JP2001181995A - 筆記記録用基材 - Google Patents

筆記記録用基材

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JP2001181995A JP2000069247A JP2000069247A JP2001181995A JP 2001181995 A JP2001181995 A JP 2001181995A JP 2000069247 A JP2000069247 A JP 2000069247A JP 2000069247 A JP2000069247 A JP 2000069247A JP 2001181995 A JP2001181995 A JP 2001181995A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光
ペン等の筆記具により文字、記号、絵柄、図形等を極め
て鮮明に筆記することができる筆記用記録層からなる筆
記用記録材を提供することである。 【解決手段】 ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重
合体からなる吸水性樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂
組成物による筆記用記録層からなることを特徴とする筆
記用記録材に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記用記録材に関
し、更に詳しくは、鉛筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペ
ン、蛍光ペン等の筆記具により文字、記号、絵柄、図形
等を極めて鮮明に筆記することができる筆記用記録層か
らなる筆記用記録材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々のプラスチック材料を使用
し、例えば、プラスチックカ−ド、幼児教育用玩具、プ
ラスチック製袋、その他等の種々のプラスチック製品が
製造されている。而して、これらのプラスチック製品の
表面は、プラスチック材料からなることから極めて不活
性であり、また、平滑性を有するものであり、文字、記
号、絵柄、図形等を鮮明に筆記することは極めて困難で
ある。このため、例えば、平滑な表面に微細な凹凸を形
成し、いわゆる、マット化処理等を行って、筆記適性を
向上させることが提案されている。あるいは、樹脂をビ
ヒクルの主成分とし、これに、シリカや炭酸マグネシウ
ム等の無機質の微粒子を相当量添加し、十分に混練して
樹脂組成物を調整し、これをグラビアロ−ルコ−ト等に
よりコ−ティングしてマット性筆記層等を形成すること
も提案されている。更には、樹脂をビヒクルの主成分と
し、これに、シリカや炭酸マグネシウム等の無機質の微
粒子を相当量添加し、これらを親溶剤と非溶剤との混合
溶剤で十分に混練して樹脂組成物を調整し、これをグラ
ビアロ−ルコ−ト等によりコ−ティングし、乾燥と共に
多孔質化させて多孔質性筆記層等を形成することも提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
マット化処理等を行って、筆記適性を向上させる方法に
おいては、鉛筆やボ−ルペン等の筆記具に対しては高い
筆記適性を示すが、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆
記具で筆記したときは、インキが吸収されないために、
その乾きがおそく、実用性に乏しいものである。また、
上記のマット性筆記層等を形成する方法、あるいは、多
孔質性筆記層等を形成する方法においては、まず、その
マット性筆記層、あるいは、多孔質性筆記層を形成する
樹脂組成物等の調整が困難であるばかりではなく、それ
に伴い、マット性筆記層、あるいは、多孔質性筆記層の
形成自体も極めて困難であり、仮に、マット性筆記層、
あるいは、多孔質性筆記層を形成し得たとしても、文
字、記号、絵柄、図形等を鮮明に筆記することは極めて
困難である。例えば、上記において、マット性筆記層、
あるいは、多孔質性筆記層を形成し得たとしても、該マ
ット性筆記層、あるいは、多孔質性筆記層等は、実質的
には、プラスチック材料等の樹脂質で構成されているも
のであることから、上記と同様に、鉛筆やボ−ルペン等
の筆記具に対しては高い筆記適性を示すが、万年筆、水
性ペン、蛍光ペン等の筆記具で筆記したときは、インキ
が吸収されないために、その乾きがおそく、実用性に乏
しいものである。そこで本発明は、鉛筆、ボ−ルペン、
万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具により文字、記
号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記することができる
筆記用記録層からなる筆記用記録材を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究の結果、ビニルピロリド
ンと酢酸ビニルとの共重合体からなる吸水性樹脂に着目
し、まず、該ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合
体からなる吸水性樹脂をビヒクルの主成分とし、これ
に、更に、ポリウレタン系樹脂等からなる耐水性樹脂、
あるいは、シリカ粒子等からなる滑剤を添加し、溶剤、
希釈剤等で十分に混練して樹脂組成物を調整し、次い
で、該樹脂組成物を使用し、これをコ−ティングして筆
記用記録層を形成し、而して、該筆記用記録層に、鉛
筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記
具により文字、記号、絵柄、図形等を筆記したところ、
いずれの筆記具によっても、極めて鮮明に文字、記号、
絵柄、図形等を筆記し得ることができる筆記用記録材を
見出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、ビニルピロリドンと
酢酸ビニルとの共重合体からなる吸水性樹脂をビヒクル
の主成分とする樹脂組成物による筆記用記録層からなる
ことを特徴とする筆記用記録材に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明にかかる筆記用記録
材について図面等を用いて以下に更に詳しく説明する。
まず、本発明にかかる筆記用記録材についてその一二例
を例示してその構成を説明すると、図1および図2は、
本発明にかかる筆記用記録材の構成についてその一二例
を例示する概略的断面図である。
【0007】本発明にかかる筆記用記録材Aは、図1に
示すように、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合
体からなる吸水性樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組
成物による筆記用記録層1からなることを基本構造とす
るものである。而して、本発明にかかる筆記用記録材A
は、図2に示すように、具体的には、上記の図1に示
す、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合体からな
る吸水性樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物によ
る筆記用記録層1が、基体シ−ト2の上に設けられた構
成からなるものである。
【0008】次に、本発明において、本発明にかかる筆
記用記録材の製造法について説明すると、まず、本発明
においては、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合
体からなる吸水性樹脂をビヒクルの主成分とし、これ
に、更に、ポリウレタン系樹脂、または、(メタ)アク
リル系樹脂等からなる耐水性樹脂、あるいは、シリカ粒
子、ポリマ−ビ−ズ、テフロンパウダ−、または、ポリ
エチレンワックス等からなる滑剤等の添加剤を添加し、
溶剤、希釈剤等で十分に混練して、溶液系、分散系、あ
るいは、その他等の樹脂組成物を調整する。次いで、本
発明においては、上記で調整した樹脂組成物を使用し、
これを基体シ−トの上にコ−ティングして筆記用記録層
を形成して、本発明にかかる筆記用記録材を製造するこ
とができる。
【0009】次に、本発明において、本発明にかかる筆
記用記録材を構成する材料等について説明すると、ま
ず、本発明において、ビニルピロリドンと酢酸ビニルと
の共重合体からなる吸水性樹脂としては、モノマ−とし
て、N−ビニルピロリドンと酢酸ビニルとを使用し、こ
れらを溶液中で重合開始剤等を用いて共重合させてなる
共重合体からなる吸水性樹脂を使用することができる。
本発明においては、上記のようなビニルピロリドンと酢
酸ビニルとの共重合体からなる吸水性樹脂におけるビニ
ルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合比を調整し、その
ビニルピロリドンの重合体部分による親水性、および、
酢酸ビニルの重合体部分の疎水性等を調整し、それによ
り、そのコ−ティング適性、コ−ティング膜形成適性、
コ−ティング膜の親水性および疎水性、その他等を調整
し、良好な筆記用記録層を形成するものである。而し
て、本発明においては、上記のビニルピロリドンと酢酸
ビニルとの共重合体からなる吸水性樹脂において、ビニ
ルピロリドンと酢酸ビニルの共重合比を7/3〜3/7
の範囲で調整して共重合させてなる共重合体からなる吸
水性樹脂を使用することが好ましいものである。上記に
おいて、ビニルピロリドンの含有量が多くなると、親水
性が増し、コ−ティング適性、コ−ティング膜形成適性
等に欠けることから好ましくなく、また、ビニルピロリ
ドンの含有量が少なくなると、親水性が減少し、それに
よりコ−ティング膜の親水性が欠け、例えば、万年筆、
水性ペン、蛍光ペン等に対する筆記適性等が劣ることか
ら好ましくないものである。
【0010】次にまた、本発明において、ポリウレタン
系樹脂等からなる耐水性樹脂としては、本発明にかかる
筆記用記録材を構成する筆記用記録層が、耐候性、耐水
性、耐熱性、耐磨耗性、耐薬品性、その他等に劣り、そ
の強度等に欠ける場合、該筆記用記録層を補強すること
を目的に使用されるものである。而して、本発明におい
て、耐水性樹脂としては、上記のようなポリウレタン系
樹脂の他に、例えば、ポリエチレンあるいはポリプロピ
レン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、(メ
タ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノ−ル系樹脂、アミノプ
ラスト系樹脂、シリコ−ン系樹脂、セルロ−ス系樹脂、
アセタ−ル系樹脂、その他等の1種ないし2種以上を使
用することができる。
【0011】なお、本発明において、耐水性樹脂とし
て、上記のような樹脂の中でも、例えば、カルボキシル
基、アミノ基、イミノ基、ヒドロキシル基、カルボニル
基、イソシアネ−ト基、エポキシ基、その他、架橋剤、
硬化剤等により架橋ないし硬化可能な官能基を樹脂構造
中に有する耐水性樹脂を使用することが好ましいもので
ある。而して、本発明において、上記のように耐水性樹
脂を使用し、架橋ないし硬化させることにより、本発明
にかかる筆記用記録材を構成する筆記用記録層の被膜の
耐水性、硬度等をさらに向上させるという利点を有する
ものである。また、本発明において、耐水性樹脂とし
て、例えば、カルボキシル基あるいはその無水物、スル
ホン酸ソ−ダ、ヒドロキシル基、アミド基、アミノ基、
エ−テル基等の親水性を有する官能基を樹脂構造中に有
する耐水性樹脂を使用することも望ましいものである。
而して、本発明において、上記のような耐水性樹脂を使
用し、これを吸水性樹脂とブレンドして使用することに
より、本発明にかかる筆記用記録材を構成する筆記用記
録層の被膜の耐水性を向上させることのみならず、その
構造中の親水性を有する官能基がビニルピロリドンと酢
酸ビニルとの共重合体の親水性と相乗効果をもたらし、
さらに水性ペン等の筆記性を向上させるという利点を有
するものである。
【0012】ところで、本発明において、上記のような
耐水性樹脂としては、具体的には、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、マレ
イン酸、もしくは、フマ−ル酸等のカルボキシル基ある
いはその無水物基を有するモノマ−、ビニルスルホン酸
ソ−ダ、ビニルベンゼンスルホン酸ソ−ダ、もしくは、
ポリオキシエチレンアクリルスルホン酸ソ−ダ等のスル
ホン酸塩基を有するモノマ−、ポリオキシエチルアクリ
レ−ト、ポリオキシエチレンメタクリレ−ト、β−ヒド
ロキシエチレンビニルエ−テル、β−ヒドロキシエチレ
ンアクリレ−ト、β−ヒドロキシエチレンメタクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパンメタクリレ−ト、もしく
は、ペンタエリスリト−ルメタクリレ−ト等の水酸基を
有するモノマ−、アクリルアミド、メタクリルアミド、
モノメチロ−ルアクリルアミド、モノメチロ−ルメタク
リルアミド、β−(ユリア)−N−エチレンアクリレ−
ト、β−(ユリア)−N−エチルビニルエ−テル、メタ
クロイルジシアンジアミド、ジメチルアミノエチルメタ
クリレ−ト、ジアセトンアクリルアミド、もしくは、N
−メチレンビスアクリルアミド等のアミド基、アミノ基
を有するモノマ−、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ポリエチレングリコ−ル、もしくは、ポリプロピ
レングリコ−ル等のエ−テル基を有するモノマ−、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、
マレイン酸、もしくは、フマ−ル酸等の不飽和カルボキ
シル基のエステルモノマ−、その他のモノマ−等を使用
し、それらの1種ないし2種以上を使用し、単独重合な
いし共重合させて製造することができる。
【0013】本発明において、耐水性樹脂の添加量とし
ては、吸水性樹脂に対し耐水性樹脂が、重量部におい
て、1/3〜9/1位の配合割合になるように添加する
ことが好ましものである。なお、本発明において、耐水
性樹脂として、その構造中に親水性を有する官能基を有
する耐水性樹脂を使用する場合、筆記用記録層の被膜中
に耐水性樹脂の存在比が、吸水性樹脂よりも多くなって
も、吸水性樹脂の吸水性との相乗効果により、良好な水
性ペンに対する筆記適性を示すものである。
【0014】次にまた、本発明において、シリカ粒子等
の滑剤としては、本発明にかかる筆記用記録材を構成す
る筆記用記録層の表面をマット化し、筆記具等の滑り性
等を向上させるために添加するものである。而して、本
発明において、滑剤としては、上記のシリカ粒子等の他
に、例えば、炭酸カルシウム、タルク、クレ−、その他
等の無機系滑剤、ポリエチレンビ−ズ、ポリプロピレン
ビ−ズ、ポリスチレンビ−ズ、ポリカ−ペネ−トビ−
ズ、その他等のポリマ−ビ−ズ、テフロンパウダ−、脂
肪酸アミド、ポリエチレンワックス、その他等の有機系
滑剤、更には、流動潤滑剤として作用する、例えば、リ
ン酸エステル、金属セッケン、その他等を使用すること
ができるものである。なお、本発明において、滑剤の添
加量としては、樹脂組成物中の総固形分に対し滑剤が、
重量部において、1/1〜16/1位の配合割合で添加
することが好ましい。なおまた、本発明において、樹脂
組成物を構成する添加剤としては、上記のような滑剤の
他に、例えば、各種の安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、充填剤、その他等を任意に添加し、混
練して、樹脂組成物を製造することができるものであ
る。
【0015】また、本発明において、基体シ−トとして
は、本発明にかかる筆記用記録材を構成する筆記用記録
層を支持し得る樹脂のフィルムないしシ−ト、あるい
は、紙基材等を使用することができる。具体的には、上
記の基体シ−トとしては、例えば、ポリエチレンあるい
はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ(メタ)アク
リル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト等のポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、その他等の各種の樹脂
のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。上
記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、1ないし2
軸方向に延伸加工されたものであってもよいものであ
る。また、上記の樹脂のフィルムないしシ−トの厚さと
しては、10μm〜100μm位のものを使用すること
ができる。
【0016】次にまた、本発明において、基体シ−トの
上に、樹脂組成物をコ−ティングする方法としては、例
えば、ディップコ−ト、ナイフコ−ト、グラビアロ−ル
コ−ト、キスロ−ルコ−ト、スクイ−ズロ−ルコ−ト、
リバ−スロ−ルコ−ト、エア−ブレ−ドコ−ト、スプレ
イコ−ト、カ−テンフロ−コ−ト、スライドコ−ト、そ
の他等でコ−ティング法等でコ−ティングすることがで
きる。而して、本発明において、上記のようなコ−ティ
ング法により形成される筆記用記録層の膜厚としては、
膜厚0.5g/m2 〜15.0g/m2 (乾燥状態)の
範囲、より好ましくは、膜厚1.0g/m2 〜10.0
g/m2 (乾燥状態)の範囲であることが望ましいもの
である。
【0017】本発明において、筆記記録層の膜厚が増え
るにしたがって、水性ペンの筆記適性は向上する傾向に
あるものである。例えば、グラビアロ−ルコ−ティング
においてコ−ティング可能な最大膜厚は、15.0g/
2 (乾燥状態)程度であり、また、筆記記録層として
の性能が発現する最低膜厚は、0.5g/m2 (乾燥状
態)である。従って、グラビアロ−ルコ−ティング方式
により得られる筆記記録層の膜厚としては、膜厚0.5
g/m2 〜15.0g/m2 (乾燥状態)位が望ましい
ものである。而して、本発明において、筆記記録層とし
て最適な塗膜表面状態と筆記性能を両立させるのに、さ
らに好ましい膜厚領域としては、膜厚1.0g/m2
10.0g/m2 (乾燥状態)位が望ましいものであ
る。なお、本発明において、さらに筆記するインキの良
好な吸収性を得るために、上記のような筆記記録層を積
層することにより、筆記記録層の膜厚を厚くすることも
可能である。また、本発明において、例えば、リバ−ス
ロ−ルコ−ティングやカ−テンフロ−コ−ティング等の
ように、より膜厚を上げることも可能なコ−ティング方
式により一層のコ−ティング層により、その膜厚を厚く
することも可能である。本発明において、筆記記録層の
膜厚としては、筆記記録層を形成する樹脂組成物、ある
いは、筆記し、吸収させるインキ量等に合わせて適宜に
設計することが好ましいものである。
【0018】なお、本発明にかかる筆記用記録材におい
ては、筆記用記録層を形成する際に、必要ならば、例え
ば、基体シ−トと筆記用記録層との密接着性等を向上さ
せるために、各種の接着用プライマ−層も設けることが
できものである。また、本発明にといては、筆記用記録
層に筆記記録される文字、図形等をより鮮明にするため
に、白色層等の下地隠蔽層等を設けることができるもの
であり、更に、その他の層等を任意に形成することがで
きるものである。
【0019】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に具体
的に説明する。 実施例1 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピリリドン/酢酸 ビニル=3/7)の50%エタノ−ル溶液 32.0重量部 ポリウレタン系樹脂の30%水分散液 26.6重量部 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 6.0重量部 工業用エタノ−ル 35.4重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをワイヤ−バ−で
塗布し、次いで、100℃で60秒間乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.3g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記で製
造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容性、
乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛筆、
ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具に
より文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記する
ことができた。
【0020】 実施例2 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピリリドン/酢酸 ビニル=7/3)の50%エタノ−ル溶液 32.0重量部 反応性アクリル樹脂の26.9%水分散液 29.7重量部 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 6.0重量部 工業用エタノ−ル 32.3重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをワイヤ−バ−で
塗布し、次いで、100℃で60秒間乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.2g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記で製
造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容性、
乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛筆、
ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具に
より文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記する
ことができた。
【0021】 実施例3 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピリリドン/酢酸 ビニル=6/4)の50%エタノ−ル溶液 32.0重量部 ポリウレタン系樹脂の30%水分散液 26.6重量部 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 6.0重量部 工業用エタノ−ル 35.4重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをワイヤ−バ−で
塗布し、次いで、100℃で60秒間乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.2g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記で製
造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容性、
乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛筆、
ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具に
より文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記する
ことができた。
【0022】実施例4 上記の実施例1で調製した樹脂組成物を使用し、これを
厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムの片面に、ワイヤ−バ−で塗布し、次いで、乾燥
し、乾燥後の塗布量が下記の表1に示す塗布量からなる
筆記用記録層を形成して、本発明にかかる筆記用記録材
を製造した。次いで、上記で製造した本発明にかかる筆
記用記録材について、水性ペンによる筆記性を目視にて
測定した。その結果を下記の表1に示す。なお、表1
中、×は、筆記適性なし、△は、筆記適性不良、○は、
筆記適性良、◎は、筆記適性優良を表す。 上記の結果より明らかなように、良好な筆記性を得るた
めには、塗布量が0.5g/m2 以上必要であり、更
に、筆記性を向上させるためには、1.5g/m 2 以上
必要であることが判明した。
【0023】 実施例5 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピリリドン/酢酸 ビニル=3/7)の50%エタノ−ル溶液 57.6重量部 ポリメチルメタクリレ−トのトルエンとメチルエチルケトン=1/1からなる 50%混合溶媒 8.0重量部 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 8.0重量部 トルエンとメチルエチルケトン=1/1からなる混合溶媒 26.4重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをワイヤ−バ−で
塗布し、次いで、100℃で60秒間乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.3g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記で製
造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容性、
乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛筆、
ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具に
より文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記する
ことができた。
【0024】 実施例6 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピロリドン/酢酸 ビニル=3/7)の50%エタノ−ル溶液 18.0重量部 (固形分9重量部) カチオン系アクリル樹脂の25%水溶液 36.0重量部 (固形分9重量部) 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 12.0重量部 イソプロピルアルコ−ル 34.0重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ25μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをグラビアロ−ル
コ−ティングによりコ−ティングし、次いで、90℃の
乾燥ユニットを通過させることにより乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.8g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記で製
造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容性、
乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛筆、
ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具に
より文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記する
ことができた。
【0025】 実施例7 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピロリドン/酢酸 ビニル=3/7)の50%エタノ−ル溶液 10.0重量部 (固形分5重量部) カチオン系アクリル樹脂の25%水溶液 60.0重量部 (固形分15重量部) 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 10.0重量部 イソプロピルアルコ−ル 20.0重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ25μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをワイヤ−バ−に
よりコ−ティングし、次いで、100℃で3分間乾燥
し、乾燥後の塗布量が2.2g/m2 からなる筆記用記
録層を形成して、本発明にかかる筆記用記録材を製造し
た。上記で製造した本発明にかかる筆記用記録材は、イ
ンキ受容性、乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、
かつ、鉛筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン
等の筆記具により文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮
明に筆記することができた。
【0026】 実施例8 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比;ビニルピロリドン/酢酸 ビニル=3/7)の50%エタノ−ル溶液 18.0重量部 (固形分9重量部) カチオン系アクリル樹脂の25%水溶液 36.0重量部 (固形分9重量部) 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 12.0重量部 ポリエチレンワックスの20%水分散液 5.0重量部 イソプロピルアルコ−ル 29.0重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをグラビアロ−ル
コ−ティングによりコ−ティングし、次いで、90℃の
乾燥ユニットを通過させることにより乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.9g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記で製
造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容性、
乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛筆、
ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具に
より文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記する
ことができた。
【0027】実施例9 上記の実施例6で調製した樹脂組成物を使用し、これ
を、厚さ50μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−
トフィルムの片面に、グラビアロ−ルコ−ティングによ
り3回重ねてコ−ティングし3層積層し、次いで、90
℃の乾燥ユニットを通過させることにより乾燥し、乾燥
後の塗布量が7.2g/m2 からなる筆記用記録層を形
成して、本発明にかかる筆記用記録材を製造した。上記
で製造した本発明にかかる筆記用記録材は、インキ受容
性、乾燥性、定着性、耐水性等が良好であり、かつ、鉛
筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記
具により文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆記
することができた。
【0028】 比較例1 ポリビニルピロリドン樹脂の12%エタノ−ル溶液 50.0重量部 ポリウレタン系樹脂の30%水分散液 13.3重量部 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 3.0重量部 工業用エタノ−ル 33.7重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。なお、上記の樹脂組成物は、
ポリビニルピロリドン樹脂の溶解性が悪く、高濃度の樹
脂組成物を調製することが困難であった。次に、厚さ1
2μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
の片面に、上記で調整した樹脂組成物を使用し、これを
ワイヤ−バ−で塗布し、次いで、100℃で60秒間乾
燥し、乾燥後の塗布量が0.4g/m2 からなる筆記用
記録層を形成して、筆記用記録材を製造した。なお、上
記の樹脂組成物は、固形分が低いのにもかかわらず、組
成物粘度が非常に高くなるためにコ−ティング適性が悪
く、筆記適性を発現させるのに必要な膜厚を得ることが
極めて困難であり、上記のように乾燥後の塗布量が0.
4g/m2 のものしか形成できなかった。また、耐水性
樹脂として、ポリウレタン系樹脂をブレンドしても、そ
の効果が低く、耐水性に劣る被膜しか形成できなかっ
た。上記のように耐水性が劣ることから、上記で製造し
た筆記用記録材は、インキ受容性、乾燥性、定着性、耐
水性等において劣り、かつ、鉛筆、ボ−ルペン、万年
筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆記具により文字、記号、
絵柄、図形等を筆記しても、インキの染み込みよりも、
被膜表面が溶解する方が早く、筆記性(書き味)が悪
く、鮮明に筆記することが困難であった。
【0029】 比較例2 ポリ酢酸ビニル樹脂の50%水分散液 32.0重量部 ポリウレタン系樹脂の30%水分散液 26.6重量部 合成シリカ(平均粒子径 2.5μm) 6.0重量部 工業用エタノ−ル 35.4重量部 合計 100.0重料部 上記の配合割合で十分に混練して筆記用記録層を形成す
る樹脂組成物を調整した。次に、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記
で調整した樹脂組成物を使用し、これをワイヤ−バ−で
塗布し、次いで、100℃で60秒間乾燥し、乾燥後の
塗布量が1.3g/m2 からなる筆記用記録層を形成し
て、筆記用記録材を製造した。上記で製造した筆記用記
録材は、インキ受容性、定着性等において劣り、かつ、
鉛筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光ペン等の筆
記具により文字、記号、絵柄、図形等を極めて鮮明に筆
記することが困難であった。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合体からな
る吸水性樹脂に着目し、まず、該ビニルピロリドンと酢
酸ビニルとの共重合体からなる吸水性樹脂をビヒクルの
主成分とし、これに、更に、ポリウレタン系樹脂等から
なる耐水性樹脂、あるいは、シリカ粒子等からなる滑剤
を添加し、溶剤、希釈剤等で十分に混練して樹脂組成物
を調整し、次いで、該樹脂組成物を使用し、これをコ−
ティングして筆記用記録層を形成し、而して、該筆記用
記録層に、鉛筆、ボ−ルペン、万年筆、水性ペン、蛍光
ペン等の筆記具により文字、記号、絵柄、図形等を筆記
して、いずれの筆記具によっても、極めて鮮明に文字、
記号、絵柄、図形等を筆記し得ることができる筆記用記
録材を製造することができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる筆記用記録材の構成についてそ
の一例を例示する概略的断面図である。
【図2】本発明にかかる筆記用記録材の構成についてそ
の一例を例示する概略的断面図である。
【符号の説明】
A 筆記用記録材 1 筆記用記録層 2 基体シ−ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 139/06 C09D 139/06 175/04 175/04 Fターム(参考) 4F100 AA20B AH03B AJ11B AK01A AK17B AK22B AK24B AK42A AK51B AK80B AL01B AR00B AT00A BA02 CA24B DE01B DG10A EJ38A GB90 JB07B YY00B 4J038 CB022 CB082 CC032 CD122 CF021 CF022 CG031 CG032 CG141 CG142 CG171 CG172 CH031 CH032 CH111 CH112 CH121 CH122 CH191 CH192 CJ022 CJ251 CK031 CK032 DE002 DG001 DG002 HA286 HA446 HA526 HA536 JA43 JB12 JC23 KA08 KA20 NA06 PB02 PC08 PC10 4L055 AG18 AG51 AG57 AG64 AG69 AG84 AG89 AH02 AH37 AH50 AJ04 BE09 EA14 EA29 FA30 GA19 GA50

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重
    合体からなる吸水性樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂
    組成物による筆記用記録層からなることを特徴とする筆
    記用記録材。
  2. 【請求項2】 ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重
    合体が、ビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合比を7
    /3〜3/7の範囲で調整した共重合体からなることを
    特徴とする上記の請求項1に記載する筆記用記録材。
  3. 【請求項3】 樹脂組成物が、耐水性樹脂を含むことを
    特徴とする上記の請求項1〜2に記載する筆記用記録
    材。
  4. 【請求項4】 耐水性樹脂が、ポリウレタン系樹脂また
    は(メタ)アクリル系樹脂からなることを特徴とする上
    記の請求項3に記載する筆記用記録材。
  5. 【請求項5】 樹脂組成物が、滑剤を含むことを特徴と
    する上記の請求項1〜4に記載する筆記用記録材。
  6. 【請求項6】 滑剤が、シリカ粒子、ポリマ−ビ−ズ、
    テフロン(登録商標)パウダ−、脂肪酸アミド、また
    は、ポリエチレンワックスからなることを特徴とする上
    記の請求項5に記載する筆記用記録材。
  7. 【請求項7】 筆記用記録層が、膜厚0.5g/m2
    15.0g/m2 (乾燥状態)の範囲であることを特徴
    とする上記の請求項1〜6に記載する筆記用記録材。
  8. 【請求項8】 筆記用記録層が、基体シ−トの上に設け
    られていることを特徴とする請求項1〜7に記載する筆
    記用記録材。
  9. 【請求項9】 基体シ−トが、樹脂のフィルムないしシ
    −トからなることを特徴とする上記の請求項8に記載す
    る筆記用記録材。
  10. 【請求項10】 基体シ−トが、2軸延伸ポリエチレン
    テレフタレ−トフィルムからなることを特徴とする上記
    の請求項8〜9に記載する筆記用記録材。
  11. 【請求項11】 基体シ−トが、紙基材からなることを
    特徴とする上記の請求項8に記載する筆記用記録材。
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