JP2001183892A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001183892A
JP2001183892A JP36422399A JP36422399A JP2001183892A JP 2001183892 A JP2001183892 A JP 2001183892A JP 36422399 A JP36422399 A JP 36422399A JP 36422399 A JP36422399 A JP 36422399A JP 2001183892 A JP2001183892 A JP 2001183892A
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彰 沢田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要なトナーの画像形成領域内への入り込み
を防止して、それに伴う地汚れ等が発生しないようにす
る。 【解決手段】 感光体ドラム1の回転方向に直交してそ
の感光体ドラム1の表面に沿う矢印Jで示す直交方向の
感光体幅をA、帯電ローラ9と感光体ドラム1とが接す
る部分の上記直交方向の接触幅をB、両側のサイドシー
ル19と19の内端間寸法をC、帯電ローラクリーニン
グ部材22と帯電ローラ9とが接する部分の上記直交方
向の接触幅をDとしたとき、次式の関係が成り立つよう
に、各部品の寸法関係を設定する。A>B>C>D。そ
れにより、感光体ドラム1の画像形成領域の外側に付着
した漏れトナーTmが帯電ローラ9に転移しても、それ
を帯電ローラクリーニング部材22が画像形成領域内に
塗り広げることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯電ローラを用
いて感光体を帯電し、そこに画像を形成する複写機,プ
リンタ,ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真方式の画像形成装置であ
る複写機やファクシミリでは、感光体と現像装置と帯電
装置等を一体のケースの内に納めて作像ユニットを構成
することにより、画像形成装置全体として小型化を図る
ようにしたものが多くなってきている。この種の作像ユ
ニットでは、帯電装置の帯電部材に帯電ローラを使用し
ているものが多い。その帯電ローラを使用した帯電装置
では、帯電ローラを感光体に圧接させた状態で、その帯
電ローラに電圧を印加することにより感光体を均一に帯
電させている。
【0003】このような、帯電ローラを感光体に圧接さ
せた状態で帯電を行う帯電装置では、画像の転写後に感
光体の表面に残った残留トナーにより帯電ローラの表面
が汚れやすい。そのため、この種の帯電装置には、スポ
ンジ等の帯電ローラクリーニング部材を帯電ローラに適
当量だけ食い込ませるように接触させ、帯電ローラの回
転時にその表面が帯電ローラクリーニング部材によって
摺接されることにより、帯電ローラの表面に付着したト
ナー等の付着物が除去されるようにしている。
【0004】その帯電ローラをクリーニングする帯電ロ
ーラクリーニング部材(パッド)は、帯電ローラの表面
に対して接離可能なものと、常に接した状態のままにな
る常接タイプのものとがある。その帯電ローラクリーニ
ング部材を接離可能にしたものは、帯電ローラクリーニ
ング部材の帯電ローラに対する接触時間の低減を目的と
している。
【0005】すなわち、帯電ローラの表面に付着したト
ナー等は、そこに摺接する帯電ローラクリーニング部材
によりクリーニングされて、その帯電ローラクリーニン
グ部材側に移行するが、次第にその帯電ローラクリーニ
ング部材上に移行したトナー等(汚れ)の量が増してい
って、その量が一定量を超えると、今度はその汚れであ
るトナー等が逆に帯電ローラ側に移行するようになる。
【0006】そして、そのトナー等は、帯電ローラクリ
ーニング部材により擦られた際の摩擦熱により、帯電ロ
ーラに固着しやすいため、そのようになった場合には耐
久性が低下してしまうということがあった。そこで、帯
電ローラクリーニング部材を帯電ローラの表面に対して
接離可能にし、その帯電ローラクリーニング部材を必要
なときだけ帯電ローラの表面に接触させるようにしてそ
れらの接触時間を低減すれば、耐久寿命を延ばすことが
できる。一方、電子写真方式の画像形成装置では、感光
体の表面の画像形成領域外に付着したトナーが、その内
側の画像形成領域内に入り込まないようにするため、感
光体の表面の両端部に対のサイドシールをそれぞれ接触
させたりしている(例えば特開平7−325527号公
報等を参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年画
像形成装置に求められる装置全体の小型化により、上述
した作像ユニットは、その幅が使用する用紙幅に限りな
く近づく傾向にある。そのため、感光体の表面の画像形
成領域外に付着したトナーが画像形成領域内に入り込む
のを防止するために設ける対のサイドシールも、次第に
内側(感光体の中央側)に追いやられる傾向にある。
【0008】そして、そのサイドシールが接触した感光
体の部位は、摺接による削れで傷付きやすく、その傷付
いた部分は感光体の表面に摺接してクリーニングするク
リーニングブレードと密着しなくなるためクリーニング
不良となる。その部分からトナーが漏れると、そのトナ
ーは感光体の移動(回転)により帯電ローラの位置に達
すると、それが帯電ローラの表面に付着する。さらに、
その帯電ローラに付着したトナーは、帯電ローラの表面
に摺接する帯電ローラクリーニング部材により取り除か
れるが、前述したようにその帯電ローラクリーニング部
材側に移行したトナーの量が一定量を超えると、その汚
れとなるトナーが再び帯電ローラに再付着する。
【0009】そして、そのトナー等の汚れが、帯電ロー
ラに対する帯電ローラクリーニング部材の摺接により、
次第に帯電ローラの長手方向に均されて塗り広げられ、
感光体の中央寄りの画像形成領域内に入り込んでいくよ
うになる。このようになると、その画像形成領域内に入
り込んだトナーが放電を阻止するようになるため、ネガ
ポジ現像方式のものでは地汚れの原因になってしまうと
いう問題点があった。
【0010】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、不要なトナーの画像形成領域内への入り
込みを防止して、それに伴う地汚れ等が発生しないよう
にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、回転する感光体と、その感光体に常時圧
接した状態で回転しながらその感光体を帯電する帯電ロ
ーラと、その帯電ローラに常時圧接してその帯電ローラ
の表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材
と、帯電された感光体に潜像を形成する光書き込み装置
と、その感光体上に形成された潜像を顕像化する現像装
置とを備えた画像形成装置を、次のように構成する。
【0012】すなわち、上記感光体の表面の画像形成領
域外に付着したトナーが画像形成領域内に入り込むのを
防止する対のサイドシールをその感光体の両端部にそれ
ぞれ接触させて設け、上記感光体の回転方向に直交して
その感光体の表面に沿う直交方向の感光体幅をA、帯電
ローラと感光体とが接する部分の上記直交方向の接触幅
をB、上記対のサイドシールの内端間寸法をC、上記帯
電ローラクリーニング部材と帯電ローラとが接する部分
の上記直交方向の接触幅をDとしたとき、次式の関係が
成り立つように画像形成装置を構成する。 A>B>C>D上記対のサイドシールは、現像装置の現
像スリーブの両端部にそれぞれ取り付けられて感光体の
両端部にそれぞれ接触する対の現像サイドシールにする
とよい。
【0013】また、同様な感光体と、帯電ローラと、そ
の帯電ローラに常時圧接してその帯電ローラの回転方向
に直交してその帯電ローラの表面に沿う直交方向に往復
移動して上記帯電ローラの表面をクリーニングする帯電
ローラクリーニング部材と、光書き込み装置と、現像装
置とを備えた画像形成装置を、次のように構成する。
【0014】すなわち、上記感光体の表面の画像形成領
域外に付着したトナーが画像形成領域内に入り込むのを
防止する対のサイドシールをその感光体の両端部にそれ
ぞれ接触させて設け、感光体の回転方向に直交してその
感光体の表面に沿う直交方向の感光体幅をA、帯電ロー
ラと感光体とが接する部分の上記直交方向の接触幅を
B、上記対のサイドシールの内端間寸法をC、上記帯電
ローラクリーニング部材が往復移動した際にその帯電ロ
ーラクリーニング部材と帯電ローラとが接する上記直交
方向の最大接触幅をEとしたとき、次式の関係が成り立
つように画像形成装置を構成する。 A>B>C>E
【0015】上記画像形成装置において、上記対のサイ
ドシールは複数組設けられ、その中で最も小さな内端間
寸法を有する対のサイドシールの内端間寸法を上記関係
式内のCとするとよい。また、上記帯電ローラクリーニ
ング部材は、スポンジにするとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
である画像形成装置の作像部に設けられている各部の幅
方向の寸法関係を説明するための正面図、図2は同じく
その画像形成装置の作像部を示す概略図である。
【0017】図2に示す画像形成装置は、作像部に矢示
A方向に回転する感光体ドラム1と、帯電装置2を構成
する一部品であり、感光体ドラム1に常時圧接した状態
で矢示B方向に従動回転しながらその感光体ドラム1の
表面を一様に帯電する帯電ローラ9と、その帯電ローラ
9に常時圧接してその帯電ローラ9の表面をクリーニン
グする帯電ローラクリーニング部材22と、帯電された
感光体ドラム1にレーザ光Lを照射して潜像を形成する
光書き込み装置3と、その感光体ドラム1上に形成され
た潜像をトナーによりトナー像(顕像)とする現像装置
4とを備えている。
【0018】また、この画像形成装置は、その作像部
に、感光体ドラム1上のトナー像を転写紙に転写する転
写ベルト5と、感光体ドラム1上の残留トナーを除去す
るクリーニング装置6と、感光体ドラム1上の残電荷を
除電する除電ランプ7も設けている。
【0019】帯電装置2の帯電ローラ9は、金属性の芯
金12の両端部を除く外周に、吸湿性が小さく、抵抗値
が安定している導電性ゴム13を形成したものであり
(その外側にさらに表層を形成するようにしてもよ
い)、その導電性ゴム13の表面を感光体ドラム1の表
面に常時圧接させて従動回転可能な状態にあり、芯金1
2に図示しない電源から高電圧が印加されることによっ
て感光体ドラム1の表面を一様に帯電する。
【0020】その帯電ローラ9の表面には、帯電ローラ
クリーニング部材22が常時圧接した状態にあり、その
帯電ローラクリーニング部材22は、例えばスポンジ等
の発泡体で形成されていて、それが図示しないクリーニ
ングパッド保持部材に、例えば両面テープ等の接着剤で
貼り付けてある。
【0021】したがって、帯電ローラ9は、感光体ドラ
ム1の表面に接触し続けて従動回転することにより感光
体ドラム1側から微少なトナーや紙粉等が転移すること
によって表面が汚れて帯電ムラを起こしやすいが、その
表面を帯電ローラクリーニング部材22がクリーニング
して、その表面に付着した微少なトナーや紙粉等を取り
除くので、帯電ローラ9が汚れた場合に生じる帯電ムラ
を防止することができる。帯電ローラ9は、導電性ゴム
13の部分をゴム成形により形成し、その成形後の最終
工程で研削及び研磨工程を行なって所望の真直度及び所
定の表面粗さにしている。
【0022】現像装置4は、現像スリーブ10を備えて
おり、その現像スリーブ10は両端部の画像形成領域外
となる部分に、図1に示すように対のサイドシール1
9,19をそれぞれ取り付けている。その対のサイドシ
ール19,19は、例えばポリウレタンのフィルムで形
成したものであり、感光体ドラム1の表面の画像形成領
域外に付着したトナーが画像形成領域内に入り込むのを
防止する働きをする。そして、その現像スリーブ10
が、対のサイドシール19,19の部分で、感光体ドラ
ム1の表面にそれぞれ接触している。
【0023】この画像形成装置は、感光体ドラム1の回
転方向に直交してその感光体ドラム1の表面に沿う図1
に矢印Jで示す直交方向の感光体幅をA、帯電ローラ9
と感光体ドラム1とが接する部分の上記直交方向の接触
幅をB、両側のサイドシール19と19の内端間寸法を
C、帯電ローラクリーニング部材22と帯電ローラ9と
が接する部分の上記直交方向の接触幅をDとしたとき、
次式の関係が成り立つように、各部品の寸法関係を設定
している。 A>B>C>D
【0024】この画像形成装置は、作像動作を開始する
と、図2に示した感光体ドラム1が矢示A方向に回転を
開始する。そして、その感光体ドラム1の表面が除電ラ
ンプ7から照射される除電光により除電され、その部分
の表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均化され
る。次に、感光体ドラム1の表面に接した状態で従動回
転する帯電ローラ9に電圧が印加されることにより感光
体ドラム1が帯電され、その感光体ドラム1の表面電位
が−1000V前後になる。
【0025】その感光体ドラム1の帯電面には、光書き
込み装置3からレーザ光Lが照射され、そのレーザ光L
が照射されることにより画像となる部分の表面電位が0
〜−200Vとなる。したがって、現像装置4の現像ス
リーブ10上のトナーがその画像となる部分に付着す
る。このようにして、感光体ドラム1上に形成されたト
ナー像は、感光体ドラム1が矢示A方向に回転すること
により、感光体ドラム1と転写ベルト5とが接する転写
位置に向けて移動する。
【0026】一方、図示しない給紙部から転写紙が給紙
され、その転写紙はレジストローラ対8により、転写紙
の先端部が感光体ドラム1上に形成されているトナー像
の先端部と一致するタイミングで搬送され、その紙面に
感光体ドラム1上のトナー像が転写される。そして、そ
の転写紙は図示しない定着部へ搬送されて、熱と加圧力
が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その
後で排紙トレイ等に排出される。
【0027】その後、感光体ドラム1上に残った残留ト
ナーと若干の紙粉は、クリーニング装置6のクリーニン
グブレード11により掻き落とされて回収され、その感
光体ドラム1の表面は除電ランプ7により除電される。
したがって、トナーのない初期状態となる。それ以降、
上述した作像プロセスが繰り返される。
【0028】この一連の画像形成プロセスが実行される
と、仮に図5に示すように、帯電ローラ9と感光体ドラ
ム1との接触幅Bが現像装置4の現像スリーブ10の両
端部に取り付けている対のサイドシール19と19の内
端間寸法Cよりも大きくて、その内端間寸法Cよりも帯
電ローラクリーニング部材22の帯電ローラ9との接触
幅D(この場合Bと同じ)が大きかった場合には、感光
体ドラム1の画像形成領域の外側に付着した漏れトナー
Tm(図5に点描で示す領域に付着)が帯電ローラ9の
両端部に転移する。
【0029】そして、その帯電ローラ9の両端部の表面
に付着したトナーTmは、帯電ローラ9の回転中にそこ
に摺接する帯電ローラクリーニング部材22により均さ
れ、中央寄りの画像形成領域内に塗り広げられるように
なる。したがって、その画像形成領域内に入り込んだト
ナーTmにより、帯電不良が発生して地肌汚れになった
りする。
【0030】しかしながら、この実施の形態による画像
形成装置では、図1で説明したように感光体幅Aと、帯
電ローラ9と感光体ドラム1との接触幅Bと、対のサイ
ドシール19と19の内端間寸法Cと、帯電ローラクリ
ーニング部材22と帯電ローラ9との接触幅Dとの関係
が、A>B>C>Dになるようにしているので、感光体
ドラム1の画像形成領域の外側(ドラム傷部)に付着し
た漏れトナーTmが、画像形成領域内に塗り広げられて
しまうようなことがない。
【0031】すなわち、この実施の形態では、帯電ロー
ラクリーニング部材22が帯電ローラ9の表面に接する
接触幅Dを、対のサイドシール19と19の内端間寸法
Cよりも小さくしているので、感光体ドラム1の画像形
成領域の外側に付着した漏れトナーTmが、その幅方向
の位置(矢印Jで示す直交方向の位置)で帯電ローラ9
に転移しても、その帯電ローラ9上に付着した漏れトナ
ーTmには帯電ローラクリーニング部材22が接触しな
い。
【0032】したがって、その漏れトナーTmを、帯電
ローラクリーニング部材22が画像形成領域内に塗り広
げてしまうようなことがない。それにより、帯電不良を
防止して地肌汚れのない画像が得られる。また、帯電ロ
ーラ9の耐久性が増す。
【0033】図3はこの発明による画像形成装置の他の
実施形態を説明するための図1と同様な正面図であり、
図1と対応する部分には同一の符号を付してある。この
実施形態による画像形成装置は、帯電ローラクリーニン
グ部材22′を矢示J方向に往復移動させるように構成
している点が、図1の画像形成装置と異なる。
【0034】その帯電ローラクリーニング部材22′
は、保持部材23の下面に例えば接着により固定されて
いて、その保持部材23は図示しない支持部材により矢
示J方向に往復移動可能に保持されている。そして、そ
の保持部材23は、バネ24により図3で左方に常に付
勢されており、その保持部材23の左端面はカム25の
カム面25aに押し当てられている。
【0035】そのカム25は、図示しない駆動源からの
回転力により回転されるようになっており、そのカム2
5の回転によりカム面25aが移動することにより、保
持部材23が図3で右方に所定量移動されると共に、バ
ネ24の付勢力により同図で左方に所定量移動される。
それにより、帯電ローラクリーニング部材22′が、帯
電ローラ9の表面に常時圧接した状態で、その帯電ロー
ラ9の回転方向に直交してその帯電ローラ9の表面に沿
う矢印Jで示す直交方向に往復移動して、帯電ローラ9
の表面をクリーニングする。
【0036】そして、この画像形成装置では、感光体ド
ラム1の感光体幅をA、帯電ローラと感光体ドラム1と
の接触幅をB、対のサイドシール19と19の内端間寸
法をC、帯電ローラ9が往復移動した際にその帯電ロー
ラ9と帯電ローラクリーニング部材22′とが接する上
記直交方向Jの最大接触幅をEとしたとき、次式の関係
が成り立つように、各部の寸法を設定している。 A>B>C>E
【0037】このようにすれば、帯電ローラクリーニン
グ部材22′が矢示J方向に往復移動しても、その最大
接触幅Eは対のサイドシール19と19の内端間寸法C
よりも小さいので、感光体ドラム1の画像形成領域の外
側に付着した漏れトナーTmが、その位置(矢印Jの方
向の位置)で帯電ローラ9に転移しても、その帯電ロー
ラ9上に付着した漏れトナーTmには帯電ローラクリー
ニング部材22′が往復移動しても接触しないので、そ
の漏れトナーTmを、帯電ローラクリーニング部材2
2′が画像形成領域内に塗り広げてしまうようなことが
ない。そのため、帯電不良を防止して地肌汚れのない画
像が得られる。また、帯電ローラ9の耐久性が増す。
【0038】図4は対のサイドシールを複数組設けた画
像形成装置の実施形態を示す図1と同様な正面図であ
り、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態の画像形成装置は、感光体ドラム1の両端
部を回転可能に支持する筐体15にも、例えば起毛部材
で形成した対のサイドシール29,29を、それらの内
端間寸法Gが対のサイドシール19,19の内端間寸法
Cよりも若干広くなる位置に設けている。そして、その
サイドシール29,29を感光体ドラム1の表面の両端
部にそれぞれ接触させ、それらによっても感光体ドラム
1の表面の画像形成領域外に付着した漏れトナーTmが
画像形成領域内に入り込むのを防止するようにしてい
る。
【0039】このように、この画像形成装置では、対の
サイドシール29,29と、現像装置4の現像スリーブ
10の両端部に取り付けている対のサイドシール19,
19の2組のサイドシールを有している。そして、その
2組のサイドシールのうち、小さな内端間寸法を有する
対のサイドシールの内端間寸法、すなわちサイドシール
19と19の内端間寸法Cが次式の関係になるように、
各部品の寸法関係を設定している。 A>B>C>D
【0040】このように、この画像形成装置は、帯電ロ
ーラクリーニング部材22が帯電ローラ9の表面に接す
る接触幅Dが、対のサイドシール19と19の内端間寸
法Cよりも小さいので、感光体ドラム1の画像形成領域
の外側に付着した漏れトナーTmが帯電ローラ9に転移
しても、その帯電ローラ9上の漏れトナーTmには帯電
ローラクリーニング部材22が接触しない。そのため、
その漏れトナーTmを、帯電ローラクリーニング部材2
2が画像形成領域内に塗り広げてしまうようなことがな
いので、帯電不良を防止して地肌汚れのない画像が得ら
れる。また、帯電ローラ9の耐久性が増す。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1の画像形成装
置によれば、帯電ローラクリーニング部材と帯電ローラ
とが接する部分の接触幅を対のサイドシールの内端間寸
法よりも小さくするので、感光体の上記対のサイドシー
ルよりも外側の位置に付着した不要な漏れトナーを帯電
ローラクリーニング部材が画像形成領域内に持ち込んで
しまうのを防止することができる。したがって、帯電ロ
ーラが汚れにくくなるため帯電不良を防止して地肌汚れ
のない画像が得られる。また、帯電ローラの耐久性も増
す。
【0042】請求項2の画像形成装置によれば、対のサ
イドシールを現像装置の現像スリーブの両端部に取り付
けるので、感光体を支持する筐体等に取り付ける場合に
比べて、簡単な構成でそれらを取り付けることができ
る。
【0043】請求項3の画像形成装置によれば、帯電ロ
ーラクリーニング部材が往復移動するタイプであって
も、帯電ローラクリーニング部材が往復移動した際にそ
の帯電ローラクリーニング部材と帯電ローラとが接する
最大接触幅を対のサイドシールの内端間寸法よりも小さ
くするので、同様に感光体の上記対のサイドシールより
も外側の位置に付着した不要な漏れトナーを帯電ローラ
クリーニング部材が画像形成領域内に持ち込んでしまう
のを防止することができる。それにより、帯電ローラが
汚れにくくなるため帯電不良を防止して地肌汚れのない
画像が得られる。また、帯電ローラの耐久性も増す。
【0044】請求項4の画像形成装置によれば、対のサ
イドシールが複数組あっても、その中で最も小さな内端
間寸法を有する対のサイドシールの内端間寸法よりも帯
電ローラクリーニング部材と帯電ローラとが接する部分
の接触幅が小さいので、同様に不要な漏れトナーの画像
形成領域内への持ち込みを防止することができる。
【0045】請求項5の画像形成装置によれば、帯電ロ
ーラクリーニング部材はスポンジであるので、そのスポ
ンジにより帯電ローラから取り除いたトナーを保持し続
け、そのトナーを再度帯電ローラに付着させてしまうの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置の
作像部に設けられている各部の幅方向の寸法関係を説明
するための正面図である。
【図2】同じくその画像形成装置の作像部を示す概略図
である。
【図3】この発明による画像形成装置の他の実施形態を
説明するための図1と同様な正面図である。
【図4】対のサイドシールを複数組設けた画像形成装置
の実施形態を示す図1と同様な正面図である。
【図5】対のサイドシールの内端間寸法よりも帯電ロー
ラクリーニング部材と帯電ローラとの接触幅が大きい場
合に生じる不都合を説明するための図1と同様な正面図
である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 3:光書き込み装置 4:現像装置 9:帯電ローラ 19,29:サイドシール 22,22′:帯電ローラクリーニング部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 政治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05 2H077 AD02 AD06 BA03 BA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する感光体と、該感光体に常時圧接
    した状態で回転しながらその感光体を帯電する帯電ロー
    ラと、該帯電ローラに常時圧接して該帯電ローラの表面
    をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材と、帯
    電された前記感光体に潜像を形成する光書き込み装置
    と、その感光体上に形成された潜像を顕像化する現像装
    置とを備えた画像形成装置において、 前記感光体の表面の画像形成領域外に付着したトナーが
    画像形成領域内に入り込むのを防止する対のサイドシー
    ルを該感光体の両端部にそれぞれ接触させて設け、 前記感光体の回転方向に直交して該感光体の表面に沿う
    直交方向の感光体幅をA、前記帯電ローラと感光体とが
    接する部分の前記直交方向の接触幅をB、前記対のサイ
    ドシールの内端間寸法をC、前記帯電ローラクリーニン
    グ部材と前記帯電ローラとが接する部分の前記直交方向
    の接触幅をDとしたとき、次式の関係が成り立つように
    したことを特徴とする画像形成装置。 A>B>C>D
  2. 【請求項2】 前記対のサイドシールは、前記現像装置
    の現像スリーブの両端部にそれぞれ取り付けられて前記
    感光体の両端部にそれぞれ接触する対の現像サイドシー
    ルであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 回転する感光体と、該感光体に常時圧接
    した状態で回転しながらその感光体を帯電する帯電ロー
    ラと、該帯電ローラに常時圧接してその帯電ローラの回
    転方向に直交して該帯電ローラの表面に沿う直交方向に
    往復移動して前記帯電ローラの表面をクリーニングする
    帯電ローラクリーニング部材と、帯電された前記感光体
    に潜像を形成する光書き込み装置と、その感光体上に形
    成された潜像を顕像化する現像装置とを備えた画像形成
    装置において、 前記感光体の表面の画像形成領域外に付着したトナーが
    画像形成領域内に入り込むのを防止する対のサイドシー
    ルを該感光体の両端部にそれぞれ接触させて設け、 前記感光体の回転方向に直交して該感光体の表面に沿う
    直交方向の感光体幅をA、前記帯電ローラと感光体とが
    接する部分の前記直交方向の接触幅をB、前記対のサイ
    ドシールの内端間寸法をC、前記帯電ローラクリーニン
    グ部材が往復移動した際に該帯電ローラクリーニング部
    材と前記帯電ローラとが接する前記直交方向の最大接触
    幅をEとしたとき、次式の関係が成り立つようにしたこ
    とを特徴とする画像形成装置。 A>B>C>E
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の画像形成装置にお
    いて、前記対のサイドシールは複数組設けられ、その中
    で最も小さな内端間寸法を有する対のサイドシールの内
    端間寸法を前記関係式内のCとすることを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電ローラクリーニング部材は、ス
    ポンジであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か一項に記載の画像形成装置。
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