JP2001194617A - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
査型映像表示装置用の光学系。 【解決手段】 映像を表示する映像表示素子14と、映
像表示素子14を発する光を走査する走査手段13と、
映像表示素子14によって形成され走査手段13により
走査された映像を投影する投影光学系30とからなる映
像表示装置において、瞳11と映像表示素子14の間に
投影光学系30と走査手段13が配置され、投影光学系
30が中間像15を形成し、逆光線追跡で、投影光学系
30の中、瞳11から中間像15を経て走査手段13に
至る部分の光学系が、折り曲げ光路が面対称な2つの光
学系31、32により構成されている映像表示装置。
Description
し、特に、観察者の頭部又は顔面に保持することを可能
にする頭部又は顔面装着式映像表示装置に関する。
部装着式映像表示装置(いわゆるHMD)の従来技術に
は次のものがある。
図9に示すように、レーザからの光束をA−O変調器で
変調し、その変調光は多角形走査装置(ポリゴンミラ
ー)で1次元方向に走査され、2枚の中継ミラーを経て
光ファイバリボンの入射端に入射され、その出射端から
その1次元走査像が出射する際に光ファイバリボンの出
射端が振動されて2次元走査像が形成され、その走査像
が投影光学系と凹面鏡を経て観察者眼球内に投影される
ことにより、映像が表示される。
10に示すように、LEDアレイからの光束が対物レン
ズを経て回転反射鏡(ポリゴンミラー)でLEDアレイ
の配置方向と直角な方向に走査され、かつ、左右の観察
光路に分けられ、それぞれ固定反射鏡を経て中間実像を
形成して接眼レンズにより観察者の左右の眼球に走査像
が投影されることにより、両眼に映像が表示される。
従来技術1の場合、光学系は、凹面鏡1個+光ファイバ
リボンの後のレンズ5個(投影光学系)+光ファイバリ
ボン1個+中継ミラー2個+ポリゴンミラー1個+レン
ズ1個(リレーレンズ)+光源1個(レーザ)の計12
個以上の光学部品が必要である。
には、光源1個+レンズ5個+ミラー1個+ポリゴンミ
ラー1個の計8個の光学部品が必要で、両眼用には、光
源1個+レンズ7個+ミラー2個+ポリゴンミラー1個
の計11個の光学部品が必要となる。
構成する部品点数が非常に多いので、各部品の位置調整
が大変である。
ラー等で構成される光学系全体の大きさが大きいので、
顔面に装着するHMD光学系としては不適切である。
決するためになされたものであり、その目的は、少ない
光学素子によって構成された小型な走査型映像表示装置
用の光学系を提供することである。
明の第1の映像表示装置は、映像を表示する映像表示素
子と、映像表示素子を発する光を走査する走査手段と、
前記映像表示素子によって形成され走査手段により走査
された映像を投影する投影光学系とからなる映像表示装
置において、瞳と映像表示素子の間に投影光学系と走査
手段が配置され、投影光学系が中間像を形成し、逆光線
追跡で、投影光学系の中、瞳から中間像を経て走査手段
に至る部分の光学系が、折り曲げ光路が面対称な2つの
光学系により構成されていることを特徴とするものであ
る。
が対応する。
する。投影光学系を図1の展開光路図に示すような構成
とする。図1(a)は、音響光学偏向器AODのような
透過型の走査手段を用いる場合、図1(b)は、ガルバ
ノミラー、ポリゴンミラーのような反射型の走査手段を
用いる場合を示す。また、簡単のために2次元走査手段
を使用する場合で説明する。
は、集光光学系2で集光され、瞳位置付近に配置された
走査手段3に入射する。走査手段3で走査された光は、
リレー光学系4により中間像5を形成し、接眼光学系6
により瞳(逆光線追跡の入射瞳)7に入射する。このよ
うな構成にすると、走査手段3が瞳位置付近にあるの
で、順光線追跡で瞳に投影される光がケラレないし、走
査手段3の大きさを小さくすることができる。
て、逆光線追跡で、接眼光学系6とリレー光学系4が中
間像5に関して対称な構成だと、それぞれの光学系で発
生する収差が打ち消しあうので、投影光学系の中、瞳7
から中間像5を経て走査手段3に至る部分全体の収差を
良好にすることができる。その結果、投影光学系を構成
する光学面の面数を削減でき、投影光学系を単純で小型
なものにすることができる。
を制御して、光学系の直線走査性や等速走査性を確保す
る上で有効である。
追跡の入射瞳に対して20〜70°(最も好ましくは、
45°程度)傾斜させると、走査手段3(逆光線追跡の
射出瞳)を光学系の上部に配置できるので、走査手段3
により光学系全体の前後方向の突出量が増加することが
ない。これは、特に、HMD光学系において重要であ
る。
示されているように、「接眼光学系とリレー光学系が、
中間像に関して折り曲げ光路が面対称である。」という
表現をしないで、「折り曲げ光路が面対称な2つの光学
系により構成される」という表現をした理由を以下に補
足する。
逆光線追跡で、瞳7から中間像5までの光学系(接眼光
学系6)、中間像5、中間像5から走査手段3までの光
学系(リレー光学系4)等は、基本的に全て偏心してい
る。その結果、必ずしも、図1(a)や図1(b)のよ
うに、中間像5全部が両光学系の間に位置しているとは
限らない。特に、投影光学系を小型化しようとすると、
中間像5の一部が両光学系の一部に重なってしまうケー
スも出てくる。この場合でも、両光学系の折り曲げ光路
を面対称な構成とすることで、基本的に上述した作用効
果が得られる。なお、本発明において、「折り曲げ光路
が面対称」とは、光路の長さ、折り曲げ角度が対称面に
対して完全に対称と言う意味ではなく、光路を折り曲げ
る回数、折り曲げ方向が面対称的であると言う意味であ
る。
像表示装置において、折り曲げ光路が面対称な2つの光
学系の間に、中間像の半分以上が含まれることを特徴と
するものである。
が対応する。
する。逆光線追跡で、投影光学系の中の瞳から中間像を
経て走査手段に至る部分の光学系を、折り曲げ光路が面
対称な2つの光学系により構成する場合、中間像の一部
が両光学系の一部に重なっても両光学系による収差の打
ち消し合う効果を得ることができる。この場合、中間像
の半分以上を両光学系の間に配置することで、この収差
の打ち消し効果を十分に得ることができる。
離(アイリリーフ)を確保する必要があるHMD光学系
の場合に重要である。
像表示装置において、折り曲げ光路が面対称な構成をな
す2つの光学系のそれぞれが、パワーを有し光軸に対し
て偏心した反射面を2面以上含み、この反射面がプリズ
ム部材の面として構成されていることを特徴とするもの
である。
が対応する。
する。2回以上の反射による折り畳みの効果で、接眼光
学系、リレー光学系を小型化することができる。
れの光学系において、パワーを有する偏心反射面で2回
以上反射させることで、偏心収差を良好に補正すること
ができる。これは、特に、光学系で直線走査性や等速走
査性を確保するために重要である。
眼光学系とリレー光学系のパワーの主体を反射作用に持
たせるので、投影光学系での色収差の発生が少なくな
る。
心した反射面はレンズ作用とミラー作用を持つので、光
学系を構成する部品点数を削減し光学系を小型化でき
る。
て偏心した反射面をプリズム部材の1面として構成する
と、逆光線追跡で瞳からプリズム部材に入射する光線が
入射面で屈折されるので、以降の面への軸外光線の入射
光線高を低く設定することができる。そのため、光学系
を小型にできると共に、より大きな画角を実現すること
ができる。また、軸外光線の従属光線高も低くなるの
で、コマ収差等の発生を抑制することもできる。
差を厳しく制御しなければならないので、組み立て調整
作業が大変になる。しかし、反射面をプリズム部材の1
面として構成すれば、この反射面の調整作業が削減でき
る。
光学系の両者を1つのプリズム部材として構成すると、
製作性がより向上し好ましい。また、2つの光学系を中
間像付近で2つのプリズム部材に分割すると、2つのプ
リズム部材の中間像側の面でディストーションを制御で
きるのでの、光学系のfアークサインθレンズ特性を向
上させたり瞳収差の補正を行うことができるので好まし
い。
像表示装置において、折り曲げ光路が面対称な2つの光
学系の中、瞳側光学系が、瞳から映像表示素子に向かう
逆光線追跡で、少なくとも、プリズム部材へ入射する第
1透過面、光学的パワーを有し光軸に対して偏心(disp
lacementあるいはtilt)した第1反射面、第2反射面を
含み、第1透過面と第2反射面が同一面であることを特
徴とするものである。
が対応する。
する。折り曲げ光路が面対称な2つの光学系の中、瞳側
光学系(接眼光学系)も走査手段側光学系(リレー光学
系)も2回以上反射していることになるので、折り畳み
の効果で光学系を小型化できる。 また、瞳から走査手
段に至る光学系(接眼光学系+リレー光学系)が反射作
用を中心に構成されているので、発生する色収差が少な
くなる。
光学系(接眼光学系)が兼用面を少なくとも1面(第1
透過面=第2反射面)含むので、瞳から走査手段に至る
光学系全体(接眼光学系+リレー光学系)としては兼用
面を2面含むことになる。よって、透過と反射という2
つの作用を同一面で行うので、光学系を構成する面を削
減して光学系を単純で小型化なものにすることができ
る。また、成形で製作する際の型が少なくて済むので、
製作コストが下がる。
瞳側光学系(接眼光学系)の第2反射面における反射作
用を全反射とすれば、光学系をより小型化できるので好
ましい。
示する映像表示素子と、映像表示素子を発する光を走査
する走査手段と、前記映像表示素子によって形成され走
査手段により走査された映像を投影する投影光学系とか
らなる映像表示装置において、瞳と映像表示素子の間に
投影光学系と走査手段が配置され、投影光学系が中間像
を形成し、逆光線追跡で、投影光学系の中、瞳から走査
手段に至る部分が、面形状に関する対称面を1面だけ持
ち、その対称面内方向のみで偏心しており、逆光線追跡
で、投影光学系の中の瞳から走査手段に至る部分が、少
なくとも4面の反射面を持ち、逆光線追跡で、投影光学
系の中の瞳から走査手段に至る部分が、次式を満足する
ことを特徴とする映像表示装置。
おける瞳から投影光学系に入射する半画角をθ2 、対称
面と直交面方向における瞳から投影光学系に入射する半
画角をθ1 、対称面方向の映像表示に必要な走査手段の
片側振れ角をφ 2 、対称面と直交面方向の映像表示に必
要な走査手段の片側振れ角をφ1 とする。
角φ1 、φ2 に関して、必ずしも走査手段が±φ振れる
という訳ではない。例えば走査ミラーの振れ角の一部を
利用して映像表示を行う場合は、映像表示に使うのが±
φということであり、その場合のφが片側振れ角φ1 、
φ2 となる。
が対応する。
する。光学系を図1(a)、図1(b)のように構成す
るとし、この光学系における最適な瞳倍率=射出瞳径/
入射瞳径を考える。まず、瞳倍率を以下のように定義す
る。
ば、スキャナ有効径=瞳径である。しかし、ポリゴンミ
ラーやガルバノミラーのように反射型の走査手段3は、
一般に、図1(b)のように光軸(軸上主光線)と走査
手段3の基準反射面が角度をなすために、接眼光学系6
とリレー光学系4の構成が同じでも、走査手段3の基準
反射面の角度によりスキャナ有効径は変化してしまう。
そこで、逆光線追跡で、リレー光学系4から走査手段3
に入射する半画角2φと瞳7から接眼光学系6に入射す
る半画角θとの比(2φ/θ)を順光線追跡における近
似的瞳倍率と考える(φは、最大画角時の走査手段の傾
角)。
ず、逆光線追跡で、投影光学系の中の瞳7から走査手段
3に至る部分のみについて考える。
段3に至る部分が、少なくとも4面の反射面を持てば、
折り畳みの効果で光学系を小型化することができる。こ
の際、反射面のいくつかを偏心させることで、小型化の
効果をより大きくできる。
の場合、接眼光学系6とリレー光学系4のそれぞれにお
いて2回以上反射させることで、偏心収差を良好に補正
することができる。これは、特に、光学系で直線走査性
や等速走査性を確保するために重要である。
を1面だけ持ち、その対称面内のみで偏心していると、
光学系の製作性が向上して好ましい。この点についてH
MD光学系を例に説明する。
(左右方向)を広画角にするのが好ましいので、広い画
角を確保しやすい面形状の対称面と垂直方向を観察の水
平方向とし、投影光学系の対称面方向を観察者の上下方
向とするとよい。このように、HMD光学系全体が対称
面を1面だけ持つと、投影光学系を両眼視用HMD光学
系として使用する場合、左眼用光学系と右眼用光学系を
共通化することができ、コストを下げることができる。
内方向は、偏心した面と面が干渉しないように光学系を
構成する必要があるので、投影光学系を構成するのが難
しくなる。
(投影光学系の面形状に関する対称面内方向)の順光線
追跡での瞳倍率を対称面との垂直方向の瞳倍率より大き
くし、リレー光学系付近の光束径を小さくした方が投影
光学系を構成しやすくなる。すなわち、次式を満足する
ことを望ましい。
おいて、以下の条件式を満足することを特徴とするもの
である。
から投影光学系への入射する光束の開口数をNA2 、対
称面と垂直面方向における映像表示から投影光学系への
入射する光束の開口数をNA1 とする。
が対応する。
する。多くの場合、逆光線追跡における入射瞳を円形に
する必要がある。この場合、条件式(1)を満足する
と、逆光線追跡における射出瞳(走査手段)は楕円形状
になる。映像表示素子を発した光が走査手段で楕円形状
になるためには、条件式(2)を満足した方が、投影光
学系の中、映像表示素子から走査手段までの光学系の構
成が容易になる。
ける光学系の瞳は円形か横長形状であることが好まし
い。このように、逆光線追跡における投影光学系の入射
瞳が横長である場合、条件式(2)を満足することがよ
り重要になる。
は、映像表示素子に表示された映像を虚像として形成
し、観察者眼球に導く以上の第1から第6の何れかに記
載の映像表示装置と、この映像表示装置を観察者顔面前
方に保持する支持部とを備えて構成されていることを特
徴とするものである。
が対応する。
する。映像表示素子としてLCD(液晶表示素子)を用
いたHMDは、偏光フィルタとカラーフィルタを使用す
るので、光源光の利用効率が悪い。本発明の光学系の場
合、光源光の利用効率が大きく向上する。
イクロマシンスキャナを使用すれば低消費電力化できる
ので、携帯用のHMDとして最適である。
状で良いので、2次元的な大きさを持つLCDを使用す
る場合より光学系を小型化することができる。
は、第7の頭部装着型映像表示装置において、映像表示
装置を観察者の左右の眼に対応してそれぞれ1つずつ配
置していることを特徴とするものである。
が対応する。
すると、左右に視差のある映像を表示すれば、立体視が
可能となる。
を実像として表示する第1から第6の何れかに記載の映
像表示装置を備えて構成されているプロジェクタ、レー
ザビームプリンタ、バーコードリーダを含むものであ
る。
作用効果を説明すると、映像表示素子としてLCDを用
いたプロジェクタは、偏光フィルタとカラーフィルタを
使用するので、光源光の利用効率が悪い。本発明の光学
系の場合、光源光の利用効率が大きく向上する。
ーム整形機能を持たせることができるので、LDを光源
とする光学系のビーム整形用の光学素子を削減できる。
実施例1から実施例3について図面を参照して説明す
る。
は後記するが、その各実施例の構成パラメータにおいて
は、図2に示すように、逆光線追跡で、軸上主光線(H
MDの場合、観察者視軸)12を、光学系の射出瞳(逆
光線追跡では入射瞳:観察者の瞳孔あるいは回旋中心位
置)11の中心を垂直に通り、スキャンミラー13を経
て映像表示素子14中心に至る光線で定義する。そし
て、逆光線追跡において、瞳11の中心を偏心光学系の
偏心光学面の原点として、軸上主光線12に沿う方向を
Z軸方向とし、瞳11から光学系の第1面21に向かう
方向をZ軸正方向とし、このZ軸と映像表示素子14中
心を含む平面をY−Z平面とし、原点を通りY−Z平面
に直交し、紙面の手前から裏面側に向かう方向をX軸正
方向とし、X軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸を
Y軸とする。図2には、この座標系を図示してある。そ
の他の実施例を示す図4、図8については、この座標系
の図示は省く。
面の偏心を行っており、また、各回転非対称自由曲面の
唯一の面形状に関する対称面をY−Z面としている。
ら、その面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、
Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、その面の中心軸
(自由曲面については、下記の(a)式のZ軸)のX
軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする傾き角(それぞれ
α,β,γ(°))とが与えられている。なお、その場
合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計
回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味
する。
用面の中、特定の面(仮想面を含む。)とそれに続く面
が共軸光学系を構成する場合に、面間隔が与えられてお
り、その他、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って
与えられている。
形状は下記(a)式により定義し、その定義式のZ軸が
自由曲面の軸となる。
項である。
に関する項は0である。屈折率については、d線(波長
587.56nm)に対するものを表記してある。長さ
の単位はmmである。
の(b)式で与えられるZernike多項式がある。
この面の形状は以下の式により定義する。その定義式の
Z軸がZernike多項式の軸となる。回転非対称面
の定義は、X−Y面に対するZの軸の高さの極座標で定
義され、AはX−Y面内のZ軸からの距離、RはZ軸回
りの方位角で、Z軸から測った回転角で表せられる。
4 ,D5 ,D6 、D100,D11,D12,D13,D14,D
20,D21,D22…を利用する。
があげられる。
き、以下の式で表せる。
曲面で面形状が表現されているが、上記(b)式、
(c)式を用いても同様の作用効果を得られるのは言う
までもない。
て、仕様は、水平画角30°、垂直画角22.7°、逆
光線追跡における入射瞳径4mmである。そして、実施
例1、2が虚像を形成するHMD用光学系、実施例3が
プロジェクタ、レーザビームプリンタ、バーコードリー
ダ等の実像形成用光学系である。
である。図2に図示しない映像表示素子輝度変調手段に
より、映像信号に応じて映像表示素子14の映像表示光
を輝度変調し、映像信号に応じた2次元走査(ラスタス
キャン)を行うことで、観察者眼球の1m先に2次元虚
像を形成する。
眼視や立体視をすることができる。
ながらX方向の主走査を繰り返すことで2次元走査を行
うこととする。
面図)である。これを、上下方向を逆方向に配置しても
よい。また、これを観察者の上側から見た図(X−Z平
面図)となるように配置してもよい。これは全ての実施
例について言えるが、以下の実施例ではいちいち説明し
ない。
ようにスキャナ13の大きさを必要以上に大きくしてい
る。
1→第1透過面21(=第2反射面23)→第1反射面
22→第2反射面23(=第1透過面21)で全反射→
第3反射面24(=第2透過面26=第3透過面27=
第4透過面29)で全反射→第4反射面25→第2透過
面26(=第3反射面24=第3透過面27=第4透過
面29)→スキャナ13で反射→第3透過面27(=第
3反射面24=第2透過面26=第4透過面29)→第
5反射面28→第4透過面29(=第3反射面24=第
2透過面26=第3透過面27)→映像表示素子14の
順に進む。
に入射した光を、接眼光学系31により第2反射面23
と第3反射面24の間付近に中間像15として一度結像
する。中間像15を、リレー光学系32の第3反射面2
4と第4反射面25で平行光に近づけ、スキャナ13に
導く。スキャナ13の反射光を集光光学系33の主に第
5反射面28で収束光として映像表示素子14に導く。
で示したシースループリズム40との接合面にハーフミ
ラー膜を形成し、シースループリズム40の瞳11と反
対側に液晶シャッタ等の外界光の透過率を切り換える手
段を配置すれば、スーパーインポーズ機能やシースルー
機能が付加できる。
影光学系30とシースループリズム40の合成パワーが
外界光に対して略0となる光学素子のことである。
法について説明する。
が使用できる。
を使用することができるが、特開平10−20226号
に開示されているようなフォトリソグラフィーの工程を
利用して製作したいわゆるマイクロマシンスキャナは、
小型、低消費電力等の利点を持つので、本発明のような
HMD用、特に携帯用HMD用としては最適である。
圧電素子駆動方式等、各種駆動方式のマイクロマシンス
キャナが使用できる。順光線追跡における光学系の瞳倍
率が大きく(例えば、2倍以上)、走査手段13の面積
が小さい場合は、最も消費電力が小さく高速走査に対応
しやすい静電駆動方式が最適である。また、光学系の瞳
倍率が余り大きくなく(例えば、2倍以下)、走査手段
13の面積が大きい場合は、大きな面積の走査手段を高
速で広角度走査しやすい圧電素子駆動方式が最適であ
る。
て、往路だけの片側走査でも、往路と復路両方の往復走
査でもどちらでもよいが、往復走査を行うと走査手段の
走査周波数を半分にできるので、高速走査に対応しやす
い。
は、プリズム部材1個で投影光学系30を構成している
ので、光学系の部品点数と位置調整作業が削減できる。
よって、従来例に比べて大幅に部品点数を削減し、光学
系が小型化できる。また、コストが下がり、製作時に性
能を確保するのも容易になる。
投影光学系30の上に配置できるので、重量バランスが
よい。
前後方向の突出量を短縮することが重要になるが、本実
施例の構成の場合、スキャナ13の厚みや映像表示素子
14の大きさが、HMD全体の前後方向の突出量に影響
しない構成となっている。
ナの場合、走査ミラーの両側に磁石を2個配置する構成
が考えられ、この構成では走査手段13が横長形状にな
る。このように走査手段13が横長形状になる場合で
も、本実施例の構成では、走査手段13の横長方向を紙
面と垂直方向に配置すれば、前後方向の突出量が増加す
ることがない。
前後方向の突出量を増加させないようにするには、折り
曲げ光路を面対称にする対称面を、入射瞳11に対して
20〜70°程度傾斜させるとよい。本実施例のように
45°程度傾斜させるのが最も好ましい。
射、スキャナ13で1回反射の計6回反射しているの
で、折り畳みの効果により光学系を小型化できている。
また、反射作用を主体に投影光学系30を構成している
ので、色収差の発生が少ない。
面が2個所21、24あるので、光学系30を構成する
面数が削減でき、投影光学系30を小型化できている。
異なる光学作用を持つが、見かけ上連続性の良い構成と
なっている。よって、プリズム部材を成形で製作する際
に、1つの型でこの2面に対応でき製作性が良い。
念図を図3に示す。投影光学系30の中、逆光線追跡
で、瞳11から走査手段13へ至る部分の瞳側光学系3
1(図1の接眼光学系6)と走査手段側光学系32(図
1のリレー光学系4)の折り曲げ光路とパワー配分が面
対称な構成となっており、この対称面付近に中間像(図
2の15)を形成している。その結果、接眼光学系31
で発生する収差とリレー光学系32で発生する収差がキ
ャンセルされ、投影光学系30全体としての収差が良好
に補正できている。その結果、少ない面数で投影光学系
30の瞳11から走査手段13へ至る部分を構成でき、
光学系を小型化することができている。
良好に制御されている。これは、2次元的な直線走査性
・等速走査性を確保する上で重要である。この点につい
て、以下に説明する。
映像表示素子14における各画角の主光線の結像位置の
理想点からずれは、X方向(主走査方向)、Y方向(副
走査方向)共4.5μm以下である。これは、順光線追
跡において、X方向(主走査方向)のディストーション
が0.6%以下、Y方向(副走査方向)のディストーシ
ョンが0.5%以下であることを意味する。すなわち、
2次元直線走査性が光学系で確保できているので、電気
的像歪み補正なしに2次元的直線走査を行うことができ
る。
走査方向)では正弦波状に振動するスキャンミラーの振
幅の65%程度に対してfアークサインθレンズ特性を
持ち、Y方向(垂直方向、副走査方向)では正弦波状に
振動するスキャンミラーの振幅の45%程度に対してf
アークサインθレンズ特性を持つ。よって、正弦波状に
振動するスキャンミラーを使用する場合、X方向は振幅
の65%程度、Y方向は振幅の45%程度を使用すれ
ば、電気的像歪み補正なしに2次元的な直線走査、等速
走査を行うことができる。その結果、電気的像歪み補正
を行う場合より、回路を簡単にできるし、より高速走査
に対応できる(X方向のミラー振れ角φx=±12.4
°の振幅の65%が、X方向の映像表示に必要なミラー
振れ角φx=±8.06°。Y方向のミラー振れ角φy
=±17.4°の振幅の45%が、Y方向の映像表示に
必要なミラー振れ角φy=±7.84°)。
ば、正弦波状に振動するミラーの振幅全部を利用するこ
ともできるし、スキャンミラー振れ角がリニアに変化す
るスキャナを利用することもできる。
振動することが多い。そこで、本実施例では、順光線追
跡でプラスのディストーションを発生させることで、正
弦波状に振動するスキャナの振幅の65%程度(X方
向)あるいは45%程度(Y方向)に対するfアークサ
インθレンズ特性を投影光学系30に持たせた。映像表
示に必要なスキャナ振れ角が本実施例程度の場合、順光
線追跡でマイナスのディストーションを発生させて投影
光学系30をfθレンズにする方が、ディストーション
の制御量が少なくて済むので、光学系の設計が容易であ
る。このように、X方向(主走査方向)やY方向(副走
査方向)の投影光学系30の特性をfθ特性に変更する
等の変形は容易である。
0×600画素)レベルの場合、映像表示素子14の大
きさが5μm程度(主走査方向)×9μm程度(副走査
方向)の場合、順光線追跡で形成される虚像において、
画素が密着した状態になる。よって、画質が確保でき映
像が観察しやすくなる。
ャナ13で反射後の光路をプリズム部材への入射、プリ
ズム部材からの射出という構成にしているので、映像表
示素子光のビーム整形が可能である。よって、LDのよ
うに楕円状の断面形状を持つ映像表示素子14を効率良
く使用することができる。本実施例の場合、映像表示素
子側のNAは、NAx=0.50、NAy=0.29
で、横長断面を持つ映像表示素子光に対するビーム整形
を行っている。
8でプラスの球面収差、第4透過面29でマイナスの球
面収差を発生させれば、映像表示素子14の法線から離
れるに従って暗くなるような配光特性を持つ映像表示素
子14の配光特性の補正を行うことができる。
設定した光路図を示しているが、視軸の角度の変更は可
能である。本実施例の場合、視軸を下向き9°程度に設
定すると、シースループリズム40に対して外界光が垂
直入射するので都合がよい。
像15付近、例えば、第2反射面23と第3反射面24
の間でプリズムを分割して投影光学系30をプリズム2
個構成としてもよい。
する面21、24を別々の面としてももちろんよい。
示素子を使用する場合の光学系の構成である。
すように、実施例1と同様に、逆光線追跡で、瞳11→
第1透過面21(=第2反射面23)→第1反射面22
→第2反射面23(=第1透過面21)で全反射→第3
反射面24(=第2透過面26=第3透過面27=第4
透過面29)で全反射→第4反射面25→第2透過面2
6(=第3反射面24=第3透過面27=第4透過面2
9)→スキャナ13で反射→第3透過面27(=第3反
射面24=第2透過面26=第4透過面29)→第5反
射面28→第4透過面29(=第3反射面24=第2透
過面26=第3透過面27)→映像表示部14’の順に
進む光路を形成するようなプリズム部材1個からなり、
反射作用と透過作用を兼ねる兼用面が2個所21、24
あるものである。そして、逆光線追跡で、瞳11から投
影光学系30に入射した光を、接眼光学系31により第
2反射面23と第3反射面24の間付近に中間像15と
して一度結像する。中間像15を、リレー光学系32の
第3反射面24と第4反射面25で平行光に近づけ、ス
キャナ13に導く。スキャナ13の反射光を集光光学系
33の主に第5反射面28で収束光として映像表示部1
4’に導く。なお、図4ではG光の光路のみを図示して
ある。
て、図5に断面図を示すように、RGB−LED、RG
B−LDのような波長の異なる3つの映像表示素子51
R 、51G 、51B を使用している。
m以下の波長の光を反射させるダイクロイックミラー5
2を直角プリズムからなる光源プリズム53と光源プリ
ズム54の接合面にコーティングし、長波長光、例えば
600nm以上の光を反射させるダイクロイックミラー
56を直角プリズムからなる光源プリズム54と光源プ
リズム55の接合面にコーティングしている。そして、
B映像表示素子51B、R映像表示素子51R 、G映像
表示素子51G を、それぞれ光源プリズム53、光源プ
リズム54、光源プリズム55の虚像と共役な面に接着
してある。
B光を投影光学系30に導き、カラー表示を行うことが
できる。
垂直方向600画素のように虚像を構成する場合、図示
しないRGB用強度変調装置により、映像信号に基づき
各画素毎にRGB光のそれぞれを輝度変調する。
55で発生する収差を考慮し、光源プリズム+投影光学
系プリズムの全体で収差補正を行って、虚像での性能を
確保している。
に、反射作用を主体とした投影光学系30を使用すれ
ば、投影光学系30での色収差の発生が少なく色収差に
よる結像性能の劣化はないが、結像位置(逆光線追跡で
の映像表示素子の位置)は波長によりやや異なる。本実
施例のように、RGB映像表示素子を各波長における虚
像と共役な位置に配置すれば、DOE(回折光学素子)
等を使用し投影光学系の色収差を補正しなくても色収差
の影響は全くなくなる。
子51R 、51G 、51B を各光源プリズム52〜55
に接着すればよいので、組み立ての際の各映像表示素子
の位置合わせ精度が向上する。
垂直射出する設計例を示したが、光源プリズムに非垂直
入射するようにしてもよい。また、光源プリズムを構成
する各面を平面としたが、各面に収差補正をするための
曲率を持たせてもよい。さらに、ダイクロイックミラー
52と56の特性を逆にする等、ダイクロイックミラー
の特性を変更してもよい。
線追跡における波長による結像位置のずれの影響を除去
することができるが、LD等を使用する場合、光源の波
長変動の影響を除去するには、DOEを使用して光学系
の色収差を補正してやればよい。
フに行い、RGB映像表示素子の配置誤差を電気的に補
正してもよい。また、映像表示部14’を構成する光源
光学系と走査手段13を、図6に示すように支持部57
で一体保持する機械構成とすれば、単純に構成できるの
で好ましい。
リズムを用いた映像表示部14’の他の例を簡単に説明
する。変形プリズムを53’〜55’で示す。
R 、51G 、51B の大きさのくぼみを形成した光源プ
リズム53’〜55’を使用し、その窪みに各映像表示
素子を嵌め込めば、各映像表示素子の位置合わせ精度が
向上し製作性が良くなる。
に全反射作用の面58を利用すれば、光源光学系が小型
にできる。
ム53’の中を多重反射するようにすれば、光源プリズ
ム全体の大きさを小型にできる。なお、符号59は反射
膜、符号60は反射膜あるいはダイクロイックミラーで
ある。
51B の光路で多重反射を利用すれば、光源プリズムの
小型化の効果がさらに大きくなる。
用、レーザビームプリンタ用、バーコードリーダ用等の
実像形成タイプの実施例であり、この実施例の投影光学
系30は、図8に示すように、実施例2と同様に、逆光
線追跡で、図示しない、物体→瞳11→第1透過面21
(=第2反射面23)→第1反射面22→第2反射面2
3(=第1透過面21)で全反射→第3反射面24(=
第2透過面26=第3透過面27=第4透過面29)で
全反射→第4反射面25→第2透過面26(=第3反射
面24=第3透過面27=第4透過面29)→スキャナ
13で反射→第3透過面27(=第3反射面24=第2
透過面26=第4透過面29)→第5反射面28→第4
透過面29(=第3反射面24=第2透過面26=第3
透過面27)→映像表示部14’の順に進む光路を形成
するようなプリズム部材1個からなり、反射作用と透過
作用を兼ねる兼用面が2個所21、24あるものであ
る。そして、逆光線追跡で、物体から瞳11を経て投影
光学系30に入射した光を、接眼光学系31により第2
反射面23と第3反射面24の間付近に中間像15とし
て一度結像する。中間像15を、リレー光学系32の第
3反射面24と第4反射面25で平行光に近づけ、スキ
ャナ13に導く。スキャナ13の反射光を集光光学系3
3の主に第5反射面28で収束光として映像表示部1
4’に導く。なお、図4ではG光の光路のみを図示して
ある。
の左200mmの位置に実像を形成している。また、逆
光線追跡の入射瞳11とプリズム部材の間隔は2.5m
mである。
系32のパワー配分は、実施例1、2とは異なる。実施
例1、2では、逆光線追跡の方向で、接眼光学系31の
パワー配分は凹+凸+凹、リレー光学系32のパワー配
分は凹+凸+凹であったが、本実施例では、逆光線追跡
で、瞳11から走査手段13へ向かう光学系の瞳側光学
系(接眼光学系31)のパワー配分は凹+凸+凸という
パワー配分で、走査手段側光学系(リレー光学系32)
のパワー配分が凸+凸+凸である。この場合も、接眼光
学系31とリレー光学系32は、折り曲げ光路が面対称
である。
は、瞳11と光学系30の間隔(アイリリーフ)を確保
する必要があるが、プロジェクタ用、バーコードリーダ
用等の実像形成用の場合は、瞳11と光学系30の間隔
はむしろ小さくした方が、光学系全体を小型化できるの
で好ましい。
5を図1における接眼光学系6側に食い込ませた方が、
光学系全体を小型化できるので好ましい。
ェクタは、偏光フィルタとカラーフィルタを使用するの
で、光源光の利用率が悪い。この実施例のように、本発
明の光学系の場合、光源光の利用効率が大きく向上す
る。
像表示素子光の結像位置を変更し、レーザビームプリン
タ用、バーコードリーダ用等、それぞれの光学系に最適
な仕様に変更することができる。レーザビームプリンタ
用等は、画角が大きくなるので、fアークサインθレン
ズとするためのディストーションの制御量が減り、fア
ークサインθレンズの設計がしやすくなる。
を示す。これら表中の“FFS”は自由曲面、“RS”
は反射面、“SM”はスキャンミラー、“ID”は映像
表示素子を示す。
を示す。なお、主光線に対する上側マージナル光線と下
側マージナル光線が非対称な場合は、両者の平均により
NAyを求めた。何れの実施例もθx=θ1 =15°、
θy=θ2 =11.36°である。
により光学系を構成したが、他の定義の曲面でも光学系
を構成できることはいうまでもない。
づいて説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限定
されず数々の変形が可能である。
ように構成することができる。
映像表示素子を発する光を走査する走査手段と、前記映
像表示素子によって形成され走査手段により走査された
映像を投影する投影光学系とからなる映像表示装置にお
いて、瞳と映像表示素子の間に投影光学系と走査手段が
配置され、投影光学系が中間像を形成し、逆光線追跡
で、投影光学系の中、瞳から中間像を経て走査手段に至
る部分の光学系が、折り曲げ光路が面対称な2つの光学
系により構成されていることを特徴とする映像表示装
置。
学系の間に、中間像の半分以上が含まれることを特徴と
する上記1記載の映像表示装置。
す2つの光学系のそれぞれが、パワーを有し光軸に対し
て偏心した反射面を2面以上含み、この反射面がプリズ
ム部材の面として構成されていることを特徴とする上記
1記載の映像表示装置。
学系の中、瞳側光学系が、瞳から映像表示素子に向かう
逆光線追跡で、少なくとも、プリズム部材へ入射する第
1透過面、光学的パワーを有し光軸に対して偏心した第
1反射面、第2反射面を含み、第1透過面と第2反射面
が同一面であることを特徴とする上記1記載の映像表示
装置。
映像表示素子を発する光を走査する走査手段と、前記映
像表示素子によって形成され走査手段により走査された
映像を投影する投影光学系とからなる映像表示装置にお
いて、瞳と映像表示素子の間に投影光学系と走査手段が
配置され、投影光学系が中間像を形成し、逆光線追跡
で、投影光学系の中、瞳から走査手段に至る部分が、面
形状に関する対称面を1面だけ持ち、その対称面内方向
のみで偏心しており、逆光線追跡で、投影光学系の中の
瞳から走査手段に至る部分が、少なくとも4面の反射面
を持ち、逆光線追跡で、投影光学系の中の瞳から走査手
段に至る部分が、次式を満足することを特徴とする映像
表示装置。
おける瞳から投影光学系に入射する半画角をθ2 、対称
面と直交面方向における瞳から投影光学系に入射する半
画角をθ1 、対称面方向の映像表示に必要な走査手段の
片側振れ角をφ 2 、対称面と直交面方向の映像表示に必
要な走査手段の片側振れ角をφ1 とする。
徴とする上記5記載の映像表示装置。
おける映像表示から投影光学系への入射する光束の開口
数をNA2 、対称面と垂直面方向における映像表示から
投影光学系への入射する光束の開口数をNA1 とする。
虚像として形成し、観察者眼球に導く上記1から6の何
れか1項記載の映像表示装置と、この映像表示装置を観
察者顔面前方に保持する支持部とを備えて構成されてい
ることを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
に対応してそれぞれ1つずつ配置していることを特徴と
する上記7記載の頭部装着型映像表示装置。
実像として表示する上記1から6の何れか1項記載の映
像表示装置を備えて構成されていることを特徴とするプ
ロジェクタ、レーザビームプリンタ又はバーコードリー
ダ。
によると、投影光学系の中、逆光線追跡で瞳から中間像
を経て走査手段に至る部分の光学系を、折り曲げ光路が
面対称な構成の2つの光学系により構成することで、走
査型映像表示装置用光学系を小型で高性能なものにする
ことができる。
めの投影光学系の展開光路図である。
路図である。
路図である。
断面図である。
である。
面図である。
学系の光路図である。
る。
ズム 56…ダイクロイックミラー 57…支持部 58…全反射面 59…反射膜 60…反射膜あるいはダイクロイックミラー
Claims (3)
- 【請求項1】 映像を表示する映像表示素子と、映像表
示素子を発する光を走査する走査手段と、前記映像表示
素子によって形成され走査手段により走査された映像を
投影する投影光学系とからなる映像表示装置において、 瞳と映像表示素子の間に投影光学系と走査手段が配置さ
れ、 投影光学系が中間像を形成し、 逆光線追跡で、投影光学系の中、瞳から中間像を経て走
査手段に至る部分の光学系が、折り曲げ光路が面対称な
2つの光学系により構成されていることを特徴とする映
像表示装置。 - 【請求項2】 折り曲げ光路が面対称な2つの光学系の
中、瞳側光学系が、瞳から映像表示素子に向かう逆光線
追跡で、少なくとも、プリズム部材へ入射する第1透過
面、光学的パワーを有し光軸に対して偏心した第1反射
面、第2反射面を含み、第1透過面と第2反射面が同一
面であることを特徴とする請求項1記載の映像表示装
置。 - 【請求項3】 映像を表示する映像表示素子と、映像表
示素子を発する光を走査する走査手段と、前記映像表示
素子によって形成され走査手段により走査された映像を
投影する投影光学系とからなる映像表示装置において、 瞳と映像表示素子の間に投影光学系と走査手段が配置さ
れ、 投影光学系が中間像を形成し、 逆光線追跡で、投影光学系の中、瞳から走査手段に至る
部分が、面形状に関する対称面を1面だけ持ち、その対
称面内方向のみで偏心しており、 逆光線追跡で、投影光学系の中の瞳から走査手段に至る
部分が、少なくとも4面の反射面を持ち、 逆光線追跡で、投影光学系の中の瞳から走査手段に至る
部分が、次式を満足することを特徴とする映像表示装
置。 φ2 θ1 /φ1 θ2 >1 ・・・(1) ここで、逆光線追跡で、面形状に関する対称面内方向に
おける瞳から投影光学系に入射する半画角をθ2 、対称
面と直交面方向における瞳から投影光学系に入射する半
画角をθ1 、対称面方向の映像表示に必要な走査手段の
片側振れ角をφ 2 、対称面と直交面方向の映像表示に必
要な走査手段の片側振れ角をφ1 とする。
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