JP2001180636A - 超薄肉プラスチック製液体容器の搬送システム - Google Patents

超薄肉プラスチック製液体容器の搬送システム

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JP2001180636A JP37417399A JP37417399A JP2001180636A JP 2001180636 A JP2001180636 A JP 2001180636A JP 37417399 A JP37417399 A JP 37417399A JP 37417399 A JP37417399 A JP 37417399A JP 2001180636 A JP2001180636 A JP 2001180636A
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和明 野瀬
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茂樹 山田
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0292Foldable bottles

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  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超薄肉プラスチック製液体容器を圧縮した容
積減少状態で搬送可能な支持体を具える搬送システムを
提供することにより、容器を自立させたまま搬送するこ
とで生じる不都合を解消する。 【解決手段】 ボトル1の注ぎ口1aをトレイ11上の
窪み11fに嵌合させて複数のボトル1をトレイ11に
セットし、ケース内に重ね合せの状態で収納することに
より、ボトル1をボトル軸線方向Oに圧縮して大量のボ
トル1を1度に搬送する。ボトル1を利用する際には、
窪み11fに設けた孔3から直接、エアノズル5を導入
してエアによる復元を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、詰め替え用などに用いられる超
薄肉プラスチック製液体容器の複数個をそれぞれ所定の
方向に圧縮した容積減少状態で搬送すると共に、これら
圧縮容器を膨張した状態に再成形するために使用される
搬送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省資源やゴミ量削減等を考慮し
て、詰め替え用の容器が用いられるようになり、袋状容
器、パウチ容器、ボトル型容器等が用いられており、こ
れらの液体容器は、例えば、液体洗剤や液状化粧品等の
内容物を収納する詰め替え用の容器として用いられてい
る。ところで、高い保形性を有する詰め替え用の容器で
は、空の容器であっても、内部に空間を有していること
から、容器を製造する製造者側からその容器に内容物を
充填する利用者側への流通の際、充填後の容器と同様に
流通コストが増加するとともに、廃棄の際にも嵩張った
ものになってしまう。
【0003】これに対し、超薄肉の液体容器は、保形性
を低くすることができることから、折りたたむことで流
通時や廃棄時等の容積を小さくすることができる。しか
も、内容物が充填されていない状態では自立性を有しな
いものであっても、その容器に内容物が充填されれば充
分に自立させることができる。
【0004】ところで、完成した空の液体容器は各々独
立しているので、こうした液体容器を利用者に納品する
際には、複数個の液体容器をパレットなどの支持体など
に乗せて搬送する必要がある。
【0005】しかしながら、こうしたトレイなどを搬送
に使用する際には、液体容器を自立、整列した状態に維
持することが困難であり、しかも、自立させた液体容器
は嵩張るために効率的に搬送することができない。ま
た、トレイには、自立させた容器の落下を考慮して落下
防止枠が設けられているために、箱詰めされた液体容器
の取り出しも容易ではない。
【0006】こうした問題の発生は、特に、上述した超
薄肉プラスチック製液体容器にあって顕著である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解消するためになされたものであって、超薄肉プ
ラスチック製液体容器をそれぞれ自立した状態で搬送す
るのではなく、超薄肉プラスチック製液体容器をそれぞ
れ、所定の方向に圧縮した容積減少状態で搬送できる支
持体を具える搬送システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明による請求項1に係る超薄肉プラスチック製
液体容器の搬送システムは、複数個の超薄肉プラスチッ
ク製液体容器をそれぞれ、所定の方向に圧縮した容積減
少状態で搬送するための支持体を具え、該支持体に、前
記液体容器の注ぎ口を嵌合させるための複数の嵌合部が
設けられ、これらの嵌合部は容器本体との嵌合状態で該
液体容器を復元変形させるべく、前記液体容器それぞれ
が互いに干渉しない位置に配置され、かつ、前記嵌合部
は、前記液体容器との嵌合状態で該液体容器を復元変形
させるべく、該液体容器内に流体を注入可能とされてい
ることを特徴とするものである。
【0009】この場合、前記液体容器は、その注ぎ口を
支持体の嵌合部に嵌合させるから、この支持体上での自
立および整列が容易である。しかも、前記液体容器の胴
体部分は前記支持体に固定されないから、前記液体容器
を圧縮した状態で重ね合せて省スペース化を図ることに
より、効率的な搬送が可能になる。加えて、前記液体容
器の落下を防止するための枠などが不要となるから、そ
の取り出しも容易である。
【0010】また、前記嵌合部は、前記液体容器との嵌
合状態でこの容器内に流体を注入可能なものであるか
ら、圧縮された液体容器を前記支持体に固定したまま
で、元の液体容器の状態に復元することができる。
【0011】従って、本発明による請求項1に係る超薄
肉プラスチック製液体容器の搬送システムによれば、省
スペース化に伴い大量の液体容器を1回に搬送できるこ
とによって輸送コストが軽減されると共に、圧縮された
液体容器を前記支持体に取り外しが容易な状態で固定し
たまま元の状態に復元することによって作業性を向上さ
せることができる。
【0012】
【実施の形態】本発明の好適な実施形態においては、前
記支持体が薄肉のトレイであることが好ましい。この場
合、インジェクション成形またはシート成形などにより
容易に製造することができる。
【0013】本発明の他の好適な実施形態においては、
前記支持体が薄肉の帯状部材であることが好ましい。こ
の場合、上記実施形態と同様に、インジェクション成形
またはシート成形などにより容易に製造することができ
る。
【0014】前記支持体が薄肉のトレイである実施形態
においては、前記嵌合部が窪みであることが好ましい。
この場合、前記注ぎ口と前記支持体との嵌合を強固なも
のとすることができる。
【0015】また、上記実施形態においては、前記窪み
部の内縁面に、前記支持体を重ね合せた際の嵌合を防止
するリブを設けることが好ましい。この場合、搬送や収
納のために重ね合わされた前記支持体の取り外しが容易
である。
【0016】前記支持体が薄肉の帯状部材である実施形
態において、前記嵌合部は前記支持体の厚み方向に貫通
する穴であってもよい。この場合、前記嵌合部を簡単な
構成で成形することができる。
【0017】ところで、前記解決手段、または、上記全
ての実施形態においては、前記支持体における流体容器
とは反対側から前記液体容器の注ぎ口に導入され、この
注ぎ口の内周部に嵌合するホルダーを配置することが好
ましい。この場合、前記ホルダーは、前記注ぎ口に嵌合
させることにより、この注ぎ口を保護してキズなどを防
止することができ、しかも、前記液体容器の抜け防止に
有効である。
【0018】上記実施形態においては、前記ホルダーの
外周面に、前記嵌合部の周縁部に密接する張り出し部を
設けることが好ましい。この場合、前記液体容器の抜け
防止を簡単な構成で達成することができる。
【0019】また、上記実施形態において、前記ホルダ
ーは、前記液体容器に流体を導入するためのノズルを案
内するノズル治具であることが好ましい。この場合、前
記液体容器を前記支持体に固定したままで前記液体容器
の復元を行う際に有効である。
【0020】上記実施形態において、前記ホルダーおよ
び前記液体容器の注ぎ口は、前記ホルダーの外周面と前
記液体容器の注ぎ口の内周面との一方に設けた凸条と他
方に設けた溝部とによって嵌合されることが好ましい。
この場合、前記ホルダーおよび前記液体容器の固定をさ
らに強固なものとすることができる。
【0021】また、前記解決手段、または、上記実施形
態において、前記プラスチックは、単位容積あたりの使
用材料量が、0.004〜0.025(g/ml)である
ことが好ましい。この場合、前記液体容器は、可撓性が
得られる範囲内で最も高い強度を有するため、容器の容
積増大および減少に関する耐久性が向上する。
【0022】さらに、前記解決手段、または、上記実施
形態において、前記プラスチックは、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレ
ンなどの熱可塑性樹脂でなることが好ましい。この場
合、プラスチック材料として用いられる材料は既存のも
のであるから、製造コストを上昇させることなく、上述
したそれぞれの作用効果を得ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づき
詳細に説明する。図1〜3は、本発明の第1実施例に係
る超薄肉プラスチック製液体容器の搬送システムによる
作用を説明するための図であって、図1(a),(b)
は搬送システム全体を示した斜視図および、後述のトレ
イに形成された嵌合部としての窪み11fを示した一部
断面図、また、図2および図3は図1の一部断面図であ
る。
【0024】図1に示す如く、第1実施例の搬送システ
ムは、超薄肉プラスチック製液体容器であるボトル1
と、このボトル1を搬送するための支持体である薄肉ト
レイ11とを具える。
【0025】ボトル1は、その軸線(以下、ボトル軸線
という)方向O(図2,3参照)に圧縮することが可能
な容器である。また、トレイ11には、複数の窪み11
fが設けられている。これらの窪み11fはそれぞれ、
ボトル1の注ぎ口1aを個々に嵌合させるものであっ
て、これらの窪み11fは、ボトル1との嵌合状態でボ
トル1それぞれが互いに干渉しない位置に配置され、か
つ、ボトル1との嵌合状態でボトル1内に流体を注入可
能となっている。具体的には、窪み11fの底面に、ボ
トル1の注ぎ口に一致する導入孔3が形成されている
(図2,3参照)。
【0026】ここで、図1〜3を参照して、第1実施例
の作用を説明する。
【0027】まず、図1(a)に示すように、1つのボ
トル1の注ぎ口1aをトレイ11上の1つの窪み11f
に嵌合させて複数個のボトル1をトレイ11にセット
し、そらのトレイ11をそれぞれケース20内に重ね合
せの状態に収納する。なお、窪み11fは、図1(b)
に示すような断面形状を有し、この窪み11fにボトル
1の注ぎ口1aを嵌合させる。
【0028】トレイ11は、図2に示すように、ケース
20内に重ね合せ状態に収納される。このとき、トレイ
11にセットされたボトル1は、上方に配したトレイ1
1によって、ボトル軸線Oに沿って圧縮された容積減少
状態になる。このため、成形されたボトル1を搬送する
場合には、ボトル1がコンパクト化されてトレイ11を
効率良く箱詰めすることができ、ケース20からの取り
出しも容易である。
【0029】ボトル1に内容物を充填する際には、ま
ず、ボトル1がセットされたトレイ11をケース20か
ら取り出す。次に、図3(a)に示すように、ボトル1
がトレイ11に固定されている状態のまま、エアノズル
5を導入孔3からボトルの注ぎ口1a内に導入する。こ
の後、エアノズル5からボトル1内にエアを吹き込んで
ボトル1内にエアを充填させ、同図(b)に示すような
ボトル1に復元する。
【0030】この場合、ボトル1は、その注ぎ口1aを
トレイ11の窪み11fに嵌合させるから、このトレイ
11上での自立および整列が容易である。しかも、ボト
ル1の胴体部分1bはトレイ11に固定されないから、
ボトル1を圧縮した状態で重ね合せて省スペース化が図
れることにより、効率的な搬送が可能になる。加えて、
トレイ11に対してボトル1の落下を防止するための枠
などを設けることが不要となるから、その取り出しも容
易である。なお、ボトル1の復元に関しては、エアノズ
ル5から中身を直接入れてもよい。この場合、作業工程
や設備の削減が可能になる。
【0031】また、窪み11fに設けた導入孔3はボト
ル1との嵌合状態でこのボトル1内に流体を注入可能な
ものであるから、圧縮されたボトル1をトレイ11に固
定したままで、元のボトル1の状態に復元することがで
きる。
【0032】従って、本実施例によれば、省スペース化
に伴い大量のボトル1を1回に搬送できることによって
輸送コストが軽減されると共に、圧縮されたボトル1を
トレイ11に取り外しが容易な状態で固定したまま元の
状態に復元することによって作業性を向上させることが
できる。
【0033】図4〜6は、本発明の第2実施例であっ
て、トレイ11に設けた複数の窪み11fの内縁面それ
ぞれには、トレイ11を重ね合せた際の嵌合を防止する
リブ4が設けられている。図4は、リブ4を有する窪み
11fを示した一部断面図である。図5は、注ぎ口1a
が窪み11fに嵌合した状態を示す断面図、図6は、図
5のボトル1がボトル軸線Oに向かって圧縮された状態
を示す断面図である。なお、第1実施例と同一部分に関
しては同一符号で説明を省略する。
【0034】上記実施例では、ボトル1は、図5に示す
如く、その注ぎ口1aをトレイ11の窪み11fに嵌合
させることによって固定され、第1実施例と同様、窪み
11fに設けた導入孔3からボトル1内のエアが吸い出
される。このため、ボトル1は圧縮された容積減少状態
になる。また、ボトル1の復元も、第1実施例と同様、
エアノズル5からボトル1内にエアを吹き込むことでな
される。なお、ボトル1の復元に関しては、第1実施例
と同様、エアノズル5から中身を直接入れてもよい。
【0035】なお、ボトル1は、ボトル1を別の方向か
ら圧縮することも可能であって、例えば、図7に示す一
部断面図の如く、ボトル1を半径方向に圧縮してもよ
い。
【0036】図8は、第2実施例のトレイ11を重ね合
せ状態で収納した際の断面図である。この場合、トレイ
11設けた窪み11fの内縁面には、その半径方向内向
きにリブ4が設けられているから、図8に示す如く、複
数個のトレイ11を重ね合せた際に、上側に配したトレ
イの窪み11fの底部が下側に配したトレイの窪み11
fの内部に嵌合することがない。つまり、第2実施例に
よれば、窪み11fに設けたリブ4がトレイ11を重ね
合せた際の嵌合を防止するから、搬送や収納のために重
ね合わされたトレイ11の取り外しが容易である。
【0037】図9〜12は、本発明の第3実施例による
作用を説明するための図であって、図9は、搬送システ
ム全体を示す斜視図、図10は、後述のノズル治具を側
面から示す断面図、図11は、ボトル1がセットされた
後述の帯状部材12がケース20に収納された状態を示
す一部断面図、また図12は、圧縮されたボトル1の復
元状態を説明する側面図である。
【0038】第3実施例の搬送システムは、図9に示す
如く、超薄肉プラスチック製液体容器であるボトル1
と、このボトル1を搬送するための他の支持体である、
薄肉の帯状部材12と、ボトル1の注ぎ口1aに導入さ
れ、この注ぎ口1aの内周部に嵌合するホルダー6とを
具える。
【0039】ボトル1は、ボトル軸線Oの方向に圧縮す
ることが可能な容器である(図10参照)。帯状部材1
2は、例えば、容易に製造できる、インジェクション成
形またはシート成形からなる。帯状部材12には、この
部材12の厚み方向に貫通する穴12pが設けられ、ホ
ルダー6の円筒部を嵌合させることができる。この場
合、貫通穴12pの外径は、ボトル1の注ぎ口12aの
外径よりも径が小さい。
【0040】ホルダー6は、注ぎ口1aに嵌合させるこ
とにより、この注ぎ口1aを保護し、キズなどを防止す
ることができるものである。そのため、ホルダー6の外
周面には、帯状部材12の周縁部に密接する張り出し部
61を設けることが好ましい。この場合、ボトル1の抜
け防止を簡単な構成で達成することができる。なお、張
り出し部61の形状は、その半径方向外向きに突出する
形状であればよいが、例えば、本実施例では、帯状部材
12の周縁部全体に密接するカラーとする。
【0041】加えて、ホルダー6は、ボトル1に流体を
導入するノズル5(図3,6を参照)を案内する軸穴6
pを具えるノズル治具であることが好ましい。この場
合、ボトル1を帯状部材12に固定したままでボトル1
の再成形を行う際に有効である。さらに、ホルダー6お
よびボトル1の注ぎ口1aは、ホルダー6の外周面に設
けた凸条と、注ぎ口1aの内周面に設けた溝10によっ
て嵌合されるものであることが好ましい。この場合、ホ
ルダー6およびボトル1の固定をさらに強固なものとす
ることができる。なお、ホルダー6およびボトル1の注
ぎ口1aは、ホルダー6の外周面に設けた溝と、注ぎ口
1aの内周面に設けた凸条との組み合わせであってもよ
い。
【0042】なお、帯状部材12において、ボトル1の
注ぎ口1aを嵌合させる嵌合部は、部材12の厚み方向
に貫通する穴12pであってもよい。この場合、ボトル
1をセットするための嵌合部を簡単な構成で形成するこ
とができる。なお、これらの貫通穴12Pは、ボトル1
との嵌合状態でボトル1それぞれが互いに干渉しない位
置に配置されている。
【0043】ここで、図9〜12を参照して、第3実施
例の作用を説明する。
【0044】まず、図9に示すように、複数個のボトル
1に対して、その注ぎ口1aの上面を帯状部材12に設
けた貫通穴12pの下側にある周縁部に接触させる。そ
れからさらに、ホルダー6を注ぎ口1aに導入し、ホル
ダー6およびボトル1に設けた凸条および溝によって、
ホルダー6を注ぎ口1aの内周面に嵌合させ、複数個の
ボトル1を帯状部材12にセットする。
【0045】次に、ボトル1をセットした帯状部材12
は、図11に示す如く、ケース21内に重ね合せ状態に
収納される。このとき、帯状部材12は、上方に配した
帯状部材12によって、ボトル軸線Oに沿って圧縮され
た容積減少状態になる。このため、成形されたボトル1
を搬送する場合には、帯状部材12を効率良く箱詰めす
ることができて、ケース21からの取り出しも容易であ
る。
【0046】ボトル1に内容物を充填する際には、ま
ず、ボトル1がセットされた帯状部材12をケース21
から取り出す。次に、図12の左側に示すように、ボト
ル1が帯状部材12に固定されている状態のまま、エア
ノズル5をホルダー6の軸穴6pからボトル1内に導入
する。この後、エアノズル5からボトル1内にエアを吹
き込んでボトル1内にエアを充填させ、同図右側に示す
ようなボトル1に復元する。なお、ボトル1の復元に関
しては、第1,2実施例と同様、エアノズル5から中身
を直接入れてもよい。
【0047】上述したところは、本発明の好適な実施例
を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲におい
て、種々の変更を加えることができる。本実施形態によ
れば、トレイまたは帯状部材は、ボトルを上向きにして
ケースに収納されているが、ボトルをトレイまたは帯状
部材に嵌合させているため、ボトルを下向きにして収納
することも可能である。
【0048】また、第1〜3実施例の超薄肉ボトル1を
構成するプラスチックは、単位容積あたりの使用材料量
が、0.004〜0.025(g/ml)であることが好
ましい。この場合、ボトル1は、可撓性が得られる範囲
内で最も高い強度を有するため、容器の容積増大および
減少に関する耐久性が向上する。
【0049】さらに、前記プラスチックは、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプ
ロピレンなどの熱可塑性樹脂でなることが好ましい。こ
の場合、プラスチック材料として用いられる材料は既存
のものであるから、製造コストを上昇させることなく、
上述したそれぞれの作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)は、本発明の第1実施例に係
る搬送システム全体を示した斜視図である。
【図2】 図1の一部断面図である。
【図3】 図1のボトルの復元を説明するための一部断
面図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係るトレイを示した断
面図である。
【図5】 図4のトレイにボトルをセットした状態を示
した断面図である。
【図6】 図4のトレイにセットされたボトルの復元を
説明するための一部断面図である。
【図7】 図4のトレイにセットされたボトルをボトル
径方向に圧縮した状態を示した一部断面図である。
【図8】 図4のトレイを重ね合せの状態で収納した場
合を示した断面図である。
【図9】 本発明の第3実施例に係る搬送システム全体
を示した斜視図である。
【図10】 ボトルが帯状部材を介してノズル治具で固
定された状態を側面から示す断面図である。
【図11】 ボトルがセットされた帯状部材がケースに
収納された状態を示す一部断面図である。
【図12】 圧縮されたボトルの復元を説明するための
側面図である。
【符号の説明】
1 ボトル 1a 注ぎ口 1b ボトル本体 3 導入孔 4 リブ 5 エアノズル 6 ホルダー 6p 軸穴(ノズル穴) 10 ボトル溝 11 トレイ 11f 窪み 12 帯状部材 12p 貫通穴 20,21 ケース 61 カラー(張り出し部)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の超薄肉プラスチック製液体容器
    をそれぞれ、所定の方向に圧縮した容積減少状態で搬送
    するための支持体を具え、該支持体に、前記液体容器の
    注ぎ口を嵌合させるための複数の嵌合部が設けられ、こ
    れらの嵌合部は液体容器との嵌合状態で前記液体容器そ
    れぞれが互いに干渉しない位置に配置され、かつ、前記
    嵌合部は、前記液体容器との嵌合状態で該液体容器を復
    元変形させるべく、該液体容器内に流体を注入可能とさ
    れていることを特徴とする、超薄肉プラスチック製液体
    容器の搬送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の搬送システムにおいて、
    前記支持体は、薄肉のトレイであることを特徴とする、
    搬送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の搬送システムにおいて、
    前記支持体は、薄肉の帯状部材であることを特徴とす
    る、搬送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項記載の搬
    送システムにおいて、前記嵌合部は、窪みであることを
    特徴とする、搬送システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の搬送システムにおいて、
    前記窪み部の内縁面に、前記支持体を重ね合せた際の嵌
    合を防止するリブを設けたことを特徴とする、搬送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれか一項記載の搬
    送システムにおいて、前記嵌合部は、前記支持体の厚み
    方向に貫通する穴を含むことを特徴とする、搬送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項記載の搬
    送システムにおいて、前記支持体における液体容器と反
    対側から前記容器本体の注ぎ口に導入され、該注ぎ口の
    内周部に着脱自在に嵌合するホルダーを配置してなるこ
    とを特徴とする、搬送システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の搬送システムにおいて、
    前記ホルダーの外周面に、前記嵌合部の周縁部に密接す
    る張り出し部を設けることを特徴とする、搬送システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の搬送システムに
    おいて、前記ホルダーは、前記容器本体内に流体を導入
    するためのノズルを案内するノズル治具であることを特
    徴とする、搬送システム。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれか一項記載の
    搬送システムにおいて、前記ホルダーおよび前記容器本
    体の注ぎ口は、前記ホルダーの外周面と前記容器本体の
    注ぎ口の内周面との一方に設けた凸条と他方に設けた溝
    部とによって嵌合されることを特徴とする、搬送システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一項記載
    の搬送システムにおいて、前記プラスチックは、前記容
    器本体の単位容積あたりの使用材料量が、0.004〜
    0.025(g/ml)であることを特徴とする、搬送シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか一項記載
    の搬送システムにおいて、前記プラスチックは、ポリエ
    チレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポ
    リプロピレンなどの熱可塑性樹脂でなることを特徴とす
    る、搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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