JP2001182770A - 回転ダンパ - Google Patents

回転ダンパ

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JP2001182770A JP37255699A JP37255699A JP2001182770A JP 2001182770 A JP2001182770 A JP 2001182770A JP 37255699 A JP37255699 A JP 37255699A JP 37255699 A JP37255699 A JP 37255699A JP 2001182770 A JP2001182770 A JP 2001182770A
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一吉 大嶋
Yojiro Nakayama
洋二郎 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立を容易に行うことができる回転ダンパを
提供する。 【解決手段】 弁体6をロータ2の小径軸部23の外周
に摺動自在に設ける。弁体6は、ケーシング1に対して
もその軸線方向へ移動可能にする。弁体6は、ピストン
4の第1の室16に臨む端面に突き当たっているときに
は連通部43を閉じ、ピストン4の端面から離れてコイ
ルばね4に突き当たっているときには、連通部43を開
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機器本体とこれ
に回転自在に支持された回転体との間に設けられ、回転
体の一の位置側から他の位置側へ向っての急速回転を阻
止する一方、他の位置側から一の位置側への急速回転を
許容する回転ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転ダンパとしては、特
開平10−311359号公報に記載のものがある。こ
の回転ダンパは、一端が開口した有底円筒状をなすケー
シングと、このケーシングの開口側端部に回転自在に設
けられたロータと、ケーシング内にその軸線方向へ移動
自在に設けられ、ケーシングの底部とロータとの間の内
部を第1の室と第2の室とに区分するピストンと、この
ピストンをロータに突き当てる付勢手段とを備えてお
り、第1、第2の室には粘性体が充填されている。ま
た、ロータとピストンとの互いに突き当たる端面にはカ
ム部が形成されている。このカム部と付勢手段とによ
り、ピストンがロータの回転に追随してケーシングの軸
線方向へ移動するようになっている。
【0003】ロータが一方向へ回転してピストンが底部
側へ移動するときには、第1の室内の粘性体がピストン
に形成されたオリフィスを通って第2の室に流入する。
したがって、このときにはロータの回転に対して大きな
抵抗力が作用し、ロータの急速回転が阻止される。逆
に、ロータが他方向へ回転してピストンがロータ側へ移
動するときには、ピストンの外周に装着されたV形リン
グが第2の室内の粘性流体の圧力によって縮径される。
その結果、ピストンの外周面とケーシングの内周面との
間に形成された環状の連通部が開かれる。そして、第2
の室内の粘性体が連通部を通って第1の室にほぼ自由に
流入する。したがって、このときは、ロータは抵抗をほ
とんど受けることがなく、急速回転することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転ダンパ
においては、V形リングがピストンから外れないように
するために、ピストンの外周に環状の装着溝を形成し、
その装着溝にV形リングを装着している。しかし、その
ようにして装着する場合には、装着時にV形リング一旦
拡径させなければならず、装着に多くの手間を要すると
いう問題があった。また、V形リングの外径がケーシン
グの内径より大径であるため、V形リングが装着された
ピストンをケーシングに挿入しにくいという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するために、一端部が開口し、他端部に底部を有
する筒状のケーシングと、このケーシング内に回転自在
に設けられたロータと、このロータと上記底部との間の
ケーシング内にその軸線方向へ移動可能に配置され、上
記ケーシングの内部を上記底部側の第1の室と、上記ロ
ータ側の第2の室とに区画するピストンと、上記第1お
よび第2の室に充填された粘性体と、上記第1の室と上
記第2の室とを連通し、上記粘性体をほぼ抵抗なく流通
させる連通部と、この連通部を開閉する弁体とを備え、
上記ロータと上記ピストンとの間には、上記ロータの回
転を上記ケーシングの軸線方向への上記ピストンの直線
移動に変換する変換機構が設けられた回転ダンパにおい
て、上記弁体が上記第1の室と上記第2の室とのいずれ
か一方の室内に上記ケーシングの軸線方向へ移動可能に
設けられており、上記弁体は、上記連通部を一方向へ流
れようとする粘性体によって同方向へ移動させられたと
きには上記連通部を閉じ、上記連通部を他方向へ流れよ
うとする粘性体によって同方向へ移動させられたときに
は上記連通部を開くことを特徴としている。この場合、
上記変換機構が、上記ピストンを上記第1の室から第2
の室側へ付勢して上記ロータに押圧接触させる付勢手段
と、上記ロータと上記ピストンとの接触面間に形成さ
れ、上記ロータの回転を上記ピストンの直線移動に変換
するカム部とを有していることが望ましい。上記ロータ
が上記ピストンを回転自在にかつ移動可能に貫通する軸
部を有し、この軸部の外周面と上記ピストンの内周面と
の間に上記連通部が環状に形成されていることが望まし
い。上記弁体が、上記第2の室に配置されるとともに、
上記軸部に摺動可能に外挿されており、上記弁体は、上
記一方の室から上記連通部を通って上記他方の室に流れ
ようとする粘性体によって上記他方の室側へ移動させら
れて上記ピストンに押し付けられたときには上記連通部
を閉じ、上記他方の室から上記連通部を通って上記一方
の室に流れようとする粘性体によって上記一方の室側へ
移動させられて上記ピストンから離されているときには
上記連通部を開くことが望ましい。上記付勢手段が上記
第1の室に配置されており、上記弁体の上記ピストンか
ら離れる方向への移動範囲が上記付勢手段に突き当たる
ことによって規制されていることが望ましい。上記ピス
トンの第1の室に臨む端面には突起が形成され、この突
起に上記付勢手段が押圧接触することにより、ピストン
の第2の室に臨む端面と上記付勢手段との間に隙間が形
成され、この隙間の範囲内を上記弁体が移動可能である
ことが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の望ましい実施の
形態について図1〜図11を参照して説明する。まず、
図1〜図8に示すこの発明の第1の実施の形態について
説明すると、図1〜図4に示すように、この実施の形態
の回転ダンパAは、有底筒状をなすケーシング1とこの
ケーシング1に回転自在に挿入されたロータ2とを備え
ている。ケーシング1とロータ2とのいずれか一方が、
便器本体等の機器本体に回転不能に連結され、他方が便
座等の機器本体に回転自在に設けられた回転体に回転不
能に連結される。そして、回転ダンパAは、回転体が一
方向へ回転するとき、例えば便座が便器本体側へ回転す
るときには、大きな抵抗力を発生し、その急速回転を阻
止する。回転体が他方向へ回転するときには、抵抗力を
ほとんど発生することがなく、回転体をほぼ自由に回転
させる。
【0007】上記ケーシング1は、図1〜図4および図
5に示すように、一端部が円筒部11とされ、他端部が
平行な平坦部12a,12aを有する扁平筒部12とさ
れている。両筒部11,12は、互いの軸線を一致させ
て形成されている。円筒部11の開口部には、複数のス
リット13が周方向に等間隔に配置形成されている。扁
平筒部12は、機器本体または回転体に回転不能に連結
されるものであり、全体が円筒部11と同一の断面形状
をなす素材の端部を両側からプレスして平坦部12a、
12aを形成することによって成形されている。扁平筒
部12の円筒部11と逆側の端部には、ケーシング1全
体の底となる底部14が形成されている。この底部14
の中央部には、ケーシング11内に突出する断面円形の
支持突出部15が形成されている。
【0008】上記ロータ2は、図1〜図4および図6に
示すように、軸線を互いに一致させて順次形成された連
結軸部21、ロータ部22および小径軸部23を有して
いる。連結軸部21の基端部(ロータ22側の端部)
は、ケーシング1の円筒部11の開口側端部に軸受3を
介して回転自在に支持されている。連結軸部21の先端
部は、ケーシング1から外部に突出しており、そこには
互いに平行な二つの平坦面21a,21aが形成されて
いる。この平坦面21a,21aが形成された連結軸部
21の先端部に、機器本体または回転体が回転不能に連
結される。ロータ部22は、円筒部11に回転自在に嵌
合されている。小径軸部23の先端面中央部には、支持
凹部23aが形成されており、この支持凹部23aに
は、支持突出部15が相対回転自在に嵌合されている。
これにより、小径軸部23がケーシング1に回転自在に
支持されている。そして、小径軸部23および連結軸部
21がケーシング1に回転自在に支持されることによ
り、ロータ2全体がケーシング1に回転自在に支持され
ている。小径軸部23の先端部については、底部14に
凹部を形成し、この凹部に回転自在に嵌合させることに
よって、ケーシング1に回転自在に支持させるようにし
てもよい。
【0009】なお、軸受3は、図4に示すように、その
外周面に形成された突条31がスリット13にそれぞれ
嵌め込まれることによって回り止めされている。しか
も、軸受3は、ケーシング1に挿入された後、スリット
13の中間部から先端側の円筒部11の先端部が径方向
内側へ折り曲げて加締められることにより、ケーシング
1から抜け止めされている。この軸受3にロータ部22
が突き当たることにより、ロータ2も抜け止めされてい
る。しかも、ロータ2は、支持突出部15の先端部が支
持凹部23aの底面に突き当たることにより、図1の左
方への移動も阻止されており、ほぼ位置固定されてい
る。軸受3の外周面と円筒部11の内周面との間、およ
び軸受3の内周面と連結軸部21の外周面との間は、O
リング等のシール部材S1,S2によって封止されてい
る。
【0010】図1〜図4に示すように、底部14とロー
タ部22との間のケーシング1の内部には、ピストン4
が配置されている。このピストン4は、図7にも示すよ
うに、断面形状が扁平筒部12とほぼ同一である基部4
1を有しており、この基部41が扁平筒部12に摺動自
在に嵌合されることにより、ケーシング1に対して回動
不能に、かつ軸線方向へ移動可能になっている。ピスト
ン4には、その中央部を貫通する貫通孔42が形成され
ている。この貫通孔42には、小径軸部23が挿通され
ている。貫通孔42の内径は小径軸部23の外径より大
径であり、貫通孔42の内周面と小径軸部23の外周面
との間には、環状の隙間が形成されている。この環状の
隙間が後述する第1の室16と第2の室17とを連通す
る連通部43になっている。この連通部43の断面積
は、粘性体をほとんど抵抗なく流すのに十分が大きさに
設定されている。
【0011】ケーシング1の内部にピストン4が配置さ
れることにより、底部14とロータ部22との間のケー
シング1の内部が、底部14側の第1の室16とロータ
部22側の第2の室17とに区画されている。第1およ
び第2の室16,17には粘性体(図示せず)が充填さ
れている。また、第1、第2の室16、17内は、上記
連通部43を介して連通されている。したがって、第
1、第2の室16,17内の粘性体は、連通部43を通
って互いに流入、流出することができる。
【0012】なお、各室16,17内の粘性体は、扁平
筒部12の内周面とピストン4の外周面との間の微小隙
間、あるいは後述する弁体6の内周面と小径軸部23の
外周面との間の微小隙間(この微小隙間を通る際には連
通部43をも通ることになる)を通って僅かずつではあ
るが流通可能である。これは、オリフィスとして機能す
るものである。したがって、そのような微小隙間による
流通に代えて、ピストン4またはケーシング1に第1の
室16と第2の室17とを連通するオリフィスを形成し
てもよい。
【0013】ピストン4は、それと底部14との間に配
置されたコイルばね(付勢手段)5によって第1の室1
6側から第2の室17側へ向って付勢されており、ロー
タ部22の第1の室16に臨む端面に突き当たってい
る。ロータ部22に突き当たるピストン4の端面には、
一対の突出部44,44が周方向に180°離れて配置
形成されている。各突出部44には、カム面(カム部)
が45が形成されている。一方、ロータ部22の第1の
室16に臨む端面には、同様の突出部24,24および
カム面45,45に対応するカム面(カム部)25,2
5が形成されており、各カム面25,25がコイルばね
5の付勢力によりカム面45,45にそれぞれ突き当て
られている。
【0014】カム面25,45は、ロータ2が一方向へ
回転すると、ピストン4をコイルばね5の付勢力に抗し
て第2の室17側から第1の室16側へ移動させる。ロ
ータ2が他方向へ回転すると、カム面25,45はピス
トン3が第1の室16側から第2の室17側へ移動する
のを許容するようになり、コイルばね5がピストン4を
第1の室16側から第2の室17側へ移動させる。これ
から明らかなように、カム面25,45およびコイルば
ね5によってロータ2の回転をピストン4の直線移動に
変換する変換機構が構成されている。なお、ロータ部2
2とピストン4との互いに突き当たる端面にカム面2
5,45をそれぞれ形成する必要はなく、いずれか一方
の端面にのみカム面を形成し、他方の端面には一方の端
面に形成されたカム面に押圧接触する突起を形成しても
よい。
【0015】ピストン4が第1の室16側へ移動する
と、第1の室16の内部容積が減少し、第2の室17の
内部容積が増大する。したがって、第1の室16内の粘
性体が連通部43を通って第2の室17に向って流れる
ようとする。ただし、実際には、後述する弁体6によっ
て連通部43が閉じられるので、第1の室16内の粘性
体が連通部43を通って第2の室17へ流入することは
ない。ピストン4が第2の室17側へ移動すると、第2
の室17内の粘性体が連通部43を通って第1の室16
に流入する。
【0016】上記第1の室16内には、ピストン4の第
1の室16に臨む端面に対して接触離間することによ
り、上記連通部43を開閉する弁体6が配置されてい
る。この弁体6のピストン4からの離間範囲は、コイル
ばね5によって規制されている。すなわち、図1〜図4
および図7に示すように、ピストン4の第1の室16に
臨む端面には、複数(この実施の形態では4個)の突起
46が形成されている。各突起46は、ピストン4の周
方向に互いに離れ、かつ貫通孔42から径方向外側に離
れて配置されている。各突起46の先端面に上記コイル
ばね5が突き当たっている。したがって、ピストン4の
端面とコイルばね5との間には、突起46の高さHに等
しい間隙が形成されている。
【0017】弁体6は、図1〜図4および図8に示すよ
うに、長さの短い断面円形の筒部61を有している。こ
の筒部61の内径は、小径軸部23の外径とほぼ同一で
あり、小径軸部23に摺動自在に嵌合している。筒部6
1の外径は、ピストン4の貫通孔42の内径より小径で
あり、貫通孔42に環状の隙間をもって挿入されてい
る。この隙間は、粘性体がほとんど抵抗を受けることな
く流れることができるような大きさに設定されている。
【0018】筒部61の外周の底部14側の端部には、
これと直交する円板部62が形成されている。この円板
部62の外径は、4つの突起46の内接円の直径とほぼ
同一か若干小径に設定さている。したがって、円板部6
2は、4つの突起46の間に入り込んでピストン4の第
1の室16に臨む端面に接触可能であり、接触した状態
では連通部43を閉じる。その一方、円板部62がピス
トン4の端面から離れると、連通部43が開かれる。
【0019】円板部62の外周面には、係合突起63が
形成されている。各係合突起63は、周方向に隣接する
二つの突起46,46の間に嵌り込むことができるよう
な形状寸法に形成されている。しかも、各係合突起63
は、弁体6がピストン4から離れて底部14側へ移動し
たとき、コイルばね5に突き当たるようになっている。
したがって、弁体6の移動範囲は、ピストン4の端面と
コイルばね5との間の範囲に規制されおり、弁体6の移
動可能な距離は、突起46の高さHから円板部62の厚
さ(=係合突起63の厚さ)Tを差し引いた距離になっ
ている。このように、コイルばね5によって弁体6の移
動範囲を規制すると、規制部材を別途設ける必要がな
く、その分だけ回転ダンパAの製造費を低減することが
できる。
【0020】上記構成の回転ダンパAにおいて、いま図
1に示すように、ピストン4が最も第2の室17側に位
置しているものとする。この状態からロータ2が一方向
へ回転すると、ピストン4がコイルばね5の付勢力に抗
して第2の室17側から第1の室16側へ移動する。す
ると、第1の室16内の粘性体が、弁体6とピストン4
との間を通り、さらに連通部43を通って第2の室17
に流れようとする。しかるに、第1の室16内の粘性体
が第2の室17に流れ込もうとすると、弁体6が粘性体
により第1の室16側から第2の室17側へ向って押さ
れ、図2および図3に示すように、ピストン4の第1の
室16に臨む端面に突き当たる。これにより、連通部4
3が閉じられる。したがって、第1の室16内の粘性体
は、連通部43を通ることができなくなり、ピストン4
の外周面とケーシング1の内周面との間の微小隙間、お
よび弁体6の内周面と小径軸部23の外周面との間の微
小隙間を通ることになり、大きな流通抵抗を受ける。そ
れにより、ロータ2に対する抵抗力が発生し、ロータ2
は一方向への急速回転が阻止される。
【0021】ピストン4が図3に示す最も第2の室17
側へ移動した位置、あるいは図2に示す中間の位置に移
動した状態において、ロータ2が他方向へ回転すると、
ピストン4がコイルばね5の付勢力により第1の室16
側から第2の室17側へ移動させられる。その結果、第
2の室17内の粘性体が連通部43を通って第1の室1
6側へ流れるようとする。このときには、連通部43を
通る粘性体により、弁体6が第1の室16側へ押され、
ピストン4の端面から離れる。この結果、連通部43が
開かれる。したがって、第2の室17内の粘性体は、連
通部43、ピストン4の貫通孔42の内周面と弁体6の
筒部61の外周面との間の隙間、ピストン4の端面と弁
体6の円板部62との間の隙間、および円板部62の外
周面(突起63の外周面)と扁平筒部12の内周面との
間の隙間を通って第1の室16にほぼ自由に流入する。
したがって、ロータ2はほとんど抵抗力を受けることな
く他方向へ自由に急速回転することができる。
【0022】また、上記構成の回転ダンパAを組み立て
る場合には、ロータ2の小径軸部23にピストン4、弁
体6およびスプリング5を順次外挿する。このとき、弁
体6については、各係合突起63をピストン4の突起6
4,64間に嵌め込んでおく。また、ロータ2の連結軸
部21に軸受3を外挿する。その後、ロータ2およびそ
れに組み付けられたピストン4、弁体6、スプリング5
および軸受3をケーシング1に挿入する。軸受3は、ロ
ータ2、ピストン4、弁体6およびスプリング5をケー
シング1に挿入した後、ケーシング1に挿入すると同時
に連結軸部21に外挿してもよい。その後、ケーシング
1の開口側の端部を折り曲げて加締めることにより、組
立を完了する。
【0023】このように、回転ダンパAを組み立てるに
際しては、弁体6を拡径させてピストン4の外周に外挿
する必要がなく、弁体6ケーシング1に順次挿入するだ
けでよい。したがって、弁体6の装着に要していた手間
を省くことができる。また、ピストン4は、その外周に
弁体が装着されないので、ケーシング1に容易に挿入す
ることができる。よって、回転ダンパA全体の組立を容
易にかつ短時間で行うことができる。
【0024】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。なお、以下の実施の形態において上記実施の
形態と同様な構成部分については同一符合を付してその
説明を省略し、上記実施の形態と異なる構成についての
み説明する。
【0025】図9および図10は、この発明の第2の実
施の形態を示すものであり、この実施の形態の回転ダン
パBにおいては、ピストン4のロータ部22側を向く端
面に、平坦面48A,48Bが周方向へ180°離れて
配置されている。平坦面48Bは平坦面48Aよりロー
タ部22側に配置されており、両平坦面48A,48B
間には、平坦面48Aから平坦面48Bに向って上り勾
配をなすカム面(カム部)47,47が形成されてい
る。一方、ロータ部22の第1の室16に臨む端面には
カム面47,47に対応したカム面26,26が形成さ
れている。
【0026】この回転ダンパBにおいては、ピストン4
が第2の室17側へ最も移動した状態からロータ2を回
転させると、ロータ2を正逆いずれの方向へ回転した場
合であっても、ピストン4が第2の室17側から第1の
室16側へ移動する。したがって、ロータ2の急速回転
が阻止される。逆に、ピストン4が第1の室16側へ最
も移動した状態では、ロータ2を正逆いずれの方向へ回
転させた場合であっても、ピストン4が第1の室16側
から第2の室側へ移動する。したがって、ロータ2はほ
とんど自由に回転することができる。よって、ロータ2
を正逆いずれかの方向へ回転させ続けると、ロータ2が
急速回転し得る状態と急速回転を阻止される状態とが1
80°毎に交互に現われることになる。なお、弁体6の
筒部62が第1の室17に延びているが、上記実施の形
態と同様に、第2の室17側へ向って延ばし、弁体4の
貫通孔42に挿入するようにしてもよい。
【0027】図11は、この発明の第3の実施の形態を
示す。この実施の形態の回転ダンパCにおいては、連結
軸部21がケーシング1の円筒部11に直接回転自在に
嵌合させられている。また、ケーシング1の支持突起1
5の外周面に雄ねじ部15aが形成されるとともに、ロ
ータ2の支持凹部23aの内周面に雄ねじ部15aに螺
合する雌ねじ部23bが形成されている。両ねじ部15
a,23bが螺合されることにより、ロータ2がケーシ
ング1から脱出不能に連結されている。したがって、こ
の回転ダンパCにおいては、ロータ2を抜け止めするた
めにケーシング1の先端部を折り曲げて加締める必要が
なく、その分だけ組み立て容易に行うことができる。
【0028】なお、この回転ダンパCにおいては、仮に
ロータ2を正逆いずれかの方向へ回転させ続けると、ね
じ部15a,23bが締め付けられてロータ2が回転し
得なくなったり、ねじ部15a,23bが外れてロータ
2がケーシング1から抜け出てしまう。しかし、通常、
ロータ2はほぼ180°より小さい角度、例えば120
°〜160°程度の角度範囲を正逆方向へ回転するだけ
であり、ねじ部15a,23bは、ロータ2がその程度
回転しても締め付けられることがなく、かつ抜け出るこ
とがないように余裕をもって螺合されている。したがっ
て、そのような事態を招くことはない。
【0029】図12および図13は、この発明の第4の
実施の形態を示すものである。この実施の形態の回転ダ
ンパDにおいては、ピストン4の第2の室17に臨む端
面に、ガイド孔49が貫通孔42と同軸に形成されてい
る。このガイド孔49には、単なるリング状をなす弁体
6がガイド孔49の軸線方向へ移動可能に配置されてい
る。勿論、弁体6の内周面は、ロータ2の小径軸部23
に摺動自在に嵌合している。したがって、弁体6がガイ
ド孔49の底面(ピストン4の端面)に突き当たると、
連通部43が閉じられ、ガイド孔49の底面から離れる
と、連通部43が開かれて第1、第2の室16,17が
連通する。ガイド孔49の開口部は、ピストン4に着脱
可能に設けられたストッパ7によって閉じられている。
このストッパ7によって弁体6がガイド孔49から抜け
止めされている。また、ピストン4は、ストッパ7を介
してコイルばね5に付勢されている。
【0030】なお、この発明は上記の実施の形態に限定
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施の形態においては、弁体6をピストン4に対して
第1の室16側に配置しているが、第2の室17側に配
置してもよい。また、ピストン4の貫通孔42の内周面
と、ロータ2の小径軸部23の外周面との間に形成され
た連通部43に代えて、ピストン4を貫通する孔を形成
し、これを連通部としてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の回転ダ
ンパによれば、弁体およびピストンの組み付けに要する
手間を最小限に抑えることができ、それによって回転ダ
ンパの製造費を低減することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態についてピストン
を第2の室側へ最も移動させた状態で示す断面図であ
る。
【図2】同実施の形態についてピストンを第1の室と第
2の室との中間に移動させた状態で示す断面図である。
【図3】同実施の形態についてピストンを第1の室側へ
最も移動させた状態で示す断面図である。
【図4】同実施の形態を示す分解斜視図である。
【図5】同実施の形態において用いられているケーシン
グを示す図であって、図5(A)はその平面図、図5
(B)はその正面図、図5(C)は図5(A)のC−C
断面図、図5(D)は図5(B)のD矢視図、図5
(E)は図5(C)のE−E断面図である。
【図6】同実施の形態において用いられているロータを
示す図であって、図6(A)はその一部切欠き正面図、
図6(B)はその側面図、図6(C)はその平面図、図
6(D)はその底面図である。
【図7】同実施の形態において用いられているピストン
を示す図であって、図7(A)はその正面図、図7
(B)はその側面図、図7(C)はその平面図、図7
(D)はその底面図である。
【図8】同実施の形態において用いられている弁体を示
す図であって、図8(A)はその平面図、図8(B)は
その正面図、図8(C)はその底面図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態についてピストン
を第2の室側へ最も移動させた状態で示す断面図であ
る。
【図10】同実施の形態において用いられているピスト
ンを示す斜視図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態についてピスト
ンを第2の室側へ最も移動させた状態で示す断面図であ
る。
【図12】この発明の第4の実施の形態の要部について
ピストンを第2の室側へ最も移動させた状態で示す断面
図である。
【図13】同実施の形態において用いられているピスト
ン、弁体およびストッパを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
A 回転ダンパ B 回転ダンパ C 回転ダンパ D 回転ダンパ 1 ケーシング 2 ロータ 4 ピストン 5 コイルばね(付勢手段) 6 弁体 16 第1の室 17 第2の室 25 カム面(カム部) 26 カム面(カム部) 43 連通部 45 カム面(カム部) 46 突起 47 カム面(カム部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 剛 東京都千代田区東神田1丁目8番11号 ス ガツネ工業株式会社内 Fターム(参考) 3J069 AA42 AA50 CC13 DD48 EE04 EE54

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が開口し、他端部に底部を有する
    筒状のケーシングと、このケーシング内に回転自在に設
    けられたロータと、このロータと上記底部との間のケー
    シング内にその軸線方向へ移動可能に配置され、上記ケ
    ーシングの内部を上記底部側の第1の室と、上記ロータ
    側の第2の室とに区画するピストンと、上記第1および
    第2の室に充填された粘性体と、上記第1の室と上記第
    2の室とを連通し、上記粘性体をほぼ抵抗なく流通させ
    る連通部と、この連通部を開閉する弁体とを備え、上記
    ロータと上記ピストンとの間には、上記ロータの回転を
    上記ケーシングの軸線方向への上記ピストンの直線移動
    に変換する変換機構が設けられた回転ダンパにおいて、 上記弁体が上記第1の室と上記第2の室とのいずれか一
    方の室内に上記ケーシングの軸線方向へ移動可能に設け
    られており、上記弁体は、上記連通部を一方向へ流れよ
    うとする粘性体によって同方向へ移動させられたときに
    は上記連通部を閉じ、上記連通部を他方向へ流れようと
    する粘性体によって同方向へ移動させられたときには上
    記連通部を開くことを特徴とする回転ダンパ。
  2. 【請求項2】 上記変換機構が、上記ピストンを上記第
    1の室から第2の室側へ付勢して上記ロータに押圧接触
    させる付勢手段と、上記ロータと上記ピストンとの接触
    面間に形成され、上記ロータの回転を上記ピストンの直
    線移動に変換するカム部とを有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の回転ダンパ。
  3. 【請求項3】 上記ロータが上記ピストンを回転自在に
    かつ移動可能に貫通する軸部を有し、この軸部の外周面
    と上記ピストンの内周面との間に上記連通部が環状に形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の回転ダンパ。
  4. 【請求項4】 上記弁体が、上記第2の室に配置される
    とともに、上記軸部に摺動可能に外挿されており、上記
    弁体は、上記一方の室から上記連通部を通って上記他方
    の室に流れようとする粘性体によって上記他方の室側へ
    移動させられて上記ピストンに押し付けられたときには
    上記連通部を閉じ、上記他方の室から上記連通部を通っ
    て上記一方の室に流れようとする粘性体によって上記一
    方の室側へ移動させられて上記ピストンから離されてい
    るときには上記連通部を開くことを特徴とする請求項3
    に記載の記載の回転ダンパ。
  5. 【請求項5】 上記付勢手段が上記第1の室に配置され
    ており、上記弁体の上記ピストンから離れる方向への移
    動範囲が上記付勢手段に突き当たることによって規制さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の回転ダン
    パ。
  6. 【請求項6】 上記ピストンの第1の室に臨む端面には
    突起が形成され、この突起に上記付勢手段が押圧接触す
    ることにより、ピストンの第2の室に臨む端面と上記付
    勢手段との間に隙間が形成され、この隙間の範囲内を上
    記弁体が移動可能であることを特徴とする請求項5に記
    載の回転ダンパ。
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