JP2001183706A - エレクトロクロミックミラー用セルの製造方法及びエレクトロクロミックミラー - Google Patents

エレクトロクロミックミラー用セルの製造方法及びエレクトロクロミックミラー

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JP2001183706A
JP2001183706A JP36849099A JP36849099A JP2001183706A JP 2001183706 A JP2001183706 A JP 2001183706A JP 36849099 A JP36849099 A JP 36849099A JP 36849099 A JP36849099 A JP 36849099A JP 2001183706 A JP2001183706 A JP 2001183706A
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cell
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electrochromic mirror
mirror
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JP36849099A
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English (en)
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Keizo Igai
慶三 猪飼
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Takeshi Asano
剛 朝野
Yoshinori Nishikitani
禎範 錦谷
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mitsubishi Oil Corp
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラー内部の耐久性を低下させることなく、
軽量化を実現することができるエレクトロクロミックミ
ラー用セルの製造方法、及びこのセルを用いたエレクト
ロクロミックミラーを提供すること。 【解決手段】 二枚の導電性基板の少なくとも一方の導
電性基板の面上周縁部の所定の位置にディスペンス方式
あるいはスクリーン印刷方式によってビーズを含有する
エポキシ系シール剤を塗布する工程、及び二枚の導電性
基板を重ね合わせ、該シール剤によるシール幅が2mm
以下となるように該基板同士を貼り合せる工程を含むこ
とを特徴とするエレクトロクロミックミラー用セルの製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光などの電磁波に
対する反射率を可逆的に変化させることが可能なエレク
トロクロミックミラーの製造に用いるセルの製造方法、
及びエレクトロクロミックミラーに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】エレ
クトロクロミック防眩ミラーは、電磁波に対する反射率
を可逆的に変化させて後方車のヘッドライトの眩しさを
防ぐために用いられているが、近年その需要は大幅に伸
びている。エレクトロクロミック防眩ミラーは、一般に
透明導電性基板と反射性導電性基板の二枚の導電性基板
の周縁部をシール剤によって貼り合わせた構造のセル
に、電解質、そして必要によりエレクトロクロミック性
化合物を注入することにより製造されている。エレクト
ロクロミック防眩ミラーに要求される性能としては、後
方車のヘッドライトの反射光による眩しさを充分に防ぐ
ことができることは勿論であるが、最近ではそれに加え
て軽量化や高耐久性の要求が出てきている。従来のエレ
クトロクロミック防眩ミラーは、二枚の導電性基板を貼
り合わせるための基板周縁部のシール幅が約3mmと太
いため、これを覆い隠すためのミラーケースが大きくな
り、軽量化の阻害原因となっている。軽量化には該シー
ル幅を狭くしてミラーケースを小さくすることが効果的
であるが、シール幅を狭くするとミラー内部を外環境か
ら遮断する能力が低下して耐久性が悪化しやすくなる。
基板周縁部のシール幅を狭くしても高耐久性を実現する
ためには、シールの塗布を精度良く均一に行うことが有
効になる。
【0003】従って、本発明の目的は、ミラー内部の耐
久性を低下させることなく、軽量化を実現することがで
きるエレクトロクロミックミラー用セルの製造方法、及
びこのセルを用いたエレクトロクロミックミラーを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、軽量で耐
久性に優れたミラー用セルの製造方法について鋭意検討
を行った結果、ビーズを含むエポキシ系シール剤を用い
てディスペンス方式あるいはスクリーン印刷方式を利用
することで、シール幅を狭く、しかもシール剤の塗布を
精度良く均一に行うことができることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0005】本発明は、二枚の導電性基板の少なくとも
一方の導電性基板の面上周縁部の所定の位置にディスペ
ンス方式あるいはスクリーン印刷方式によってビーズを
含有するエポキシ系シール剤を塗布する工程、及び二枚
の導電性基板を重ね合わせ該シール剤によるシール幅が
2mm以下となるように貼り合せる工程を含むことを特
徴とするエレクトロクロミックミラー用セルの製造方法
にある。
【0006】また、本発明は、前記の方法で製造したエ
レクトロクロミックミラー用セルに電解質を注入してな
ることを特徴とするエレクトロクロミックミラーにもあ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のエレクトロクロ
ミックミラー用セルの製造方法を工程順に説明する。ま
ず、二枚の導電性基板の少なくとも一方の導電性基板の
面上周縁部の所定の位置にディスペンス方式あるいはス
クリーン印刷方式により、ビーズを含有するシール剤を
塗布する。
【0008】導電性基板について説明する。導電性基板
とは電極としての機能を果たす基板を意味する。従っ
て、本発明の導電性基板には、基板自体を導電性材料で
製造したものと、導電性を持たない基板の片面又は両面
に電極層を積層させて導電性を付与した積層板が包含さ
れる。導電性を備えているか否かに拘らず、基板自体は
常温において平滑な面を有していることが必要である
が、その面は平面であっても、曲面であっても差し支え
なく、応力で変形するものであっても差し支えない。二
枚の導電性基板は、通常は共に同じ形状のものが用いら
れるが、互いに異なっていてもよい、また基板の厚さも
特に制限はないが、通常0.2〜2.5mmである。本
発明で使用される二枚の導電性基板の一方は透明導電性
基板であり、他方は、電磁波、典型的には光を反射でき
る反射性導電性基板である。
【0009】透明導電性基板は、通常、透明基板上に透
明電極層を積層させて製造される。ここで、透明とは可
視光領域において10〜100%の光透過率を有するこ
とを意味する。透明基板の材質は特に限定されず、例え
ば、無色あるいは有色ガラス、強化ガラスであって差し
支えなく、無色あるいは有色の透明性樹脂でもよい。基
板材料としては、具体的には、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、その他のポリアミ
ド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、
ポリカーボネート、ポリイミド、ポリメチルメタクリレ
ート及びポリスチレンが使用可能である。
【0010】透明電極層としては、例えば、金、銀、ク
ロム、銅及びタングステンの金属薄膜、金属酸化物から
なる導電膜が使用できる。前記金属酸化物としては、例
えば、ITO(In23−SnO2)、酸化錫、酸化
銀、酸化亜鉛及び酸化バナジウムが挙げられる。電極層
の膜厚は、通常10〜500nm、好ましくは50〜3
00nmの範囲にあり、表面抵抗(抵抗率)は、通常
0.5〜500Ω/cm2、好ましくは1〜50Ω/c
2の範囲にある。透明電極層の形成には、公知の手段
を任意に採用することができる。
【0011】本発明で使用可能な反射性導電性基板とし
ては、例えば、下記のような積層体あるいは板状体を挙
げることができる。 (1)導電性を持たない透明又は不透明な基板上に反射
性電極層を積層させた積層体、(2)導電性を持たない
透明基板の一方の面に透明電極層を、他方の面に反射層
を積層させた積層体、(3)導電性を持たない透明基板
上に反射層を、その反射層上に透明電極層を積層させた
積層体、(4)反射板を基板とし、これに透明電極層を
積層させた積層体、および(5)基板自体が光反射層と
電極層の両方の機能を備えた板状体。
【0012】上記反射性電極層とは、鏡面を有し、しか
も電極として電気化学的に安定な機能を発揮する薄膜を
意味する。そのような薄膜としては、例えば、金、白
金、タングステン、タンタル、レニウム、オスミウム、
イリジウム、銀、ニッケル又はパラジウムの金属膜や、
白金−パラジウム、白金−ロジウム又はステンレスの合
金膜が挙げられる。このような鏡面を備えた薄膜の形成
には、任意の方法、例えば、真空蒸着法、イオンプレー
ティング法又はスパッタリング法を適宜採用することが
できる。反射性電極層を設ける基板は透明であるか、不
透明であるかを問わない。従って、反射性電極層を設け
る基板としては、先に例示した透明基板の他、透明でな
い各種のプラスチック、ガラス、木材及び石材が使用可
能である。なお、上記の反射性電極層自体が剛性を備え
ていれば、基板の使用を省略することができる。上記反
射板または反射層とは、鏡面を有する基板又は薄膜を意
味し、これには、例えば、銀、クロム、アルミニウム、
ステンレス又はニッケル−クロムの板状体及びその薄膜
が含まれる。なお、導電性基板上にエレクトロクロミッ
ク層(エレクトロクロミック性化合物層、又は当該化合
物を含有してなる層)が形成されていてもよい。
【0013】本発明で用いられるシール剤はエポキシ系
のシール剤であり、一般的に液晶ディスプレイ等の製造
に使用されているシール剤を広く用いることができる。
シール剤は熱硬化型、あるいは紫外線や可視光線による
光硬化型のいずれであってもよい。
【0014】エポキシ系シール剤としては、例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルS型エポキシ樹脂、ジフェニルエーテル型エポキシ樹
脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、臭素含有ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、フッ素含有ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、DPPノボラック型エポキシ樹脂、トリ
スヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフ
ェニロールエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエ
ンフェノール型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポ
キシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、脂環型
エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂及びケイ素含
有エポキシ樹脂が挙げられる。
【0015】熱硬化型の具体例としては、エポキシ樹脂
のみで硬化するタイプや、硬化剤と混合して硬化させる
タイプが挙げられる。エポキシ樹脂のみで硬化するタイ
プには触媒系硬化剤が混ぜられているが、その種類とし
ては、例えば、ベンジルスルホニウム塩、ベンジルアン
モニウム塩、ピリジニウム塩、ベンジルホスホニウム
塩、ヒドラジニウム塩、カルボン酸エステル、スルホン
酸エステル及びアミンイミドが挙げられる。また、硬化
剤と混合して硬化するタイプの硬化剤の種類としては、
例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、メンセンジアミン、イソホロンジアミン、メタキシ
レンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、メタフェニ
レンジアミン、ジアミノジフェニルスルフォン及びポリ
アミドアミンのアミン系硬化剤;メチルテトラヒドロ無
水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸及び無水
メチルナジック酸の酸無水物系硬化剤;ナフトール化フ
ェノール樹脂、ジシクロペンダジエン化フェノール樹脂
及びスチレン化フェノール樹脂のフェノール系硬化剤が
挙げられる。また、熱潜在性硬化剤としては、例えば、
ジシアンジアミド、アジピン酸ジヒドラジド、イミダゾ
ール系化合物及びエポキシ−アミンアダクトが挙げられ
る。
【0016】光硬化型の具体例としては、上述したエポ
キシ樹脂や、上述したエポキシ樹脂とアクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、ヘキシルアクリル酸、あるいは
桂皮酸とを反応させたエポキシ変性アクリル樹脂が挙げ
られる。エポキシ樹脂の光硬化触媒としては、例えば、
アリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、
トリアリールスルホニウム塩、β−ケトスルホン、イミ
ノスルホナート及びベンゾインスルホナートが挙げられ
る。エポキシ変性アクリル樹脂の光硬化触媒としては、
例えば、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシケ
トン及びα−アミノケトンが挙げられる。
【0017】シール剤に含まれるビーズは、主として二
枚の導電性基板を貼り合せる時に基板間の間隔(セルギ
ャップ)を一定に保つ働きをする。用いるビーズの粒径
(平均粒子径)は通常200〜20μm、好ましくは1
50〜30μm、さらに好ましくは100〜40μm、
特に好ましくは80〜50μmである。ビーズの材質と
しては、絶縁性を有するものである限り特に限定される
ことなく、例えば、石英や青板などのガラス材、アクリ
ル系やポリ(プロピレンカーボネート)系やビニルベンゼ
ン系の樹脂材を用いることができる。ビーズは無色でも
着色していてもよく、また透明でも不透明でもよい。
【0018】シール剤中のビーズの含有量は、シール剤
中に好ましくは0.01〜10質量%、更に好ましくは
0.05〜5質量%、特に好ましくは0.1〜3質量%
である。なお、シール剤にはアルミナやシリカなどのフ
ィラー成分が入っていても良い。ビーズを含むエポキシ
系シール剤の粘度は、0.5〜500Pa.sの範囲に
あることが好ましく、更に好ましくは2〜300Pa.
sの範囲、特に好ましくは5〜150Pa.sの範囲で
ある。
【0019】シール剤は、通常一方の導電性基板の面上
周縁部の所定の位置にディスペンス方式あるいはスクリ
ーン方式により塗布される。勿論、二枚の導電性基板の
両方の面上周縁部にシール剤を塗布してもよい。導電性
基板として、導電性層が設けられた基板などを用いる場
合には、その導電層側の面上周縁部にシール剤を塗布す
る。なお、導電性基板には、電解質等を注入するために
該基板のシール部分には少なくとも1箇所開口部を設け
てもよい。
【0020】二枚の導電性基板は通常上記のように共に
同じ形状のものを用いるが、このような場合、二枚の該
基板を上下の基板が互いに全く同じ位置となるように重
ね合わせて貼り合わせる場合には、導電性基板の面上周
縁部の基板の形状に沿って、基板の縁から0.1〜10
mmの位置にシール剤を塗布すればよい。あるいは二枚
の導電性基板を上下の基板が互いに平行方向に少しずれ
た状態で重ね合わせて貼り合わせる場合には、ずらす方
向や位置に応じてシール剤の塗布位置を調整すればよ
い。
【0021】ディスペンス方式としては、公知のものが
挙げられ、通常、吐出ノズル、ノズル固定ヘッド、シー
ル剤格納バレル、吐出圧調整器及び基板セット用プレー
トを具備するものが一般的である。また、スクリーン印
刷方式としては、公知のものが挙げられ、バキュームテ
ーブル、枠フレーム開閉機構、スキージ切換機構、スキ
ージ水平移動機構、スクリーン印刷版及びスキージを具
備するものが一般的である。なお、ディスペンス方式や
スクリーン印刷方式は、手動でも自動でもどちらでもよ
いが、自動塗布であることが好ましい。ディスペンス方
式ではXYの2軸あるいはXYZの3軸の制御ロボット
により吐出口の動きを制御できるものが好ましく、ま
た、スクリーン印刷方式ではスキージの動きを自動制御
できるものが特に好ましい。
【0022】シール剤の塗布は、二枚の導電性基板を貼
り合せた後のシール幅が2mm以下、好ましくは1.9
mm以下、さらに好ましくは1.8mm以下、下限は特
に限定されないが、通常0.5mm以上、好ましくは
0.8mm以上になるように行う。シール幅を2mm以
下と狭くすることで、ミラーケースを小さくすることが
でき、従って、ミラーの軽量化に効果がある。但し、シ
ール幅を上記のように狭くするとミラー内部を外環境か
ら遮断する能力が低下して耐久性が悪くなる恐れがあ
る。高耐久性を維持させるためには、シール剤の塗布を
精度良く均一に行うことが必要になる。
【0023】そこで、ディスペンサー方式によるシール
剤の塗布は以下のような条件で行うことが好ましい。即
ち、ディスペンサーの吐出ノズル口径は、シール剤に含
有されるビーズが通過できるものであり、通常0.10
以上、2mm未満、好ましくは0.13〜1.99m
m、さらに好ましくは0.19〜1.45mm、特に好
ましくは0.26〜1.12mmの範囲に設定する。ま
た、吐出圧は、通常50〜700kPa、好ましくは1
00〜500kPa、さらに好ましくは150〜400
kPaの範囲に設定する。吐出圧をかける気体として
は、空気の他、窒素やアルゴンなどの不活性ガスを用い
ることができる。また、ノズルの掃引速度は通常0.1
〜500mm/秒、好ましくは1.0〜300mm/
秒、さらに好ましくは5.0〜200mm/秒の範囲に
設定する。ノズル先端と基板の間隔は、通常2mm以
下、好ましくは1.5mm以下、0.05mm以上に設
定する。
【0024】また、スクリーン印刷方式によるシール剤
の塗布は、以下の条件で行うことが好ましい。即ち、印
刷機のスキージ角度は通常90〜30°、好ましくは9
0〜45°に設定する。スキージ圧力は通常0.01〜
0.4MPa、好ましくは0.1〜0.3MPaに設定
する。スキージ掃引速度は通常5〜500mm/秒、好
ましくは40〜300mm/秒に設定する。印刷版と基
板との間隔は通常5mm以下、好ましくは3mm以下
で、その下限は特に限定されないが、通常、0.01m
m以上、好ましくは0.050mm以上に設定する。ま
た、印刷版には、シール剤を塗布する部分に相当する箇
所に通常スリットの形でシール剤が通過するメッシュ部
分が形成されているが、そのスリット幅は通常2mm以
下、好ましくは1.5mm以下であり、またその下限値
は、通常0.1mm以上、好ましくは0.2mm以上で
ある。またメッシュ部分のメッシュの大きさは、シール
剤に含有されるビーズが通過できるものであれば、特に
限定されないが、通常48〜470メッシュ、好ましく
は63〜320メッシュ程度のものである。
【0025】次いで、シール剤を塗布した一方の導電性
基板と他方の導電性基板とを互いに対向させて(導電層
が設けられた基板ではその導電面側)重ね合わせ、二枚
の該基板を貼り合わせる。二枚の導電性基板の重ね合わ
せは、一方(下)の基板上に同じ位置となるように他方
(上)の基板を乗せて二枚の導電性基板を所定の間隔で
重ね合わせる場合や一方(下)の基板上に他方(上)の
基板をずらして乗せ、所定の間隔で二枚の導電性基板を
重ね合わせる場合があるが、目的のミラーに応じて調整
される。
【0026】貼り合わせは、シール剤を硬化させること
により行う。シール剤の硬化条件は、用いるシール剤、
基板などの種類により適宜選択される。例えば、熱硬化
型シール剤を用いた場合、加熱温度は、通常80〜20
0℃、好ましくは100〜180℃の範囲であり、硬化
時間は通常1分〜3時間、好ましくは10分〜2時間程
度である。また、光硬化型シール剤を用いた場合、光源
としては高圧水銀灯、蛍光灯、あるいはキセノン灯等が
挙げられる。また光照射量も特に制限はないが、通常1
00〜50000mJ/cm2、好ましくは1000〜
20000mJ/cm2程度である。また、一方の基板
にシール剤を塗布したのち、他方の基板と貼り合わせる
前に、加熱等によりシール剤をプレキュアさせたのち、
貼り合わせてもよい。プレキュアとはシール剤が硬化途
中であり、他方の基板と貼り合わせた際に押しつぶされ
て基板になじみ、その後の硬化で十分な接着力を発現す
る状態にあることをいう。
【0027】基板同士を貼り合わせる際の基板配置は、
実質的に平行とするものであり、基板間の間隔、即ちセ
ルギャップは特に限定されないが、通常20〜200μ
m、好ましくは30〜150μm、さらに好ましくは4
0〜100μmである。なお、セルギャップはシール剤
に含有させるビーズの粒径を選択することにより容易に
調整することができる。また、セルギャップの調整のた
めに、周縁部に任意形状のスぺーサーを配してもよい。
【0028】上記の工程により、エレクトロクロミック
ミラー用セルを製造することができいる。本発明により
得られたエレクトロクロミックミラー用セルを用いるこ
とにより、軽量で高耐久性のエレクトロミックミラーを
製造することが可能となる。
【0029】次ぎに、本発明のエレクトロクロミックミ
ラー用セルを用いてエレクトロクロミックミラーの製造
方法を説明する。エレクトロクロミックミラーの製造方
法は、公知の方法が広く適用でき、特に限定されない。
例えば、エレクトロクロミックミラー用セルに、液状電
解質や、必要に応じエレクトロクロミック性化合物をさ
らに含有させた液状電解質組成物を、開口部を通じてセ
ル内に注入したのち、開口部を封止し、さらに電源系の
接続、ミラーケースの取り付けを行うことにより容易に
ミラーを製造することができる。
【0030】また、エレクトロクロミックミラー用セル
に、液状電解質と重合性モノマーからなる固体状電解質
前駆体、又は任意成分であるエクトロクロミック性化合
物をさらに含有させた固体状電解質組成物前駆体、ある
いは高分子固体電解質前駆体、又は任意成分であるエク
トロクロミック性化合物をさらに含有させた高分子固体
電解質組成物前駆体を、開口部を通じてセル内に注入し
たのち、開口部を封止の前または後に当該前駆体を硬化
させることにより電解質を形成し、さらに電源系の接
続、ミラーケースの取り付けを行うことにより容易に全
固体型のミラーを製造することができる。
【0031】前記電解質としては、公知のものが使用で
き、例えば、液系電解質、ゲル化液系電解質あるいは固
体系電解質を用いることができる。本発明においては、
特に固体系電解質が望ましい。液系電解質としては、例
えば、溶媒に塩類、酸類、又はアルカリ類の支持電解質
を溶解したものを用いることができる。この場合の溶媒
としては、支持電解質を溶解できるものであれば特に限
定されないが、特に極性を示すものが好ましい。具体的
には水の外、メタノール、エタノール、プロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート、ジメチルスルホキシ
ド、ジメトキシエタン、アセトニトリル、γ−ブチロラ
クトン、スルホラン、1,3ージオキサン、N,N−ジメ
チルホルムアミド、1,2−ジメトキシエタン及びテト
ラヒドロフランの有機極性溶媒が挙げられる。好ましく
は、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、
ジメチルスルホキシド、ジメトキシエタン、アセトニト
リル、γ−ブチロラクトン、スルホラン、1,3ージオ
キサン、N,N−ジメチルホルムアミド、1,2−ジメト
キシエタン及びテトラヒドロフランの有機極性溶媒が挙
げられる。これらは単独もしくは混合物として使用でき
る。
【0032】支持電解質としての塩類も特に限定され
ず、各種のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩の無機
イオン塩や、四級アンモニウム塩や環状四級アンモニウ
ム塩、四級ホスホニウム塩が挙げられる。具体的にはL
iClO4 、LiSCN、LiBF4 、LiAsF6
LiCF3 SO3 、LiPF6 、LiI、NaI、Na
SCN、NaClO4 、NaBF4 、NaAsF6 、K
SCN及びKClのLi、Na、Kのアルカリ金属塩;
(CH34NBF4 、(C254 NBF4、(n−
494 NBF4 、(C254 NBr、(C2
54 NClO4 及び(n−C494 NClO4
の四級アンモニウム塩および環状四級アンモニウム塩、
及びこれらの混合物が好適なものとして挙げられる。支
持電解質としての酸類も特に限定されず、無機酸、有機
酸が使用でき、これには硫酸、塩酸、リン酸類、スルホ
ン酸類及びカルボン酸類が包含される。支持電解質とし
てのアルカリ類も特に限定されず、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム及び水酸化リチウムが使用できる。
【0033】ゲル化液系電解質としては、前記液系電解
質に、さらにポリマーやゲル化剤を含有させて粘稠液と
したもの若しくはゲル状としたものが使用できる。使用
できるポリマーは特には限定されず、例えば、ポリアク
リロニトリル、カルボキシメチルセルロース、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンオキサイド、ポリウレタン、ポリ
ウレタン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポ
リアミド、ポリアクリルアミド、セルロース、ポリエス
テル、ポリプロピレンオキサイド及びナフィオンを挙げ
ることができる。使用できるゲル化剤も特には限定され
ず、例えば、オキシエチレンメタクリレート、オキシエ
チレンアクリレート、ウレタンアクリレート、アクリル
アミド及び寒天を挙げることができる。なお、ゲル化液
系電解質は、ポリマーの前駆体であるモノマーやゲル化
剤の前駆体を液系電解質と混合してこれをセル内に注入
した後、重合又はゲル化させることで対向する導電性基
板の間に挟持させることができる。
【0034】固体系電解質としては、室温で固体であ
り、かつイオン導電性を有するものであれば特に限定さ
れず、その具体例としては、ポリエチレンオキサイド、
オキシエチレンメタクリレートのポリマー、ナフィオン
及びポリスチレンスルホン酸を挙げることができる。特
にオキシアルキレンメタクリレート系化合物、オキシア
ルキレンアクリレート系化合物またはウレタンアクリレ
ート系化合物を前駆体の主成分とし、当該前駆体を重合
することによって得られる高分子化合物を用いた高分子
固体電解質が好ましい。高分子固体電解質の一例として
は、単官能アクリロイル変性ポリアルキレンオキシド及
び/又は多官能アクリロイル変性ポリアルキレンオキシ
ドと、前記の有機極性溶媒と、前記支持電解質とを含む
組成物を前駆体とし、当該前駆体を固化することにより
得られる高分子固体電解質が挙げられる。
【0035】エレクトロクロミック性化合物としては、
公知のものが使用でき、電気化学的な酸化反応あるいは
還元反応等によって着色、消色、色変化などを示す物質
であれば特に限定されない。その具体例としては、Mo
23 、Ir23 、NiO、V25 、WO3 、ビオ
ロゲン、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロー
ル、金属フタロシアニン、ピラゾリン、フェニレンジア
ミン、フェナジン、フェノキサジン、フェノチアジン、
テトラチアフルバレン及びフェロセンやこれらの誘導体
を列挙できる。
【0036】
【発明の効果】本発明のエレクトロクロミックミラー用
セルの製造方法によれば、導電性基板へのシール剤の塗
布を精度良く均一に行えると同時にシール幅を従来に比
べて狭くすることができる。その結果、ミラーケースを
小さくすることができ、耐久性を低下させることなく、
軽量なミラーを製造することができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらになんら制限されるものでは
ない。
【0038】[実施例1]市販の熱硬化型エポキシ系接着
剤(ストラクトボンドXN−21−S)20gに青板ガ
ラスビーズ(粒径53〜63μm)0.4gを加えて良
く混錬してシール剤を調製した(シール剤の粘度:40
Pa・s)。これをディスペンサー用の30mlバレル
に移し、通常の方法で泡抜きを行った。バレル先端に長
さ13mm、口径19G(0.70mm)の吐出ニード
ルを付け、XYZの3軸制御のオートディスペンサーに
セットした。オートディスペンサーのワークベースに導
電性基板(材質:青板、厚み:1.1mm、形状:丸角
長方形)を固定し、ノズル掃引速度50mm/秒、吐出
圧0.2MPa、吐出口と基板との距離0.5mmにて
シール剤をその周縁部の基板形状に沿って塗布した。塗
布した導電性基板(反射性基板)に、別の導電性基板
(透明基板)を同じ位置で重ね合わせ、加熱して(温
度:160℃、時間:90分)シール剤を硬化させ、二
枚の導電性基板を貼り合わせた。このように作製したエ
レクトロクロミック防眩ミラー用セルのシール幅は1.
7〜2.0mmであった。
【0039】[実施例2]市販の熱硬化型エポキシ系接着
剤(ストラクトボンドXN−21−S)100gにアク
リル樹脂ビーズ(粒径63〜75μm)2.0gを加え
て良く混錬してシール剤を調製した(シール剤の粘度:
40Pa・s)。このシール剤をメッシュ(180)の
スクリーン印刷版の上に置き、印刷版と導電性基板(材
質:青板、厚み:1.1mm、形状:丸角長方形)間と
の間隔1.3mm、スキージ圧力0.2MPa、スキー
ジ角度85°、及びスキージ掃引速度10mm/秒に設
定して導電性基板の周縁部の基板形状に沿ってスクリー
ン印刷を行った。塗布した導電性基板に、別の導電性基
板を同じ位置となるように重ね合わせ、加熱して(温
度:160℃、時間:90分)シール剤を硬化させ、二
枚の導電性基板を貼り合わせた。このように作製したエ
レクトロクロミック防眩ミラー用セルのシール幅は1.
6〜1.8mmであった。
【0040】[実施例3]実施例1と同様にして、シール
剤を電解質前駆体注入用開口部を除いて導電基板の周縁
部に塗布してエレクトロクロミックミラー用セルを作製
した。一方、メトキシポリエチレングリコールモノメタ
クリレート(新中村化学工業株式会社製、M40GN)
1.0g、ポリエチレングリコールジメタクリレート
(新中村化学工業株式会社製、9G)0.02g、γー
ブチロラクトン4.0g、1−(4−イソプロピルフェ
ニル)−2−ヒドロキシー2−メチルプロパンー1−オ
ン0.02g、及び3−(5−メチルー2H−ベンゾト
リアゾールー2−イル)−5−(1−メチルエチル)−
4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸0.15gの混合溶
液に、過塩素酸リチウムを0.8M、ジヘプチルビオロ
ゲン過塩素酸塩を30mM及びフェロセンを30mMの
濃度になるように添加し、エクトロクロミック性化合物
を含有した高分子固体電解質組成物前駆体の均一溶液を
調製した。これを上記セルの開口部を通じて注入したの
ち、開口部を封止し、高分子固体電解質組成物前駆体を
光硬化させた。その後、電極およびリード線を取り付
け、制御回路に接続し、ミラーケースに収納してエレク
トロクロミック防眩ミラーを作製した。このミラーは、
ケースが小さくなったので同等サイズの既存品より軽量
化が達成できた。また、前方視界もより広がった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝野 剛 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日石三 菱株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 錦谷 禎範 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日石三 菱株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 2K001 AA10 BB28 BB41 BB48 CA02 CA04 CA08 CA09 CA23 CA24 CA26 CA31 CA32 CA37 CA42 CA45 DA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の導電性基板の少なくとも一方の導
    電性基板の面上周縁部の所定の位置にディスペンス方式
    あるいはスクリーン印刷方式によってビーズを含有する
    エポキシ系シール剤を塗布する工程、及び二枚の導電性
    基板を重ね合わせ、該シール剤によるシール幅が2mm
    以下となるように該基板同士を貼り合せる工程を含むこ
    とを特徴とするエレクトロクロミックミラー用セルの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 ビーズを含有するエポキシ系シール剤の
    粘度が0.5〜500Pa.sであることを特徴とする
    請求項1に記載のエレクトロクロミックミラー用セルの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 ビーズが、20〜200μmの平均粒子
    径を有するガラスあるいは絶縁性樹脂から形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレクトロ
    クロミックミラー用セルの製造方法。
  4. 【請求項4】 シール剤中のビーズの含有量が0.01
    〜10質量%であることを特徴とする請求項1乃至3の
    うちのいずれかの項に記載のエレクトロクロミックミラ
    ー用セルの製造方法。
  5. 【請求項5】 ディスペンス方式によるシール剤の塗布
    を、ディスペンサーの吐出ノズル口径を0.10mm以
    上、2mm未満、吐出圧を50〜700kPa、ノズル
    掃引速度を0.1〜500mm/秒、そしてノズル先端
    と基板の間隔を2mm以下に設定して行うことを特徴と
    する請求項1に記載のエレクトロクロミックミラー用セ
    ルの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のうちのいずれかの項に
    記載の方法により製造したセルに電解質を注入してなる
    ことを特徴とするエレクトロクロミックミラー。
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