JP2001196107A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JP2001196107A
JP2001196107A JP2000005126A JP2000005126A JP2001196107A JP 2001196107 A JP2001196107 A JP 2001196107A JP 2000005126 A JP2000005126 A JP 2000005126A JP 2000005126 A JP2000005126 A JP 2000005126A JP 2001196107 A JP2001196107 A JP 2001196107A
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JP
Japan
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side walls
press
pressure contact
pair
blades
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JP2000005126A
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English (en)
Inventor
Yuji Hatagishi
祐至 畑岸
Akira Maeda
章 前田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の圧接刃に電線を圧接した時に該一対の
圧接刃が開くことを防止して良好な接続状態を得ること
ができる圧接端子を提供する。 【解決手段】 底壁11の両側より上方にそれぞれ折り
曲げ成形された両側壁12,12間に電線挿入用の開口
部14を有すると共に、該両側壁12,12より内方に
それぞれ切り起こし成形されて相対向する一対の圧接刃
15,15を有する圧接端子10において、両側壁1
2,12の軸方向で且つ圧接刃15の成形範囲Hを越え
た範囲に打ち出し部16をそれぞれ形成してある。詳述
すると、両側壁12,12の各上縁12bに沿う電線挿
入用の開口部14に対向する略全域Lに打ち出し部16
をそれぞれ形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の圧接刃に電
線を圧接させる圧接端子に関し、特に、一対の圧接刃に
電線を圧接した時に該一対の圧接刃が開くことを防止す
る圧接端子に係わる。
【0002】
【従来の技術】この種の圧接端子として、図2,図3に
示す特開平10−79265号公報に開示されたものが
ある。この圧接端子1は、図2に示すように、その両側
壁2,2の前端部に図示しない相手端子と嵌合する略四
角筒状の電気接触部3を有すると共に、後端部に電線9
を支持する略四角筒状の電線支持部4を有している。
【0003】また、圧接端子1の両側壁2,2の電気接
触部3と電線支持部4との間の上端間及び下端間に電線
挿入用の上下一対の開口部5A,5Bを有している。ま
た、圧接端子1の両側壁2,2の上下一対の開口部5
A,5Bの略中央の上,下端縁2a,2bは内側へそれ
ぞれ折り返されて二重に形成してある。この上,下端縁
(折り曲げ部)2a,2bに対向する両側壁2,2の略
中央には、左右一対の圧接刃6,6を内方に切り起こし
成形することによりその前後にそれぞれ形成してある。
これにより、両側壁2,2の上,下端側の折り曲げ部2
a,2bに対向する略中央に、略矩形の切欠部2c,2
cがそれぞれ形成される。尚、図3に示すように、左右
各一対の圧接刃6,6間の隙間(圧接スロット)Sは電
線9の芯線9aの径よりも狭くなっている。
【0004】そして、図3,図4に示すように、電線9
の端末を上側の開口部5Aから挿入して前後にある左右
各一対の圧接刃6,6間の圧接スロットSに圧入する際
に、両側壁2,2の下端側の各折り曲げ部2b,2bを
コネクタハウジング7側の端子収容室の底壁8に形成さ
れた一対の平行溝8a,8aに嵌め込んで左右各一対の
圧接刃6,6の開きを抑制している。これにより、前後
にある左右各一対の圧接刃6,6に電線9を圧接して、
その絶縁被覆9bを剥ぎ取ることなく圧接端子1と電線
9の芯線9aとを導通させることができるようになって
いる。
【0005】尚、この圧接端子1に関する類似技術は、
特開平7−192777号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の圧接端子1では、両側壁2,2の上下側に開口部5
A,5Bがあると共に、該両側壁2,2の上下端側の折
り曲げ部2a,2bが前後の各圧接刃6,6間の間隔、
即ち、前後の各圧接刃6,6間の略成形範囲H内にしか
ないので、図4に示すように、折り曲げ部2a,2bの
前後端の所から両側壁2,2間が外方に開くように変形
して前後にある左右各一対の圧接刃6,6が開くおそれ
があった。これにより、図4に示すように、前後にある
左右各一対の圧接刃6,6に電線9の芯線9aが導通さ
れずに接続(導通)の信頼性が劣ったり、コネクタハウ
ジング7の端子収容室を押し広げて該コネクタハウジン
グ7を変形させてしまうために、相手コネクタと嵌合で
きなくなってしまうおそれがあった。
【0007】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、一対の圧接刃に電線を圧接し
た時に該一対の圧接刃が開くことを防止して良好な接続
状態を得ることができる圧接端子を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底壁
の両側より上方にそれぞれ折り曲げ成形された両側壁間
に電線挿入用の開口部を有すると共に、該両側壁より内
方にそれぞれ切り起こし成形されて相対向する一対の圧
接刃を有する圧接端子において、前記両側壁の軸方向で
且つ前記圧接刃の成形範囲を越えた範囲に打ち出し部を
それぞれ形成したことを特徴とする。
【0009】この圧接端子では、両側壁の軸方向で且つ
圧接刃の成形範囲を越えた範囲に打ち出し部をそれぞれ
形成したので、この各打ち出し部により両側壁の強度が
強くなる。その結果、一対の圧接刃に電線を圧接した時
に該一対の圧接刃が開くことがなくなる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の圧接端
子であって、前記両側壁の少なくとも前後側に各一対の
圧接刃をそれぞれ切り起こし成形すると共に、該両側壁
の各上縁に沿う前記電線挿入用の開口部に対向する略全
域に打ち出し部をそれぞれ形成したことを特徴とする。
【0011】この圧接端子では、両側壁の各上縁に沿う
電線挿入用の開口部に対向する略全域に打ち出し部をそ
れぞれ形成したので、この広範囲に形成された各打ち出
し部により両側壁の強度がより一段と強くなり、電線と
一対の圧接刃の接続の信頼性が向上する。その結果、圧
接端子が収容されるコネクタハウジングの変形等が防止
され、コネクタハウジングの相手コネクタへの嵌合不具
合も防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1(a)は本発明の一実施形態の圧接端
子10を示す斜視図、図1(b)は図1(a)のA−A
線に沿う断面図である。
【0014】この圧接端子10は、打ち抜いた一枚の金
属薄板(図示省略)をプレス加工することによって一体
に形成されたもので、その底壁11の両側より上方に折
り曲げ成形された両側壁12,12の前端部に図示しな
い相手コネクタの相手雄端子と嵌合する略四角筒状の電
気接触部13を有している。この電気接触部13より後
ろ側の両側壁12,12間の上面側が全て電線挿入用の
開口部14になっていると共に、該電線挿入用の開口部
14に対向する両側壁12,12の略中央には内方に切
り起こし成形して相対向する左右一対の圧接刃15,1
5を前後にそれぞれ有している。この各圧接刃15の形
成により、両側壁12,12の略中央には略矩形の切欠
部12a,12aが形成される。
【0015】また、両側壁12,12の各上縁12bと
各圧接刃15の上縁との間の軸方向には、前後の圧接刃
15,15間の成形範囲Hを越えた範囲である電線挿入
用の開口部14に対向する略全域Lに渡って内側へU字
状に突出するように打ち出し部16をそれぞれプレス加
工等により打ち出し形成してある。尚、前後にある左右
各一対の圧接刃15,15間の隙間(圧接スロット)は
電線9の芯線9aの径よりもそれぞれ狭くなっている。
【0016】以上実施形態の圧接端子10によれば、図
1の矢印に示すように、電線9の端末を電線挿入用の開
口部14から挿入して前後にある左右各一対の圧接刃1
5,15間の圧接スロットに圧入する際に、前後にある
左右各一対の圧接刃15,15が開こうとするが、両側
壁12,12の各上縁12b寄りの軸方向には、電線挿
入用の開口部14に対向する略全域Lに渡って内側へU
字状に突出するように打ち出し部16がそれぞれ形成し
てあるので、両側壁12,12の強度が強くなり、前後
にある左右各一対の圧接刃15,15が開くことがなく
なり、また、各圧接刃15を支点として両側壁12,1
2が従来のように外側へ開く方向に変形することがな
い。これにより、前後にある左右各一対の圧接刃15,
15に電線9が圧接されて、その絶縁被覆9bが剥ぎ取
られることなく圧接端子10と電線9の芯線9aとが導
通する。
【0017】このように、両側壁12,12の各上縁1
2b寄りの軸方向で且つ前後の各圧接刃15,15間の
成形範囲Hを越えた範囲である電線挿入用の開口部14
に対向する略全域Lに渡って内側へU字状に突出するよ
うに打ち出し部16を形成したので、この広範囲Lに渡
って形成された各打ち出し部16により両側壁12,1
2の強度はより一段と向上し、前後にある左右各一対の
圧接刃15,15に電線9を圧接した時に該左右各一対
の圧接刃15,15が開くことが防止され、電線9と左
右各一対の圧接刃15,15の接続の信頼性が向上す
る。その結果、圧接端子10が収容される図示しないコ
ネクタハウジングの変形等が防止され、該コネクタハウ
ジングの相手コネクタへの嵌合不具合も防止される。
【0018】尚、前記実施形態によれば、電線挿入用の
開口部に対向する両側壁の前,後に左右各一対の圧接刃
を形成した場合について説明したが、前,中,後にそれ
ぞれ左右各一対の圧接刃を形成した場合等にも前記実施
形態を適用できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、両側壁の軸方向で且つ圧接刃の成形範囲を越え
た範囲に打ち出し部をそれぞれ形成したので、この各打
ち出し部により両側壁の強度を向上させることができ、
一対の圧接刃に電線を圧接した時に該一対の圧接刃が開
くことを防止することができる。
【0020】請求項2の発明によれば、両側壁の各上縁
に沿う電線挿入用の開口部に対向する略全域に打ち出し
部をそれぞれ形成したので、この広範囲に形成された各
打ち出し部により両側壁の強度をより一段と向上させる
ことができ、電線と一対の圧接刃の接続の信頼性を向上
させることができる。その結果、圧接端子が収容される
コネクタハウジングの変形等を防止することができ、コ
ネクタハウジングの相手コネクタへの嵌合不具合も防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態の圧接端子を示す
斜視図、(b)は同図(a)中A−A線に沿う断面図で
ある。
【図2】従来例の圧接端子の斜視図である。
【図3】前記従来例の圧接端子とコネクタハウジングの
端子収容室の底壁との関係を示す断面図である。
【図4】前記従来例の圧接端子の問題点を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10 圧接端子 11 底壁 12,12 両側壁 12b 上縁 14 電線挿入用の開口部 15,15 一対の圧接刃 16 打ち出し部 H 圧接刃の成形範囲 L 開口部に対向する略全域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の両側より上方にそれぞれ折り曲げ
    成形された両側壁間に電線挿入用の開口部を有すると共
    に、該両側壁より内方にそれぞれ切り起こし成形されて
    相対向する一対の圧接刃を有する圧接端子において、 前記両側壁の軸方向で且つ前記圧接刃の成形範囲を越え
    た範囲に打ち出し部をそれぞれ形成したことを特徴とす
    る圧接端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接端子であって、 前記両側壁の少なくとも前後側に左右各一対の圧接刃を
    それぞれ切り起こし成形すると共に、該両側壁の各上縁
    に沿う前記電線挿入用の開口部に対向する略全域に前記
    打ち出し部をそれぞれ形成したことを特徴とする圧接端
    子。
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