JP2003262276A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2003262276A
JP2003262276A JP2002063497A JP2002063497A JP2003262276A JP 2003262276 A JP2003262276 A JP 2003262276A JP 2002063497 A JP2002063497 A JP 2002063497A JP 2002063497 A JP2002063497 A JP 2002063497A JP 2003262276 A JP2003262276 A JP 2003262276A
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sealing device
rubber lip
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lip portion
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Atsushi Hosokawa
敦 細川
Koji Kita
孝次 喜多
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転時及び静止時のいずれにあっても、シー
ル性に優れている密封装置を提供する。 【解決手段】 ハウジングHと回転軸Sとの間に介装さ
れる密封装置に於て、上記回転軸Sに摺接するゴムリッ
プ部2と、上記ハウジングHの内周面に嵌着される外周
ゴムシール部7aとを、異種材料にて形成する。そし
て、上記ゴムリップ部2に、コイルスプリング状の形状
記憶合金製のリング状部材Rを、付設する。この形状記
憶合金製のリング状部材Rは、高温になると拡径し、低
温になると縮径する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置に係り、
特にカーエアコン用コンプレッサ等に於ける(高圧)流
体を密封するのに用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の密封装置としては、図4
に示すようなものが知られている。つまり、この図4の
密封装置は、コンプレッサ等のハウジングHと、回転軸
Sとの間に介装されるもので、流体収納室側Aに内鍔部
31を有する金属製アウターケース32を備え、このアウタ
ーケース32に、ハウジングHの内周面に嵌着される外周
ゴムシール部33と、上記内鍔部31を両面及び内周縁にわ
たって被覆する軸心直交方向壁部34と、この壁部34から
流体収納室A側へ延伸状として回転軸Sに摺接するゴム
リップ部35とから成るゴム部36を、焼付・溶着・接着等
にて、固着一体化した構造等のものが、知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
密封装置を高圧かつ高回転にて使用する場合、回転軸S
と摺接するゴムリップ部35の回転軸接触部35aの摩耗が
著しく増加する。初期状態では十分な締め代Gがあった
としても、上述のように摩耗が進むと、締め代Gが無く
なってシール性(密封性)が損なわれる。
【0004】実際上、油膜効果が期待できる回転軸Sの
回転(運転)時よりも、回転軸Sが停止した静止時での
漏れが重要な問題となっている。即ち、螺旋溝37を有す
るPTFE製等のシールエレメント38は、回転(運転)
時にそのポンピング作用によって、流体収納室A内の流
体を押し戻しして、外部漏洩を防止するので、回転軸S
が停止して、このポンピング作用を期待できなくなった
静止時の外部漏洩が問題である。
【0005】そこで上記締め代Gを十分に大きく設定し
て、摩耗分を上回るようにしようとすれば、早期に一層
摩耗が促進し、従って、静止時に多くの外部漏洩を生ず
ることとなる。
【0006】本発明は、このような密封装置に於て、高
温となる運転(回転)時、及び、低温となる静止時のい
ずれにも、優れた密封性(シール性)を発揮する装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ハウ
ジングと回転軸との間に介装される密封装置に於て、上
記回転軸に摺接するゴムリップ部に、高温になると拡径
すると共に低温になると縮径する形状記憶合金製リング
状部材を、付設したものである。また、ハウジングと回
転軸との間に介装される密封装置に於て、上記回転軸に
摺接するゴムリップ部と、上記ハウジングの内周面に嵌
着される外周ゴムシール部とを、異種材料にて形成し、
該ゴムリップ部を耐摩耗性ゴムとし、外周ゴムシール部
を圧縮永久歪み特性の良好なゴムとし、さらに、上記ゴ
ムリップ部に、高温になると拡径すると共に低温になる
と縮径する形状記憶合金製リング状部材を、付設したも
のである。
【0008】また、ハウジングと回転軸との間に介装さ
れる密封装置に於て、上記回転軸に摺接するシールエレ
メントと、該シールエレメントより流体収納室側に配設
されて該回転軸に摺接するゴムリップ部を有する前方シ
ール部材とを、備え、かつ、該ゴムリップ部に、高温に
なると拡径すると共に低温になると縮径する形状記憶合
金製リング状部材を、付設したものである。また、リン
グ状部材が、ゴムリップ部が回転軸に摺接する接触部の
外径方向位置に配設されたコイルスプリング形状であ
る。若しくは、リング状部材が、ゴムリップ部が回転軸
に摺接する接触部近傍に埋設されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態に基づき
本発明を詳説する。図1は、本発明に係る密封装置の実
施の一形態を示し、例えば、流体収納室A側に高圧(3
〜10MPa程度)のCO2 等の冷媒が密封状に収納された
カーエアコン用コンプレッサ等に適用される。
【0010】この密封装置は、具体的には回転軸シール
であって、コンプレッサ等のハウジングHと回転軸Sと
の間に介装され、回転軸Sに摺接するゴムリップ部2
と、低圧室L側のPTFE等のプラスチック製シールエ
レメント3とを、備えている。
【0011】4は、流体収納室A側に内鍔部5を有する
金属製アウターケースであり、低圧室L側には組立時に
カシメにて折曲形成された小内鍔部6を有し、全体が略
短円筒形であって、補強の機能を有する。
【0012】7はゴム被覆部であり、このゴム被覆部7
は、上記アウターケース4の中間円筒部8の外周面を被
覆して、ハウジングHの内周面に嵌着される外周ゴムシ
ール部7aと、アウターケース4の内鍔部5の流体収納
室側面を被覆する外壁部7bと、内鍔部5の内周端縁を
被覆する内周壁部7cと、内鍔部5の背面を被覆する内
壁部7dとを、一体状に備えており、このゴム被覆部7
は、焼付・溶着・接着等にて、アウターケース4に固着
一体化されている。内鍔部5は、外壁部7bと内周壁部
7cと内壁部7dにて、断面U字状にゴムにて被覆され
た形状である。
【0013】他方、9は、回転軸Sに摺接するゴムリッ
プ部2を有すると共に、アウターケース4の内鍔部5の
背面に対応───内壁部7dに圧接───する軸心直交
方向ゴム壁部10を有するリップ形成ゴム部であり、この
リップ形成ゴム部9は、前記小内鍔部6のカシメ加工前
は、ゴム被覆部7とは分離している別部品である。この
ように、回転軸Sに摺接するシールエレメント3よりも
流体収納室A側に、リップ形成ゴム部9から成る前方シ
ール部材22が設けられて、二重シール構造となってい
る。
【0014】リップ形成ゴム部9の背面及び内周面側を
保持する断面略L字状のサポート金具11が設けられ、か
つ、金属製の第1インナーケース12と第2インナーケー
ス13をサポート金具11の背面(低圧)側に順次押付け
て、この第2インナーケース13と金属製第3インナーケ
ース14との間に、前記シールエレメント3を挾着状に保
持して、第3インナーケース14を、アウターケース4の
前記小内鍔部6にて(カシメ加工にて)、組付けてい
る。シールエレメント3には、螺旋溝が形成され、この
螺旋溝は、回転軸Sが回転すると流体が流体収納室Aの
方向へ押し戻す方向に形成されている。
【0015】そして、ゴム被覆部7とリップ形成ゴム部
9とを、異種材料にて形成する。言い換えれば、ハウジ
ングHの内周面に嵌着される外周ゴムシール部7aと、
回転軸Sに摺接するゴムリップ部2とを、異種材料とす
る。即ち、ゴムリップ部2(リップ形成ゴム部9)を耐
摩耗性ゴムとし、外周ゴムシール部7a(ゴム被覆部
7)を低圧縮永久歪み特性ゴムとする。
【0016】各々のゴム材料として、特に制限はない
が、好ましいのは、HNBR(水素化ニトリルゴム)ベ
ース、FKM(フッ素ゴム)ベース、EPDM(エチレ
ン・プロピレン・ジエンゴム)ベースの材料であり、耐
摩耗性ゴムとしては、これ等に、フェノール樹脂、黒
鉛、モリブデン、カーボンブラック、カーボンファイバ
等を配合したものが良い。なお、本発明に於ける「異種
材料」としては、例えば、ベースがHNBRであって配
合等で特性が異なるものも含むものとする。
【0017】さらに追加説明すれば、HNBRの具体例
として、ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴム、イ
ソプレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴム、
イソプレン−アクリロニトリル共重合ゴムなどを水素化
したもの、ブタジエン−メチルアクリレート−アクリロ
ニトリル共重合ゴム、ブチルアクリレート−エトキシエ
チルアクリレート−ビニルクロロアセテート−アクリロ
ニトリル共重合ゴム、ブチルアクリレート−エトキシエ
チルアクリレート−ビニルノルボルネン−アクリロニト
リル共重合ゴムなどが例示される。
【0018】また、ゴム組成物に配合される上記フェノ
ール樹脂としては、耐ブリスタ性に優れることから、ノ
ボラック型のフェノール樹脂が使用される。ノボラック
型フェノール樹脂とは、フェノール類とホルムアルデヒ
ドとを、塩酸、シュウ酸などの酸性触媒の存在下で反応
させることによって得られたものであるが、本発明にお
いては、具体的には、ストレートフェノール樹脂、クレ
ゾール変性フェノール樹脂、オイル変性フェノール樹
脂、カシュー変性フェノール樹脂などが好適に使用され
る。上記フェノール類としては、例えばフェノール、m
−クレゾール、p−クレゾール、m−クレゾールとp−
クレゾールとの混合物、p−第三ブチルフェノール、p
−フェニルフェノール、ビスフェノールAなどの、フェ
ノール性水酸基に対してo−および/またはp−位に2
個または3個の置換可能な核水素原子を有するものが好
ましく用いられる。フェノール樹脂はHNBR100重
量部あたり1重量部〜10重量部、好ましくは3重量部
〜6重量部配合される。
【0019】そして、回転軸Sに摺接するゴムリップ部
2に、高温になると拡径すると共に低温になると縮径す
る(特性を有する)形状記憶合金製のリング状部材R
を、付設している。形状記憶合金としては、例えば、T
i−Ni系等が好適である。即ち、図1に於ては、この
リング状部材Rは、リップ形成ゴム部9(前方シール部
材22)のゴムリップ部2が回転軸Sに摺接する接触部23
の外径方向位置に配設したコイルスプリング形状に構成
されている。さらに言い換えれば、ゴムリップ部2の外
周面側に露出するように、コイルスプリング形状のリン
グ状部材Rが付設され、このリング状部材Rと接触部23
とは、回転軸Sの軸心と直交する同一平面上にほぼ配設
され、リング状部材Rの内径方向への力───締付力─
──を有効に接触部23へ伝達し、かつ、その力(締付
力)の変化を直接的に伝達するように、配設されてい
る。
【0020】次に、図2に示す第2の実施の形態に於
て、第1に相違する点は、リング状部材Rがゴムリップ
部2内に埋設されている点であり、第2に相違する点
は、この埋設されたリング状部材Rが非コイル状として
シンプルな円環線条体から構成されている点であり、さ
らに、第3に相違する点は、円環(平板)状金具16を付
加した点である。
【0021】即ち、ゴムリップ部2が回転軸Sに摺接す
る接触部23近傍に、形状記憶合金製のリング状部材Rが
埋設されている。また、リップ形成ゴム部材9(前方シ
ール部材22)は、円環状金具16の内周面に、接着(又は
溶着若しくは焼付等)にて一体化され、アウターケース
4の内鍔部5の背面に、この円環状金具16が対応して組
付けられている。この金具16は、断面略矩形状であり、
内周面に小凹溝17を有し、リップ形成ゴム部9の軸心直
交方向ゴム壁部10の外周端縁との接触面積を増加して、
接着強度をアップして一体化している。なお、この小凹
溝17の代りに、小突条としたり、段差部を形成してもよ
い(図示省略)。
【0022】このように、リップ形成ゴム部9と円環状
金具16との接着(溶着・焼付)一体複合品とすれば、位
置決めが正確となる効果、及び、内部リークを防止する
効果が、得られる。図2に於て、図1と同じ符号は同様
の構成であることを示し、説明を以下省略する。
【0023】次に、図3に示した第3の実施の形態に於
て、既述の図4に示した従来の構造のものに形状記憶合
金製リング状部材Rを付設した構成である。この図4の
場合、回転軸Sに摺接するゴムリップ部2に、高温にな
ると拡径すると共に低温になると縮径するコイルスプリ
ング形状のリング状部材Rを、接触部23の外径方向位置
に配設されている。
【0024】図1と比較すれば、明らかなように、図1
で説明したところのゴム被覆部7とリップ形成ゴム部9
とを、同一材料にて一体形成しても自由であることを示
している。それ以外、図1と同じ符号は同様の構成であ
るので、説明を省略する。なお、図3に於て、コイルス
プリング形状のリング状部材Rに代えて、図2に示した
ようなシンプルな円環線条体のものをゴムリップ部2内
に埋設しても、自由である(図示省略)。
【0025】図1,図2又は図3の各実施の形態の密封
装置の使用時の作用について説明すると、流体収納室A
内が高圧となると共に、回転軸Sが回転して、ゴムリッ
プ部2の接触部23が摩擦熱で温度が上昇すると、形状記
憶合金製リング状部材Rがしだいに拡径してゆき、ゴム
リップ部2の接触部23が回転軸S表面を押圧する力(面
圧力)が低減して、ゴムリップ部2の接触部23の摩耗を
防止することができる。このとき、形状記憶合金製リン
グ状部材Rが、摩擦熱が発生する接触部23近くに存在す
るので、応答性良好に拡径する。このように、高温時に
はいわば、図4に示した(自由状態下の)締め代Gが小
さく設定されていると同様の作用効果が発揮できる。な
お、回転軸Sの回転中、後方(背面方向)のシールエレ
メント3は、特に、その螺旋溝によって、回転軸Sの回
転に伴って、ポンピング作用によって、流体を流体収納
室A側(前方)へ戻す作用をして、低圧室L側へ洩れる
ことを、有効に防止する。
【0026】そして、回転軸静止状態では、逆に、シー
ルエレメント3の上記ポンピング作用が期待できなくな
る。しかし、回転停止に伴って低温となるので、リング
状部材Rは、縮径して、ゴムリップ部2を内径方向へ締
め付けて、接触部23が強く回転軸S外表面に圧接され
て、密封性(シール性)を確保できる。
【0027】要するに、回転時には、後方のシールエレ
メント3にてシールし、静止時には、主にゴムリップ部
2にてシールするように、巧妙に、シール(密封)担当
部位を分担させている。そして、回転(運転)時に摩擦
発熱でゴムリップ部2の接触部23が高温となり早期摩耗
を発生することを、形状記憶合金性リング状部材Rの拡
径作用で、有効に防止できる。逆に、流体収納室A内が
低圧となって、圧力による自封効果がなくなると共に、
回転軸Sが静止して、摩擦熱が発生せず、低温となると
縮径して、締め代が十分に発生して、密封性(シール
性)を高めることとなる。このように、従来の(図4で
述べたところの)摩耗と締め代Gとの問題を見事に解決
している発明であるといえる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。(請求項1,2又は3によれば、)
回転運転時にゴムリップ部2が早期に摩耗することを、
該リップ部2を形状記憶合金製リング状部材Rによって
(自動的に)拡径して、防止できて、耐摩耗性に優れた
長寿命の密封装置となる。(請求項2によれば、)ゴム
リップ部2の一層の耐摩耗性が得られる。また、回転軸
Sに摺接するゴムリップ部2には耐摩耗特性の良い材料
を、他方、外周ゴムシール部7a(ゴム被覆部7)に
は、圧縮永久歪み特性の良い材料を、各々、適材適所に
用いることができて、密封装置として、動的シール部と
静的シール部の両方に優れた密封性を発揮できる。(請
求項3によれば、)回転時の洩れをシールエレメント3
にて防止し、静止時の洩れを前方シール部材22のゴムリ
ップ部2にて防止できて、両者を巧妙に組み合わせて、
密封装置全体として、優れたシール性(密封性)を発揮
する。(請求項4によれば、)リング状部材Rの組立て
が容易である。かつ、特に静止時に、接触部23を有効に
回転軸Sの外表面へ押付けて、高い密封性(シール性)
を発揮でき、また、温度の上昇・下降にゴムリップ部2
の接触部23の接触圧力を良好な応答性をもって、調整す
る。(請求項5によれば、)一体的にリング状部材Rと
ゴムリップ部2の接触部23の径が拡大・縮小して、温度
の上昇・下降にゴムリップ部2の接触部23の接触圧力を
良好な応答性をもって、調整する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図4】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
2 ゴムリップ部 3 シールエレメント 4 アウターケース 5 内鍔部 7 ゴム被覆部 7a 外周ゴムシール部 9 リップ形成ゴム部 10 ゴム壁部 22 前方シール部材 A 流体収納室 H ハウジング L 低圧室 S 回転軸 R リング状部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと回転軸との間に介装される
    密封装置に於て、上記回転軸に摺接するゴムリップ部
    に、高温になると拡径すると共に低温になると縮径する
    形状記憶合金製リング状部材を、付設したことを特徴と
    する密封装置。
  2. 【請求項2】 ハウジングと回転軸との間に介装される
    密封装置に於て、上記回転軸に摺接するゴムリップ部
    と、上記ハウジングの内周面に嵌着される外周ゴムシー
    ル部とを、異種材料にて形成し、該ゴムリップ部を耐摩
    耗性ゴムとし、外周ゴムシール部を圧縮永久歪み特性の
    良好なゴムとし、さらに、上記ゴムリップ部に、高温に
    なると拡径すると共に低温になると縮径する形状記憶合
    金製リング状部材を、付設したことを特徴とする密封装
    置。
  3. 【請求項3】 ハウジングと回転軸との間に介装される
    密封装置に於て、上記回転軸に摺接するシールエレメン
    トと、該シールエレメントより流体収納室側に配設され
    て該回転軸に摺接するゴムリップ部を有する前方シール
    部材とを、備え、かつ、該ゴムリップ部に、高温になる
    と拡径すると共に低温になると縮径する形状記憶合金製
    リング状部材を、付設したことを特徴とする密封装置。
  4. 【請求項4】 リング状部材が、ゴムリップ部が回転軸
    に摺接する接触部の外径方向位置に配設されたコイルス
    プリング形状である請求項1,2又は3記載の密封装
    置。
  5. 【請求項5】 リング状部材が、ゴムリップ部が回転軸
    に摺接する接触部近傍に埋設されている請求項1,2,
    3又は4記載の密封装置。
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