JP2001181865A - アルミニウム合金押出形材の表面処理方法 - Google Patents

アルミニウム合金押出形材の表面処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな凹凸のザラツキ感が付与されたアルミ
ニウム合金押出形材を得る。 【構成】 Al−Mg−Si系アルミニウム合金押出形
材を押出加工した後、180〜230℃に1〜4時間加
熱する熱処理を施し、次いで塩酸含有水溶液にアルミニ
ウム合金押出形材を浸漬することにより微細な凹凸を材
料表面に生成させ、更にアルカリ性水溶液にアルミニウ
ム合金押出形材を浸漬して凹凸を拡大する。塩酸含有水
溶液浸漬処理では、濃度10〜200g/l,浴温20
〜50℃の塩酸含有水溶液にアルミニウム合金押出形材
を1〜20分浸漬する。アルカリ性水溶液浸漬処理で
は、濃度20〜100g/l,浴温30〜70℃,pH
13以上の水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウム合金
押出形材を3〜20分浸漬する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大きな凹凸でザラツキ
感が強調された外観をAl−Mg−Si系アルミニウム
合金押出形材に付与する表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Al−Mg−Si系アルミニウム合金押
出形材は、軽量で耐食性,耐久性に優れていることを活
用し、外装材,内装材,表層材等の建築材料やケーシン
グ材を始めとして各種分野で使用されている。建築用途
等では、都市空間との調和,建築物の意匠性等を改善す
るため、梨地処理,ブラスト処理等で表面光沢を調整
し、電解着色,塗装等で種々の色調を付与している。最
近では、一層大きな凹凸によるザラツキ感をもつ外観を
付与したアルミニウム合金押出形材が要求されている。
陽極酸化処理に先立って、アルミニウムの結晶粒を顕在
化させるとき、着色処理されたアルミニウム合金押出形
材も結晶粒が顕在化した表面状態を維持し、意匠性の高
い製品になる。結晶粒の顕在化には、硝酸と塩酸との混
液(王水),アルカリ,フッ酸等を用いたエッチングが
知られている。また、結晶粒を大きく成長させたアルミ
ニウム材をエッチング処理することにより、結晶粒模様
が発現することも知られている(特開平3−25717
7号公報,特開平5−70906号公報,特開平6−3
36682号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】王水を用いて結晶粒模
様を発現させる方法では、アルミニウム合金押出形材に
王水が激しく反応するため外観の制御が困難である。し
かも、反応ガスによる周辺設備の腐食等、環境にも悪影
響を及ぼす。アルカリを用いたエッチングでは、処理後
の外観を制御することは容易であるものの、アルミニウ
ム合金押出形材が均一溶解するため、結晶粒模様を発現
できなかった。フッ酸系のエッチング液を用いて艶消し
する方法も知られているが、この場合にも凹凸感が少な
く、望ましい外観が得られていない。ショットブラスト
で艶消し処理する方法では、ショットの粒子径に応じた
凹凸感のある外観が得られるが、ショット吹付け時の圧
力によってはアルミニウム合金押出形材に変形が生じる
こともある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、Mg2Si析出
部近傍の表面酸化膜に欠陥部が生じやすいことを活用す
ると共に、塩酸エッチング処理をアルカリエッチング処
理に組み合わせることにより、比較的大きな凹凸を材料
表面に形成したアルミニウム合金押出形材を提供するこ
とを目的とする。本発明は、その目的を達成するため、
Al−Mg−Si系アルミニウム合金押出形材を押出加
工した後、180〜230℃に1〜4時間加熱する熱処
理を施してMg2Siを析出させ、次いで塩酸含有水溶
液にアルミニウム合金押出形材を浸漬することにより微
細な凹凸を材料表面に生成させ、更にアルカリ性水溶液
にアルミニウム合金押出形材を浸漬して凹凸を拡大する
ことを特徴とする。塩酸含有水溶液浸漬処理では、濃度
10〜200g/l,浴温20〜50℃の塩酸含有水溶
液にアルミニウム合金押出形材を1〜20分浸漬するこ
とが好ましい。アルカリ性水溶液浸漬処理では、濃度2
0〜100g/l,浴温30〜70℃,pH13以上の
水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウム合金押出形材を
3〜20分浸漬することが好ましい。
【0005】
【作用】熱処理後のAl−Mg−Si系アルミニウム合
金押出形材を常法に従ってアルカリエッチングすると、
素材に含まれている晶出物の選択的な溶解や脱落が起点
となってピットが生成する。しかし、処理後の表面は、
素材自体の光沢による影響を大きく受け、梨地感に乏し
い。すなわち、アルカリエッチング処理だけでは、表面
形態を大きく変えることができない。
【0006】そこで、本発明では、熱処理によってAl
−Mg−Si系アルミニウム合金押出形材に析出するM
2Siの析出形態を制御した後、Al−Mg−Si系
アルミニウム合金押出形材アルカリエッチング処理に先
立って塩酸含有水溶液を用いたエッチング処理を導入す
ることにより、アルミニウム合金押出形材の全面に多数
の微細な凹凸を形成すると共に、凹凸のサイズ及び深さ
を高い自由度で制御することを可能にした。アルミニウ
ム合金押出形材を熱処理すると形材表面に酸化膜が形成
されるが、Mg2Si析出部近傍の表面酸化膜に欠陥部
が発生しやすい。このアルミニウム合金押出形材を塩酸
水溶液に浸漬すると、表面酸化膜の欠陥部に塩酸が進入
してアルミニウムが局部溶解する。そのため、表面処理
に先立つ熱処理でMg2Siの析出状態を管理すること
により、必要とする外観の発現に適した欠陥部分布をも
つ表面状態に調整される。
【0007】局部溶解により生じたエッチピット、すな
わち方位ピットは、角張った小さな孔として材料表面か
ら深さ方向に成長する。そのため、エッチピットにより
アルミニウム合金押出形材の表面につけた凹凸は微細で
ある。塩酸含有水溶液浸漬で材料表面につけられた微細
な凹凸は、アルミニウム合金押出形材をアルカリ性水溶
液に浸漬したときの材料の均一溶解によってエッチピッ
トの孔径が拡大し、大きな凹凸となる。成長した大きな
凹凸は、材料表面に均一に分布しており、目的とするザ
ラツキ感をアルミニウム合金押出形材に付与する。アル
カリ性水溶液を用いた浸漬処理後のアルミニウム合金押
出形材の表面を観察すると、材料表面の何れの部分でも
表面粗さがRzで5μm以上となっている。
【0008】
【実施の形態】本発明が対象とするアルミニウム合金押
出形材には、JIS A6063等のAl−Mg−Si
系合金があり、従来から建材分野等で板材,管材,押出
形材等として使用されている。 熱処理:熱処理では、アルミニウム合金押出形材の表面
に酸化膜が形成されるが、エッチピットの起点となる欠
陥部を表面酸化膜に分布させるため、熱処理条件の調整
によってMg2Siの析出状態を制御する。熱処理条件
としては、アルミニウム合金押出形材を180〜230
℃に1〜4時間加熱することが好ましい。180℃未満
の熱処理温度及び1時間に達しない短時間加熱では、M
2Siの析出量が不足し、後続する塩酸含有水溶液浸
漬工程で生成するエッチピットの個数が少なくなる。そ
のため、アルカリ性水溶液に浸漬処理しても、材料表面
に大きな凹凸がまばらに分布するだけで、望ましいザラ
ツキ感が付与されない。逆に230℃を超える熱処理温
度や4時間を超える長時間加熱では、Mg2Siが析出
過剰になるため、塩酸含有水溶液浸漬処理でエッチピッ
トが過剰に発生し、重なり合う。このようなアルミニウ
ム合金押出形材をアルカリ性水溶液に浸漬処理すると、
材料表面の過剰溶解が進行し、凹凸感が少なく表面粗さ
もRz5μm以下となり、望ましいザラツキ感が得られ
ない。
【0009】塩酸含有水溶液浸漬処理:熱処理されたア
ルミニウム合金押出形材は、好ましくは濃度10〜20
0g/l(より好適には30〜150g/l),浴温2
0〜50℃(より好適には25〜40℃)の塩酸含有水
溶液にアルミニウム合金押出形材を1〜20分(より好
適には5〜15分)浸漬する。使用する塩酸含有水溶液
の酸濃度や浴温が高いほどエッチピットの生成が促進さ
れ、短時間処理が可能になる。10g/l未満の塩酸濃
度や20℃未満の浴温では溶解速度が遅く、200g/
lを超える塩酸濃度や50℃を超える浴温では溶解反応
が過激に進行するため微細な凹凸の生成に必要な時間制
御が困難になる。また、過度に高い塩酸濃度や浴温は、
塩酸ミストの発生を助長し、作業環境を悪化させる虞が
ある。1分に達しない浸漬時間では局部溶解が十分に進
行せず、逆に15分を超える浸漬時間では微細な凹凸の
個数が多くなるものの、凹凸が重なり合って必要とする
外観が得られなくなる。塩酸含有水溶液は、微細な凹凸
の制御を容易にするため、燐酸,硫酸等の鉱酸や蓚酸等
の有機酸を含むことができる。塩酸含有水溶液への浸漬
に先立って、アルミニウム合金押出形材をアルカリ性水
溶液に浸漬し、材料表面から酸化物を予め除去しても良
い。このときの浸漬処理では、たとえば濃度20〜10
0g/lの水酸化ナトリウムを含み、浴温30〜70
℃,pH13以上のアルカリ性水溶液にアルミニウム合
金押出形材が1〜10分浸漬される。この処理により材
料表面から熱処理時に形成された酸化物が除去されるた
め、次の工程で材料表面と塩酸含有水溶液との反応が均
一に進行し、材料表面に均一な分布でエッチピットが生
成する。アルカリ性水溶液で処理されたアルミニウム合
金押出形材は、塩酸含有水溶液浸漬に先立って硝酸,硫
酸等をもちいて中和処理することが更に好ましい。
【0010】アルカリ性水溶液浸漬処理:アルミニウム
合金押出形材は、塩酸含有水溶液との接触で多数のエッ
チピットが生成した後、アルカリ性水溶液に浸漬され
る。好ましくは、濃度20〜100g/l,浴温30〜
70℃,pH13以上の水酸化ナトリウム水溶液が使用
され、アルミニウム合金押出形材が3〜20分浸漬され
る。塩酸水溶液浸漬で材料表面に生成したエッチピット
は、アルミニウム合金押出形材をアルカリ性水溶液に浸
漬処理する本工程で孔径が拡大される。塩酸含有水溶液
浸漬処理のままでは複雑な形状で先端部が素材奥部まで
深く進行しているエッチピットにより、ピット部分での
光吸収に起因して黒みがかった色調を呈するが、アルカ
リ性水溶液浸漬によってピット形状を変えることにより
黒みがかった色調が解消される。20g/l未満の濃度
や30℃に達しない浴温では、材料表面の均一溶解が不
十分で凹凸の拡大が十分に進行せず、必要とするザラツ
キ感のある外観が得られない。逆に100g/lを超え
る濃度や70度を超える浴温では、制御困難なほど均一
溶解が過激になり、凹凸がなだらかになって目立たなく
なる。また、エッチングミストの多量発生によって作業
環境が悪化する虞がある。均一溶解を進行させる上で3
分以上の浸漬時間が必要であるが、20分を超える長時
間浸漬では均一溶解が過度に進行し、凹凸がなだらかに
なって目立たなくなる。大きな凹凸でザラツキ感が強調
されたアルミニウム合金押出形材は、目的に応じて陽極
酸化処理,着色処理,封孔処理,電着塗装,スプレー塗
装等が施される。
【0011】
【実施例】実施例:JIS A6063アルミニウム合
金押出形材に180℃×2時間の熱処理を施しMg2
iを析出させた後、濃度100g/l,浴温30℃の塩
酸水溶液に5分浸漬し、多数のエッチピットを材料表面
に生成させた。次いで、濃度50g/l,浴温50℃の
水酸化ナトリウム水溶液に10分浸漬し、材料表面を均
一に溶解させた。処理されたアルミニウム合金押出形材
の表面を観察したところ、凹凸の拡大によりザラツキ感
が強調された外観を呈していた。また、表面粗さはRz
10.2μmであった。
【0012】比較例1:押出加工後に熱処理を施すこと
なく、実施例1と同じ条件下でアルミニウム合金押出形
材を塩酸水溶液、次いで水酸化ナトリウム水溶液に浸漬
した。処理後の材料表面を観察したところ、凹凸が少な
いため十分なザラツキ感が得られなかった。このときの
表面粗さは,Rz3μmであった。 比較例2:押出加工後に235℃×2時間の熱処理を施
す以外は、実施例1と同じ条件下でアルミニウム合金押
出形材を処理した。処理後の材料表面を観察したとこ
ろ、著しい肌荒れが検出され、ザラツキ感のある外観が
得られなかった。このときの表面粗さは、Rz4μmで
あった。この対比から明らかなように、本発明に従って
熱処理→塩酸含有水溶液浸漬→アルカリ性水溶液浸漬を
施すことにより、アルミニウム合金押出形材が大きな凹
凸でザラツキ感のある表面状態に調整されることが確認
された。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、熱処理で多数のMg2Siを析出させたアルミニウ
ム合金押出形材を塩酸含有水溶液浸漬して多数のエッチ
ピットを生成させ、次いでアルカリ性水溶液浸漬により
エッチピットの孔径を拡大して大きな凹凸のザラツキ感
を材料表面に付与している。このように処理されたアル
ミニウム合金押出形材は、陽極酸化,着色処理,各種塗
装等で識別性の高い表面状態に調整され、サッシ,カー
テンウォール等を初めとして広範な分野で使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 613 C22F 1/00 613 691 691B 691C (72)発明者 海老原 健 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 朝倉 美樹夫 東京都品川区大崎一丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 蒲田 裕志 東京都品川区大崎一丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 入谷 隆 東京都品川区大崎一丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 川端 清 東京都品川区大崎一丁目11番1号 新日軽 株式会社内 Fターム(参考) 4K057 WA05 WB05 WB11 WC01 WC03 WE08 WE22 WG01 WG02 WG03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al−Mg−Si系アルミニウム合金押
    出形材を押出加工した後、180〜230℃に1〜4時
    間加熱する熱処理を施してMg2Siを析出させ、次い
    で塩酸含有水溶液にアルミニウム合金押出形材を浸漬す
    ることにより微細な凹凸を材料表面に生成させ、更にア
    ルカリ性水溶液にアルミニウム合金押出形材を浸漬して
    凹凸を拡大することを特徴とするアルミニウム合金押出
    形材の表面処理方法。
  2. 【請求項2】 塩酸濃度10〜200g/l,浴温20
    〜50℃の塩酸含有水溶液にアルミニウム合金押出形材
    を1〜20分浸漬する請求項1記載の表面処理方法。
  3. 【請求項3】 塩酸含有水溶液にアルミニウム合金押出
    形材を浸漬した後、水酸化ナトリウム濃度20〜100
    g/l,浴温30〜70℃,pH13以上のアルカリ性
    水溶液に3〜20分浸漬する請求項1記載の表面処理方
    法。
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