JP2001189840A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2001189840A
JP2001189840A JP37214599A JP37214599A JP2001189840A JP 2001189840 A JP2001189840 A JP 2001189840A JP 37214599 A JP37214599 A JP 37214599A JP 37214599 A JP37214599 A JP 37214599A JP 2001189840 A JP2001189840 A JP 2001189840A
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Yasushi Fujiwara
泰 藤原
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別のユーザが所望するサイズで送受信文書
への付加情報の合成を行える通信端末装置を提供するこ
と。 【解決手段】 発信元名称等の送信時付加情報を送信文
書データに合成する際の倍率を設定操作入力に応じて設
定し、その設定された倍率で前記送信時付加情報を所定
の基準サイズを基準として変倍処理して前記送信文書デ
ータに合成して送信するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
等の通信端末装置に関し、特に、相手先への送信文書デ
ータに所定の送信時付加情報を合成して送信したり、相
手先からの受信文書データに所定の受信時付加情報を合
成して可視出力する通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文書データを送受信するファクシミリ装
置等の通信端末装置においては、スキャナで読み取った
り外部から入力された送信文書データをそのまま相手先
に送信してしまうのではなく、所定の送信時付加情報を
当該送信文書データを合成してから送信したり、相手先
からの受信文書データをそのままプロッタで記録紙に記
録出力したり表示器に表示したりするのではなく、所定
の受信時付加情報を当該受信文書データに合成して可視
出力するようにしたものがある。
【0003】その場合の送信時付加情報としては、予め
登録しておいた、例えば、「新宿支店」等の自局名称の
文字列や、送信年月日、送信時刻等がある。また、受信
時付加情報としては、受信時に文書データに付帯して送
信元から通知された、「アオヤマシテン」等の文字列や
「0314254785」等の電話番号列、受信年月
日、受信時刻等がある。
【0004】そのように送受信文書に付加的な情報を合
成すると、自機から送信した文書の相手機側における管
理や、相手機から受信した文書の自機側における管理が
容易になる等の利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の通信端
末装置においては、送信時付加情報や受信時付加情報の
送受信文書への合成サイズが一般的なユーザが認識する
のに必要にして十分なサイズに固定されいたため、ユー
ザによっては、送受信文書中に合成された付加情報のサ
イズが大きすぎて、目障りに感じたり、送受信文書中に
合成された付加情報のサイズが小さすぎて、判読にくく
感じたりする等、個別のユーザごとに異なる付加情報の
最適合成サイズに柔軟に対応することができないという
問題点があった。
【0006】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、個別のユーザが所望するサイズで送受信文書への
付加情報の合成を行える通信端末装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の通信端
末装置は、相手先への送信文書データに所定の送信時付
加情報を合成して送信する通信端末装置において、前記
送信時付加情報を前記送信文書データに合成する際の倍
率を設定操作入力に応じて設定する合成倍率設定手段
と、その合成倍率設定手段により設定された倍率で前記
送信時付加情報を所定の基準サイズを基準として変倍処
理して前記送信文書データに合成する変倍合成手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の通信端末装置は、相手先
への送信文書データに所定の送信時付加情報を合成して
送信する通信端末装置において、前記送信時付加情報を
前記送信文書データに合成する際の倍率を設定操作入力
に応じて主走査及び副走査方向のそれぞれについて設定
する合成倍率設定手段と、その合成倍率設定手段により
設定された倍率で前記送信時付加情報を所定の基準サイ
ズを基準として主走査及び副走査方向に変倍処理して前
記送信文書データに合成する変倍合成手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の通信端末装置は、請求項
1または2のいずれかに記載の通信端末装置において、
設定合成倍率確認の所定の操作入力があると、前記合成
倍率設定手段により設定された倍率で前記送信時付加情
報を前記所定の基準サイズを基準として変倍処理してダ
ミーの文書データに合成して可視出力する設定合成倍率
確認手段を更に備えたこと特徴とする。
【0010】請求項4に記載の通信端末装置は、相手先
からの受信文書データに所定の受信時付加情報を合成し
て可視出力する通信端末装置において、前記受信時付加
情報を前記受信文書データに合成する際の倍率を設定操
作入力に応じて設定する合成倍率設定手段と、その合成
倍率設定手段により設定された倍率で前記受信時付加情
報を所定の基準サイズを基準として変倍処理して前記受
信文書データに合成する変倍合成手段とを備えたことを
特徴とする。
【0011】請求項5に記載の通信端末装置は、相手先
からの受信文書データに所定の受信時付加情報を合成し
て可視出力する通信端末装置において、前記受信時付加
情報を前記受信文書データに合成する際の倍率を設定操
作入力に応じて主走査及び副走査方向のそれぞれについ
て設定する合成倍率設定手段と、その合成倍率設定手段
により設定された倍率で前記受信時付加情報を所定の基
準サイズを基準として主走査及び副走査方向に変倍処理
して前記受信文書データに合成する変倍合成手段とを備
えたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の通信端末装置は、請求項
4または5のいずれかに記載の通信端末装置において、
設定合成倍率確認の所定の操作入力があると、前記合成
倍率設定手段により設定された倍率で前記受信時付加情
報を前記所定の基準サイズを基準として変倍処理してダ
ミーの文書データに合成して可視出力する設定合成倍率
確認手段を更に備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
通信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構
成を示している。
【0015】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、ページメモリ7、EEPROM8、操作表示
部9、蓄積メモリ10、CGROM11、符号化復号化
部12、網制御部13、通信制御部14、及び、システ
ムバス15により構成されている。
【0016】システム制御部2は、ROM3に書き込ま
れた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域とし
て使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0017】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が装置各部を制御するための制御プログラムが記
憶されているリードオンリメモリである。
【0018】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リである。
【0019】また、RAM4には、図2に示すように、
画情報のライン単位の処理の際に数ライン分の画情報を
FIFO形式でバッファリングするラインバッファのた
めの記憶領域4aが確保されている。
【0020】図1に戻って、スキャナ5は、8画素/m
mの主走査画素密度で、かつ、3.85本/mm、7.
7本/mm、15.4本/mmのいずれかの副走査線密
度で原稿文書を読み取って文書データとしての画情報を
得るためのものである。
【0021】プロッタ6は、受信した文書データとして
の画情報を、その画素密度及び線密度に応じて記録出力
したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その画素密
度線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのも
のである。
【0022】ページメモリ7は、プロッタ6により記録
紙に印字されるべき、復号化後の画情報をページ単位で
展開・保持するためのものである。
【0023】EEPROM8は、電気的に書き換え可能
な読み出し専用メモリで、装置動作に必要な各種パラメ
ータを装置電源断時にも保持するためのものである。E
EPROM8には、図3に示すように、本発明に関係す
る記憶内容として、記録用自局名称8a、通知用自局名
称8b、自局番号8c、及び、フラグ情報8dが記憶さ
れる。記録用自局名称8a、通知用自局名称8b、及
び、自局番号8cは、操作表示部9を介した対話入力等
により予め登録されたもので、フラグ情報8dは、後述
する処理手順により設定されるものである。
【0024】記録用自局名称8aは、発信元名称とし
て、送信文書に合成されて一体的に付加して送信され
る、送信時付加情報で、送信文書中に合成されて送信さ
れるために伝送プロトコルの制限をうけず、例えば「青
山支店」等の漢字も適用可能である。
【0025】通知用自局名称8bは、同一メーカの装置
間で、伝送手順における非標準機能設定信号NSS等の
非標準の制御信号により、送信側側から受信側側に通知
されるもので、非標準なため「アオヤマシテン」等のカ
タカナも適用可能である。
【0026】自局番号8dは、ITU−T勧告T.30
に基づいたG3ファクシミリプロトコル標準の送信端末
識別信号TSI等の標準の制御信号により、送信側側か
ら受信側側に通知されるもので、内容としては、数字及
びいつつかの記号のみに内容が制限され、電話番号等の
数字列が適用可能である。
【0027】通知用自局名称8bは、送信側装置と同一
メーカの受信側装置にとっての相手先名称として伝送前
手順において送信側から受信側に通知され、自局番号8
dは、送信側装置と標準的なG3ファクシミリ通信が可
能な受信側装置にとっての相手先名称として伝送前手順
において送信側から受信側に通知される、受信側装置に
とっての、受信時付加情報となり得るものである。
【0028】図1に戻って、操作表示部9は、相手先フ
ァクシミリ番号を指定するためのテンキー、スタートキ
ー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが
配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユー
ザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを
表示するものである。
【0029】図4に、本実施の形態と直接関係する部分
以外は、図示を省略した操作表示部9の配置構成例を示
す。
【0030】同図において、テンキー9aは、送信相手
先ファックス番号等を直接指定したりする際の番号入力
のために用いられるものである。[Yes]キー9b及
び[No]キー9cは、ユーザに決定または取消の各種
選択をさせるためのキーである。[ストップ]キー9d
は、各種動作の強制的な停止を指示するためのものであ
る。[スタート]キー9eは、ファクシミリ送信動作の
開始や、コピー動作の開始を指示するためのものであ
る。[ファンクション]キー9fは、ワンタッチダイヤ
ルの登録機能、短縮ダイヤルの登録機能、ユーザパラメ
ータの設定機能や、ファクシミリ装置1の標準的なファ
クシミリ装置としての機能以外の、時刻指定送信、部門
コード指定送信、親展送信等の拡張的な機能を呼び出す
ためのもので、この[ファンクション]キー9fを押下
して、テンキー9aにより、各機能に対応した番号を入
力することで、各機能を呼び出して実行することができ
る。
【0031】カーソルキー群9gは、[下矢印]キー9
gd、[左矢印]キー9gl、[右矢印]キー9gr、
及び、[上矢印]キー9guにより構成されている。
[下矢印]キー9gd及び[上矢印]キー9guは、各
キーの押下に応じて、表示器9hの表示内容を変更した
り、表示内容を上下にスクロールしたりするものであ
る。また、[左矢印]キー9gl及び[右矢印]キー9
grは、各キーの押下に応じて、表示器8hに表示され
た項目や機能等を選択するものである。表示器9hは、
ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセー
ジを表示するものである。
【0032】図1に戻って、蓄積メモリ8は、送受信文
書データの一時蓄積のために使用されるものである。
【0033】CG(キャラクタジェネレータ)ROM1
1は、指定した文字コードデータに対するフォントデー
タを出力するものである。符号化復号化部10は、送信
文書データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号
化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の
符号化方式で符号化圧縮する一方、受信文書データをM
H符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に
対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0034】網制御部13は、公衆網に接続されて、回
線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検
出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン等の
トーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制
御や、ダイヤルパルスの生成を行うものである。
【0035】通信制御部13は、G3ファクシミリプロ
トコルに基づいてファクシミリ通信を制御すると共に、
G3ファクシミリモデム機能を備え、網制御部13を介
した公衆網への送信データを変調する一方、網制御部1
3を介した公衆網からの受信信号を復調するものであ
る。また、通信制御部14は、入力されたダイヤル番号
に対応したDTMF信号の送出も行う。システムバス1
5は、上記装置各部がデータをやり取りするための信号
ラインである。
【0036】次に、ファクシミリ装置1における発信元
名称記録倍率設定処理手順について、図5及び図6を参
照して説明する。なお、本実施の形態では、送信年月
日、送信時刻、発信元名称等の送信時付加情報として適
用可能な多様な情報のうちの発信元名称を送信時付加情
報として送信文書データに構成する場合を例にとって説
明する。
【0037】それらの図において、システム制御部2
は、[ファンクション]キー9fの押下と、テンキー9
aによる番号「10」の入力の組み合わせ操作により、
発信元名称記録倍率の設定モードが起動されるかを監視
していて(判断101のNoループ)、発信元名称記録
倍率の設定モードが起動されると(判断101のYe
s)、表示器9hに、図9に示す表示D10を表示し、
発信元名称の主走査方向の記録倍率を、「等倍」、「2
倍」、「4倍」、または、「8倍」のいずれにするかを
[←]キー9glまたは[→]キー9grの押下により
選択して[Yes]キー9bを押下するように促す(処
理102)。
【0038】なお、発信元名称の主走査方向の記録倍率
は、主走査方向の任意変倍は処理が複雑なため、マイク
ロコンピュータでの処理に適した2のべき乗倍としてい
る。
【0039】また、発信元名称記録倍率は、ユーザにと
っては、受信側の相手先装置においてプロッタで記録紙
に印字される等して可視出力された送信文書に記録され
る発信元名称の記録倍率を意味するが、発信元名称は、
送信元のファクシミリ装置1において送信文書に合成さ
れるものであるため、ファクシミリ装置1にとっては、
送信文書への発信元名称の合成倍率を意味している。
【0040】さて、ユーザにより[←]キー9glまた
は[→]キー9grが押下されるごとに、表示D10に
おいてカーソル(下線)を文字列「等倍」、「2倍」、
「4倍」、または、「8倍」に移動させると共に、現在
のカーソル位置を記憶するカーソル制御を行いつつ(処
理103)、[Yes]キー9bが押下されるまで待つ
(判断104のNoループ)。
【0041】[Yes]キー9bが押下されると(判断
104のYes)、現在のカーソル位置に応じた値をフ
ラグFhsの値として、EEPROM8のフラグ情報の
ための記憶領域8dに記憶して図6の処理106に移行
する(処理105)。
【0042】図7に、フラグFhsの値と主走査方向の
発信元名称記録倍率との対応について示す。同図に示す
ように、フラグFhsの値がそのまま主走査方向の発信
元名称記録倍率となっている。
【0043】図6の処理106では、表示器9hに、図
9に示す表示D11を表示し、発信元名称の副走査方向
の記録倍率を、「等倍」、「2倍」、「3倍」、「4
倍」、「5倍」、「6倍」、「7倍」、または、「8
倍」のいずれにするかを[←]キー9glまたは[→]
キー9grの押下により選択して[Yes]キー9bを
押下するように促す(処理106)。なお、発信元名称
の副走査方向の記録倍率は、同一ラインの繰り返しによ
り容易に実現可能な整数倍としている。
【0044】そして、ユーザにより[←]キー9glま
たは[→]キー9grが押下されるごとに、表示D11
においてカーソル(下線)を文字列「等倍」、「2
倍」、「3倍」、「4倍」、「5倍」、「6倍」、「7
倍」、または、「8倍」に移動させると共に、現在のカ
ーソル位置を記憶するカーソル制御を行いつつ(処理1
07)、[Yes]キー9bが押下されるまで待つ(判
断108のNoループ)。
【0045】[Yes]キー9bが押下されると(判断
108のYes)、現在のカーソル位置に応じた値をフ
ラグFhhの値として、EEPROM8のフラグ情報の
ための記憶領域8dに記憶して、処理110に移行する
(処理109)。
【0046】図8に、フラグFhhの値と副走査方向の
発信元名称記録倍率との対応について示す。同図に示す
ように、フラグFhhの値がそのまま副走査方向の発信
元名称記録倍率となっている。
【0047】処理110では、表示器9hに、図9に示
す表示D12を表示し、今設定した主走査及び副走査方
向の記録倍率で、発信元名称を実際に文書データに合成
した場合に、どうようなサイズで発信元名称が可視出力
されるのかをプロッタにより6により印字して確認する
か否かを[Yes]キー9bまたは[No]キー9cを
押下して指定するよう促す(処理110)。
【0048】そして、[Yes]キー9bまたは[N
o]キー9cが押下されるまで待つ(判断111のN
o、判断112のNoループ)。
【0049】[No]キー9cが押下されると(判断1
12のYes)、確認のための印字を行うことなく処理
を終了するか、[Yes]キー9bが押下されると(判
断111のYes)、発信元名称となる、記録用自局名
称8aの文字コード列をEEPROM8から読み出し
て、CGROM11を参照してフォント展開し、発信元
名称の等倍のイメージデータを作成する(処理11
3)。なお、発信元名称を最初からイメージデータの形
式で記憶しておいて、処理113では単に発信元名称の
イメージデータを読み出すだけにすることも可能であ
る。
【0050】そして、処理113で作成した発信元名称
のイメージデータを、フラグFhs及びFhhの各値に
応じて拡大処理し(処理114)、ダミーの文書データ
に合成してプロッタ6で記録紙に記録することにより可
視出力する(処理115)。なお、処理115では、表
示器9hへの表示により発信元名称のイメージデータを
合成したダミーの文書データの可視出力を行うようにし
てもよい。
【0051】図10に、処理115で発信元名称(この
場合「青山支店」)のイメージデータが合成されて記録
出力されたダミーの文書データ例について示す。同図に
おいて、ダミーの文書データは、全白画素の白紙の文書
データで、ページメモリ7に全白画素データを展開し
て、左上端の発信元名称記録基準点を基準として、拡大
処理(この場合主走査方向及び副走査方向共に2倍であ
る)後の発信元名称のイメージデータが上書きで書き込
まれてから印字されたものである。なお、ダミーの文書
データとしては、全黒画素の文書データとすることもで
き、その場合、拡大処理後の発信元名称のイメージデー
タの上書き範囲をはっきりと認識できる。
【0052】発信元名称のイメージデータの拡大処理
は、フォント展開後の等倍のイメージデータをRAM4
に展開し、フラグFhsの示す回数だけ主走査方向に同
一画素を繰り返した後、フラグFhhの示す回数だけ副
走査方向に同一ラインを繰り返すことにより行われる。
もっとも、フラグFhhの示す回数だけ副走査方向に同
一ラインを繰り返した後に、フラグFhsの示す回数だ
け主走査方向に同一画素を繰り返すようにしてもよい。
また、その他のアウトラインフォントによるスムーズな
変倍処理を適用してもよく、本発明は、発信元名称のイ
メージデータの変倍処理の方法により限定されるもので
はない。
【0053】図11に発信元名称のイメージデータの主
走査及び副走査方向の記録倍率の組合せごとの拡大処理
について模式的に示す。同図に示すように、設定された
主走査及び副走査方向の記録倍率の組合せに応じて、主
走査方向の同一画素繰り返し回数、及び、副走査方向の
同一ライン繰り返し回数を変えることで、発信元名称の
イメージデータがユーザによる設定通りに拡大処理され
る。
【0054】なお、処理110以降の、発信元名称の設
定倍率での印字確認の処理は、発信元名称記録倍率設定
処理の一部としてではなく、独立した処理として、例え
ばファンクション番号「30」を割り当てて、[ファン
クション]キーと番号「30」の入力の組合せ操作があ
った場合に起動するようにしてもよい。また、発信元名
称記録倍率設定処理は、図5及び図6に示したような、
以後行われる全送信について適用されるようにするので
はなく、各件の送信操作を行う都度、設定するようにし
てもよい。
【0055】また、以上説明した発信元名称記録倍率設
定処理により設定した記録倍率は、標準の発信元名称の
記録サイズに対する倍率で、文書データの副走査線密度
が、3.85本/mmの場合を基準としたものであり。
そのため、発信元名称が合成される文書データの副走査
線密度が、7.7本/mmの場合には、発信元名称のイ
メージデータの拡大処理に先立って(後でもよい)、
3.85本/mmの副走査線密度の場合と記録サイズを
同一にするための同一副走査ラインの2回繰り返し処理
を行い、発信元名称が合成される文書データの副走査線
密度が、15.4本/mmの場合には、発信元名称のイ
メージデータの拡大処理に先立って(後でもよい)、
3.85本/mmの副走査線密度の場合と記録サイズを
同一にするための同一副走査ラインの4回繰り返し処理
を行う。
【0056】次に、ファクシミリ装置1における相手先
名称記録倍率設定処理手順について、図12及び図13
を参照して説明する。なお、本実施の形態では、受信年
月日、受信時刻、相手先名称等の受信時付加情報として
適用可能な多様な情報のうちの相手先名称を受信時付加
情報として受信文書データに構成する場合を例にとって
説明する。
【0057】それらの図において、システム制御部2
は、[ファンクション]キー9fの押下と、テンキー9
aによる番号「20」の入力の組み合わせ操作により、
相手先名称記録倍率の設定モードが起動されるかを監視
していて(判断201のNoループ)、相手先名称記録
倍率の設定モードが起動されると(判断201のYe
s)、表示器9hに、図16に示す表示D20を表示
し、相手先名称の主走査方向の記録倍率を、「等倍」、
「2倍」、「4倍」、または、「8倍」のいずれにする
かを[←]キー9glまたは[→]キー9grの押下に
より選択して[Yes]キー9bを押下するように促す
(処理202)。
【0058】なお、相手先名称の主走査方向の記録倍率
は、主走査方向の任意変倍は処理が複雑なため、マイク
ロコンピュータでの処理に適した2のべき乗倍としてい
る。
【0059】また、相手先名称記録倍率は、ユーザにと
っては、ファクシミリ装置1においてプロッタ6で記録
紙に印字される等して可視出力された受信文書に記録さ
れる相手先名称の記録倍率を意味するが、相手先名称
は、ファクシミリ装置1において受信文書に合成される
ものであるため、ファクシミリ装置1にとっては、受信
文書への相手先名称の合成倍率を意味している。
【0060】さて、ユーザにより[←]キー9glまた
は[→]キー9grが押下されるごとに、表示D20に
おいてカーソル(下線)を文字列「等倍」、「2倍」、
「4倍」、または、「8倍」に移動させると共に、現在
のカーソル位置を記憶するカーソル制御を行いつつ(処
理203)、[Yes]キー9bが押下されるまで待つ
(判断204のNoループ)。
【0061】[Yes]キー9bが押下されると(判断
204のYes)、現在のカーソル位置に応じた値をフ
ラグFasの値として、EEPROM8のフラグ情報の
ための記憶領域8dに記憶して図13の処理206に移
行する(処理205)。
【0062】図14に、フラグFasの値と主走査方向
の相手先名称記録倍率との対応について示す。同図に示
すように、フラグFhsの値がそのまま主走査方向の相
手先名称記録倍率となっている。
【0063】図13の処理206では、表示器9hに、
図16に示す表示D21を表示し、相手先名称の副走査
方向の記録倍率を、「等倍」、「2倍」、「3倍」、
「4倍」、「5倍」、「6倍」、「7倍」、または、
「8倍」のいずれにするかを[←]キー9glまたは
[→]キー9grの押下により選択して[Yes]キー
9bを押下するように促す(処理206)。なお、相手
先名称の副走査方向の記録倍率は、同一ラインの繰り返
しにより容易に実現可能な整数倍としている。
【0064】そして、ユーザにより[←]キー9glま
たは[→]キー9grが押下されるごとに、表示D21
においてカーソル(下線)を文字列「等倍」、「2
倍」、「3倍」、「4倍」、「5倍」、「6倍」、「7
倍」、または、「8倍」に移動させると共に、現在のカ
ーソル位置を記憶するカーソル制御を行いつつ(処理2
07)、[Yes]キー9bが押下されるまで待つ(判
断208のNoループ)。
【0065】[Yes]キー9bが押下されると(判断
208のYes)、現在のカーソル位置に応じた値をフ
ラグFahの値として、EEPROM8のフラグ情報の
ための記憶領域8dに記憶して、処理210に移行する
(処理209)。
【0066】図15に、フラグFahの値と副走査方向
の相手先名称記録倍率との対応について示す。同図に示
すように、フラグFahの値がそのまま副走査方向の相
手先名称記録倍率となっている。
【0067】処理210では、表示器9hに、図16に
示す表示D22を表示し、今設定した主走査及び副走査
方向の記録倍率で、相手先名称を実際に文書データに合
成した場合に、どうようなサイズで相手先名称が可視出
力されるのかをプロッタにより6により印字して確認す
るか否かを[Yes]キー9bまたは[No]キー9c
を押下して指定するよう促す(処理210)。
【0068】そして、[Yes]キー9bまたは[N
o]キー9cが押下されるまで待つ(判断211のN
o、判断212のNoループ)。
【0069】[No]キー9cが押下されると(判断2
12のYes)、確認のための印字を行うことなく処理
を終了するか、[Yes]キー9bが押下されると(判
断211のYes)、相手先名称となる、通知用自局名
称8bの文字コード列をEEPROM8から読み出し
て、CGROM11を参照してフォント展開し、相手先
名称の等倍のイメージデータを作成する(処理21
3)。
【0070】そして、処理213で作成した相手先名称
のイメージデータを、フラグFas及びFahの各値に
応じて拡大処理し(処理214)、ダミーの文書データ
に合成してプロッタ6で記録紙に記録することにより可
視出力する(処理215)。なお、処理215では、表
示器9hへの表示により相手先名称のイメージデータを
合成したダミーの文書データの可視出力を行うようにし
てもよい。
【0071】図17に、処理215で相手先名称(この
場合「アオヤマシテン」)のイメージデータが合成され
て記録出力されたダミーの文書データ例について示す。
同図において、ダミーの文書データは、全白画素の白紙
の文書データで、ページメモリ7に全白画素データを展
開して、右上端の相手先名称記録基準点を基準として、
拡大処理(この場合主走査方向が等倍で、副走査方向共
が2倍である)後の相手先名称のイメージデータが上書
きで書き込まれてから印字されたものである。なお、ダ
ミーの文書データとしては、全黒画素の文書データとす
ることもでき、その場合、拡大処理後の相手先名称のイ
メージデータの上書き範囲をはっきりと認識できる。
【0072】相手先名称のイメージデータの拡大処理
は、フォント展開後の等倍のイメージデータをRAM4
に展開し、フラグFasの示す回数だけ主走査方向に同
一画素を繰り返した後、フラグFahの示す回数だけ副
走査方向に同一ラインを繰り返すことにより行われる。
もっとも、フラグFahの示す回数だけ副走査方向に同
一ラインを繰り返した後に、フラグFasの示す回数だ
け主走査方向に同一画素を繰り返すようにしてもよい。
また、その他のアウトラインフォントによるスムーズな
変倍処理を適用してもよく、本発明は、相手先名称のイ
メージデータの変倍処理の方法により限定されるもので
はない。
【0073】相手先名称のイメージデータの主走査及び
副走査方向の記録倍率の組合せごとの拡大処理について
は、発信元名称の場合と同様に、図11に模式的に示す
通りで、同図に示すように、設定された主走査及び副走
査方向の記録倍率の組合せに応じて、主走査方向の同一
画素繰り返し回数、及び、副走査方向の同一ライン繰り
返し回数を変えることで、相手先名称のイメージデータ
がユーザによる設定通りに拡大処理される。
【0074】なお、処理210以降の、相手先名称の設
定倍率での印字確認の処理は、相手先名称記録倍率設定
処理の一部としてではなく、独立した処理として、例え
ばファンクション番号「40」を割り当てて、[ファン
クション]キーと番号「40」の入力の組合せ操作があ
った場合に起動するようにしてもよい。
【0075】また、以上説明した相手先名称記録倍率設
定処理により設定した記録倍率は、標準の相手先名称の
記録サイズに対する倍率で、文書データの副走査線密度
が、3.85本/mmの場合を基準としたものであり。
そのため、相手先名称が合成される文書データの副走査
線密度が、7.7本/mmの場合には、相手先名称のイ
メージデータの拡大処理に先立って(後でもよい)、
3.85本/mmの副走査線密度の場合と記録サイズを
同一にするための同一副走査ラインの2回繰り返し処理
を行い、相手先名称が合成される文書データの副走査線
密度が、15.4本/mmの場合には、相手先名称のイ
メージデータの拡大処理に先立って(後でもよい)、
3.85本/mmの副走査線密度の場合と記録サイズを
同一にするための同一副走査ラインの4回繰り返し処理
を行う。
【0076】次に、ファクシミリ装置1における送受信
処理手順について、図18及び図19を参照して説明す
る。
【0077】それらの図において、システム制御部2
は、公衆網を介した着信があるか、または、スキャナ5
に原稿がセットされるかを監視する(判断301のN
o、判断302のNoループ)。
【0078】そして、着信があった場合は(判断301
のYes)、回線を閉結して、送信元装置との間で、公
衆網を介した回線を確立することにより応答した後(処
理303)、G3ファクシミリプロトコルに基づいた伝
送前手順を実行する(処理305)。その処理305の
伝送前手順では、送信端末識別信号TSIとして発信元
番号が通知される。また、処理305の伝送前手順で
は、各メーカ独自の仕様の発信元名称が非標準機能設定
信号NSS等の非標準の制御信号により通知される場合
もある。ファクシミリ装置1は、同一メーカの発信元装
置からメーカ独自の仕様の発信元名称が通知された場合
には、当該発信元名称を、送信端末識別信号TSIによ
る発信元番号の通知しかなかった場合には、当該発信元
番号を、相手先名称として通知されたものとする。
【0079】処理304での伝送前手順により通信速度
や伝送文書の線密度や符号化方式を設定した後、G3フ
ァクシミリプロトコルに基づく伝送制御手順を継続して
ファクシミリメッセージとして文書データを受信し蓄積
メモリ10に記憶するいわゆるメモリ受信の処理を行う
(処理305)。
【0080】そして、相手先との間で必要な伝送後手順
を行った後に相手先と接続された回線を切断して通信を
終了し(処理306)、処理304で通知された相手先
名称の文字コード列をCGROM11を参照してフォン
ト展開し、相手先名称の等倍のイメージデータを作成す
る(処理307)。
【0081】そして、処理307で作成した相手先名称
のイメージデータを、フラグFas及びFahの各値に
応じて拡大処理し(処理308)、処理305で受信記
憶した受信文書画情報を蓄積メモリ10から読み出し
て、その拡大処理後の相手先名称のイメージデータを合
成し(処理309)、プロッタ6で記録紙に記録するこ
とにより可視出力する(処理310)。なお、処理31
0では、表示器9hへの表示により相手先名称のイメー
ジデータを合成した受信文書の可視出力を行うようにし
てもよい。処理307ないし処理310の相手先名称の
受信文書への拡大合成処理は、図13の処理213ない
し処理215の相手先名称となる通知用自局名称8bの
ダミー文書への拡大合成処理と同様の処理により行われ
る。
【0082】図20に、メモリ受信または直接受信によ
り受信された文書への相手先名称の拡大合成処理を伴う
受信文書印字におけるデータの流れについて模式的に示
す。
【0083】同図において、受信文書データの流れにつ
いて見ると、メモリ受信の場合には、受信文書データ
は、符号化圧縮された状態で蓄積メモリ10に蓄積さ
れ、通信の終了後に、蓄積メモリ10から符号化圧縮さ
れた状態で読み出されて、符号化復号化部12により生
データに復号伸張されてラインバッファ4aに出力され
る。
【0084】直接受信の場合には、蓄積メモリ10を介
することなく、受信と同時的に符号化圧縮された状態で
符号化復号化部12に入力され、生データに復号伸張さ
れてラインバッファ4aに出力される。
【0085】それ以後は、メモリ受信または直接受信に
関わらず、ラインバッファ4aでバッファリングされつ
つ生データの受信文書がページメモリ7にページ単位で
展開され、プロッタ6により記録紙に記録印字される。
【0086】一方、伝送前手順で受信された相手先名称
のコード列は、CGROM11を参照することにより、
生のイメージデータに変換され、フラグFas及びFa
hの設定に応じて拡大処理されて、ラインバッファ4a
にバッファリングされている受信文書データに合成処理
される。もっとも、拡大処理後の相手先名称のイメージ
データは、ページメモリ7に展開された受信文書データ
に合成するようにしてもよく、受信から記録までの経路
のうちの符号化圧縮されていない生データの段階であれ
ば、拡大処理後の相手先名称のイメージデータの受信文
書データへの合成は可能で、相手先名称のイメージデー
タの合成タイミングで本発明は限定されるものではな
い。
【0087】さて、図18の判断302において、原稿
がセットされると(判断302のYes)、図19の判
断311に移行し、操作表示部9を介した宛先の指定入
力があるかを監視し(判断311のNoループ)、宛先
の指定入力がなされると(判断311のYes)、更
に、送信開始を指示する[スタート]キー9eが押下さ
れるかを監視し(判断312のNoループ)、[スター
ト]キー9eが押下されて送信開始が指示されると(判
断312のYes)、判断302においてスキャナ5に
セットされた原稿を、読み取り、得られた送信文書デー
タを蓄積メモリ10にいったん蓄積する、メモリ送信の
動作行う(処理313)。
【0088】そして、判断311で指定された送信宛先
に発呼し(処理314)、G3ファクシミリプロトコル
に基づいた伝送前手順を実行する(処理315)。その
際、相手先から通知される非標準機能識別信号NSFに
より相手先が自機と同一メーカのものと判明したときに
は、EEPROM8に記憶された通知用自局名称8bを
自局名称として通知し、相手先が自機とは同一メーカで
ないと判明したときには、EEPROM8に記憶された
自局番号8cを自局名称として通知する。その通知する
自局名称は、相手先装置における処理304により相手
先に通知されることになる。
【0089】さて、処理315での伝送前手順により通
信速度や伝送文書の線密度や符号化方式を設定した後、
発信元名称となる、記録用自局名称8aの文字コード列
をEEPROM8から読み出して、CGROM11を参
照してフォント展開し、発信元名称の等倍のイメージデ
ータを作成し(処理316)。なお、発信元名称を最初
からイメージデータの形式で記憶しておいて、処理31
6では単に発信元名称のイメージデータを読み出すだけ
にすることも可能である。
【0090】そして、処理316で作成した発信元名称
のイメージデータを、フラグFhs及びFhhの各値に
応じて拡大処理し(処理317)、処理313で読み取
り記憶した送信文書データを読み出して合成し(処理3
18)、合成後の送信文書データを、G3ファクシミリ
プロトコルに基づいてて相手先に送信する(処理31
9)。
【0091】そして、相手先との間で必要な伝送後手順
を行った後に相手先と接続された回線を切断して通信を
終了する(処理320)。
【0092】処理316ないし処理318の発信元名称
の送信文書への拡大合成処理は、図6の処理113ない
し処理115の発信元名称となる記録用自局名称8aの
ダミー文書への拡大合成処理と同様の処理により行われ
る。
【0093】図21に、メモリ送信または直接送信によ
り送信される文書への発信元名称としての記録用自局名
称8aの拡大合成処理を伴う文書送信におけるデータの
流れについて模式的に示す。
【0094】同図において、受信文書データの流れにつ
いて見ると、メモリ送信の場合には、スキャナ5により
読み取られた生データの状態の原稿文書データは、送信
開始に先立って符号化復号化部12により符号化圧縮さ
れて蓄積メモリ10に蓄積され、実際に送信する際に、
蓄積メモリ10から圧縮符号化された状態で読み出さ
れ、符号化復号化部12により復号伸張された生データ
に戻されて、ラインバッファ4aに出力される。
【0095】直接送信の場合には、符号化復号化部1
2、蓄積メモリ10、及び、符号化復号化部12の経路
を介することなく、スキャナ5により読み取り及び送信
と同時的に生データのままラインバッファ4aに出力さ
れる。
【0096】それ以後は、メモリ送信またはメモリ受信
に関わらず、ラインバッファ4aでバッファリングされ
つつ生データの送信文書が符号化復号化部12で符号化
圧縮されてて相手先に送信される。
【0097】一方、発信元名称としての記録用自局名称
8aのコード列は、CGROM11を参照することによ
り、生のイメージデータに変換され、フラグFhs及び
Fhhの設定に応じて拡大処理されて、ラインバッファ
4aにバッファリングされている送信文書データに合成
処理される。もっとも、拡大処理後の発信元名称のイメ
ージデータは、例えば、スキャナ5による読み取り直後
の生の原稿文書データに合成するようにすることも原理
的には可能で、スキャナ5による読取りから送信までの
経路のうちの符号化圧縮されていない生データの段階で
あれば、拡大処理後の発信元名称のイメージデータの送
信文書データへの合成は可能で、発信元名称のイメージ
データの合成タイミングで本発明は限定されるものでは
ない。
【0098】このように本実施の形態よれば、送信時付
加情報としての発信元名称をユーザが設定した通りのサ
イズで送信文書に合成して送信でき、また、受信時付加
情報としての相手先名称をユーザが設定した通りのサイ
ズで受信文書に合成して印字することができるようにな
る。また、発信元名称や相手先名称の合成サイズの設定
を実際に印字して確認することができるようになる。な
お、送信時付加情報としての発信元名称や受信時付加情
報としての相手先名称の、設定に応じた変倍処理は、基
準サイズからの縮小処理であってもよく、また、基準サ
イズからの拡大処理及び縮小処理が混在したものであっ
てよい。
【0099】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明を通信端末装置の1つであるファクシミリ装
置に適用したが、本発明はそれに限らず、画情報やテキ
ストデータ等の文書データの通信を行う通信端末装置で
あれば、同様に適用可能なものである。また、本発明
は、通信端末装置が文書データの通信を行う媒体やプロ
トコルにより限定されるものではなく、インターネット
等を介して文書データの通信を行うようなその他の通信
端末装置に対しても同様に適用可能なものである。
【0100】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、送信文書
データへの送信時付加情報の合成サイズを、設定された
倍率に応じて変更することができるため、個別のユーザ
が所望するサイズで送信文書への付加情報の合成を行う
ことが可能となる効果が得られる。
【0101】請求項2に係る発明によれば、送信文書デ
ータへの送信時付加情報の合成サイズを、設定された倍
率に応じて主走査及び副走査方向個別に変更することが
できるため、個別のユーザが所望する主走査及び副走査
方向のサイズで送信文書への付加情報の合成を行うこと
が可能となる効果が得られる。
【0102】請求項3に係る発明によれば、送信時付加
情報の合成倍率の設定を確認することができるため、相
手先装置側で可視出力される送信文書データに設定した
倍率で合成される送信時付加情報の実際の合成サイズを
事前に自機側で確認でき、設定した合成倍率がユーザが
所望した通りか否かをユーザに確認させることが可能と
なる効果が得られる。
【0103】請求項4に係る発明によれば、受信文書デ
ータへの受信時付加情報の合成サイズを、設定された倍
率に応じて変更することができるため、個別のユーザが
所望するサイズで受信文書への付加情報の合成を行うこ
とが可能となる効果が得られる。
【0104】請求項5に係る発明によれば、受信文書デ
ータへの受信時付加情報の合成サイズを、設定された倍
率に応じて主走査及び副走査方向個別に変更することが
できるため、個別のユーザが所望する主走査及び副走査
方向のサイズで受信文書への付加情報の合成を行うこと
が可能となる効果が得られる。
【0105】請求項6に係る発明によれば、受信時付加
情報の合成倍率の設定を確認することができるため、可
視出力される受信文書データに設定した倍率で合成され
る受信時付加情報の実際の合成サイズを事前に確認で
き、設定した合成倍率がユーザか所望した通りか否かを
ユーザに確認させることが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置として
のファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
RAMの記憶内容について示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
EEPROMの記憶内容について示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
操作表示部の、本実施の形態と直接関係する部分以外は
図示を省略した配置構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける発信元名称記録倍率設定処理手順について示すフ
ローチャートである。
【図6】図5と共に、本発明の実施の形態に係るファク
シミリ装置における発信元名称記録倍率設定処理手順に
ついて示すフローチャートである。
【図7】発信元名称記録倍率(主走査)と、フラグFh
sの値との対応について示す図である。
【図8】発信元名称記録倍率(副走査)と、フラグFh
hの値との対応について示す図である。
【図9】図5または図6の処理手順における表示例につ
いて示す図である。
【図10】設定された倍率で印字された発信元名称につ
いて示す図である。
【図11】主走査または副走査方向の各拡大倍率の組合
せごとの拡大処理について模式的に示す図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における相手先名称記録倍率設定処理手順について示す
フローチャートである。
【図13】図12と共に、本発明の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置における相手先名称記録倍率設定処理手
順について示すフローチャートである。
【図14】相手先名称記録倍率(主走査)と、フラグF
asの値との対応について示す図である。
【図15】相手先名称記録倍率(副走査)と、フラグF
ahの値との対応について示す図である。
【図16】図12または図13の処理手順における表示
例について示す図である。
【図17】設定された倍率で印字された相手先名称につ
いて示す図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における送受信処理手順について示すフローチャートで
ある。
【図19】図18と共に、本発明の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置における送受信処理手順について示すフ
ローチャートである。
【図20】メモリ受信または直接受信により受信された
文書への相手先名称の拡大合成処理を伴う受信文書印字
におけるデータの流れについて模式的に示す図である。
【図21】メモリ送信または直接送信により送信される
文書への発信元名称の拡大合成処理を伴う文書送信にお
けるデータの流れについて模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 4a ラインバッファ 5 スキャナ 6 プロッタ 7 ページメモリ 8 EEPROM 8a 記録用自局名称 8b 通知用自局名称 8c 自局番号 8d フラグ情報 9 操作表示部 9a テンキー 9b [Yes]キー 9c [No]キー 9d [ストップ]キー 9e [スタート]キー 9f [ファンクション]キー 9g カーソルキー群 9gd [下矢印]キー 9gl [左矢印]キー 9gr [右矢印]キー 9gu [上矢印]キー 9h 表示器 10 蓄積メモリ 11 CGROM 12 符号化復号化部 13 網制御部 14 通信制御部 15 システムバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先への送信文書データに所定の送信
    時付加情報を合成して送信する通信端末装置において、 前記送信時付加情報を前記送信文書データに合成する際
    の倍率を設定操作入力に応じて設定する合成倍率設定手
    段と、その合成倍率設定手段により設定された倍率で前
    記送信時付加情報を所定の基準サイズを基準として変倍
    処理して前記送信文書データに合成する変倍合成手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 相手先への送信文書データに所定の送信
    時付加情報を合成して送信する通信端末装置において、 前記送信時付加情報を前記送信文書データに合成する際
    の倍率を設定操作入力に応じて主走査及び副走査方向の
    それぞれについて設定する合成倍率設定手段と、その合
    成倍率設定手段により設定された倍率で前記送信時付加
    情報を所定の基準サイズを基準として主走査及び副走査
    方向に変倍処理して前記送信文書データに合成する変倍
    合成手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 設定合成倍率確認の所定の操作入力があ
    ると、前記合成倍率設定手段により設定された倍率で前
    記送信時付加情報を前記所定の基準サイズを基準として
    変倍処理してダミーの文書データに合成して可視出力す
    る設定合成倍率確認手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項1または2のいずれかに記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 相手先からの受信文書データに所定の受
    信時付加情報を合成して可視出力する通信端末装置にお
    いて、 前記受信時付加情報を前記受信文書データに合成する際
    の倍率を設定操作入力に応じて設定する合成倍率設定手
    段と、その合成倍率設定手段により設定された倍率で前
    記受信時付加情報を所定の基準サイズを基準として変倍
    処理して前記受信文書データに合成する変倍合成手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 相手先からの受信文書データに所定の受
    信時付加情報を合成して可視出力する通信端末装置にお
    いて、 前記受信時付加情報を前記受信文書データに合成する際
    の倍率を設定操作入力に応じて主走査及び副走査方向の
    それぞれについて設定する合成倍率設定手段と、その合
    成倍率設定手段により設定された倍率で前記受信時付加
    情報を所定の基準サイズを基準として主走査及び副走査
    方向に変倍処理して前記受信文書データに合成する変倍
    合成手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 設定合成倍率確認の所定の操作入力があ
    ると、前記合成倍率設定手段により設定された倍率で前
    記受信時付加情報を前記所定の基準サイズを基準として
    変倍処理してダミーの文書データに合成して可視出力す
    る設定合成倍率確認手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項4または5のいずれかに記載の通信端末装置。
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