JP2001195923A - ワイヤハーネス用取付部材 - Google Patents

ワイヤハーネス用取付部材

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JP2001195923A
JP2001195923A JP2000001327A JP2000001327A JP2001195923A JP 2001195923 A JP2001195923 A JP 2001195923A JP 2000001327 A JP2000001327 A JP 2000001327A JP 2000001327 A JP2000001327 A JP 2000001327A JP 2001195923 A JP2001195923 A JP 2001195923A
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JP
Japan
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wire harness
mounting member
base
base portion
vehicle
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JP2000001327A
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English (en)
Inventor
Masatomo Motokawa
正智 本川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の解体作業において、車両からワイヤハ
ーネスを取り外す作業性を向上することのできるワイヤ
ハーネス用取付部材及びそれを組み込んだワイヤハーネ
スを提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネスに沿って軸線方向に延び
るベース部と、該ベース部の長手方向中間部分に設けら
れた車体に取付可能な係合部とからなるワイヤハーネス
用取付部材において、該ベース部の少なくとも一方の側
部にベース本体と一体に形成された突出部を有し、該突
出部はベース本体との接続部位に軸線方向に沿った前後
溝を有し、該前後溝は該突出部に対し上記接続部位にお
いてそれぞれ板厚方向にテーパー状の刃部を形成するよ
うに設けられていることを特徴とするワイヤハーネス用
取付部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に配索された
ワイヤハーネスを車体から取り外す際に、その作業性を
向上させることのできるワイヤハーネス用の取付部材及
びそれを組み込んだワイヤハーネスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】環境問題の認識の高まりのなか、資源の
有効利用への関心が益々高まっている。このような問題
は、廃棄処分された車両についても例外ではない。特
に、近時の電子制御化された車両が使用しているワイヤ
ハーネスの量は膨大であり、これを無視することはでき
なのが現状である。
【0003】このような実状から、現在においてもワイ
ヤハーネスのリサイクルが行われているが、車両からワ
イヤハーネスを取り外すための作業が容易ではないとい
う問題がある。この点について、図1〜図3を参照して
以下に詳しく説明する。
【0004】ワイヤハーネス2は、複数本の電線の束W
を束ねてその回りにテープを巻回することにより作られ
ており、電線の束Wの端に連結したコネクタ3を介して
車両内の電気系統との接続が行われる。ワイヤハーネス
2は、一般的に、その途中に、係止具つまりワイヤハー
ネス用取付部材6がテープ5によってしっかりと取付け
られ、このワイヤハーネス用取付部材6を利用して車体
Bに対するワイヤハーネス2の取り付けを行うのが通例
である。このワイヤハーネス用取付部材6は、図3に示
すように、板状のベース部9と、錨状の係合部4からな
り、図2に示すように、この係合部4を車体Bの透孔の
中に嵌め込むことによって車体Bに固定されるようにな
っている。
【0005】このワイヤハーネス用取付部材6を利用し
て車両に配索したワイヤハーネス2は、これを車両から
取り外すときには、ワイヤハーネス用取付部材6に引張
力を与えて車体Bの透孔から強制的に外すことが行われ
る。しかしながら、ワイヤハーネス用取付部材6は、そ
の構造から車体に強力に固定されており、かつ、一般的
には1つのハーネスに複数のワイヤハーネス用取付部材
を用いる場合が多く、これら全てを外すことは時間と労
力を要する作業であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の解体
作業において、車両からワイヤハーネスを取り外す作業
性を向上することのできるワイヤハーネス用取付部材及
びそれを組み込んだワイヤハーネスを提供することをそ
の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ワイヤ
ハーネスに沿って軸線方向に延びるベース部と、該ベー
ス部の長手方向中間部分に設けられた車体に取付可能な
係合部とからなるワイヤハーネス用取付部材において、
該ベース部の少なくとも一方の側部にベース本体と一体
に形成された突出部を有し、該突出部はベース本体との
接続部位に軸線方向に沿った前後溝を有し、該前後溝は
該突出部に対し上記接続部位においてそれぞれ板厚方向
にテーパー状の刃部を形成するように設けられているこ
とを特徴とするワイヤハーネス用取付部材が提供され
る。また、本発明によれば、前記ワイヤハーネス用取付
部材がワイヤハーネス本体に対して接着テープの巻回に
より組み込まれてなるワイヤハーネスが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好ま
しい実施例により詳細に説明する。図4(a)は本発明
のワイヤハーネス用取付部材を示した斜視図である。こ
のワイヤハーネス用取付部材20は、ベース部9の長手
方向中央部分側面に変形T字型の突出部8及び8’を一
体に有している。そしてベース部9の本体と各突出部
8、8’の接続部位(首部)7,7’には、軸線方向に
沿った前後溝10f、10b、10’f、10’bがそ
れぞれ形成されている。この前後溝10f、10b、1
0’f、10’bは、上記首部7,7’において該突出
部8,8’に対し、それぞれ板厚方向にテーパー状の刃
部10f、10b、10’f、10’bを形成するよう
に設けられている。図4(b)にその様子を図4(a)
のX−X切断面図で示す(刃部11f、11b)。刃部
11f、11b、11’f、11’bのテーパー角度は
固定用テープの切断に適した角度に設定する。
【0009】図5は、上述したワイヤハーネス用取付部
材20をワイヤハーネス2に取り付けた状態を示す。ワ
イヤハーネス用取付部材20のワイヤハーネス2への取
付は、ワイヤハーネス2と一緒にベース部9の両端部分
にテープ5及び5’で巻着して、このベース部9をワイ
ヤハーネス2に固定する。
【0010】車両の解体時にワイヤハーネス2を車体か
ら外す作業は、図6(a)に示すようにワイヤハーネス
2を矢印方向に引っ張ることにより行われる。ワイヤハ
ーネス用取付部材20は車体に強固に固定されており、
この状態でワイヤハーネス2を一方の方向に引くと、ベ
ース部9を固定してあるテープ5’はベース部9の長手
方向中央部分側面に設けられた変形T字型の突出部8及
び8’の首部7、7’に掛かる。この状態のY−Y線に
沿った断面を図6(b)に示す。この状態のままさらに
ワイヤハーネス2を引くとテープ5’は首部7に設けら
れた刃部11f、11b、11’f、11’bによって
切断される。同時に、ベース部9を固定してあるテープ
5からベース部9が抜けて外れ、ワイヤハーネス用取付
部材10を車体側に残したままワイヤハーネス2だけを
車体から外すことができる。上記においてワイヤハーネ
スを逆方向に引いた場合においても、全く同様な作用で
テープの切断が行われる。
【0011】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例
えば前記実施例では変形T字型の突出部がベース部9を
固定するテープを確実にとらえるために、変形T字型の
突出部8及び8’はベース部9の両側面にそれぞれ1つ
ずつ設けられているが、本発明の目的を達成させるため
にはベース部9の少なくとも片側に1つ設けられていれ
ばよい。
【0012】又、前記実施例においては、ベース部9の
長手方向中央部分側面に設けた突出部を変形T字型とし
たが、突出部の形状はこれに限定されるものではなく、
テープ5又は5’を切断するための刃が形成されていれ
ばよい。また、前記実施例においては、ベース部9は板
形状の平板であったが、幅方向においてワイヤハーネス
の湾曲にならった形状としてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、車両解体作業におけるワイヤハーネスの取外しにお
いて、これまでのワイヤハーネス用取付部材に引張力を
与えて車体の透孔から強制的に外すことなく、ワイヤハ
ーネスを一方に引っ張ることにより自動的にワイヤハー
ネス固定用テープが切断され、ワイヤハーネスのみを車
体から容易に取り外すことができる。従って、分別回収
を作業性良く行うことが可能となる。また、本発明のワ
イヤハーネス取付部材の刃部はベース部と突出部との一
体成形により形成することができるのでコスト面でも有
利である。さらに、本発明のワイヤハーネス用取付部材
は、溝内に刃部を有しているので、他の部品を損傷させ
たり、作業者に怪我をさせることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネスの一般的な構造を示すワイヤハ
ーネスの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】一般的なワイヤハーネス用取付部材の斜視図で
ある。
【図4】(a)実施例のワイヤハーネス用取付部材の斜
視図である。 (b)図4(a)のX−X線に沿った断面図である。
【図5】図4(a)に示す実施例のワイヤハーネス用取
付部材を組み込んだワイヤハーネスの斜視図である。
【図6】(a)図5に示す一般的なワイヤハーネス用取
付部材を組み込んだワイヤハーネスのワイヤハーネスの
みを一方に引いた状態を示す斜視図である。 (b)図6(a)のY−Y線に沿った断面図である。
【符号の説明】
2 ワイヤハーネス 4 係合部 5、5’ ワイヤハーネス用取付部材をワイヤハーネス
に固定するためのテープ 7 変形T字型突出部の首部分 8、8’ 変形T字型突出部 9 ベース部 20 ワイヤハーネス用取付部材 11 刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本川 正智 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G309 AA09 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに沿って軸線方向に延び
    るベース部と、該ベース部の長手方向中間部分に設けら
    れた車体に取付可能な係合部とからなるワイヤハーネス
    用取付部材において、 該ベース部の少なくとも一方の側部にベース本体と一体
    に形成された突出部を有し、該突出部はベース本体との
    接続部位に軸線方向に沿った前後溝を有し、該前後溝は
    該突出部に対し上記接続部位においてそれぞれ板厚方向
    にテーパー状の刃部を形成するように設けられているこ
    とを特徴とするワイヤハーネス用取付部材。
  2. 【請求項2】 請求項1のワイヤハーネス用取付部材が
    ワイヤハーネス本体に対して接着テープの巻回により組
    み込まれてなるワイヤハーネス。
JP2000001327A 2000-01-07 2000-01-07 ワイヤハーネス用取付部材 Pending JP2001195923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003033309A1 (fr) * 2001-10-16 2003-04-24 Yazaki Corporation Dispositif de fixation pour faisceau de cables

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