JP2001179576A - 成型品の外周用バリ取り装置 - Google Patents
成型品の外周用バリ取り装置Info
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Abstract
法精度が向上し、量産バリ取り加工に最適であると共に
ワークに歪が生じることなく加工でき、且つ刃物の交換
期間が著しく延びて加工コストを低減することが可能と
なり、更にマグネシウムダイカスト品の外周仕上げ加工
が高精度で安全に行えると共に機械で切削バリ取り加工
が可能となる成型品の外周用バリ取り装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 基台1の中央を前後移動するワーク取付
台2を設け、該ワーク取付台2の下部両側にはワークの
外周仕上げ寸法の基準になる形成カム3を固定し、該形
成カム3と当接させる接触ローラー4を下部先端に取付
けると共に左右移動する刃物台5が、ワーク取付台2の
両側に配置されて少なくとも構成する。
Description
晶画面のフレームやハウジング,自動車の計器カバー,
家電製品などの異形で曲面や曲線を有した成型品などが
機械加工で、その周囲を切削して仕上げる際に使用する
成型品の外周用バリ取り装置、特には異形で且つ薄肉な
成型品の外周部の成型バリやゲートなどを切削して仕上
げるための成型品の外周用バリ取り装置に関する。
などの外周仕上げを行う場合、成型バリやゲートなどを
始めにグラインダーやエンドミルなどの回転刃或いはニ
ッパーや弓鋸等の切削工具である程度除去し、それをヤ
スリやサンドペーパー等が用いられた手作業によって仕
上げられる加工が一般的なバリ取り加工であった。しか
しながら前記手作業によるバリ取り加工は非常に能率が
悪く、寸法精度も悪く、且つ不良品が多く出てしまうた
め、安定した生産が出来ないと共に収益性が良くなかっ
た。又、この時、粉塵が発生するため、作業環境が悪い
ものであった。
に形成された成型品などの外周仕上げを行う場合、加工
中に成型品が曲ったり反ったり或いは亀裂や割れを生じ
易いので、神経を集中させて作業を行わなければならな
かった。特にゲートを除去する際、一気に除去出来ず、
少しずつ除去しなければならないため、手間が掛り作業
性が悪かった。しかも除去する量が多過ぎると、エンド
ミルなどの回転刃を用いて削除する時には、ブレやビビ
リを生じて仕上げ面精度の劣化となり、またワークの素
材面の逃げや欠け等が生じ、且つ回転刃が食い込んで不
良品となり易かったので、寸法精度が不安定であり、製
品歩留まりが悪かった。
周を自動切削して仕上げる外周用バリ取り装置が工夫さ
れている。この装置としては倣い装置を備えたフライス
やNC工作機械などが用いられ、予めエンドミルなどを
取付けて所定位置にセットして置き、エンドミルなどが
倣いサンプルに沿って移動或いはプログラムに基づいて
エンドミルなどが移動しながらバリ取り加工が行われる
ものであった。
周用バリ取り装置にエンドミルなどの回転刃を取付けて
バリ取り加工を行うと、非鉄金属の薄肉な成型品或いは
合成樹脂やゴムなどの成型品は素材自体の強度が小さ
く、前記回転刃を素材面に当てると、回転刃が食い込ま
れてしまったり、焼き付きなどが発生し易かった。また
エンドミルなどの回転工具を使用する際、モーターの回
転による振動や騒音が発生していた。更に、薄肉な成型
品などを前記回転刃で切削すると、ワークの素材面の逃
げや欠け等が発生して不良品を出し易かった。しかもN
C工作機械を用いる場合には、設備装置費や維持管理費
が多く掛ると共に熟練したプログラマーを雇わなければ
ならず、且つ零細企業ではNC工作機械を購入すること
が困難であるのが現状である。
カスト品の外周バリ取り加工を行う場合、グラインダー
加工のような粉体状の切粉を析出させると、マグネシウ
ムの切粉が発火したり、或いはエンドミルなどの回転刃
で行っても切削量が少ないと、マグネシウムの切粉は発
火し易くなり、周囲の油などに火がついて出火を起こす
恐れがあり、切削条件が非常に難しく、且つ、その量産
バリ取り加工の安全確保が困難であった。このため、マ
グネシウムダイカスト品の外周バリ取り加工は機械加工
で行うものはなく、殆ど手作業で行われているのが現状
である。
法精度を向上させ、量産バリ取り加工に最適であると共
にワークに歪が生じることなく加工でき、且つ刃物の交
換期間が延びて加工コストを低減することが可能となる
成型品の外周用バリ取り装置を提供することを目的とす
る。
の外周仕上げ加工が高精度で安全に行えると共に機械加
工で切削バリ取り作業が可能となる成型品の外周用バリ
取り装置を提供する。
めに本発明は成されたものであり、つまり、基台の中央
を前後移動するワーク取付台を設け、該ワーク取付台の
下部両側にはワークの外周仕上げ寸法の基準になる形成
カムを固定し、その形成カムと当接させる接触ローラー
を下部先端に取付けると共に左右移動する刃物台が、前
記ワーク取付台の両側に配置されて少なくとも構成す
る。またワーク取付台に先端を連結すると共に本体側を
基台に取付けた繰出用シリンダーと、ワーク取付台をス
ムーズに摺動させるためのころがり軸受を用いたレール
部とから成る繰出手段を備えると良く、上方からワーク
を押える押え部材と、該押え部材を先端に取付けると共
にワーク取付台と一緒に前後移動するクランプとから成
るワーク押え手段を備えると良い。更に形成カムはワー
ク取付台と交換可能に取付けたり、刃物台の後端と連結
させてそれを左右移動させる押圧用シリンダーと、刃物
台がスムーズに摺動されるためのころがり軸受を用いた
ガイド部材とから成す水平移動手段が備えられたり、刃
物台にバイト或いは薄刃などの刃物を取付けると良い。
示す図であり、これに基づいて説明する。(1)は本装
置の基台であり、(2)は基台(1)の中央を前後移動
する金属製のワーク取付台である。尚、前記ワーク取付
台(2)の形状はワーク(W)の内側の形状に合せて形
成されている。(3)はワーク取付台(2)の下部両側
に固定した形成カムであり、該形成カム(3)はワーク
(W)の外周仕上げ寸法の基準になる形状であり、その
外周表面には焼き入れ処理が施されている。又、前記形
成カム(3)はワーク取付台(2)とボルトで固定され
且つ交換可能に取付けると良い。尚、前記形成カム
(3)はワーク取付台(2)と一体に形成しても良い。
(4)は形成カム(3)の外周と当接する回転自在な接
触ローラーである。(5)は接触ローラー(4)を下部
先端に取付けた刃物台であり、該刃物台(5)はワーク
取付台(2)の両側に配置されている。(6)は刃物台
(5)を左右移動させると共に一定な押圧力で付勢する
ための水平移動手段であり、該水平移動手段(6)に
は、刃物台(5)の後端と連結すると共に本体を基台
(1)側に取付けた押圧用シリンダー(61)と、刃物台
(5)をスムーズに摺動させるためのころがり軸受を用
いたガイド部材(62)とがある。前記押圧用シリンダー(6
1)としてエアーシリンダーを用いると良い。尚、前記ガ
イド部材(62)は上記のものに限定されるものではなく、
軌道と案内部とからなる構造のものでも良い。
せるための繰出手段であり、該繰出手段(7)には、ワ
ーク取付台(2)に先端を連結すると共に本体側を基台
(1)に取付けた繰出用シリンダー(71)と、ワーク取付
台(2)をスムーズに摺動させるためのころがり軸受を
用いたレール部(72)とがある。尚、前記繰出手段(7)
は上記の構造のものに限定されるものではない。(8)
は刃物台(5)に取付ける刃物であり、該刃物(8)と
しては一般にバイトを用いるが、特に軟質な合成樹脂や
ゴムをバリ取り加工する場合には薄刃を用いる。(9)
はワーク(W)を上方から押えるワーク押え手段であり、
該ワーク押え手段(9)にはワーク(W)の略上面全体を
押える押え部材(91)と、その押え部材(91)を先端に取付
けると共にワーク取付台(2)と一緒に前後移動するク
ランプ(92)とがある。(10)は押圧用シリンダー(61)や
繰出用シリンダー(71)としてエアーシリンダーが用いら
れる場合に備えるハイドロ装置であり、該ハイドロ装置
(10)としては市販されている油圧ハイドロを用い、こ
の役目は押圧用シリンダー(61)や繰出用シリンダー(71)
のインチング(脈動)を防止するものであり、空気圧を
油圧に変換して送りムラを押え、面粗度の安定化を計る
ものである。
る。予め左右の刃物台(5)に刃物(8)であるバイト
を取付けておく。先ず始めにワーク(W)をワーク取付
台(2)に載せると共に図1に示すクランプ(92)を作動
させ、押え部材(91)でワーク(W)の略上面全体を押え付
けて固定する[図3(a)参照]。次に繰出手段(7)
の繰出用シリンダー(71)を作動させて伸長動作が開始さ
れると、ワーク(W)を取付けたワーク取付台(2)が
前方へ押出される。そして該ワーク取付台(2)が刃物
台(5)に近付くと、左右の押圧用シリンダー(61)が伸
長動作を開始させて刃物台(5)が中心に向って移動す
ると共に接触ローラー(4)が形成カム(3)に当接さ
れる。その後、繰出用シリンダー(71)が更に伸長されて
ワーク取付台(2)を前方へ移動させると、その移動に
伴ってワーク取付台(2)に取付けたワーク(W)の外周
が切削されるのである。この時、バイト(8)はワーク
(W)の外周に約0.5mm食い込み、且つ接触ローラー
(4)は形成カム(3)の外周を一定な押圧力で当接し
且つ回転しながら図中の矢印の如く刃物台(5)は左右
移動するのである[図3(b)参照]。尚、前記形成カ
ム(3)の外周は、左右の押圧用シリンダー(61)が別々
に伸縮動作を繰返すことが出来るので、図4に示すワー
ク(W)の形状であっても外周の両側面が一気に加工出来
るのである。つまり、図4(a),(c)のような左右
対称な曲線、図4(d)のように左右平行な曲線、図4
(b)〜(e)の上下辺のように平行な直線、図4
(b),(e)のような左右の線形が異なるもの、図4
(f)のようにバイト(8)の刃幅に於ける上下方向に
落差のある曲線でも加工することが可能である。特に図
4(e)のように切欠が多くある形状のものを切削する
場合に於いては、エンドミルで加工すると欠損し易い
が、形成カム(3)の形状を欠損しないように逃げ部を
設けることが出来るので、前記形状のものであっても外
周を綺麗に且つ所定寸法に加工出来るものとなる。この
ようにしながら接触ローラー(4)は形成カム(3)の
端部まで達すると、押圧用シリンダー(61)が収縮動作を
開始して刃物台(5)は図中の矢印のように外側へ向っ
て移動し、バイト(8)がワーク(W)から離れる[図3
(c)参照]。
ー(71)が収縮動作を開始して引戻されて元の位置にワー
ク取付台(2)が戻される。そして前記クランプ(92)を
作動させて押え部材(91)が持上げられると、ワーク(W)
の固定は解除される[図3(d)参照]。その後、ワー
ク(W)をワーク取付台(2)から外し、次に加工する
ワーク(W)の取付けを待つ[図3(e)参照]。このよ
うにして次々にワーク(W)の外周を上記同様に切削して
行くのである。この時、ワーク(W)外周の残り半分は、
別に設定した本発明装置を用いて、上記要領で仕上げて
行けば良い。尚、前記刃物台(5)の先端に取付けた接
触ローラー(4)を介してバイト(8)は位置決めされ、
接触ローラー(4)が形状カム(3)に押圧付勢されて
いることにより、バイト(8)の先端がワーク(W)へ確
実に接触すると共にワーク(W)にバイト(8)が食い込
まれることを防止できるものとなる。又、ワーク(W)
が軟質な合成樹脂やゴムなどの成型品のバリ取り加工を
行う時は、バイトよりも薄幅の刃物(8)を取付けて加工
すると良い。
て、図4(a)〜(d)のような曲線や異形の曲線を有
した成型品を機械加工したところ、不良品の発生がなく
且つ高能率でバリ取り加工が出来た。又、薄肉な成型品
を本発明装置で加工したところ、回転刃を使用した際に
発生したワーク(W)の素材面の逃げや欠け等が殆どな
かった。しかもNC工作機械が不要であるので、設備装
置費や維持管理費が余り掛らず、且つ熟練した作業者も
不要であり、作業が簡単で零細企業でも容易に購入する
ことが可能なものとなった。しかも、図4(e)のよう
に切欠が多くある形状のものを切削しても、従来の如き
欠損箇所はなく、外周を綺麗に且つ正確な仕上げ寸法に
加工出来た。
の外周バリ取り加工を機械で行うことが困難であった
が、刃物(8)として回転しないバイトを使用すること
により、回転刃と異なり熱の発生が極めて少なく、マグ
ネシウムの切粉が発火し、周囲の油などに火がついて出
火を起こす恐れが殆どなくなり、マグネシウムダイカス
ト品の外周仕上げ加工が機械装置でも容易に行えるもの
となり、その量産バリ取り加工が可能となった。このた
め、0.05mmの寸法精度が確保出来ると共に加工時間が短
縮でき、加工費が減少出来るものとなった。尚、図4
(f)のような携帯電話で用いる蓋のマグネシウムダイ
カスト品をバリ取り加工する場合、エンドミルをNC工
作機械に取付けて加工すると、その成型品は平均100
個前後加工した時点で、エンドミルが折れたり破損或い
は切れが悪くなって、エンドミルの交換を行わなければ
ならなかった。一方、バイト(8)を使用した本発明装
置による加工方法では、前記成型品を10000個加工
しても異常がなく、その加工を続行することが出来るこ
とが確認できた。従って、刃物(8)の寿命が極めて長
くなることにより加工コストを低減することが可能とな
った。又、従来、15人掛って仕上げていたものを、本
発明装置でバリ取り加工したところ、2〜3人で同等の
仕事量が行え、且つ不良品も出なかった。
り、下記に記載する効果を有する。
移動するワーク取付台(2)を設け、該ワーク取付台
(2)の下部両側に形成カム(3)を固定し、その形成
カム(3)と当接させる接触ローラー(4)を下部先端
に取付けると共に左右移動する刃物台(5)が、ワーク
取付台(2)の両側に配置されて少なくとも構成するこ
とにより、従来の別位置に倣いサンプルを配置するもの
と異なり、形成カム(3)がワーク取付台(2)の両側
に固定されるため、コンパクトな構造となり、且つ刃物
台(5)に市販の刃物や成型バイトを取付けて使用すれ
ば、従来の回転工具が不要となると共にスピンドルも不
要となり、モーターの回転による振動や騒音の発生がな
くなると共に構造的にも強度が要らず、製造コストが安
価なものとなる。又、形成カム(3)を用いて倣い加工
が行われると共に両側面を同時に加工出来るので加工時
間が短縮され、且つ接触ローラー(4)がストッパーの
役目を果たすので刃物(8)の食い込みなどが押えら
れ、刃物(8)には常に一定な押圧力でワーク(W)に
押付けることが可能となる。このため、バリ取り加工が
機械加工で行え、且つ寸法精度が向上し、ワーク(W)
に歪が生じることなく加工できるので強度のない素材の
成型品でも寸法は安定し、切削面の面粗度も顕著に安定
すると共に熟練技術がなくても簡単にバリ取り加工が行
える量産に最適なものとなった。また刃物(8)の交換
期間が著しく延びて加工コストを低減出来るものとなっ
た。更に形成カム(3)の形状は自由に製作できるの
で、両側面が異なった形状のものでも加工が出来ると共
に一側面の加工が途中の一部だけの加工でも可能であ
り、直線形状を加工すると両側面の平行度が高いものと
なる。特にマグネシウムダイカスト品の外周バリ取り加
工は、従来の手作業で行われるものと異なり機械加工が
可能となったので、従来の寸法精度不良や反りなどの不
良品は殆どなくなり、加工時間が短縮され、加工費を減
少出来ると共にマグネシウムダイカスト品の外周仕上げ
加工が高精度で安全に行えるものとなった。
出手段(7)を備えると共にその繰出手段(7)が、ワ
ーク取付台(2)に先端を連結すると共に本体側を基台
(1)に取付けた繰出用シリンダー(71)と、ワーク取付
台(2)がスムーズに摺動するためのころがり軸受を用
いたレール部(72)とから成されることにより、従来の回
転工具が不要で且つスピンドルが不要となり、モーター
の回転による振動や騒音の発生がなくなると共に構造的
にも強度が要らず、製造コストが安価なものとなる。
と一緒に前後移動するワーク押え手段(9)を備えると
共にそのワーク押え手段(9)が、上方からワーク(W)
を押える押え部材(91)と、該押え部材(91)を先端に取付
けたクランプ(92)とから成すことにより、ワーク(W)が
前後移動する際、押え部材(91)も一緒に前後移動するの
で、ワーク(W)の押さえが確実となる。
ーク取付台(2)と交換可能に取付けることにより、消
耗し始めたら直ぐに交換が簡単に出来るので、外周仕上
げ加工が長期間に渡って行われても、初期の加工精度を
維持させることが可能となる。またワーク(W)の種類に
合せて形成カム(3)及び形状に応じてワーク取付台
(2)と押え部材(91)を交換することにより、1台の装
置で多種類のワーク(W)を加工することが出来る。
させると共に一定な押圧力で付勢するための水平移動手
段(6)を備え、該水平移動手段(6)が、刃物台
(5)の後端と連結する押圧用シリンダー(61)と、刃物
台(5)がスムーズに摺動されるためのころがり軸受を
用いたガイド部材(62)とから成されることにより、構造
が単純で且つ安定した押圧力を付勢し続けることが可能
となり、形成カム(3)に沿った倣い加工が確実に行え
るものとなる。又、図4に示す曲線や異形の曲線或いは
切欠が多くある形状のものを有したワーク(W)の機械加
工が可能となり、更に外周を綺麗に且つ正確な仕上げ寸
法に加工出来るものとなる。
としてバイトを取付けることにより刃物(8)の交換す
る期間が非常に長くなって交換回数を減少させ、不良品
の発生がなく且つ高能率でバリ取り加工が出来るため、
加工コストを低減することが可能となった。しかもマグ
ネシウムダイカスト品の外周バリ取り加工に対し、刃物
(8)として回転しないバイトを使用することにより、
回転刃と異なり熱の発生が極めて少なく、マグネシウム
の切粉が発火し、周囲の油などに火がついて出火を起こ
す恐れが殆どなくなり、マグネシウムダイカスト品の外
周仕上げ加工が機械加工でも容易に行えるものとなり、
その量産バリ取り加工が可能となると共に高精度の加工
が行えるものとなった。又、刃物台(5)に刃物(8)と
して薄刃を取付けることにより、柔軟な合成樹脂やゴム
などの成型品であっても、外周のバリ取り加工が機械化
されて能率良く且つ綺麗に仕上げることが出来るものと
なる。
1)と繰出用シリンダー(71)としてエアーシリンダーを用
いると、多くの工場で配備されているエアー設備に接続
すれば直ぐに使用出来るものとなる。更に押圧用シリン
ダー(61)と繰出用シリンダー(71)にハイドロ装置(10)
を取付けることにより、押圧用シリンダー(61)と繰出用
シリンダー(71) の駆動スピードを安定させてゆっくり
移動させ、インチングが防止でき、空気圧を油圧に変換
して送りムラが押えられるため、面粗度の安定化が計れ
るものとなった。
状の例を示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基台(1)の中央を前後移動するワーク
取付台(2)を設け、該ワーク取付台(2)の下部両側
には、ワーク(W)の外周仕上げ寸法の基準になる形成
カム(3)を固定し、その形成カム(3)と当接させる
接触ローラー(4)を下部先端に取付けると共に左右移
動する刃物台(5)が、前記ワーク取付台(2)の両側
に配置されて少なくとも構成したことを特徴とする成型
品の外周用バリ取り装置。 - 【請求項2】 前記ワーク取付台(2)に繰出手段
(7)を備えると共にその繰出手段(7)が、前記ワー
ク取付台(2)に先端を連結すると共に本体側を前記基
台(1)に取付けた繰出用シリンダー(71)と、前記ワー
ク取付台(2)をスムーズに摺動させるためのころがり
軸受を用いたレール部(72)とから成された請求項1記載
の成型品の外周用バリ取り装置。 - 【請求項3】 前記ワーク取付台(2)と一緒に前後移
動するワーク押え手段(9)を備えると共にそのワーク
押え手段(9)が、上方からワーク(W)を押える押え部
材(91)と、該押え部材(91)を先端に取付けると共に前記
ワーク取付台(2)と一緒に前後移動するクランプ(92)
とから成る請求項1記載の成型品の外周用バリ取り装
置。 - 【請求項4】 前記形成カム(3)が前記ワーク取付台
(2)と交換可能に取付けられた請求項1記載の成型品
の外周用バリ取り装置。 - 【請求項5】 前記刃物台(5)を左右移動させると共
に一定な押圧力で付勢するための水平移動手段(6)を
備え、該水平移動手段(6)が、前記刃物台(5)の後
端と連結させると共にそれを左右移動させる押圧用シリ
ンダー(61)と、前記刃物台(5)をスムーズに摺動させ
るためのころがり軸受を用いたガイド部材(62)とから成
される請求項1記載の成型品の外周用バリ取り装置。 - 【請求項6】 前記刃物台(5)に、刃物(8)としてバ
イト或いは薄刃を取付けた請求項1記載の成型品の外周
用バリ取り装置。 - 【請求項7】 前記押圧用シリンダー(61)と繰出用シリ
ンダー(71)がエアーシリンダーであり、且つそれにハイ
ドロ装置(10)を接続した請求項2又は5記載の成型品
の外周用バリ取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36389399A JP3547674B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 成型品の外周用バリ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36389399A JP3547674B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 成型品の外周用バリ取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001179576A true JP2001179576A (ja) | 2001-07-03 |
JP3547674B2 JP3547674B2 (ja) | 2004-07-28 |
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ID=18480455
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36389399A Expired - Fee Related JP3547674B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 成型品の外周用バリ取り装置 |
Country Status (1)
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