JPH103956A - 雄端子金具 - Google Patents

雄端子金具

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JPH103956A
JPH103956A JP15267096A JP15267096A JPH103956A JP H103956 A JPH103956 A JP H103956A JP 15267096 A JP15267096 A JP 15267096A JP 15267096 A JP15267096 A JP 15267096A JP H103956 A JPH103956 A JP H103956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male terminal
tab
terminal fitting
tip
male
Prior art date
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Pending
Application number
JP15267096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Osawa
寛樹 大澤
Osamu Kawase
治 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP15267096A priority Critical patent/JPH103956A/ja
Publication of JPH103956A publication Critical patent/JPH103956A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブの先端部分の厚さ方向に円味を持たせて
円滑な挿入作業を行える雄端子金具を提供する。 【解決手段】 雄端子用素材2を金属薄板材から型抜き
するときに、タブ3となる部分の先端に突入部4となる
部分を突設させておく。雄端子用素材2を折曲げ形成し
て雄端子金具1を作成するときには、タブ3の先端部は
後方に折曲げて形成される。このようにすると突入部4
は厚さ方向に円味を持たせた構造となる。このため、雄
端子金具1を雄ハウジングや雌端子に挿入するさいにも
引っ掛かりがなく円滑に作業を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌端子金具に挿入
して電気的な接触を行う雄端子金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コネクタにおいて雌端子に挿入して電気
的接続を行う雄端子金具の一つとして、挿入部分がタブ
状になっているタブタイプのものがある。図6、7には
タブタイプの雄端子金具21を示した。このような種類
の雄端子金具21は、打ち抜き成形された金属薄板を折
曲げて製造される。雄端子金具21の後端部には図示し
ない電線を圧着する二種類のバレル22、23が形成さ
れると共に、前端部には金属薄板を中央で二重に折り重
ねたタブ24が延出している。タブ24の先端の突入部
25では、雄端子金具21が図示しない雌端子金具に設
けられた孔に挿入しやすいように、テーパー状をなして
いる。
【0003】図8にはタブ24の先端部の展開状態を示
した。この部分は、金属薄板を長さ方向に中央部24A
と左右部24Bの三部に分割し、左右部24Bを中央部
24Aに向けて折込むことでタブ24が作成される。左
右部24Bの各々の幅は、中央部24Aの幅の半分に設
定されているので、このように折込むとタブ24は金属
薄板が二枚重ねされていることになる。中央部24Aと
左右部24Bの折れ目には長さ方向に切込み26が入っ
ているため、タブ24の折込みに際して折曲げ形成し易
くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タブ2
4は金属薄板材からプレスによって打ち抜かれたもので
あるため、突入部25を含めその端縁は鋭利なものとな
っている。したがって、雄端子金具21をコネクタハウ
ジングのキャビティ内に挿入する場合に、突入部25が
キャビティの内壁に引っ掛かりやすい。このため、ハウ
ジング側に損傷を与えたり、タブ24自体が変形してし
まうことが懸念される。また、このことは雌雄ハウジン
グ同士の嵌合時にも生じ得ることが懸念される。
【0005】本発明は上記のような問題点に鑑みて創意
されたものであり、その目的とするところは、タブの先
端部分の厚さ方向に円味を持たせて円滑に挿入作業を行
える雄端子金具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、前部には雌端子金具に挿通する
タブ状の差込部を持っている雄端子金具であって、差込
部の先端部分は後方に折返して形成されることを特徴と
する雄端子金具である。請求項2の発明は、請求項1に
記載するものであって、前記差込部における折り返し縁
には幅方向から切り込みが入れられていることを特徴と
する雄端子金具である。
【0007】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載するものであって、前記差込部における前記後
方折り返し部分の残余の部分も、この後方折り返し部分
と同一面側へ折り返されることによって差込部全体がほ
ぼ面一をなすように形成されていることを特徴とする雄
端子金具である。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の発明によれ
ば、雄端子の差込部の先端部分は、後方に折返し形成さ
れているため、折曲げ縁はエッジのない引っ掛かりにく
い構造となっている。このため、雄端子を雄ハウジング
や雌端子に挿入する際にも、作業が円滑に行われる。ま
た、これらの部材を損傷させることがない。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、差込部の
先端部分は、幅方向から切込みがいれられている。この
ため、差込部の先端部分を成形するときにも切込みの部
分が他の部分よりも折れ曲がりやすく、容易に後方に折
返すことができる。また、請求項3に記載の発明によれ
ば、差込部の全体が面一状態に形成されている。このた
め、雄端子金具を雌端子金具に挿通した状態では、差込
部の全面で雌端子金具と接触するため、良好な接触状況
が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3を参照して説明する。図2には雄端子金具1の全
体を示した。雄端子金具1の前部には折曲げ形成された
タブ3(本発明の差込部に相当する。)が、後部には図
示しない電線を圧着するバレル6、7が配されている。
【0011】バレルは二種類に分かれており、後端側に
はインシュレーションバレル6が、その前部には所定の
距離を隔ててワイヤバレル7が設けられている。二種類
のバレル6、7は、雄端子金具1の両側部から斜め上方
に向かって立っている。インシュレーションバレル6
は、電線被覆の先端を圧着し、ワイヤバレル7は芯線部
分を圧着する。ところで、雄端子金具1は、一枚の導電
性金属薄板材から雄端子用素材2を打抜き成形した後
に、これを所定形状に折曲げて作成される。以下では、
本発明に係る部分のみを詳細に説明する。図1には、雄
端子金具1を折曲げ形成する前の導電性の雄端子用素材
2のタブ3の部分を示している。
【0012】図示しない母材としての金属薄板材から雄
端子用素材2をプレスにより打抜いた後には、加工の特
性として雄端子用素材2の端縁部分には板面にほぼ垂直
に切り落とされて鋭くエッジが立った状態になってい
る。雄端子用素材2の前部にはタブ3となる部分があ
る。タブ3となる部分は長片状に形成され、さらに中央
部3Aと左右部3Bとに分かれる。左右部3Bの幅は、
おのおの中央部3Aの幅の半分になっている。このた
め、雄端子用素材2を折曲げ形成するときには、左右部
3Bの端縁がそれぞれ中央部3Aの中心線に揃うように
して折曲げると、その部分は金属薄板の二枚分の厚さと
なって、補強が図られる。
【0013】タブ3となる部分の中央部3A先端には図
示しない雌端子金具への突入部4(本発明の差込部の先
端部分に相当する。)となる部分が延出している。突入
部4は中央部3Aと同幅をもって突出し、かつその中央
部で左右対称に円みを帯びつつくびれている。したがっ
て、突入部4はこのくびれ部5を境にして二分割され、
くびれ部5を折り返し縁としてその先端側部分を折り返
したときには、整合状態で重なり合うことができる。雄
端子用素材2の前部にあるタブ3部分を折込み形成する
ときには、タブ3の左右部3Bを図示表面側へ折曲げて
それらの端縁が中央部3Aの中心線に揃えるようにして
おく。
【0014】突入部4の形成には、くびれ部5より先端
の部分を後方へ折り返して対応部分に整合して重なり合
わせる。こうして、突入部4の折返しがその後方(左右
部3Bと中央部3A)の折返しと同一面側になされれ
ば、これらはほぼ面一に連続する。この場合、タブ3お
よび突入部4ともに、折曲げた部分が浮き上がらないよ
うに隙間を潰すようにして折曲げ形成する。このため、
雄端子金具1のタブ3部分の全体は金属薄板材を二枚重
ねした厚さを持つことになる。また、突入部4の折り返
し縁付近は圧潰されて先細りテーパー状に形成され、図
示しない雌端子に挿入しやすくしている。
【0015】このように、タブ3の先端にある突入部4
は後方への折返しによって形成されているため、突入部
4の先端縁はエッジのない丸みを帯びた状態となってい
る。上記のように構成された本実施形態によれば、突入
部4が折り返しによって形成されているため、その折曲
げ縁が突入部4の先端となる。したがって、ここはプレ
スによる打ち抜き後のエッジではなく、丸みを帯びた縁
となる。そのため、雄端子金具1を雄ハウジングに挿入
するさいにも引っ掛かりが起こることはなく、雄端子金
具1自体の変形あるいは雄ハウジングに対する損傷を回
避することができる。
【0016】また、本実施形態では突入部4が折り返し
によって形成されているが、その他の部分も同方向に折
り返されかつ突入部とほぼ面一をなすようにしているた
め、雌端子金具との嵌合時はタブ全体が雌端子金具の接
続部分と接触するため、電気的に良好な接合状態を得る
ことができる。このときにも、雄端子金具1の先端は丸
みを帯びた構造となっているため、雌端子金具への嵌合
時においても損傷が回避される。
【0017】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 雄端子用素材2の打ち抜きにさいしてタブ3先端の突
入部4に幅方向からくびれ部5を入れた構造としたが、
このようなくびれ部5を設けず、単に切り込みを設ける
ものであっても良い。 雄端子用素材2の打ち抜きにさいしては、従来例に示
すようにタブの中央部3Aと左右部3Bの長さ方向に切
込みがあっても良い。 本実施形態において、タブ3部分は金属薄板材が面一
に二枚厚とされている。しかし、突入部4の根元の強度
は、金属薄板材が一枚厚のものになっている。このた
め、この部分の強度はタブ3の他の部分の強度よりも劣
る。これを解決するため、雄端子用素材の打ち抜きのさ
いに、突入部としてタブの中央部と同じ幅でタブの二倍
の長さを持つ細長い長方形を設けておく。折込み形成の
ときに、この部分をタブの中央部全体に折り重ねる(図
4を参照)。さらに、この上に左右部を折り重ねること
により、突入部の根元の強度は、金属薄板材が二枚厚の
ものとなり強度が確保される(図5を参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄端子用素材の折り曲げ前のタブ先端部の斜視
【図2】雄端子金具の斜視図
【図3】雄端子金具のタブ先端部の斜視図
【図4】雄端子用素材の折り曲げ前のタブ先端部の斜視
【図5】雄端子金具のタブ先端部の斜視図
【図6】従来の雄端子金具の斜視図
【図7】従来の雄端子金具のタブ先端部の斜視図
【図8】従来の雄端子用素材の折り曲げ前のタブ先端部
の斜視図
【符号の説明】
1…雄端子金具 2…雄端子用素材 3…タブ(差込部) 3A…中央部 3B…左右部(後方折り返し部分の残余の部分) 4…突入部(差込部の先端部分) 5…くびれ部(折り返し縁) 6…インシュレーションバレル 7…ワイヤバレル 10…突入部(差込部の先端部分) 11…タブ(差込部) 11A…中央部 11B…左右部(後方折り返し部分の残余の部分)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部には雌端子金具に挿通するタブ状の
    差込部を持っている雄端子金具であって、 差込部の先端部分は後方に折返して形成されることを特
    徴とする雄端子金具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものであって、前記
    差込部における折り返し縁には幅方向から切り込みが入
    れられていることを特徴とする雄端子金具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載するものであっ
    て、前記差込部における前記後方折り返し部分の残余の
    部分も、この後方折り返し部分と同一面側へ折り返され
    ることによって差込部全体がほぼ面一をなすように形成
    されていることを特徴とする雄端子金具。
JP15267096A 1996-06-13 1996-06-13 雄端子金具 Pending JPH103956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15267096A JPH103956A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 雄端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15267096A JPH103956A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 雄端子金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH103956A true JPH103956A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15545539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15267096A Pending JPH103956A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 雄端子金具

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JP (1) JPH103956A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4577785A (en) * 1979-04-13 1986-03-25 Nippon Kokan Kabushiki Kaisha Hinged rotary nozzle
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