JP2001192457A - ビニルピロリドン系重合体の取扱方法 - Google Patents

ビニルピロリドン系重合体の取扱方法

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JP2001192457A JP2000273624A JP2000273624A JP2001192457A JP 2001192457 A JP2001192457 A JP 2001192457A JP 2000273624 A JP2000273624 A JP 2000273624A JP 2000273624 A JP2000273624 A JP 2000273624A JP 2001192457 A JP2001192457 A JP 2001192457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば、長期保存時や高温保存時、さらに乾燥
工程や粉砕工程等のあらゆる場面において、分子量(K
値)やハーゼン色数等の物性変化を抑制することができ
る、ビニルピロリドン系重合体の取扱方法を提供する。 【解決手段】ビニルピロリドン系重合体と接触する気相
中の酸素濃度を50000ppm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニルピロリドン
系重合体の物性変化を抑制することができる取扱方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルピロリドンやビニルピロリド
ン共重合体などのビニルピロリドン系重合体は、生体適
合性、安全性、親水性等の長所、利点があることから、
従来、医薬品、化粧品、粘接着剤、塗料、分散剤、イン
キ、電子部品等の種々の分野で広く用いられている。こ
れらのビニルピロリドン系重合体は、一般に、溶液重合
により製造されることが多く、通常、溶液状態で得られ
る。そして、得られたビニルピロリドン系重合体溶液
は、例えば、必要に応じて精製、濃縮工程を経て、容器
へ充填、密閉して溶液状態で保存されたり、あるいは、
乾燥、粉砕、分級等の工程を経て、粉体状態で容器へ充
填、密閉されたりする。
【0003】しかし、ビニルピロリドン系重合体は、粉
体であっても溶液であっても、その形態にかかわらず、
一般に貯蔵安定性に問題があることが知られている。例
えば、長期保存時や高温保存時には、分子量(K値)や
ハーゼン色数等の物性が経時的に変化する傾向があっ
た。また、製品形態を粉体とする場合にも、例えば、ビ
ニルピロリドン系重合体が高温に曝される乾燥工程や、
装置内で空気中に強く拡散される粉砕工程等において、
分子量(K値)やハーゼン色数等の物性が変化してしま
うことが多くあった。さらに、ビニルピロリドン系重合
体の製品を、溶解したり希釈したりして使用する場合、
特に高温時には、分子量(K値)やハーゼン色数等の物
性が変化しやすかった。このように、ビニルピロリドン
系重合体は、これを取扱うあらゆる場面において、分子
量(K値)やハーゼン色数等の物性が変化しやすいとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、例えば、長期保存時や高温保存
時、さらに乾燥工程や粉砕工程等のあらゆる場面におい
て、分子量(K値)やハーゼン色数等の物性変化を抑制
することができる、ビニルピロリドン系重合体の取扱方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討を行った。その結果、ビニルピロリ
ドン系重合体が酸素の影響を受けて酸化劣化しやすいこ
とを見いだし、本発明を完成した。すなわち、本発明に
かかるビニルピロリドン系重合体の取扱方法は、ビニル
ピロリドン系重合体と接触する気相中の酸素濃度を50
000ppm以下とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の一形態に
ついて詳しく説明する。本発明におけるビニルピロリド
ン系重合体とは、具体的には、ビニルピロリドンの単独
重合体、および/または、ビニルピロリドンとその他の
任意の重合性単量体との共重合体であり、例えば溶液重
合等の従来公知の製造方法によって得られるものであ
る。ビニルピロリドンと共重合することができる任意の
重合性単量体としては、特に限定されることはなく、具
体的には、例えば、1)(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アク
リル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸エステ
ル類;2)(メタ)アクリルアミド、および、N−モノ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−モノエチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリ
ルアミド等の(メタ)アクリルアミド誘導体類;3)
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアミド、ビニルピリジン、
ビニルイミダゾール等の塩基性不飽和単量体およびその
塩または第4級化物;4)ビニルホルムアミド、ビニル
アセトアミド、ビニルオキサゾリドン等のビニルアミド
類;5)(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸、フマル酸等のカルボキシル基含有不飽和単量体およ
びその塩;6)無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不
飽和無水物類;7)酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等
のビニルエステル類;8)ビニルエチレンカーボネート
およびその誘導体;9)スチレンおよびその誘導体;1
0)(メタ)アクリル酸−2−スルホン酸エチルおよび
その誘導体;11)ビニルスルホン酸およびその誘導
体;12)メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;1
3)エチレン、プロピレン、オクテン、ブタジエン等の
オレフィン類;等が挙げられる。これらのうち、ビニル
ピロリドンとの共重合性等の点からは、1)〜8)が特
に好適である。これらは、1種類のみを用いてもよい
し、2種類以上を混合してビニルピロリドンと共重合さ
せてもよい。
【0007】ビニルピロリドン共重合体におけるビニル
ピロリドンの割合は、特に限定されないが、全単量体成
分に対して0.1モル%以上が好ましく、5モル%以上
がさらに好ましく、20モル%以上が最も好ましい。共
重合体中のビニルピロリドンが0.1モル%未満の場合
には、本発明の課題である重合体の劣化が殆ど認められ
なくなる。本発明においては、前記ビニルピロリドン系
重合体と接触する気相中の酸素濃度を50000ppm
以下とすることが重要である。該酸素濃度は、好ましく
は10000ppm以下、より好ましくは1000pp
m以下とするのがよく、酸素濃度が低ければ低いほど、
より効果的にビニルピロリドン系重合体の取扱時の安定
性を向上させることができる。前記酸素濃度が5000
0ppmを越えると、長期保存時や高温保存時、さらに
乾燥工程や粉砕工程等において、分子量(K値)等の物
性変化が著しく起こることとなる。
【0008】ここで、気相とは、ビニルピロリドン系重
合体が占める固相部および/または液相部以外の部分で
あり、気相中の酸素濃度とは、単位容積の気相中にしめ
る酸素の絶対量を意味する。例えば、ビニルピロリドン
系重合体を密閉容器に収容した場合、気相中の酸素濃度
は、容器内の気相部の酸素が常圧において占める体積の
気相部容積に対する比率である。なお、該酸素濃度は、
例えば、ガルバニ電池拡散式やジルコニアセンサー式等
の市販の酸素濃度計で簡単に測定することができる。本
発明において、ビニルピロリドン系重合体と接触する気
相中の酸素濃度を低減させる第一の手段としては、前記
ビニルピロリドン系重合体の存在する空間を密閉し、該
密閉された空間内を真空状態にしておく方法が好まし
い。例えば、保存時であれば、前記ビニルピロリドン系
重合体を密閉容器内に収容し、該容器内を真空状態にし
ておけばよいし、乾燥工程には真空乾燥を行い、粉砕工
程には真空にした密閉空間内に装置を置き、粉砕するよ
うにすればよい。
【0009】真空にする具体的な方法については、特に
制限されるものではなく、通常の手法で密閉空間内を減
圧すればよい。また、真空度についても、特に制限はな
いが、真空にすることによって容器等の破損が生じない
ように行うのがよい。本発明において、ビニルピロリド
ン系重合体と接触する気相中の酸素濃度を低減させる第
二の手段としては、例えば、前記ビニルピロリドン系重
合体と接触する気相を、不活性ガスおよび/または炭酸
ガスで置換しておく方法が好ましい。さらに好ましく
は、ビニルピロリドン系重合体の存在する空間を密閉
し、密閉された空間内を不活性ガスおよび/または炭酸
ガスで完全に置換するようにしておくのがよい。また、
特にビニルピロリドン系重合体の保存の際には、置換す
るガスとして、炭酸ガスを用いると、ビニルピロリドン
系重合体の物性変化を抑制するとともに、ビニルピロリ
ドン系重合体中に残存する未反応のビニルピロリドンを
保存中に加水分解させて低減することができることか
ら、より好ましい。
【0010】前記不活性ガスとは、反応性に乏しいガス
であり、具体的には、周期律表0族のヘリウム、ネオ
ン、アルゴン等のガス;窒素ガス;等が挙げられる。こ
れらの中でも、安価に入手しやすいことから、窒素ガス
が好ましい。不活性ガスおよび/または炭酸ガスで置換
する具体的な方法については、特に制限されるものでは
ないが、ガスで置換する際には、例えば、密閉空間内の
容量の少なくとも5倍以上の容積のガスを導入すること
が好ましい。また、密閉空間内を一旦真空減圧にして空
気を追い出した後にガスを封入すると、より効率よくガ
スによる置換が行えることから好ましい。さらに、ビニ
ルピロリドン系重合体が溶液である場合には、溶液中に
溶解した酸素をも除去するために、ガス導入管等で液中
にバブリングすることが好ましい。
【0011】本発明において、ビニルピロリドン系重合
体と接触する気相中の酸素濃度を低減させる第三の手段
としては、例えば、前記ビニルピロリドン系重合体の存
在する空間を密閉し、該密閉された空間内に脱酸素剤を
同封しておく方法が好ましい。前記脱酸素剤としては、
酸素を化学反応によって除去しうるものであれば特に制
限されるものではないが、安全性や使いやすさの点か
ら、例えば、鉄粉、酸化鉄、水酸化鉄、またはこれらの
混合物をガス透過性フィルムで封入したものが好まし
い。具体的には、三菱ガス化学(株)製「エージレ
ス」、東亜合成化学工業(株)製「バイタロン」、日本
化薬(株)製「モデュラン」等の市販されている脱酸素
剤を用いればよい。
【0012】なお、酸素濃度を低減させるための前記そ
れぞれの手段において、ビニルピロリドン系重合体の存
在する空間を密閉する方法としては、特に制限されない
が、例えば、保存の際には、密閉可能な容器にビニルピ
ロリドン系重合体を収容すればよい。密閉可能な容器と
しては、その材質や形状に特に制限はないが、好ましく
は、ガスの吸収・流出が起こりにくいように気密性の高
い容器がよい。具体的には、その材質としては、例え
ば、ガラス、金属、各種プラスティック等が挙げられ、
その形状としては、例えば、ボトル、缶、袋等が挙げら
れる。本発明においては、ビニルピロリドン系重合体と
接触する気相中の酸素濃度を低減させる方法として前述
した第一、第二および第三の手段のうち、1方法、好ま
しくは複数の方法を併用することによって、効果的に酸
素濃度を低減させることができる。
【0013】本発明におけるビニルピロリドン系重合体
の製品形態は、特に限定されるものではなく、例えば、
塊状、繊維状、粉体状、溶液状、フィルム状等任意の形
態であってよい。製造されたビニルピロリドン系重合体
は、例えば、溶液状の製品形態とする場合には、精製、
濃縮、包装等の工程を経て製品化され、保存される。ま
た、粉体状の製品形態とする場合には、乾燥、粉砕(粗
砕、解砕を含む)、分級、包装等の工程を経て製品化さ
れ、保存される。本発明の取扱方法は、このような製造
後、製品化されて保存されるまでのあらゆる工程におい
て適用されるものであり、例えば、製造直後の反応装
置、粉体化装置、乾燥装置、貯蔵タンク、移送ライン、
その他にも重合体が取り扱われるあらゆる作業環境にお
ける気相中の酸素濃度を、前記一定濃度以下とすること
が重要である。さらに、本発明の取扱方法は、製品化さ
れた重合体を使用する際、例えば、粉体状の製品を溶媒
に溶解したり、溶液状の製品を希釈したり、粉体状の製
品を溶媒に溶かして得られる溶液や溶液状の製品を成膜
乾燥したりする場合においても、適用されるものであ
る。また、製品化された重合体を例えば溶解・希釈・成
膜乾燥等した後、得られた溶液や乾燥物等を保存してお
く場合にも、本発明の取扱方法を適用することが有効で
ある。
【0014】特に、ビニルピロリドン系重合体の物性変
化は、一般に、保存時(とりわけ長期保存時や高温保存
時)および重合体が高温に曝される乾燥工程や、装置内
で空気中に強く拡散される粉砕工程において顕著に顕れ
やすいため、本発明の取扱方法は、これらの場面で適用
することが効果的である。本発明の取扱方法を保存の際
に適用する場合には、例えば、ビニルピロリドン系重合
体と接触する気相中の酸素濃度を低減させる方法として
前述した第一、第二および第三の手段のうち、複数の方
法を併用することが好ましいが、これに限定されるもの
ではない。具体的には、重合体を密閉可能な容器に保存
し、その容器内を真空にした後、ガス置換し、さらに脱
酸素剤を封入しておくようにすればよい。
【0015】本発明の取扱方法を乾燥の際に適用する場
合には、例えば、ビニルピロリドン系重合体と接触する
気相中の酸素濃度を低減させる方法として前述した第
一、第二および第三の手段のうち、第一の真空にする方
法および/または第二のガスにより置換する方法が好ま
しいが、これに限定されるものではない。具体的には、
例えば、ベルトドライヤー、スプレードライヤー、ドラ
ムドライヤー、コンパクトディスクドライヤー、流動造
粒式スプレードライヤー、流動層式ドライヤー、バンド
型ドライヤー、リボン型ドライヤー等の通常用いられる
乾燥装置内を減圧にするか、一定量のガスを導入しつつ
乾燥を行うようにすればよい。
【0016】本発明の取扱方法を粉砕の際に適用する場
合には、例えば、ビニルピロリドン系重合体と接触する
気相中の酸素濃度を低減させる方法として前述した第
一、第二および第三の手段のうち、第二のガスにより置
換する方法が好ましいが、これに限定されるものではな
い。具体的には、例えば、ハンマーミル、フェザミル、
ボールミル、臼式ミル等の通常用いられる粉砕装置を、
ガス置換された雰囲気下、好ましくはガス置換された密
閉容器内で稼働させるようにすればよい。本発明におい
て、保存の際のビニルピロリドン系重合体の安定性は、
例えば、以下の方法によって測定される強制試験前後の
K値の低下率により判定できる。すなわち、容器中に密
閉保存されたビニルピロリドン系重合体を、該容器ごと
120℃で2時間加熱保持する強制試験に掛け、この強
制試験前後のビニルピロリドン系重合体を、ビニルピロ
リドン系重合体が溶解する任意の溶媒に10重量%以下
の濃度で溶解させ、その溶液の粘度を25℃において毛
細管粘度計によって測定し、これらの測定値を用いてフ
ィケンチャー式により示されるK値を求め、前記強制試
験後のK値の前記強制試験前のK値初期値に対する低下
率を見れば、ビニルピロリドン系重合体の保存安定性が
容易に判断できる。この低下率が5%以内であれば、高
温保存時あるいは長期保存時にも、物性の変化を生じる
ことなく、安定的に保存できる。
【0017】なお、前記K値とは、測定された粘度を用
いて、次のフィケンチャー式から計算される値である。 (logηrel)/C=〔(75Ko2 )/(1+
1.5Ko C)〕+Ko K=1000Ko ここで、Cは、溶液100ml中のg数を示し、ηre
lは、溶媒に対する溶液の粘度を示す。本発明におい
て、乾燥や粉砕等の際のビニルピロリドン系重合体の安
定性は、上記K値の変化によって判定することができ
る。
【0018】また、本発明において、ビニルピロリドン
系重合体の安定性は、JIS−K−0071−1に準じ
て測定されるハーゼン色数によっても判定することがで
きる。特に、乾燥時には、通常、着色が顕著に顕れやす
いので、ハーゼン色数による判定が有用である。本発明
を適用できるビニルピロリドン系重合体の分子量の目安
として、K値の初期値については、特に限定されない
が、15〜150の範囲のK値を有するビニルピロリド
ン系重合体に適用するのが好ましい。また、特にK値が
高いビニルピロリドン系重合体の安定性が悪いことか
ら、60〜150の範囲のK値を有するビニルピロリド
ン系重合体に適用するのが、さらに好ましい。
【0019】本発明の方法で取り扱われたビニルピロリ
ドン系重合体は、医薬品、化粧品、粘接着剤、塗料、分
散剤、インキ、電子部品等の種々の分野で用いられるビ
ニルピロリドン系重合体配合組成物に好適に用いること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例および比較例に
ついて、製品の保存時、乾燥時、粉砕時、製品の溶解・
希釈時にわけて各々説明するが、本発明は該実施例によ
り何ら制限されるものではない。実施例および比較例の
K値については、前述した粘度測定方法、すなわち実施
例および比較例の各ビニルピロリドン系重合体の0.1
〜2%水溶液を用いて25℃で毛細管粘度計により相対
粘度を測定する方法で測定した粘度を、前記フィケンチ
ャーの式に当てはめて計算した。実施例および比較例の
ハーゼン色数については、JIS−K−0071−1に
準じて測定した。すなわち、ハーゼン標準比色液を調整
し、これらとの目視による比較によって測定した。な
お、測定は全て5%水溶液で行った。
【0021】<保存の実施例> 〔実施例1−1〕K値が91である粉体のポリビニルピ
ロリドン100gを、酸素センサーを備えた内容量50
0mlの密閉可能な蓋付きのガラス製容器に入れ、該ガ
ラス製容器をグローブボックス内にセットした。そし
て、グローブボックス内に窒素ガスを約30分間導入し
て、グローブボックス内の酸素濃度を20ppmとした
後、密閉して、ポリビニルピロリドンの粉体を窒素ガス
で封入した。
【0022】このポリビニルピロリドンを、容器ごと1
20℃のオーブンで2時間加熱した後、室温まで冷却し
た。加熱処理後のポリビニルピロリドンのK値は91で
あり、変化していないことを確認した。 〔実施例1−2〕K値が91であるポリビニルピロリド
ンの20%水溶液300gを、酸素センサーを備えた内
容量500mlの密閉可能な蓋付きのガラス製容器に入
れ、該ガラス製容器をグローブボックス内にセットし
た。そして、グローブボックス内に窒素ガスを約30分
間導入して、グローブボックス内の酸素濃度を20pp
mとし、同時に、先端にガスフィルターを備えた窒素ガ
ス導入管にて容器内の溶液に流量100ml/分で30
分間バブリングした後、密閉して、ポリビニルピロリド
ン水溶液を窒素ガスで封入した。
【0023】このポリビニルピロリドンに、実施例1−
1と同様の加熱処理を施したところ、加熱処理後のポリ
ビニルピロリドンのK値は91であり、変化していない
ことを確認した。 〔実施例1−3〕K値が87であるポリビニルピロリド
ンの20%水溶液(ビニルピロリドン50ppm含有)
300gを、酸素センサーを備えた内容量500mlの
密閉可能な蓋付きのガラス製容器に入れ、該ガラス製容
器をグローブボックス内にセットした。そして、グロー
ブボックス内に炭酸ガスを約30分間導入して、グロー
ブボックス内の酸素濃度を20ppmとし、同時に、先
端にガスフィルターを備えた炭酸ガス導入管にて容器内
の溶液に流量50ml/分で30分間バブリングした
後、密閉して、ポリビニルピロリドン水溶液を炭酸ガス
で封入した。なお、炭酸ガスバブリング後の溶液のpH
は3.9であった。
【0024】このポリビニルピロリドンに、実施例1−
1と同様の加熱処理を施したところ、加熱処理後のポリ
ビニルピロリドンのK値は86であり、殆ど変化してい
ないことを確認した(低下率1.1%)。また、このポ
リビニルピロリドンを、炭酸ガスを封入した状態で25
℃で1か月間保存した後、グローブボックス内でサンプ
リングし、溶液中のビニルピロリドンを液体クロマトグ
ラフで定量したところ、1ppm以下に減少しているこ
とを確認した。 〔実施例1−4〕K値が89である粉体のポリビニルピ
ロリドン20gを、ヒートシール可能なPET製の袋に
入れ、先端にガスフィルターを備えたガラス管および酸
素センサーを該袋内に導入し、袋のその他の部分はヒー
トシールにより密封した。そして、前記ガラス管を50
mmHgの真空系に接続して袋内の空気を吸い出し、1
5分後、ガラス管を真空系から外し、素早く密栓して、
ポリビニルピロリドンの粉体を真空状態で封入した。こ
のとき、袋内の酸素濃度は180ppmであった。
【0025】このポリビニルピロリドンに、袋ごと実施
例1−1と同様の加熱処理を施したところ、加熱処理後
のポリビニルピロリドンのK値は88であり、殆ど変化
していないことを確認した(低下率1.1%)。 〔実施例1−5〕K値が91である粉体のポリビニルピ
ロリドン20gを、酸素センサーを備えた内容量100
mlの密閉可能な蓋付きのガラス製容器に入れた。そし
て、蓋の裏側に、三菱ガス化学(株)製「エージレスS
A」を固定し、該蓋を閉めて密閉状態にして、24時間
放置した。放置後の容器内の酸素濃度は700ppmで
あった。
【0026】このポリビニルピロリドンに、容器ごと実
施例1−1と同様の加熱処理を施したところ、加熱処理
後のポリビニルピロリドンのK値は89であり、殆ど変
化していないことを確認した(低下率2.2%)。 〔実施例1−6〕粉体のポリビニルピロリドンを、K値
が70である粉体のビニルピロリドン/酢酸ビニル共重
合体(共重合重量比80/20)に代えたこと以外は、
全て実施例1−1と同様にして、ポリビニルピロリドン
の粉体を窒素ガスで封入した。このポリビニルピロリド
ンに、容器ごと実施例1−1と同様の加熱処理を施した
ところ、加熱処理後のポリビニルピロリドンのK値は7
0であり、変化していないことを確認した。
【0027】〔比較例1−1〕実施例1−1と同様に、
K値が91である粉体のポリビニルピロリドンを入れた
ガラス製容器をグローブボックス内にセットし、グロー
ブボックス内に窒素ガスを導入することなしに、密閉し
た。このとき、グローブボックス内の酸素濃度は20.
95%であった。このポリビニルピロリドンに、実施例
1−1と同様の加熱処理を施したところ、加熱処理後の
ポリビニルピロリドンのK値は84に低下していた(低
下率7.7%)。
【0028】〔比較例1−2〕実施例1−1と同様に、
K値が91である粉体のポリビニルピロリドンを入れた
ガラス製容器をグローブボックス内にセットした。そし
て、グローブボックス内に窒素ガスと空気との混合ガス
を約30分間導入して、グローブボックス内の酸素濃度
を8%とした後、密閉して、ポリビニルピロリドンの粉
体を前記混合ガスで封入した。このポリビニルピロリド
ンに、実施例1−1と同様の加熱処理を施したところ、
加熱処理後のポリビニルピロリドンのK値は85に低下
していた(低下率6.6%)。
【0029】〔比較例1−3〕実施例1−2と同様に、
K値が91であるポリビニルピロリドンの20%水溶液
を入れたガラス製容器をグローブボックス内にセット
し、グローブボックス内に窒素ガスを導入することなし
に、密閉した。このとき、グローブボックス内の酸素濃
度は20.95%であった。このポリビニルピロリドン
に、実施例1−2と同様の加熱処理を施したところ、加
熱処理後のポリビニルピロリドンのK値は85に低下し
ていた(低下率6.6%)。 <乾燥の実施例> 〔実施例2−1〕温度を150℃に設定したデジタルホ
ットプレート、窒素導入装置および酸素センサーをグロ
ーブボックス内にセットし、該グローブボックス内の酸
素濃度が5000ppm以下になるように窒素を導入し
ておいた。次に、K値が88.6、ハーゼン色数が5
0、濃度が20重量%のポリビニルピロリドン水溶液
5.2gを、表面にテフロン(登録商標)シートを貼っ
たスチール板上にあらかじめ作製しておいた5×5cm
の囲い内に入れ、ヘラで膜厚が均一になるように塗布し
た。このポリビニルピロリドン水溶液を塗布したスチー
ル板を、ホットプレート上の表面温度が平衡に達してか
ら、ホットプレート上にすばやく載せ、30分間乾燥さ
せた。
【0030】得られた乾燥物のK値は88.7であり、
変化は認められなかった。また、ハーゼン色数は50で
あり、着色も認められなかった。 〔実施例2−2〕デジタルホットプレートの温度を16
0℃に設定したこと以外は、実施例2−1と同様に乾燥
を行った。得られた乾燥物のK値は88.5であり、変
化は殆ど認められなかった(低下率0.11%)。ま
た、ハーゼン色数は60であり、着色は殆ど認められな
かった。
【0031】〔実施例2−3〕デジタルホットプレート
の温度を170℃に設定したこと以外は、実施例2−1
と同様に乾燥を行った。得られた乾燥物のK値は88.
1であり、変化は殆ど認められなかった(低下率0.5
6%)。また、ハーゼン色数は70であり、着色は殆ど
認められなかった。 〔実施例2−4〕デジタルホットプレートの温度を18
0℃に設定したこと以外は、実施例2−1と同様に乾燥
を行った。
【0032】得られた乾燥物のK値は88.0であり、
変化は殆ど認められなかった(低下率0.68%)。ま
た、ハーゼン色数は70であり、着色は殆ど認められな
かった。 〔比較例2−1〕グローブボックス内に窒素を導入する
代わりに、同量の空気を導入すること以外は、実施例2
−1と同様に乾燥を行った。このとき、グローブボック
ス内の酸素濃度は20.95%であった。得られた乾燥
物のK値は87.7であり、乾燥によりK値の低下が認
められた(低下率1.01%)。また、ハーゼン色数は
60であり、実施例2−1と比べ着色度合いは悪くなっ
た。
【0033】〔比較例2−2〕デジタルホットプレート
の温度を160℃に設定したこと以外は、比較例2−1
と同様に乾燥を行った。得られた乾燥物のK値は87.
7であり、乾燥によりK値の低下が認められた(低下率
1.01%)。また、ハーゼン色数は70であり、実施
例2−2と比べ着色度合いは悪くなった。 〔比較例2−3〕デジタルホットプレートの温度を17
0℃に設定したこと以外は、比較例2−1と同様に乾燥
を行った。
【0034】得られた乾燥物のK値は87.5であり、
乾燥によりK値の低下が認められた(低下率1.24
%)。また、ハーゼン色数は80であり、実施例2−3
と比べ着色度合いは悪くなった。 〔比較例2−4〕デジタルホットプレートの温度を18
0℃に設定したこと以外は、比較例2−1と同様に乾燥
を行った。得られた乾燥物のK値は86.7であり、乾
燥により著しいK値の低下が認められた(低下率2.1
4%)。また、ハーゼン色数は100であり、実施例2
−4と比べ着色度合いは悪くなった。
【0035】<粉砕の実施例> 〔実施例3−1〕窒素導入装置および粉体捕集部分に酸
素センサーを備えたハンマーミルをグローブボックス内
にセットし、該グローブボックス内の酸素濃度が500
0ppm以下になるように窒素を導入しておいた。次
に、K値が89.6のポリビニルピロリドン乾燥物をハ
ンマーミルに投入し、粉砕を行った。得られた粉砕物の
K値は89.6であり、変化は認められなかった。 〔比較例3−1〕グローブボックス内に窒素を導入しな
いこと以外は、実施例3−1と同様に粉砕を行った。こ
のとき、グローブボックス内の酸素濃度は20.95%
であった。得られた粉砕物のK値は89.0であり、実
施例3−1と比べ、粉砕によりK値の低下が認められた
(低下率0.67%)。 <溶解・希釈の実施例> 〔実施例4−1〕窒素導入装置および酸素センサーをグ
ローブボックス内にセットし、該グローブボックス内の
酸素濃度が5000ppm以下になるように窒素を導入
しておいた。次に、グローブボックス内で、K値が8
9.5である粉体のポリビニルピロリドン10gと水1
90gとを300mlの四つ口フラスコに入れ、フラス
コの口を開放した状態で、80℃で2時間攪拌して、5
%水溶液を調製した。得られた水溶液のK値は89.4
であり、変化は殆ど認められなかった(低下率0.11
%)。
【0036】〔実施例4−2〕K値が89.5である2
0%水溶液のポリビニルピロリドン50gと水150g
とを用いたこと以外は、実施例4−1と同様にして、5
%水溶液を調製した。得られた水溶液のK値は89.5
であり、変化は認められなかった。 〔比較例4−1〕グローブボックス内で行わないこと以
外は、実施例4−1と同様にして、5%水溶液を調製し
た。このとき、作業環境の酸素濃度は20.95%であ
った。得られた水溶液のK値は86.7であり、実施例
4−1と比べ、K値の低下が認められた(低下率3.1
3%)。
【0037】〔比較例4−2〕グローブボックス内で行
わないこと以外は、実施例4−2と同様にして、5%水
溶液を調製した。このとき、作業環境の酸素濃度は2
0.95%であった。得られた水溶液のK値は86.9
であり、実施例4−2と比べ、K値の低下が認められた
(低下率2.91%)。
【0038】
【発明の効果】本発明のビニルピロリドン系重合体の取
扱方法によれば、例えば、長期保存時や高温保存時、さ
らに乾燥工程や粉砕工程等のあらゆる場面において、分
子量(K値)やハーゼン色数等の物性変化を抑制するこ
とができる。また、保存の際に、ビニルピロリドン系重
合体を収容した容器内を炭酸ガスで置換した場合には、
さらに、ビニルピロリドン系重合体中にモノマーとして
残存しやすい発ガン性を有するビニルピロリドンを、保
存中に加水分解させて、低減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 敏明 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 中 昭夫 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 西林 秀幸 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 4F070 AA38 BB08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビニルピロリドン系重合体と接触する気相
    中の酸素濃度を50000ppm以下とする、ビニルピ
    ロリドン系重合体の取扱方法。
  2. 【請求項2】ビニルピロリドン系重合体の存在する空間
    を密閉し、該密閉された空間内を真空状態にしておく、
    請求項1に記載のビニルピロリドン系重合体の取扱方
    法。
  3. 【請求項3】ビニルピロリドン系重合体と接触する気相
    を、不活性ガスおよび/または炭酸ガスで置換してお
    く、請求項1または2に記載のビニルピロリドン系重合
    体の取扱方法。
  4. 【請求項4】ビニルピロリドン系重合体の存在する空間
    を密閉しておく、請求項3に記載のビニルピロリドン系
    重合体の取扱方法。
  5. 【請求項5】ビニルピロリドン系重合体の存在する空間
    を密閉し、該密閉された空間内に脱酸素剤を同封してお
    く、請求項1から4までのいずれかに記載のビニルピロ
    リドン系重合体の取扱方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138087A (ja) * 2001-11-06 2003-05-14 Nippon Shokubai Co Ltd 安定化されたビニルピロリドン系重合体組成物
JP2007092029A (ja) * 2005-08-30 2007-04-12 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ビニルピロリドン系重合体組成物
JP2007231047A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ビニルピロリドン重合体の取扱い方法
JP2011193916A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd 血液浄化器

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