JP2001181684A - エッジビードリムーバ - Google Patents

エッジビードリムーバ

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JP2001181684A
JP2001181684A JP37283599A JP37283599A JP2001181684A JP 2001181684 A JP2001181684 A JP 2001181684A JP 37283599 A JP37283599 A JP 37283599A JP 37283599 A JP37283599 A JP 37283599A JP 2001181684 A JP2001181684 A JP 2001181684A
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JP
Japan
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edge bead
resist
bead remover
substrate
edge
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Pending
Application number
JP37283599A
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English (en)
Inventor
Genki Nogami
玄器 野上
Kazuto Ikemoto
一人 池本
Tetsuo Aoyama
哲男 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたレジスト溶解速度を有し、低毒性で極
めて安全性が高く、環境保全にも優れ、不快臭も極めて
少なく、比較的高沸点で操作性が良好であり、残さや析
出物を生じることがなく、高品位の電子部品製造用基材
を高効率で製造することができるエッジビードリムーバ
を提供する。 【解決手段】 オルト酸エステルを含有するエッジビー
ドリムーバ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なエッジビー
ドリムーバであり、このエッジビードリムーバを用いて
レジスト塗布時あるいは塗布後の電子部品用基材から不
要なレジスト分を洗浄除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レジストなどの塗布には、スピンコー
ト、ロールコート、リバースロールコート、流延塗布、
ドクターコート、ディップコート、ランドコート等の種
々の方法が採られており、例えば集積回路素子の製造に
おいては、レジスト塗布法として、スピンコート法が主
として用いられている。スピンコート法では、基材上に
レジスト溶液が滴下され、この滴下されたレジスト溶液
は基材の回転により基材外周方向に流延され、過剰のレ
ジスト溶液は基材外周から飛散除去され、基材中心部は
所望の膜厚を有するレジスト膜が形成される。この時、
レジスト溶液の一部が基材の背面にまで回り込んだり、
或いは基材の外周縁にはレジスト溶液が他の部分より厚
く残る、いわゆるビードの形成がなされる欠点がある。
このようなレジストは次工程の熱処理によってもろくな
り、基材の搬送中に小りん片状に剥離し、これが装置内
のゴミ発生の原因になったり、基材上のレジスト表面に
付着し、高品質の半導体素子を製造する上で大きな問題
となっている。このため基材側面周辺部或いは裏面から
不要なレジストを除去したり、ビードの除去を行う必要
がある。また、スピンコート法以外の塗布法において
も、不必要な部分にレジストが付着することがあること
はスピンコート法における場合と同様である。この時に
用いる溶剤が「エッジビードリムーバ」であり、この表
現は、株式会社プレスジャーナル平成11年3月20日
発行の月刊FPDintelligence 増刊号「LCDパネル部品
・材料技術」第六章「現像液・剥離液」p38に記述さ
れている。
【0003】従来エッジビードリムーバに用いられてい
る溶剤として、例えば特開昭63−69563号公報で
は、1−メチル2−ピロリドン、アセトン、キシレンの
使用が記述され、もう一例として特開平7−14656
2号公報では、レジスト除去用洗浄溶剤として、エチレ
ングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリコー
ルモノアルキルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノ
アルキルアセテートなどのエーテルやエーテルアセテー
ト類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプ
ロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチルな
どのエステル類やアルコキシカルボン酸エステル類、あ
るいはこれらの混合物などの使用が従来例を含めて記述
されている。
【0004】しかし、従来の洗浄剤は、あるものはレジ
ストに対する溶解能が十分でなく、洗浄時に残さや析出
物が生じやすく、十分な洗浄を行うためには時間がかか
ったり、多量の溶剤が必要とされる。溶解力の高いエチ
レングリコール系をはじめ、各溶剤には多かれ少なかれ
毒性を有すと共に不快臭を発生するものも多く、優れた
溶解性と人体に対するより高い安全性を同時に満たすエ
ッジビードリムーバが望まれている。これらの条件を満
たす新たな溶剤が求められ、例えば、特開平11−21
8937号公報では炭酸エステルの利用が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
有さない、少量の使用量で、かつ短時間の洗浄時間で十
分な洗浄を行うことができる高い溶解性を有すると共に
人体に対しての安全性が高いエッジビードリムーバを提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究し
た結果、オルト酸エステルをエッジビードリムーバとし
て用いることにより、少量の使用量で、かつ短時間の洗
浄時間で十分な洗浄を行うことができる高い溶解性を有
し、人体に対しての安全性が高く、有機溶剤にありがち
な不快臭を極力抑えながら、レジスト塗布時あるいは塗
布後の電子部品用基材から不要なレジスト分を少量の溶
剤使用量で短時間に除去する方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は下記の一般式
(I)で表されるオルト酸エステルを含有することを特
徴とするエッジビードリムーバであり、このエッジビー
ドリムーバを用いることにより、人体に対しての安全性
が高く、レジスト塗布時あるいは塗布後の電子部品用基
材から不要なレジスト分を少量の溶剤使用量で短時間に
除去する方法である。
【0008】
【化2】 (R1は置換基を有してもよい炭化水素基又はH を示し、
R2は置換基を有してもよい炭化水素基を示す。)
【0009】上記一般式(I)において、R1はH もしく
は炭素数1〜10の炭化水素基であり、この炭化水素基
は置換基を有していてもよく、例えばアルコキシ基、カ
ルボキシル基、ヒドロキシル基、アセタール基を導入す
ることにより、溶解速度をより高くすることができる。
R2は炭素数1〜10の炭化水素基であり、この炭化水素
基は置換基を有していてもよく、例えばアルコキシ基、
カルボキシル基、ヒドロキシル基、アセタール基を導入
することにより、溶解速度をより高くすることができ
る。特に溶解速度の高いもので入手が容易のものを具体
的に挙げると、オルトギ酸メチル、オルト酢酸メチル等
がある。これらのオルト酸エステルは単独で用いてもよ
く、また2種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0010】本発明のエッジビードリムーバは必要に応
じて他の溶剤を混合することができる。その溶剤として
は、エーテル類、エステル類、ケトン類、ケトエール
類、ケトール類、アルコール類、アルコキシカルボン酸
エステル類、ジケトン類、アミド類、芳香族炭化水素等
が挙げられる。これらの溶剤は単独で又は2種以上を組
み合わせてもよい。
【0011】本発明のエッジビードリムーバは、公知の
ポジ型レジスト、ネガ型レジストのいずれにも適用する
ことができる。本発明のエッジビードリムーバが適用で
きるレジストの代表的なものを例示すると、ポジ型で
は、例えば、キノンジアジド系感光剤とアルカリ可溶性
授脂とからなるもの、化学増幅型レジストなどが、ネガ
型では、例えば、ポリケイ皮酸ビニル等の感光性基を有
する高分子化合物を含むもの、芳香族アジド化合物を含
有するもの或いは環化ゴムとビスアジド化合物からなる
ようなアジド化合物を含有するもの、ジアゾ樹脂を含む
もの、付加重合性不飽和化合物を含む光重合性組成物、
化学増幅型ネガレジストなどが挙げられる。
【0012】また、被膜形成物質としては、例えばフェ
ノール、クレゾール、キシレノールなどとアルデヒド類
とから得られるノボラック授脂、アクリル授脂、スチレ
ンとアクリル酸との共重合体、ヒドロキシスチレンの重
合体、ポリビニルヒドロキシベンゾエート、ポリビニル
ヒドロキシベンザルなどのアルカリ可溶性樹脂が有効で
ある。
【0013】また、レジストには、必要に応じて、相容
性のある他の染料、例えばクマリン系染料、アゾ染料な
どを添加してもよいし、さらに他の添加物、例えば付加
的授脂、可塑剤、安定剤あるいは現像して得られるパタ
ーンをより一層可視的にするための着色剤、コントラス
ト向上剤などの慣用されているものを添加含有させるこ
ともできる。
【0014】本発明のエッジビードリムーバの適用を具
体的に説明すると、まずレジスト溶液はスピンコート法
など従来から公知の塗布法により、必要に応じて前処理
されたシリコン基材、ガラス基材等に塗布される。塗布
がスピンコート法によりなされる場合は周辺部の膜厚が
中央部の膜厚よりも大きいビードの形成がおこり、また
基材の縁辺部や裏面部にも塗布物が回り込んでいるのが
普通である。本発明のエッジビードリムーバを回転する
縁ビード上にスプレーすることによりビードの流動を促
進させ、基板上に実質的に均一な厚みを有するレジスト
膜の形成をなすことができる。また、基板側面周辺或い
は背面に回り込んだレジストはエッジビードリムーバの
スプレーにより除去することができる。
【0015】本発明溶剤は極めて溶解性に優れるため、
前記したような利用態様以外に、例えばスピンナーカッ
プなどに付着して固着したレジストの洗浄除去にも有効
に利用できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。 実施例1〜2及び比較例1〜3 シリコンウエハー上に市販のポジ型フォトレジスト(東
京応化製、TFR-790 )をスピンナーにより、乾燥膜厚が
16000Åになるように塗布したのち、乾燥オーブン
にて、120℃で30分間プリベークし、レジスト膜を
形成した。次いで、表に示す組成の各溶剤100mlを
ビーカーに入れ、上記で作成したウエハーを10秒間溶
剤に浸し、溶剤から引き上げてからすぐにエアーブロー
にて乾燥を行い、各ウエハーの膜厚(Å)を膜厚計(ナ
ノメトリック・ジャパン社製、ナノスペックM500
0)にて測定することにより溶解速度(Å/sec.)を求め
た。実施例及び比較例の結果を表1に示す。なお、比較
例1から3は実際にレジスト除去用洗浄溶剤として用い
られている溶剤である。
【0017】 表1 エッジビードリムーバ組成 溶解速度 臭気 (重量比) (Å/sec.) 実施例1 オルトギ酸メチル 1513 不快臭なし 2 オルト酢酸メチル 1462 不快臭なし 比較例1 AcOBu 1481 独特の臭気 2 PGMEA 669 不快臭 3 乳酸エチル 701 独特の臭気 PGMEA: プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート AcOBu: 酢酸ブチル
【0018】
【発明の効果】本発明のエッジビードリムーバは、優れ
た溶解速度を有し、毒性が極めて低く、生分解性がある
ので自然界への蓄積が無く環境保全に望ましい。また、
蒸発速度が適度な値であり程良い乾燥性を有しながら引
火点が比較的高く、不快臭も極めて少なくため操作性や
安全性が高い利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA25 AA27 CA14 DA10 JA02 LA02 LA03 4H003 BA12 DA15 ED32 FA01 FA03 FA25 FA32 5F046 JA27 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I)で表されるオルト酸エ
    ステルを含有することを特徴とするエッジビードリムー
    バ。 【化1】 (R1は置換基を有してもよい炭化水素基又はH を示し、
    R2は置換基を有してもよい炭化水素基を示す。)
  2. 【請求項2】 レジスト形成用塗布物を基材に塗布した
    後、基材の周辺部、縁辺部及び/又は裏面部に付着した
    不要のレジスト形成用塗布物を請求項1記載のエッジビ
    ードリムーバを用いて除去する方法。
JP37283599A 1999-12-28 1999-12-28 エッジビードリムーバ Pending JP2001181684A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191550A (ja) * 2003-12-01 2005-07-14 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 基板の貼り付け方法
JP2008103730A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Air Products & Chemicals Inc ポストエッチングしたフォトレジスト、エッチングポリマーおよび残留物を除去するためのアセタールまたはケタールを含有するストリッパー

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