JP2001184954A - ツイストペア電線の配索構造 - Google Patents
ツイストペア電線の配索構造Info
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Abstract
の平行配索時におけるノイズ遮蔽性能高める。 【解決手段】 複数組の各ツイストペア電線の縒りピッ
チが同一で、縒り合わせて形成された谷部間の寸法およ
び山部間の寸法が同一であるが、各電線端末が上記コネ
クタと接続された平行配索状態において、少なくとも隣
接して平行配索される2組のツイストペア電線の位相が
ずらされ、一方のツイストペア電線の山部の位置に他方
のツイストペア電線の谷部が位置する構成としている。
Description
配索構造に関し、特に、自動車用ワイヤハーネスとして
用いる複数組のツイストペア電線を同一コネクタに平行
配索する場合にノイズ遮蔽効果を高めるものである。
するために、2本の電線を縒り合わせ治具で所定ピッチ
で縒り合わせて形成されたツイストペア電線が用いられ
ている。例えば、自動車に搭載されるスピーカーと接続
される電線はノイズを遮断する必要があるため、電源と
スピーカーとを接続する電線と、スピーカーとアースと
を接続する電線とからなる一対のペア電線を縒り合わせ
てツイストペア電線としている。
サーを接続する電線、ラジオとスピーカを接続する電
線、BSチューナーとスピーカーを接続する電線等、ノ
イズ遮断が必要となる電線が多数配索されている。これ
らノイズ遮断が必要な電線は、2本の電線を縒り合わせ
たツイストペア電線として複数組形成し、図6に示すよ
うに、これら複数組のツイストペア電線W1(W1a,
W1b)、W2(W2a、W2b)、W3(W3a、W
3b)・・・の端子Tを同一コネクタCに挿入して平行
配線する場合がある。
ペア電線W1、W2、W3・・・の縒りピッチが同一の
場合、平行配線される隣接するツイストペア電線の位相
が一致した場合、即ち、ツイストペア電線W1の山部A
1とツイストペア電線W2の山部A2が一致すると共
に、ツイストペア電線W1の谷部B1とツイストペア電
線W2の谷部B2の位置がそれぞれ一致した場合、それ
ぞれのツイストペア電線におけるノイズ遮蔽効果が大幅
に減少する。
たもので、複数組のツイストペア電線が同一コネクタに
接続されて平行配索される場合において、各ツイストペ
ア電線のノイズ遮蔽効果を減退させることなく維持する
ことを課題としている。
め、本発明は、2本の電線を縒り合わせたツイストペア
電線が2組以上あり、これら複数組の各電線端末に取り
付けた端子を同一のコネクタに接続し、複数組のツイス
トペア電線が平行配索されるものにおいて、上記複数組
の各ツイストペア電線の縒りピッチを同一として、縒り
合わせて形成された谷部頂点間の寸法および山部頂点間
の寸法を同一としているが、各電線端末が上記コネクタ
と接続された平行配索状態において、少なくとも隣接し
て平行配索される2組のツイストペア電線の位相がずら
され、一方のツイストペア電線の山部の位置に他方のツ
イストペア電線の谷部が位置する構成としているツイス
トペア電線の配索構造を提供している。
た複数組のツイストペア電線であっても、少なくとも隣
接して平行配索される2組のツイストペア電線の位相を
ずらし、互いの山部と山部、谷部と谷部の位置を一致さ
せないことにより、各ツイストペア電線のノイズ遮蔽効
果を維持することができる。なお、ツイストペア電線を
3組以上平行配索する場合、両側のツイストペア電線
は、その間に一組のツイストペア電線を介在させるため
に距離が離れるため、これら両側のツイストペア電線の
位相が一致してもノイズ遮蔽効果を維持することができ
る。よって、少なくとも相隣接するツイストペア電線間
で位相をずらせばよい。
せたツイストペア電線が2組以上あり、これら複数組の
各電線端末に取り付けた端子を同一のコネクタに接続
し、複数組のツイストペア電線が平行配索されるものに
おいて、上記複数組の各ツイストペア電線の縒りピッチ
を相異させ、縒り合わせて形成された谷部間の寸法およ
び山部間の寸法を各組で相異させ、各電線端末が上記コ
ネクタと接続された平行配索状態において、隣接する一
方のツイストペア電線の山部の位置に他方のツイストペ
ア電線の谷部が位置する構成としているツイストペア電
線の配索構造を提供している。
行配索される各ツイストペア電線の縒りピッチを相異さ
せると、隣接するツイストペア電線の山部同士および谷
部同士の位置がずれ一致しないため、隣接するツイスト
ペア電線間のノイズ遮蔽効果を維持することができる。
線をテープ巻きして、各ツイストペア電線の縒り合わせ
状態を固定し、隣接するツイストペア電線の山部同士あ
るいは谷部同士が一致しないように保持することが好ま
しい。テープ巻きに代えて締結バンドを用いてもよい。
参照して説明する。図1及び図2は本発明に係る第1実
施形態を示し、一つのコネクタCに3組のツイストペア
電線W1、W2、W3を接続し、ツイストペア電線W2
が中間に位置するように平行配索している。
が接続されたペア電線W1aとW1bからなり、縒り合
わせ治具(図示せず)で端子Tに近接した位置までピッ
チP1で縒り合わせて形成している。ツイストペア電線
W2、W3もそれぞれ同様にペア電線W2aとW2b、
W3aとW3bを上記ツイストペア電線W1のピッチP
1と同一ピッチで縒り合わせて形成している。本実施形
態ではピッチP1を60mmとしている。
線端末の端子TをコネクタCに挿入する前に、中間位置
に配置するツイストペア電線W2を1/3ピッチ、ツイ
ストペア電線W3を2/3ピッチ、それぞれ縒り合わせ
方向と反対方向に戻して縒り合わせを解除している。即
ち、ツイストペア電線W1では端子Tから最初の谷部
(クロス点)までの距離X1を20mm、ツイストペア
電線W2では距離X2を40mm、ツイストペア電線W
3では距離X3を60mmとしている。
1とW2、W2とW3との端子Tからの距離を相異させ
ると、先端の端子Tの位置を同一位置とすると、同一縒
りピッチで縒り合わされたツイストペア電線W1、W
2、W3の位相が1/3ピッチづつずれることとなる。
この位相がずれた状態を確実に保持するため、テープ1
をこれらツイストペア電線W1〜W3に巻き付けて、コ
ネクタCに端子Tを挿入係止している。
される3組のツイストペア電線W1、W2,W3は、ツ
イストペア電線W1の山部A1、ツイストペアW2の山
部A2、ツイストペア電線W3の山部A3の位置が全て
ずれ、同じく、それぞれの谷部B1、B2、B3の位置
もずれ、隣接するツイストペア電線間ではもちろん、い
ずれのツイストペア電線間においても山部同士、谷部同
士の位置が一致せず、いずれの山部にも他の2本のツイ
ストペア電線の谷部が位置するようになる。
位相をずらせることによりノイズ遮蔽効果を維持するこ
とができる。
で縒り合わされるツイストペア電線W1,W2、W3の
縒りピッチP1を30mmに設定し、3組のツイストペ
ア電線のうち中間位置に配置されるツイストペア電線W
2の位相を他のツイストペア電線W1、W3の位相と半
ピッチだけずらしている。本実施形態は、縒りピッチが
小さいために、3組のツイストペア電線の位相を1/3
ピッチずつ全てずらすことが困難な場合に適したもので
ある。この場合、ツイストペア電線W1とW3との位相
は一致するが、ツイストペア電線W2を挟んで距離が離
れており、かつ、隣接するツイストペア電線間では位相
がずれているため、ノイズ遮蔽効果が維持できることが
できる。
タCに2組のツイストペア電線W1’とW2’の端子を
挿入して平行配索するものである。
W1a’とW1b’を縒り合わせて形成しており、その
縒りピッチP2を30mmに設定している。一方のツイ
ストペア電線W2’は、ペア電線W2a’とW2b’と
を縒り合わせて形成しており、その縒りピッチP3を4
5mmに設定している。なお、端子Tを接続する端末側
の縒り戻し距離X1’は30mm、距離X2’は35m
mとしている。
W2’の縒りピッチを相異させることにより、一方の山
部A1’と他方の山部A2’、一方の谷部B1’と他方
の谷部B2’の位置が一致せず、しかも、本実施形態で
はツイストペア電線W1’とW2’の位相を5mmずら
していることにより、山部同士、谷部同士が周期的に一
致することもなく、常に一方の山部に他方の谷部が位置
するため、ノイズ遮蔽性能を維持することができる。
電線W1’とW2’の位相のずれを確保するため、テー
プ1を巻きつけて固定している。
し、テープによる固定方法に代えて締結バンド2を用い
ている。この場合は、ツイストペア電線W1’の山部A
1’において電線W1a’とW1b’とで形成される穴
a1’に締結バンド2のバンド部2aを挿通し、該バン
ド部2aをツイストペア電線W2’の谷部B2’の外周
に巻き付けた後に締結バンド2の締付部2bに通して締
めつけている。このように締結バンド2を取り付ける
と、ツイストペア電線W1’とW2’との相対的位置関
係を固定することができる。
によれば、複数組のツイストペア電線を同一のコネクタ
に接続して平行配索する場合、隣接するツイストペア電
線が同一縒りピッチであれば位相をずらし、あるいは縒
りピッチを相異させることにより位相をずらし、隣接す
るツイストペア電線間で山部同士の位置、谷部同士の位
置を一致させず、一方の山部に他方の谷部を位置させて
いるため、ツイストペア電線のノイズ遮蔽性能を減退さ
せることなく維持することができる。
テープ巻き、あるいはバンド止め等で固定すると、隣接
するツイストペア電線の位相のずれを固定することがで
きる。
ある。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 2本の電線を縒り合わせたツイストペア
電線が2組以上あり、これら複数組の各電線端末に取り
付けた端子を同一のコネクタに接続し、複数組のツイス
トペア電線が平行配索されるものにおいて、 上記複数組の各ツイストペア電線の縒りピッチが同一で
あり、各電線端末が上記コネクタと接続された平行配索
状態において、少なくとも隣接して平行配索される2組
のツイストペア電線の位相がずらされ、一方のツイスト
ペア電線の山部の位置に他方のツイストペア電線の谷部
が位置する構成としているツイストペア電線の配索構
造。 - 【請求項2】 2本の電線を縒り合わせたツイストペア
電線が2組以上あり、これら複数組の各電線端末に取り
付けた端子を同一のコネクタに接続し、複数組のツイス
トペア電線が平行配索されるものにおいて、 上記複数組の各ツイストペア電線の縒りピッチを相異さ
せ、各電線端末が上記コネクタと接続された平行配索状
態において、隣接する一方のツイストペア電線の山部の
位置に他方のツイストペア電線の谷部が位置する構成と
しているツイストペア電線の配索構造。 - 【請求項3】 上記平行配索する複数組のツイストペア
電線をテープ巻きして、各ツイストペア電線の縒り合わ
せ状態を固定し、隣接するツイストペア電線の山部同士
あるいは谷部同士が一致しないように保持している請求
項1または請求項2に記載のツイストペア電線の配索構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36671499A JP2001184954A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | ツイストペア電線の配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36671499A JP2001184954A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | ツイストペア電線の配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001184954A true JP2001184954A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18487482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36671499A Pending JP2001184954A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | ツイストペア電線の配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001184954A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313086A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ機 |
US7345243B2 (en) | 2004-12-17 | 2008-03-18 | Panduit Corp. | Communication cable with variable lay length |
JP2015038838A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス |
US10079445B2 (en) | 2015-01-13 | 2018-09-18 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Electrical connector for a twisted pair cable |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36671499A patent/JP2001184954A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7345243B2 (en) | 2004-12-17 | 2008-03-18 | Panduit Corp. | Communication cable with variable lay length |
US8253023B2 (en) | 2004-12-17 | 2012-08-28 | Panduit Corp. | Communication cable with variable lay length |
US9029706B2 (en) | 2004-12-17 | 2015-05-12 | Panduit Corp. | Communication cable with variable lay length |
JP2007313086A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ機 |
JP2015038838A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス |
US10079445B2 (en) | 2015-01-13 | 2018-09-18 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Electrical connector for a twisted pair cable |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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