JP2001185737A - 加速度センサの製造方法 - Google Patents

加速度センサの製造方法

Info

Publication number
JP2001185737A
JP2001185737A JP36492499A JP36492499A JP2001185737A JP 2001185737 A JP2001185737 A JP 2001185737A JP 36492499 A JP36492499 A JP 36492499A JP 36492499 A JP36492499 A JP 36492499A JP 2001185737 A JP2001185737 A JP 2001185737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration sensor
active layer
manufacturing
oxide film
support layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36492499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3578028B2 (ja
Inventor
Hiroshi Saito
宏 齊藤
Sumio Akai
澄夫 赤井
Takuo Ishida
拓郎 石田
Kazushi Kataoka
万士 片岡
Hironori Kami
浩則 上
Takashi Saijo
隆司 西條
Makoto Saito
誠 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP36492499A priority Critical patent/JP3578028B2/ja
Publication of JP2001185737A publication Critical patent/JP2001185737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3578028B2 publication Critical patent/JP3578028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間酸化膜の破壊を防止し、センサチップ形
成用のSOIウエハへの第1および第2ガラスキャップ
の陽極接合の回数低減を可能にし、工程の簡素化および
組立時間の短縮を可能にする。 【解決手段】 支持層1a、中間酸化膜1bおよび活性
層1cから成るSOIウエハを加速度センサチップ形成
用のウエハとして使用し、その外周に露出された中間酸
化膜1bを除去し、支持層1aおよび活性層1cを金属
薄膜10で電気的に接続する。上下ガラスキャップ2,
3間に加速度センサウエハW13を挟みながら接地のヒ
ート板100上にセットし、正極の電極ピン101を金
属薄膜10に当接し、接地の電極ピン102を上ガラス
キャップ2に当接した上で、約600〜約1000Vの
電圧を印加する。これにより、中間酸化膜の破壊を防止
しつつ、加速度センサチップ形成用のSOIウエハへの
上下ガラスキャップの陽極接合が可能になり、その回数
低減が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOI(silicon o
n insulator) ウエハを使用して構成される加速度セン
サの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22および図23は従来の半導体加速
度センサの一例を示す構成図である。図22では、上ガ
ラスキャップ2を陽極接合により、加速度センサウエハ
W13pの表面のアルミの金属薄膜10pと接合する構
成を示したものである。加速度センサチップのカンチレ
バー(撓み部)12の表面にはゲージ抵抗14が形成さ
れ、カンチレバー12にはシリコン構造体のマス部(重
り)11が設けられている。ここで、基板(チップ)に
対して垂直方向に加速度αが加えられると、マス部11
に力F=mαが発生する。この力Fによってカンチレバ
ー12が撓み、表面に歪みが発生し、この歪みによって
ゲージ抵抗14の値が変化する。カンチレバー12上に
は4個のゲージ抵抗14が配置され、これらをブリッジ
接続し、加速度に比例した電圧信号を得ることで、加速
度を検出する。これを一般的にカレンチレバー型の加速
度センサと言う。
【0003】加速度センサウエハW13pにはSOIウ
エハを用いているが、これは、カンチレバー12の薄型
化を精度良く図り、そして感度の向上を図るべく、中間
酸化膜(シリコン酸化膜)1bで、KOHやTMAH(t
etra methyl ammonium hydro-oxide solution)などの溶
液のエッチングストップが可能なSOIウエハが便利で
あるためで、近年、圧力センサおよび加速度センサなど
で採用され始めてきている。
【0004】上ガラスキャップ2とSOIウエハからな
る加速度センサウエハW13pを陽極接合するには、上
ガラスキャップ2と加速度センサウエハW13pの端面
をガイドGなどで合わせ、真空中で、接地の電極ピン1
02を介して上ガラスキャップ2を接地した状態で、正
極の電極ピン101を介して約600〜約1000Vの
直流電圧を活性層1c上の金属薄膜10pに印加し、約
350℃〜約450℃の温度の雰囲気中で行う。ガラス
材料には、アルカリ金属(Na,Liなど)が含有され
たパイレックス(アメリカ・コーニング社の商標)など
を用いる。
【0005】ここで、加速度センサウエハW13pを置
くヒート板100pは絶縁する必要がある。これは、高
電圧を印加した場合に加速度センサウエハW13pの中
間酸化膜1bが破壊されないようにするためである。一
般に、薄い酸化膜の絶縁破壊耐圧は真性破壊する場合、
約8MV/m=800V/μmで、計算上は1μmの中
間酸化膜は800Vで破壊することを示す。
【0006】次に、図23に示すように、加速度センサ
ウエハW13pの裏面の支持層1a側に、陽極接合によ
り下ガラスキャップ3を接合する。支持層1aに正極の
電極ピン101を当接し、接地の電極ピン102を介し
て下ガラスキャップ3を接地して、上ガラスキャップ2
の場合とほぼ同じ条件で加速度センサウエハW13pと
下ガラスキャップ3とを接合する。上下ガラスキャップ
2,3には、シリコン基板とほぼ等しい熱膨張率を有す
る耐熱ガラスを用いる。なお、上下ガラスキャップ2,
3における加速度センサウエハW13p側には、それぞ
れマス部11の揺動空間を確保するための凹部21,3
1がエッチングやサンドブラスト加工などで形成されて
いる。このように、エアギャップを形成して、エアダン
ピングを大気圧下で行うようにし、加速度センサチップ
の感知部(表面にゲージ抵抗が有るカンチレバーとマス
部)を密閉状態にし、過大な加速度を受けた場合でも、
その狭い空間における感知部の移動を抑制して、加速度
センサチップの破壊を防止している。
【0007】このように、従来はSOIウエハの中間酸
化膜の放電破壊を防止するため、ガラスキャップの陽極
接合を2回実施していた。
【0008】なお、特開平7−49281号公報には、
SOIウエハーを使用して、ダイアフラムの厚さ精度が
高精度な差圧測定装置が容易に得ることができる半導体
差圧測定装置の製造方法が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、SOI
ウエハを用いた加速度センサウエハを陽極接合する場
合、上ガラスキャップ接合後、下ガラスキャップを接合
する(この逆順もある)ため、2回も陽極接合を行って
いた。また、中間酸化膜は、高圧の電極ピンを当接する
反対側のシリコン面(図22では支持層側)に絶縁ヒー
タまたは絶縁基板を合わせ、電荷を浮かせた状態で陽極
接合していたが、中間酸化膜(シリコン酸化膜)の絶縁
抵抗やシリコンウエハのシート抵抗(通常約2〜約10
Ω・cmのウエハを用いる)が有り、多少(数10V以
下)の電圧降下が見られ、中間酸化膜にも電界が加わ
り、放電破壊しないとは言い難い。特に中間酸化膜が、
さらに薄くなり数1000Å以下の場合や、その中間酸
化膜にピンホールなどの欠陥がある場合には、放電破壊
する可能性がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、中間酸化膜の破壊を防止するとともに、センサ
チップ形成用のSOIウエハへの第1および第2ガラス
キャップの陽極接合の回数低減を可能にし、工程の簡素
化および組立時間の短縮を可能にする加速度センサの製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、重りとしてのマス部、弾性を
有するカンチレバー、およびこのカンチレバーを介して
前記マス部を支持する支持部を形成して成り、前記カン
チレバー上に形成されたゲージ抵抗を有するセンサチッ
プと、このセンサチップの両面の前記支持部側にそれぞ
れ接合され過大な加速度が加わったときに前記マス部が
一定値以上変位しないように規制する第1および第2ガ
ラスキャップとを備え、これら第1および第2ガラスキ
ャップ間の間隙におけるエアダンビングによりセンサと
しての周波数特性を制御する機能を有し、前記ゲージ抵
抗を通じて加速度に比例した電圧を出力として取り出す
加速度センサを製造する方法であって、支持層、この支
持層上に積層された中間酸化膜、およびこの中間酸化膜
上に積層された活性層から成るSOIウエハを前記セン
サチップ形成用のウエハとして使用し、このウエハ外周
に露出された前記中間酸化膜を除去し、前記支持層およ
び活性層を、これらに対するスパッタまたは蒸着による
金属薄膜の成膜で、電気的に接続するのである。
【0012】この方法では、支持層および活性層が金属
薄膜で電気的に接続されるので、中間酸化膜の破壊が防
止される。また、センサチップ形成用のSOIウエハへ
の第1および第2ガラスキャップの陽極接合の回数低減
が可能になり、工程の簡素化および組立時間の短縮が可
能になる。
【0013】なお、請求項1記載の加速度センサの製造
方法において、前記活性層の一部を異方性エッチングに
より除去し、続いて中間酸化膜をエッチングなどで除去
し、前記支持層および活性層を電気的に接続するよう
に、スパッタまたは蒸着により金属薄膜を成膜する方法
でもよい(請求項2)。この方法でも、支持層および活
性層が金属薄膜で電気的に接続されるので、中間酸化膜
の破壊が防止される。
【0014】また、請求項1記載の加速度センサの製造
方法において、異方性エッチングにより前記マス部を形
成し、このマス部の周囲に形成された貫通溝のエッチン
グ斜面に対して、前記活性層側の面から、前記支持層お
よび活性層を電気的に接続するように、スパッタまたは
蒸着により金属薄膜を成膜する方法でもよい(請求項
3)。この方法でも、支持層および活性層が金属薄膜で
電気的に接続されるので、中間酸化膜の破壊が防止され
る。
【0015】また、請求項1記載の加速度センサの製造
方法において、異方性エッチングにより前記マス部を形
成し、このマス部の周囲に形成された貫通溝のエッチン
グ斜面に対して、前記支持層側の面から、前記支持層お
よび活性層を電気的に接続するように、スパッタまたは
蒸着により金属薄膜を成膜する方法でもよい(請求項
4)。この方法でも、支持層および活性層が金属薄膜で
電気的に接続されるので、中間酸化膜の破壊が防止され
る。
【0016】また、請求項1記載の加速度センサの製造
方法において、前記SOIウエハの活性層および中間酸
化膜の一部を除去し、これにより露出した前記支持層の
部分と、前記第1および第2ガラスキャップの一方の一
の面とを陽極接合することで、前記第1および第2ガラ
スキャップの一方を前記SOIウエハの活性層側に接合
する方法でもよい(請求項5)。この方法によれば、中
間酸化膜の破壊を防止しつつ第1および第2ガラスキャ
ップの一方をSOIウエハの活性層側に接合することが
できる。
【0017】また、請求項1記載の加速度センサの製造
方法において、前記SOIウエハの活性層側から、切刃
が尖ったダイシング用ブレードにより、前記支持層の一
部に到達するV形の溝を形成し、このV形の溝の切削斜
面を、スパッタまたは蒸着による金属薄膜で被覆して、
前記支持層および活性層を電気的に接続する方法でもよ
い(請求項6)。この方法でも、支持層および活性層が
金属薄膜で電気的に接続されるので、中間酸化膜の破壊
が防止される。
【0018】また、請求項1記載の加速度センサの製造
方法において、前記SOIウエハの外周を傾斜させて研
磨し、この研磨面と活性層の一部に、アルミ、ニッケ
ル、チタン、金、クロム、銀などの金属薄膜をスパッタ
により形成し、このスパッタによって形成したメタライ
ズ層で前記支持層および活性層を電気的に接続する方法
でもよい(請求項7)。この方法でも、支持層および活
性層が金属薄膜、つまりメタライズ層で電気的に接続さ
れるので、中間酸化膜の破壊が防止される。
【0019】さらに、請求項1記載の加速度センサの製
造方法において、前記SOIウエハの外周に露出した中
間酸化膜とその外周近傍における前記支持層および活性
層間の中間酸化膜とをエッチングにより除去し、前記第
1および第2ガラスキャップの少なくとも一方を陽極接
合で接合する際、前記SOIウエハ外周の中間酸化膜が
除去された上方にある活性層に正極の電圧印加ピンを当
接し、前記支持層および活性層そのものを互いに接触さ
せることにより、前記支持層および活性層を電気的に接
続する方法でもよい(請求項8)。この方法によれば、
中間酸化膜の破壊を防止しつつ第1および第2ガラスキ
ャップの少なくとも一方をSOIウエハに陽極接合する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の加速度セン
サの製造方法に係る第1実施形態の説明図、図5は第1
実施形態の加速度センサの製造方法により得られる加速
度センサチップの断面構造図で、これらの図を用いて以
下に第1実施形態の説明を行う。
【0021】まず、製造すべき加速度センサは、図5に
示すように、重りとしてのマス部11、弾性を有するカ
ンチレバー12、およびこのカンチレバー12を介して
マス部11を支持する支持部13を形成して成り、カン
チレバー12上に形成されたゲージ抵抗14などを有す
るセンサチップ1と、過大な加速度が加わったときにマ
ス部11が一定値以上変位しないように規制するもので
あって、センサチップ1の両面の支持部13側にそれぞ
れ接合され、マス部11の揺動領域に形成された凹部2
1,31をそれぞれ有する上下ガラスキャップ2,3と
を備え、これら上下ガラスキャップ2,3間の間隙にお
けるエアダンビングによりセンサとしての周波数特性を
制御する機能を有し、ゲージ抵抗14を通じて加速度に
比例した電圧を出力として取り出すものである。
【0022】次に、上記構造の加速度センサの製造方法
を説明する。まず、図2に示すSOIウエハW10を用
意する。このSOIウエハW10は、上記センサチップ
1形成用のウエハであって、支持層1a、この支持層1
a上に積層された中間酸化膜1b、およびこの中間酸化
膜1b上に積層された活性層1cから成り、一般的に
は、支持層1a側の表面を約1050℃で酸化し、厚さ
数(0.5〜2)μmのシリコン熱酸化膜を形成し、活
性層1c側のボンドウエハを重ね、約1100℃で結合
熱処理し、続いて、活性層1c側のボンドウエハを数μ
m〜約20μmの厚さまで表面研磨することにより得ら
れる。ここで、結合熱処理による接合時の位置合わせを
容易にするため、活性層1c側のボンドウエハの径は、
支持層1a側の径より数mm小さめに設定される。ま
た、上記構造の加速度センサでは、下ガラスキャップ3
と支持層1aとを陽極接合することになるため(図5参
照)、支持層1aの裏面(陽極接合する面の反対側の
面)の熱酸化膜は除去される。このような一般的なSO
IウエハW10では、図2に示すように、中間酸化膜1
bがSOIウエハW10の外周部でリング状に露出す
る。
【0023】続いて、図3に示すように、SOIウエハ
W10の外周に露出した中間酸化膜1bをドライエッチ
ングなどで除去して、SOIウエハW11を得る。ドラ
イエッチングの方法は、真空中にCF4 やCH2 2
BCl3 などのガスを導入し、高周波を印加することに
より、プラズマを発生させて、Fラジカルあるいはそれ
らのイオンを生成してエッチングを行うもので、RIE
(リアクティブ・イオン・エッチング)などの方法があ
る。なお、ドライエッチングに限らず、ウエットエッチ
ングでもよい。
【0024】続いて、図4に示すように、活性層1c側
から厚さ数μmのアルミの金属薄膜10をスパッタ(ス
パッタリング)により形成する。これにより、支持層1
aおよび活性層1cが金属薄膜10で電気的に接続され
たSOIウエハW12が得られる。なお、アルミのスパ
ッタの後、金属薄膜10を約360〜約440℃で数時
間シンターリング(熱処理)すれば、シリコンとのコン
タクト性を良くすることができる。
【0025】続いて、図4に示すSOIウエハW12を
使用し、従来と同様の製造手順に従って、図1に示す断
面構造の加速度センサウエハ(SOIウエハ)W13を
形成する。この後、加速度センサウエハW13の両面に
上下ガラスキャップ2,3をそれぞれ陽極接合する。こ
こで、この陽極接合の手順を詳述すると、まず、図1に
示すように、加速度センサウエハW13を両面から上下
ガラスキャップ2,3で挟み込むようにしながら、それ
らを電極板兼用の接地されたヒート板100上にセット
する。この後、正極の電極ピン101を活性層1c表面
の金属薄膜10に当接し(活性層1cに直接当接させて
もよい)、接地された電極ピン102を上ガラスキャッ
プ2に当接して、約600〜約1000Vの電圧を印加
する。ただし、陽極接合は、真空中、約350℃〜約4
50℃の雰囲気で行われる。
【0026】このように、第1実施形態では、支持層1
aおよび活性層1cが金属薄膜10で電気的に接続され
るので、中間酸化膜1bの破壊を防止することができ
る。また、加速度センサウエハW13に上下ガラスキャ
ップ2,3を1度に陽極接合することができる。
【0027】なお、後述する各実施形態でも、加速度セ
ンサウエハおよび上下ガラスキャップ2,3は、本実施
形態と同様に同時に陽極接合されるものとする。
【0028】図6〜図8は本発明の加速度センサの製造
方法に係る第2実施形態の説明図で、この図を用いて以
下に第2実施形態の説明を行うと、まず、第1実施形態
と同様に、図6に示すSOIウエハW10を用意する。
【0029】続いて、図7に示すように、活性層1c側
から異方性エッチングによりエッチング面が斜面となる
ように溝を形成する。ここで、シリコン基板では、以下
に示すエッチング液を用いると、(100)面,(11
0)面は約1μm/分の速度でエッチングされるが、
(111)面はほとんどエッチングされない。また、シ
リコン酸化膜もエッチングされない。
【0030】 EDP 116℃ TMAH 80℃ 水酸化カリウム水溶液 80℃ ここに、EDPはエチレンジアミンピロカテコール水溶
液のことであり、TMAHは水酸化テトラメチルアンモ
ニウム水溶液のことである。
【0031】続いて、図7に示すように、中間酸化膜1
bをフッ酸とフッ化アンモニウム水溶液の混合液(1:
6)でエッチングし、支持層1aの表面を露出させ、S
OIウエハW21を得る。
【0032】続いて、図8に示すように、活性層1c側
から厚さ数μmのアルミの金属薄膜20をスパッタによ
り形成する。これにより、支持層1aおよび活性層1c
が金属薄膜20で電気的に接続されたSOIウエハW2
2が得られる。なお、この電気的な接続点はウエハに1
箇所以上形成すればよい。
【0033】図9は本発明の加速度センサの製造方法に
係る第3実施形態の説明図で、この図を用いて以下に第
3実施形態の説明を行うと、まず、従来の製法と同様
に、SOIウエハを用いて、異方性エッチングでマス部
11を形成するなどして得られる図9に示すような加速
度センサウエハW31(金属薄膜30を除く)を用意す
る。
【0034】続いて、マス部11の周囲に形成されたス
リット(貫通溝)Sのエッチング斜面に対して、活性層
1c側の面から、アルミの金属薄膜30をスパッタによ
り形成する。これにより、支持層1aおよび活性層1c
が金属薄膜30で電気的に接続される。
【0035】ただし、図9の例では、支持層1aの表面
が露出するように、スリットSの異方性エッチング開口
部のマスク寸法は、活性層1c側が大きくなるように設
定されている。マス部11の形成にあたり、異方性エッ
チングはウエハの両面から行われるが、中間酸化膜1b
でエッチングストップとなる。中間酸化膜のエッチング
はフッ酸とフッ化アンモニウム水溶液の混合液やドライ
エッチングで行えばよい。
【0036】図10は本発明の加速度センサの製造方法
に係る第4実施形態の説明図で、この図を用いて以下に
第4実施形態の説明を行うと、まず、従来の製法と同様
に、SOIウエハを用いて、異方性エッチングでマス部
11を形成するなどして得られる図10に示すような加
速度センサウエハW41(金属薄膜40を除く)を用意
する。
【0037】続いて、マス部11の周囲に形成されたス
リットSのエッチング斜面に対して、支持層1a側の面
から、アルミの金属薄膜40をスパッタにより形成す
る。これにより、支持層1aおよび活性層1cが金属薄
膜40で電気的に接続される。
【0038】ただし、図10の例では、活性層1cの表
面が露出するように、スリットSの異方性エッチング開
口部のマスク寸法は、支持層1a側が大きくなるように
設定されている。マス部11の形成にあたり、異方性エ
ッチングはウエハの両面から行われるが、中間酸化膜1
bでエッチングストップとなる。中間酸化膜のエッチン
グはフッ酸とフッ化アンモニウム水溶液の混合液やドラ
イエッチングで行えばよい。
【0039】図11は本発明の加速度センサの製造方法
に係る第5実施形態の説明図で、この図を用いて以下に
第5実施形態の説明を行うと、活性層1c側から異方性
エッチングによりエッチング面が斜面となる溝を形成
し、さらに中間酸化膜1bを除去して、支持層1aの上
面Aを露出させ、図11に示すような加速度センサウエ
ハW51を用意する。続いて、この加速度センサウエハ
W51における支持層1aの上面Aに上ガラスキャップ
2の底面部を合わせ、陽極接合により両者を接合する。
【0040】ここで、図示しないが、上ガラスキャップ
2だけではなく、下ガラスキャップ3も同時に接合する
ことができる。例えば、図23の従来の製法と同様に、
加速度センサウエハW51および上下ガラスキャップ
2,3を配置し、絶縁性のヒート板100pに代えて図
1と同様の接地されたヒート板100を使用し、加速度
センサウエハW51の裏面の支持層1aの端部に、正極
の電極ピン101を当接し、下ガラスキャップ3の面
に、接地された電極ピン102を当接すればよい。
【0041】図12〜図14は本発明の加速度センサの
製造方法に係る第6実施形態の説明図で、これらの図を
用いて以下に第6実施形態の説明を行うと、まず、SO
IウエハW10を用意する(図2参照)。
【0042】続いて、約60°〜90°に尖った刃先の
ブレード103を用いて(図12参照)、図13に示す
ように、SOIウエハW10の活性層1c側からハーフ
カットを行うことにより、V字形の切込み溝Bを形成す
る。ここで、切込み溝Bの下端が支持層1aに達するよ
うにハーフカットが行われる。なお、ダイシングでのブ
レード103の回転速度は約3万〜約4万rpmでよ
い。
【0043】続いて、図14に示すように、アルミの金
属薄膜60を切込み溝Bの斜面などに形成し、支持層1
aおよび活性層1cを電気的に接続する。
【0044】図15〜図17は本発明の加速度センサの
製造方法に係る第7実施形態の説明図で、これらの図を
用いて以下に第7実施形態の説明を行うと、まず、SO
IウエハW10(図2参照)などの外周を斜めに研磨
し、図15に示すように、約10°〜約45°の傾斜面
を有するSOIウエハW71を得る。
【0045】続いて、図16および図17に示すよう
に、研磨により形成されたSOIウエハW71の外周部
に、アルミ、ニッケル、チタン、金、クロムなどの導電
の金属を用いたスパッタで、金属薄膜70を形成する。
これにより、支持層1aおよび活性層1cが金属薄膜1
0のメタライズ薄膜で電気的に接続される。ただし、図
17は図16を上方から見た図である。
【0046】図18〜図20は本発明の加速度センサの
製造方法に係る第8実施形態の説明図で、これらの図を
用いて以下に第8実施形態の説明を行うと、まず、図1
8に示すように、SOIウエハW10を用意する。
【0047】続いて、図19に示すように、フッ酸とフ
ッ化アンモニウム水溶液の混合液などを用いたエッチン
グによって、SOIウエハW10の外周に露出した中間
酸化膜1bを除去するとともに、その外周近傍における
支持層1aおよび活性層1c間の中間酸化膜1bをある
程度の深さまで除去し、これにより、SOIウエハW8
1を得る。
【0048】続いて、支持層1aから浮いた状態の活性
層1cの上方から正極の電極ピン101を押し当て、支
持層1aおよび活性層1cそのものを接触させて電気的
に接続し、これにより、SOIウエハW82を得る。
【0049】なお、このSOIウエハW82の上下に
は、マス部11などを形成した後、それぞれ上下ガラス
キャップ2,3が重ねられ、これら上下ガラスキャップ
2,3を接地し、活性層1cに押し当てられる電極ピン
101に約600〜約1000Vの電圧を印加し、真空
中で、約350℃〜約450℃の温度下で、SOIウエ
ハW82に上下ガラスキャップ2,3が同時に陽極接合
される。
【0050】なお、上記各実施形態は、加速度センサウ
エハ(図1参照)に下ガラスキャップのみを陽極接合す
る構造のものにも適用できる。
【0051】また、上記各実施形態では、加速度センサ
ウエハを例に説明したが、上ガラス台座または下ガラス
台座のみを接合する圧力センサウエハにも適用できる。
例えば、図21に示すように、SOIウエハから、アル
ミの金属薄膜90などで支持層W901および活性層W
903が電気的に接続され、ダイヤフラムを有する圧力
センサウエハW90を形成し、この圧力センサウエハW
90の支持層W901側と、圧力導入孔300aが形成
された下ガラス台座300を陽極接合する際、下ガラス
台座300の底面を、接地されたヒート板100を介し
て接地し、圧力センサウエハW90のパターン側(活性
層W903がある側)に正極で数100V〜約1000
Vの電極ピン104を当接すれば、陽極接合が容易に行
える。なお、W902は中間酸化膜、W904はゲージ
抵抗である。
【0052】以上、SOIウエハを用いた加速度センサ
ウエハに対する上下ガラスキャップの陽極接合の回数が
1回で済むので、工程の簡素化および組立時間の短縮が
可能になる。これにより、コストの低減が図れる。
【0053】また、中間酸化膜の放電破壊を防止するよ
うな接合構成となっているため、接合品質が向上する。
【0054】さらに、組立工程(ウエハおよび上下ガラ
スキャップの陽極接合装置へのセッティングや搬送な
ど)が簡素化され、ハンドリングなどによる振動や衝撃
が加わる工程が少なくなり、カンチレバーの折れが減少
し、収率を向上できるという効果がある。つまり、カン
チレバー(ビーム)の折れ数は、ハンドリングの回数と
相関があり、陽極接合のセット回数を2回から1回に減
らすことで、カンチレバーの折れ数の減少が見込める。
【0055】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、重りとしてのマス部、弾性を有
するカンチレバー、およびこのカンチレバーを介して前
記マス部を支持する支持部を形成して成り、前記カンチ
レバー上に形成されたゲージ抵抗を有するセンサチップ
と、このセンサチップの両面の前記支持部側にそれぞれ
接合され過大な加速度が加わったときに前記マス部が一
定値以上変位しないように規制する第1および第2ガラ
スキャップとを備え、これら第1および第2ガラスキャ
ップ間の間隙におけるエアダンビングによりセンサとし
ての周波数特性を制御する機能を有し、前記ゲージ抵抗
を通じて加速度に比例した電圧を出力として取り出す加
速度センサを製造する方法であって、支持層、この支持
層上に積層された中間酸化膜、およびこの中間酸化膜上
に積層された活性層から成るSOIウエハを前記センサ
チップ形成用のウエハとして使用し、このウエハ外周に
露出された前記中間酸化膜を除去し、前記支持層および
活性層を、これらに対するスパッタまたは蒸着による金
属薄膜の成膜で、電気的に接続するので、中間酸化膜の
破壊防止が可能になる。また、センサチップ形成用のS
OIウエハへの第1および第2ガラスキャップの陽極接
合の回数低減が可能になり、工程の簡素化および組立時
間の短縮が可能になる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、前記活性層の一
部を異方性エッチングにより除去し、続いて中間酸化膜
をエッチングなどで除去し、前記支持層および活性層を
電気的に接続するように、スパッタまたは蒸着により金
属薄膜を成膜するので、中間酸化膜の破壊防止が可能に
なる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、異方性エッチン
グにより前記マス部を形成し、このマス部の周囲に形成
された貫通溝のエッチング斜面に対して、前記活性層側
の面から、前記支持層および活性層を電気的に接続する
ように、スパッタまたは蒸着により金属薄膜を成膜する
ので、中間酸化膜の破壊防止が可能になる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、異方性エッチン
グにより前記マス部を形成し、このマス部の周囲に形成
された貫通溝のエッチング斜面に対して、前記支持層側
の面から、前記支持層および活性層を電気的に接続する
ように、スパッタまたは蒸着により金属薄膜を成膜する
ので、中間酸化膜の破壊防止が可能になる。
【0059】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、前記SOIウエ
ハの活性層および中間酸化膜の一部を除去し、これによ
り露出した前記支持層の部分と、前記第1および第2ガ
ラスキャップの一方の一の面とを陽極接合することで、
前記第1および第2ガラスキャップの一方を前記SOI
ウエハの活性層側に接合するので、中間酸化膜の破壊を
防止しつつ第1および第2ガラスキャップの一方をSO
Iウエハの活性層側に接合することができる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、前記SOIウエ
ハの活性層側から、切刃が尖ったダイシング用ブレード
により、前記支持層の一部に到達するV形の溝を形成
し、このV形の溝の切削斜面を、スパッタまたは蒸着に
よる金属薄膜で被覆して、前記支持層および活性層を電
気的に接続するので、中間酸化膜の破壊防止が可能にな
る。
【0061】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、前記SOIウエ
ハの外周を傾斜させて研磨し、この研磨面と活性層の一
部に、アルミ、ニッケル、チタン、金、クロム、銀など
の金属薄膜をスパッタにより形成し、このスパッタによ
って形成したメタライズ層で前記支持層および活性層を
電気的に接続するので、中間酸化膜の破壊防止が可能に
なる。
【0062】請求項8記載の発明によれば、請求項1記
載の加速度センサの製造方法において、前記SOIウエ
ハの外周に露出した中間酸化膜とその外周近傍における
前記支持層および活性層間の中間酸化膜とをエッチング
により除去し、前記第1および第2ガラスキャップの少
なくとも一方を陽極接合で接合する際、前記SOIウエ
ハ外周の中間酸化膜が除去された上方にある活性層に正
極の電圧印加ピンを当接し、前記支持層および活性層そ
のものを互いに接触させることにより、前記支持層およ
び活性層を電気的に接続するので、中間酸化膜の破壊を
防止しつつ第1および第2ガラスキャップの少なくとも
一方をSOIウエハに陽極接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加速度センサの製造方法に係る第1実
施形態の説明図である。
【図2】本発明の加速度センサの製造方法に係る第1実
施形態の説明図である。
【図3】本発明の加速度センサの製造方法に係る第1実
施形態の説明図である。
【図4】本発明の加速度センサの製造方法に係る第1実
施形態の説明図である。
【図5】第1実施形態の加速度センサの製造方法により
得られる加速度センサチップの断面構造図である。
【図6】本発明の加速度センサの製造方法に係る第2実
施形態の説明図である。
【図7】本発明の加速度センサの製造方法に係る第2実
施形態の説明図である。
【図8】本発明の加速度センサの製造方法に係る第2実
施形態の説明図である。
【図9】本発明の加速度センサの製造方法に係る第3実
施形態の説明図である。
【図10】本発明の加速度センサの製造方法に係る第4
実施形態の説明図である。
【図11】本発明の加速度センサの製造方法に係る第5
実施形態の説明図である。
【図12】本発明の加速度センサの製造方法に係る第6
実施形態の説明図である。
【図13】本発明の加速度センサの製造方法に係る第6
実施形態の説明図である。
【図14】本発明の加速度センサの製造方法に係る第6
実施形態の説明図である。
【図15】本発明の加速度センサの製造方法に係る第7
実施形態の説明図である。
【図16】本発明の加速度センサの製造方法に係る第7
実施形態の説明図である。
【図17】本発明の加速度センサの製造方法に係る第7
実施形態の説明図である。
【図18】本発明の加速度センサの製造方法に係る第8
実施形態の説明図である。
【図19】本発明の加速度センサの製造方法に係る第8
実施形態の説明図である。
【図20】本発明の加速度センサの製造方法に係る第8
実施形態の説明図である。
【図21】本発明の圧力センサウエハへの適用例の説明
図である。
【図22】従来の半導体加速度センサの一例を示す構成
図である。
【図23】従来の半導体加速度センサの一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
10 金属薄膜 1 センサチップ 1a 支持層 1b 中間酸化膜 1c 活性層 11 マス部 12 カンチレバー 13 支持部 14 ゲージ抵抗 2 上ガラスキャップ 21 凹部 3 下ガラスキャップ 31 凹部 W10 SOIウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 拓郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 片岡 万士 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 上 浩則 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西條 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 斉藤 誠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4M112 AA02 BA01 CA23 CA31 CA33 DA02 DA08 DA09 DA18 EA02 EA13 GA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重りとしてのマス部、弾性を有するカン
    チレバー、およびこのカンチレバーを介して前記マス部
    を支持する支持部を形成して成り、前記カンチレバー上
    に形成されたゲージ抵抗を有するセンサチップと、この
    センサチップの両面の前記支持部側にそれぞれ接合され
    過大な加速度が加わったときに前記マス部が一定値以上
    変位しないように規制する第1および第2ガラスキャッ
    プとを備え、これら第1および第2ガラスキャップ間の
    間隙におけるエアダンビングによりセンサとしての周波
    数特性を制御する機能を有し、前記ゲージ抵抗を通じて
    加速度に比例した電圧を出力として取り出す加速度セン
    サを製造する方法であって、 支持層、この支持層上に積層された中間酸化膜、および
    この中間酸化膜上に積層された活性層から成るSOIウ
    エハを前記センサチップ形成用のウエハとして使用し、
    このウエハ外周に露出された前記中間酸化膜を除去し、
    前記支持層および活性層を、これらに対するスパッタま
    たは蒸着による金属薄膜の成膜で、電気的に接続する加
    速度センサの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、前記活性層の一部を異方性エッチングにより
    除去し、続いて中間酸化膜をエッチングなどで除去し、
    前記支持層および活性層を電気的に接続するように、ス
    パッタまたは蒸着により金属薄膜を成膜する加速度セン
    サの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、異方性エッチングにより前記マス部を形成
    し、このマス部の周囲に形成された貫通溝のエッチング
    斜面に対して、前記活性層側の面から、前記支持層およ
    び活性層を電気的に接続するように、スパッタまたは蒸
    着により金属薄膜を成膜する加速度センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、異方性エッチングにより前記マス部を形成
    し、このマス部の周囲に形成された貫通溝のエッチング
    斜面に対して、前記支持層側の面から、前記支持層およ
    び活性層を電気的に接続するように、スパッタまたは蒸
    着により金属薄膜を成膜する加速度センサの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、前記SOIウエハの活性層および中間酸化膜
    の一部を除去し、これにより露出した前記支持層の部分
    と、前記第1および第2ガラスキャップの一方の一の面
    とを陽極接合することで、前記第1および第2ガラスキ
    ャップの一方を前記SOIウエハの活性層側に接合する
    加速度センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、前記SOIウエハの活性層側から、切刃が尖
    ったダイシング用ブレードにより、前記支持層の一部に
    到達するV形の溝を形成し、このV形の溝の切削斜面
    を、スパッタまたは蒸着による金属薄膜で被覆して、前
    記支持層および活性層を電気的に接続する加速度センサ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、前記SOIウエハの外周を傾斜させて研磨
    し、この研磨面と活性層の一部に、アルミ、ニッケル、
    チタン、金、クロム、銀などの金属薄膜をスパッタによ
    り形成し、このスパッタによって形成したメタライズ層
    で前記支持層および活性層を電気的に接続する加速度セ
    ンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の加速度センサの製造方法
    において、前記SOIウエハの外周に露出した中間酸化
    膜とその外周近傍における前記支持層および活性層間の
    中間酸化膜とをエッチングにより除去し、前記第1およ
    び第2ガラスキャップの少なくとも一方を陽極接合で接
    合する際、前記SOIウエハ外周の中間酸化膜が除去さ
    れた上方にある活性層に正極の電圧印加ピンを当接し、
    前記支持層および活性層そのものを互いに接触させるこ
    とにより、前記支持層および活性層を電気的に接続する
    加速度センサの製造方法。
JP36492499A 1999-12-22 1999-12-22 加速度センサの製造方法 Expired - Fee Related JP3578028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36492499A JP3578028B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 加速度センサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36492499A JP3578028B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 加速度センサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001185737A true JP2001185737A (ja) 2001-07-06
JP3578028B2 JP3578028B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=18482998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36492499A Expired - Fee Related JP3578028B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 加速度センサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3578028B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6892577B2 (en) 2003-02-26 2005-05-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Acceleration sensor formed on surface of semiconductor substrate
JP2008047914A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Memsic Inc 低アスペクト比のウエハ貫通ホールを使用したウエハレベルのパッケージング方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6892577B2 (en) 2003-02-26 2005-05-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Acceleration sensor formed on surface of semiconductor substrate
DE10351608B4 (de) * 2003-02-26 2008-07-10 Mitsubishi Denki K.K. Beschleunigungssensor
JP2008047914A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Memsic Inc 低アスペクト比のウエハ貫通ホールを使用したウエハレベルのパッケージング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3578028B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0623782B2 (ja) 静電容量式加速度センサ及び半導体圧力センサ
JP2005201818A (ja) 圧力センサ
US7527997B2 (en) MEMS structure with anodically bonded silicon-on-insulator substrate
US20130313663A1 (en) Capacitive electromechanical transducer
JP4355273B2 (ja) 静電容量型センサ及びその製造方法
JP2000155030A (ja) 角速度センサの製造方法
US6718824B2 (en) Semiconductor dynamic quantity detecting sensor and manufacturing method of the same
WO2012108283A2 (en) Method of manufacturing capacitive electromechanical transducer
JPH11135804A (ja) 半導体加速度センサ及びその製造方法
US20200171544A1 (en) High Frequency Ultrasonic Transducer and Method of Fabrication
JP2001185737A (ja) 加速度センサの製造方法
JP2001332746A (ja) 半導体圧力センサの製造方法
JP2000022168A (ja) 半導体加速度センサ及びその製造方法
JP2003194851A (ja) コンタクトプローブ構造体およびその製造方法
JP3427616B2 (ja) 静電容量型センサ及びその製造方法
JPH11186566A (ja) 微小装置の製造方法
JP3435647B2 (ja) 振動型半導体センサの製造方法
JP2713241B2 (ja) 加速度センサおよびその製造方法
JPH08279444A (ja) 微小構造体およびその製造方法
JP2007057348A (ja) 圧力センサおよび圧力センサの製造方法
JPH049770A (ja) 半導体感歪センサ
JPH06221945A (ja) 半導体圧力センサおよびその製造方法
JP2012150029A (ja) 振動式トランスデューサおよび振動式トランスデューサの製造方法
JPH0954114A (ja) 加速度センサ
JP2007093234A (ja) 圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees