JP2607720Y2 - 電気式警音器 - Google Patents

電気式警音器

Info

Publication number
JP2607720Y2
JP2607720Y2 JP1993011854U JP1185493U JP2607720Y2 JP 2607720 Y2 JP2607720 Y2 JP 2607720Y2 JP 1993011854 U JP1993011854 U JP 1993011854U JP 1185493 U JP1185493 U JP 1185493U JP 2607720 Y2 JP2607720 Y2 JP 2607720Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
iron core
cylindrical portion
coil
bottom wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993011854U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0673799U (ja
Inventor
秀文 高橋
昭男 若井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP1993011854U priority Critical patent/JP2607720Y2/ja
Publication of JPH0673799U publication Critical patent/JPH0673799U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607720Y2 publication Critical patent/JP2607720Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等に使用され警報
音を発生させる電気式警音器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電気式警音器つまり電気式
ホーンを示す図であり、この図に示される警音器は実公
昭61−4952号公報に記載されたものと同様であ
る。図示されるように、ハウジング1の底部にはコイル
をボビンに巻き付けることにより形成された電磁石2が
収容されており、この電磁石2の中心に位置させてハウ
ジング1には固定鉄心つまりポール3が取り付けられて
いる。
【0003】ハウジング1の開口部はダイアフラム4に
より覆われており、可動鉄心つまりアーマチュアコア5
がダイアフラム4に締結されている。そして、この可動
鉄心5にはレゾネータつまり共鳴板6が連結されてい
る。ハウジング1には固定接点7と可動接点8とが設け
られ、これらの接点7、8は電磁石2のコイルに直列に
なるように配線され、コイルにはカプラ9を介して図示
しない電源からの電流が供給されるようになっている。
なお、固定鉄心3とハウジング1との間には外部から水
分が浸入するのを防止するために、図示しないシール材
が塗布されている。
【0004】両接点7、8は通常接触しており、図示し
ないホーンスイッチをオンすると両接点7、8を介して
電磁石2が励磁されて可動鉄心5が固定鉄心3に向けて
吸引される。吸引されると可動接点8は固定接点3から
離れて電磁石2が消磁されることになり、ダイアフラム
4の弾性力により可動鉄心5が元の位置に復帰される。
これにより、両接点7、8が接触して再度電磁石2が励
磁されることから、可動鉄心5が往復動し、共鳴板6が
振動して吹鳴音が発生する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】共鳴板6は吹鳴時に数
百ギガヘルツ程度の高い周波数で振動することになるの
で、電磁石2のハウジング1に対する固定が充分の強度
を有していないと、断線が節制したり、吹鳴音の劣化が
発生することになる。このため、図3に示されるよう
に、従来では、鉄板10を金属製のリベット11により
ハウジング1内に取り付けることにより、この鉄板10
によって電磁石2を強固にハウジング1に締結するよう
にしていた。
【0006】しかしながら、このような締結方式では鉄
板10とこれの取付けのためにリベット11等が必要と
なり、部品点数が増加してしまうだけでなく、警音器の
組立て工数の増大を招くことになる。
【0007】鉄板10を用いることなく、固定鉄心を利
用して電磁石2をハウジング1に締結するようにするこ
とも可能である。図4はこのようなタイプの警音器を示
す図であり、同様の警音器は実公昭60−25111号
公報に記載されている。
【0008】図4にあっては図3に示された部材と共通
する部材には同一の符号が付されている。図示するよう
に、固定鉄心3をハウジング1にかしめ付けることによ
り、この固定鉄心3を用いて電磁石2をハウジング1に
締結するようにしている。
【0009】しかしながら、このような警音器にあって
は、固定鉄心3の先端と可動鉄心5の先端との隙間を調
整することができないという問題点が発生する。
【0010】本考案の目的は、電磁石のコイルボビンを
利用してハウジングに対して電磁石を締結することによ
り、少ない部品により効率良く組立て作業を行い得るよ
うにした警音器を提供することである。
【0011】本考案の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0013】すなわち、本考案の電気式警音器は、底壁
を有する中心筒部と当該中心筒部から開口部に向けて広
がった拡開部とを有するハウジングに前記中心筒部に位
置させてコイルを設け、前記底壁の中心に固定鉄心を備
えるとともに前記開口部に配置されるダイアフラムに連
結された可動鉄心を備えてなる電気式警音器において、
前記底壁に外方に向けて突出して形成された筒部のねじ
孔に前記固定鉄心をねじ結合するとともに前記固定鉄心
に前記ハウジングを支持する支持部材をねじ結合し、前
記コイルが巻き付けられるコイルボビンを合成樹脂によ
り成形し、前記底壁に形成された貫通孔に嵌合される締
結部を、前記コイルボビンに一体成形された突起部を加
熱して変形させて前記締結部により前記コイルボビンを
ハウジングに固定し、前記締結部の高さを前記筒部の高
さと同一かそれ以下としたことを特徴とする。
【0014】
【作用】電磁石のコイルボビンに形成された締結部によ
り電磁石はハウジングに直接締結されることになる。締
結するには、予めコイルボビンに突出して形成された突
起部をハウジングに形成された貫通孔内に嵌合させた後
に、その突起部を熱かしめによって締結部をコイルボビ
ンと一体に形成することにより、電磁石は強固にハウジ
ングに締結されることになる。これにより、リベット等
の締結部材を設けることなく、コイルボビン自体をこれ
をハウジングに締結する部材としても利用して、少ない
部品で電磁石を取り付けることが可能となる。
【0015】さらに、ハウジングの底壁に外方に向けて
突出させて筒部を形成し、この筒部に固定鉄心がねじ結
合されるねじ孔を形成するようにしたので、固定鉄心を
ボビンに近づけることができ、効率向上が達成される。
【0016】
【実施例】以下、図示する本考案の一実施例に基づいて
本考案を詳細に説明する。図示する警音器のハウジング
20は、底壁20aを有する中心筒部20bとこの中心
筒部20bから開口部20cに向けて広がった拡開部2
0dとを有している。このハウジング20内には中心筒
部20bに位置させて電磁石21が配置されている。こ
の電磁石21は底部側と開口部側との2つの端板部22
a、22bと、これらを結ぶ円筒部22cとからなり合
成樹脂により成形されたコイルボビン22を有し、コイ
ルボビン22にはコイル23が巻き付けられている。
【0017】ハウジング20の開口部20cには、これ
を覆うようにダイアフラム24が配置されており、この
ダイアフラム24にはアーマチュア25が連結部材26
により取り付けられている。さらに、ダイアフラム24
には連結部材27によりレゾネータつまり共鳴板28が
取り付けられている。
【0018】底壁20aの中心部には、底壁20aをバ
ーリング加工することにより外方に向けて突出した筒部
29が形成されており、この筒部29に形成された雌ね
じに固定鉄心30がねじ結合されている。この固定鉄心
30には、警音器を支持するための支持部材つまりステ
ー31がナット32により締結されるようになってい
る。
【0019】コイルボビン22の端板部22bには、イ
ンシュレータ部33が一体に成形されており、このイン
シュレータ部33に可動部材34がリベット35により
止め付けられている。この可動部材34には可動接点3
6が設けられるとともに、先端部は連結部材26に設け
られたインシュレータ37に当接している。
【0020】ハウジング20には、固定部材38により
固定接点39が取り付けられており、この固定接点39
と可動接点36の何れか一方はコイル23の端子に接続
され、他方は電源端子に接続されるようになっている。
電源ケーブルはカプラ41に接続されるようになってお
り、このカプラ41はリベット35によりインシュレー
タ部33とともにハウジング20に締結されている。
【0021】ハウジング20の底壁20aには貫通孔4
2が形成されており、この貫通孔42を通りハウジング
20の外面に貫通孔42よりも大径となって突出する締
結部43がコイルボビン22の端板部22aに一体に成
形されている。
【0022】この締結部43は、図2に示されるよう
に、コイルボビン22を樹脂成形する際に予め端板部2
2aに突起部43aを成形しておき、この突起部43a
を貫通孔42に図示するように嵌合させた状態のもと
で、突起部43aを加熱して熱かしめすることにより、
二点鎖線で示されるように締結部43が形成される。こ
れにより、コイルボビン22の一部を利用して電磁石2
1をハウジング20に強固に締結することが可能とな
る。
【0023】このようにして組立てられた電気式警音器
は、図示しないホーンスイッチをオンすることにより共
鳴板28が振動して吹鳴音が発生することになる。組立
て後に固定鉄心30とアーマチュア25との間のギャッ
プGを調整する際には、ナット32を緩めて固定鉄心3
0を回動させる。これにより、ギャップGを変化させる
ことができ、所定のギャップGが設定される。
【0024】ギャップGの調整がなされたならば、支持
部材31を筒部29に密接させた状態でナット32を用
いて支持部材31がハウジング20に固定される。この
時筒部29の高さは、締結部43の高さと同じかそれよ
りも高く形成される。これにより、電磁石21をハウジ
ング20に固定するための部材が不要となり、電磁石2
1の固定を機械を用いて自動的に行うことが可能とな
る。
【0025】以上、本考案者によってなされた考案を実
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、図示する場合には締結部43は1つのみが示されて
いるが、この数は任意の数に設定するとが可能である。
【0026】
【考案の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0027】(1).電磁石をハウジングに締結するための
部材がコイルボビンと一体に形成されているので、電磁
石を締結するための鉄板等の部品が不要となり、部品点
数を低減することが可能となるとともに電気式警音器の
組立て能率を向上させることができる。
【0028】(2).ハウジングの底壁に外方に向けてバー
リング加工等により突出して形成された筒部にねじ孔を
形成し、このねじ孔に固定鉄心をねじ結合するようにし
たことから、固定鉄心をボビンの内面に近づけることが
可能となり、吹鳴効率を向上させることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電気式警音器を示す断
面図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】従来の電気式警音器を示す断面図である。
【図4】従来の他の電気式警音器を示す断面図である。
【符号の説明】
20 ハウジング 20a 底壁 20b 中心筒部 20c 開口部 20d 拡開部 21 電磁石 22 コイルボビン 22a 端板部 22b 端板部 22c 円筒部 23 コイル 24 ダイアフラム 25 アーマチュア 26 連結部材 27 連結部材 28 共鳴板 29 筒部 30 固定鉄心 31 支持部材 32 ナット 33 インシュレータ部 34 可動部材 35 リベット 36 可動接点 37 インシュレータ 38 固定部材 39 固定接点 41 カプラ 42 貫通孔 43 締結部 43a 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−249097(JP,A) 特開 平2−84702(JP,A) 特開 昭53−97393(JP,A) 実開 平2−132299(JP,U) 実開 平4−18898(JP,U) 実開 平4−79398(JP,U) 実開 昭55−73991(JP,U) 実開 昭63−100809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 9/15 B60Q 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁を有する中心筒部と当該中心筒部か
    ら開口部に向けて広がった拡開部とを有するハウジング
    に前記中心筒部に位置させてコイルを設け、前記底壁の
    中心に固定鉄心を備えるとともに前記開口部に配置され
    るダイアフラムに連結された可動鉄心を備えてなる電気
    式警音器において、 前記底壁に外方に向けて突出して形成された筒部のねじ
    孔に前記固定鉄心をねじ結合するとともに前記固定鉄心
    に前記ハウジングを支持する支持部材をねじ結合し、前
    記コイルが巻き付けられるコイルボビンを合成樹脂によ
    り成形し、前記底壁に形成された貫通孔に嵌合される締
    結部を、前記コイルボビンに一体成形された突起部を加
    熱して変形させて前記締結部により前記コイルボビンを
    ハウジングに固定し、前記締結部の高さを前記筒部の高
    さと同一かそれ以下としたことを特徴とする電気式警音
    器。
JP1993011854U 1993-03-17 1993-03-17 電気式警音器 Expired - Fee Related JP2607720Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993011854U JP2607720Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 電気式警音器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993011854U JP2607720Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 電気式警音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0673799U JPH0673799U (ja) 1994-10-18
JP2607720Y2 true JP2607720Y2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=11789317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993011854U Expired - Fee Related JP2607720Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 電気式警音器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607720Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5682141B2 (ja) * 2010-05-26 2015-03-11 浜名湖電装株式会社 車両接近通報装置
JP5850124B2 (ja) * 2014-11-14 2016-02-03 浜名湖電装株式会社 車両接近通報装置
WO2020017347A1 (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 浜名湖電装株式会社 車両用警音器
JP7358799B2 (ja) * 2018-07-19 2023-10-11 浜名湖電装株式会社 車両用警音器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0673799U (ja) 1994-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7502487B2 (en) Speaker device
JP2000164111A (ja) 自動車用大電流ヒュ―ズ
JP2607720Y2 (ja) 電気式警音器
JP3829712B2 (ja) 電気式ホーンの製造方法
US6317033B1 (en) Vehicle horn
US4116302A (en) Horn loudspeaker
JPH08237793A (ja) スピーカ
JP3205256B2 (ja) 電気式ホーン
US5737824A (en) Method of manufacturing electroacoustic transducer
US6011856A (en) Electroacoustic transducer and electronic equipment using the same
JP2010179760A (ja) 車両用ホーン
JPH10339253A (ja) 内燃機関用点火コイル
EP0011920B1 (en) Electrical connection, method of making it, and electrical horn comprising such a connection
JP4204159B2 (ja) 車両用ホーンのエアギャップ調整方法
USRE31152E (en) Alarm buzzer
JP2002287766A (ja) 電気式ホーン
JPH0453112Y2 (ja)
JPH073748Y2 (ja) スピ−カの取付構造
JPS5928474Y2 (ja) ブザ
JP2001195074A (ja) 車両用ホーン
GB2239121A (en) Electric horn for automobiles
JP3506069B2 (ja) スタータ用マグネットスイッチ
JPS599279Y2 (ja) 電気式警音器
JP2538604Y2 (ja) スピーカ
KR19980042924U (ko) 차량용 경적

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees