コイル
ボビン15をケース7 に挿入したときに該ケース7 側の1
次端子11に接触又は近接する1次端子接続部45を設け、
他方の接続金具40に、1次コイルボビン15をケース7 に
挿入したときに該ケース7 側のアース端子12に接触又は
近接するアース端子接続部46と、両コイルボビン15,16
を嵌合させたときに後者の2次コイル端接続部32に接触
又は近接する2次コイル接続部50とを設けているので、
構造を簡単にできると共に、組み立て作業を容易にでき
る。
【0042】更に2次コイルボビン16における前記開口
部6 側の端部に、2次コイル10の一端に接続され且つ2
次コイルボビン16をケース7 に挿入したときに該ケース
7 側の2次端子13に接続又は近接する2次コイル端接続
部31と、2次コイル10の他端に接続された2次コイル端
接続部32とを備え、1次コイルボビン15における2次コ
イルボビン16よりも前記開口部6 側の端部で且つ鉄心8
の両側に、1次コイル9 の各端部と接続された一対の接
続金具39,40 を設け、1次コイルボビン15をケース7 に
挿入したときに該ケース7 から突出するように、一方の
接続金具39に1次端子11を、他方の接続金具40にアース
端子12を夫々一体に設けると共に、アース端子12側の接
続金具40に、両コイルボビン15,16 を嵌合させたときに
後者の2次コイル端接続部32に接触又は近接する2次コ
イル接続部50を設けているので、ケース7 側の構造を簡
単にできると共に、組み立て作業を容易にできる。
【0043】しかも1次端子11とアース端子12との間の
ケース7 側に基板収納部25を設け、この基板収納部25に
収納される点火制御基板14のリード線51を1次端子11、
アース端子12よりも内側で各接続金具39,40 に接続して
いるので、点火制御基板14の組み込み、接続等を容易に
できる。
【0044】また2次コイルボビン16のボビン本体27の
外周を軸方向に複数個の捲線区画28に区画する区画壁29
を設け、ボビン本体27の外周に、その一端側の捲線区画
28から他端側の捲線区画28へと順次2次コイル10を捲線
し、ボビン本体27の軸方向の両端の鍔部60,61 に、前記
開口部6 と反対の捲線区画28側から引き出して2次コイ
ル端接続部31に接続される2次コイル端35を中継するた
めの2次コイル端中継部33,34 を設けているので、2次
コイル10の捲線が容易であり、また2次コイル端35の断
線等を容易に防止でき、組み立てに際しての取り扱いを
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す取付状態の概略
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図5】図3のX−X線断面図である。
【図6】図3のY−Y線断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す2次コイルボビ
ンの一部破断正面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す分解図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
6 開口部 7 ケース 8 鉄心 9 1次コイル 10 2次コイル 11 1次端子 12 アース端子 13 2次端子 14 点火制御基板 15 1次コイルボビン 16 2次コイルボビン 25 基板収納部 27 ボビン本体 28 捲線区画 29 区画壁 31,32 2次コイル端接続部 33,34 2次コイル端中継部 35 2次コイル端 39,40 接続金具 41,42 1次コイル端接続部 45 1次端子接続部 46 アース端子接続部 47,48 基板接続部 49 鉄心接続部 50 2次コイル接続部 51 リード線 60,61 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 501Q

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイル(9) が巻装され且つ鉄心(8)
    に外嵌された1次コイルボビン(15)と、2次コイル(10)
    が巻装され且つ1次コイルボビン(15)に外嵌された2次
    コイルボビン(16)とを、開口部(6) 側からケース(7) 内
    に挿入し、各コイル(9)(10) をケース(7) の外側で前記
    開口部(6) から反対側に突出する外部接続端子(11)〜(1
    3)に夫々接続した内燃機関用点火装置において、2次コ
    イルボビン(16)における前記開口部(6) 側の端部に2次
    コイル(10)側の各接続部(31)(32)を設け、1次コイルボ
    ビン(15)における2次コイルボビン(16)よりも前記開口
    部(6) 側の端部に1次コイル(9) 側の各接続部(41)(42)
    (45)〜(50)を設け、これらの各接続部(31)(32)(41)(42)
    (45)〜(50)の内、互いに接続すべき接続部(32)(50)を、
    両コイルボビン(15)(16)が嵌合したときに接触又は近接
    可能に構成すると共に、外部接続端子(11)〜(13)に対応
    する各接続部(31)(45)(46)を、各コイルボビン(15)(16)
    をケース(7) に挿入したときに、外部接続端子(11)〜(1
    3)に前記開口部(6) 側から接触又は近接可能に構成した
    ことを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 2次コイルボビン(16)における前記開口
    部(6) 側の端部に、2次コイル(10)の一端に接続され且
    つ2次コイルボビン(16)をケース(7) に挿入したときに
    該ケース(7) 側の2次端子(13)に接続又は近接する2次
    コイル端接続部(31)と、2次コイル(10)の他端に接続さ
    れた2次コイル端接続部(32)とを備え、1次コイルボビ
    ン(15)における2次コイルボビン(16)よりも前記開口部
    (6) 側の端部で且つ鉄心(8) の両側に、1次コイル(9)
    の各端部と接続された一対の接続金具(39)(40)を設け、
    一方の接続金具(39)に、1次コイルボビン(15)をケース
    (7) に挿入したときに該ケース(7) 側の1次端子(11)に
    接触又は近接する1次端子接続部(45)を設け、他方の接
    続金具(40)に、1次コイルボビン(15)をケース(7) に挿
    入したときに該ケース(7) 側のアース端子(12)に接触又
    は近接するアース端子接続部(46)と、両コイルボビン(1
    5)(16)を嵌合させたときに後者の2次コイル端接続部(3
    2)に接触又は近接する2次コイル接続部(50)とを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装
    置。
  3. 【請求項3】 2次コイルボビン(16)における前記開口
    部(6) 側の端部に、2次コイル(10)の一端に接続され且
    つ2次コイルボビン(16)をケース(7) に挿入したときに
    該ケース(7) 側の2次端子(13)に接続又は近接する2次
    コイル端接続部(31)と、2次コイル(10)の他端に接続さ
    れた2次コイル端接続部(32)とを備え、1次コイルボビ
    ン(15)における2次コイルボビン(16)よりも前記開口部
    (6) 側の端部で且つ鉄心(8) の両側に、1次コイル(9)
    の各端部と接続された一対の接続金具(39)(40)を設け、
    1次コイルボビン(15)をケース(7) に挿入したときに該
    ケース(7) から突出するように、一方の接続金具(39)に
    1次端子(11)を、他方の接続金具(40)にアース端子(12)
    を夫々一体に設けると共に、アース端子(12)側の接続金
    具(40)に、両コイルボビン(15)(16)を嵌合させたときに
    後者の2次コイル端接続部(32)に接触又は近接する2次
    コイル接続部(50)を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の内燃機関用点火装置。
  4. 【請求項4】 1次端子(11)とアース端子(12)との間の
    ケース(7) 側に基板収納部(25)を設け、この基板収納部
    (25)に収納される点火制御基板(14)のリード線(51)を1
    次端子(11)、アース端子(12)よりも内側で各接続金具(3
    9)(40)に接続したことを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の内燃機関用点火装置。
  5. 【請求項5】 2次コイルボビン(16)のボビン本体(27)
    の外周を軸方向に複数個の捲線区画(28)に区画する区画
    壁(29)を設け、ボビン本体(27)の外周に、その一端側の
    捲線区画(28)から他端側の捲線区画(28)へと順次2次コ
    イル(10)を捲線し、ボビン本体(27)の軸方向の両端の鍔
    部(60)(61)に、前記開口部(6) と反対の捲線区画(28)側
    から引き出して2次コイル端接続部(31)に接続される2
    次コイル端(35)を中継するための2次コイル端中継部(3
    3)(34)を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか
    に記載の内燃機関用点火装置。
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