JP2000515645A - 網膜反射画像を撮影し、目の中で追加画像を重ね合わせるための装置 - Google Patents

網膜反射画像を撮影し、目の中で追加画像を重ね合わせるための装置

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ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト
イベール・ハインリッヒ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、人の目の網膜上に結像した外界の画像を、走査撮影装置を用いて撮影する装置であって、外界の光線が内面は湾曲形状の光線分割鏡として形成された眼鏡のガラスを透過すること、及び網膜の各点から逆分散して目から出る平行光束を撮影するため、またこれらを結像して方向転換するために、光束を網膜反射画像の逐次撮影のために光学電子検出器にさらに導く2軸走査装置が備えられている装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 網膜反射画像を撮影し、目の中で追加画像を重ね合わせるための装置 本発明は、人間の目の網膜に逆散乱で投影された外界の画像を撮影することを 可能にし、この画像を電子画像処理によって変更し、また追加情報によって補完 し、レーザ光線変調及び偏向によって目に戻して元の画像と重ねることを可能に する装置に関する。 情報とその一目でわかる具象的視覚化への需要増加に伴って、画像の撮影、処 理、及び再生に関する技術的要件は増大している。この分野における急速な進歩 は、常に高速化しているコンピュータによる画像処理と協力して進んでいる。 電子画像処理の主な適用分野は今日、可視光線の分野におけるのみならず、例 えば赤外線、放射線、レントゲン線領域などの電磁スペクトルなどの他の分野に おけるカメラ、走査システム及びセンサによって撮影される画像の連続処理であ る。電子的処理によって、画像は静止画としても動画としても、目の情報受入れ のために画像表示面(ディスプレイ)の上に戻される。 電子画像処理を用いて、一方では、特殊な画像内容をより容易に知覚できるよ うにすることが可能である。このために導入される技法は、例えば局部周波数濾 過、縁部鮮明化、画像データ圧縮、画像相関、動的縮小及び疑似色彩コード化で ある。他方では、さらなる技法が、様々なスペクトル領域からの追加画像の重ね 合わせまたは減算、または記憶された図面、地図、及び線画の元の画像への重ね 合わせを取り扱う。 多くの適用にとって、実用的な遅延のない画像表示は、例えば航空機、船舶、 車両の操縦、又は工程や生産ラインの制御と管理の際に、目のための大きな利点 となる。画像処理によって、実際の直接画像の情報内容の目標を持った増減を実 施することができる。適用は、画像コントラストの増強から追加情報の挿入及び 詳細事項や危険の標識付けにまで及ぶ。 これらの適用の大部分において、一方では画像は撮影場所から見られ、他方で は目の観察位置とは別の観察位置における画面上に表示されるので、電子カメラ が人の目から分離した「第2視力システム」を表示することは欠点である。そこ で人の目は、直接観察と間接観察との間で、異なった観察角度、画像切片及び大 きさを常に入れ替えなければならず、これが決定過程の際に実体的な侵害と遅延 を招く。 この制限は、一部は、「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」の技法を用い て、戦闘爆撃機の操縦の際に、計器指示や目標データのような重要な情報をパイ ロットのヘルメットの開放眼鏡の中に、これによってパイロットの視野の中には さみ込むことによって解決することができた。この技法は、試験的に自動車産業 においても計器指示の風防ガラスへの挿入のために入れられ、これによって運転 者は眼前の道路の観察から目を逸らされない。 この技法をさらに発展させた周知のものは、いわゆる「バーチャル・リアリテ ィ」または「サイバースペース」である。ここでは、閉眼鏡、すなわち視界が外 界から遮断された眼鏡中に、HUDによって、動く三次元全体映像が実物そっく りに目に投影され、前進、腕の動き、指の動き、頭や目の動きなどのような身体 の動きによって対話式に変更される。 HUDでは、画像は画面の上で発生され、眼鏡の表面における反射によって目 の中にはさみ込まれる。目は、いわば完全な鏡としての眼鏡を通じてディスプレ イの上に「角をぐるっと回って」、また部分透過鏡付きの開放眼鏡によって、同 時に外界を見る。ディスプレイは頭部に結合されているので、画像は身体の動き に従う。 HUDの中には、目の動きを眼球に付けた運動センサまたはカメラを用いて瞳 孔または網膜の脈管組織の動きを追跡する「アイ・トラッカ」を装備しているも のもある。その場合には、HUDにおいて投影される画像は、視野内部における 動きに応じて電子的に移動される。 目が順応自由に弛緩できるために、HUDの画像を投影光学系によって「無限 」に置き換えることができる。同じ対象物への両眼の異なる視角を調節すること によって、ステレオすなわち立体視覚が可能になる。これらの適用と技法は、一 方では、適切な技術的費消によって既に容認可能な品質の動画をほとんど遅滞な く処理するという状態にある、電子画像処理の高い水準を、他方では、目への 直接画像伝送の需要増加を明確にするものである。 それでも、現在のHUD技法は制限が付けられている。「アイ・トラッカ」が 目の動きを自動追跡する正確性は、目の調整の正確性及び画像解像度よりも本質 的に劣る。この結果、はさみ込まれた画像は視野内のあちこちで浮動して踊り、 これは目による目標発見を不正確にし、疲労をもたらす。 この理由で、完全画像表示のこれまでの適用は閉眼鏡すなわち外部画像の排他 的挿入に限定されている。これに対して、外部への追加視界を伴う開放眼鏡の適 用もなお、テキスト、符号又は略画の形の簡単な追加情報の挿入に限定されてい る。 目によって知覚される実際の画像に挿入画像を完全に空間的かつ時間的に重ね 合わせることは、両画像の網膜上における正確な空間的かつ時間的一致を前提条 件とする。これは先ず、網膜画像の直接撮影と、これに続く実際の画像への新し い画像のほとんど遅延のない重ね投影によって実施可能であり、これが本発明の 目的設定である。 ここでは先ず、網膜反射画像の撮影、目の内部からの画像走査、及び本発明の 元であるレーザ画像の目への直接投影の現況技術を説明する。 外界の網膜反射の連続的図示を技術的に実現することは、網膜の利用可能な光 学的反射を前提条件とする。この反射率は、例えばF.C.DeloriとK. P.Pflibsenによって、その研究「Spectral reflect ance of the human ocular fundus」(App lied Optics,Vol.28,No.6(1989))において、詳 細に測定されている。網膜の反射率は、0.2%という低い値を持つ青の可視領 域(450nm)から、長波の赤の領域(750nm)における10%まで単調 に増加する。500nm〜600nm間の緑黄領域における目の最高感度と最鮮 明視野の領域では、反射率は1%と2%の間にある。 従って、この反射のための撮影システムを、対象物空間よりも50〜100分 の1という低い網膜の光束密度のために設計しなければならない。利用できる光 量のさらなる妨げは、写真カメラやビデオカメラなどの通常の技術的撮影システ ムと比較して小さな1〜7mmの瞳孔の大きさによるものである。この両方の理 由から、網膜によって反射された光の撮影は特に敏感な光センサを前提条件とす る。 構造化された反射画像が、目における結像において網膜窩すなわち中心窩の領 域において形成されることは周知である。これは、例えばF.W.Campel lとD.G.Greenによって、その論文「Optical and Ret inal Factors Affecting Visual Resolu tion」(J.Physiol.181,576−593(1965))に記 載されている。この場合、明るく照明され広げられた格子構造が網膜の上に結像 され、目によって反射された画像は分割鏡によって光路から偏向され、目の外の 画像平面に鮮明に結像された。網膜における反射による、すなわち目を2回通過 することによる格子の平面的な結像は、目の変更伝達機能の決定に役立つ。測光 法による評価によって、反射画像の品質は目自体によって知覚された画像の品質 に非常に近いことがわかっている。 静かな姿勢をとる目に極端に明るい画像照明(フラッシュライト)を伴う、C ampell他によって利用された閉鎖された静的撮影装置は、目の速い自然な 固有の動きの場合に、外界の光の弱い動的画像を網膜の上に撮影するためには適 していない。これは、感光性の速い検出器と、開放光路の中で外光を非常に効果 的に抑制し、画像を少なくとも通常のビデオ基準の反復頻度で撮影することので きる撮影技法を必要とする。 このため今日、すべての画素を一定の統合時間の後に平行に撮影するCCDカ メラ、及び画素が時間的に次から次に走査される個別検出器(フォトダイオード 又は光電子増倍管)付きの逐次走査画像撮影システムが問題となっている。どち らの技法も通常のビデオ規準に適合している。 CCD撮影技法利用の原則的な利点は、走査の際にたった40nsという各画 素における短い時間幅に対して、例えば20msという各画素における長い統合 時間である。それでも逐次撮影技法は、強烈に流れ去る背景の際に非常に弱い急 速に変化する光信号を撮影するには、並列撮影技法に対して、統合時間が短いと いう欠点を埋め合わせる一連の他の利点を有する。これはすなわち、 − 画像のさらなる直接アナログ処理を実時間で可能にする逐次信号処理 − 走査の小さな瞬間視野による効果的な投光照明の抑制 − 使用されるなだれフォトダイオード及び光電子増倍管の低ノイズレベルの 高い事前増幅 − 網膜における画像の明るさの強い変化に応じた高い信号動力学 − 例えば位相ロックイン検出ないし信号相関による効果的なアナログ・ノイ ズ抑制 − 結像エラーの容易な除去 それでも本発明の目標設定のために、逐次画像走査の決定的な利点、すなわち 逐次画像走査を目への時間をずらした同期逐次レーザ画像投影と組み合わせる、 というさらなる可能性が開かれる。 フィルム及びビデオ撮影に対する逐次撮影のこれらの利点によって、逐次撮影 は、50年代の初め以来、特に顕微鏡の画像撮影のために投入されている。1つ の逐次走査は、第1に、対象物の平面的な照明と受光体による点状走査によって 、第2に、点状の光源による対象物の走査と受光体による平面的な撮影によって 、そして第3に、点状の照明と同じ走査装置を適用した受光体による同時点状走 査によって、3種類に実現されることが可能である。最初の2つの方法は「fl ying spot(飛点)」撮影技法、第3の方法は「confocal s canning(共焦走査)」撮影技法と呼ばれる。 最初の2つの方法では、光源又は受光体が固定され、このためにその都度受光 体又は光源が対象物に動いている。第3の方法では、光源及び受光体が共通に走 査点(共焦)に結像されるが、互いには動かない。 本発明が提案するような、走査受光体による外界の平面的網膜反射の撮影は、 この意味では、「飛点」撮影技法の第1種である。同じ走査装置を用いた時間を ずらした同期レーザ画像投影は、網膜における照明源と受光体の共通点状走査結 像の意味では、共焦走査技法として理解されるが、受光体とレーザの役割が従来 の適用に対して置き変えられるので、共焦走査撮影技法ではない。本発明では、 受信信号はレーザ源の時間をずらした変調に使用され、通常の方法では、レーザ 源が光信号の同時受信の際の照明に使用される。 本発明とその技術的実施の新鮮度がよく見えるようにするために、画像撮影の 適用と目へのレーザ投影の適用の状況をさらに詳しく説明する。 O.PomerntzeffとR.H.Webbは、初めて、米国特許第4, 213,678号(1980年9月)「Scanning Ophthalmo scope for Examining the Fundus of th e Eye」に、照明源として走査レーザ光線を用い、目の内部組織の撮影のた めの受容体として固定した広い光電子増倍管を伴う「飛点」撮影技法の第2種を 記載している。 この技法の、レーザ光線と光電子増倍管の撮影軸の同時走査による共焦配置へ の拡張が、R.H.Webb、G.W.Hughes、F.C.Deloriに よって論文「Confocal scanning laser ophtha lmoscope」(Applied Optics,Vol.26,No.8 ,pp1492−1499(1987))に紹介された。 この装置では、網膜はレーザ光線によってラスター状に走査される。レーザ光 線は1つ1つ及び一行一行、原物を照明する。受光体(光電子増倍管)はその都 度反射する光を測定し、一連の測定値をビデオ信号に変換する。最終的にテレビ モニタがビデオ信号を画像として表示する。この3つのプロセスは厳密に同期し て行われる。レーザ光線が眼底を一行一行走査する間に、同時にテレビ信号が構 成される。 レーザ光線はまず変調器を通過し、変調器を通じて照明の強さを制御すること ができる。水平の走査線偏向は主に、急速回転する多面鏡によって実施され、垂 直偏向は旋回鏡によって実施される。走査運動の回転中心は目の瞳孔面の中にあ る。眼底から反射ないし逆散乱した光は瞳孔開口全体を通じて集められ、結像光 学系を通じて受光体に送られる。これによって光の偏向は逆向きに行われ、小さ な検知面の上に結像された静止した光東が得られる。 レーザ投影を使用して人工的画像を目の中に投影するための検眼鏡における共 焦点結像の適用の可能性は、Webbらによって上記の論文において認識されて おり、次のように記載されている。「レーザ光線を高速(15kHz)水平スキ ャナと低速(60Hz)垂直スキャナとによって偏向し、標準様式のTVラスタ ーを網膜の上に投影する。光線の変調によって、ラスターの中のグラフィックま たはグレイ・スケール画も投影することができる。患者がその網膜の上に投影さ れたTV映像を見ている間に、網膜の画像がTVモニタの上に表示される・・」 変調された光の刺激と基準の直接投影は、近代的なレーザ走査検眼鏡(例えば ミュンヘンのRodenstock社製)において、主に視力分析、ビデオ視力 決定、及びその都度のレーザ波長のみの場合のコントラスト感度決定のために適 用されている。 レーザによる目への直接画像伝達のさらなる提案が、次の2つの資料から知ら れている。 「Direct viewing picture image displ ay apparatus」と題する1995年11月のソニー株式会社の欧州 特許第0473343B1号では、直視画像再生装置が開示され、この装置は本 質的に、以前に知られておりここで既に引用している共焦結像の出版物からの技 術的解決策のみを含み、またミュンヘンのRodenstock Instru mente社によって実現されたような市販のレーザ走査検眼鏡においても知ら れている解決策である。 この特許の請求項10、11に記載の1色のみの画像伝達から3色へ拡張する ための技術的解決法は、他のレーザ表示装置においても既に長年間実現されてお り、従って同じく新規性はない。請求項12から16までに記載の網膜上の画像 の深さの移動も、同等の対策によって既に存在する装置において実施される。 同じ画像を両方の目に投影するための、この特許の請求項16から19まで及 び図6に示す偏光識別による2つの光線の分離は、「真」の三次元画像を表示す るためには、三次元画像はここでは遠近法による差異を示さないので、基本的に は不適当な方法である。その上に、この方法によって目の調整への動的及び個別 的適合性は得られず、従って技術的には転換が困難である。 次に、「Direct retinal scan display」と題す る1993年8月のMotorola Inc.社の第2の欧州特許出願第05 62742A1号には、上述のソニーの特許のように、やはり網膜への直接画像 伝達に関するものであるが、投影が人がかけている眼鏡による方向転換を通じて 実施される点が異なる、直視画像再生装置が記載されている。 この特許出願は、長く存続している技法に対して新しい解決の手掛かりをもた らすものではない。請求項4における観察者の頭部における全表示の直接組立て 、もしくは請求項5における投影器の光路の眼鏡を通じた方向転換の適用は、「 バーチャル・リアリティ」眼鏡、もしくはパイロット用ヘルメットのヘッドアッ プディスプレイに既に導入されている。 網膜における結像を成功させるためには、レーザ光線の方向転換に関する様々 な光学的要件を満たさなければならず、この方向転換は、光線偏向後の光線誘導 の特別な設計の他に、特殊な眼鏡ガラスの湾曲も必要とする。この根本的な光学 的問題性の解決法は、この最後に述べた特許出願においても考慮または言及され ていない。発明の説明 本発明は、自然の目視過程の際に人の目の網膜上に生ずる外界の画像を撮影し 、電子画像処理によって変更ないし補足することを可能にする、逐次作動する撮 影・投影装置を提案する。それに続いて、この画像をレーザ光線画像投影によっ て目に戻して投影し、元の画像と同期的に重ね合わせる。本発明はさらに、撮影 の際にも投影の際にも同時に原色の赤、緑、青の光線が検出ないし投影されるこ とを計画する。 この課題は、網膜が同じ走査過程で同時に照明されて結像される共焦点レーザ 走査検眼鏡の課題とは基本的に別のものである。というのは、本発明による配置 では、第1走査サイクルにおいて外界の平面的な反射画像が「飛点」法によって 走査され、やっと第2の時間的に離れた走査サイクルにおいて修正されたレーザ 画像が網膜に投影されるからである。第3走査過程では反射画像は再び得られ、 第4走査過程ではレーザ画像が再び投影される。これらの過程は時間的に非常に 速く交替するので、目にとっては、テレビや映画を見る時のように、レーザ画像 が同期的かつ合同に目の動きとは関係なく元の画像を追う連続経過が生ずる。 本発明は、閉眼鏡(サイバースペース)における外部画像の投影も開放眼鏡( HUD)における追加画像も、目への直接レーザ投影のための出願者が知ってい るすべての提案とは、ここで初めて提案される投影と外界の瞬間的画像内容の 直接結合、及びこれを実現するための新式の技術的実施によって区別される。 網膜反射画像の撮影と具象的なさらなる処理は、弱い光学信号の撮影及び処理 技法の急速な進歩によって可能になっている。網膜が自然の環境でさらされてい る照明の強さは、10-4Wcm-2という最高の屋外の明るさから約10-7Wcm-2 までにわたっている。さらに弱い屋内照明では、物を読む条件では10-5Wc m-2〜10-6Wcm-2である(例えば、D.SlineyとM.Wolbars htの「Safety with Lasers and Other Opt ical Sources」(1980)を参照)。光子計数光電子増倍管とT V基準におけるレーザによる逐一走査によって、信号雑音比5の場合に2×10-5 Wcm-2までの感度に達した(R.H.Webb他の「Flying spo t TV ophthalmoscope」,Applied Optics, Vol.19,No.17,pp299(1980)を参照)。 10-7Wcm-2にまで感度を上げることは例えば、改善されたノイズ抑圧、局 部的解像の減少によって、ないしはTVラスター走査の代わりに渦巻き走査を適 用して、視野の中央における走査速度を低下させ、そこでの統合時間を長くする ことによって達成することができる。 本発明の課題は、請求項1、2に記載の特徴によって解決される。従属請求項 には、有利な実施形態とさらなる構成を記載する。 下記の記載において、本発明を実施例によって説明し、添付の図面が説明を補 足する。 図1は、結像がスキャナと目の間で2つの凹状反射面、すなわち補助鏡HSと 眼鏡BGの内側を通じて実施される実施形態における、請求項1から5による撮 影装置及び眼内投影装置の実施例の概略図である。 図2は、結像がスキャナと目の間で凹状補助鏡面BG’、凸状補助鏡面HS’ 、及び眼鏡ガラスBGの凹状内側において実施される実施形態における、請求項 1から4、及び6による撮影装置及び眼内投影装置の実施例の概略図である。 図3は、請求項14に記載の受光体とレーザ変調器を有する撮影装置及び投影 装置の間における固定光路の実施例の概略図である。 図4は、請求項15に記載の可撓性グラスファイバを用いた光線切替えスイッ チと走査ユニットにおける、撮影装置及び投影装置の可撓性結合の実施例の概略 図である。 図5は、1つの眼鏡フレームにおける両眼のために撮影装置及び投影装置を備 える実施例の概略図である。 図6は、請求項23に記載の水平走査鏡の角度90°切替えによる、外界の対 象物に対する網膜反射画像の撮影とこれに続く画像の投影における、スキャナ内 の光路の実施例の概略図である。 図7は、光電子工学的及び電子工学的サブユニットとこれらの接続の概略図で ある。 図8は、走査過程とレーザ投影過程との時間経過の概略図である。 図9は、携帯式撮影及び投影ユニットへのグラスファイバ結合部と画像処理用 コンピュータへの無線伝送部を伴う、眼鏡フレーム組込みスキャナの微小構造様 式の概略図である。 本発明は、請求項1によれば、図1から図3までに示すように、外界AWの対 象物の光の弱い反射画像を目AAの網膜NH上に逐次撮影するための、走査式撮 影装置を提案する。 請求項2によれば、図1から図3にも図示するように、処理された画像をレー ザと画像変調器を用いて向き合った光路を通じて網膜の上に、時間をずらして投 影するために、同じ結像及び走査装置がやはり適用される。 本発明の中心的対象は、図5、図6、図9に示すような観察者にかけられる特 製の眼鏡である。眼鏡ガラスBGは、伝達においては外界からの光のための光線 分割器として、反射においては網膜から目を通じて後退分散する光の結像面とし ての役目をし、この光はさらなる結像要素と水平偏向及び垂直偏向のための2軸 スキャナHSS、VSSを用いて受光体に導かれる(図1から図4まで)。 光路は同時に、検出器の視線の延長が眼鏡を通って常に放射シンクSSの吸収 層に入るように形成される。これに対して、眼鏡を通る目の視線の延長は外界A Wへ進む(図1から図6まで)。 眼鏡ガラスBGにおける光線分割の簡単な方法は、50%透過50%反射型の 鏡ガラスを適用することである。2つの走査サイクルにおいて完全透過から完全 反射まで切り替わるアクティブな電子的制御可能な鏡を導入することもできる。 目AAは、外界AWから平行又はほぼ平行な光束を網膜の上に結像する。外界 への様々な視角における光束の旋回支点は目の瞳孔APに位置する。 本発明は、図5、図6に示すように両眼における同時撮影及び投影、これに伴 って左眼と右眼のための十分に同じ光路を前提とする。左眼と右眼の屈折力が異 なる非正視者の場合でも、本発明は、眼鏡ガラスがその屈折において外側と内側 の相応した異なる湾曲設計によって個々に適合すること、またはコンタクトレン ズをつけることを計画している。正常視者については、眼鏡ガラスの外側と内側 の湾曲は眼鏡ガラスBGと同じである。 網膜の各個別画素から目の外に逆散乱する光は、同様にしてほぼ平行な光東と なり、これは入ってくる光と同じ経路を逆方向に、部分反射眼鏡ガラスBGの内 側に達する。この面の曲がりは、目のレンズといっしょに網膜上の画素の第2画 像が中間面ZEに生ずるように形成される(図1)。補助鏡HSが光線を新たに 視準し、光線が共通の旋回支点を通じて(瞳孔を通じて他の側に)水平走査鏡H SSの軸を通るように結像する。垂直偏向は第2走査鏡VSSによって実施され る。 眼鏡ガラスBGを通した外界AWへの同時屋外目視の場合の、2つの鏡、補助 鏡、及び眼鏡ガラス鏡を用いた目から及び目への結像は、比較的強い光線偏向を 必要とする。2つの凹状鏡面を通じた二重方向転換は、この際に発生する結像誤 差を部分的に相殺する。画像撮影と画像投影の二重反転でしかも同一の光路は、 目における画像のゆがみ発生も大部分回避する。 球状鏡の場合でも、その強い結像誤差のために、<±10°の比較的小さな必 要偏向角にもかかわらず、残留画像障害が発生する。従って、目への結像と方向 転換のために、凹状の放物面鏡や楕円面鏡などの高級な鏡面構造が請求項5に計 画されている。結像誤差の効果的な減少は、請求項6によれば、2つの凹面BG 、BG’と1つの凸面HSを使用しても可能である。ここでは、全鏡面BG’と してBGと同じ凹状湾曲の眼鏡ガラスの第2半面を適用することができる。 本発明は、例えば走査線偏向のための回転鏡又は多面鏡及び垂直偏向のための 旋回鏡もしくは両軸のための音響光学式偏向装置など、どのような種類の2軸画 像スキャナも適用可能であることを前提とする。 分離した水平偏向と垂直偏向を伴うラスター状の走査トレースによって、VH S、NTSC、HDTVのような通常のビデオ基準に従った画像の構築が可能で ある(請求項9)。 しかし、目の画像構築にラスター走査よりもうまく適合する他の走査トレース 、例えば渦巻き走査を適用することができる。網膜における最も強い視力はいわ ゆる中心窩の領域にあり、この中心窩は視野において視軸の周り約±2°の小さ な角度領域のみを撮影する。ある対象物に注目した場合には、目は通常は、固定 された対象物から出る光が中心窩に入るように動かされる。 これによって、走査光線の滞留時間が視軸の方向に連続的に増加する画像走査 の渦巻き走査は、ラスター走査よりも網膜の構造に本質的にうまく適合されよう 。こうして、滞留時間の延長によって、対応するより高い信号騒音比も中央領域 において達成される。 本発明は、この理由から、請求項9におけるラスター走査の適用の他に、2つ の光線偏向装置の対応した設計と操作によって渦巻き走査も適用可能である、請 求項10におけるラスター走査の適用を意図している。 レーザ走査検眼鏡におけるように、光路は、投影チャンネルと受容チャンネル の間で切替鏡SUSを使用して分離される。投影光線の直径は、良好な集東とレ ーザ光線の小さな直径によって受容光線よりも小さく設計することができるので 、図3と図4に示すように両光路の分離に適用するという可能性が孔開き鏡に生 ずる。両方の光路が時間的に交替で適用されることになる効果的な方法は、光路 を走査と同期的に切り換える傾倒鏡の採用である。この解決策は、受容チャンネ ルにおける光学的損失が少なく、受容チャンネルへの投影チャンネルの直接ダビ ングの光学的遮蔽が良いという利点を有する。 光線切替装置SUSの後の投影ユニットの光路には、図3に示すように、本発 明の出願は請求項17に焦点合わせ装置FEを認め、これは請求項17における レーザ画像のスポットと図3における受容GFBの際に走査されたスポットの大 きさを網膜の上で焦点調節合する。光電子増倍管によって見られる瞬間的視野の 焦点調節のために、請求項18によれば、2つのレンズの光路において共通の視 野絞りGFBが使用される。視野絞りの焦点調節は、網膜における照明状態への 適合、及び所望の局所解像の設定のために必要である。両設定は行為者を通じて 自動的にコンピュータの命令に従って、図7に示すように実施可能である。 請求項12には、網膜反射画像は二色性フィルタ(DFR、DFG、DFB) と3つの分離した検出器(PMR、PMG、PMB)の適用によって3つまでの 色チャンネルに分割され、これによって、さらに品質が低下していない色彩画像 を撮影することができる。レーザ側では、同様に二色性光線分割器によって光線 が赤、緑、青のスペクトル領域(LR、LG、LB)の3つまでのレーザによっ て、各色(MR、MG、MB)の分けられた画像変調の後に1つの共通軸の上で 統合される。 変色しない画像撮影のために、光学信号は二色性フィルタDFR、DFG、D KBによって受容チャンネルにおいて3つの受光体の前で3つの色彩成分に、好 ましくは光電子増倍管PMR、PMGNPMBの前で3つの原色に解像され分離 されて測定される。光信号は弱いので、特に光子計数法が採用されることになる 。 本発明はさらに、検出器によって撮影された電子画像は、レーザ光源とレーザ 光線変調器による画像処理によってさらに逐次光学画像に転換され、第2画像サ イクルにおいて同じ光学装置によって(ここでは光線偏向ユニット(レーザ・ス キャナ)としての機能で)、眼鏡ガラスの内面における反射の後に目に同期的に 、しかし時間をずらして元の画像の走査によって戻し投影されることを計画する 。 本発明は請求項20において、画像撮影と画像投影の時間幅を時間的に分離す ること、すなわち図8に示すように、外界の弱い網膜画像の撮影が光の強い投影 によって阻害されることを防ぐために、交替で実施することを提案する。第1画 像サイクルでは例えば網膜反射画像が撮影され、第2画像サイクルでは処理され た電子画像が目の中に投影される。第3画像サイクルでは網膜反射画像の撮影が 実施され、第4画像サイクルでは再び戻し投影が実施され、以下同様である。 この画像交替が十分に速い場合には、目の中にはさみ込まれる画像のための時 間遅延が目の動く持続時間と知覚時間より短いこと、及びはさみ込まれる画像の 安定性と解像が目の解像に匹敵することを前提として、視覚の緩慢さによって、 両画像が観察者には重なって見えるようになっている。 これによって、平均振幅が角度にして5分で持続時間が10〜20ミリ秒であ る目の無意識の速くぴくぴく動く運動も、比較的大きな角度にわたって移動する 対象物を目視追跡する場合の20°〜30°/秒の速い目の動きも捕らえること ができるには、画像の反復頻度は十分に高いものでなければならない。テレビ技 術及びコンピュータ技術におけるような50Hz〜100Hzの反復頻度によれ ば、撮影は目の最高速運動過程にさらに適合する。これはラスター走査にも渦巻 き走査にも有効である。 撮影装置に対するさらなる技術的要件は、捕らえた視野の大きさとここで提案 する装置の解像に関する。大部分の適用事例では、1°の直径と網膜の中心窩に おいて7百万の数の網膜錐体(ピクセル)を有する最強の目視領域と、また直径 約10°までの著しく低い解像を有する限られた領域も関心が寄せられる。これ らの異なる解像要件にとっては、まさに走査トレースの渦巻き走査は特に適して いる。 画像を目の中に戻し投影するための光源として、半導体レーザもしくは小型化 された固体レーザが計画され、これらの連続ダッシュ出力は低く(<300μW )、目への危険性を及ぼす可能性はない。半導体レーザを適用すれば、画像変調 は直接その電力供給を通じて実施可能であろう。これによって、すべての色彩を 作るためには、赤、緑、青の原色を有する3つのレーザの適用が推奨される。周 知の人の視覚の色三角形が示すように、すべての別々の色ならびに灰と白の無色 をこれらの色彩の単色レーザ線の合計によって作ることができる。本発明は、単 色の解決策として個々の色を適用することの可能性も含む。 本発明は図7に示すように、信号プロセッサSPを計画しており、これは網膜 の直接画像を電子的に処理し、装置のすべての機能ならびにスキャナVSS/H SSとレーザ・スポット焦点合わせの機能、及び視野絞りLAA/GFBの大き さを同期的に調整する。次いで画像処理コンピュータBVCは、目によって知覚 され、外部接続部EAを介してコンピュータに送られる他の技術センサの1つま たは複数の画像を受け取り、これらを所定のソフトウェアSWによって処理し、 その後、これらは信号プロセッサによって画像信号としてレーザ光線上で変調さ れる。 レーザ投影は、コンピュータによって処理された実際の画像を目の中に投影し て元の画像と融合させるという処理の他に、外部からコンピュータに導入される 外来の画像を目の中の外部画像に同期的に重ねることも可能にする。画像撮影と 画像投影の間の時間間隔が急速な目の動きと比較して相応に短い場合には、テレ ビ画面を見るときのように、目は画像のとぎれを知覚しないであろう。 両眼における分離しているが同時の画像走査は、両方の画像の遠近法による差 も把握する。これはレーザ戻り投影の場合には両眼に保持されたままであるから 、立体的目視の再生が保証される。 画像処理による網膜画像の目への戻し投影の他に、ここに提案された装置は請 求項25によれば、このレーザ画像を、周囲環境中にあって目によって見られる 対象物に直接投影することも可能にする。本発明のこの実施形態は、走査鏡を9 0°の角度だけ折り返すことによって図6に概略図示されている。 本発明で適用される構成要素は、今日ではさらに小型化され、低廉になってい る。光線方向転換ユニット及びスキャナは、図9に示すように簡単な眼鏡フレー ムBの中に納めることができる。グラスファイバ導線GFLを用いて、別に離し てレーザ投影ユニットと受容ユニットとを、小さなケースTOE、例えばポケッ ト型の本の大きさの中に電池電源と共に納めることができる。外部の固定設置さ れた画像処理コンピュータとのデータ交換を、無線波または赤外線を通じて行う ことができる。本発明の装置のすべての構成要素を、今日の技術水準によれば一 人の人間が難なく携帯することができ、外部コンピュータとの無線画像データ交 換もその人の行動の自由度が制限されることなく可能である。 本発明の様々な導入範囲を次の4種類にまとめることができる。すなわち、 − 外界の画像の撮影、その処理、戻し投影、及び目における元の画像との融 合。 − 他の撮影システムの画像、例えば他のスペクトル領域にある同じシーンの 直接画像への重ね合わせ。 − コンピュータによってのみ作られる仮想画像の重ね合わせ。 − 外界の画像の撮影、及びその、目の中ではなく目で見られる外界の同じ対 象物へのレーザ投影。 第1の種類では、適用は、目によって撮影された画像を目指された画像合計に よって改善する、例えばぼやけた画像又は光の弱い画像を鮮明化し強化するとい う目的を有し、これは視覚障害者にも視覚正常者にも大きな助けとなろう。 他の可能な画像変化は、例えば新しい色彩合計による対象物の色彩の変化であ ろう。この技法は、視界の所定領域の目的とされる白着色、及びこれによる光学 情報の消去又は減少に利用することができよう。 第2の種類は、同じシーンの、例えば見えない赤外領域から、又はレントゲン 装置からの画像の重ね合わせを含む。この技法は、例えば夜間及び霧やもやの中 での車行又は飛行を著しく容易にする。 医療面での適用では、例えばレントゲン画像、音響画像、及び核スピン断層撮 影装置の画像を、診断や外科手術における医者を支援するために、患者の身体ま たは器官の直接画像に重ね合わせることができよう。第3の種類は、例えば自動 車運転における今日のHUDの適用におけるように、画像が仮想追加挿入によっ て補完されるという適用を含む。本発明は、外部画像との正確な挿入同期化とい う追加の利点を示す。これによって外部画像を、例えば僅かな画像内容を有する 直接画像の内部の正確に画定された空の位置に、又は余分の対象物と離れた所に ステレオ画像として挿入することができる。 この第3の種類には、コンピュータ技術からの対話型の適用、すなわち、仮想 コンピュータマウス(ターゲットクロス)の挿入が属し、これは(手の代わりに )目の動きだけによって外界の実際の対象物(及びディスプレイ)の上に導かれ る。ここではクリック又は命令が追加の目の動き、例えば瞬き、声、または触圧 によって実施可能であろう。 この第3の種類は、サイバースペースの適用、すなわち閉眼鏡への仮想コンピ ュータ完全画像の挿入も含む。本発明を用いて、はさみ込まれた仮想画像の網膜 画像の撮影を、この画像を目の動きに対して安定させるために利用することがで きよう。 第4の種類は、「能動的目視」の種類、すなわち目によって見られ、走査装置 によって撮影されるシーンがすぐ後の走査サイクルにおいてレーザ画像照明装置 によって逐次照明される。こうして照明されたシーンは再び目によって知覚され 、 次に続くサイクルで変化された第2レーザ照明過程に導かれ、この過程は第3過 程に続く。 このようにして、弱い見分け可能な対象物を明るくして、そのコントラストを 高め、または色彩を変えるために、照明の相応した設計によって正または負のフ ィードバックとして様々な適用に利用可能な光学的フィードバック・ループが成 立する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN (72)発明者 シュミット―ビショフシャウセン・ホルス ト ドイツ連邦共和国 ディー―85579 ニュ ービベルグ,ティツァンストラッセ 38 (72)発明者 イベール・ハインリッヒ ドイツ連邦共和国 ディー―87463 プロ ブストリィド ホッホボーゲルウェグ 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.人の目の網膜上に結像した画像を、走査撮影装置を用いて撮影する装置であ って、外界の光線が内面は湾曲形状の光線分割鏡として形成された眼鏡のガラス を透過すること、及び網膜の各点から逆散乱して目から出る平行光束を撮影する ため、またこれらを結像して方向転換するために、光東を網膜反射画像の逐次撮 影のために光学電子検出器にさらに導く2軸走査装置が備えられていることを特 徴とする装置。 2.光線分割器を使用して、レーザ光線が、同じ光路、同じ走査装置、ならびに 結像、及び湾曲した眼鏡ガラスの内面における反射画像とは逆方向の方向転換を 通じて、網膜の上に結像されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。 3.光線切替装置を使用して、レーザ光線が、同じ光路、同じ走査装置、ならび に結像、及び湾曲した眼鏡ガラスの内面における反射画像とは逆方向の方向転換 を通じて、網膜の上に結像されることを特徴とする、請求項1および2に記載の 装置。 4.瞬間的光学走査軸がスキャナから見てその延長線内で、眼鏡ガラスを通して 光を吸収する光線シンクの中に常に入ることを特徴とする、請求項1から3に記 載の装置。 5.スキャナから出る光束の結像と方向転換が、目への眼鏡の方向転換の前に凹 状補助鏡を用いて結像と転換されることを特徴とする、請求項1から4に記載の 装置。 6.スキャナから出る光束の結像が、目への眼鏡の方向転換の前に、凹状補助鏡 ならびに凸状補助鏡を用いて結像と転換されることを特徴とする、請求項1から 4に記載の装置。 7.目における画像走査とレーザ投影が、相対して時間的に離れて一定の画像頻 度で交互に実施されることを特徴とする請求項1、2に記載の装置。 8.画像走査時間中に時折、目へのレーザ画像投影も実施されることを特徴とす る請求項1から3に記載の装置。 9.走査トレースが網膜を通じて、偏向ユニットによって周知のビデオ基準に沿 って導かれることを特徴とする請求項1から4に記載の装置。 10.走査トレースがラスター状に網膜を通じて、走査装置の相応の設計と操作 とによって実施されることを特徴とする請求項1から9に記載の装置。 11.走査トレースが渦巻き状に網膜を通じて、走査装置の相応の設計と操作と によって実施されることを特徴とする請求項1から9に記載の装置。 12.光受容チャンネルにおいて、複数の光線分割器と光検出器を使用して、受 容信号の複数のスペクトル領域を互いに独立して検出できることを特徴とする請 求項1から11に記載の装置。 13.照明チャンネルにおいて、光線分割器を使用して、複数のレーザ光線を同 じ光軸に持ち込むことができ、これによって一緒に網膜上に結像することができ ることを特徴とする請求項1から12に記載の装置。14.レーザ投影ユニット と受容ユニットの光路が固定した光線誘導によって整えられることを特徴とする 請求項1から13に記載の装置。 15.レーザ投影ユニットの光路が、レーザ、画像変調器、及び光線分割器によ ってグラスファイバを通じて光線切替装置に導かれることを特徴とする請求項1 から13に記載の装置。 16.受容ユニットの光路が、受光体と光線分割器によってグラスファイバを通 じて光線切替ユニットに導かれることを特徴とする請求項1から14に記載の装 置。 17.レーザ投影ユニットの光路に光線焦点合わせ装置が統合され、これによっ て網膜上のレーザの画像スポットの大きさを変えることができることを特徴とす る請求項1から16に記載の装置。 18.受容ユニットの光路に可変視野絞りが統合され、これによって網膜上の走 査スポットの大きさを変えることができることを特徴とする請求項1から17に 記載の装置。 19.受光体によって撮影された画像が画像処理コンピュータに導かれ、このコ ンピュータは撮影された画像を画像走査と同期的に処理することを特徴とする請 求項1から18に記載の装置。 20.画像処理コンピュータによって処理された網膜の画像が、電気光学変調器 によって、単一のレーザ光線の光路の中に、画像を同期であるが走査とは時間を ずらして網膜の上に生じさせることを特徴とする請求項1から19に記載の装置 。 21.目以外のセンサの外部画像が、画像処理コンピュータにおいて、そこに記 憶された瞬間的な網膜画像と位置的及び時間的に同期化され、レーザ光線とは時 間をずらして目に投影されることを特徴とする請求項1から20に記載の装置。 22.コンピュータで生成された情報が、画像処理コンピュータにおいて、そこ に記憶された瞬間的な網膜画像と位置的及び時間的に同期化され、レーザ光線と 共に目に投影されることを特徴とする請求項1から21に記載の装置。 23.光切替器によって、外光が眼鏡の前で部分的又は完全に遮断されることを 特徴とする請求項1から22に記載の装置。 24.外部への目視が弱められたかまたは遮断された場合、また他のセンサ又は コンピュータのレーザ画像の網膜への投影の場合に、レーザ投影の間でもこれら の画像が検出器によって撮影され、画像処理コンピュータに導かれることを特徴 とする請求項1から22に記載の装置。 25.網膜によって撮影された外界の画像が、目への軸方向に対して180°の 光路の折り返しによって、目によって見られた対象物をコンピュータによって導 出されたレーザ画像によって照明するために、光線を外界に向けることを特徴と する請求項1から24に記載の装置。
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