JP2001194021A - 吸収冷温水機及び制御方法 - Google Patents

吸収冷温水機及び制御方法

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JP2001194021A JP2000001432A JP2000001432A JP2001194021A JP 2001194021 A JP2001194021 A JP 2001194021A JP 2000001432 A JP2000001432 A JP 2000001432A JP 2000001432 A JP2000001432 A JP 2000001432A JP 2001194021 A JP2001194021 A JP 2001194021A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排熱焚再生器に流入する吸収溶液流量を制御
して、吸収冷温水機の効率を向上する。 【解決手段】 排熱焚再生器(30)に熱的に連通する
排熱ライン(L2)に排熱流体が流過しているか否か、
排熱流体温度(Tw)、吸収器(22)の出口温度(T
a)の何れかを検出し、三方弁(V1、V2)を開閉制
御して、排熱焚再生器(30)に流入される吸収溶液流
量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収器と、高温再
生器と、低温再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有する吸
収冷温水機に関し、特に、所謂「一重二重効用」と呼ば
れる吸収冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】図28は、所謂「パラレルフロー」タイ
プとして構成された従来の一重二重効用吸収冷温水機を
示している。図28において、吸収器22からポンプ2
4により送出された稀溶液は、稀溶液ラインL1を流過
し、低温溶液熱交換器26を経て、分岐点P1で、高温
再生器44に連通するラインL1−1と、排熱焚再生器
に連通するラインL1−2とに分岐する。
【0003】ラインL1−2を流れる稀溶液は、排熱焚
再生器30に供給される。排熱焚再生器30において
は、稀溶液に対して、排熱ラインL2を流れる排熱流体
(例えば温排水等)が保有するエンタルピー(顕熱)が
付加されて、加熱・一部再生される。排熱焚再生器30
において再生された冷媒蒸気はラインL13を流れて凝
縮器50へ流入する。
【0004】排熱焚再生器30で加熱された吸収溶液
は、ラインL1−21を経由して低温再生器48に供給
される。
【0005】一方、分岐点P1で分岐した他方のライン
L1−1は、高温溶液熱交換器42を経由して、高温再
生器44に送られる。高温再生器44においては、例え
ばバーナ機構45等の加熱手段により吸収溶液が加熱・
濃縮され、これにより発生(再生)した冷媒蒸気(水蒸
気)は蒸気ラインL11を流れ、低温再生器48を介し
て凝縮器50(第1の凝縮器)に送られる。
【0006】そして、低温再生器48において、蒸気が
保有するエンタルピーにより、(ラインL1−21を経
由して排熱焚再生器30から流入した)吸収溶液が再生
される。そして再生した冷媒蒸気は、ラインL15を介
して凝縮器50へ送られ、低温再生器48で加熱した吸
収溶液はラインL1−22を流過する。
【0007】高温再生器44で加熱・凝縮された吸収溶
液(中間濃度溶液)は、溶液ラインL3を流れ、合流点
P2で低温再生器48からのラインL1−22と合流す
る。ラインL3とラインL1−22は、合流した後、低
温溶液熱交換器26を経由して、吸収器22に戻る。
【0008】凝縮器50で凝縮した液相冷媒は、ライン
L5を流れて蒸発器52へ供給される。蒸発器52で冷
水ライン(図示せず)を流れる冷水から気化熱を奪って
蒸発した冷媒蒸気は、ラインL17を流れて、吸収器2
2へ流入する。
【0009】係る従来技術において、分岐点P1で分岐
する2本のラインL1−1、L1−2を流れる吸収溶液
の流量は、吸収冷温水機の圧力バランスに基いて、一定
量に決定される。これに対して、排熱ラインL2を経由
して排熱焚再生器30に供給される排熱(或いは、排熱
ラインL2を流れる排熱流体が保有する熱量)は、図示
しない排熱源の状態により変動する。
【0010】ここで、排熱ラインL2を流れる排熱流体
の温度が、排熱焚再生器30内の吸収溶液温度よりも十
分に高温であれば、ラインL1−2を流れる吸収溶液流
量を増加することにより、排熱焚再生器30における再
生量が増大し、高温再生器44の加熱手段45の高質燃
料消費量を抑制して、吸収冷温水機の効率を向上出来
る。一方、排熱ラインL2を流れる排熱流体温度が、排
熱焚再生器30内の吸収溶液温度に対して十分に高温と
は言い得ない場合には、排熱焚再生器30における再生
量は減少し、最悪の場合には、吸収溶液が保有する熱量
が排熱流体へ(熱的に)逆流してしまう恐れがある。こ
の様な場合には、ラインL1−1の流量を増加して、ラ
インL1−2の流量を減少する方が、吸収冷温水機の効
率は良くなる。従って、排熱流体の温度と、吸収溶液の
温度とを比較して、ラインL1−1、L1−2を流れる
吸収溶液流量を変更させることが、吸収冷温水機の効率
を向上させるという見地からは好ましい。
【0011】しかし、排熱流体の温度と、吸収溶液の温
度とを比較して、排熱焚再生器30へ流入する吸収溶液
流量を決定する様な吸収冷温水機は、現時点では存在し
ない。排熱流体の温度及び吸収溶液の温度には無関係
に、吸収冷温水機内の溶液循環系における圧力バランス
に基いて、排熱焚再生器30へ流入する吸収溶液流量が
無作為に決定されてしまうのが、現状である。従って、
排熱流体温度が高いのに排熱焚再生器30へ流入する吸
収溶液流量が少なかったり、或いは、排熱流体温度が低
いのに排熱焚再生器30へ流入する吸収溶液流量が多か
ったりして、吸収冷温水機の効率を向上するのに逆効し
てしまう、という問題点が存在する。
【0012】この様な問題点に対して、図29で示す様
に、吸収器(高圧側吸収器)22Hから出る2本の稀溶
液ラインL1−11、L1−12を設けることにより、
対処することが考えられる。すなわち、ラインL1−1
1はポンプP10−1によりヘッドが付加され高温溶液
熱交換器42を介して高温再生器44に連通し、ライン
L1−12はポンプP10−2によりヘッドが付加され
低温溶液熱交換器26を介して排熱焚再生器30に連通
する様に構成し、ポンプP10−1、P10−2の吐出
流量を制御することにより、吸収溶液温度と排熱温度と
に基いて、排熱再生器30に流入する吸収溶液流量を調
節し、以って、吸収冷温水機の効率を向上せしめること
が可能である。
【0013】しかし、吸収器からラインを2本出して、
各々のラインにポンプを介装し、各ポンプの吐出流量を
(吸収溶液温度と排熱温度とに基いて)制御すること
は、構成を煩雑化して、吸収冷温水機製造コストを高騰
化してしまう、という問題を生じてしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、排熱焚再
生器へ流入する吸収溶液流量を制御して、吸収冷温水機
の効率を向上することが出来る様な吸収冷温水機及びそ
の制御方法の提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収冷温水機
は、吸収器(22)と、高温再生器(44)と、低温再
生器(48)と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(5
0)と、蒸発器(52)とを有する吸収冷温水機(2
0)において、吸収器(22)から送出された稀溶液が
流過する稀溶液ライン(L1)は、第1の分岐点(B
P)で、低温溶液熱交換器(26)が介装されている第
1の分岐ライン(L1−1)と、冷媒ドレン熱交換器
(70)が介装されている第2の分岐ライン(L1−
2)とに分岐されており、高温再生器(44)で再生し
た冷媒蒸気が流れるライン(L11)の低温再生器(4
8)と凝縮器(50)の間の領域(L11−70)が前
記冷媒ドレン熱交換器(70)と熱的に連通しており、
低温再生器(48)を経由した後の冷媒(L11−70
を流れる冷媒)が保有するエンタルピーが前記第2の分
岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投入される様に
構成されており、前記第1の分岐点(BP)に介装され
た三方弁(V1)と、排熱焚再生器(30)と熱的に連
通する排熱ライン(L2)と排熱源に連通するライン
(L2G)との分岐箇所或いは合流箇所に介装された排
熱投入用三方弁(VE)と、該排熱投入用三方弁(V
E)が排熱ラインL2側を開放しているか閉鎖している
かを検出する開閉センサ(S1)と、該開閉センサ(S
1)の検知信号により前記三方弁(V1)を開閉制御す
る制御手段(150)とを設け、該制御手段(150)
は、排熱投入用三方弁(VE)が排熱ライン(L2)側
を開放しているのであれば、排熱焚再生器(30)に連
通する第1の分岐ライン(L1−1)を流過する稀溶液
の流量を所定量だけ増加し、排熱投入用三方弁(VE)
が排熱ライン(L2)側を閉鎖しているのであれば、排
熱焚再生器(30)に連通する第1の分岐ライン(L1
−1)を流過する稀溶液の流量を、所定量だけ減少する
制御を行う様に構成されている。(図1、図2) ここで、排熱源に連通するライン(L2G)を流れる排
熱流体温度が低温であり、排熱投入用三方弁(VE)が
排熱ライン(L2)側を閉鎖して、排熱ライン(L2)
及び排熱焚再生器(30)をバイパスしている場合に
は、吸収冷温水機の効率化という観点に着目すれば、排
熱焚再生器(30)に連通する第1分岐ライン(L1−
1)に多量の稀溶液を流過させる必要は無い。一方、排
熱源に連通するライン(L2G)を流れる排熱流体が高
温で、排熱投入用三方弁(VE)が排熱ライン(L2)
側を開放して、大量の排熱を排熱焚再生器(30)に対
して投入出来る場合には、排熱焚再生器(30)に連通
する第1分岐ライン(L1−1)に多量の稀溶液が流過
する方が、吸収冷温水機の効率化に寄与する。上述した
様な構成を具備する本発明によれば、排熱ライン(L
2)側が開放されているか否か、換言すれば排熱焚再生
器(30)に排熱が投入されているか否かを判断し、排
熱焚再生器(30)に供給される稀溶液流量(第1分岐
ラインL1−1を流れる吸収溶液流量)を制御している
ので、排熱が有効利用されて、高温再生器(44)で消
費される高質燃料量を抑制して、吸収冷温水機の効率を
さらに向上出来るのである。
【0016】また本発明の吸収冷温水機は、吸収器(2
2)と、高温再生器(44)と、低温再生器(48)
と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(50)と、蒸発
器(52)とを有する吸収冷温水機(20)において、
吸収器(22)から送出された稀溶液が流過する稀溶液
ライン(L1)は、第1の分岐点(BP)で、低温溶液
熱交換器(26)が介装されている第1の分岐ライン
(L1−1)と、冷媒ドレン熱交換器(70)が介装さ
れている第2の分岐ライン(L1−2)とに分岐されて
おり、高温再生器(44)で再生した冷媒蒸気が流れる
ライン(L11)の低温再生器(48)と凝縮器(5
0)の間の領域(L11−70)が前記冷媒ドレン熱交
換器(70)と熱的に連通しており、低温再生器(4
8)を経由した後の冷媒(L11−70を流れる冷媒)
が保有するエンタルピーが前記第2の分岐ライン(L1
−2)を流れる稀溶液へ投入される様に構成されてお
り、前記第1の分岐点(BP)に介装された三方弁(V
1)と、排熱焚再生器(30)と熱的に連通する排熱ラ
イン(L2)を流れる流体の温度(Tw)を検出する温
度センサ(S2)と、該温度センサ(S2)の検知信号
により前記三方弁(V1)を開閉制御する制御手段(1
50)とを設け、該制御手段(150)は、排熱ライン
(L2)側を流れる流体の温度(Tw)が上昇すれば、
排熱焚再生器(30)に連通する第1の分岐ライン(L
1−1)を流過する稀溶液の流量を増加し、排熱ライン
(L2)側を流れる流体の温度(Tw)が下降すれば、
排熱焚再生器(30)に連通する第1の分岐ライン(L
1−1)を流過する稀溶液の流量を減少する制御を行う
様に構成されている。(図3、図4) 上述した様な構成を具備する本発明によれば、排熱ライ
ン(L2)を流れる温度(Tw)が上昇し、排熱焚再生
器(30)に排熱が有効に投入される状態であるかか否
かを判断し、排熱焚再生器(30)に供給される稀溶液
流量(第1分岐ラインL1−1を流れる吸収溶液流量)
を制御している。従って、排熱流体が保有する熱量(排
熱)が投入可能か否かに基いて、第1分岐ライン(L1
−1)を流れる吸収溶液流量を制御しているので、排熱
の有効利用、高質燃料消費量の抑制を実現して、吸収冷
温水機の効率をさらに向上している。
【0017】さらに本発明の吸収冷温水機は、吸収器
(22)と、高温再生器(44)と、低温再生器(4
8)と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(50)と、
蒸発器(52)とを有する吸収冷温水機(20)におい
て、吸収器(22)から送出された稀溶液が流過する稀
溶液ライン(L1)は、第1の分岐点(BP)で、低温
溶液熱交換器(26)が介装されている第1の分岐ライ
ン(L1−1)と、冷媒ドレン熱交換器(70)が介装
されている第2の分岐ライン(L1−2)とに分岐され
ており、高温再生器(44)で再生した冷媒蒸気が流れ
るライン(L11)の低温再生器(48)と凝縮器(5
0)の間の領域(L11−70)が前記冷媒ドレン熱交
換器(70)と熱的に連通しており、低温再生器(4
8)を経由した後の冷媒(L11−70を流れる冷媒)
が保有するエンタルピーが前記第2の分岐ライン(L1
−2)を流れる稀溶液へ投入される様に構成されてお
り、前記第1の分岐点(BP)に介装された三方弁(V
1)と、吸収器(22)の出口における吸収溶液の温度
(Ta)を検出する温度センサ(S3)と、該温度セン
サ(S3)の検知信号により前記三方弁(V1)を開閉
制御する制御手段(150)とを設け、該制御手段(1
50)は、吸収器(22)の出口における吸収溶液の温
度(Ta)が上昇すれば、排熱焚再生器(30)に連通
する第1の分岐ライン(L1−1)を流過する稀溶液の
流量を減少し、吸収器(22)の出口における吸収溶液
の温度(Ta)が下降すれば、排熱焚再生器(30)に
連通する第1の分岐ライン(L1−1)を流過する稀溶
液の流量を増加する制御を行う様に構成されている。
(図5、図6)。上述した様な構成を具備する本発明に
よれば、吸収器(22)の出口における吸収溶液の温度
(Ta)が下降すれば、吸収溶液濃度が薄くなり、飽和
温度が下がるため、同一熱量が投入されても排熱焚再生
器(30)における再生量が増加する。一方、吸収器
(22)の出口における吸収溶液の温度(Ta)が上昇
すれば、吸収溶液濃度が濃くなり、飽和温度が上がるた
め、同一熱量が投入されても排熱焚再生器(30)にお
ける再生量は減少する。本発明では、吸収器出口温度
(Ta)を計測することにより、吸収溶液(或いは稀溶
液)濃度が薄いか濃いか、換言すれば、飽和温度が低い
(再生し易い)か高い(再生し難い)かを判断し、それ
に基いて、排熱焚再生器(30)に供給される稀溶液流
量(第1分岐ラインL1−1を流れる吸収溶液流量)を
制御している。すなわち、排熱焚再生器に投入される排
熱による再生量が増加するか否かに基いて、第1分岐ラ
イン(L1−1)を流れる吸収溶液流量が制御され、排
熱を有効利用し、高質燃料消費量を抑制して、吸収冷温
水機の効率をさらに向上している。
【0018】本発明の実施に際して、排熱ライン(L
2)に排熱流体が流過しているか否かを検出する開閉セ
ンサ(S1)と、排熱流体温度(Tw)を検出する温度
センサ(S2)と、吸収器(22)の出口における吸収
溶液温度(Ta:吸収器出口温度)を検出する温度セン
サ(S3)の内の何れか2つを設け、或いは3つ全てを
設け、各センサで検出される各パラメータを全て参照し
て、制御行われる様に構成することが出来る(図7、図
8)。
【0019】本発明において、前記第1の分岐ライン
(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した
後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに
排熱焚再生器(30)に連通し、該排熱焚再生器(3
0)から高温再生器(44)に向かうライン(L1−1
44)は、排熱焚再生器(30)と高温溶液熱交換器
(42)の間の第1の合流点(GP)で前記第2の分岐
ライン(L1−2)と合流して高温再生器(44)に連
通し(L1−44)、高温再生器(44)で加熱された
吸収溶液は、中間濃度溶液ライン(L3)を流れて低温
再生器(48)へ流入し、低温再生器(48)で加熱さ
れた後に高濃度溶液ライン(L4)を流れ、低温溶液熱
交換器(26)を経由して吸収器(22)に戻る様に構
成することが好ましい(図1−図8:シリーズフロータ
イプ)。
【0020】或いは、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、該排熱焚再生器(30)から高
温再生器(44)に向かうライン(L1−144)は、
高温溶液熱交換器(42)と高温再生器(44)の間の
第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−
2)と合流して高温再生器(44)に連通し、高温再生
器(44)で加熱された吸収溶液は中間濃度溶液ライン
(L3)を流れて低温再生器(48)へ流入し、低温再
生器(48)で加熱された後に高濃度溶液ライン(L
4)を流れ、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収
器(22)に戻る様に構成するのが好ましい(図9:シ
リーズフロータイプ)。
【0021】そして本発明は、前記第1及び第2の分岐
ライン(L1−1、L1−2)は低温溶液熱交換器(2
6)或いは冷媒ドレン熱交換器(70)を経由してから
直ちに第1の合流点(GP)で合流し、第2の分岐点
(P1)で高温再生器(44)に連通するライン(L1
−3)と排熱焚再生器(30)に連通するライン(L1
−4)に分岐し、高温再生器(44)に連通するライン
(L1−3)を流れる稀溶液は高温溶液熱交換器(4
2)を経由して高温再生器(44)へ流入し、排熱焚再
生器(30)に連通するライン(L1−4)を流れる稀
溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器
(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸
収溶液が流れるライン(L1−42)は、高温再生器
(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P
2)で合流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)を経
由して吸収器(22)へ連通しており、前記三方弁(V
1)は第1の分岐点(BP)ではなく、第2の分岐点
(P1)に介装されているのが好ましい(図10:パラ
レルフロータイプ)。
【0022】さらに本発明では、前記第1の分岐ライン
(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した
後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せず
に、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通
するライン(L1−3)と排熱焚再生器(30)に連通
するライン(L1−4)に分岐し、高温再生器(44)
に連通するライン(L1−3)を流れる稀溶液は高温溶
液熱交換器(42)を経由して高温再生器(44)へ流
入し、排熱焚再生器(30)に連通するライン(L1−
4)は第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン
(L1−2)と合流し、該ライン(合流後のL1−4)
を流れる稀溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低
温再生器(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱
された吸収溶液が流れるライン(L1−42)は高温再
生器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)
を経由して吸収器(22)へ連通しており、第1の分岐
点(BP)に介装された前記三方弁(V1)に代えて、
第2の分岐点(P1)に介装された三方弁(V2)を設
けているのが好ましい(図11:パラレルフロータイ
プ)。
【0023】或いは、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−3)と排熱焚再生器(30)に連通するライン
(L1−4)に分岐し、高温再生器(44)に連通する
ライン(L1−3)を流れる稀溶液は高温溶液熱交換器
(42)を経由して高温再生器(44)へ流入し、排熱
焚再生器(30)に連通するライン(L1−4)は第1
の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)
と合流し、該ライン(合流後のL1−4)を流れる稀溶
液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(4
8)に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶
液が流れるライン(L1−42)は高温再生器(44)
からの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合
流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸
収器(22)へ連通しているのが好ましい(図12:パ
ラレルフロータイプ)。
【0024】または、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−3)と排熱焚再生器(30)に連通するライン
(L1−4)に分岐し、高温再生器(44)に連通する
ライン(L1−3)を流れる稀溶液は高温溶液熱交換器
(42)を経由して高温再生器(44)へ流入し、排熱
焚再生器(30)に連通するライン(L1−4)は第1
の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)
と合流し、該ライン(合流後のL1−4)を流れる稀溶
液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(4
8)に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶
液が流れるライン(L1−42)は高温再生器(44)
からの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合
流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸
収器(22)へ連通しており、第1の分岐点(BP)に
介装された前記三方弁(V1)に加えて、第2の分岐点
(P1)に介装された三方弁(V2)を設けているのが
好ましい(図13:パラレルフロータイプ)。
【0025】これに加えて本発明では、前記第1の分岐
ライン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経
由した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流
せずに、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に
連通するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)
に連通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−11)は第2の分岐
点(P1)と高温溶液熱交換器(42)の間の第1の合
流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合
流して(L1−44)高温再生器(44)へ連通し、排
熱焚再生器(30)に連通するライン(L1−12)を
流れる稀溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温
再生器(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−122)は高温再
生器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し、低温溶液熱交換器(26)を経由し
て吸収器(22)へ連通しており、第1の分岐点(B
P)に介装された前記三方弁(V1)に代えて、第2の
分岐点(P1)に介装された三方弁(V2)を設けてい
るのが好ましい(図14:パラレルフロータイプ)。
【0026】或いは本発明では、前記第1の分岐ライン
(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した
後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せず
に、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通
するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)に連
通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器(4
4)に連通するライン(L1−11)は第2の分岐点
(P1)と高温溶液熱交換器(42)の間の第1の合流
点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流
して(L1−44)高温再生器(44)へ連通し、排熱
焚再生器(30)に連通するライン(L1−12)を流
れる稀溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再
生器(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱され
た吸収溶液が流れるライン(L1−122)は高温再生
器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し、低温溶液熱交換器(26)を経由し
て吸収器(22)へ連通しているのが好ましい(図1
5:パラレルフロータイプ)。
【0027】本発明は、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−11)と排熱焚再生器(30)に連通するライ
ン(L1−12)に分岐し、高温再生器(44)に連通
するライン(L1−11)は第2の分岐点(P1)と高
温溶液熱交換器(42)の間の第1の合流点(GP)で
前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流して(L1−
44)高温再生器(44)へ連通し、排熱焚再生器(3
0)に連通するライン(L1−12)を流れる稀溶液は
排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(48)
に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が
流れるライン(L1−122)は高温再生器(44)か
らの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合流
し、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)へ連通しており、第1の分岐点(BP)に介装され
た前記三方弁(V1)に加えて、第2の分岐点(P1)
に介装された三方弁(V2)を設けているのが好ましい
(図16:パラレルフロータイプ)。
【0028】本発明の実施に際して、前記第1の分岐ラ
イン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由
した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せ
ずに、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連
通するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)に
連通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−11)は高温溶液熱
交換器(42)と高温再生器(44)の間の第1の合流
点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流
して高温再生器(44)へ連通し、排熱焚再生器(3
0)に連通するライン(L1−12)を流れる稀溶液は
排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(48)
に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が
流れるライン(L1−122)は高温再生器(44)か
らの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合流
し、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)へ連通しており、第1の分岐点(BP)に介装され
た前記三方弁(V1)に代えて、第2の分岐点(P1)
に介装された三方弁(V2)を設けているのが好ましい
(図17:パラレルフロータイプ)。
【0029】本発明の実施に際して、前記第1の分岐ラ
イン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由
した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せ
ずに、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連
通するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)に
連通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−11)は高温溶液熱
交換器(42)と高温再生器(44)の間の第1の合流
点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流
して高温再生器(44)へ連通し、排熱焚再生器(3
0)に連通するライン(L1−12)を流れる稀溶液は
排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(48)
に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が
流れるライン(L1−122)は高温再生器(44)か
らの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合流
し、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)へ連通しているのが好ましい(図18:パラレルフ
ロータイプ)。
【0030】本発明の実施に際して、前記第1の分岐ラ
イン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由
した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せ
ずに、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連
通するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)に
連通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−11)は高温溶液熱
交換器(42)と高温再生器(44)の間の第1の合流
点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流
して高温再生器(44)へ連通し、排熱焚再生器(3
0)に連通するライン(L1−12)を流れる稀溶液は
排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(48)
に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が
流れるライン(L1−122)は高温再生器(44)か
らの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合流
し、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)へ連通しており、第1の分岐点(BP)に介装され
た前記三方弁(V1)に加えて、第2の分岐点(P1)
に介装された三方弁(V2)を設けているのが好ましい
(図19:パラレルフロータイプ)。
【0031】また本発明において、前記第1の分岐ライ
ン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由し
た後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せず
に排熱焚再生器(30)に連通し、排熱焚再生器(3
0)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L1−3
1)は、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に
連通するライン(L1−44)と低温再生器(48)に
連通するライン(L1−48)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−44)を流れる稀溶
液は高温溶液熱交換器(42)を経由して高温再生器
(44)へ流入し、低温再生器(48)に連通するライ
ン(L1−48)は第1の合流点(GP)で前記第2の
分岐ライン(L1−2)と合流し、該ライン(合流後の
L1−2)を流れる稀溶液は低温再生器(48)に流入
して加熱され、低温再生器(48)で加熱された吸収溶
液が流れるライン(L1−51)は、高温再生器(4
4)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)
で合流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)を経由し
て吸収器(22)へ連通するのが好ましい(図20:パ
ラレルフロータイプ)。
【0032】或いは、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−31)は、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−44)と低温再生器(48)に連通するライン
(L1−48)に分岐し、高温再生器(44)に連通す
るライン(L1−44)は、第2の分岐点(P1)と高
温溶液熱交換器(42)の間の第1の合流点(GP)で
前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流して高温再生
器(44)へ連通し、低温再生器(48)に連通するラ
イン(L1−48)を流れる稀溶液は低温再生器(4
8)に流入して加熱され、低温再生器(48)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−49)は、高温再
生器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器
へ連通するのが好ましい(図21:パラレルフロータイ
プ)。
【0033】そして、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−31)は、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−44)と低温再生器(48)に連通するライン
(L1−48)に分岐し、高温再生器(44)に連通す
るライン(L1−44)は、高温溶液熱交換器(42)
と高温再生器(44)の間の第1の合流点(GP)で前
記第2の分岐ライン(L1−2)と合流して(L1−4
6)高温再生器(44)へ連通し、低温再生器(48)
に連通するライン(L1−48)を流れる稀溶液は低温
再生器(48)に流入して加熱され、低温再生器(4
8)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L1−4
9)は、高温再生器(44)からの溶液ライン(L3)
と第2の合流点(P2)で合流し、低温溶液熱交換器を
経由して吸収器へ連通するのが好ましい(図22:パラ
レルフロータイプ)。
【0034】本発明の実施に際して、前記第1の分岐ラ
イン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由
した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せ
ずに排熱焚再生器(30)に連通し、排熱焚再生器(3
0)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L1−13
0)は低温再生器(48)に連通し、低温再生器(4
8)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L6)は、
低温再生器(48)と高温溶液熱交換器(42)の間に
おける第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン
(L1−2)と合流して高温再生器(44)へ連通し、
高温再生器(44)で加熱された吸収溶液は吸収器(2
2)へ戻されるのが好ましい(図23:リバースフロー
タイプ)。
【0035】そして、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−130)は低温再
生器(48)に連通し、低温再生器(48)で加熱され
た吸収溶液が流れるライン(L6)は、高温溶液熱交換
器(42)と高温再生器(44)の間の第1の合流点
(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流し
て(L6−44)高温再生器(44)へ連通し、高温再
生器(44)で加熱された吸収溶液は吸収器(22)へ
戻されるのが好ましい(図24:リバースフロータイ
プ)。
【0036】これに加えて、前記第1の分岐ライン(L
1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に
前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱
焚再生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加
熱された吸収溶液が流れるライン(L1−130)は、
第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−
2)と合流して(L1−48)低温再生器(48)に連
通し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が流れ
るライン(L6)は高温再生器(44)へ連通し、高温
再生器(44)で加熱された吸収溶液は吸収器(22)
へ戻されるのが好ましい(図25:リバースフロータイ
プ)。
【0037】本発明の実施に際しては、吸収器及び蒸発
器(所謂「下胴」部分)が低圧側と高圧側の2段に構成
されており、吸収冷温水機の効率化を企図しているのが
好ましい(図26、図27)。また、低圧側吸収器(2
2L)には溶液冷却吸収器(74)が設けられており、
低圧側吸収器(22L)内で滴下される濃縮された吸収
溶液が保有するエンタルピーを稀溶液に投入し、以っ
て、稀溶液温度を上昇せしめ、その分だけ再生し易くし
て、吸収冷温水機の効率を改善するのが好ましい(図2
6、図27)。さらに、高温溶液熱交換器(42)と高
温再生器(44)の間の領域に、高質燃料排熱投入用熱
交換器(76)が介装されており、該熱交換器(76)
を介して、当該領域を流れる吸収溶液に、高質燃料排熱
ライン(L20)を流れる高質燃料排熱(バーナ機構4
5の加熱手段で吸収溶液を加熱した後に系外に廃棄され
る排熱)が投入されているのが好ましい(図26、図2
7)。
【0038】本発明によれば、低温再生器を経由した後
の冷媒(L11−70を流れる冷媒)が保有するエンタ
ルピーが、前記冷媒ドレン熱交換器(70)を介して、
前記第2の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投
入される様に構成されている。そして、前記第2の分岐
ライン(L1−2)には前記冷媒ドレン熱交換器(7
0)のみが介装されており、低温溶液熱交換器(26)
は介装されていない。従って、前記冷媒ドレン熱交換器
(70)を介して、低温再生器を経由した後の冷媒(L
11−70を流れる冷媒)が保有するエンタルピーが、
広い温度範囲に亘って、前記第2の分岐ライン(L1−
2)を流れる稀溶液へ投入される。
【0039】低温溶液熱交換器(26)で加熱された後
の稀溶液(前記第1の分岐ラインL1−1を流れる稀溶
液温度)の温度が、例えば60℃−75℃であり、低温
再生器(48)を加熱・再生した後の冷媒の温度が例え
ば90℃であるとしても、前記第2の分岐ライン(L1
−2)に流入する稀溶液温度は前記第1の分岐ライン
(L1−1)を流れる稀溶液温度よりも遥かに低いの
で、75℃−90℃の温度範囲のエンタルピーは勿論、
40℃−75℃の温度範囲のエンタルピー(顕熱)も、
第2の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液を昇温す
るのに用いられる。すなわち、上述した本発明によれ
ば、高温再生器(44)に供給される高質燃料が有効に
利用されると共に、吸収溶液が効率的に昇温されるの
で、吸収冷温水機の効率が改善される。
【0040】本発明の吸収冷温水機の制御方法は、吸収
器(22)と、高温再生器(44)と、低温再生器(4
8)と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(50)と、
蒸発器(52)とを有し、吸収器(22)から送出され
た稀溶液が流過する稀溶液ライン(L1)は、第1の分
岐点(BP)で、低温溶液熱交換器(26)が介装され
ている第1の分岐ライン(L1−1)と、冷媒ドレン熱
交換器(70)が介装されている第2の分岐ライン(L
1−2)とに分岐されており、高温再生器(44)で再
生した冷媒蒸気が流れるライン(L11)の低温再生器
(48)と凝縮器(50)の間の領域(L11−70)
が前記冷媒ドレン熱交換器(70)と熱的に連通してお
り、低温再生器(48)を経由した後の冷媒(L11−
70を流れる冷媒)が保有するエンタルピーが前記第2
の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投入される
様に構成されており、前記第1の分岐点(BP)に介装
された三方弁(V1)と、排熱焚再生器(30)と熱的
に連通する排熱ライン(L2)と排熱源に連通するライ
ン(L2G)との分岐箇所或いは合流箇所に介装された
排熱投入用三方弁(VE)と、該排熱投入用三方弁(V
E)が排熱ライン(L2)側を開放しているか閉鎖して
いるかを検出する開閉センサ(S1)と、該開閉センサ
(S1)の検知信号により前記三方弁(V1)を開閉制
御する制御手段(150)とを有する吸収冷温水機の制
御方法において、前記開閉センサ(S1)により前記排
熱投入用三方弁(VE)が排熱ラインL2側を開放して
いるか閉鎖しているかを検出する工程と、排熱投入用三
方弁(VE)が排熱ライン(L2)側を開放しているの
であれば、排熱焚再生器(30)に連通する第1の分岐
ライン(L1−1)を流過する稀溶液の流量を所定量だ
け増加し、排熱投入用三方弁(VE)が排熱ライン(L
2)側を閉鎖しているのであれば、排熱焚再生器(3
0)に連通する第1の分岐ライン(L1−1)を流過す
る稀溶液の流量を、所定量だけ減少する工程、とを含ん
でいる(図2)。
【0041】また本発明の吸収冷温水機の制御方法は、
吸収器(22)と、高温再生器(44)と、低温再生器
(48)と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(50)
と、蒸発器(52)とを有し、吸収器(22)から送出
された稀溶液が流過する稀溶液ライン(L1)は、第1
の分岐点(BP)で、低温溶液熱交換器(26)が介装
されている第1の分岐ライン(L1−1)と、冷媒ドレ
ン熱交換器(70)が介装されている第2の分岐ライン
(L1−2)とに分岐されており、高温再生器(44)
で再生した冷媒蒸気が流れるライン(L11)の低温再
生器(48)と凝縮器(50)の間の領域(L11−7
0)が前記冷媒ドレン熱交換器(70)と熱的に連通し
ており、低温再生器(48)を経由した後の冷媒(L1
1−70を流れる冷媒)が保有するエンタルピーが前記
第2の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投入さ
れる様に構成されており、前記第1の分岐点(BP)に
介装された三方弁(V1)と、排熱焚再生器(30)と
熱的に連通する排熱ライン(L2)を流れる流体の温度
(Tw)を検出する温度センサ(S2)と、該温度セン
サ(S2)の検知信号により前記三方弁(V1)を開閉
制御する制御手段(150)とを有する吸収冷温水機の
制御方法において、前記温度センサ(S2)により排熱
ライン(L2)を流れる流体の温度(Tw)を検出する
工程と、排熱ライン(L2)側を流れる流体の温度(T
w)が上昇すれば、排熱焚再生器(30)に連通する第
1の分岐ライン(L1−1)を流過する稀溶液の流量を
増加し、排熱ライン(L2)側を流れる流体の温度(T
w)が下降すれば、排熱焚再生器(30)に連通する第
1の分岐ライン(L1−1)を流過する稀溶液の流量を
減少する工程、とを含んでいる(図4)。
【0042】さらに本発明の吸収冷温水機の制御方法
は、吸収器(22)と、高温再生器(44)と、低温再
生器(48)と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(5
0)と、蒸発器(52)とを有し、吸収器(22)から
送出された稀溶液が流過する稀溶液ライン(L1)は、
第1の分岐点(BP)で、低温溶液熱交換器(26)が
介装されている第1の分岐ライン(L1−1)と、冷媒
ドレン熱交換器(70)が介装されている第2の分岐ラ
イン(L1−2)とに分岐されており、高温再生器(4
4)で再生した冷媒蒸気が流れるライン(L11)の低
温再生器(48)と凝縮器(50)の間の領域(L11
−70)が前記冷媒ドレン熱交換器(70)と熱的に連
通しており、低温再生器(48)を経由した後の冷媒
(L11−70を流れる冷媒)が保有するエンタルピー
が前記第2の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ
投入される様に構成されており、前記第1の分岐点(B
P)に介装された三方弁(V1)と、吸収器(22)の
出口における吸収溶液の温度(Ta)を検出する温度セ
ンサ(S3)と、該温度センサ(S3)の検知信号によ
り前記三方弁(V1)を開閉制御する制御手段(15
0)とを有する吸収冷温水機の制御方法において、前記
温度センサ(S3)により吸収器(22)の出口におけ
る吸収溶液の温度(Ta)を計測する工程と、吸収器
(22)の出口における吸収溶液の温度(Ta)が上昇
すれば、排熱焚再生器(30)に連通する第1の分岐ラ
イン(L1−1)を流過する稀溶液の流量を減少し、吸
収器(22)の出口における吸収溶液の温度(Ta)が
下降すれば、排熱焚再生器(30)に連通する第1の分
岐ライン(L1−1)を流過する稀溶液の流量を増加す
る工程、とを有している(図6)。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図1−図27を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。なお、図示の実
施形態において、同様な部材については、同様な符号が
付されている。
【0044】図1中、全体を符号20で示す本発明の吸
収式冷温水機は、所謂「シリーズフロー」タイプとして
構成されている。図1において、吸収器22からポンプ
24により送出された稀溶液は、稀溶液ラインL1を流
過し、分岐点BP(第1の分岐点)において、ラインL
1−1(第1の分岐ライン)とラインL1−2(第2の
分岐ライン)に分岐する。ラインL1−1には低温溶液
熱交換器26が介装されており、ラインL1−2には冷
媒ドレン熱交換器70が介装されている。
【0045】ここで、第1の分岐点BPには三方弁V1
が介装されており、該三方弁V1は、第1の分岐ライン
L1−1と第2の分岐ラインL1−2の一方を開放し、
他方を閉鎖する様に構成されている。なお符号100
は、三方弁V1の駆動手段を示している。
【0046】ラインL1−1を流れる稀溶液には、溶液
ラインL4を流れる吸収溶液(高濃度溶液)が保有する
エンタルピーが、低温溶液熱交換器26を介して投入さ
れる。そして、ラインL1−2を流れる稀溶液には、冷
媒ラインL11の領域L11−70を流れる冷媒(吸収
冷温水機の運転条件により、気相、液相、気液2相とな
る)が保有するエンタルピーが、冷媒ドレン熱交換器7
0を介して投入される。
【0047】稀溶液ラインL1−1は、低温溶液熱交換
器26を経由した後、直ちに合流せずに、排熱焚再生器
30に連通する。その排熱焚再生器30には、ラインL
2を流れる排熱流体(例えば温排水)が供給されてい
る。
【0048】ラインL2を流れる排熱流体は、その保有
するエンタルピーを排熱焚再生器30内の吸収溶液に対
して投入し、当該吸収溶液を加熱・一部再生せしめる。
そして、再生した冷媒蒸気は蒸気ラインL13を介して
凝縮器50に流入する。
【0049】ここで、排熱ラインL2は、図示しない排
熱源に連通するラインL2Gから分岐しており、その分
岐箇所或いは合流箇所(図示の実施形態では合流箇所)
には、排熱投入用三方弁VEが介装されている。
【0050】排熱投入用三方弁VEは、ラインL2Gを
流れる排熱流体の温度(図示しない排熱流体温度検出手
段により検出される)により、ラインL2を開放して排
熱流体が排熱ラインL2を流過する様にせしめ、或い
は、ラインL2を閉鎖して排熱流体がラインL2をバイ
パスする様にせしめるべく、開閉制御を行う様に構成さ
れている。そして、排熱投入用三方弁VEが、排熱ライ
ンL2側を開放しているか、或いは閉鎖しているかは、
開閉センサS1により検知される。
【0051】排熱ラインL2から投入されるエンタルピ
ーにより排熱焚再生器30内で加熱され、一部再生され
た後の吸収溶液は、ラインL1−144を流れ、ポンプ
32によりヘッドを付加される。
【0052】ポンプ32によりヘッドを付加された吸収
溶液は、合流点GPで、第2の分岐ラインL1−2と合
流する。そして、第2の分岐ラインL1−2とラインL
1−144は、合流点GPで合流した後、ラインL1−
44となり、高温溶液熱交換器42を経由して高温再生
器44に連通する。
【0053】高温再生器44において、吸収溶液はバー
ナ機構45により加熱・濃縮され、冷媒蒸気(水蒸気)
が再生される。
【0054】高温再生器44で加熱・凝縮された吸収溶
液(中間濃度溶液)は、中間濃度溶液ラインL3を流れ
て低温再生器48へ流入する。この溶液が保有するエン
タルピーは、高温溶液熱交換器42により、ラインL1
−44(第1の合流点GPと高温再生器44とを連通す
るライン)を流れる吸収溶液に投入される。低温再生器
48で加熱・再生された後の吸収溶液(高濃度溶液)
は、高濃度溶液ラインL4を流れ、低温溶液熱交換器2
6を経由して、吸収器22に戻される。
【0055】一方、高温再生器44で再生した冷媒蒸気
(水蒸気:気相冷媒)は蒸気ラインL11を流れ、低温
再生器48において冷媒蒸気が保有するエンタルピーを
吸収溶液に供給して、低温再生器48内の吸収溶液を再
生する。
【0056】高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低
温再生器48を出た後に、気相冷媒、液相冷媒、気液2
相流のいずれかの形態でライン(或いは領域)L11−
70を流過する。
【0057】このラインL11−70は、冷媒ドレン熱
交換器70を介して凝縮器50に連通している。そし
て、ラインL11−70を流れる冷媒が保有するエンタ
ルピーは、冷媒ドレン熱交換器70を介して、第2の分
岐ラインL1−2(稀溶液ライン)を流れる稀溶液に供
給される。
【0058】ここで、ラインL1−2を流れる稀溶液に
対しては、低温溶液熱交換器26を介してラインL4を
流れる高濃度溶液が保有する熱が投入されるのではな
い。そのため、従来技術においては廃棄されていた領域
のエンタルピー、例えばラインL11−70を流れる冷
媒における40℃−75℃の領域のエンタルピー(顕
熱)が、ラインL1−2を流れる稀溶液に対して供給さ
れる。すなわち、高温再生器44のバーナ機構45によ
り付加されたエンタルピーが、有効利用される。
【0059】図1において、ラインL5は凝縮器50で
凝縮した液相冷媒を蒸発器52へ供給するための液相冷
媒ラインである。また、ラインL17は、蒸発器52で
冷水ライン(図示しない冷房負荷に連通しているライ
ン:図示せず)を流れる冷水から気化熱を奪って蒸発し
た冷媒蒸気が流れる冷媒蒸気ラインであり、吸収器22
へ連通している。
【0060】ここで、ラインL2Gを流れる排熱流体温
度が低温であり、排熱ラインL2及び排熱焚再生器30
をバイパスしている場合には、吸収冷温水機20の効率
化という観点に着目すれば、排熱焚再生器30に連通す
る第1分岐ラインL1−1に多量の稀溶液を流過させる
必要は無い。一方、ラインL2Gを流れる排熱流体が高
温で、排熱流体が(排熱ラインL2を介して)排熱焚再
生器30に対して保有する熱量を投入する場合には、排
熱焚再生器30に連通する第1分岐ラインL1−1に多
量の稀溶液が流過すれば、吸収冷温水機20の効率化に
大いに寄与することとなる。
【0061】そのため、図1の実施形態においては、排
熱投入用三方弁VEの開閉状態に基いて、第1の分岐点
BPに介装された三方弁V1の開閉制御を行うべく、制
御手段150を設けている。
【0062】以下、図2を主に参照しつつ、図1で示す
実施形態における制御について説明する。先ず、センサ
S1の検出信号が信号伝達ラインCL−1を介して制御
手段150に送出される(ステップST1)。そして、
当該信号に基いて、排熱投入用三方弁VEが排熱ライン
L2側を開放しているのか、或いは閉鎖しているのかが
判断される(ステップST2)。
【0063】排熱投入用三方弁VEが排熱ラインL2側
を開放しているのであれば(ステップST2がYE
S)、制御手段150は、信号伝達ラインCL−V1を
介して三方弁V1の駆動手段100に対して制御信号を
出力し、排熱焚再生器30に連通する第1の分岐ライン
L1−1(WG側)を流過する稀溶液の流量を、所定量
だけ増加する(換言すれば、第1所定値までラインL1
−1の流量を増加する)(ステップST3)。
【0064】一方、排熱投入用三方弁VEが排熱ライン
L2側を閉鎖しているのであれば(ステップST2がN
O)、排熱焚再生器30に連通する第1の分岐ラインL
1−1(WG側)を流過する稀溶液の流量を、所定量だ
け減少する(換言すれば、第2所定値までラインL1−
1の流量を減少する)(ステップST4)。
【0065】第1分岐ラインL1−1を流れる稀溶液流
量を第1所定値或いは第2所定値に増減したならば(ス
テップST3、ST4を完了)、制御を続行するか否か
を判断する(ステップST5)。制御を続行するのであ
れば(ステップST5がNO)、ステップST1に戻
り、ステップST5がYESであれば、制御を終了す
る。
【0066】上述した様に、図1、図2の実施形態によ
れば、排熱焚再生器30に排熱が投入されているか否か
に基いて、排熱焚再生器30に供給される稀溶液流量を
制御しているので、排熱の有効利用、加熱手段45で付
加される熱量の有効利用を通じて、吸収冷温水機20の
効率をさらに向上出来るのである。
【0067】図3の実施形態は、溶液循環系、冷媒循環
系の構成は図1、図2の実施形態と同一である。しか
し、図1、図2の実施形態では、排熱投入用三方弁VE
(図1)の開閉に基いて三方弁V1の制御を行っている
が、図3の実施形態では、排熱ラインL2を流れる排熱
流体温度に基いて三方弁V1を制御している。
【0068】図3において、排熱焚再生器30と熱的に
連通している排熱ラインL2には、温度センサS2が設
置されている。そして温度センサS2の検出信号は、信
号伝達ラインCL−2を介して、制御手段150に送出
される。そして、制御手段150の制御信号は、信号伝
達ラインCL−V1を介して、三方弁V1の駆動手段1
00へ出力される。
【0069】図3の実施形態における制御を、図4をも
参照して説明する。排熱ラインL2を流れる排熱流体の
温度Twを温度センサS2で検出したならば(ステップ
ST11)、排熱流体温度が上昇したか否かを判断する
(ステップST12)。
【0070】排熱流体温度Twが上昇しているのであれ
ば(ステップST12がYES)、制御手段150は、
信号伝達ラインCL−V1を介して三方弁V1の駆動手
段100に制御信号を出力して、排熱焚再生器30に連
通する第1分岐ラインL1−1(WG側)の稀溶液流量
を増加せしめる(ステップST13)。排熱流体温度T
wが上昇し、排熱焚再生器30に投入される熱量が増大
するので、ラインL1−1の流量を増加すれば、排熱が
有効利用されて、効率が向上するからである。
【0071】一方、排熱流体温度Twが下降している場
合には(ステップST12がNO)、排熱焚再生器30
に連通する第1分岐ラインL1−1(WG側)の稀溶液
流量を減少せしめる(ステップS14)。排熱流体温度
Twが下降すれば排熱焚再生器30に投入される熱量も
減少し、ラインL1−1を流れる稀溶液の再生量も減少
してしまうことによる。
【0072】第1分岐ラインL1−1の流量を増減した
ならば(ステップST13、ST14の完了)、制御を
終了するか否かを判断して(ステップST15)、ステ
ップST15がNOであればステップST11に戻る。
【0073】図5で示す実施形態は、溶液循環系、冷媒
循環系については図1−図4の実施形態と同一である
が、温度センサの設置位置が異なっている。図5におい
て、稀溶液ラインL1の、吸収器22とポンプ24との
間の領域に温度センサS3が介装されており、溶液の吸
収器出口温度Taを検出している。そして検出された溶
液の吸収器出口温度Taは、信号伝達ラインCL−3を
介して制御手段150に送られる。
【0074】制御手段150からの制御信号は、信号伝
達ラインCL−V1を介して、第1分岐点BPの三方弁
V1(の駆動手段100)に対して出力されるのであ
る。その他の構成は、図1−図4と同様である。
【0075】次に、図6をも参照して、図5の実施形態
の制御について説明する。吸収溶液の吸収器出口温度T
aを温度センサS2で検出したならば(ステップST2
1)、当該吸収器出口温度Taが上昇したか否かを判断
する(ステップST22)。
【0076】吸収器出口温度Taが上昇(ステップST
22がYES)するということは、稀溶液濃度が濃くな
ったことを意味している。そして稀溶液濃度が濃くなれ
ば、飽和温度が上昇する。従って、同一熱量の排熱が投
入されても、再生蒸気量は減少してしまう。そのため、
同一流量の稀溶液が排熱焚再生器30に供給されても、
再生量は減少する。従って、ステップST22がYES
の場合、制御手段150は、信号伝達ラインCL−V1
を介して三方弁V1の駆動手段100に制御信号を出力
して、排熱焚再生器30に連通する第1分岐ラインL1
−1(WG側)の稀溶液流量を減少せしめる(ステップ
S23)。
【0077】一方、吸収器出口温度Taが下降している
場合には(ステップST22がNO)、稀溶液濃度が薄
くなっており、飽和温度が下降する。そのため、同一熱
量の排熱が投入された際に排熱焚再生器30における再
生量は増加する(再生し易い状態となる)。従って、ス
テップST22がNOの場合は、排熱焚再生器30に連
通する第1分岐ラインL1−1(WG側)の稀溶液流量
を増加せしめ(ステップS24)、排熱焚再生器30の
再生量を増加して、高温再生器44における高質燃料消
費量を抑制して、吸収冷温水機の効率を向上するのであ
る。
【0078】第1分岐ラインL1−1の流量を減増した
ならば(ステップST23、ST24の完了)、制御を
終了するか否かを判断して(ステップST25)、ステ
ップST25がNOであればステップST21に戻る。
【0079】図1、図2の実施形態、図3、図4の実施
形態、図5、図6の実施形態は、それぞれ単一のセンサ
S1、S2、S3により、単一のパラメータ(排熱ライ
ンL2に排熱流体が流過しているか否か、排熱流体温度
Twの昇降、吸収器22の出口における吸収溶液の液温
Taの昇降)に基いて、三方弁V1の開閉制御が行われ
ている。しかし、複数のセンサ及び複数のパラメータを
組み合わせて制御することも可能である。
【0080】図7、図8の実施形態では、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出される各パラメータを全て参照して、制御
が為されている。その他の構成については、図7、図8
の実施形態は、図1−図6の実施形態と同様である。
【0081】次に、図8を主として参照しつつ、図7の
実施形態の制御について説明する。先ず、センサS1に
より排熱ラインL2に排熱流体が流過しているか否かを
検出し、センサS2により排熱流体温度Twを検出し、
センサS3により吸収器22の出口温度Taを検出する
(ステップST31)。
【0082】排熱ラインL2に排熱流体が流過している
か否か、排熱流体温度Tw、吸収器22の出口における
吸収溶液の液温Taを検出したならば(ステップST3
1の完了)、ステップS1−S3で検出された各パラメ
ータに基いて、各種数式、特性曲線、マップ、その他に
基いて、その時点における排熱焚再生器30への最適な
稀溶液流量、換言すれば、第1分岐ラインL1−1にお
ける最適流量を決定する(ステップST32)。
【0083】次に、ステップST32で決定された最適
流量Qcと、その時点における第1分岐ラインL1−1
における稀溶液流量Qpとを比較する(ステップST3
3)。
【0084】ステップST32で決定された最適流量Q
cが、その時点における第1分岐ラインL1−1におけ
る稀溶液流量Qpよりも少量である場合には(ステップ
ST33が「Qc<Qp」)、制御手段150は、信号
伝達ラインCL−V1を介して三方弁V1の駆動手段1
00に制御信号を出力して、排熱焚再生器30に連通す
る第1分岐ラインL1−1(WG側)の稀溶液流量を減
少せしめる(ステップS34)。
【0085】ステップST32で決定された最適流量Q
cが、その時点における第1分岐ラインL1−1におけ
る稀溶液流量Qpと等しい場合には(ステップST33
が「Qc=Qp」)、三方弁V1の開度を変化せずに、
排熱焚再生器30に連通する第1分岐ラインL1−1
(WG側)の稀溶液流量を維持する(ステップS3
5)。
【0086】ステップST32で決定された最適流量Q
cが、その時点における第1分岐ラインL1−1におけ
る稀溶液流量Qpよりも多量である場合には(ステップ
ST33が「Qc>Qp」)、制御手段150は、信号
伝達ラインCL−V1を介して三方弁V1の駆動手段1
00に制御信号を出力して、排熱焚再生器30に連通す
る第1分岐ラインL1−1(WG側)の稀溶液流量を増
加する(ステップS36)。
【0087】第1分岐ラインL1−1の流量制御を完了
(ステップST34、ST35、ST36の完了)、制
御を終了するか否かを判断する(ステップST37)。
ステップST37がNOであればステップST31に戻
る。
【0088】図9の実施形態も、図1−図8の実施形態
と同様に、所謂「シリーズフロータイプ」の吸収冷温水
機にかかるものである。
【0089】この実施形態においても、分岐点BPで分
岐した稀溶液ラインL1−1は、低温溶液熱交換器26
を経由した後に直ちに合流せず、排熱焚再生器30に連
通する。しかし図9の実施形態は、図1−図8の実施形
態と比較して、第1の分岐ラインL1−1と第2の分岐
ラインL1−2との合流点(第1合流点GP)の位置が
異なっている。
【0090】図9において、稀溶液ラインL1−1を介
して排熱焚再生器30に供給された稀溶液は、排熱ライ
ンL2から投入されるエンタルピーにより加熱され、一
部再生された後、ラインL1−144を流れ、ポンプ3
2によりヘッドを負荷され、高温溶液熱交換器42を経
由する。それから、高温溶液熱交換器42と高温再生器
44との間の領域における第1合流点GPにおいて、第
1分岐ラインL1−2と第2分岐ラインL1−2とは合
流し、ラインL1−44となり、高温再生器44に連通
する。
【0091】図9の実施形態におけるその他の構成及び
作用効果は、図1−図8の実施形態と同様である。そし
て、図9の実施形態の第1分岐点BPにおける三方弁V
1の開閉制御についても、図1−図8の実施形態と同様
である。
【0092】図9においては、排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排熱
流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の出
口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで検
出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL−
1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入力
されており、制御信号は信号伝達ラインCL−V1を介
して三方弁V1の駆動手段100に送られている。
【0093】しかし、図9の実施形態においても、セン
サS1、S2、S3のいずれか1つを設け、制御パラメ
ータ(排熱ラインL2に排熱流体が流過しているか否
か、排熱流体温度Tw、吸収器22の出口における吸収
溶液の液温Ta)のいずれか1つのみに基いて、三方弁
V1の開閉制御を行うことも出来る。同様に、何れか2
つのセンサを設け、上記した3種類の制御パラメータか
ら2種類を選択して制御することも出来る。
【0094】図1−図9は、所謂「シリーズフロー」タ
イプの吸収冷温水機について本発明を適用した実施形態
である。これに対して、図10の実施形態は、所謂「パ
ラレルフロー」タイプの吸収冷温水機について本発明を
適用したものである。
【0095】図10において、吸収器22から出た稀溶
液は、ポンプ24によりヘッドを付加されて稀溶液ライ
ンL1を流れ、第1の分岐点BPにおいて、ラインL1
−1とラインL1−2に分岐する。ここで、ラインL1
−1には低温溶液熱交換器26が介装されており、ライ
ンL1−2には冷媒ドレン熱交換器70が介装されてい
る。
【0096】ラインL1−1とラインL1−2とは、低
温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器70を経
由してから、その近傍に設けられた第1の合流点GPで
合流してラインL1−P1となる。このラインL1−P
1は、第2の分岐点P1において、高温再生器44に連
通するラインL1−3と、排熱焚再生器30に連通する
ラインL1−4とに分岐する。
【0097】そして図10の実施形態においては、この
第2分岐点P1において三方弁V2が介装されており、
三方弁V2の駆動手段120に対しては、信号伝達ライ
ンCL−V2を介して、制御手段150から制御信号が
送られる様に構成されている。なお、センサS1、S
2、S3の設置位置については、図1−図9の実施形態
と同様である。
【0098】ラインL1−3を流れる稀溶液は、高温溶
液熱交換器42を介して高温再生器44へ流入し、バー
ナ機構45により加熱・濃縮された後、溶液ラインL3
を流れる。高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低温
再生器48に連通するラインL11を流れ、低温再生器
48内の吸収溶液に保有するエンタルピーを供給して冷
媒を再生した後、ラインL11−70を流れ、冷媒ドレ
ン熱交換器70を介してラインL1−2内の稀溶液にエ
ンタルピーを供給し、凝縮器50へ送られる。
【0099】ラインL1−4を流れる稀溶液は、排熱焚
再生器30において、排熱ラインL2を流れる排熱流体
が保有するエンタルピーが投入され、加熱・再生・濃縮
される。そして、排熱焚再生器30で再生された冷媒蒸
気は、ラインL13を介して凝縮器50に供給され、再
生・濃縮後の吸収溶液は、溶液ラインL1−41を流れ
て、低温再生器48に流入する。
【0100】低温再生器48で加熱・再生・濃縮された
吸収溶液は溶液ラインL1−42を流れ、溶液ラインL
1−42は、第2の合流点P2において、高温再生器4
4からの溶液ラインL3と合流して溶液ラインL4とな
り、吸収器22へ戻る。
【0101】この実施形態においても、図1の実施形態
で説明したのと同様に、ラインL11−70を流れる冷
媒が保有するエンタルピーが、広い温度範囲に亘って、
冷媒ドレン熱交換器70を介して、稀溶液ラインL1−
2内を流れる稀溶液に供給され、高温再生器44(のバ
ーナ機構45)において付与されたエンタルピーが、冷
媒蒸気発生のために有効に利用される。また、排熱流体
が保有するエンタルピーが、排熱焚再生器30における
再生で利用されるので、排熱流体の保有するエンタルピ
ーの利用効率も向上する。その結果、吸収冷温水機全体
の効率が上昇する。
【0102】図10の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果は、図1−図9の実施形態と同様である。そ
して、図10の実施形態の第2分岐点P1における三方
弁V2の開閉制御は、図1−図9の実施形態の、第1分
岐点BPにおける三方弁V1の開閉制御と同様である。
【0103】従って、排熱流体温度と吸収溶液との相対
関係に基いて、三方弁V1を開閉制御することにより、
排熱焚再生器30に流入する吸収溶液の流量を制御し、
以って、吸収冷温水機の効率を向上せしめることが出来
る。
【0104】図10においては、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0105】しかし、図10の実施形態においても、セ
ンサS1、S2、S3のいずれか1つを設け、制御パラ
メータ(排熱ラインL2に排熱流体が流過しているか否
か、排熱流体温度Tw、吸収器22の出口における吸収
溶液の液温Ta)のいずれか1つのみに基いて、三方弁
V1の開閉制御を行うことも出来る。同様に、何れか2
つのセンサを設け、上記した3種類の制御パラメータか
ら2種類を選択して制御することも出来る。
【0106】図11の実施形態も、「パラレルフロータ
イプ」の吸収冷温水機に係る実施形態である。図10で
示す実施形態では、第1の分岐点BPで分岐した2本の
ラインL1−1とL1−2は、低温溶液熱交換器26或
いは冷媒ドレン熱交換器70を経由してから直ちに、そ
の近傍に設けられた第1の合流点GPで合流している。
【0107】これに対して、図11の実施形態では、第
1の分岐点BPで分岐した稀溶液ラインL1−1は、低
温溶液熱交換器26を経由した後、直ちに合流すること
無く、第2の分岐点P1で、高温再生器44に連通する
ラインL1−3と、ラインL1−4とに分岐する。そし
てラインL1−4において、第1の合流点GPで他方の
分岐ラインL1−2と合流して、排熱焚再生器30に連
通するのである。
【0108】換言すれば、図11の実施形態では、第1
の合流点GPは、第2の分岐点P1と排熱焚再生器30
との間の領域に設けられている。
【0109】図11の実施形態におけるその他の構成は
図10で示す実施形態と同様である。そして、図11の
実施形態の第2分岐点P1における三方弁V2の開閉制
御は(図10の実施形態の第2分岐点P1における三方
弁V2の開閉制御と略々等しく)、図1−図9の実施形
態の、第1分岐点BPにおける三方弁V1の開閉制御と
同様である。
【0110】図11においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0111】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
つのみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0112】図12で示す実施形態は、図11で示す実
施形態と、溶液循環系、冷媒循環系、その他の構成が殆
ど同一である。しかし、図11で示す実施形態では、第
2の分岐点P1に三方弁V2を設け、当該三方弁V2の
開閉制御をしているのに対して、図12で示す実施形態
では、第1の分岐点BPに三方弁V1を設け、当該三方
弁V1に対して開閉制御を行っている。
【0113】図12の実施形態におけるその他の構成、
作用効果は図11の実施形態と同様であり、分岐点に設
けた三方弁の開閉制御の態様も同様である。
【0114】ここで、図12においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0115】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0116】図13で示す実施形態も、図11或いは図
12で示す実施形態と、溶液循環系、冷媒循環系、その
他の構成が殆ど同一である。図11で示す実施形態で
は、第2の分岐点P1に三方弁V2を設け、当該三方弁
V2の開閉制御をしており、図12で示す実施形態で
は、第1の分岐点BPに三方弁V1を設け、当該三方弁
V1に対して開閉制御を行っている。
【0117】これに対して、図13で示す実施形態で
は、第1の分岐点BPに三方弁V1を設けると共に、第
2の分岐点P1にも三方弁V2を設け、制御手段150
から、信号伝達ラインCL−V1を介して三方弁V1の
駆動手段100へ制御信号を出力し、且つ、伝達ライン
CL−V2を介して三方弁V2の駆動手段120へ制御
信号を出力することにより、三方弁V1及びV2の双方
を開閉制御している。
【0118】図13の実施形態におけるその他の構成、
作用効果は図11、図12の実施形態と同様であり、第
1分岐点BPに設けた三方弁V1と、第2分岐点P1に
設けた三方弁V2の開閉制御の態様も、図1−図12の
実施形態と同様である。
【0119】ここで、図13においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0120】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0121】図14で示す実施形態も「パラレルフロー
タイプ」の吸収冷温水機にかかるものである。図14に
おいて、分岐ラインL1−1は低温溶液熱交換器26を
経由した後に、他方の分岐ラインL1−2と直ちに合流
せず、第2の分岐点P1で、高温再生器44側に向かう
ラインL1−11と、排熱焚再生器30に連通するライ
ンL1−12とに分岐する。
【0122】ここで、第2分岐点P1には三方弁V2が
設けられており、三方弁V2の駆動手段120に対して
は、信号伝達ラインCL−V2を介して、制御手段15
0から制御信号が出力され、開閉制御が行われる。
【0123】高温再生器44側に向かうラインL1−1
1は、第2分岐点P1と高温溶液熱交換器42との間の
領域における第1の合流点GPで分岐ラインL1−2と
合流してラインL1−44となり、高温再生器44へ連
通する。
【0124】一方、ラインL1−12は排熱焚再生器3
0に連通し、排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
吸収溶液はラインL1−121を介して低温再生器48
に供給される。そして、低温再生器48で加熱・一部再
生された吸収溶液はラインL1−122を流れ、該ライ
ンL1−122は第2の合流点PでラインL3と合流し
てラインL4となり、吸収器22に戻る。
【0125】図14の実施形態におけるその他の構成は
図11−図13で示す実施形態と同様である。また、作
用効果については、図1−図13で示す実施形態と同様
である。第2分岐点P1に設けた三方弁V2の開閉制御
の態様も同様である。
【0126】ここで、図14においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0127】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0128】図15で示す実施形態は、図14で示す実
施形態と、溶液循環系、冷媒循環系、その他の構成が殆
ど同一である。しかし、図14で示す実施形態では、第
2の分岐点P1に三方弁V2を設け、当該三方弁V2の
開閉制御をしているのに対して、図15で示す実施形態
では、第1の分岐点BPに三方弁V1を設け、当該三方
弁V1に対して開閉制御を行っている。
【0129】図15の実施形態におけるその他の構成、
作用効果は図14の実施形態と同様であり、第1分岐点
BPに設けた三方弁V1の開閉制御の態様も同様であ
る。
【0130】ここで、図15においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0131】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0132】図16で示す実施形態も、図14或いは図
15で示す実施形態と、溶液循環系、冷媒循環系、その
他の構成が殆ど同一である。図14で示す実施形態で
は、第2の分岐点P1に三方弁V2を設け、当該三方弁
V2の開閉制御をしており、図15で示す実施形態で
は、第1の分岐点BPに三方弁V1を設け、当該三方弁
V1に対して開閉制御を行っている。
【0133】これに対して、図16で示す実施形態で
は、第1の分岐点BPに三方弁V1を設けると共に、第
2の分岐点P1にも三方弁V2を設け、制御手段150
から、信号伝達ラインCL−V1を介して三方弁V1の
駆動手段100へ制御信号を出力し、且つ、伝達ライン
CL−V2を介して三方弁V2の駆動手段120へ制御
信号を出力することにより、三方弁V1及びV2の双方
を開閉制御している。
【0134】図16の実施形態におけるその他の構成、
作用効果は図14、図15の実施形態と同様であり、第
1分岐点BPに設けた三方弁V1と、第2分岐点P1に
設けた三方弁V2の開閉制御の態様も、図1−図15の
実施形態と同様である。
【0135】ここで、図16においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0136】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0137】図17の実施形態も、「パラレルフロータ
イプ」の吸収冷温水機に係るものを示している。図17
において、分岐ラインL1−1は低温溶液熱交換器26
を経由した後に、第2の分岐点P1で、高温再生器44
側に向かうラインL1−11と、排熱焚再生器30に連
通するラインL1−12とに分岐する。
【0138】ここで、第2分岐点P1には三方弁V2が
設けられており、三方弁V2の駆動手段120に対して
は、信号伝達ラインCL−V2を介して、制御手段15
0から制御信号が出力され、開閉制御が行われる。
【0139】そしてラインL1−11は高温溶液熱交換
器42を経由し、高温溶液熱交換器42と高温再生器4
4との間の領域における第1の合流点GPで、分岐ライ
ンL1−2と合流してラインL1−44となり、高温再
生器44へ連通する。
【0140】図17の実施形態におけるその他の構成は
図10−図16で示す実施形態と同様である。また、図
17の実施形態の作用効果については、図1−図16で
示す実施形態と同様である。また、第2分岐点P1にお
ける三方弁V2の開閉制御についても、図1−図16の
実施形態と同様である。
【0141】図18で示す実施形態は、図17で示す実
施形態と、溶液循環系、冷媒循環系、その他の構成が殆
ど同一である。しかし、図17で示す実施形態では、第
2の分岐点P1に三方弁V2を設け、当該三方弁V2の
開閉制御をしているのに対して、図18で示す実施形態
では、第1の分岐点BPに三方弁V1を設け、当該三方
弁V1に対して開閉制御を行っている。
【0142】図18の実施形態におけるその他の構成、
作用効果は図17の実施形態と同様であり、第1分岐点
BPに設けた三方弁V1の開閉制御の態様も同様であ
る。
【0143】ここで、図18においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0144】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0145】図19で示す実施形態も、図17或いは図
18で示す実施形態と、溶液循環系、冷媒循環系、その
他の構成が殆ど同一である。図17で示す実施形態で
は、第2の分岐点P1に三方弁V2を設け、当該三方弁
V2の開閉制御をしており、図18で示す実施形態で
は、第1の分岐点BPに三方弁V1を設け、当該三方弁
V1に対して開閉制御を行っている。
【0146】これに対して、図19で示す実施形態で
は、第1の分岐点BPに三方弁V1を設けると共に、第
2の分岐点P1にも三方弁V2を設け、制御手段150
から、信号伝達ラインCL−V1を介して三方弁V1の
駆動手段100へ制御信号を出力し、且つ、伝達ライン
CL−V2を介して三方弁V2の駆動手段120へ制御
信号を出力することにより、三方弁V1及びV2の双方
を開閉制御している。
【0147】図19の実施形態におけるその他の構成、
作用効果は図17、図18の実施形態と同様であり、第
1分岐点BPに設けた三方弁V1と、第2分岐点P1に
設けた三方弁V2の開閉制御の態様も、図1−図18の
実施形態と同様である。
【0148】ここで、図19においても、排熱ラインL
2に排熱流体が流過しているか否かを検出するセンサS
1と、排熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収
器22の出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各
センサで検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラ
インCL−1、CL−2、CL−3を介して制御手段1
50に入力されており、制御信号150は、全ての制御
パラメータに基いて制御信号を送出している。
【0149】しかし、センサS1、S2、S3のいずれ
か1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器
22の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1
種類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも
出来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した
3種類の制御パラメータから2種類を選択して制御する
ことも出来る。
【0150】図20の実施形態もパラレルフロータイプ
の吸収冷温水機に係るものを示している。図20におい
て、稀溶液ラインL1は第1の分岐点BPで第1分岐ラ
インL1−1と、第2分岐ラインL1−2とに分岐す
る。第1分岐ラインL1−1には低温溶液熱交換器26
が介装されており、第2分岐ラインL1−2は冷媒ドレ
ン熱交換器70を介装している。
【0151】ここで、第1分岐点BPには三方弁V1が
介装されており、三方弁V1の駆動手段100に対して
は、信号伝達ラインCL−V1を介して、制御手段15
0から制御信号が出力され、以って、三方弁V1の開閉
制御が行われる。
【0152】第1分岐ラインL1−1は低温溶液熱交換
器26を経由した後に、排熱焚再生器30に連通する。
そして、排熱焚再生器30で加熱・一部再生された吸収
溶液はラインL1−31を流れ、該ラインL1−31
は、第2の分岐点P1で、高温再生器44側に向かうラ
インL1−44と、低温再生器48側へ向かうラインL
1−48とに分岐する。
【0153】ここでラインL1−48は、第1の合流点
GPで分岐ラインL1−2と合流してラインL1−49
となり、低温再生器48へ連通する。低温再生器48で
加熱・一部再生された吸収溶液はラインL1−51を流
れ、該ラインL1−51は第2の合流点P1でラインL
3と合流して、ラインL4となる。
【0154】図20の実施形態におけるその他の構成は
図10−図19で示す実施形態と同様である。また、図
20の実施形態の作用効果については、図1−図19で
示す実施形態と同様である。さらに、図20の実施形態
における第1分岐点BPに設置された三方弁V1の開閉
制御の態様についても、図1−図19の実施形態と同様
である。
【0155】図20においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0156】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0157】図21の実施形態も、パラレルフロータイ
プの吸収冷温水機に係る。図21において、第1分岐点
BPで分岐した2本の分岐ラインL1−1、L1−2の
内、低温溶液熱交換器26を介装している分岐ラインL
1−1は、排熱焚再生器30に連通し、排熱焚再生器3
0で加熱・一部再生された吸収溶液はラインL1−31
を流れ、該ラインL1−31は、第2の分岐点P1で、
高温再生器44側に向かうラインL1−44と、低温再
生器48側へ向かうラインL1−48とに分岐する。
【0158】第1分岐点BPには三方弁V1が設けら
れ、三方弁V1の駆動手段100に対しては、信号伝達
ラインCL−V1を介して、制御手段150から制御信
号が出力され、以って、三方弁V1の開閉制御を行って
いる。
【0159】図21の実施形態では、高温再生器44側
に向かうラインL1−44が、第2分岐点P1と高温溶
液熱交換器42との間の領域における第1の合流点GP
で、分岐ラインL1−2と合流してラインL1−46と
なり、該ラインL1−46は高温溶液熱交換器42を経
由して高温再生器44へ連通する。
【0160】一方、ラインL1−48を介して低温再生
器48に供給され、加熱・一部再生された吸収溶液はラ
インL1−49を流れ、第2の合流点P1でラインL3
と合流して、ラインL4となる。
【0161】図21の実施形態におけるその他の構成は
図20で示す実施形態と同様である。また、図21の実
施形態の作用効果については、図1−図20で示す実施
形態と同様である。そして、第1分岐点BPに設けた三
方弁V1の開閉制御の態様も、図1−図20の実施形態
と同様である。
【0162】図21においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0163】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0164】図22も、パラレルフロータイプの吸収冷
温水機にかかる実施形態を示している。図22において
も、稀溶液ラインL1は第1の分岐点BPで、低温溶液
熱交換器26を介装した第1の分岐ラインL1−1と、
冷媒ドレン熱交換器70を介装した第2の分岐ラインL
1−2とに分岐している。
【0165】第1の分岐点BPには三方弁V1が設けら
れ、三方弁V1の駆動手段100に対しては、信号伝達
ラインCL−V1を介して、制御手段150から制御信
号が出力される。これにより、三方弁V1の開閉制御が
行われる。
【0166】第1の分岐ラインL1−1を流れる吸収溶
液は、低温溶液熱交換器26、排熱焚再生器30、ライ
ンL1−31、第2の分岐点P1を介して高温再生器4
4側に向かうラインL1−44を流れる。そしてライン
L1−44は、高温溶液熱交換器42と高温再生器44
との間の領域における第1の合流点GPで、分岐ライン
L1−2と合流してラインL1−46となり、高温再生
器44へ連通している。
【0167】図22の実施形態におけるその他の構成は
図21で示す実施形態と同様である。また、図22の実
施形態の作用効果については、図1−図21で示す実施
形態と同様である。さらに、第1分岐点BPに設けられ
た三方弁V1の開閉制御の態様についても、図1−図2
1と同様である。
【0168】図22においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0169】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0170】図23−図25は、本発明を所謂「リバー
スフロー」タイプの吸収冷温水機に適用した実施形態を
示している。
【0171】図23で示す実施形態にかかる吸収冷温水
機において、吸収器22を出てポンプ24でヘッドを付
加された稀溶液は、稀溶液ラインL1を流れ、稀溶液ラ
インL1は、第1の分岐点BPにおいて、低温溶液熱交
換器26が介装された第1の分岐ラインL1−1と、冷
媒ドレン熱交換器70が介装されている第2の分岐ライ
ンL1−2とに分岐している。
【0172】第1分岐点BPには三方弁V1が設けら
れ、三方弁V1の駆動手段100に対しては、信号伝達
ラインCL−V1を介して、制御手段150から制御信
号が出力されており、以って、三方弁V1の開閉制御を
行っている。
【0173】第1の分岐点BPで分岐した稀溶液ライン
L1−1は、低温溶液熱交換器26を経由した後、排熱
焚再生器30に連通し、その内部を流れる吸収溶液を排
熱焚再生器30へ供給する。
【0174】排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
吸収溶液は、ラインL1−130を流れて低温再生器4
8に供給される。そして、低温再生器48で加熱・一部
再生された吸収溶液は、ラインL6を流れ、ポンプ62
でヘッドが負荷される。そして、ラインL6は、低温再
生器48と高温溶液熱交換器42との間の領域における
第1の合流点GPで、第2の分岐ラインL1−2と合流
してラインL6−44となる。
【0175】ラインL6−44は高温溶液熱交換器42
を経由して、高温再生器44に連通する。高温再生器4
4のバーナ機構45で加熱・濃縮された吸収溶液は、溶
液ラインL3を流れて吸収器22へ戻される。
【0176】高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低
温再生器48に連通するラインL11を流れ、低温再生
器48内の吸収溶液に保有するエンタルピーを供給して
冷媒を再生した後、ラインL11−70を流れ、冷媒ド
レン熱交換器70を介してラインL1−2内の稀溶液に
エンタルピーを供給し、凝縮器50へ送られる。
【0177】図23の実施形態においても、図1−図2
2の実施形態で説明したのと同様に、ラインL11−7
0を流れる冷媒が保有するエンタルピーが、広い温度範
囲に亘って、冷媒ドレン熱交換器70を介して、稀溶液
ラインL1−2内を流れる稀溶液に供給され、高温再生
器44(のバーナ機構45)において付与されたエンタ
ルピーが、冷媒蒸気発生のために有効に利用される。
【0178】また、排熱流体温度と吸収溶液との相対関
係に基いて、三方弁V1を開閉制御することにより、排
熱焚再生器30に流入する吸収溶液の流量を制御し、以
って、吸収冷温水機の効率を向上せしめることが出来
る。
【0179】図23の実施形態における他の構成は、図
1−図22の実施形態と同様である。また図23の実施
形態におけるその他の作用効果については、図1−図2
2の実施形態と同様である。そして、第1分岐点BPに
おける三方弁V1の開閉制御の態様も、図1−図22の
実施形態と同様である。
【0180】図23においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0181】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0182】図23で示す実施形態では、ラインL1−
2とラインL6とが合流する第1の合流点GPは、低温
再生器48と高温溶液熱交換器42との間の領域に設け
られている。これに対して、図24の実施形態では、ラ
インL6とラインL1−2とが合流する第1の合流点G
Pは、高温溶液熱交換器42と高温再生器44の間の領
域に設けられている。
【0183】換言すれば、低温再生器48で加熱・濃縮
され、ポンプ62でヘッドが負荷された吸収溶液は、ラ
インL6を流れ、高温溶液熱交換器42とを経由した後
に、高温溶液熱交換器42と高温再生器44の間の領域
における第1の合流点GPで、第2分岐ラインL1−2
と合流して、ラインL6−44となる。そしてラインL
6−44は、高温再生器44に連通する。
【0184】図24の実施形態におけるその他の構成は
図23で示す実施形態と同様である。また、図24の実
施形態の作用効果については、図1−図23で示す実施
形態と同様である。そして、図24の分岐点BPにおけ
る三方弁V1の開閉制御についても、図1−図23で示
す実施形態と同様である。
【0185】図24においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0186】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0187】図25で示す実施形態においても、第1の
分岐点BPで分岐した稀溶液ラインL1−1は、低温溶
液熱交換器26を経由した後、直ちに合流すること無
く、排熱焚再生器30に連通する。そして、ラインL1
−1の内部を流れる吸収溶液は、排熱焚再生器30へ供
給される。
【0188】排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
吸収溶液は、低温再生器48に連通するラインL1−1
30を流れ、排熱焚再生器30と低温再生器48の間の
領域における第1の合流点GPで、ラインL1−2に合
流して、ラインL1−48となる。ラインL1−48は
低温再生器48に連通しており、その内部の吸収溶液は
低温再生器48へ供給される。低温再生器48で加熱・
一部再生された吸収溶液は、ラインL6を流れポンプ6
2でヘッドが負荷され、高温再生器44へ供給される。
【0189】図25の実施形態におけるその他の構成は
図23、図24で示す実施形態と同様である。また、図
25の実施形態の作用効果については、図1−図24で
示す実施形態と同様である。さらに、図25の分岐点B
Pにおける三方弁V1の開閉制御については、図1−図
24で示す実施形態と同様である。
【0190】図25においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0191】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0192】図26は「パラレルフロー」タイプの吸収
冷温水機を変形した実施形態にかかるものであり、吸収
器及び蒸発器(所謂「下胴」部分)が低圧側と高圧側の
2段に構成されており、吸収冷温水機の効率化を企図し
ている。また、低圧側吸収器22Lには溶液冷却吸収器
74が設けられており、低圧側吸収器22L内で滴下さ
れる濃縮された吸収溶液が保有するエンタルピーを稀溶
液に投入し、稀溶液温度を上昇せしめるので、その分だ
け再生し易くなり、吸収冷温水機の効率が改善される。
さらに、ラインL1−44における高温溶液熱交換器4
2と高温再生器44の間の領域に、高質燃料排熱投入用
熱交換器76が介装されており、熱交換器76を介し
て、当該領域を流れる吸収溶液に、高質燃料排熱ライン
L20を流れる高質燃料排熱(バーナ機構45の加熱手
段で吸収溶液を加熱した後に系外に廃棄される排熱流体
が保有する熱量)が投入されている。
【0193】図26の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果については、図10で示す実施形態と同様で
ある。そして、第2の分岐点P1における三方弁V2の
開閉制御についても、図10と同様である。
【0194】図26においても、排熱ラインL2に排熱
流体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排
熱流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の
出口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで
検出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL
−1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入
力されており、制御信号150は、全ての制御パラメー
タに基いて制御信号を送出している。
【0195】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0196】図27の実施形態は、図26の実施形態と
概略同様な構成を具備しているが、第1合流点GPと第
2分岐点P1を連通するラインL1−3に排熱投入用熱
交換器80が介装されている。この排熱投入用熱交換器
80を介して、当該ラインL1−3内を流れる吸収溶液
に、排熱ラインL2を流れる排熱流体が保有する熱量が
投入される。
【0197】図27の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果については、図26の実施形態と同様であ
る。そして、第2の分岐点P1における三方弁V2の開
閉制御についても、図26(或いは図10)と同様であ
る。
【0198】図27において、排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否かを検出するセンサS1と、排熱
流体温度Twを検出するセンサS2と、吸収器22の出
口温度Taを検出するセンサS3を設け、各センサで検
出されるパラメータは、それぞれ信号伝達ラインCL−
1、CL−2、CL−3を介して制御手段150に入力
されており、制御信号150は、全ての制御パラメータ
に基いて制御信号を送出している。
【0199】但し、センサS1、S2、S3のいずれか
1つを設け、制御パラメータ(排熱ラインL2に排熱流
体が流過しているか否か、排熱流体温度Tw、吸収器2
2の出口における吸収溶液の液温Ta)のいずれか1種
類のみに基いて、三方弁V1の開閉制御を行うことも出
来る。同様に、何れか2つのセンサを設け、上記した3
種類の制御パラメータから2種類を選択して制御するこ
とも出来る。
【0200】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の吸収冷温水
機では、排熱と吸収冷温水機内部の吸収溶液循環系との
相対的な温度関係に基いて、分岐点における三方弁の開
閉制御を行い、以って、排熱焚再生器に流入する吸収溶
液量を制御することにより、高温再生器で消費される高
質燃料を抑制し、排熱を有効利用して、吸収冷温水機の
効率を改善することが出来る。また、高温再生器で吸収
溶液を再生した後の排熱流体が保有するエンタルピーで
あって、従来は利用されなかったエンタルピーが、冷媒
ドレン熱交換器を介して稀溶液に投入されて、稀溶液の
加熱に利用される。そのため、高質燃料が有効利用さ
れ、吸収冷温水機の熱効率が更に改善される。さらに本
発明によれば、排熱焚再生器において、冷媒蒸気の再生
量を増加して、吸収冷温水機の熱効率を改善することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図2】図1の実施形態の制御フローチャートを示す
図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図4】図3の実施形態の制御フローチャートを示す
図。
【図5】本発明の第3実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図6】図5の実施形態の制御フローチャートを示す
図。
【図7】本発明の第4実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図8】図7の実施形態の制御フローチャートを示す
図。
【図9】本発明の第5実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図10】本発明の第6実施形態を示す模式的に表現す
るブロック図。
【図11】本発明の第7実施形態を示す模式的に表現す
るブロック図。
【図12】本発明の第8実施形態を示す模式的に表現す
るブロック図。
【図13】本発明の第9実施形態を示す模式的に表現す
るブロック図。
【図14】本発明の第10実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図15】本発明の第11実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図16】本発明の第12実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図17】本発明の第13実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図18】本発明の第14実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図19】本発明の第15実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図20】本発明の第16実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図21】本発明の第17実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図22】本発明の第18実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図23】本発明の第19実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図24】本発明の第20実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図25】本発明の第21実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図26】本発明の第21実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図27】本発明の第22実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図28】従来の吸収冷温水機の1例を模式的に表現す
るブロック図。
【図29】その他の従来技術を模式的に表現するブロッ
ク図。
【符号の説明】
20・・・吸収式冷温水機 22・・・吸収器 24、32・・・ポンプ 26・・・低温溶液熱交換器 30・・・排熱焚再生器 L1、L1−1、L1−2、L1−22、L1−23、
L3、L4、L5、L6、L6−1、L6−2、L8、
L22・・・溶液ライン L1A・・・溶液ラインの領域 L5、L11、L11−D、L13、L15、L17、
L17L、L17H、L52、L70・・・冷媒ライン CL−1、CL−2、CL−3、CL−V1、CL−V
2・・・信号伝達ライン 42・・・高温溶液熱交換器 44・・・高温再生器 48・・・低温再生器 50・・・凝縮器 52・・・蒸発器 70・・・冷媒ドレン熱交換器 74・・・溶液冷却吸収器 76・・・高質燃料排熱投入用熱交換器 80・・・排熱投入用熱交換器 V1、V2・・・三方弁 VE・・・排熱投入用三方弁 100、120・・・三方弁駆動手段 S1、S2、S3・・・センサ 150・・・駆動手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有する吸収
    冷温水機において、吸収器から送出された稀溶液が流過
    する稀溶液ラインは、第1の分岐点で、低温溶液熱交換
    器が介装されている第1の分岐ラインと、冷媒ドレン熱
    交換器が介装されている第2の分岐ラインとに分岐され
    ており、高温再生器で再生した冷媒蒸気が流れるライン
    の低温再生器と凝縮器の間の領域が前記冷媒ドレン熱交
    換器と熱的に連通しており、低温再生器を経由した後の
    冷媒が保有するエンタルピーが前記第2の分岐ラインを
    流れる稀溶液へ投入される様に構成されており、前記第
    1の分岐点に介装された三方弁と、排熱焚再生器と熱的
    に連通する排熱ラインと排熱源に連通するラインとの分
    岐箇所或いは合流箇所に介装された排熱投入用三方弁
    と、該排熱投入用三方弁が排熱ラインL2側を開放して
    いるか閉鎖しているかを検出する開閉センサと、該開閉
    センサの検知信号により前記三方弁を開閉制御する制御
    手段とを設け、該制御手段は、排熱投入用三方弁が排熱
    ライン側を開放しているのであれば、排熱焚再生器に連
    通する第1の分岐ラインを流過する稀溶液の流量を所定
    量だけ増加し、排熱投入用三方弁が排熱ライン側を閉鎖
    しているのであれば、排熱焚再生器に連通する第1の分
    岐ラインを流過する稀溶液の流量を、所定量だけ減少す
    る制御を行う様に構成されていることを特徴とする吸収
    冷温水機。
  2. 【請求項2】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有する吸収
    冷温水機において、吸収器から送出された稀溶液が流過
    する稀溶液ラインは、第1の分岐点で、低温溶液熱交換
    器が介装されている第1の分岐ラインと、冷媒ドレン熱
    交換器が介装されている第2の分岐ラインとに分岐され
    ており、高温再生器で再生した冷媒蒸気が流れるライン
    の低温再生器と凝縮器の間の領域が前記冷媒ドレン熱交
    換器と熱的に連通しており、低温再生器を経由した後の
    冷媒が保有するエンタルピーが前記第2の分岐ラインを
    流れる稀溶液へ投入される様に構成されており、前記第
    1の分岐点に介装された三方弁と、排熱焚再生器と熱的
    に連通する排熱ラインを流れる流体の温度を検出する温
    度センサと、該温度センサの検知信号により前記三方弁
    を開閉制御する制御手段とを設け、該制御手段は、排熱
    ライン側を流れる流体の温度が上昇すれば、排熱焚再生
    器に連通する第1の分岐ラインを流過する稀溶液の流量
    を増加し、排熱ライン側を流れる流体の温度が下降すれ
    ば、排熱焚再生器に連通する第1の分岐ラインを流過す
    る稀溶液の流量を減少する制御を行う様に構成されてい
    ることを特徴とする吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有する吸収
    冷温水機において、吸収器から送出された稀溶液が流過
    する稀溶液ラインは、第1の分岐点で、低温溶液熱交換
    器が介装されている第1の分岐ラインと、冷媒ドレン熱
    交換器が介装されている第2の分岐ラインとに分岐され
    ており、高温再生器で再生した冷媒蒸気が流れるライン
    の低温再生器と凝縮器の間の領域が前記冷媒ドレン熱交
    換器と熱的に連通しており、低温再生器を経由した後の
    冷媒が保有するエンタルピーが前記第2の分岐ラインを
    流れる稀溶液へ投入される様に構成されており、前記第
    1の分岐点に介装された三方弁と、吸収器の出口におけ
    る吸収溶液の温度を検出する温度センサと、該温度セン
    サの検知信号により前記三方弁を開閉制御する制御手段
    とを設け、該制御手段は、吸収器の出口における吸収溶
    液の温度が上昇すれば、排熱焚再生器に連通する第1の
    分岐ラインを流過する稀溶液の流量を減少し、吸収器の
    出口における吸収溶液の温度が下降すれば、排熱焚再生
    器に連通する第1の分岐ラインを流過する稀溶液の流量
    を増加する制御を行う様に構成されていることを特徴と
    する吸収冷温水機。
  4. 【請求項4】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に排熱焚再生器に連通し、該排熱焚再生器から高温再生
    器に向かうラインは、排熱焚再生器と高温溶液熱交換器
    の間の第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して
    高温再生器に連通し、高温再生器で加熱された吸収溶液
    は、中間濃度溶液ラインを流れて低温再生器へ流入し、
    低温再生器で加熱された後に高濃度溶液ラインを流れ、
    低温溶液熱交換器を経由して吸収器に戻る様に構成され
    ている請求項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  5. 【請求項5】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に排熱焚再生器に連通し、該排熱焚再生器から高温再生
    器に向かうラインは、高温溶液熱交換器と高温再生器の
    間の第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高
    温再生器に連通し、高温再生器で加熱された吸収溶液は
    中間濃度溶液ラインを流れて低温再生器へ流入し、低温
    再生器で加熱された後に高濃度溶液ラインを流れ、低温
    溶液熱交換器を経由して吸収器に戻る様に構成されてい
    る請求項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の分岐ラインは低温溶
    液熱交換器或いは冷媒ドレン熱交換器を経由してから直
    ちに第1の合流点で合流し、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと排熱焚再生器に連通するラインに分
    岐し、高温再生器に連通するラインを流れる稀溶液は高
    温溶液熱交換器を経由して高温再生器へ流入し、排熱焚
    再生器に連通するラインを流れる稀溶液は排熱焚再生器
    で加熱されて低温再生器に流入し、低温再生器で加熱さ
    れた吸収溶液が流れるラインは、高温再生器からの溶液
    ラインと第2の合流点で合流し、低温溶液熱交換器を経
    由して吸収器へ連通しており、前記三方弁は第1の分岐
    点ではなく、第2の分岐点に介装されている請求項1−
    3の何れか1項の吸収冷温水機。
  7. 【請求項7】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排熱
    焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通
    するラインを流れる稀溶液は高温溶液熱交換器を経由し
    て高温再生器へ流入し、排熱焚再生器に連通するライン
    は第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流し、該ラ
    インを流れる稀溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再
    生器に流入し、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れ
    るラインは高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点
    で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通し
    ており、第1の分岐点に介装された前記三方弁に代え
    て、第2の分岐点に介装された三方弁を設けている請求
    項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  8. 【請求項8】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排熱
    焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通
    するラインを流れる稀溶液は高温溶液熱交換器を経由し
    て高温再生器へ流入し、排熱焚再生器に連通するライン
    は第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流し、該ラ
    インを流れる稀溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再
    生器に流入し、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れ
    るラインは高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点
    で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通し
    ている請求項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  9. 【請求項9】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排熱
    焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通
    するラインは第2の分岐点と高温溶液熱交換器の間の第
    1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高温再生
    器へ連通し、排熱焚再生器に連通するラインを流れる稀
    溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再生器に流入し、
    低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温
    再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流し、低温
    溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通しており、第1の
    分岐点に介装された前記三方弁に代えて、第2の分岐点
    に介装された三方弁を設けている請求項1−3の何れか
    1項の吸収冷温水機。
  10. 【請求項10】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排
    熱焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連
    通するラインは第2の分岐点と高温溶液熱交換器の間の
    第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高温再
    生器へ連通し、排熱焚再生器に連通するラインを流れる
    稀溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再生器に流入
    し、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは
    高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流し、
    低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通している請求
    項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  11. 【請求項11】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排
    熱焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連
    通するラインは高温溶液熱交換器と高温再生器の間の第
    1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高温再生
    器へ連通し、排熱焚再生器に連通するラインを流れる稀
    溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再生器に流入し、
    低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温
    再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流し、低温
    溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通しており、第1の
    分岐点に介装された前記三方弁に代えて、第2の分岐点
    に介装された三方弁を設けている請求項1−3の何れか
    1項の吸収冷温水機。
  12. 【請求項12】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排
    熱焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連
    通するラインは高温溶液熱交換器と高温再生器の間の第
    1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高温再生
    器へ連通し、排熱焚再生器に連通するラインを流れる稀
    溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再生器に流入し、
    低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温
    再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流し、低温
    溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通している請求項1
    −3の何れか1項の吸収冷温水機。
  13. 【請求項13】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと低温再生器に連通するラインに分岐
    し、高温再生器に連通するラインを流れる稀溶液は高温
    溶液熱交換器を経由して高温再生器へ流入し、低温再生
    器に連通するラインは第1の合流点で前記第2の分岐ラ
    インと合流し、該ラインを流れる稀溶液は低温再生器に
    流入して加熱され、低温再生器で加熱された吸収溶液が
    流れるラインは、高温再生器からの溶液ラインと第2の
    合流点で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ
    連通する請求項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  14. 【請求項14】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと低温再生器に連通するラインに分岐
    し、高温再生器に連通するラインは、第2の分岐点と高
    温溶液熱交換器の間の第1の合流点で前記第2の分岐ラ
    インと合流して高温再生器へ連通し、低温再生器に連通
    するラインを流れる稀溶液は低温再生器に流入して加熱
    され、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるライン
    は、高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流
    し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通する請求
    項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  15. 【請求項15】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと低温再生器に連通するラインに分岐
    し、高温再生器に連通するラインは、高温溶液熱交換器
    と高温再生器の間の第1の合流点で前記第2の分岐ライ
    ンと合流して高温再生器へ連通し、低温再生器に連通す
    るラインを流れる稀溶液は低温再生器に流入して加熱さ
    れ、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるライン
    は、高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流
    し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通する請求
    項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  16. 【請求項16】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは低温再生器に連通し、低温再
    生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは、低温再生
    器と高温溶液熱交換器の間における第1の合流点で前記
    第2の分岐ラインと合流して高温再生器へ連通し、高温
    再生器で加熱された吸収溶液は吸収器へ戻される請求項
    1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  17. 【請求項17】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは低温再生器に連通し、低温再
    生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは、高温溶液
    熱交換器と高温再生器の間の第1の合流点で前記第2の
    分岐ラインと合流して高温再生器へ連通し、高温再生器
    で加熱された吸収溶液は吸収器(22)へ戻される請求
    項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  18. 【請求項18】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第1の合流点で前記第2の
    分岐ラインと合流して低温再生器に連通し、低温再生器
    で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温再生器へ連
    通し、高温再生器で加熱された吸収溶液は吸収器へ戻さ
    れる請求項1−3の何れか1項の吸収冷温水機。
  19. 【請求項19】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有し、吸収
    器から送出された稀溶液が流過する稀溶液ラインは、第
    1の分岐点で、低温溶液熱交換器が介装されている第1
    の分岐ラインと、冷媒ドレン熱交換器が介装されている
    第2の分岐ラインとに分岐されており、高温再生器で再
    生した冷媒蒸気が流れるラインの低温再生器と凝縮器の
    間の領域が前記冷媒ドレン熱交換器と熱的に連通してお
    り、低温再生器を経由した後の冷媒が保有するエンタル
    ピーが前記第2の分岐ラインを流れる稀溶液へ投入され
    る様に構成されており、前記第1の分岐点に介装された
    三方弁と、排熱焚再生器と熱的に連通する排熱ラインと
    排熱源に連通するラインとの分岐箇所或いは合流箇所に
    介装された排熱投入用三方弁と、該排熱投入用三方弁が
    排熱ラインL2側を開放しているか閉鎖しているかを検
    出する開閉センサと、該開閉センサの検知信号により前
    記三方弁を開閉制御する制御手段とを有する吸収冷温水
    機の制御方法において、前記開閉センサにより前記排熱
    投入用三方弁が排熱ライン側を開放しているか閉鎖して
    いるかを検出する工程と、排熱投入用三方弁が排熱ライ
    ン側を開放しているのであれば、排熱焚再生器に連通す
    る第1の分岐ラインを流過する稀溶液の流量を所定量だ
    け増加し、排熱投入用三方弁が排熱ライン側を閉鎖して
    いるのであれば、排熱焚再生器に連通する第1の分岐ラ
    インを流過する稀溶液の流量を所定量だけ減少する工
    程、とを含むことを特徴とする吸収冷温水機の制御方
    法。
  20. 【請求項20】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有し、吸収
    器から送出された稀溶液が流過する稀溶液ラインは、第
    1の分岐点で、低温溶液熱交換器が介装されている第1
    の分岐ラインと、冷媒ドレン熱交換器が介装されている
    第2の分岐ラインとに分岐されており、高温再生器で再
    生した冷媒蒸気が流れるラインの低温再生器と凝縮器の
    間の領域が前記冷媒ドレン熱交換器と熱的に連通してお
    り、低温再生器を経由した後の冷媒が保有するエンタル
    ピーが前記第2の分岐ラインを流れる稀溶液へ投入され
    る様に構成されており、前記第1の分岐点に介装された
    三方弁と、排熱焚再生器と熱的に連通する排熱ラインを
    流れる流体の温度を検出する温度センサと、該温度セン
    サの検知信号により前記三方弁を開閉制御する制御手段
    とを有する吸収冷温水機の制御方法において、前記温度
    センサにより排熱ラインを流れる流体の温度を検出する
    工程と、排熱ライン側を流れる流体の温度が上昇すれ
    ば、排熱焚再生器に連通する第1の分岐ラインを流過す
    る稀溶液の流量を増加し、排熱ライン側を流れる流体の
    温度が下降すれば、排熱焚再生器に連通する第1の分岐
    ラインを流過する稀溶液の流量を減少する工程、とを含
    んでいることを特徴とする吸収冷温水機の制御方法。
  21. 【請求項21】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有し、吸収
    器から送出された稀溶液が流過する稀溶液ラインは、第
    1の分岐点で、低温溶液熱交換器が介装されている第1
    の分岐ラインと、冷媒ドレン熱交換器が介装されている
    第2の分岐ラインとに分岐されており、高温再生器で再
    生した冷媒蒸気が流れるラインの低温再生器と凝縮器の
    間の領域が前記冷媒ドレン熱交換器と熱的に連通してお
    り、低温再生器を経由した後の冷媒が保有するエンタル
    ピーが前記第2の分岐ラインを流れる稀溶液へ投入され
    る様に構成されており、前記第1の分岐点に介装された
    三方弁と、吸収器の出口における吸収溶液の温度を検出
    する温度センサと、該温度センサの検知信号により前記
    三方弁を開閉制御する制御手段とを有する吸収冷温水機
    の制御方法において、前記温度センサにより吸収器の出
    口における吸収溶液の温度を計測する工程と、吸収器の
    出口における吸収溶液の温度が上昇すれば、排熱焚再生
    器に連通する第1の分岐ラインを流過する稀溶液の流量
    を減少し、吸収器の出口における吸収溶液の温度が下降
    すれば、排熱焚再生器に連通する第1の分岐ラインを流
    過する稀溶液の流量を増加する工程、とを有しているこ
    とを特徴とする吸収冷温水機の制御方法。
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