JP2001195074A - 車両用ホーン - Google Patents

車両用ホーン

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JP2001195074A
JP2001195074A JP2000002199A JP2000002199A JP2001195074A JP 2001195074 A JP2001195074 A JP 2001195074A JP 2000002199 A JP2000002199 A JP 2000002199A JP 2000002199 A JP2000002199 A JP 2000002199A JP 2001195074 A JP2001195074 A JP 2001195074A
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JP
Japan
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iron core
core
movable
fixed
horn
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000002199A
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English (en)
Inventor
Yoichi Inoue
陽一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動鉄心を軽量化してホーンの音圧アップを図
り、かつコイルボビンの樹脂の溶解によってホーンが鳴
りにくくなることを回避する。 【解決手段】可動鉄心4をダイアフラム2に取付け、該
可動鉄心4にエアギャップGを存して対向するようにケ
ース体1の底面部1aに固定鉄心3を取付けるにあた
り、該エアギャップGの位置を、該固定鉄心3を外嵌す
るコイルボビン5に巻装される励磁用コイル6の巻装位
置よりも可動鉄心4側に位置させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自動二輪
車等の車両に搭載される車両用ホーンの技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の車両用ホーンは、図2に
示すごとく、有底筒状をしたケース体20の開口部を覆
蓋するようにして設けられるダイアフラム21と、該ダ
イアフラム21に取付けられる可動鉄心22と、該可動
鉄心22にエアギャップAを存して対向するようケース
体底面部20aに固定される固定鉄心23と、該固定鉄
心23を外嵌するようにしてケース体底面部20aに取
付けられるコイルボビン24と、該コイルボビン24に
巻装される励磁用コイル25とを備えて構成し、固定鉄
心23の磁化−消磁を繰返すことで可動鉄心22の吸引
−復帰を繰返し行わせ、これによってダイアフラム21
を振動させて発音するように構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
ものは、可動鉄心22と固定鉄心23との間に確保され
るエアギャップAの位置を、前記励磁用コイル25の巻
装位置にオーバーラップする位置、つまりコイルボビン
24に形成される筒孔内に入り込む位置になるように設
定されていたから、その分、可動鉄心22は軸長方向に
長くなって重量が重くなり、この重い重量の可動鉄心2
2を吸引状態から円滑に復帰させるためにはバネ定数の
大きいダイアフラム21を採用しなければならず、この
ため吹鳴電圧幅が小さくなって音圧が下がるという問題
があった。さらに、コイルボビン24は樹脂製であるた
め、連続吹鳴させること等により励磁用コイル25が高
温になってコイルボビン24が溶解することが想定さ
れ、この場合、該溶けた樹脂が、コイルボビン24内に
入り込む可動鉄心22の吸引−復帰の円滑な移動を妨
げ、ひどいときには可動鉄心22を固定してホーンが鳴
らなくなることが考えられ、ここに本発明が解決すべき
課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、有底筒状をしたケース体の開口部
を覆蓋するようにして設けられるダイアフラムと、該ダ
イアフラムに取付けられる可動鉄心と、該可動鉄心にエ
アギャップを存して対向するようケース体底面部に固定
される固定鉄心と、該固定鉄心を外嵌するようにしてケ
ース体底面部に取付けられるコイルボビンと、該コイル
ボビンに巻装される励磁用コイルとを備えて車両用ホー
ンを構成するにあたり、前記エアギャップ位置を、上記
励磁用コイル巻装位置よりも可動鉄心側に位置させたこ
とを特徴とするものである。そして、このようにするこ
とによって、可動鉄心を軸長方向に短くして、軽量化を
図ることができて、ダイアフラムをバネ定数の小さいも
のにできる。また、従来のもののように、可動鉄心がコ
イルボビン内に入り込むことがないので、コイルボビン
の樹脂が溶け出したとしても、可動鉄心の吸引−復帰の
移動を妨げることがなく、ホーンが鳴らなくなるような
事態を回避することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
に基づいて説明する。図面において、1は車両用の平型
ホーンを構成する有底筒状のケース体であって、該ケー
ス体1は底面部1a側に位置する小径の小径筒部1b
と、該小径筒部1bとは段差部1cを介する状態で大径
の大径筒部1dとが同芯状に一体形成されている。さら
に、大径筒部1dの周端縁部には外径側に拡開したフラ
ンジ部1eが形成され、開口端縁部を覆蓋するダイアフ
ラム2の外周縁部2aが折返し状にカシメ固定されてい
る。前記ケース体1の底面部1aには固定鉄心3の基端
部がケース体1と同芯となる状態で固定ナット3aを介
して螺装されているが、固定鉄心3の先端部は底面部1
aを貫通して、後述する可動鉄心4とエアギャップGを
存して対向するように芯方向位置調整自在に突出してい
る。前記固定鉄心3には、ケース体底面部1aに固定さ
れ小径筒部1bに収納されるコイルボビン5が外嵌され
ている。該コイルボビン5は、筒形状をしたコイルボビ
ン筒部5aと、該コイルボビン筒部5aの両筒端部に一
体形成される第一鍔部5bと第二鍔部5cとを備えてお
り、第一鍔部5bと第二鍔部5cとの間に、コイルボビ
ン筒部5aの周回り方向に励磁用コイル6が巻装される
構成となっている。尚、5dは、固定鉄心3が内嵌され
るコイルボビン5の筒孔部である。
【0006】一方、可動鉄心4は、ダイアフラム2の中
央部に一体的に設けられる基端部4aと、段差部4bを
介して先端部4cとから形成されている。そして、可動
鉄心4の先端部4cは、前述したように固定鉄心3にエ
アギャップGを存して対向している。ここで、該エアギ
ャップGの位置は、コイルボビン5に巻装される励磁用
コイル6の巻装位置よりも可動鉄心側に位置させるよう
に設定されている。即ち、可動鉄心4の固定鉄心側の対
向面である先端部4cは、コイルボビン5の第一鍔部5
bの内側面より筒孔部5d側に入り込まないように設定
されている。
【0007】さらに、前記ケース体1には固定接点7、
可動接点8が固定されているが、可動接点8の接点プレ
ート8aの先端部は、可動鉄心4の段差部4bにより押
し下げられるとOFFになるように設定されている。固
定接点7、可動接点8は、図示しない外部電源および励
磁用コイル6にそれぞれ配線接続されており、これら各
接点7、8がON−OFF(当接−離間)切換えするこ
とに基づいて、励磁用コイル6が通電−非通電状態に切
り換って、これに伴い固定鉄心3が磁化−消磁状態とな
るように設定されている。
【0008】すなわち、可動接点8が固定接点7に当接
して励磁用コイル6に通電がなされると固定鉄心3が磁
化状態となり、可動鉄心4が固定鉄心3側に吸引され、
可動鉄心4の先端部4cがダイアフラム2の弾性力に抗
して移動するように設定されている。このとき、可動鉄
心4が固定鉄心3に近接する方向に移動して固定鉄心3
との間が前記エアギャップGよりも狭い所定ストローク
となると、これに伴い可動接点8と固定接点7との接続
が解除(OFF、離間)される。これによって励磁用コ
イル6が非通電状態となって固定鉄心3が消磁され、可
動鉄心4はダイアフラム2の弾性復元力により元位置に
復帰するように設定されている。そして復元状態では、
再び可動接点8、固定接点7同志が当接して励磁用コイ
ル6に通電がなされて可動鉄心4が固定鉄心3に吸引さ
れることとなり、このような励磁用コイル6の通電−非
通電が繰返されることによって、可動鉄心先端部4cと
固定鉄心3が衝突することにより発生した衝撃に可動鉄
心4に一体的に設けた共鳴板9が共鳴して吹鳴音を発音
する設定となっている。尚、Sは車両への取付け用のス
テーである。因みに、本実施の形態では平型ホーンにつ
いて説明するが、図示しない渦巻状の共鳴筒を設けた所
謂渦巻きホーンのような共鳴型ホーンについては、前述
した励磁用コイルの通電−非通電の繰返しによるダイヤ
フラムの振動を受けて共鳴管が共鳴して吹鳴音を発音す
る設定となっており、このようなホーンにも本発明を実
施できることはいうまでもない。
【0009】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、車両用ホーンHは図示しないホーン操作具の
操作に基づいて励磁用コイル6の通電−非通電状態が繰
返しなされることで発音することとなる。この場合、可
動鉄心4と固定鉄心3との間に存するエアギャップG
は、励磁用コイル6のコイル巻装位置よりも可動鉄心4
側に位置し、可動鉄心4は、励磁用コイル6の通電−非
通電状態に係わらず、コイルボビン5の筒孔部5d内に
入り込まないように設定されている。その結果、可動鉄
心が筒孔部内に入り込むように位置する従来のもののよ
うに、可動鉄心が軸長方向に長くなり、その分重量が重
くなってバネ定数の大きなダイアフラムを採用する必要
がなくなって、周波数を容易にあげて音圧をアップさせ
たホーンにすることができる。
【0010】またこのものでは、可動鉄心4をコイルボ
ビンの筒孔部5d内に入り込ませないので、従来のもの
のように、連続吹鳴時に励磁用コイルが高温になって樹
脂製コイルボビンの樹脂が溶け出しコイルボビンの筒孔
部内に堆積して、可動鉄心の吸引−復帰の移動を妨げて
ホーンが鳴らなくなるような事態を構成上、回避するこ
とができる。さらにこのものでは、可動鉄心4を軽量化
してダイアフラム2のバネ定数を下げることができるた
め、ダイアフラムをカシメ固定するケース体1にかかる
負荷が軽減することによって、ケース体の強度がアップ
するという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ホーンの断面側面図である。
【図2】従来例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 ダイアフラム 3 固定鉄心 4 可動鉄心 5 コイルボビン 6 励磁用コイル G エアギャップ H 車両用ホーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状をしたケース体の開口部を覆蓋
    するようにして設けられるダイアフラムと、該ダイアフ
    ラムに取付けられる可動鉄心と、該可動鉄心にエアギャ
    ップを存して対向するようケース体底面部に固定される
    固定鉄心と、該固定鉄心を外嵌するようにしてケース体
    底面部に取付けられるコイルボビンと、該コイルボビン
    に巻装される励磁用コイルとを備えて車両用ホーンを構
    成するにあたり、前記エアギャップ位置を、上記励磁用
    コイル巻装位置よりも可動鉄心側に位置させたことを特
    徴とする車両用ホーン。
JP2000002199A 2000-01-11 2000-01-11 車両用ホーン Pending JP2001195074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103021394A (zh) * 2012-12-05 2013-04-03 哈尔滨固泰电子有限责任公司 短轴向距离结构的汽车电喇叭及发声方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103021394A (zh) * 2012-12-05 2013-04-03 哈尔滨固泰电子有限责任公司 短轴向距离结构的汽车电喇叭及发声方法

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