JP2001193843A - 回転軸シール - Google Patents
回転軸シールInfo
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- JP2001193843A JP2001193843A JP2000000698A JP2000000698A JP2001193843A JP 2001193843 A JP2001193843 A JP 2001193843A JP 2000000698 A JP2000000698 A JP 2000000698A JP 2000000698 A JP2000000698 A JP 2000000698A JP 2001193843 A JP2001193843 A JP 2001193843A
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- rotary shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CO2 等の高圧冷媒の密封に使用され、長期
間にわたって密封性の安定した回転軸シールを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ハウジング1と回転軸2の間に介装さ
れ、回転軸2に摺接する複数のシールエレメント9…
と、複数のシールエレメント9…の間に配設されて回転
軸2に摺接するリップ先端部11bを有するシール部材10
と、を備えたものである。シール部材10には、ポリメタ
クリル酸亜鉛を微分散した水素化ニトリルゴム等を用い
る。
間にわたって密封性の安定した回転軸シールを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ハウジング1と回転軸2の間に介装さ
れ、回転軸2に摺接する複数のシールエレメント9…
と、複数のシールエレメント9…の間に配設されて回転
軸2に摺接するリップ先端部11bを有するシール部材10
と、を備えたものである。シール部材10には、ポリメタ
クリル酸亜鉛を微分散した水素化ニトリルゴム等を用い
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸シールに関
し、特にカーエアコン用コンプレッサ等に於ける(高
圧)流体を密封するのに用いられる回転軸シールに関す
る。
し、特にカーエアコン用コンプレッサ等に於ける(高
圧)流体を密封するのに用いられる回転軸シールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転軸シールとしては、
図4に示すようなものが知られている。即ち、この回転
軸シールは、コンプレッサのケース等のハウジング41
と、回転軸42の間に介装され、流体収納室43内の流体や
気体を密封する。
図4に示すようなものが知られている。即ち、この回転
軸シールは、コンプレッサのケース等のハウジング41
と、回転軸42の間に介装され、流体収納室43内の流体や
気体を密封する。
【0003】その構造は、ゴムガスケット44と、スペー
サ45を介して、螺旋溝付きの合成樹脂製(PTFE等)
の2つのシールエレメント46a,46bと、押え金具47と
を並設して、環状金具48内に装着した回転軸シールを、
図示省略のテーパシャンク等により、各シールエレメン
ト46a,46bの内径側を軸方向へ押し加工して、図4の
如く反流体収納室49側から流体収納室43側に折曲する。
従って、回転軸シールの装着時に於て、各シールエレメ
ント46a,46bの摺接面が、回転軸42の外周面に圧接す
る。
サ45を介して、螺旋溝付きの合成樹脂製(PTFE等)
の2つのシールエレメント46a,46bと、押え金具47と
を並設して、環状金具48内に装着した回転軸シールを、
図示省略のテーパシャンク等により、各シールエレメン
ト46a,46bの内径側を軸方向へ押し加工して、図4の
如く反流体収納室49側から流体収納室43側に折曲する。
従って、回転軸シールの装着時に於て、各シールエレメ
ント46a,46bの摺接面が、回転軸42の外周面に圧接す
る。
【0004】そして、回転軸42の回転時には、各シール
エレメント46a,46bの回転軸42への摺接部から少しの
漏れが発生するが、各シールエレメント46a,46bの螺
旋溝(スクリュ溝)のハイドロダイナミック効果(ポン
ピング作用)により、上記漏れを(流体収納室43方向
へ)押し戻し、回転軸シール全体としては密封を行いえ
る構造である。
エレメント46a,46bの回転軸42への摺接部から少しの
漏れが発生するが、各シールエレメント46a,46bの螺
旋溝(スクリュ溝)のハイドロダイナミック効果(ポン
ピング作用)により、上記漏れを(流体収納室43方向
へ)押し戻し、回転軸シール全体としては密封を行いえ
る構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転軸シールでは、特に静止時に於て、流体収納室43か
ら反流体収納室49への(高圧)流体の漏れ量が大きく、
密封性(シール性)が不安定となる。
回転軸シールでは、特に静止時に於て、流体収納室43か
ら反流体収納室49への(高圧)流体の漏れ量が大きく、
密封性(シール性)が不安定となる。
【0006】そこで、本発明は、特に(CO2 等の高圧
冷媒を使用する)高圧下(3〜10MPa程度)で使用さ
れ、(高圧)流体の漏れが抑制されると共に、密封性の
安定した回転軸シールを提供することを目的とする。
冷媒を使用する)高圧下(3〜10MPa程度)で使用さ
れ、(高圧)流体の漏れが抑制されると共に、密封性の
安定した回転軸シールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る回転軸シールは、ハウジングと回転
軸の間に介装され、該回転軸に摺接する複数のシールエ
レメントと、該複数のシールエレメントの間に配設され
て上記回転軸に摺接するリップ先端部を有するシール部
材と、を備え、該シール部材が、水素化ニトリルゴム
と、ポリメタクリル酸亜鉛と、有機過酸化物を、含有す
るゴム組成物から成るものである。
めに、本発明に係る回転軸シールは、ハウジングと回転
軸の間に介装され、該回転軸に摺接する複数のシールエ
レメントと、該複数のシールエレメントの間に配設され
て上記回転軸に摺接するリップ先端部を有するシール部
材と、を備え、該シール部材が、水素化ニトリルゴム
と、ポリメタクリル酸亜鉛と、有機過酸化物を、含有す
るゴム組成物から成るものである。
【0008】また、ハウジングと回転軸の間に介装さ
れ、該回転軸に摺接する第1・第2シールエレメント
と、該第1・第2シールエレメントの間に配設されて上
記回転軸に摺接するリップ先端部を有するシール部材
と、を備え、該シール部材が、水素化ニトリルゴムと、
ポリメタクリル酸亜鉛と、有機過酸化物を、含有するゴ
ム組成物から成るものである。
れ、該回転軸に摺接する第1・第2シールエレメント
と、該第1・第2シールエレメントの間に配設されて上
記回転軸に摺接するリップ先端部を有するシール部材
と、を備え、該シール部材が、水素化ニトリルゴムと、
ポリメタクリル酸亜鉛と、有機過酸化物を、含有するゴ
ム組成物から成るものである。
【0009】なお、リップ先端部が先鋭角部を有し、該
先鋭角部が回転軸に線接触状に摺接するよう構成するの
が良い。
先鋭角部が回転軸に線接触状に摺接するよう構成するの
が良い。
【0010】そして、流体収納室側のシールエレメント
は、微量な漏れを上記シール部材側へ許容するように構
成されている。さらには、流体収納室側のシールエレメ
ントに於て、回転軸に摺接する面に1本の円形溝を形成
し、又は、全く溝の無い平坦面状として、微量な漏れを
上記シール部材側へ許容するように構成されている。
は、微量な漏れを上記シール部材側へ許容するように構
成されている。さらには、流体収納室側のシールエレメ
ントに於て、回転軸に摺接する面に1本の円形溝を形成
し、又は、全く溝の無い平坦面状として、微量な漏れを
上記シール部材側へ許容するように構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示の本発明の実施の形態
に基づき本発明を詳説する。
に基づき本発明を詳説する。
【0012】図1又は図2は、本発明に係る回転軸シー
ルの各々別の実施の形態を示し、例えば、流体収納室3
側に高圧(3〜10MPa程度)の冷媒(CO2 等の流
体)が作用するカーエアコン用コンプレッサ等に使用さ
れる。
ルの各々別の実施の形態を示し、例えば、流体収納室3
側に高圧(3〜10MPa程度)の冷媒(CO2 等の流
体)が作用するカーエアコン用コンプレッサ等に使用さ
れる。
【0013】この回転軸シールは、コンプレッサのケー
ス等のハウジング1と、回転軸2(の外周面)との間に
介装され、回転軸2に摺接する複数のシールエレメント
9…と、複数のシールエレメント9…の間に配設されて
回転軸2に摺接するリップ先端部11bを有するシール部
材10と、を備え、高圧の冷媒等の流体(油又はガス等)
を密封するのに用いられる。
ス等のハウジング1と、回転軸2(の外周面)との間に
介装され、回転軸2に摺接する複数のシールエレメント
9…と、複数のシールエレメント9…の間に配設されて
回転軸2に摺接するリップ先端部11bを有するシール部
材10と、を備え、高圧の冷媒等の流体(油又はガス等)
を密封するのに用いられる。
【0014】具体的構成は、図1又は図2に示すよう
に、両端に内鍔部5,6を有する金属製アウターケース
7と、このアウターケース7の円筒部8の外周面と内鍔
部5の両面に接着・溶着・焼付等によって固着一体化さ
れたゴム製外周密封部15と、アウターケース7に内嵌さ
れると共に一端に内鍔部17を有する第3インナーケース
16と、この第3インナーケース16の円筒部18の外周面と
内鍔部17の両面に接着・溶着・焼付等によって固着一体
化された(後述のゴム組成物から成る)シール部材10
と、合成樹脂製(PTFE等)の第1シールエレメント
9aと、螺旋溝12b(スクリュ溝)を有する合成樹脂製
(PTFE等)の第2シールエレメント9bと、第1イ
ンナーケース13と、第2インナーケース14と、から成
る。
に、両端に内鍔部5,6を有する金属製アウターケース
7と、このアウターケース7の円筒部8の外周面と内鍔
部5の両面に接着・溶着・焼付等によって固着一体化さ
れたゴム製外周密封部15と、アウターケース7に内嵌さ
れると共に一端に内鍔部17を有する第3インナーケース
16と、この第3インナーケース16の円筒部18の外周面と
内鍔部17の両面に接着・溶着・焼付等によって固着一体
化された(後述のゴム組成物から成る)シール部材10
と、合成樹脂製(PTFE等)の第1シールエレメント
9aと、螺旋溝12b(スクリュ溝)を有する合成樹脂製
(PTFE等)の第2シールエレメント9bと、第1イ
ンナーケース13と、第2インナーケース14と、から成
る。
【0015】また、ゴム製外周密封部15は、ハウジング
1内周面に弾発的に接して密封作用を成すため(自由状
態では)凹凸波状に外周面が形成された円筒部被覆部15
aと、一方の内鍔部5の内外両面を被覆する断面U字形
の内鍔外被部15bと、から構成されている。
1内周面に弾発的に接して密封作用を成すため(自由状
態では)凹凸波状に外周面が形成された円筒部被覆部15
aと、一方の内鍔部5の内外両面を被覆する断面U字形
の内鍔外被部15bと、から構成されている。
【0016】また、シール部材10は、アウターケース7
の内周面に弾発的に接して密封作用を成すため(自由状
態では)凹凸波状に外周面が形成された円筒部被覆部10
aと、内鍔部17の内外両面を被覆する断面U字形の内鍔
外被部10bと、この断面U字形の内鍔外被部10bの内周
側から流体収納室3方向へ突設されたリップ部11と、か
ら構成されている。
の内周面に弾発的に接して密封作用を成すため(自由状
態では)凹凸波状に外周面が形成された円筒部被覆部10
aと、内鍔部17の内外両面を被覆する断面U字形の内鍔
外被部10bと、この断面U字形の内鍔外被部10bの内周
側から流体収納室3方向へ突設されたリップ部11と、か
ら構成されている。
【0017】さらに、このリップ部11は、短円筒部11a
と、流体収納室3側へしだいに縮径するリップ先端部11
bとから成り、リップ部11は略同一の肉厚で、(図1又
は図2のように)断面への字状に折れ曲がった形状であ
る。このリップ先端部11bの先鋭角部19は、装着(使
用)状態では回転軸2(の外周面)に線接触状態で接し
て密封作用をなす。
と、流体収納室3側へしだいに縮径するリップ先端部11
bとから成り、リップ部11は略同一の肉厚で、(図1又
は図2のように)断面への字状に折れ曲がった形状であ
る。このリップ先端部11bの先鋭角部19は、装着(使
用)状態では回転軸2(の外周面)に線接触状態で接し
て密封作用をなす。
【0018】また、流体収納室3側のシールエレメント
───つまり第1シールエレメント9a───は、微量
な漏れを(流体収納室3側から)シール部材10側へ許容
するように構成されている。即ち、図1に示す如く、第
1シールエレメント9aが、回転軸2に摺接する面B
に、単数本(1本)の円形溝12aを形成して、あるい
は、図2に示す如く、第1シールエレメント9aが回転
軸2に摺接する面Bに、全く溝の無い平坦面状(平坦円
筒面状)として、微量な漏れを許容するようになってい
る。
───つまり第1シールエレメント9a───は、微量
な漏れを(流体収納室3側から)シール部材10側へ許容
するように構成されている。即ち、図1に示す如く、第
1シールエレメント9aが、回転軸2に摺接する面B
に、単数本(1本)の円形溝12aを形成して、あるい
は、図2に示す如く、第1シールエレメント9aが回転
軸2に摺接する面Bに、全く溝の無い平坦面状(平坦円
筒面状)として、微量な漏れを許容するようになってい
る。
【0019】また、第2シールエレメント9bの螺旋溝
12bは、その回転方向が、回転軸2の回転時に、流体収
納室3側(高圧側)へ溝内の流体が送られる方向となる
ように形成されており、流体収納室3から反流体収納室
4への(高圧)流体の漏れを防止する役割を担ってい
る。
12bは、その回転方向が、回転軸2の回転時に、流体収
納室3側(高圧側)へ溝内の流体が送られる方向となる
ように形成されており、流体収納室3から反流体収納室
4への(高圧)流体の漏れを防止する役割を担ってい
る。
【0020】このように、本回転軸シールは、ゴム製外
周密封部15にてハウジング1との間を密封し、かつ、複
数のシールエレメント9…とシール部材10とにて回転軸
2との間を密封している。
周密封部15にてハウジング1との間を密封し、かつ、複
数のシールエレメント9…とシール部材10とにて回転軸
2との間を密封している。
【0021】なお、図1又は図2に示したように、ゴム
製外周密封部15が予め接着等で一体化されたアウターケ
ース7であって、他端の内鍔部6を形成しないストレー
ト状態(円筒状態)で、第1シールエレメント9aと、
第1インナーケース13と、シール部材10が予め接着等で
一体化された第3インナーケース16と、第2シールエレ
メント9bと、第2インナーケース14と、を順次嵌め込
み、その後、かしめ加工にて内鍔部6を形成して、全体
を一体化する。
製外周密封部15が予め接着等で一体化されたアウターケ
ース7であって、他端の内鍔部6を形成しないストレー
ト状態(円筒状態)で、第1シールエレメント9aと、
第1インナーケース13と、シール部材10が予め接着等で
一体化された第3インナーケース16と、第2シールエレ
メント9bと、第2インナーケース14と、を順次嵌め込
み、その後、かしめ加工にて内鍔部6を形成して、全体
を一体化する。
【0022】そして、ハウジング1の内周面に固着され
る止め輪20にて、本回転軸シールの抜け止めを防止して
いる。
る止め輪20にて、本回転軸シールの抜け止めを防止して
いる。
【0023】上述の如く構成された本回転軸シールによ
れば、回転軸2が静止している場合、流体収納室3の
(高圧)流体が、第1シールエレメント9aの回転軸2
との接触面から(反流体収納室4側へ)漏れても、シー
ル部材10のリップ部11(の先鋭角部19)が回転軸2の外
周面に弾発的に接触すると共に、リップ部11が漏れた
(高圧)流体の圧力を受けて回転軸2の外周面に接触す
るため、反流体収納室4への(高圧)流体の漏れを防止
する。
れば、回転軸2が静止している場合、流体収納室3の
(高圧)流体が、第1シールエレメント9aの回転軸2
との接触面から(反流体収納室4側へ)漏れても、シー
ル部材10のリップ部11(の先鋭角部19)が回転軸2の外
周面に弾発的に接触すると共に、リップ部11が漏れた
(高圧)流体の圧力を受けて回転軸2の外周面に接触す
るため、反流体収納室4への(高圧)流体の漏れを防止
する。
【0024】即ち、流体収納室3と反流体収納室4の間
の本回転軸シールの内部にて、流体収納室3から漏れた
(高圧)流体の圧力、及びリップ先端部11b自身のゴム
弾性力によって、反流体収納室4への(高圧)流体の漏
れを食い止める。
の本回転軸シールの内部にて、流体収納室3から漏れた
(高圧)流体の圧力、及びリップ先端部11b自身のゴム
弾性力によって、反流体収納室4への(高圧)流体の漏
れを食い止める。
【0025】また、回転軸2が回転すれば、第1シール
エレメント9aの回転軸2への接触面圧の増大と、シー
ル部材10の先鋭角部19の回転軸2への摺接と、第2シー
ルエレメント9bの螺旋溝12bのハイドロダイナミック
効果(ポンピング作用)による(高圧)流体の流体収納
室3側への押し戻しと、により、本回転軸シール全体と
して、(高圧)流体の密封を行いえる。
エレメント9aの回転軸2への接触面圧の増大と、シー
ル部材10の先鋭角部19の回転軸2への摺接と、第2シー
ルエレメント9bの螺旋溝12bのハイドロダイナミック
効果(ポンピング作用)による(高圧)流体の流体収納
室3側への押し戻しと、により、本回転軸シール全体と
して、(高圧)流体の密封を行いえる。
【0026】この際、シール部材10のリップ部11は、流
体収納室3側(高圧側)へ配設された第1シールエレメ
ント9aにより、高圧を直に受けることがない。また、
第1シールエレメント9aの1本のみの円形溝12aを有
する摺接面B(図1)、又は、そのような溝を省略した
平坦面状の摺接面B(図2)からの流体の微量な漏れ
は、リップ部11(の先鋭角部19)に適度な潤滑を与え
る。即ち、第1シールエレメント9aが、減圧リングの
役割を果たしてリップ部11にかかる圧力を緩和すると共
に、リップ部11に適度な潤滑を供給して回転軸2との摺
接を滑らかなものとし、かつ、先鋭角部19の摩耗を、軽
減させる作用をなす。
体収納室3側(高圧側)へ配設された第1シールエレメ
ント9aにより、高圧を直に受けることがない。また、
第1シールエレメント9aの1本のみの円形溝12aを有
する摺接面B(図1)、又は、そのような溝を省略した
平坦面状の摺接面B(図2)からの流体の微量な漏れ
は、リップ部11(の先鋭角部19)に適度な潤滑を与え
る。即ち、第1シールエレメント9aが、減圧リングの
役割を果たしてリップ部11にかかる圧力を緩和すると共
に、リップ部11に適度な潤滑を供給して回転軸2との摺
接を滑らかなものとし、かつ、先鋭角部19の摩耗を、軽
減させる作用をなす。
【0027】従って、高圧によるリップ部11の大きな変
形にて発生する、シール部材10の表面から第3インナー
ケース16(の内鍔部17)までの連続的な応力を、防止し
て、シール部材10の亀裂や、シール部材10の第3インナ
ーケース16からの剥離を、防止することができる。さら
に、リップ先端部11b(の先鋭角部19)の回転軸2との
摺接による早期摩耗を解消し、シール部材10の寿命を長
いものとすることができる。
形にて発生する、シール部材10の表面から第3インナー
ケース16(の内鍔部17)までの連続的な応力を、防止し
て、シール部材10の亀裂や、シール部材10の第3インナ
ーケース16からの剥離を、防止することができる。さら
に、リップ先端部11b(の先鋭角部19)の回転軸2との
摺接による早期摩耗を解消し、シール部材10の寿命を長
いものとすることができる。
【0028】ところで、前述のシール部材10の材質は、
水素化ニトリルゴムと、ポリメタクリル酸亜鉛と、有機
過酸化物を、含有する(耐摩耗性に優れた)ゴム組成物
を用いる。
水素化ニトリルゴムと、ポリメタクリル酸亜鉛と、有機
過酸化物を、含有する(耐摩耗性に優れた)ゴム組成物
を用いる。
【0029】即ち、水素化ニトリルゴム(以下「HNB
R」ということもある)にポリメタクリル酸亜鉛を微分
散させたポリマーアロイ(日本ゼオン株式会社の商品名
はZSC)を、有機過酸化物で架橋したゴム組成物をも
って、シール部材10を構成する。さらに、カーボンブラ
ック又はホワイトカーボンを補強剤(補強性充填剤)と
して、添加するのが望ましい。
R」ということもある)にポリメタクリル酸亜鉛を微分
散させたポリマーアロイ(日本ゼオン株式会社の商品名
はZSC)を、有機過酸化物で架橋したゴム組成物をも
って、シール部材10を構成する。さらに、カーボンブラ
ック又はホワイトカーボンを補強剤(補強性充填剤)と
して、添加するのが望ましい。
【0030】有機過酸化物は、通常のゴムの過酸化物加
硫に使用されるものであれば特に制限されず、2種類以
上の有機過酸化物を併用することもできる。有機過酸化
物としては、例えばジt−ブチルペルオキシド、ジクミ
ルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキサイド、
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5 −トリメチ
ルシクロヘキサン、 2,5−ジメチル− 2,5−ジ(t−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、 2,5−ジメチル− 2,5−ジ
(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、 1,3−ジ(t
−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、 2,5−ジ
メチル− 2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、
t−ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、n−
ブチル− 4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)バレレー
ト、α,α′−ビス(t−ブチルペルオキシ−m−イソ
プロピル)ベンゼン、ベンゾイルペルオキシド等が挙げ
られる。
硫に使用されるものであれば特に制限されず、2種類以
上の有機過酸化物を併用することもできる。有機過酸化
物としては、例えばジt−ブチルペルオキシド、ジクミ
ルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキサイド、
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5 −トリメチ
ルシクロヘキサン、 2,5−ジメチル− 2,5−ジ(t−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、 2,5−ジメチル− 2,5−ジ
(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、 1,3−ジ(t
−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、 2,5−ジ
メチル− 2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、
t−ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、n−
ブチル− 4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)バレレー
ト、α,α′−ビス(t−ブチルペルオキシ−m−イソ
プロピル)ベンゼン、ベンゾイルペルオキシド等が挙げ
られる。
【0031】本発明者等は、比較のため、HNBRにカ
ーボンを補強剤とし、有機過酸化物で架橋したゴム組成
物───ポリメタクリル酸亜鉛を省略したもの───を
用いて、図1と同じ構造・形状の回転シールを製作し、
本発明に係る図1の回転軸シールと、比較実験を行った
ところ、摩耗量が著しく減少でき、寿命が約10倍も延び
ることが、確認できた。
ーボンを補強剤とし、有機過酸化物で架橋したゴム組成
物───ポリメタクリル酸亜鉛を省略したもの───を
用いて、図1と同じ構造・形状の回転シールを製作し、
本発明に係る図1の回転軸シールと、比較実験を行った
ところ、摩耗量が著しく減少でき、寿命が約10倍も延び
ることが、確認できた。
【0032】次に、図3に、本発明に係る回転軸シール
のさらに他の実施の形態を示し、図1(又は図2)と比
較すると明らかな如く、次の構成が相違してくる。
のさらに他の実施の形態を示し、図1(又は図2)と比
較すると明らかな如く、次の構成が相違してくる。
【0033】即ち、図3に示すように、リップ部11のリ
ップ先端部11bは、その断面形状が略五角形状(ベース
形状)となり、(図1又は図2に比べると)肉厚が厚く
なると共に、リップ先端部11bの内周面の断面形状が、
山形の形状となり、その山形の頂点が先鋭角部19とし
て、回転軸2に接触している。従って、リップ部11の受
圧による変形が小さくなり、先鋭角部19が確実に線接触
状に回転軸2に摺接し、(高圧)流体の漏れが一層低減
されると共に、リップ部11の摩耗が一層低減されて寿命
の長いものとなる。そして、このリップ部11を有するシ
ール部材10の材質は、図1,図2の場合と、同様のもの
として、摩耗をさらに低減して、寿命(耐久性)が著し
く延びるのである。
ップ先端部11bは、その断面形状が略五角形状(ベース
形状)となり、(図1又は図2に比べると)肉厚が厚く
なると共に、リップ先端部11bの内周面の断面形状が、
山形の形状となり、その山形の頂点が先鋭角部19とし
て、回転軸2に接触している。従って、リップ部11の受
圧による変形が小さくなり、先鋭角部19が確実に線接触
状に回転軸2に摺接し、(高圧)流体の漏れが一層低減
されると共に、リップ部11の摩耗が一層低減されて寿命
の長いものとなる。そして、このリップ部11を有するシ
ール部材10の材質は、図1,図2の場合と、同様のもの
として、摩耗をさらに低減して、寿命(耐久性)が著し
く延びるのである。
【0034】なお、図3に於て、第1シールエレメント
9aに単数本の円形溝12aを有する場合を示したが、こ
れ以外に、この円形溝12aを全く省略した平坦面状に、
(回転軸2との)摺接面を形成するも、自由である。い
ずれにせよ、図3に於ても、第1シールエレメント9a
は、微量な漏れをシール部材10側へ許容して、先鋭角部
19と回転軸2の表面との間の潤滑作用を確保して、摩耗
を防止する。
9aに単数本の円形溝12aを有する場合を示したが、こ
れ以外に、この円形溝12aを全く省略した平坦面状に、
(回転軸2との)摺接面を形成するも、自由である。い
ずれにせよ、図3に於ても、第1シールエレメント9a
は、微量な漏れをシール部材10側へ許容して、先鋭角部
19と回転軸2の表面との間の潤滑作用を確保して、摩耗
を防止する。
【0035】なお、念を入れて追加説明すれば、図1,
図2,図3に於ける第1シール部材9aが(従来の複数
の同心溝又は螺旋溝に代えて)1本の円形溝12aとし、
又は、全く省略することで、微量な漏れをシール部材10
側へ許容して、このシール部材10の先鋭角部19の潤滑作
用を確保して、その摩耗を低減し、長期間にわたってシ
ール機能を維持できて、寿命を延ばすことができる。
図2,図3に於ける第1シール部材9aが(従来の複数
の同心溝又は螺旋溝に代えて)1本の円形溝12aとし、
又は、全く省略することで、微量な漏れをシール部材10
側へ許容して、このシール部材10の先鋭角部19の潤滑作
用を確保して、その摩耗を低減し、長期間にわたってシ
ール機能を維持できて、寿命を延ばすことができる。
【0036】また、図1,図2,図3の断面図から明ら
かなように、シール部材10は圧力を受けると、回転軸2
の表面に対して、その先鋭角部19が強く接するので、摩
耗を促進することが予測されるが、本発明では、前述の
ように、ポリメタクリル酸亜鉛を微分散させたHNBR
等から成るゴム組成分をシール部材10に用いたため、従
来の材質(ポリメタクリル酸亜鉛を含有しないHNBR
等)と比較して、著しい強度の向上、及び耐摩耗性を発
揮して、長期間にわたって優れた密封性能を維持可能と
なる。
かなように、シール部材10は圧力を受けると、回転軸2
の表面に対して、その先鋭角部19が強く接するので、摩
耗を促進することが予測されるが、本発明では、前述の
ように、ポリメタクリル酸亜鉛を微分散させたHNBR
等から成るゴム組成分をシール部材10に用いたため、従
来の材質(ポリメタクリル酸亜鉛を含有しないHNBR
等)と比較して、著しい強度の向上、及び耐摩耗性を発
揮して、長期間にわたって優れた密封性能を維持可能と
なる。
【0037】なお、ポリメタクリル酸亜鉛を微分散させ
たHNBR等から成る上述の材質は、十分に耐油性、耐
熱性、耐冷媒特性をも有している。従って、上記以外の
各種流体にも適用可能であり、発熱する部位にも適用で
きる。
たHNBR等から成る上述の材質は、十分に耐油性、耐
熱性、耐冷媒特性をも有している。従って、上記以外の
各種流体にも適用可能であり、発熱する部位にも適用で
きる。
【0038】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、例えば、第1シールエレメント9aは、合成樹
脂製(PTFE等)以外の材質でも、減圧できる───
減圧リングの役割を果たす───ものであればよい。さ
らに、シールエレメント9の数は3個以上でもよく、ま
た、シール部材10の数は複数でもよく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で設計変更可能である。
されず、例えば、第1シールエレメント9aは、合成樹
脂製(PTFE等)以外の材質でも、減圧できる───
減圧リングの役割を果たす───ものであればよい。さ
らに、シールエレメント9の数は3個以上でもよく、ま
た、シール部材10の数は複数でもよく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
次に記載する効果を奏する。
【0040】(請求項1によれば)複数のシールエレメ
ント9…の間にシール部材10が配設されているため、回
転軸2の回転時はもちろん、静止時での(高圧)流体の
漏れが防止できる。また、(シール部材10よりも流体収
納室3側に配設された)シールエレメント9の減圧によ
り、シール部材10にかかる圧力を緩和することができ、
シール部材10の変形を抑えて亀裂や剥離を防止すると共
に、リップ先端部11bに適度な潤滑を供給して摩耗を低
減させて、全体として寿命の長いものとすることができ
る。
ント9…の間にシール部材10が配設されているため、回
転軸2の回転時はもちろん、静止時での(高圧)流体の
漏れが防止できる。また、(シール部材10よりも流体収
納室3側に配設された)シールエレメント9の減圧によ
り、シール部材10にかかる圧力を緩和することができ、
シール部材10の変形を抑えて亀裂や剥離を防止すると共
に、リップ先端部11bに適度な潤滑を供給して摩耗を低
減させて、全体として寿命の長いものとすることができ
る。
【0041】(請求項2によれば)第1・第2シールエ
レメント9a,9bの間にシール部材10が配設されてい
るため、回転軸2の回転時はもちろん、静止時での(高
圧)流体の漏れが防止できる。また、(シール部材10よ
りも流体収納室3側に配設された)第1シールエレメン
ト9a(若しくは第2シールエレメント9b)の減圧に
より、シール部材10にかかる圧力を緩和することがで
き、シール部材10の変形を抑えて亀裂や剥離を防止する
と共に、リップ先端部11bに適度な潤滑を供給して摩耗
を低減させて、全体として寿命の長いものとすることが
できる。
レメント9a,9bの間にシール部材10が配設されてい
るため、回転軸2の回転時はもちろん、静止時での(高
圧)流体の漏れが防止できる。また、(シール部材10よ
りも流体収納室3側に配設された)第1シールエレメン
ト9a(若しくは第2シールエレメント9b)の減圧に
より、シール部材10にかかる圧力を緩和することがで
き、シール部材10の変形を抑えて亀裂や剥離を防止する
と共に、リップ先端部11bに適度な潤滑を供給して摩耗
を低減させて、全体として寿命の長いものとすることが
できる。
【0042】(請求項1,2によれば)シール部材10
が、HNBRとポリメタクリル酸亜鉛に有機過酸化物を
含有するゴム組成物から成るので、(従来と同等の耐
油,耐熱,耐冷媒特性を備えていることは勿論のこ
と、)潤滑が不十分な条件下で圧力が作用した場合等に
あっても、摩耗が少なく、耐久性に優れ、長期間良好な
密封性を発揮することができる。
が、HNBRとポリメタクリル酸亜鉛に有機過酸化物を
含有するゴム組成物から成るので、(従来と同等の耐
油,耐熱,耐冷媒特性を備えていることは勿論のこ
と、)潤滑が不十分な条件下で圧力が作用した場合等に
あっても、摩耗が少なく、耐久性に優れ、長期間良好な
密封性を発揮することができる。
【0043】そして、複数のシールエレメント9…(第
1・第2シールエレメント9a,9b)の間にシール部
材10を設けた本構成では、円筒部被覆部10aに突起を設
けることにより、アウターケース7の内部側界面の流体
漏れ防止を1部品で対応できる。(言い換えると、アウ
ターケース7の界面漏れに対して、優れている。)
1・第2シールエレメント9a,9b)の間にシール部
材10を設けた本構成では、円筒部被覆部10aに突起を設
けることにより、アウターケース7の内部側界面の流体
漏れ防止を1部品で対応できる。(言い換えると、アウ
ターケース7の界面漏れに対して、優れている。)
【0044】(請求項3又は4によれば)シール部材10
と回転軸2との摺接部位の潤滑作用を確保して、(早期
摩耗の発生を有効に防止できて、)一層の寿命の延長を
図り得る。
と回転軸2との摺接部位の潤滑作用を確保して、(早期
摩耗の発生を有効に防止できて、)一層の寿命の延長を
図り得る。
【図1】本発明の実施の一形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図2】他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図3】さらに別の実施の形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図4】従来例を示す要部断面図である。
1 ハウジング 2 回転軸 3 流体収納室 9 シールエレメント 9a 第1シールエレメント 9b 第2シールエレメント 10 シール部材 11b リップ先端部 19 先鋭角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 敦 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 Fターム(参考) 3J006 AE05 AE16 CA01
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングと回転軸の間に介装され、該
回転軸に摺接する複数のシールエレメントと、該複数の
シールエレメントの間に配設されて上記回転軸に摺接す
るリップ先端部を有するシール部材と、を備え、該シー
ル部材が、水素化ニトリルゴムと、ポリメタクリル酸亜
鉛と、有機過酸化物を、含有するゴム組成物から成るこ
とを特徴とする回転軸シール。 - 【請求項2】 ハウジングと回転軸の間に介装され、該
回転軸に摺接する第1・第2シールエレメントと、該第
1・第2シールエレメントの間に配設されて上記回転軸
に摺接するリップ先端部を有するシール部材と、を備
え、該シール部材が、水素化ニトリルゴムと、ポリメタ
クリル酸亜鉛と、有機過酸化物を、含有するゴム組成物
から成ることを特徴とする回転軸シール。 - 【請求項3】 流体収納室側のシールエレメントは、微
量な漏れを上記シール部材側へ許容するように構成され
ている請求項1又は2記載の回転軸シール。 - 【請求項4】 流体収納室側のシールエレメントに於
て、回転軸に摺接する面に1本の円形溝を形成し、又
は、全く溝の無い平坦面状として、微量な漏れを上記シ
ール部材側へ許容するように構成されている請求項1又
は2記載の回転軸シール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000698A JP2001193843A (ja) | 2000-01-06 | 2000-01-06 | 回転軸シール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000698A JP2001193843A (ja) | 2000-01-06 | 2000-01-06 | 回転軸シール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193843A true JP2001193843A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18530009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000698A Pending JP2001193843A (ja) | 2000-01-06 | 2000-01-06 | 回転軸シール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001193843A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1321499A3 (en) * | 2001-12-19 | 2004-05-12 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Sealing material for use in seal member in compressor and compressor including the same |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02110760U (ja) * | 1989-02-22 | 1990-09-05 | ||
JPH0581566U (ja) * | 1992-04-03 | 1993-11-05 | イーグル工業株式会社 | リップ型シール |
JPH09328578A (ja) * | 1996-06-11 | 1997-12-22 | Nichias Corp | フロン及び/又は冷凍機油用のゴム組成物と加硫成形品 |
JPH11280916A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-15 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 回転軸シール |
-
2000
- 2000-01-06 JP JP2000000698A patent/JP2001193843A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02110760U (ja) * | 1989-02-22 | 1990-09-05 | ||
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JPH09328578A (ja) * | 1996-06-11 | 1997-12-22 | Nichias Corp | フロン及び/又は冷凍機油用のゴム組成物と加硫成形品 |
JPH11280916A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-15 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 回転軸シール |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1321499A3 (en) * | 2001-12-19 | 2004-05-12 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Sealing material for use in seal member in compressor and compressor including the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090323 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100330 |